JP2834396B2 - 端面接合部材、ライニング方法及び帯状体 - Google Patents
端面接合部材、ライニング方法及び帯状体Info
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Description
して形成される螺旋管をライニング管として使用して、
既設管の内周面を更生する際に、ライニング管とされる
帯状体の端面に、さらに別の帯状体を継ぎ足すために使
用される端面接合部材、それを用いたライニング方法、
及び相互に接合可能になった帯状体に関する。
体によって螺旋管を形成してこの既設管を更生すること
が行われている。
特公表61−502180号公報に開示されているよう
に、通常、熱可塑性樹脂によって構成されており、螺旋
状に巻回された際に隣合う各側縁部に、相互に嵌合可能
な嵌合部が形成されるとともに、外面の長手方向に沿っ
た複数のリブが形成されている。このような帯状体は、
螺旋状に巻回した状態で隣合う嵌合部同士を嵌合させる
ことによって螺旋管になる。
巻回されており、その巻回されたコイルから繰り出され
た帯状体は、内周面をライニングされる既設管が接合さ
れたマンホール内にて、製管機によって螺旋状に巻回さ
れて螺旋管とされ、既設管内に直接導入される。そし
て、既設管の全長にわたって螺旋管が挿入されると、螺
旋管が既設管内周面に対して固定され、既設管内周面が
螺旋管によってライニングされる。
するに際して、螺旋管が既設管の全長にわたって挿入さ
れずに、コイルから繰り出される帯状体がなくなった場
合には、螺旋管とされている帯状体の終端部に、別の帯
状体を継ぎ足して螺旋管を製造する必要がある。特に、
帯状体は、製管機によって螺旋状に巻回される際に、ね
じれた状態になるために、一定長さに切断された帯状体
を既設管内に搬入して螺旋管とし、螺旋管とされた帯状
体に、順次、一定長さの帯状体を接合することが好まし
い。
でに螺旋管とされている帯状体の終端部と、新たな帯状
体の始端部とを、所定の装置によって、相互に厳密に位
置合わせして突き合わせて加熱溶融し、それぞれの帯状
体の端面同士を融着することによって両者を接合してい
る。
端面同士を突き合わせて融着によって接合する場合に
は、それぞれの帯状体の端面同士が相互にずれないよう
に正確に位置決めして突き合わせなければならない。し
かも、溶融状態の各帯状体の端部が固まるまでの間は、
このような状態を保持しなければならない。このため、
帯状体同士を固定して融着させるための特別な機構が必
要になり、装置が複雑になる。しかも、融着までに時間
がかかるために作業性が悪いという問題がある。さら
に、このような作業は、既設管が接合された狭小なマン
ホール内で実施しなければならず、作業効率が悪いとい
う問題もある。
面をライニングする場合には、例えば、海棲生物を忌避
する銅板などの金属板が内周面に貼着された螺旋管がラ
イニング管として使用される。この場合には、螺旋管と
される熱可塑性樹脂等の帯状体に銅板等の金属板が貼着
されて構成されている。このような複合材料によって構
成された帯状体同士を融着すると、熱可塑性樹脂製の帯
状体と銅板等の金属板との熱変形度が相違するために、
帯状体が金属板よりも長手方向への収縮量が大きく、金
属板の間に間隙が形成されるおそれがある。
であり、その目的は、複雑な装置等を使用することな
く、狭小なマンホール内にても容易に帯状体同士を接合
することができる端面接合部材、それを用いたライニン
グ方法、及び帯状体を提供することにある。
発明(本発明1)は、螺旋状に巻回した際に管体が形成
され、外面の長手方向に沿って複数のリブが形成された
帯状体のそれぞれの端面同士を相互に接合するための端
面接合部材であって、各帯状体のリブ間に挿入して固定
する挿入部を有している端面接合部材である。 本願の請
求項2記載の本発明(本発明2)は、螺旋状に巻回した
際に管体が形成され、外面の長手方向に沿って複数のリ
ブが形成された帯状体のそれぞれの端面同士を相互に接
