JP2836216B2 - 鋳造用砂型の後処理装置 - Google Patents

鋳造用砂型の後処理装置

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JP2836216B2
JP2836216B2 JP2203820A JP20382090A JP2836216B2 JP 2836216 B2 JP2836216 B2 JP 2836216B2 JP 2203820 A JP2203820 A JP 2203820A JP 20382090 A JP20382090 A JP 20382090A JP 2836216 B2 JP2836216 B2 JP 2836216B2
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良司 牧野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鋳造用砂型を粉砕して型砂と鋳造製品と
を分離させる後処理装置に関し、特には、その分離の際
の鋳造製品の変形や傷つきを有効に防止し得る後処理装
置に関するものである。
(従来の技術) 鋳造用砂型を粉砕して型砂と鋳造製品とを分離させる
従来の後処理装置としては例えば、シェークアウトマシ
ンがある。
シェークアウトマシンは通常、格子状の受け部材とそ
の下方のホッパとを有する移送台であるトラフを具え、
そのトラフを斜め上下方向に振動させることにて、パン
チアウト装置により鋳枠から抜き出されてそのトラフ上
に落下した、鋳造製品を内蔵する砂型を粉砕するととも
に、鋳造製品に付着している塊状の型砂を崩壊させ、型
砂と鋳造製品とを分離させて、型砂を受け部材を通して
ホッパにより下方のコンベヤ上に落とす一方、鋳造製品
をトラフ上で送って別のコンベヤに引き渡すという機能
をなす。
(発明が解決しようとする課題) ところで、鋳造製品としては例えば、自動車のステア
リングナックルやリヤアクスルハウジング等の部品があ
るが、これらの部品の中には近年、細長い腕を持つ、形
状が複雑で肉薄ゆえ剛性の比較的低いものが増加してき
ている。
しかしながら、前記シエークアウトマシンは、トラフ
を振動させる振動数を変更する機能を持たず、従ってそ
の加振力が一定である。
これがため、前記シエークアウトマシンにあっては、
上記の如き剛性の比較的低い鋳造製品を型砂と分離させ
ようとすると、その製品に与える加振力が過大になっ
て、鋳造製品の変形や傷つきを生じさせるおそれがあっ
た。
この発明は、かかる課題を有利に解決した後処理装置
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の鋳造用砂型の後処理装置は、パンチアウト
装置に鋳枠が搬入される際にその鋳枠を識別して、その
鋳枠を示す信号を出力する鋳枠信号出力手段と、 前記識別された鋳枠内の砂型に内蔵された鋳造製品を
前記鋳枠信号出力手段からの信号および複数の鋳枠とそ
れらの鋳枠内の砂型が鋳造する鋳造製品との対応関係を
示すデータに基づいて識別して、その鋳造製品の形状に
関する信号を出力する形状信号出力手段と、 前記識別された鋳枠から前記パンチアウト装置によっ
て抜き出された、前記鋳造製品を内蔵する前記砂型に加
振力を与え、その砂型を粉砕して型砂とその鋳造製品と
を分離させるジェークアウトマシンと、 前記シェークアウトマシンの加振力の大きさを前記形
状信号出力手段からの信号に基づいて変更する加振力変
更手段と、 を具えてなることを特徴とするものである。
(作 用) かかる装置にあっては、パンチアウト装置に鋳枠が搬
入される際に、鋳枠信号出力手段がその鋳枠を識別し
て、その鋳枠を示す信号を出力し、形状信号出力手段
が、その識別された鋳枠内の砂型に内蔵された鋳造製品
を、鋳枠信号出力手段からの信号および複数の鋳枠とそ
れらの鋳枠内の砂型が鋳造する鋳造製品との対応関係を
示すデータに基づいて識別して、その鋳造製品の形状に
関する信号を出力する。そしてその識別された鋳枠内
の、鋳造製品を内蔵する砂型が、その鋳枠からパンチア
ウト装置により抜き出されてシェークアウトマシンに供
給されると、形状信号出力手段からの信号に基づき加振
力変更手段が、鋳造製品の形状に応じて加振力の大きさ
を変更し、その加振力の大きさでシェークアウトマシン
が砂型に加振力を与え、その砂型を粉砕して型砂とその
鋳造製品とを分離させる。
