JP2835198B2 - 舞台機構制御装置 - Google Patents

舞台機構制御装置

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JP2835198B2
JP2835198B2 JP4980091A JP4980091A JP2835198B2 JP 2835198 B2 JP2835198 B2 JP 2835198B2 JP 4980091 A JP4980091 A JP 4980091A JP 4980091 A JP4980091 A JP 4980091A JP 2835198 B2 JP2835198 B2 JP 2835198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り機構および床機構
を備えた舞台機構設備を制御する舞台機構制御装置に係
り、特に最終リハーサル段階における吊り機構、床機
構、他の舞台装置の運転操作手順ならびに操作タイミン
グを操作員に忠実にガイダンスして、本番における演出
の効果を最大限に発揮し、演出の安定化を著しく向上さ
せ得るようにした舞台機構制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、舞台機構設備においては、吊り
機構および床機構を操作する場合に、操作員が演出家の
望む動作をシーンのタイミングおよび役者の動作を見な
がら、手動操作により操作している。これは、基本的に
はリハーサル手順の再現であるが、これら操作員は、演
出家の望む動作,タイミングを十分に熟知して操作を行
なわなければならないため、操作員の熟練度の違いによ
っては演出の効果が十分に発揮できず、常に安定した演
出効果を得ることが困難である。
【0003】一方、自動運転作によって舞台機構を操作
する場合においても、シーンの間合い、役者のタイミン
グ等により、所定の自動運転操作の動きに対してオペレ
ータが介在して、間合いの微調整、タイミングの微調整
を実施している。しかし、1回オペレータの手動介入が
介在すると、それ以降の次のステップでのシーンの間合
い、タイミングにも多少時間のずれが生じてしまい、自
動運転操作を継続することがが困難になってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
舞台機構の制御においては、手動操作における運転操作
手順、操作タイミングの再現性のばらつきにより、常に
安定した演出の効果を確保できないばかりでなく、また
リハーサル手順を着実に再現する自動運転操作において
も、演ずる側の間合い、タイミング等により、少なから
ずも自動運転操作への手動介入操作の必要性が生じると
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、自動運転操作中の手動介
入操作が介在することがあった場合に、それ以降の次の
ステップにおいては特に手動介入することなく自動運転
操作の間合い、タイミングを自動学習補正することによ
り、操作員の負担を軽減すると共に、本番における演出
の効果を最大限に発揮し、演出の安定化を著しく向上さ
せることが可能な極めて信頼性の高い舞台機構制御装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、吊り機構および床機構を備えた舞台機
構設備を制御する舞台機構制御装置において、最終リハ
ーサル段階における吊り機構、床機構、他の舞台装置の
運転操作手順ならびに運転操作間隔を、自動運転操作パ
ターンとして記憶,学習しておく記憶・学習手段と、記
憶・学習手段に記憶されている自動運転操作パターンに
基づいた舞台機構設備の自動運転操作中に、操作員の手
動介入によって自動運転操作中の舞台機構設備の移動速
度および操作タイミングを手動補正する手動介入操作手
段と、手動介入操作手段による手動介入の変化量を積算
することにより手動介入速度変化量および手動介入操作
間隔を演算し、当該手動介入の変化量の大きさ,介入時
間に応じて、記憶・学習手段に記憶されている自動運転
操作パターンにおけるそれ以降の舞台機構設備の自動運
転間隔および操作タイミングを補正する自動学習補正手
段とを備えて構成している。
【0007】
【作用】従って、本発明の舞台機構制御装置において
は、リハーサル時には、リハーサル段階での演出による
吊り機構動作、床機構動作の運転操作手順、操作間隔を
記憶,学習しておくと共に、最終リハーサル段階におけ
るこれらの手順ならびに操作間隔が、本番における舞台
機構設備の自動運転の運転操作手順ならびに操作間隔と
なり、リハーサル段階の演出手順に従って最適な本番で
の運転操作の再現が自動的に役者の演ずるシーンに合わ
せて再現することができると共に、手動介入操作するこ
とにより自動運転の操作間隔、タイミングを自動学習補
正手段によって自動補正することにより、それ以降の次
段階における記憶されている自動運転操作を手動介入す
ることなく自動補正して、その日の役者の演ずるタイミ