合するための端面接合部材であって、接合すべき各帯状
体の端面に当接される接合本体部から、各帯状体のリブ
間に挿入されるように突出した挿入ロッドを有する端面
接合部材である。
は、前記帯状体は螺旋状に巻回された際に内面となる面
に金属板が貼着されており、前記接合本体部には、その
金属板に当接される金属板が貼着されている本発明1又
は2に記載の端面接合部材である。 本願の請求項4記載
の本発明(本発明4)は、端面接合部材と帯状体とは、
接着剤によって接着されている本発明1乃至3のいずれ
か1項に記載の端面接合部材である。
は、管の内面に、帯状体を螺旋状に巻回してライニング
するライニグ方法であって、本発明1乃至4のいずれか
1項に記載の端面接合部材を用いて、帯状体のそれぞれ
の端面同士を接合するライニング方法である。
は、螺旋状に巻回した際に管体が形成され、外面の長手
方向に沿って複数のリブが形成された帯状体であって、
一方の端部に、各リブの間に対応した位置から長手方向
の外方へ延出した挿入ロッドが一体的に設けられている
帯状体である。
部を、接合される一対の帯状体における対向状態になっ
た各端面からリブの間隙内に挿入すると、各帯状体同士
が相互に位置決めされて、それぞれの端面が接合本体部
に圧接される。これにより、両帯状体は相互に整合した
状態で接合される。本発明の端面接合部材では、接合本
体部の両側から突出した挿入ロッドを、接合される一対
の帯状体における対向状態になった各端面からリブの間
隙内に挿入すると、各帯状体同士が相互に位置決めされ
て、それぞれの端面が接合本体部に圧接される。これに
より、両帯状体は相互に整合した状態で接合される。
明の端面接合部材を用いて、帯状体のそれぞれの端面同
士を接合するので、一定長さに切断された帯状体を既設
管内に搬入して螺旋管とし、螺旋管とされた帯状体に、
順次、一定長さの帯状体を接合するようにして既設管の
内周面をライニングすることができる。また、本発明の
帯状体では、一方の端部から突出した挿入ロッドに、接
合すべき帯状体のリブ間に挿入ロッドを挿入すると、各
帯状体同士が相互に位置合わせされて、両者が整合状態
で接合される。
する。
て接合された管内ライニング用の帯状体の製管状態を示
す斜視図、図2(b)は図2(a)のII−II線における
断面図である。
示すように、螺旋状に巻回されて螺旋管とされる本発明
の帯状体2同士を接合するために使用される。
は、図2(b)に示すように、螺旋管とされた場合に外
周面となる一方の表面(外面)に、幅方向の各側縁部を
除いて、長手方向に延びる複数の補強リブ24が設けら
れている。また、一方の側縁部27は、外面側が凹状に
なった長手方向に延びるヒンジ部21によって、反対側
である内面側に折り返されるようになっている。この折
り返される側縁部27の端部には、外面側に突出する嵌
合リブ22が長手方向に沿って連続して設けられてい
る。
側縁部27に隣接して配置された補強リブ24を除いて
断面T字状になっており、折り返し可能になった側縁部
27に隣接して配置された補強リブ24は、外面から突
出して先端がその側縁部27とは反対側に突出した状態
になっている。それぞれの補強リブ24は、相互に等し
い間隔をあけて配置されている。
能になった側縁部27が嵌合して内面が面一になるよう
に嵌合部23が形成されている。この嵌合部23の端部
には、ヒンジ部21に隣接した補強リブ24に当接する
ように外面から突出する補強リブ24が設けられてお
り、この補強リブ24に適当な間隔をあけて断面T字状
の補強リブ24が設けられている。さらに、この断面T
字状の補強リブ24に適当な間隔をあけて、折り返し可
能になった側縁部27に設けられた嵌合リブ22が嵌合
する嵌合凹部26が設けられている。この嵌合凹部26
の外面には、断面T字状の補強リブ24が突出して設け
られている。
縁部27が帯状体2における内面に当接するように折り
返された状態で螺旋状に巻回される。そして、この折り
返された側縁部27と他方の側縁部の嵌合部23とが相
