JP2019105290A - 帯板状部材の接続構造 - Google Patents

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伸一 谷川
Shinichi Tanigawa
伸一 谷川
良一郎 中村
Ryoichiro Nakamura
良一郎 中村
晃介 鈴木
Kosuke Suzuki
晃介 鈴木
三浦 仁
Hitoshi Miura
仁 三浦
和孝 三山
Kazutaka Miyama
和孝 三山
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Abstract

【課題】施工時間を短縮できる帯板状部材の接続構造を提供する。【解決手段】帯板状部材の接続構造10では、既設管内に管体を形成するための帯板状部材12どうしを接続部材14によって長手方向に接続する。帯板状部材は、帯板状の基体20と、基体20の背面側に形成される複数のリブとを備える。接続部材は、リブ間に嵌め込まれる挿入部を備える。そして、帯板状部材の端部には、第1嵌合部28が形成され、接続部材の挿入部には、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部36が形成される。【選択図】図3

Description

この発明は帯板状部材の接続構造に関し、特にたとえば、既設管内に管体を形成するための帯板状部材どうしを接続部材によって長手方向に接続する、帯板状部材の接続構造に関する。
従来のこの種の帯板状部材の接続構造の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術では、帯板状部材(リブ付帯状体)は、帯状の本体を備え、この本体の背面側には、幅方向に所定間隔を隔てて長手方向に延びる複数のリブが形成される。一方、接続部材は、帯板状部材のリブの対向する2つの面およびその間の平坦面に面接触する3つの面を有する複数の挿入部(接続部)と、複数の挿入部を連結する連結部とを備える。この接続部材を用いて2つの帯板状部材を長手方向に接続する際には、挿入部に接着剤が塗布された後、2つの帯板状部材のリブ間のそれぞれに挿入部が挿入される。
特開2002−181278号公報
特許文献1の技術では、接続部材と帯板状部材との接続が外れないように接着剤を用いて抜け止めするので、接着剤が硬化するまで待つ必要があり、施工に時間が掛かる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、帯板状部材の接続構造を提供することである。
この発明の他の目的は、施工時間を短縮することができる、帯板状部材の接続構造を提供することである。
第1の発明は、既設管内に管体を形成するための帯板状部材どうしを接続部材によって長手方向に接続する帯板状部材の接続構造であって、帯板状部材は、帯板状の基体と、基体の背面側に幅方向に所定間隔で配置され、かつ長手方向に延びる複数のリブとを備え、接続部材は、リブ間に嵌め込まれる挿入部を備え、帯板状部材の端部に第1嵌合部が形成されると共に、挿入部に第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部が形成された、帯板状部材の接続構造である。
第1の発明では、帯板状部材の接続構造は、既設管内に管体を形成するための帯板状部材どうしを接続部材によって長手方向に接続するものである。帯板状部材は、帯板状の基体を備え、基体の背面側には、幅方向に所定間隔で配置され、かつ長手方向に延びる複数のリブが形成される。また、接続部材は、帯板状部材のリブ間(受容部)に嵌め込まれる挿入部を備える。そして、帯板状部材の端部には、第1嵌合部が形成されると共に、接続部材の挿入部には、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部が形成される。
第1の発明によれば、接続部材の挿入部を帯板状部材のリブ間に嵌め込むだけで抜け止めできるので、接着接合に必要であった硬化時間が不要となり、施工時間を短縮できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、第1嵌合部および第2嵌合部の一方は凸部であり、他方は凹部である。
