JP2834511B2 - アレスター監視装置 - Google Patents
アレスター監視装置Info
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- JP2834511B2 JP2834511B2 JP1542590A JP1542590A JP2834511B2 JP 2834511 B2 JP2834511 B2 JP 2834511B2 JP 1542590 A JP1542590 A JP 1542590A JP 1542590 A JP1542590 A JP 1542590A JP 2834511 B2 JP2834511 B2 JP 2834511B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力用単心ケーブルのサージ対策用などに
用いられるアレスターの故障を監視するアレスター監視
装置に関する。
用いられるアレスターの故障を監視するアレスター監視
装置に関する。
電力用単心ケーブルの終端部や中間接続部等において
は、防食層保護用として、あるいは絶縁筒保護用として
アレスターが使用される。このアレスターは過電圧が印
加された時に電流を流し、ケーブルの防食層などを保護
する機能を有する。近年、アレスターの特性が劣化した
時にいち早くそれを検知し、アレスターが故障する前に
予防保全処置を施したいという要求が強くなっている。
アレスターの故障を検知する方法としては次のような提
案がなされている。すなわち、 イ)アレスターに流れる電流を検知し、電流があるレベ
ルを越えるとアラームを出す。
は、防食層保護用として、あるいは絶縁筒保護用として
アレスターが使用される。このアレスターは過電圧が印
加された時に電流を流し、ケーブルの防食層などを保護
する機能を有する。近年、アレスターの特性が劣化した
時にいち早くそれを検知し、アレスターが故障する前に
予防保全処置を施したいという要求が強くなっている。
アレスターの故障を検知する方法としては次のような提
案がなされている。すなわち、 イ)アレスターに流れる電流を検知し、電流があるレベ
ルを越えるとアラームを出す。
ロ)アレスターに流れる電流によりアレスター自身が発
熱(ジュール熱)し温度上昇が生ずるので、その温度又
は周囲温度との温度差を検知してアラームを出す。
熱(ジュール熱)し温度上昇が生ずるので、その温度又
は周囲温度との温度差を検知してアラームを出す。
アレスターの動作不良には次のようなモードがある。
すなわち、 イ)アレスターの絶縁劣化。
すなわち、 イ)アレスターの絶縁劣化。
ケーブルの誘導によりアレスターの取付けてある非接
地端の誘起電圧によりアレスターに電流が流れ、アレス
ターの温度が上昇する。
地端の誘起電圧によりアレスターに電流が流れ、アレス
ターの温度が上昇する。
ロ)設定電圧以下で動作する。
極端な場合、導通状態となりアレスターに電流が流
れ、アレスター自身の温度が上昇する。
れ、アレスター自身の温度が上昇する。
ハ)設定電圧以上でも動作しない。
防食層に耐電圧以上の電圧がかかり、異常が生じる。
従来のアレスター故障検知方法ではアレスターに流れる
電流又はその電流による温度を検出する方法であるた
め、上記イ)およびロ)の動作不良を検知することは出
来るが、ハ)の動作不良は検知できないという問題があ
った。
従来のアレスター故障検知方法ではアレスターに流れる
電流又はその電流による温度を検出する方法であるた
め、上記イ)およびロ)の動作不良を検知することは出
来るが、ハ)の動作不良は検知できないという問題があ
った。
本発明は上記問題点を解決したアレスター監視装置を
提供するもので、電力用ケーブル線路に用いられるアレ
スターのアレスター監視装置において、アレスターに加
わる電圧を検知する手段と、アレスターの温度を検知す
る手段とを有することを特徴とするものである。
提供するもので、電力用ケーブル線路に用いられるアレ
スターのアレスター監視装置において、アレスターに加
わる電圧を検知する手段と、アレスターの温度を検知す
る手段とを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、アレスター監視装置は電圧を検知す
る手段と温度を検知する手段とを有するため、前述の動
作不良モードイ)およびロ)は温度を検知する手段によ
り、ハ)は電圧を検知する手段により検出することがで
きる。
る手段と温度を検知する手段とを有するため、前述の動
作不良モードイ)およびロ)は温度を検知する手段によ
り、ハ)は電圧を検知する手段により検出することがで
きる。
以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明す
る。
る。
第1図は本発明にかかるアレスター監視装置の一実施
例の説明図であり、ケーブル(3)の終端部は絶縁筒
(2)、ケーブル碍管(1)等を有している。絶縁筒
(2)の両端には、アレスター(4)がリード線(7)
により接続され、アレスター(4)と並列に電圧センサ
ー(5)が配置され、また、アレスター(4)の表面に
は温度センサー(6)が配置されている。
例の説明図であり、ケーブル(3)の終端部は絶縁筒
(2)、ケーブル碍管(1)等を有している。絶縁筒
(2)の両端には、アレスター(4)がリード線(7)
により接続され、アレスター(4)と並列に電圧センサ
ー(5)が配置され、また、アレスター(4)の表面に
は温度センサー(6)が配置されている。
このケーブル(3)の終端部が気中終端部である場合
には雷サージ電圧が侵入し、GIS用のガス中終端部の場
合には開閉サージ電圧が侵入する。これらのサージ電圧
がケーブル(3)に侵入すると、絶縁筒(2)に過大な
電圧が加わるため、その絶縁筒(2)保護のために設定
電圧以上になると放電するアレスター(4)が取付けら
れ、放電すると放電電流がケーブル(3)のシース側に
流れるようになっている。ところで、アレスター(4)
が故障した場合には次のようにして故障の発生を検知す
ることができる。すなわち、 イ)放電電圧が設定値以上になっても放電しない場合、
電圧センサー(5)は警報を発する。
には雷サージ電圧が侵入し、GIS用のガス中終端部の場
合には開閉サージ電圧が侵入する。これらのサージ電圧
がケーブル(3)に侵入すると、絶縁筒(2)に過大な
電圧が加わるため、その絶縁筒(2)保護のために設定
電圧以上になると放電するアレスター(4)が取付けら
