JP2835830B2 - 安全枠用支柱 - Google Patents

安全枠用支柱

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JP2835830B2 JP8114168A JP11416896A JP2835830B2 JP 2835830 B2 JP2835830 B2 JP 2835830B2 JP 8114168 A JP8114168 A JP 8114168A JP 11416896 A JP11416896 A JP 11416896A JP 2835830 B2 JP2835830 B2 JP 2835830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木工事に於い
て、工事現場の周囲に立て掛けてその範囲を明確にし、
工事担当者並びに一般人に工事現場を認識せしめ、特に
通行人などを危険箇所から防護するための安全枠に使用
する支柱の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上述のごとき土木工事現場に
於ける安全枠は、図12に形状並びに使用状態の一般的
な一例を示すように、鉄のパイプ等を使用して柵として
の形状を与えた枠形の本体枠部11の脚部に基礎となる
鉄板を溶接し、地表に設置するときには鉄板の上に重錘
となるコンクリート塊や水タンクを載置した構造、或い
は前記した本体枠部11の脚部に、コンクリート製、若
しくは合成樹脂製のタンクに水を満たして重量を付加し
た構造の基礎部材12を固定して自立、設置せしめる構
造とした単位枠10を、必要とする範囲に並べて配置
し、工事場としての範囲を明示している。この場合、上
述の水タンクを利用した形態の基礎部材12は、現場へ
の輸送時には水を排出して軽量な状態で輸送し、現場で
タンクに水を満たして重量を付加し、安全枠として設置
したときの安定性を保有させるという輸送に対する利便
性を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の安全枠
は、本体枠部11が、既に立設用の基礎部材を固定する
だけで一応柵として使用し得るような形状を与えられて
いるので重量が大きくて嵩張った構造を成しており、そ
のため工事現場までの輸送経費が掛かるという欠点があ
った。
【0004】また、持ち運びに不便であるから安全枠設
置に手数や労力を必要とするので作業経費が嵩み、更
に、保管のための場所を占有するので維持経費が高く付
くと共に、本体枠部11の製造価格が高く償却費増とな
ることと相俟って、全体として工事費が上昇する一因と
なるという解決すべき課題を有していた。
【0005】そこで、本発明は、工事場の安全枠設置に
於いて、必要な資材を分解可能とし、工事現場では支柱
を中心として一般に現場で使用されている棒材や重錘を
結合して安全枠を組み立てる事によって、上記従来の安
全枠が有していた償却費(製造価格)、作業経費、輸送
経費、維持費等、工事費の上昇に関与する諸課題を解決
し得る安全枠用支柱を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明にいう安全枠用支柱を、実施例の外観及び構造を
示す図1〜図11の記載図面及び記号を使って説明する
と、工事場などで使用する安全枠用の支柱であって、合
成樹脂で一体成型された棒状の本体部1の一端は円柱形
の連結用の係合部2を形成し、他端部は同種の支柱の前
記係合部2が挿入される連結穴3が形成されると共に、
前記本体部1の少なくとも一つの側面に安全枠用の横棒
7を嵌合して保持するボス4が、一つの側面に対し縦一
列に複数箇所に設けられている安全枠用支柱である。
【0007】
【発明の実施の形態】上記した本願発明は下記のように
して実施される。即ち支柱の本体部1は棒状であって合
成樹脂で一体成型され、本体部1の一端は円筒形の連結
用の係合部2が形成され、又、他端部には支柱を長く連
結する場合に備えて、同構造の支柱の前記係合部2が挿
入される連結穴3が形成されている。当該本体部1の少
なくとも一つの方向に面した側面に安全枠用の横棒7を
嵌合して保持するボス4が縦一列に複数箇所に設けられ
ている。
【0008】安全枠を設置する現場に於いて、コンクリ
ート製、若しくは合成樹脂製の容器形のタンクに水を満
たして重量を付加した構造の基礎部材12の、中心に穿