互に隣接した状態になると、折り返された側縁部27が
嵌合部23内に嵌合するように回動される。そして、回
動された側縁部27の嵌合リブ22が、嵌合部23に設
けられた嵌合凹部26内に嵌合される。これにより、螺
旋状に巻回されて相互に隣接する帯状体の側縁部同士が
係合されて、螺旋管20とされる。
挿入されて、既設管全体にわたって螺旋管が挿通される
と、螺旋管は既設管内周面に対して固定状態とされる。
これにより、既設管内周面が螺旋管20によってライニ
ングされる。
図である。本発明の端面接合部材1は、本発明の帯状体
2を螺旋状に巻回して螺旋管20を製造する際に、螺旋
管20とされた帯状体2の終端部に他の帯状体20の始
端部を接合して既設管内をライニングするために使用さ
れる。図1に示すように、この端面接合部材1は、適宜
の厚みを有する長方形板状の接合本体部11と、この接
合本体部11の各側面から相互に等しい間隔をあけて外
方に突出された複数の挿入ロッド12とを有している。
24間の形状に整合した断面四角形状に、その長手方向
全体にわたって、形成されている。接合本体部11の一
方の側面から突出する各挿入ロッド12は、螺旋管とさ
れている帯状体2の終端部における補強リブ24間にそ
れぞれ挿入され、また、接合本体部11の他方の側面か
ら突出する各挿入ロッド12は、接合される新たな帯状
体2の始端部における補強リブ24間に挿入される。そ
して、接合本体部11の各側面から突出したそれぞれの
挿入ロッド12が、各帯状体2の補強リブ24間に挿入
されると、接合本体部11は、各帯状体2の端面間に位
置されて、それぞれの側面が帯状体2の各端面に圧接さ
れる。
する場合には、通常、地中に埋設された既設管の端部が
接合されたマンホール内に製管機を配置して、地上から
その製管機に帯状体2が連続して搬送される。そして、
搬送された帯状体2が螺旋管20とされると、その螺旋
管20が直接、既設管内に導入され、既設管内を推進さ
れる。帯状体2は、螺旋状に巻回される際のねじれを考
慮して、一定長さ毎に切断した状態でコイル状に巻かれ
た状態になっている。
に形成されると、その帯状体2の終端部における補強リ
ブ24間に、端面接合部材1における接合本体部11の
一方の側面に設けられた各挿入ロッド12が挿入され
る。そして、接合本体部11の側面が帯状体2の終端部
の端面に圧接される。このような状態になると、接合本
体部11の他方の側面に設けられた各挿入ロッド12
が、接合しようとする帯状体2の始端部における各補強
リブ24間に挿入されて、その帯状体2の始端部におけ
る端面が接合本体部11に圧接される。これにより、螺
旋管20とされている帯状体2の終端部に、新たな帯状
体2の始端部が接合されて継ぎ足された状態になり、製
管作業を継続することにより、螺旋管20が連続して製
造される。
24間に挿入された際に容易に抜き出されないように、
その幅寸法が隣接する補強リブ24の間隙よりも若干大
きくなっていることが好ましい。
体2の各端面に圧接されて、各帯状体2間を水密状態に
シールするように、帯状体2の幅方向に均一な弾性力を
有していることが好ましい。接合される一対の帯状体2
の間隙は接合本体部11の厚さによって規定されるが、
その間隙からの漏水を抑制するためには、両者の間隙を
小さくすることが好ましく、従って、接合本体部11を
薄くすることが好ましい。
ライニングする際に使用される帯状体2の断面図であ
る。この帯状体2は、補強リブ24が設けられた外面と
は反対側の螺旋管20とされた際に内面として露出する
部分に、海棲生物の忌避成分を溶出する金属板25が貼
着されている。従って、金属板25は、一方の側縁部の
嵌合部25内には貼着されていない。この金属板25と
しては、ベリリウム銅、亜鉛、錫およびその合金などが
挙げられる。
求される期間によって異なるが、例えば、銅板を使用し
て10年にわたって海棲生物の忌避が要求される場合に
は、銅板は、0.5mm程度の厚さにされる。
着剤、リベット等によって行われるが、螺旋状に巻回さ