ングに最も合った演出タイミングに近づくように学習,
補正して、より一層の演出効果を高めることができる。
【0008】
【実施例】まず、本発明の考え方について説明する。
【0009】最近の吊り機構および床機構を備えた舞台
機構設備を制御する舞台機構制御装置においては、リハ
ーサル段階における操作員の吊り機構あるいは床機構の
操作手順ならびに操作間隔を記憶、学習しておき、本
番、すなわちリハーサル再現動作時には、初期タイミン
グを一致させて舞台機構制御装置の自動運転操作をスタ
ートさせることにより、舞台の演出順番により順次自動
的に舞台機構制御装置の吊り機構、あるいは床機構を操
作すると共に、操作員には各機器の動作の稼動状態を認
識、確認させるために、表示灯あるいは音声ガイダンス
にて再認識させている。このような一連の舞台機構制御
装置の自動運転操作においても、その日、その日の役者
とのタイミングについては、常に自動運転操作における
各機器の自動再現動作では、役者の体調に合わせた十分
な演出効果を発揮することができず、操作員により手動
介入を介在させて、自動運転時における手動補正が必ず
必要となって手動介入操作部3くる。
【0010】そこで、本発明では、舞台機構設備の吊り
機構ならびに床機構の自動運転中に、操作員の手動介入
による一時的に自動運転中の機器動作の動作速度の手動
補正、および次段ステップの演出のスタートの間合い等
のタイミングの手動介入を可能にすると共に、自動運転
中における手動介入時間あるいは手動介入回数を学習機
能により自動学習して、それ以降の次の機器動作の自動
運転時間、操作タイミングを自動学習して補正を加える
ものである。
【0011】以下、上記のような考え方に基づいた本発
明の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による舞台機構制御装置の全体構成例を
示すブロック図である。
【0012】図1において、本実施例の舞台機構制御装
置は、複数のモータ駆動系1−1,1−2,…1−n
と、主幹コントローラ2と、手動介入操作部3と、複数
の運転確認表示器4とから構成している。
【0013】ここで、モータ駆動系1−1,1−2,…
1−nは、種類の異なる吊り機構、または床機構、ある
いは他の舞台装置を駆動するためのもので、主幹コント
ローラ2からの運動指令が入力されると、モータMを駆
動して吊り機構、または床機構、あるいは他の舞台装置
を移動させるものである。また、主幹コントローラ2
は、基準速度回路21と、タイミング回路22と、記憶
・学習回路部23と、制御部24とからなっている。基
準速度回路21は、基準速度を出力するものである。タ
イミング回路22は、タイミング信号を出力するもので
ある。記憶・学習回路部23は、最終リハーサル段階に
おける吊り機構、床機構、他の舞台装置の運転操作手順
ならびに運転操作間隔を、自動運転操作パターンとして
記憶,学習しておくものである。制御部24は、記憶・
学習回路部23に記憶されている自動運転操作パターン
に基づいて、モータ駆動系1−1,1−2,…1−nに
運転指令を出力して舞台機構設備の自動運転を行なうと
共に、運転確認表示器4に表示指令を出力して、各機器
の動作の稼動状態を操作員に報知するものである。
【0014】一方、手動介入操作部3は、操作員のイン
ターフェースとしての操作入力部で、自動運転時におけ
る手動介入操作部でもある。この手動介入操作部3は、
吊り機構および床機構に共通に対応した移動速度可変部
31と、シーンの間合いを調整する操作タイミング可変
部32とを備えている。また、この移動速度可変部31
と操作タイミング可変部32は共に、舞台機構設備の自
動運転中に、操作員の手動介入によって自動運転中の舞
台機構設備の移動速度および操作タイミングを手動補正
する機能、および当該手動介入の変化量を積算すること
により手動介入速度変化量および手動介入操作間隔を演
算し、当該手動介入の変化量の大きさ,介入時間に応じ
て、記憶・学習回路部23に記憶されている自動運転操
作パターンにおけるそれ以降の舞台機構設備の自動運転
間隔および操作タイミングを補正する自動学習補正機能
を有している。さらに、運転確認表示器4は、主幹コン
トローラ2からの表示指令により、各機器の動作の稼動
状態を、表示灯あるいは音声ガイダンスにて操作員に認
識、確認させるためのものである。
【0015】次に、以上のように構成した舞台機構制御
装置の作用について説明する。図1において、主幹コン
トローラ2の記憶・学習回路部23では、リハーサル段
階における操作員の吊り機構あるいは床機構の操作手順
ならびに操作間隔を記憶、学習している。そして、本
番、すなわちリハーサル再現動作時には、タイミング回
路212により初期タイミングを一致させて舞台機構制
御装置の自動運転操作をスタートさせることにより、記
憶・学習回路部23の自動運転操作パターンに基づい
て、制御部24により舞台の演出順番によって順次自動
的にモータ駆動系1−1,1−2,…1−nを介して吊
り機構、あるいは床機構を操作すると共に、操作員には
