JP4495527B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は,先端部から突出される処置具類の突出方向を変えるための処置具起立台を有する内視鏡に関する。
一般に,医療用の内視鏡は,患者の体腔内に挿入される細長い挿入部と,操作部とによって構成されている。挿入部の先端部には撮像手段や照明手段が設けられており,さらに,先端部から鉗子等の処置具を突出させ,体腔内において様々な処置を行うことができる構成になっている。このような処置具は,挿入部内に挿通され,先端部側面に設けられた開口から突出されるようになっている。また,先端部において,処置具は開口内部に設けられた処置具起立台によって支持されており,処置具起立台の起立角度を調節することにより,処置具の突出方向を変化させることができる。処置具起立台の角度は,挿入部内に挿通されたワイヤを進退操作することで調節することができる。
従来,このような内視鏡として,例えば,先端部の基端側からワイヤを延設し,ワイヤの先端を処置具起立台の側面に取り付けた構成が知られている(例えば,特許文献1参照)。また,処置具起立台の側方に,処置具起立台と一体的に回転するレバーを備え,このレバーにワイヤの先端を取り付けた構成が提案されている(例えば,特許文献2参照)。また,ワイヤをレバー側にガイドするガイド孔を設け,さらにガイド孔の内側の端部にワイヤの逃げ溝を設け,ワイヤがガイド孔の端部と接触しないようにして,ワイヤの操作性を向上させるようにした構成が提案されている(例えば,特許文献3参照)。
特開平10−118014号公報 特開平8−56900号公報 特開2000−175864号公報
しかしながら,従来の内視鏡にあっては,ワイヤがガイド孔の開口端部に接触して,ワイヤの操作性が悪くなる問題や,ワイヤが損傷する問題があった。また,ガイド孔の内側の端部にワイヤの逃げ溝を設けた場合も,逃げ溝の周縁部にワイヤが接触する問題があった。そのような問題を解決するべく,ガイド孔や逃げ溝の周縁部に丸みを付ける加工を施すことが考えられるが,この場合,加工が難しく,高価な部品になってしまう問題があった。
本発明の目的は,難しい加工を行うことなく,低コストでワイヤの操作性を向上させることができる内視鏡を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明によれば,処置具の方向を変えるための処置具起立台を先端部に備えた内視鏡であって,前記処置具起立台を操作するためのワイヤを備え,前記ワイヤを進退させることにより,前記処置具起立台の起立角度を調節する構成とし,前記先端部に,前記ワイヤを挿通させるガイド孔が設けられ,前記ガイド孔に,前記ワイヤを挿通させるチューブの先端部が接続され,前記チューブの先端部の内面にコイルバネが設けられ,前記ガイド孔の内径は,前記コイルバネの内径より大きく形成されたことを特徴とする,内視鏡が提供される。
この発明にあっては,前記処置具起立台と一体的に回転するレバーを備え,前記レバーにワイヤの先端が接続された構成としても良い。さらに,前記ガイド孔は,開口端部から内部に向かうに従い径が大きくなるように形成されていることとしても良い。また,前記ワイヤは,前記コイルバネの内面に接触することとしても良い。
本発明によれば,ガイド孔の内径がコイルバネの内径よりも大きくなっているため,ワイヤをガイド孔内で進退させるとき,ワイヤがガイド孔に接触することを防止でき,ワイヤを円滑に進退させることができる。また,チューブの内面に設けたコイルバネにワイヤが接触しても,コイルバネの内面は曲面状であるため,ワイヤの動きが妨げられることは無く,ワイヤを円滑に動かすことができる。従って,ガイド孔の周縁部に丸みを付けるといった難しい加工を行うことなく,低コストでワイヤの操作性を向上させることができる。また,ワイヤが損傷することを防止できる。
以下,本発明の実施の形態を,図面を参照しながら説明する。図1に示すように,本発明にかかる内視鏡1は,体腔内に挿入される細長い挿入部2と,挿入部2の基端に接続された操作部3と,操作部3から引出され光源および電源に接続されたコード部4とによって構成されている。