れる際にも容易に剥がれないように、弾性接着剤とリベ
ットとを併用することが好ましい。
同士を接合する場合には、図4に示すような本発明の端
面接合部材1が使用される。この端面接合部材1は、各
帯状体2における補強リブ24間に各挿入ロッド12を
挿入した際に、各帯状体2の金属板25に連続するよう
に、接合本体部11の内面に金属板15が貼着されてい
る。従って、各帯状体2を端面接合部材1によって接合
して螺旋管20を形成すると、端面接合部材1に貼着さ
れた金属板15が、接合される一対の帯状体2の間隙を
覆うことになり、螺旋管20の内周面全体が金属板25
および15によって覆われた状態になる。従って、螺旋
管20内周面に海棲生物が付着することが有効に防止さ
れる。
貼着される金属板15は、予め、接合本体部11に貼着
しておく必要はなく、端面接合部材1によって帯状体2
同士を接合した後に、各帯状体2における金属板25の
間隙内に金属板15を嵌合して、端面接合部材1に貼着
するようにしてもよい。この場合、金属板15が容易に
貼着されるように、厚い端面接合部材11を使用するこ
とが好ましい。
板25との熱による変形度が異なっており、金属板25
は温度変化によってほとんど収縮および膨張しないが、
熱可塑性樹脂製の帯状体2は、温度変化によって大きく
収縮および膨張する。このために、接合本体部11の内
面に、その内面と同様の大きさの金属板15が貼着され
ている図4に示す端面接合部材1を使用すると、帯状体
2の収縮によって、帯状体2に貼着された金属板25
と、端面接続部材1の接合本体部11に貼着された金属
板15との間に間隙が生じるおそれがある。金属板15
および25は、螺旋管の内面を構成するために、両金属
板15および25間の間隙は、螺旋管内を流体の流れを
阻害し、また、異物等がその間隙内に詰まるおそれもあ
る。
部材が使用される。図5に示す端面接合部材1は、接合
本体部11に貼着される金属板15が、接合本体部11
内面よりも大きな面積を有しており、接合本体部11の
周囲に金属板15の周縁部が延出した状態になっている
が、帯状体2の幅方向の長さに等しい長さになってお
り、帯状体2に接合された際にも、帯状体2の幅方向の
側方に延出しないようになっている。
属板25が貼着された帯状体2の各補強リブ24間に各
挿入ロッド12が挿入されて、帯状体2同士が連結され
る。このとき、端面接合部材1の金属板15は、帯状体
2に貼着された金属板25に圧接される。従って、帯状
体2に貼着された金属板25が収縮状態になっても、端
面接合部材1の金属板15と、帯状体2に貼着された金
属板25との間に間隙が生じるおそれがない。
部11に対して、接着剤、リベット、あるいは両者の併
用等の適当な方法によって取り付けられる。金属板15
は、帯状体2に貼着された金属板25に適当な圧接力が
加わるように、接合本体部11から延出した状態にされ
るが、その延出量は、帯状体2の収縮量および膨張量を
考慮して設定される。例えば、長さ10mの帯状体で
は、温度差40℃に対する帯状体の収縮および膨張を考
慮して、2.5〜3.5cm程度、接合本体部11から
延出される。しかしながら、帯状体2に対して金属板2
5をリベット等によって強固に貼着すれば、この金属板
25によって帯状体2が拘束されるために帯状体2の収
縮および膨張が抑制されるために、端面接合部材1の金
属板15の延出量を、上記長さよりも短くすることがで
きる。
接合された各帯状体2の端面は、端面接合部材1の接合
本体部11にそれぞれ圧接されるが、温度上昇が激し
く、帯状体2の膨張量が大きい場合には、接合本体部1
1は各帯状体2によって過剰に圧縮されて破損するおそ
れがある。このために、接合本体部11における各帯状
体2の端面が圧接される部分に、圧縮力を吸収する弾性
体を設けるようにしてもよい。
に挿入される挿入ロッド12を全体にわたって一定の断
面四角形状とする構成にしたが、各補強リブ24間への
挿入が容易に行えるように、図6(a)に示すように、
各挿入ロッド12を先端になるにつれて順次先細りに形