第2の発明によれば、帯板状部材と接続部材との接続が確実に抜け止めされる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、第1嵌合部は、リブの側面に形成されており、第2嵌合部は、挿入部の側面に形成されている。
第3の発明によれば、リブに第1嵌合部を形成するので、帯板状部材に第1嵌合部を形成するときに、誤って基体の第1主面、つまり管体の内面に影響を与えてしまうことを防止できる。
この発明によれば、接続部材の挿入部を帯板状部材のリブ間に嵌め込むだけで抜け止めできるので、接着接合に必要であった硬化時間が不要となり、施工時間を短縮できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である帯板状部材の接続構造を用いた管体を既設管内に形成した様子を模式的に示す図解図である。 図1の帯板状部材の接続構造を示す分解斜視図である。 図2の帯板状部材の接続構造を示す断面図である。 既設管の直線部に配置される帯板状部材の一例を示す斜視図である。 図4の帯板状部材を示す断面図である。 (A)は図4の帯板状部材の端部の背面側を示す斜視図であり、(B)は凹部の部分を拡大して示す部分断面図である。 既設管のコーナ部に配置される帯板状部材の一例を示す斜視図である。 (A)は接続部材の一例を示す斜視図であり、(B)は凸部の部分を拡大して示す部分断面図である。 図8の接続部材を示す側面図である。 ジョイナの一例を示す断面図である。 帯板状部材の接続構造を用いて形成した管体の一例を示す図解図である。 (A)は帯板状部材の接続構造の他の実施例に用いられる帯板状部材の一例を示す断面図であり、(B)は接続部材の一例を示す側面図である。 接続部材の他の一例を示す分解斜視図である。 接続部材のさらに他の一例を示す分解斜視図である。
図1−図3を参照して、この発明の一実施例である帯板状部材の接続構造10(以下、単に「接続構造10」という。)は、既設管100内に管体102を形成するための帯板状部材12どうしを接続部材14によって長手方向に接続するものである。既設管100内に形成された管体102は、既設管100との間に充填された充填材104によって既設管100と一体化され、これによって更生管(複合管)が形成される。
なお、接続構造10は、鉄筋コンクリート製、合成樹脂製および金属製などの円形管および非円形管を含む種々の既設管100の更生に用いることが可能であり、特に、800mm−3000mmの中大口径を有する下水管の更生に好適に用いられる。以下の説明では、一辺の長さが2000mmである断面正方形状の鉄筋コンクリート管を更生することを想定して説明することとする。
また、この実施例では、管体102を形成するための帯板状部材12として、既設管100の直線部(4辺部)100aに配置される直線部用の帯板状部材12a(以下、単に「直線部材12a」と言う。)と、コーナ部(4隅部)100bに配置されるコーナ部用の帯板状部材12b(以下、単に「コーナ部材12b」と言う。)とを用いる。後述するように、管体102を形成する際には、接続部材14を用いて、これら直線部材12aとコーナ部材12bとを長手方向(周方向)に交互に接続して長尺の連結体を形成する。そして、この連結体を螺旋状に巻き回すように配置すると共に、連結体の隣り合う側縁部同士をジョイナ16を用いて管軸方向に接続することによって、既設管100の内面に沿った管体102を形成する。なお、説明に際して、直線部材12aとコーナ部材12bとを区別する必要のない場合には、単に帯板状部材12と記載する。
以下、接続構造10の構成について具体的に説明する。図2および図3に示すように、接続構造10は、接続部材14の挿入部30と、この挿入部30が嵌め込まれる帯板状部材12(この実施例では、直線部材12aおよびコーナ部材12b)の端部とを含む。
図4−図6に示すように、直線部材12aは、既設管100の直線部100aを更生するための部材であって、平板状の基体20を含む。基体20の第1主面20aは、管体102の内面を構成する面であり、平滑面となっている。また、基体20の第2主面20b側(背面側)には、幅方向に所定間隔で配置されて、長手方向に延びる複数のリブ22が形成される。リブ22の先端部には、横方向に拡がる延出部22aが形成されており、リブ22は、後述する充填材104に埋め込まれることでアンカ機能を発揮する。さらに、基体20の両側縁部のリブ22の基端部側には、後述するジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部24が形成される。リブ22および第1係合部24は、基体20の長手方向の全長に亘って形成される。
