JP2836513B2 - 糸巻ボールの糸巻方法及び糸巻装置 - Google Patents

糸巻ボールの糸巻方法及び糸巻装置

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    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯球に糸ゴムを巻回し
た糸巻コアにカバーを被覆した糸巻ゴルフボール等の糸
巻ボールを製造する際に、上記芯球に糸ゴムを巻回して
上記糸巻コアを得るための糸巻方法及び糸巻装置に関
し、更に詳述すると、芯球に糸ゴムを巻回する際に、糸
ゴムの巻始め端を芯球に固定する作業を容易かつ確実に
行うことができ、糸ゴムの巻回作業を完全自動化するこ
とが可能な糸巻ボールの糸巻方法、及び、該糸巻方法に
より糸ゴムの巻回作業を自動的に行う糸巻ボールの糸巻
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、糸巻ゴルフボールは、液体又
はペースト状のリキッド材をゴム製のバッグ(センター
バッグ)内に充填した芯球(リキッドセンター)や固形
ゴムからなる芯球(ソリッドセンター)の周囲に糸ゴム
を巻き付けて糸巻コアを得、この糸巻コアをカバーで被
覆することにより製造されている。
【0003】この場合、芯球(センター)に糸ゴムを巻
き付ける方法としては、芯球を回転可能な複数の糸巻ロ
ーラ間に保持し、該芯球の表面に糸ゴムを供給しながら
上記糸巻ローラの少なくとも一つを駆動回転させて該芯
球を回転させることにより、該芯球に糸ゴムを巻回する
方法が一般に採用されているが、この方法により芯球に
糸ゴムを巻回する際、巻回開始時に糸ゴムの巻始め端を
芯球に固定する必要があり、この固定方法としては、従
来以下の方法が知られている。
【0004】(1)芯球に糸ゴムを2〜3周巻き付け、
この時に巻回した糸ゴムと芯球表面との間に巻始め端を
挟み込むことにより、糸ゴムの巻始め端部を芯球に縛り
付ける方法。 (2)巻始め端を芯球表面に配置し、この上に接着剤を
滴下して巻始め端を芯球表面に接着固定する方法(特公
昭61−49985号公報)。 (3)リキッドセンターに糸ゴムを巻回する際には、リ
キッドセンターを凍結させて、これに糸ゴムを巻回する
方法が採られるが、このときに凍結リキッドセンターの
表面に巻始め端を配置し、これに水分を付与して冷却固
化させることにより巻始め端を凍結リキッドセンターに
固定する方法(特開昭51−126470号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の糸ゴム巻始め端の固定方法には、次のような問題点が
ある。即ち、上記(1)の糸ゴムを芯球に縛り付ける方
法は、自動化が極めて困難であることから手作業で行っ
ているのが現状であり、また手作業による縛り付け作業
も煩雑でかなりの手間を要し、糸巻ゴルフボールの製造
効率を低下させる一因となる。
【0006】また、上記(2)の接着剤による方法は、
接着剤を滴下した後その乾燥硬化に時間を要する、
接着剤のべたつきにより異物が付着し易い、接着剤に
より糸巻装置が汚れ易く、装置のメンテナンスが煩雑に
なる、リキッドセンターの場合には、これを凍結させ
て糸ゴムの巻回を行うので、接着剤が良好に作用せず適
用不可である、接着部が残るためゴルフボールの性能
に影響を与える、などの問題を生じる。
【0007】更に、上記(3)の水分の冷却固化による
方法は、水分の固化に時間を要する、装置に錆びや
結露等を生じる、水分が糸巻装置に悪影響を及ぼす、
リキッドセンターにしか適用できない、などの問題点
がある。
【0008】このように、従来の糸巻方法は、糸ゴムの
巻始め端を芯球に固定する際に種々の問題が生じ、製造
効率及び製品の品質信頼性などの点で十分満足し得るも
のではない。このため、糸巻工程におけるこれらの問題
点を解消し、高品質の糸巻ゴルフボールを効率よく確実
に得ることができる糸巻方法の開発が望まれる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、容易かつ確実に糸ゴムの巻始め端を芯球に固定して
