JP2835476B2 - 真空包装袋整形装置 - Google Patents

真空包装袋整形装置

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JP2835476B2
JP2835476B2 JP7063291A JP7063291A JP2835476B2 JP 2835476 B2 JP2835476 B2 JP 2835476B2 JP 7063291 A JP7063291 A JP 7063291A JP 7063291 A JP7063291 A JP 7063291A JP 2835476 B2 JP2835476 B2 JP 2835476B2
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packaging bag
vacuum
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vacuum chamber
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岩雄 池本
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空包装された食品等
の包装袋を平坦に整形する作業を自動化した真空包装袋
整形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空包装の分野において、包装袋の外観
上の見栄えを良くするため、或いは貯蔵や運搬に便利に
するため、真空包装された包装袋を平坦化整形すること
が行われている。即ち、被包装物を真空包装する際に
は、包装袋の口を上側に向けた状態にして被包装物を包
装袋内に充填した後に、真空チャンバ内で包装袋内の空
気を抜き取って密封するため、真空包装された包装袋は
図3に示すように被包装物Qが包装袋Pの底部に片寄っ
た状態で固定され易い。
【0003】しかし、これでは外観が良くないばかりで
なく、その後の外装、保管、運搬にも支障をきたすこと
になるため、真空包装された包装袋を平坦化することが
望まれている。
【0004】従来においても、このような平坦化整形作
業を自動化することは、米穀類、珈琲豆のような固い物
品を取り扱う分野では知られており、例えば特開昭63
−317430号公報、特開平1−124518号公
報、特開平1−182218号公報等にも開示されてい
る。これらの従来の方式は、真空包装した包装袋を真空
チャンバ内で水平に載置し、振動を与えながら平板によ
り加圧して平坦化するものであり、被包装物が米穀類の
ような固い物品の場合は適用できるが、例えば煮豆類の
ような軟弱で粘性を帯びた物品の場合には適用が困難で
ある。
【0005】その理由は、平板で押圧する方向と包装袋
内の被包装物が移動する方向とでは90度のずれがあ
り、かつ移動が許されるのは4方向中の1方向が大半で
あるため、包装袋内で被包装物が動き難い状態にあり、
敢えて動かそうとすると軟質なものは潰れたり壊れた
り、或いは外皮が剥れて商品価値を失うからである。従
って、従来では被包装物が煮豆類のような軟質で粘性を
帯びた物品の場合には、専ら人手により平坦化作業を行
っているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、被包装
物が例えば軟質で粘性を帯びた物質である場合に、真空
包装された包装袋を平坦化整形する作業は、人手によっ
て時間を掛けて丁寧に行っているため、能率が悪くコス
トが高くなるだけでなく、その後の外包装や自動集積包
装等の自動化の障害となっている。
【0007】本発明の目的は、被包装物が柔らかくかつ
粘性のものであっても、その品質を損なうことなく、真
空包装後の平坦化整形作業を自動的に能率良く行えるよ
うにした真空包装袋整形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る真空包装袋整形装置は、真空包装され
た包装袋内の気泡を膨らませて該包装袋内に微圧空間を
形成する真空チャンバと、該真空チャンバ内において前
記微圧空間が形成された前記包装袋内の被包装物を前記
包装袋内で移動させる挟圧手段とを備えた真空包装袋整
形装置であって、それぞれ複数の押圧ローラと前記包装
袋を搬送する駆動手段とから成り前記包装袋のほぼ全面
に接する上下一対のコンベアにより前記挟圧手段を構成
すると共に、これらの上下のコンベア間の隙間が入り口
側から中間部にかけては徐々に狭くなり前記中間部から
出口側にかけては等間隔になるように、前記上部のコン