また、後述する接続部材14の挿入部30は、直線部材12aの端部のリブ22間に嵌め入れられる。すなわち、直線部材12aは、その両端部背面側に、基体20とリブ22とで形成される複数の受容部26を有する。そして、これら複数の受容部26のうち、1または複数(この実施例では両側部の2つ)の受容部26には、第1嵌合部である凹部28が形成される。この実施例では、凹部28は、基体20の第2主面20bに形成される。具体的には、凹部28は、基体20の端面20cと略平行な面である係止面28aを有し、端面20cから離れるに従い浅くなるように形成される。
このような直線部材12aは、たとえば、硬質塩化ビニル等の合成樹脂の押出成形によって一体成形された長尺帯状体を、所定長さに切断することで製作される。この場合、凹部28は、後加工で形成するとよい。直線部材12aの長手方向(周方向長さ)の長さは、既設管100の辺長に対応する長さに設定され、たとえば1000mmである。また、直線部材12aの幅(管軸方向長さ)は、たとえば250mmであり、その高さ(径方向長さ)は、たとえば17.5mmである。
また、直線部材12aの背面側には、剛性を高めるための補強部材18(図1参照)を取り付けておくことが好ましい。直線部材12aに補強部材18が取り付けておくことで、管体102の直線部の剛性を高めることができ、管体102の直線部での変形および充填材104注入時の浮き上がりを防止できる。
図7に示すように、コーナ部材12bは、既設管100のコーナ部100bを更生するための部材であって、曲板状の基体20を含む。このコーナ部材12bは、全体が所定の曲率で湾曲加工されている点を除き、直線部材12aと同じ構成を有する。このため、直線部材12aと同じ部分については同じ参照番号を付し、重複する説明は省略する。コーナ部材12bの曲率半径は、たとえば530mmであり、その弧の長さは、たとえば1030mmである。なお、コーナ部材12bの背面側にも補強部材(図示せず)を取り付けておくようにしてもよい。
図8および図9に示すように、接続部材14は、帯板状部材12の端部どうしを長手方向(周方向)に接続するための部材である。接続部材14は、帯板状部材12の各リブ22間、つまり各受容部26に嵌め込まれる複数の挿入部30を有する。各挿入部30は、矩形状の底板30aと、底板30aの両側縁部から立ち上がる2つの側板30bとを備える溝状に形成される。また、各挿入部30は、幅方向に延びる基部32によって連結される。基部32の第1主面32aは、帯板状部材12の第1主面20aと共に、管体102の内面を構成する。また、基部32の両側縁部には、ジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部34が形成される。
また、挿入部30には、帯板状部材12の凹部28と対応する位置に、第2嵌合部である凸部36が形成される。つまり、この実施例では、両側部に位置する2つの挿入部30の底板30aに、凹部28と嵌合する凸部36が形成される。具体的には、凸部36は、挿入部30の端面30cと略平行な面である係止面36aと、端面30cに近づくに従い低くなる傾斜面36bとを有する三角柱状に形成される。
このような接続部材14は、たとえば、硬質塩化ビニル等の合成樹脂を射出成形することによって製作される。なお、接続部材14の背面側にも補強部材(図示せず)を取り付けておくようにしてもよい。
接続部材14を用いて帯板状部材12の端部どうしを接続する際には、接続部材14の基部32の両端面(各挿入部30の基端部)に止水材を塗布した後、挿入部30をリブ22間(受容部26)に嵌め込む。この際、挿入部30の底板30aは、帯板状部材12の第2主面20bと面接触し、側板30bは、リブ22の側面に面接触する。そして、図3に示すように、帯板状部材12の凹部28に挿入部30の凸部36が嵌合されて、凹部28の係止面28aに凸部36の係止面36aが係止されることによって、接続部材14が強固に抜け止めされる。このように、この接続構造10では、挿入部30をリブ22間に嵌め込むだけで、帯板状部材12と接続部材14との接続が抜け止めされるので、接着接合することと比較して、帯板状部材12の接続作業(管体102の製管作業)をスムーズに行うことができ、施工時間を短縮できる。