糸ゴムを芯球に巻回することができ、種々の問題を生じ
ることなく糸巻工程の完全自動化を達成することができ
る糸巻ボールの糸巻方法、及び、該糸巻方法により糸ゴ
ムの巻回作業を自動的に行う糸巻ボールの糸巻装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、芯球に糸ゴムを巻回した糸巻コアにカバー
を被覆した糸巻ボールを製造する際に、芯球に糸ゴムを
巻回して上記糸巻コアを得るための糸巻方法であって、
複数の握持爪で上記芯球をつかみ、該芯球を複数の回転
可能な糸巻ローラ間に各糸巻ローラと所定間隔離間した
状態で保持し、該芯球の表面に糸ゴムの巻始め端を押さ
え爪で押さえることにより固定した後、この状態で上記
握持爪及び押さえ爪ごと該芯球を1回転以上回転させる
ことにより、上記握持爪及び押さえ爪の上から糸ゴムを
1巻き以上巻き付け、次いでこの芯球の表面に糸ゴムの
上から上記握持爪及び押さえ爪を避けて上記各糸巻ロー
ラを圧接することにより、各糸巻ローラで該芯球を保持
すると共に該芯球に巻きつけられた糸ゴムを押さえて、
上記握持爪と押さえ爪とを芯球と糸ゴムとの間から引き
抜いた後、上記糸巻ローラの少なくとも1つを駆動回転
させて芯球を回転させることにより、上記芯球に糸ゴム
を巻回することを特徴とする糸巻ボールの糸巻方法を提
供する。
【0011】また、本発明は、上記本発明の糸巻方法に
より糸ゴムの巻回作業を自動的に行う糸巻装置として、
芯球に糸ゴムを巻回した糸巻コアにカバーを被覆した糸
巻ボールを製造する際に、上記芯球に糸ゴムを巻回して
上記糸巻コアを得るための糸巻装置であって、互いに接
近及び離間する方向に移動可能でかつ回転可能に支持さ
れた複数の糸巻ローラからなり、各糸巻ローラ間に芯球
を保持し、糸巻ローラの少なくとも1つを駆動回転させ
て上記芯球を回転させることにより、供給された糸ゴム
を該芯球に巻回する糸巻手段と、上記糸巻ローラに対向
して配設された前後動及び回転可能なアームの先端に芯
球を握持する複数の握持爪と該握持爪間に保持された芯
球表面に糸ゴムの巻始め端を固定する押さえ爪とを設け
た芯球ハンドと、糸ゴムの巻始め端をつかみ、該巻始め
端を上記握持爪間に保持された芯球表面に導く糸ゴムハ
ンドとを具備してなることを特徴とする糸巻ゴルフボー
ルの糸巻装置を提供する。
【0012】
【作用】上記本発明の糸巻方法では、まず複数の挟持爪
でつかんだ芯球を複数の糸巻ローラ間に配置し、この芯
球表面に糸ゴムの巻始め端を押さえ爪で押さえることに
より固定した後、握持爪及び押さえ爪ごと該芯球を1回
転以上回転させることにより、上記握持爪及び押さえ爪
の上から糸ゴムを1巻き以上巻き付ける。これにより、
糸ゴムが上記握持爪及び押さえ爪を挟んだ状態で芯球に
巻き付けられる。
【0013】次に、この芯球の表面に糸ゴムの上から上
記握持爪及び押さえ爪を避けて上記各糸巻ローラを圧接
することにより、各糸巻ローラで該芯球を保持すると共
に該芯球に巻きつけられた糸ゴムを押さえて、上記握持
爪と押さえ爪とを芯球と糸ゴムとの間から引き抜く。こ
の場合、握持爪と押さえ爪とを芯球と糸ゴムとの間から
引き抜いても、芯球の表面に巻回された糸ゴムは上記各
糸巻ローラと芯球表面との間に挟まれ、上記握持爪及び
押さえ爪と共に芯球表面から抜けてしまうことなく芯球
に巻回されたまま保持される。これにより、糸ゴムが1
〜数周巻回された状態の芯球が糸巻ローラ間に保持され
た状態となる。
【0014】このとき、糸ゴムの巻始め端は、芯球と該
芯球に巻き付けられた糸ゴムとの間に挟まれた状態にな
っていることが好ましく、糸ゴムの巻始め端を上記押さ
え爪で芯球上に押え付けて固定する際に該巻始め端を斜
めに押え付けておくことにより、容易にかかる形態に巻
始め端を固定することができるが、本発明の糸巻方法で
は、上述のように、芯球の表面に巻回された糸ゴムが各
糸巻ローラと芯球表面との間に挟まれた状態となるの
で、巻始め端が芯球と該芯球に巻き付けられた糸ゴムと
の間に挟まれた状態になっていなくても、糸ゴムが芯球
からはずれてしまうようなことがなく、良好に糸ゴムを
巻き始めることができる。
【0015】そして、このように糸ゴムが1〜数周巻回