挿入部2は,体腔内を観察するための光学系を備えた先端部2aと,湾曲方向を操作することができる湾曲部2bと,操作部3に連結された軟性部2cによって構成されている。先端部2aは湾曲部2bの先端に取り付けられており,湾曲部2bの基端は軟性部2cの先端に連結されている。
図2に示すように,先端部2aは,先端部本体7を備えており,先端部本体7には,絶縁や気密状態確保などの目的でキャップ8が装着されている。
キャップ8には,開口14が形成されており,先端部本体7の一側面が露出されている。この開口14によって露出された先端部本体7の一側面には,観察対象物を照明する照明光を照射する照明窓10と,観察対象物からの反射光を取入れる観察窓11とが,先端部本体7の長手方向に沿って並べて設けられている。先端部本体7の側面において,照明窓10及び観察窓11の隣には,鉗子等の各種処置具12を先端部2aの側方に向けて突出させるための開口13が形成されている。なお,以下では説明の便宜のため,先端部本体7において照明窓10,観察窓11,及び開口13が形成された側を上側として説明する。
先端部本体7には,図示はしないが,照明窓10に接続された光伝送路と,観察窓11に接続され,撮像素子等を備えた観察光学系とが内蔵されている。光伝送路には,前述した挿入部2の湾曲部2b及び軟性部2c内に挿通された,照明光を供給するためのライトガイドが接続されており,観察光学系には,湾曲部2b及び軟性部2c内に挿通された信号ケーブルが接続されている。
開口13の内側には,処置具の方向を変えるための処置具起立台15が備えられている。処置具12は,前述した挿入部2の湾曲部2b及び軟性部2c内に挿通された処置具チャンネル(図示せず)内を通じて,処置具起立台15の外側に導出され,開口13から突出されている。
図3は,先端部本体7において開口13及び処置具起立台15が配置された部分を示した断面図である。図3に示すように,先端部本体7には,処置具起立台15が配置された溝部31が形成されており,溝部31の上端部が開口13になっている。処置具起立台15は,この溝部31の内部において,先端部本体7の先端側と基端側との間で揺動するようになっている。また,処置具起立台15及び溝部31の側方には,処置具起立台15と一体的に回転するレバー32が配置されている。レバー32は,先端部本体7において,溝部31の側方に設けられた駆動室33の内部に配置されている。溝部31と駆動室33との間には,壁部35が形成されている。
処置具起立台15とレバー32は,軸36を介して連結されている。軸36は,壁部35の下部を貫通するように,また,先端部2aの長手方向(図3において手前側から後側に向かう方向)に対して略垂直に設けられている。軸36の一端には,処置具起立台15の下端部が固定されており,軸36の他端には,レバー32の下端部が固定されている。これにより,レバー32を軸36の上方において軸36を中心として回転させると,レバー32の回転に伴って,処置具起立台15が軸36の上方において軸36を中心として一体的に回転し,処置具起立台15の起立角度が変化する構成となっている。
図4は,レバー32の上端部を示した斜視図である。図4に示すように,レバー32の上端部には,処置具起立台15を操作するためのワイヤ40の先端が取り付けられたピン41と,ピン41が通された孔42が設けられ,さらに,ワイヤ40を移動させるための溝43が形成されている。ピン41と孔42は,レバー32の長手方向に対して略垂直に設けられており,ピン41は孔42内で回転可能になっている。溝43は,レバー32の回転方向に沿って設けられ,レバー32の上端部外周面から孔42の内面まで開口している。ワイヤ40の先端は,溝43を通ってピン41に取り付けられている。即ち,ワイヤ40の先端はレバー32に対して回転可能に取り付けられている。図5に示すように,ワイヤ40を進退させると,ワイヤ40が溝43に沿って移動しながらピン41を移動させ,ピン41の移動に伴い,レバー32がピン41に対して相対的に回転しながら移動するようになっている。