ベアを前記入口側から前記中間部にかけて傾斜して配置
し、前記真空チャンバ内において前記包装袋を前記入口
側から前記出口側に向けて前記コンベア間で搬送しなが
ら前記被包装物を平坦に整形することを特徴とする。
【0009】
【作用】上述の構成を有する真空包装袋整形装置は、真
空包装された包装袋を真空チャンバ内におけるコンベア
の入口側に搬入し、周囲を真空にすることにより、包装
袋内に残留している気泡を膨らませて微圧空間を形成し
た後に、入口側から中間部にかけて徐々に狭くなるコン
ベア間の隙間に包装袋を搬入することによって、包装袋
をその厚さが徐々に薄くなるように挟圧し、続いて中間
部から出口側にかけて等間隔としたコンベア間の隙間に
包装袋を搬入することによって、包装袋全面を目的とす
る一定の厚さに平坦化する。
【0010】
【実施例】本発明を図1、図2に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係る真空包装袋形成装置の
一実施例を示し、1は真空チャンバ基体であり、この基
体1には蓋体2が被せられるようになっており、蓋体2
の全周に渡って気密用パッキン3が設けられている。基
体1には、エアホース4、切換バルブ5を介して真空ポ
ンプ6が接続されている。また、基体1の入口側には搬
入ベルト7、出口側には搬出ベルト8が配置され、それ
ぞれの近傍にドライブローラ9、10が設けられてい
る。蓋体2は流体圧シリンダ等から成る蓋体昇降駆動機
構11によって昇降用ガイド部材12に沿って昇降さ
れ、基体1と蓋体2から成る真空チャンバ内には、包装
袋の挟圧手段として上下一対のベルトコンベアから成る
プレスコンベア機構が設けられている。
【0012】即ち、基体1には入口側のプーリ13と出
口側のプーリ14との間に下部ベルト15がほぼ水平に
掛けられ、その間に等しい高さで配置された多数の押圧
ローラ16が下部ベルト15を内側から支持している。
また、プーリ14を駆動するために駆動用モータ17が
真空チャンバの外側に設けられており、駆動用モータ1
7の駆動力はベベルギア18、ギア軸19、ベベルギア
20を介してプーリ14に伝達されている。なお、21
は軸受、22はOリング、23はシール材を示してい
る。
【0013】一方、下部ベルト15と対になっている上
部ベルト24がプーリ25とプーリ26の間に掛けら
れ、下部ベルト15との間に搬入された包装袋Pを挟み
込んで搬出ベルト8側に搬送するようになっている。プ
ーリ26はプーリ14からアイドルギア27、28を介
して駆動され、下部ベルト15と上部ベルト24は同時
に同方向に走行するようにされている。ここで、下部ベ
ルト15と上部ベルト24との間隔は入口側から中間部
にかけて徐々に狭くなり、中間部から出口側に掛けて狭
い等間隔となっている。入口側のプーリ25の中心は出
口側のプーリ26の中心よりも高い位置に配置され、ま
たその間に配置された押圧ローラ29のうち、プーリ2
5に最も近いローラR1から中間のローラR3までは中心の
高さ位置が徐々に低くなり、中間のローラR3から出口側
のローラR5に掛けて中心位置は略等しい高さになってい
る。従って、上部ベルト24と下部ベルト15との間は
入口側では広く中間部にかけて徐々に狭くなり、中間部
から出口側にかけて狭い状態で等間隔に保たれている。
【0014】なお、上述した入口側における上部ベルト
24と下部ベルト15との間隔は、整形前における包装
袋Pの最も厚い部分の厚さよりも大きくしておくことが
好ましく、また、中間部から出口側にかけての上部ベル
ト24と下部ベルト15との間隔は、目的とする整形後
の包装袋Pの厚さと同一にしておくことが好ましく、更
に中間部から出口側にかけての上部ベルト24及び下部
ベルト15の長さは包装袋Pの長さよりも長くしておく
ことが好ましい。
【0015】使用に際しては、先ず蓋体2を蓋体駆動機
構11により上動させてチャンバを開き、搬入ベルト7
により搬送されてきた包装袋Pを、被包装物Qが片寄っ
ている側を前方にしてドライブローラ9を経て、図2に
示すようにA位置まで導入して停止させる。同時に、先
にB位置にあった包装袋Pはドライブローラ10を経て
搬出ベルト8に移送される。次に、蓋体2が下動してチ
ャンバを閉じ、真空チャンバ内の空気を真空ポンプ6に
よって吸引する。
【0016】真空チャンバ内が高真空になると、包装袋
P内に僅かに残留していた微小な気泡が膨張し、図2に
示すように包装袋P内の後方部に微圧空間Sが形成さ
れ、包装袋P内に隙間が生ずる。そこで、駆動用モータ
17により下部ベルト15及び上部ベルト24を同時に