れ、放電すると放電電流がケーブル(3)のシース側に
流れるようになっている。ところで、アレスター(4)
が故障した場合には次のようにして故障の発生を検知す
ることができる。すなわち、 イ)放電電圧が設定値以上になっても放電しない場合、
電圧センサー(5)は警報を発する。
ロ)アレスター(4)が導通状態になったり、絶縁抵抗
が低下した場合には、リード線(7)を通してアレスタ
ー(4)に電流が流れ、アレスター(4)の温度上昇を
温度センサー(6)が検知して警報を発する。
が低下した場合には、リード線(7)を通してアレスタ
ー(4)に電流が流れ、アレスター(4)の温度上昇を
温度センサー(6)が検知して警報を発する。
電圧センサー(5)としては例えば光電圧センサーを
用い、275kV系では防食層の耐電圧値から、例えば14kV
で警報を発するようにする。また、温度センサー(6)
としては光温度センサーを用い、アレスター劣化判定の
目安として1.0mAの電流による温度上昇分布を10℃とす
ると、通常の外気温度でアレスターが正常であれば考え
られない温度である55℃で警報を発するようにする。
用い、275kV系では防食層の耐電圧値から、例えば14kV
で警報を発するようにする。また、温度センサー(6)
としては光温度センサーを用い、アレスター劣化判定の
目安として1.0mAの電流による温度上昇分布を10℃とす
ると、通常の外気温度でアレスターが正常であれば考え
られない温度である55℃で警報を発するようにする。
なお、アレスターの設置場所は、片端接地の反接地側
のケーブルシースと接地間、あるいは、長距離線路の絶
縁接続部でもよい。
のケーブルシースと接地間、あるいは、長距離線路の絶
縁接続部でもよい。
以上説明したように本発明によれば、アレスターに加
わる電圧を検知する手段と、アレスターの温度を検知す
る手段とを有するため、アレスターの各種故障を検出
し、ケーブル本体への異常波及を阻止し、信頼性のある
送電線路を得ることができるという優れた効果がある。
わる電圧を検知する手段と、アレスターの温度を検知す
る手段とを有するため、アレスターの各種故障を検出
し、ケーブル本体への異常波及を阻止し、信頼性のある
送電線路を得ることができるという優れた効果がある。
第1図は本発明にかかるアレスター監視装置の一実施例
の説明図である。 1……ケーブル碍管、2……絶縁筒、3……ケーブル、
4……アレスター、5……電圧センサー、6……温度セ
ンサー、7……リード線。
の説明図である。 1……ケーブル碍管、2……絶縁筒、3……ケーブル、
4……アレスター、5……電圧センサー、6……温度セ
ンサー、7……リード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 剛 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 西村 英一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 審査官 山田 正文 (56)参考文献 特開 平2−44284(JP,A) 特開 昭58−46175(JP,A) 特開 昭56−158642(JP,A) 特開 昭64−18593(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01T 15/00 H01C 7/12 G01R 31/00
Claims (1)
- 【請求項1】電力用ケーブル線路に用いられるアレスタ
ーのアレスター監視装置において、アレスターに加わる
電圧を検知する手段と、アレスターの温度を検知する手
段とを有することを特徴とするアレスター監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1542590A JP2834511B2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | アレスター監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1542590A JP2834511B2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | アレスター監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03219582A JPH03219582A (ja) | 1991-09-26 |
JP2834511B2 true JP2834511B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=11888421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1542590A Expired - Fee Related JP2834511B2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | アレスター監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834511B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5642959B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2014-12-17 | 大和製衡株式会社 | 計量装置、荷重検出器、計量システムおよび避雷素子の劣化検出方法 |
CN112098743A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-12-18 | 广东工业大学 | 一种实时监控自身是否发生故障的避雷器装置 |
-
1990
- 1990-01-25 JP JP1542590A patent/JP2834511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03219582A (ja) | 1991-09-26 |
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Legal Events
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