成してもよい。また、図6(b)に示すように、基端部
が一定の断面形状であって、各挿入ロッド12の先端部
だけを先端側になるにつれて先細りに形成し、さらに、
基端部にゴムリング13などの摩擦係数の大きい弾性体
等を装着してもよい。ゴムリング13は、各補強リブ2
4間に挿入された挿入ロッド12が、各補強リブ12か
ら容易に抜け出さないように各補強リブ24に圧接して
各挿入ロッド12を固定している。各挿入ロッド12を
完全に抜け止めする場合には、挿入ロッド12に接着剤
などを塗布して帯状体2の補強リブ24間に挿入するよ
うにしてもよい。
は、各帯状体2に設けられた全ての補強リブ24間にそ
れぞれ挿入されるように、多数設ける必要はなく、図7
(a)に示すように、複数の補強リブ24を間に挟むよ
うに、一対の挿入ロッド12を設ける構成であってもよ
く、また、図7(b)に示すように、接合本体部11の
各側面から1本ずつ挿入ロッド12を設ける構成にして
もよい。
リブ24の先端よりも外方に突出せず、また、帯状体2
の内面からも突出していないことが好ましい。また、各
実施例のような長方形の板状に限定されるものではな
く、例えば、帯状体2の端面の外郭形状に合致した形状
になった板状であってもよい。この場合、帯状体2の端
面同士を接合すると、各帯状体2の内面同士および外面
同士が、この接合本体部によって、整合状態で連続した
状態になる。
状に限定されるものではなく、複数の補強リブ24を有
していて、螺旋状に巻回して製管できるように各側縁部
に相互に嵌合し得る嵌合部が設けられていればよい。
の端部の一例を示す斜視図である。この帯状体3は、前
述の帯状体2と同様の断面形状をしており、外面に断面
T字状になった複数の補強リブ34が設けられている。
そして、各補強リブ34の一方の端面は、長方形の板状
をした接合本体部38が突き当たった状態で融着されて
おり、各補強リブ34の端面を覆っている。
突き当たった側面とは反対側の側面には、複数の挿入ロ
ッド39が、接合本体部38に対して直交状態で突出し
ている。各挿入ロッド39は、接合本体部38に突き当
てられた各補強リブ34の間隙に対応して、相互に等し
い間隔をあけて配置されている。各挿入ロッド39は、
各挿入ロッド39が設けられた帯状体3と同様の構成を
有する帯状体3を接合する際に、その帯状体3における
各補強リブ34の接合本体部38にて覆われていない他
方の端部の各補強リブ34間に挿入されるようになって
いる。
体成形、あるいは接着剤によって一体に接着されてお
り、前記端面接合部材1における各挿入ロッド12のよ
うに、帯状体3における各補強リブ34間に挿入された
際に容易に抜けないように、各補強リブ34の間隙より
も若干大きな幅寸法を有していることが好ましい。ま
た、各補強リブ34間に容易に挿入されるように、図6
(a)および図6(b)に示す挿入ロッド12と同様に
構成してもよい。さらに、多数の挿入ロッド39を設け
ることなく、図7(a)に示す端面接合部材1の一方の
側部に設けられた一対の挿入ロッド12と同様に、一対
だけ設ける構成、あるいは、図7(b)に示す挿入ロッ
ド12と同様に、1本だけ設ける構成にしてもよい。
合すべき帯状体3の各補強ロッド34間に挿入した際
に、その帯状体3における各補強リブ34の端面に圧接
されて、両者の間隙を水密状態にするように、帯状体3
の幅方向に均一な弾性を有していることが好ましい。ま
た、接合本体部38は、相互に嵌合状態になる各側縁部
の端面を覆わないように、その幅方向寸法を設定する
か、各側縁部の端面における内面に対応した形状にすれ
ばよい。
一対の帯状体の端部に挿入部や挿入ロッドを挿入すると
いった簡単な作業でそれぞれの帯状体の端面同士を機械
的に位置決めして接合することができるので、加熱や位
置合わせのための装置などを必要とすることなく簡単か
つ迅速に接合作業を行うことができる。また、加熱を必
要としない機械的な接合のため、複合材料からなる帯状
体などであっても、容易に接合することができる。