された状態の芯球を糸巻ローラ間に保持した状態で、糸
ゴムを連続的に供給しながら上記糸巻ローラの少なくと
も1つを駆動回転させて芯球を回転させることにより、
芯球に糸ゴムを均一に巻回し、糸巻コアを作製するもの
である。
【0016】このように、本発明の糸巻方法によれば、
接着剤や水分を用いることなく巻始め端を芯球に固定す
ることができるので、短時間で巻始め端を固定すること
ができ、また糸巻装置に悪影響を及ぼすこともなく、か
つ芯球がソリッドセンターであってもリキッドセンター
であっても良好に適用し得る。しかも、糸ゴムの巻始め
端を握持爪に支持された芯球の表面に導き、押え爪で該
芯球の表面に固定し、握持爪及び押え爪ごと該芯球を回
転させるだけの極めて簡単な操作により、巻始め端の固
定を行うことができ、煩雑な作業を要することなく短時
間で容易に巻始め端を芯球に固定して巻回作業を行うこ
とができる。更にこの場合、自動制御により糸ゴムの巻
始め端をつかんで芯球の表面に導く糸ゴムハンドと、上
記握持爪及び押え爪を備えていると共にこれら爪部材の
動作を自動制御できる芯球ハンドとを用いることによ
り、上記巻始め端の固定作業を容易に自動化することが
できる。
【0017】また、上記本発明の糸巻装置は、上記糸ゴ
ムハンド及び芯給ハンドを備え、本発明の糸巻方法によ
り自動的に糸ゴムの巻始め端の固定作業及び巻回作業を
行うもので、上記芯球ハンドに設けられた握持爪で上記
芯球をつかみ、該芯球を上記糸巻ローラ間に各糸巻ロー
ラと所定間隔離間した状態で保持し、この芯球の表面に
上記糸ゴムハンドが糸ゴムの巻始め端を導き、上記芯球
ハンドに備えられた押さえ爪がこの巻始め端を芯球の表
面に押さえ付けることにより固定し、この状態で芯球ハ
ンドが一回転以上回転して上記握持爪及び押さえ爪の上
から芯球に糸ゴムを1巻き以上巻き付け、次いで上記各
糸巻ローラが互いに近接する方向に移動して、糸ゴムの
上から芯球の表面に圧接することにより、これら糸巻ロ
ーラが糸ゴムを芯球表面に押え付けると共に該芯球を保
持し、上記芯球ハンドが後退して握持爪と押さえ爪とが
芯球と糸ゴムとの間から引き抜き抜かれ、上記糸巻ロー
ラの少なくとも1つが駆動回転して芯球を回転させるこ
とにより、上記芯球に糸ゴムを自動的に巻回するもであ
る。
【0018】このように、本発明の糸巻装置によれば、
上記本発明の糸巻方法に従って自動的に糸ゴムの巻始め
端の固定作業及び巻回作業を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1,2は、本発明の一実施例にかかる糸巻
ボールの糸巻装置を構成する糸巻手段1(図1
(A))、芯球ハンド2(図1(B))及び糸ゴムハン
ド3(図1(C))を示すもので、これら糸巻手段1、
芯球ハンド2及び糸ゴムハンド3を具備してなる本実施
例の糸巻装置は、本発明の糸巻方法により糸巻ゴルフボ
ールの糸巻コアを製造するものである。
【0020】上記糸巻手段1は、図1(A)に示したよ
うに、駆動機構及び制御機構が収容された本体11の一
面に2つの円柱状糸巻ローラ12,12と軸方向中央部
が小径に形成された鼓状の糸巻ローラ12aとを三角形
に配置して回転可能に軸支したものであり、これら糸巻
ローラ12,12,12aは、いずれも本体11内の駆
動機構及び制御機構により駆動,制御されて互いに接近
及び離間する方向に自動的に移動するようになっている
と共に、上記円柱状の糸巻ローラ12,12は本体11
内の駆動機構及び制御機構により自動的に回転するよう
になっている。
【0021】また、上記芯球ハンド2は、図1(B)に
示したように、駆動モータ22により駆動されて回転す
る丸棒状のアーム21の先端に3つの握持爪23,2
3,23を開閉可能に設けると共に、図1(B)では省
略されているが図2に示したように、スイング可能な押
え爪24が設けられた押えユニット25を該アーム21
の先端部に取り付けたものであり、上記握持爪23,2
3,23は自動制御によりそれぞれの先端側が互いに接
近又は離間して開閉するようになっていると共に(図2
は閉じた状態)、上記押え爪24は自動制御により握持