図5は,図3に示したA−A線による先端部本体7の断面図である。図5に示すように,先端部本体7には,ワイヤ40を挿通させるガイド孔50が形成されている。ガイド孔50の開口端部(図5ではガイド孔50の左端部)には,前述した挿入部2の湾曲部2b及び軟性部2c内に挿通されたチューブ(ワイヤガイド)51の先端部が接続されている。一方,ガイド孔50の他端部(ガイド孔50の開口端部とは反対側の端部)は,駆動部33に開口している。ワイヤ40は,チューブ51内に挿通され,ガイド穴50を通じて,駆動室33の基端側に導出され,ワイヤ40の先端がレバー32の上端部に連結されている。
チューブ51には,チューブ51の内面に沿って,コイルバネ53が備えられている。このコイルバネ53は,断面が略円形状の線材を螺旋状に形成したものである。また,コイルバネ53は,外側をチューブ51の内面に密着させるように備えられており,チューブ51の先端部まで設けられている。ワイヤ40は,コイルバネ53の内側に挿通されており,チューブ51の内面には接触しないようになっている。このようにチューブ51の内面にコイルバネ53が設けられていることにより,チューブ51が補強され,ワイヤ40の進退によってレバー32を確実に操作することができ,また,チューブ51の耐久性が向上する。また,挿入部2が湾曲する際,コイルバネ53が挿入部2の変形に従って柔軟に湾曲し,チューブ51を円滑に変形させることができる。さらに,コイルバネ53の内側にワイヤ40が挿通される空間が確保されるようにしながら湾曲するので,挿入部2が湾曲するときも,ワイヤ40をコイルバネ53の内側で円滑に進退させることができる。
ガイド孔50の開口端部の内径は,コイルバネ53の内径より大きく形成されている。また,ガイド孔50は,開口端部から内部に向かうに従い,径が大きくなるように形成されている。
ワイヤ40をガイド孔50から内部に向かって押し出すように前進させると,レバー32が軸36を中心として先端側に向かって回転し,ワイヤ40を引っ張って後退させると,レバー32が軸36を中心として基端側に向かって回転する。図5に示した例では,レバー32は,軸36より先端側に上端部が移動した状態の位置PL1(図5において実線)と,軸36より基端側に上端部が移動した状態の位置PL2(図5において一点鎖線)との間で回転させられるようになっている。また,このようにワイヤ40を進退させることにより,レバー32の回転に伴って,処置具起立台15の先端部2aに対する起立角度が調節される。レバー32が位置PL1に移動したとき,レバー32の移動に伴って,処置具起立台15は先端側に最も倒れた状態になる位置PB1(図5において実線)に移動し,レバー32が位置PL2に移動したときは,処置具起立台15は最も起立した状態になる位置PB2(図5において一点鎖線)に移動するようになっている。なお,レバー32を位置PL1と位置PL2との間の位置PL3(図5において二点鎖線)において起立させ,先端部2aの長手方向に対して直角にした状態のとき,処置具起立台15は位置PB1と位置PB2との間の位置PB3(図5において二点鎖線)に移動する。
ところで,チューブ51やガイド孔50に対するレバー32の上端部の高さは,レバー32の位置によって上下に変化する。従って,ワイヤ40は,チューブ51の先端部付近からレバー32の上端部までの間において,レバー32の上端部の位置に応じて,ガイド孔50の半径方向,即ち,図5において上下方向に移動し,先端部2aの長手方向に対する角度を変化させながら,レバー32を押したり引いたりする。このようにワイヤ40の先端側が上下に動くときも,ワイヤ40は,先端部本体7の内面,例えば,ガイド孔50の内面や駆動室33の内面には接触しないようになっている。即ち,前述したように,ガイド孔50は,開口端部から内部に向かうに従い径が大きくなるように形成されており,ワイヤ40がガイド孔50内で十分に余裕を持って上下移動できるようになっている。また,ガイド孔50の開口端部がコイルバネ53の内径より大きく形成されていることにより,ワイヤ40がガイド孔50の開口端部の周縁部に接触しないようになっている。このように,チューブ51の先端部とレバー32との間では,ワイヤ40に接触するものは無く,例えばガイド孔50の開口端部の周縁部や他端部の周縁部にワイヤ40が引っ掛かるといったおそれがない。従って,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。また,ワイヤ40を進退させるとき,ワイヤ40はチューブ51の内部でコイルバネ53に接触するが,コイルバネ53の内面は曲面状になっているので,ワイヤ40の動きが妨げられることはなく,また,ワイヤ40を損傷させるおそれもない。