従って、この発明の装置によれば、加振当初から製品
形状に応じて適切な加振力を与え得て、剛性が比較的高
い鋳造製品と型砂と分離させる場合の作業効率の低下を
防止しつつ、剛性が比較的低い鋳造製品を型砂と分離さ
せる場合の鋳造製品の変形や傷つき等の品質不良の発生
を有効に防止することができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図は、この発明の鋳造用砂型の後処理装置の一実
施例を示す構成図であり、図中1はシェークアウトマシ
ンを示す。
このシェークアウトマシン1自体は、従来と同様のも
のであって、格子状の受け部材2aとその下方のホッパ2b
とを有する移送台であるトラフ2を具えており、このト
ラフ2は、その下面の四隅付近を支持台3上のバネ4に
より支持されて浮動状態とされている。
またこのシェークアウトマシン1は、軸線が水平に対
し若干傾斜する姿勢でそのホッパ2bの両側面にそれぞれ
固定された二台の加振モータ5を具えており、この加振
モータ5は、ACモータ5aの軸線方向の両端側に突出した
出力軸にそれぞれ偏心重り5bを固定されてその偏心重り
5bを回転させることにより、トラフ2をその加振モータ
5の軸線と直交する斜め方向へ図中矢印Aで示すように
振動させることができる。
ここで、上記加振モータ5は、加振力変更手段として
の通常のインバータ6から交流電力を供給されており、
このインバータ6は、形状信号出力手段としての通常の
シーケンサ7からの指令信号に応じて、加振モータ5に
供給する交流電力の周波数を変更することができる。
一方、図中8は鋳型搬送装置、9はパンチアウトマシ
ンの押し抜きヘッド、10は型砂搬送用ベルトコンベヤ、
11は製品搬送用ベルトコンベヤをそれぞれ示し、その鋳
型搬送装置8の支柱8aには、近接スイッチ12が設けられ
ている。
かかる後処理装置にあっては、図示しない造型機によ
り鋳枠13内に形成された後注湯され冷却された、鋳造製
品14を内蔵する鋳造用砂型15が、その鋳枠13とともに鋳
型搬送装置8によって上記パンチアウトマシンの下方に
搬送されてきて、そのパンチアウトマシンが図示しない
油圧シリンダにより押し抜きヘッド9を図中矢印Bで示
す如く下降させ、砂型15を鋳枠13から押し抜きして、シ
ェークアウトマシン1のトラフ2上に落下させると、パ
ンチアウトマシンと連動してシェークアウトマシン1の
加振モータ5が交流電力を供給されることによりトラフ
2が振動して、トラフ2上の砂型15に加振力を与えるこ
とによりそれを粉砕するとともに、そこに内蔵されてい
た鋳造製品14に付着している塊状の型砂16を崩壊させ、
このことにて型砂16と鋳造製品14とを分離させて、型砂
16を受け部材2aを通してホッパ2bにより図中矢印Cで示
す如く下方のコンベヤ9上に落とす一方、鋳造製品14を
トラフ2上で図中矢印で示す如く送って側方のコンベヤ
11に引き渡す。
その後は、各コンベヤ10,11が、型砂16と鋳造製品14
とをそれぞれ、図中矢印で示す如く搬出し、型砂16は再
利用される一方鋳造製品14は仕上げ加工される。
しかしてここでは、鋳枠13が鋳型搬送装置8によって
上記パンチアウトマシンの下方に搬送されて来る際に、
上記近傍スイッチ12が、鋳枠13毎に定められた識別番号
に対応する配列で鋳枠13の側部にあらかじめ固定された
ピン17を検出し、そのピン17の配列に対応した信号をシ
ーケンサ7に出力する。
そしてシーケンサ7は、上記造型機のスクイズ動作等
を製品の種類に応じて制御する造型機制御装置18からの
出力信号に基づく、鋳枠13の識別番号とその鋳枠13内の
砂型15が製造する鋳造製品14の種類との対応関係を示す
データと、上記近接スイッチ12の出力信号に基づく、上
記パンチアウトマシンの下方に搬送されてきた鋳枠13の
識別番号とから、その搬送されてきた鋳枠13内の砂型15
に内蔵されていた鋳造製品14の種類を認識して、その鋳
造製品14の形状に応じた振動数をインバータ6に指令
し、インバータ6はその指令に基づく周波数の交流電力
を加振モータ5に供給して、トラフ2の振動数ひいては
鋳造製品14に与える加振力をその製品形状に適したもの
とする。
すなわち具体的には、上記鋳造製品14が、第3図
(a),(b)にそれぞれ示す、細長い腕を持つ二種類
のステアリングナックルである場合に、それを型砂16と
分離させる時は、その剛性が比較的低いことを考慮し