各機器の動作の稼動状態を認識、確認させるために、運
転確認表示器4を介して表示灯あるいは音声ガイダンス
にて再認識させている。
【0016】一方、このような一連の舞台機構設備の吊
り機構ならびに床機構の自動運転操作中において、当該
自動運転操作における各機器の自動再現動作では、役者
の体調に合わせた十分な演出効果を発揮することができ
ず、操作員による手動介入を介在させて手動補正が必要
となった場合には、操作員の手動介入により手動介入操
作部3を介して一時的に自動運転操作中の機器動作の動
作速度の手動補正、および次段ステップの演出のスター
トの間合い等のタイミングの手動介入をできると共に、
自動運転操作中における手動介入時間あるいは手動介入
回数を自動学習補正機能により自動学習して、それ以降
の次の機器動作の自動運転時間、操作タイミングを自動
学習して補正を加える。ならびに、手動介入されたそれ
以降のシーンにおける吊り機構、床機構の移動速度およ
び操作タイミング間隔においても、自動学習補正機能に
よって自動学習、補正することにより、より一層全体の
演出効果を高めることができる。
【0017】上述したように、本実施例の舞台機構制御
装置においては、リハーサル段階の演出手順に従って最
適な本番での運転操作の再現が自動的に役者の演ずるシ
ーンに合わせて再現することができることにより、操作
員の負担を軽減すると共に、本番における演出の安定化
および効果を著しく向上させることが可能となる。ま
た、自動運転操作中における操作員の手動介入操作にお
いても、それ以降の自動運転の手動操作介入量を学習し
て自動補正することにより、より一層舞台機構制御装置
の吊り機構、床機構の移動速度および操作タイミングも
安定し、演出効果を最大限に発揮させることが可能とな
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動運転操作中の手動介入操作が介在することがあった場
合に、それ以降の次のステップにおいては特に手動介入
することなく自動運転操作の間合い、タイミングを自動
学習補正するようにしたので、操作員の負担を軽減する
と共に、本番における演出の効果を最大限に発揮し、演
出の安定化を著しく向上させることが可能な極めて信頼
性の高い舞台機構制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による舞台機構制御装置の一実施例を示
す全体構成図。
【符号の説明】
1−1〜1−n…モータ駆動系、2…主幹コントロー
ラ、21…基準速度回路、22…タイミング回路、23
…記憶・学習回路部、24…制御部、3…手動介入操作
部、31…手動介入速度可変部、32…手動介入タイミ
ング可変部、4…運転確認表示器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り機構および床機構を備えた舞台機構
    設備を制御する舞台機構制御装置において、最終リハー
    サル段階における吊り機構、床機構、他の舞台装置の運
    転操作手順ならびに運転操作間隔を、自動運転操作パタ
    ーンとして記憶,学習しておく記憶・学習手段と、前記
    記憶・学習手段に記憶されている自動運転操作パターン
    に基づいた前記舞台機構設備の自動運転操作中に、操作
    員の手動介入によって自動運転操作中の前記舞台機構設
    備の移動速度および操作タイミングを手動補正する手動
    介入操作手段と、前記手動介入操作手段による手動介入
    の変化量を積算することにより手動介入速度変化量およ
    び手動介入操作間隔を演算し、当該手動介入の変化量の
    大きさ,介入時間に応じて、前記記憶・学習手段に記憶
    されている自動運転操作パターンにおけるそれ以降の舞
    台機構設備の自動運転間隔および操作タイミングを補正
    する自動学習補正手段と、を備えて成ることを特徴とす
    る舞台機構制御装置。
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JP2542762Y2 (ja) * 1991-07-05 1997-07-30 三菱重工業株式会社 舞台機構の運転制御装置
US6386985B1 (en) * 1999-07-26 2002-05-14 Guy Jonathan James Rackham Virtual Staging apparatus and method
GB0220681D0 (en) 2002-09-05 2002-10-16 Borealis Tech Oy Process
FR3121053B1 (fr) * 2021-03-29 2023-02-17 Jacques Couturier Organisation Installation pour la réalisation de spectacle apte et son procédé de commande

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