例えば,図5に示した例では,レバー32を位置PL2に移動させ,処置具起立台15の起立角度を最大にしたとき,レバー32の上端部はチューブ51の先端部開口より低い位置に移動する。このとき,ワイヤ40はコイルバネ53の先端部の下端に接触した部分で下方に向かって曲がり,ワイヤ40の角度が最も下向きに大きく傾斜した状態になっている。即ち,ワイヤ40は,コイルバネ53の先端部の下端に接触した部分を支点として,レバー32を位置PL2に支持し,さらに,レバー32を介して処置具起立台15を位置PB2に支持する状態になっている。一方,レバー32を位置PL1と位置PL2との間の位置PL3において起立させ,先端部2aの長手方向に対して直角にした状態のとき,レバー32の上端部は最も高い位置に移動し,また,チューブ51の先端部開口より高い位置に移動する。このとき,ワイヤ40はコイルバネ53の先端部の上端に接触した部分で上方に向かって曲がり,ワイヤ40の角度が最も上向きに大きく傾斜した状態になっている。即ち,ワイヤ40は,コイルバネ53の先端部の上端に接蝕した部分を支点として,レバー32を位置PL3に支持し,さらに,レバー32を介して処置具起立台15を位置PB3に支持する状態になっている。そして,このようにコイルバネ53の上端又は下端において曲げられるようにしながらワイヤ40を進退させるときも,コイルバネ53の内面が曲面になっているので,ワイヤ40の動きが妨げられることがなく,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。
次に,本実施の形態にかかる内視鏡1において,処置具12の突出方向を変える操作について説明する。先ず,処置具12の向きを先端部2aの先端側に倒すときは,図5に示すように,ワイヤ40をチューブ51から前進させ,レバー32を押して回転させ,レバー32を位置PL1に移動させる。このレバー32の回転に伴って処置具起立台15が回転し,位置PB1に移動すると,処置具12が先端部2aの先端側に倒れる。
また,処置具12の向きを先端部2aに対して起立させるときは,ワイヤ40をチューブ51側に向かって後退させ,レバー32を引っ張って回転させ,レバー32を位置PL2に移動させる。このレバー32の回転に伴って処置具起立台15が回転し,位置PB2に移動すると,処置具12が処置具起立台15に押され,先端部2aに対して起立する。
レバー32を位置PL1付近で移動させるときは,ワイヤ40はコイルバネ53の先端部の下端に接触する。また,レバー32を位置PL2付近で移動させるときは,ワイヤ40はコイルバネ53の先端部の下端に接触して曲げられ,ワイヤ40の角度が下向きに傾斜する。さらに,レバー32を位置PL3付近で移動させるときは,レバー32の上端部がチューブ51の開口より上方に位置し,ワイヤ40はコイルバネ53の先端部の上端に接触して曲げられ,ワイヤ40の角度が上向きに傾斜する。このように,ワイヤ40がコイルバネ53の先端部に接触し,また,コイルバネ53の先端部によって曲げられた状態でワイヤ40を進退させても,コイルバネ53の先端部の上端及び下端が凸状の曲面になっていることにより,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。また,ガイド孔50の内径がコイルバネ53の内径より大きく形成されているので,ワイヤ40が上下に傾斜しても,ガイド孔50の内面に接触することはなく,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。