て、トラフ2の振動数を730回/分として加振力を小さ
くし、この一方上記鋳造製品14が、第4図(a),
(b)にそれぞれ示す、単純な形状で厚肉の二種類のリ
ヤアクスルハウジングである場合に、それを型砂16と分
離させる時は、その剛性が比較的高いことを考慮して、
トラフ2の振動数を880回/分として加振力を大きくす
る。
従って、この実施例の装置によれば、製品形状に応じ
て適切な加振力を与え得て、剛性が比較的高い鋳造製品
14を型砂16と分離させる場合の作業効率の低下を防止し
つつ、剛性が比較的低い鋳造製品14を型砂16と分離させ
る場合の鋳造製品の変形や傷つき等の品質不良の発生を
有効に防止することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の
例に限定されるものでなく、例えば、上記シーケンサ7
および近接スイッチ12を設ける代わりに、作業者の操作
に基づき製品形状に応じた信号をインバータ6に出力す
るスイッチを具える操作盤を設けても良く、また上記イ
ンバータ6を設ける代わりに、上記ACモータ5aと重り5b
との間に減速比可変の減速機を設けても良い。
さらに、トラフ2の振動数ではなく振幅を変更し、あ
るいは振動数と振幅の両方を同時に変更して、砂型16に
与える加振力を変更することとしても良い。
(発明の効果) かくしてこの発明の後処理装置によれば、製品形状に
応じて適切な加振力を与え得て、剛性が比較的高い鋳造
製品を型砂と分離させる場合の作業効率の低下を防止し
つつ、剛性が比較的低い鋳造製品を型砂と分離させる場
合の鋳造製品の変形や傷つき等の品質不良の発生を有効
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の鋳造用砂型の後処理装置の一実施例
を示す構成図、 第2図は上記実施例におけるシェークアウトマシンを示
す平面図、 第3図(a)および(b)は比較的剛性の低い鋳造製品
の具体例をそれぞれ示す正面図、 第4図(a)および(b)は比較的剛性の高い鋳造製品
の具体例をそれぞれ示す正面図である。 1……シェークアウトマシン 6……インバータ、7……シーケンサ 9……押し抜きヘッド、12……近接スイッチ 13……鋳枠、14……鋳造製品 15……砂型、16……型砂 18……造型機制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 宏明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−221663(JP,A) 特開 昭55−97863(JP,A) 特公 昭59−21252(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチアウト装置(9)に鋳枠が搬入され
    る際にその鋳枠(13)を識別して、その鋳枠を示す信号
    を出力する鋳枠信号出力手段(12)と、 前記識別された鋳枠(13)内の砂型(15)に内蔵された
    鋳造製品(14)を前記鋳枠信号出力手段(12)からの信
    号および複数の鋳枠とそれらの鋳枠内の砂型が鋳造する
    鋳造製品との対応関係を示すデータに基づいて識別し
    て、その鋳造製品(14)の形状に関する信号を出力する
    形状信号出力手段(7)と、 前記識別された鋳枠(13)から前記パンチアウト装置
    (9)によって抜き出された、前記鋳造製品(14)を内
    蔵する前記砂型(15)に加振力を与え、その砂型を粉砕
    して型砂(16)とその鋳造製品とを分離させるジェーク
    アウトマシン(1)と、 前記シェークアウトマシン(1)の加振力の大きさを前
    記形状信号出力手段(7)からの信号に基づいて変更す
    る加振力変更手段(6)と、 を具えてなる、鋳造用砂型の後処理装置。
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JPS58221663A (ja) * 1982-06-15 1983-12-23 Sintokogio Ltd 鋳造品の砂落し装置
JPS5921252A (ja) * 1982-07-22 1984-02-03 Toyota Motor Corp 電動機冷却システム

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