爪23,23,23に接近,離間する方向にスイングす
るようになっている(図2の一点鎖線24’参照)。
【0022】この芯球ハンド2は、図1(B)に示され
ている駆動シリンダ26により駆動されてガイドレール
27に沿って進退すると共に、スイング機構28により
スイングするようになっている。
【0023】また、特に図示していないが、この芯球ハ
ンド2は、上記糸巻手段1の糸巻ローラ12,12,1
2aと対向して配設され、アーム21が前進することに
より上記握持爪23,23,23及び押え爪24が糸巻
ローラ12,12,12aの間(三角形の中央部)に挿
入されると共に、アーム21が後退することにより上記
握持爪23,23,23及び押え爪24が糸巻ローラ1
2,12,12aの間から退去するようになっている。
そして、このアーム21の進退動作と上記スイング動作
とにより、適宜な芯球供給機構から供給された芯球を上
記握持爪23,23,23でつかみ、上記糸巻ローラ1
2,12,12aの間に挿入し得るようになっている。
【0024】更に、上記糸ゴムハンド3は、図1(C)
に示したように、自動制御により開閉する嘴状のもの
で、ガイドレール31に沿ってx方向に移動すると共
に、上下動シリンダ32に駆動されてy方向に上下動
し、かつ進退シリンダ33に駆動されてz方向に進退す
るようになっている。
【0025】この糸ゴムハンド3は、特に図示していな
いが、上記糸巻手段1の本体11前面と対向して配設さ
れ、上記x,y,z方向に移動することにより、適宜な
糸ゴム供給部から糸ゴムの巻始め端をつかんで、該巻始
め端を上記糸巻ローラ12,12,12a間に導くよう
になっている。
【0026】次に、この糸巻装置の動作について説明す
る。この糸巻装置により芯球に糸ゴムを巻回して、糸巻
ゴルフボールの糸巻コアを得る場合、まず芯球供給手段
(図示せず)から供給された芯球4を上記芯球ハンド2
の挟持爪23,23,23でつかみ、図3に示したよう
に、該芯球4を上記糸巻手段1の糸巻ローラ12,1
2,12a間に各糸巻ローラ12,12,12aと所定
間隔離間した状態に配置する。
【0027】次に、糸ゴム供給手段(図示せず)から供
給された糸ゴム5の巻始め端を上記糸ゴムハンド3でつ
かみ、該糸ゴムハンド3を糸巻ローラ12aの上を通し
てから、図3(B)に示した矢印,,の順に動か
し、該糸ゴム5の巻始め端を上記押え爪24の内側を通
してから糸巻ローラ12,12,12a間に保持された
上記芯球4の表面に導く。
【0028】この状態で、図4(A),(B)に示した
ように、上記押え爪24を糸ゴム5の上から芯球4の表
面に圧接し、該押え爪24で糸ゴム5の端部を芯球4の
表面に押し付けて固定し、図4(C)に示したように、
芯球ハンド2を回転させて上記握持爪23,23,23
及び押さえ爪24ごと芯球4を1回転以上(図では2回
転)回転させることにより、上記握持爪23,23,2
3及び押さえ爪24の上から糸ゴム5を1巻き以上(図
では2巻き)巻き付ける。これにより、糸ゴム5が上記
握持爪23,23,23及び押さえ爪24を挟んだ状態
で芯球4に巻き付けられた状態となる。なお、上記押え
爪24で糸ゴム5の端部を芯球4の表面に固定した後、
上記糸ゴムハンド3は糸ゴム5の巻始め端を開放して糸
巻セクションから退去する。
【0029】次いで、上記糸巻ローラ12,12,12
aを互いに接近する方向に移動させて、図5(A)に示
したように、これら糸巻ローラ12,12,12aを芯
球4の表面に糸ゴム5の上から上記握持爪23,23,
23及び押さえ爪24を避けて圧接することにより、各
糸巻ローラ12,12,12aで芯球4を保持すると共
に該芯球4に巻きつけられた糸ゴム5を押さえ、この状
態で、図5(B)に示したように、上記芯球ハンド2を
後退させて上記握持爪24,24,24と押さえ爪25
とを糸巻ローラ12,12,12aの間から退去させ、
握持爪24,24,24と押さえ爪25とを芯球4と糸
ゴム5との間から引き抜く。この場合、握持爪23,2
3,23と押さえ爪24とを芯球4と糸ゴム5との間か
ら引き抜いても、芯球4の表面に巻回された糸ゴム5は
上記各糸巻ローラ12,12,12aと芯球4表面との