設されている棒材立設用の穴13に前記本体部1の係合
部2を挿入して自立可能としたものを2本、ボス4が相
互に向かい合うようにして所定の間隔を隔てて立て、前
記向かい合った両支柱のボス4の凹部に棒材7の両端部
を挿入して保持せしめ、安全枠の単位構造体とする。上
記した基礎部材12や棒材7は、例えば工事用の標識等
の設置用として工事現場で通常一般に使用されている重
錘や棒材を利用する事ができ、又、必要に応じて基礎部
材となる重錘や棒材を支柱と共に輸送すれば良い。安全
枠が不要となれば分解して持ち帰り保管する。
【0009】上記の安全枠の単位構造体は、前記本体部
1の連結穴3にもう一つの単位構造体の本体部1の係合
部2を挿入することにより、所望の高さとなるまで積み
重ねて安全枠を構築する。又、実施例の中に本体部1の
側面2箇所、即ち両側面の夫々にボス4が縦一列に複数
箇所づつ設けられたものが含まれ、この様な支柱の両側
面のボス4に夫々棒材7を結合したものを多数連続して
設置することにより、長い距離に亘って安全枠を構築す
る事ができる。更に本体部1の直交する二側面以上の側
面に夫々ボス4が縦一列に複数箇所づつ設けられた実施
例を使用してコーナー部を有する安全枠、分岐部を有す
る安全枠が構築される。上記各種の安全枠は複数の単位
構造体相互の連結部では支柱が1本だけで良いので、安
定化用の基礎部材も1個で済むことと相俟って、広範囲
の安全枠を構築する場合、従来の安全枠と比較して構築
費は著しく低くなる。
【0010】支柱の本体部1の上面端部に開口する連結
穴3は工事の表示標識や危険防止の標識灯のポールを挿
入して設置するのに利用される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例の使用状態の前記単位
構造体を中心とする安全枠の説明図、図2は第1実施例
の斜視図、図3は図2に於ける上面図、図4は図2に於
ける正面図、図5は図2に於ける側面図、図6は図2に
於ける底面図である。又、図7は第2実施例の斜視図、
図8は図7に於ける上面図、図9は図7に於ける正面
図、図10は図7に於ける側面図、図11は図7に於け
る底面図である。
【0012】第1実施例を示す図2〜図6に於いて、1
は安全枠用支柱の本体部である。当該本体部1はPVC
等の合成樹脂を一体成型して製造される。中心に補強用
の隔壁6が縦通する断面がほぼエ字状の四角柱をなし、
一端、即ち下方端部に円筒形をした連結用の係合部2が
形成され、上方端部には増結用の支柱(図2、図7では
一点鎖線で仮想部材として表示されている)の係合部2
が挿入される連結穴3が形成されて開口する。前記円筒
形の係合部2の内側には基部断面の直径に沿って4方向
に補強リブ5が形成されているが、この補強リブ5の側
面形状は係合部2の基部では幅広く、先端部に向かって
狭くなるような長三角形状となっており、基部は強度が
大で先端部が僅かに可撓性を有する構造となっている。
【0013】本体部1の一つの側面に安全枠用の横棒7
(図2、図7では一点鎖線で仮想部材として表示されて
いる)を嵌合して保持するボス4が縦一列に3箇所に設
けられている。ボス4は横棒7の端部が嵌合し得るよう
に円筒形を成し、その基底部は前記本体部1の連結穴3
の側壁外面3aまたは隔壁6と一体となり、側面は補強
リブ5,5,…によって本体部1の側壁1aや前記隔壁
6と一体となり、支柱として要求される強度を保持して
いる。
【0014】図7〜図11は第2実施例であって、本体
部1の両側面に安全枠用の横棒7を嵌合して保持するボ
ス4が縦一列に3箇所づつ設けられている。本体部1の
基本的な部分、係合部2、連結穴3及びボス4などの構
造は上記第1実施例と同一である。本実施例は、両側面
に設けられたボス4に夫々横棒7を嵌合することで双方
向に延長することができ、安全枠が長く連続する場合に
使用する。
【0015】尚、図示は省略するが、第2実施例の変形
例として、本体部1のボス4が設けられている前記側面
に対し直交する方向の側面にもボス4を突出させた構造
の支柱を実施する事も可能である。また、図面では省略
したが各ボス4には内嵌挿入した横棒7を固定するため
の螺子穴を形成して螺子固定するようにしてもよい。
【0016】安全枠を設置するには、現場に於いてコン
クリート製、若しくは合成樹脂製の水容器タイプの基礎
部材12の中心に穿設されている棒材立設用の穴13