駆動すると、下部ベルト15及び上部ベルト24に挟み
込まれた包装袋Pは、被包装物Qが片寄っている側から
徐々に静かに押圧されながら搬送され、同時に被包装物
Qは微圧空間S側に容易に移動され、包装袋PがB位置
に至った状態では目的とする一定の厚さに平坦化される
ことになる。
【0017】包装袋PがB位置まで至ると、下部ベルト
15及び上部ベルト24の駆動を停止し、切換バルブ5
を切換えて真空チャンバ内に大気を送り込み、包装袋P
内に形成されていた微圧空間Sは急速に収縮し元の気泡
の大きさとなり、包装袋Pは偏平の状態で安定化され
る。その後に、蓋体2を上動させてチャンバを開き、搬
入ベルト7、ドライブローラ9により次の包装袋Pを搬
入すると共に、上部ベルト24、下部ベルト15を駆動
して、偏平化された包装袋Pを出口側のドライブローラ
10を経て搬出ベルト8上に移動する。
【0018】以上に述べた工程では、既に真空包装され
た包装袋Pを真空チャンバ内に導入し、その包装袋P内
に存在していた微小な気泡を膨張させて微圧空間Sを形
成し、次に被包装物Qを一方側から微圧空間S内に徐々
に移動して平坦化しているので、被包装物Qが軟質で粘
性を有する物質であっても、品質を低下させることなく
容易に平坦化することができる。
【0019】なお、実施例は包装袋Pの挟圧手段として
ベルトコンベアを用いた場合を示しているが、ベルトコ
ンベアに代えて駆動手段に連結された幅広の押圧ローラ
のみを連続的に設けたローラコンベアを用いることも可
能である。また、包装袋Pを1個ずつ処理する場合もあ
るが、実際には幅広のベルト又はローラを用いて一度に
複数列で多数の包装袋Pを処理することが現実的であ
る。
【0020】更に、上側の押圧ローラ29には、スプリ
ングを介在させて押圧力を適当に加減できるようにして
もよい。また、効率を高めるために、図2のA位置の下
方の押圧ローラ16を偏心回転ローラにするとか、或い
はこの部分にその他の適当な振動装置を配置し、包装袋
Pを押圧する直前に振動を与えて平坦化を助長すること
もできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る真空包
装袋整形装置は、被包装物が例えば煮豆類のような柔ら
かくかつ粘性を帯びた物質であっても、包装袋をその全
面の厚さが徐々に薄くなるように挟圧するので、その品
質に悪影響を及ぼすことなく、真空包装された包装袋を
自動的にかつ確実に、目的とする一定の厚さに平坦化整
形することが可能である。更に、押圧ローラによる押圧
力を一方向に向けて作用させるので、包装袋内における
被包装物の移動つまり平坦化整形を容易にかつ効率良く
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の機構図である。
【図2】その平坦化整形動作の説明図である。
【図3】真空包装された包装袋の整形前の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基体 2 蓋体 6 真空ポンプ 7 搬入ベルト 8 搬出ベルト 11 蓋体昇降駆動機構 15 下部ベルト 16、129 押圧ローラ 24 上部ベルト P 包装袋 Q 被包装物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空包装された包装袋内の気泡を膨らま
    せて該包装袋内に微圧空間を形成する真空チャンバと、
    該真空チャンバ内において前記微圧空間が形成された前
    記包装袋内の被包装物を前記包装袋内で移動させる挟圧
    手段とを備えた真空包装袋整形装置であって、それぞれ
    複数の押圧ローラと前記包装袋を搬送する駆動手段とか
    ら成り前記包装袋のほぼ全面に接する上下一対のコンベ
    アにより前記挟圧手段を構成すると共に、これらの上下
    のコンベア間の隙間が入り口側から中間部にかけては徐
    々に狭くなり前記中間部から出口側にかけては等間隔に
    なるように、前記上部のコンベアを前記入口側から前記
    中間部にかけて傾斜して配置し、前記真空チャンバ内に
    おいて前記包装袋を前記入口側から前記出口側に向けて
    前記コンベア間で搬送しながら前記被包装物を平坦に整
    形することを特徴とする真空包装袋整形装置。
JP7063291A 1991-03-11 1991-03-11 真空包装袋整形装置 Expired - Lifetime JP2835476B2 (ja)

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