かかる内視鏡1によれば,ガイド孔50の内径がコイルバネ53の内径より大きく形成されているので,ワイヤ40をガイド孔50内で進退させるとき,ワイヤ40が上下に動いても,ワイヤ40がガイド孔50の内面に接触せず,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。ワイヤ40がコイルバネ53に接触しても,コイルバネ53の表面が曲面になっているので,ワイヤ40の動きが妨げられることはなく,ワイヤ40を円滑に進退させることができる。このように,ワイヤ40を円滑に進退させることができるため,処置具起立台15の起立角度を円滑に変化させ,処置具12の向きを円滑に調節することができ,操作性が良好である。また,ガイド孔50の周縁部など,先端部本体7の内面に丸みを付けるといった難しい加工を行う必要が無く,低コストでワイヤ40の操作性を向上させることができる。さらに,ワイヤ40がガイド孔50に接触せず,また,コイルバネ53の内面が曲面になっていることにより,ワイヤ40が損傷せず,ワイヤ40の寿命が短くなることを防止できる。
以上,本発明の実施の形態の一例を説明したが,本発明はかかるものに限定されない。例えば,本実施の形態では,ワイヤ40をレバー32を介して処置具起立台15に接続したが,ワイヤ40と処置具起立台15を連結する構成は,かかるものに限定されない。例えば,レバーを設けず,ワイヤ40を処置具起立台15に接続して,ワイヤ40の進退によって処置具起立台15を直接回転させる構成にしても良い。この場合,ガイド孔50は,処置具起立台15が配置された溝部31に開口させればよい。
コイルバネ53の形状は,略円形状の断面を有するものに限定されず,ワイヤ40と接する側の表面が曲面となっていれば良く,例えば,略楕円形状の断面を有するものなどであってもよい。また,コイルバネ53は,少なくともチューブ51の先端部に設けられていれば良く,チューブ51全体に沿って設けられていなくても良い。
本実施の形態では,レバー32を位置PL2に移動させ,処置具起立台15を位置PB1に移動させたとき,ワイヤ40がコイルバネ53の先端部における下端において曲がり,ワイヤ40の角度が最も下向きに大きく傾斜し,レバー32を位置PL3において起立させたとき,ワイヤ40がコイルバネ53の先端部における上端において曲がり,ワイヤ40の角度が最も上向きに大きく傾斜することとしたが,レバー32,処置具起立台15,及びワイヤ40の位置関係は,かかるものに限定されない。
本実施の形態にかかる内視鏡の構成を説明した説明図である。 挿入部の先端部を示した斜視図である。 先端部本体の部分断面図である。 レバーの上端部の斜視図である。 図3におけるA−A線による断面図である。
符号の説明
1 内視鏡
2 挿入部
2a 先端部
7 先端部本体
12 処置具
15 処置具起立台
32 レバー
40 ワイヤ
50 ガイド孔
51 チューブ
53 コイルバネ

Claims (2)

  1. 処置具の方向を変えるための処置具起立台を先端部に備えた内視鏡であって,
    前記処置具起立台を操作するためのワイヤを備え,前記ワイヤを進退させることにより,前記処置具起立台の起立角度を調節する構成とし,
    前記先端部に,前記ワイヤを挿通させるガイド孔が設けられ,
    前記ガイド孔の開口端部に,前記ワイヤを挿通させるチューブの端部が接続され,
    前記チューブの内面に一端部が曲面状に形成されたコイルバネが設けられ,
    前記コイルバネの一端部は前記ガイド孔の開口端部に隣接しており,
    前記ガイド孔は,前記ワイヤが進退するとき前記ワイヤが前記ガイド孔の内面に接触しないように前記開口端部から前記先端部の内部に向かうに従い径が大きくなるように形成され,
    前記ガイド孔の内径は,前記コイルバネの内径より大きく形成され
    前記ワイヤが進退するとき前記ワイヤが前記コイルバネの一端部に接触することを特徴とする,内視鏡。
  2. 前記処置具起立台と一体的に回転するレバーを備え,前記レバーにワイヤの先端が接続されたことを特徴とする,請求項1に記載の内視鏡。
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