(図2、図7では前記基礎部材12と共に一点鎖線で仮
想部材として表示されている)に前記本体部1の係合部
2を挿入して自立可能としたものを2本、ボス4が相互
に向かい合うようにして所定の間隔を隔てて立て、両支
柱のボス4の間に棒材7を挿入して保持せしめて安全枠
の単位構造体とし、前記本体部1の連結穴3にもう一つ
の単位構造体の本体部1の係合部2を挿入することによ
り、所望の高さとなるまで積み重ねて安全枠を構築す
る。
【0017】安全枠を広範囲に連続して設置する場合
は、第2実施例の安全枠用支柱を使用し、支柱の両側面
のボス4に夫々棒材7を結合したものを多数連続して設
置することにより、長い距離に亘って安全枠を構築する
事ができる。又、第2実施例の変形例の安全枠用支柱を
使用し、コーナー部を有する安全枠、分岐部を有する安
全枠が構築される。上記連続した安全枠は複数の単位構
造体相互の連結部では支柱が1本で済み、それに伴い安
定化用の基礎部材12も1個でよい。
【0018】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、本発明にいう目的を達成し、以下にいう
効果を有する範囲内において適宜改変して実施すること
ができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の安全枠用支柱は、合成樹脂で一体成型されるから
安価である。従って資材の償却費も低廉である。
【0020】分解して現場へ輸送ができ、又、工事現場
に於いては一般に現場で使用されている棒材や重錘を結
合して安全枠を組み立てる事によって、安全枠用の部材
として現場に運ぶのは支柱のみでよい。従って安全枠設
置の経費、輸送経費等を含む作業経費、保管時の維持費
等を削減する事ができる。
【0021】第2実施例及びその変形例のごとく両側面
乃至それ以上の側面の夫々にボスが縦一列に複数箇所づ
つ設けられた支柱を使用し、各ボスに棒材を結合して双
方向又はその他の方向に延長することにより、構築され
た安全枠の連結部では支柱が1本だけで良いので、安定
化用の重錘も1個で済むことと相俟って、長い範囲の安
全枠を構築する場合、従来の安全枠と比較して構築費は
著しく低くなる。
【0022】その他、支柱の本体部の上面端部に連結穴
が開口しているので、工事の表示標識や危険防止の標識
灯のポールを挿入して設置するのに便利である等、従来
の安全枠が有していた設置経費の増大等、工事費の上昇
に関与する諸問題を解消するという効果が得られるに至
ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の使用状態の説明図。
【図2】同第1実施例の斜視図。
【図3】図2に於ける上面図。
【図4】図2に於ける正面図。
【図5】図2に於ける側面図。
【図6】図2に於ける底面図。
【図7】第2実施例の斜視図。
【図8】図7に於ける上面。
【図9】図7に於ける正面図。
【図10】図7に於ける側面図。
【図11】図7に於ける底面図。
【図12】従来一般の安全枠の参考斜視図。
【符号の説明】
1 本体部 1a 本体部の側壁 2 係合部 3 連結穴 3a 連結穴の側壁外面 4 ボス 5 補強リブ 6 隔壁 7 横棒 10 単位枠 11 本体枠部 12 基礎部材 13 基礎部材の棒材立設用の穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事場などで使用する安全枠用の支柱で
    あって、合成樹脂で一体成型された棒状の本体部(1)の
    一端部は連結用の係合部(2)を形成し、他端部には同種
    の他の支柱の前記係合部(2)が挿入される連結穴(3)が形
    成されると共に、前記本体部(1)の少なくとも一つの側
    面に安全枠用の横棒(7)を嵌合して保持するボス(4)が、
    一つの側面に対し縦一列に複数箇所に設けられている安
    全枠用支柱。
JP8114168A 1996-04-10 1996-04-10 安全枠用支柱 Expired - Lifetime JP2835830B2 (ja)

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JPH09279536A JPH09279536A (ja) 1997-10-28
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