間に挟まれ、上記握持爪23,23,23及び押さえ爪
24と共に芯球4表面から抜けてしまうことなく芯球5
に巻回されたまま保持される。これにより、糸ゴム5が
1〜数周(図では2周)巻回された芯球4が糸巻ローラ
12,12,12a間に保持された状態となる。
【0030】本例の糸巻方法では、上述のように、芯球
4の表面に巻回された糸ゴム5が各糸巻ローラ12,1
2,12aと芯球4表面との間に挟まれた状態となるの
で、糸ゴム5の巻始め端は、図6(A)に示したよう
に、芯球と該芯球に巻き付けられた糸ゴム5との間に挟
まれた状態になっていても、又は図6(B)に示したよ
うに、巻始め端が芯球4と該芯球4に巻き付けられた糸
ゴム5との間に挟まれた状態になっていなくても、いず
れでもよい。即ち、本発明の糸巻方法によれば、後者の
状態(図6(B))であっても、糸ゴム5が芯球4から
はずれてしまうようなことがなく、良好に糸ゴム5を巻
き始めることができる。
【0031】そして、このように糸ゴム5が1〜数周
(図では2周)巻回された状態の芯球4を糸巻ローラ1
2,12,12a間に保持した状態で、糸ゴム5を連続
的に供給しながら2つの円柱状糸巻ローラ12,12を
駆動回転させて芯球4を回転させることにより、該芯球
4に糸ゴム5を均一に巻回し、糸巻コアを作製する。な
お、この場合糸ゴム5の巻回方式はランダム巻き法やグ
レートサークル巻き法等の従来から公知の方式とするこ
とができ、公知の方法により各糸巻ローラ12,12,
12aを駆動制御して糸ゴム5の巻き付け作業を行うこ
とができる。
【0032】このように、本例の糸巻装置及び糸巻方法
によれば、接着剤や水分を用いることなく糸ゴム5の巻
始め端を芯球4に固定することができるので、巻始め端
を短時間で芯球4に固定することができ、また接着剤や
水分が糸巻装置に悪影響を及ぼすこともなく、かつ芯球
4がソリッドセンターであってもリキッドセンターであ
っても良好に適用し得る。その上、糸ゴム5の巻始め端
を握持爪23,23,23に支持された芯球4の表面に
導き、押え爪24で該芯球4の表面に固定し、握持爪2
3,23,23及び押え爪24ごと該芯球4を回転させ
るだけの極めて簡単な操作により、巻始め端の固定を行
うことができ、煩雑な作業を要することなく短時間で容
易に糸ゴム5の巻始め端を芯球4に固定して巻回作業を
行うことができる。しかも本例の糸巻装置によれば、自
動制御により糸ゴム5の巻始め端をつかんで芯球4の表
面に導く糸ゴムハンド3と、上記握持爪23,23,2
3及び押え爪24を備えていると共にこれら爪部材2
3,23,23,24の動作を自動制御できる芯球ハン
ド2とを備えているので、上記巻始め端の固定作業を完
全に自動化することができるものである。
【0033】なお、本発明の糸巻方法及び糸巻装置は、
上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実
施例では、糸ゴム5の巻始め端を芯球4の表面に導く作
業を糸ゴムハンド3を用いて自動制御により行うと共
に、糸ゴム5の巻始め端を押え爪24で芯球表面に固定
する作業及び芯球4を握持爪23,押え爪24ごと回転
させて糸ゴムを数回巻き付ける作業を自動制御の芯球ハ
ンド2を用いて自動的に行うようにしたが、これらの作
業を手作業で行うようにしてもよく、この場合でも従来
法に比べて極めて容易な作業により接着剤や水分を用い
ることなく糸ゴム5の巻始め端を芯球4に固定すること
ができる。また、上記糸巻ローラ12,12,12a、
握持爪23,23,23、押え爪24、糸ゴムハンド3
等の個数、形状、制御方式等は適宜変更することがで
き、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない
かぎり種々変更して差し支えない。更に、本発明の糸巻
方法及び糸巻装置は、糸巻ゴルフボールの糸巻コアを製
造する場合に好適に使用されるが、糸巻ゴルフボール以
外でも芯球に糸ゴムを巻回してなる糸巻コアを有する糸
巻ボールであればいずれの用途にも良好に適用すること
ができ、例えば野球のボールの糸巻コアを得る場合など
にも好適に使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の糸巻ボー