面を金属板にて覆う場合には、接合本体部に設けられた
金属板が帯状体の金属板に連続した状態になる。また、
接合本体部に設けられた金属板が、帯状体に貼着された
金属板に圧接されるように、接合本体部から延出させる
ことにより、端面接合部材および帯状体それぞれに貼着
された金属板の間に間隙が形成されるおそれもない。
さに切断された帯状体を既設管内に搬入して螺旋管と
し、螺旋管とされた帯状体に、順次、一定長さの帯状体
を接合するようにして既設管の内周面をライニングする
ことができる。また、本発明の帯状体は、接合すべき帯
状体の端部におけるリブ間に挿入される挿入ロッドが端
部に一体的に設けられているために、狭小なマンホール
や既設管内においても、帯状体同士の接合作業が容易に
かつ迅速に行える。
斜視図である。
連続的に製管する状態を示す側面図、(b)は図2
(a)のII-II 線における断面図である。
体の他の実施例を示す端面図である。
他の実施例における端面接合部材を示す側面図である。
さらに他の実施例における端面接合部材を示す斜視図で
ある。
面接合部材のさらに他の実施例を示す側面図側面図であ
る。
面接合部材のさらに他の実施例を示す斜視図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 螺旋状に巻回した際に管体が形成され、
外面の長手方向に沿って複数のリブが形成された帯状体
のそれぞれの端面同士を相互に接合するための端面接合
部材であって、各帯状体のリブ間に挿入して固定する挿
入部を有していることを特徴とする端面接合部材。 - 【請求項2】 螺旋状に巻回した際に管体が形成され、
外面の長手方向に沿って複数のリブが形成された帯状体
のそれぞれの端面同士を相互に接合するための端面接合
部材であって、接合すべき各帯状体の端面に当接される
接合本体部から、各帯状体のリブ間に挿入されるように
突出した挿入ロッドを有することを特徴とする端面接合
部材。 - 【請求項3】 前記帯状体は螺旋状に巻回された際に内
面となる面に金属板が貼着されており、前記接合本体部
には、その金属板に当接される金属板が貼着されている
請求項1又は2に記載の端面接合部材。 - 【請求項4】 端面接合部材と帯状体とは、接着剤によ
って接着されていることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の端面接合部材。 - 【請求項5】 管の内面に、帯状体を螺旋状に巻回して
ライニングするライニグ方法であって、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の端面接合部材を用いて、帯状体
のそれぞれの端面同士を接合することを特徴とするライ
ニング方法。 - 【請求項6】 螺旋状に巻回した際に管体が形成され、
外面の長手方向に沿って複数のリブが形成された帯状体
であって、一方の端部に、各リブの間に対応した位置か
ら長手方向の外方へ延出した挿入ロッドが一体的に設け
られていることを特徴とする帯状体。
Priority Applications (1)
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JP5283086A JP2834396B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-11-12 | 端面接合部材、ライニング方法及び帯状体 |
Applications Claiming Priority (5)
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JP5-149106 | 1993-09-21 | ||
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JP5-235036 | 1993-09-21 | ||
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