ルの糸巻方法によれば、糸ゴムの巻始め端を芯球に固定
する作業を接着剤や水分を用いることなく確実に行うこ
とができ、しかもかかる固定作業を際手簡単な作業によ
り容易かつ確実に行うことができるので、糸ゴムの巻回
作業を従来からの種々の問題を生じることなく完全自動
化することが可能である。
【0035】また、本発明の糸巻ボールの糸巻装置によ
れば、上記本発明の糸巻方法に従って自動的に糸ゴムの
巻始め端の固定作業及び巻回作業を行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる糸巻装置を構成する
各部を示す概略斜視図であり、(A)は糸巻手段、
(B)は芯球ハンド、(C)は糸ゴムハンドである。
【図2】同糸巻装置を構成する芯球ハンドの先端部を示
す部分拡大側面図である。
【図3】同糸巻装置を用いて本発明の糸巻方法により芯
球に糸ゴムを巻回する際の第1工程を示す説明図であ
り、(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。
【図4】同糸巻方法の第2工程を示す説明図であり、
(A)は概略側面図、(B)は概略正面図、(C)は動
作を説明する概略正面図である。
【図5】同糸巻方法の第3工程を示す説明図であり、
(A)は概略正面図、(B)は動作を説明する概略側面
図である。
【図6】本発明の糸巻方法により芯球に固定された糸ゴ
ム端部の固定態様を示すもので、(A),(B)それぞ
れ異なる固定態様を示す概略部分平面図である。
【符号の説明】
1 糸巻手段 2 芯球ハンド 3 糸ゴムハンド 4 芯球 5 糸ゴム 12,12a 糸巻ローラ 21 芯球ハンドのアーム 23 握持爪 24 押え爪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯球に糸ゴムを巻回した糸巻コアにカバ
    ーを被覆した糸巻ボールを製造する際に、芯球に糸ゴム
    を巻回して上記糸巻コアを得るための糸巻方法であっ
    て、複数の握持爪で上記芯球をつかみ、該芯球を複数の
    回転可能な糸巻ローラ間に各糸巻ローラと所定間隔離間
    した状態で保持し、該芯球の表面に糸ゴムの巻始め端を
    押さえ爪で押さえることにより固定した後、この状態で
    上記握持爪及び押さえ爪ごと該芯球を1回転以上回転さ
    せることにより、上記握持爪及び押さえ爪の上から糸ゴ
    ムを1巻き以上巻き付け、次いでこの芯球の表面に糸ゴ
    ムの上から上記握持爪及び押さえ爪を避けて上記各糸巻
    ローラを圧接することにより、各糸巻ローラで該芯球を
    保持すると共に該芯球に巻きつけられた糸ゴムを押さえ
    て、上記握持爪と押さえ爪とを芯球と糸ゴムとの間から
    引き抜いた後、上記糸巻ローラの少なくとも1つを駆動
    回転させて芯球を回転させることにより、上記芯球に糸
    ゴムを巻回することを特徴とする糸巻ボールの糸巻方
    法。
  2. 【請求項2】 芯球に糸ゴムを巻回した糸巻コアにカバ
    ーを被覆した糸巻ボールを製造する際に、上記芯球に糸
    ゴムを巻回して上記糸巻コアを得るための糸巻装置であ
    って、互いに接近及び離間する方向に移動可能でかつ回
    転可能に支持された複数の糸巻ローラからなり、各糸巻
    ローラ間に芯球を保持し、糸巻ローラの少なくとも1つ
    を駆動回転させて上記芯球を回転させることにより、供
    給された糸ゴムを該芯球に巻回する糸巻手段と、上記糸
    巻ローラに対向して配設された前後動及び回転可能なア
    ームの先端に芯球を握持する複数の握持爪と該握持爪間
    に保持された芯球表面に糸ゴムの巻始め端を固定する押
    さえ爪とを設けた芯球ハンドと、糸ゴムの巻始め端をつ
    かみ、該巻始め端を上記握持爪間に保持された芯球表面
    に導く糸ゴムハンドとを具備してなることを特徴とする
    糸巻ボールの糸巻装置。
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