また、図10には、帯板状部材12の側縁部同士を幅方向(管軸方向)に接続するジョイナ16の一例を示す。この実施例では、ジョイナ16は、接続部材14を用いて帯板状部材12を接続することで形成した長尺の連結体の側縁部同士を接続する。具体的には、ジョイナ16は、長帯状のジョイナ基板40を備える。ジョイナ基板40の第1主面40aは、帯板状部材12の第1主面20aと共に、管体102の内面を構成する。また、ジョイナ基板40の両側縁部には、帯板状部材12および接続部材14の各第1係合部24,34に嵌め合わされる第2係合部42が形成される。この第2係合部42には、止水材44が設けられる。さらに、ジョイナ基板40の中央部には、ジョイナ基板40の第2主面40bから突出するU字状の溝部46と、溝部46全体を覆うように第2主面40b同士を連結する波形状のフレキシブル部48とを含む伸縮部が形成される。
続いて、図1および図11を参照して、上述のような接続構造10を用いて既設管100内に管体102を形成する管路更生方法の一例について具体的に説明する。
既設管100を更生するときには、先ず、既設管100の更生区間近傍の地上に、直線部材12a、コーナ部材12b、接続部材14およびジョイナ16などの管更生部材、並びに必要な工具および機械などを用意する。また、既設管100内は、高圧洗浄機などを用いて予め洗浄しておく。
次に、図11に示すように、既設管100(図11では省略)内に管体102を施工する。すなわち、接続部材14を用いて直線部材12aとコーナ部材12bとを周方向に交互に接続することで長尺の連結体を形成すると共に、この連結体を螺旋状に巻き回すように既設管100内に配置することで、既設管100の内面に沿った螺旋管106を仮製管する。この際、接続部材14を用いた直線部材12aとコーナ部材12bとの接続は、挿入部30をリブ22間に挿入するだけでよいので、短時間で容易に実行できる。その後、帯板状部材12および接続部材14の各第1係合部24,34とジョイナ16の第2係合部42とを嵌め合わせて、螺旋管106の隣り合う側縁部同士を、螺旋状に巻き回したジョイナ16で接続する。これによって、既設管100内に管体102が形成される。
既設管100内に管体102が形成されると、既設管100の内面と管体102の外面との間に、充填材(裏込材)104を注入し、図1に示すような、既設管100と管体102とが一体化した更生管を形成する。その後、片付け作業などを適宜実施することによって、既設管100の更生作業が終了する。
以上のように、この実施例によれば、接続部材14の挿入部30を帯板状部材12のリブ22間に嵌め込むだけで抜け止めできるので、接着接合に必要であった硬化時間が不要となり、施工時間を短縮できる。
なお、上述した帯板状部材12、接続部材14およびジョイナ16等の管更生部材の具体的な構成ないし形状(リブ22、係合部24,34,42、凹部28、凸部38など)は、単なる一例であり、適宜変更可能である。
たとえば、図12に示すように、帯板状部材12の凹部(第1嵌合部)28をリブ22の側面に形成し、これに嵌合する接続部材14の凸部(第2嵌合部)36を挿入部30の側面に形成することもできる。この場合、リブ22に形成する凹部28は、貫通孔であってもよい。リブ22に凹部28を形成することによって、凹部28を形成するときに、誤って基体20の第1主面20a、管体102の内面に影響を与えてしまうことを防止できる。
また、帯板状部材12と接続部材14との接続を抜け止めできる形状であれば、凹部28および凸部36の形状は、適宜変更可能であり、凹部28と凸部36とが同じ形状である必要もない。さらに、凹部28および凸部36を形成する数および位置なども適宜変更可能である。さらにまた、帯板状部材12に形成する第1嵌合部を凸部とし、接続部材14に形成する第2嵌合部を凹部とすることもできる。
また、直線部材12aとコーナ部材12bとを連結する接続部材としては、周方向に伸縮可能な伸縮部を有するものを用いることもできる。直線部材12aおよびコーナ部材12bの連結体を螺旋状に巻き回すように仮製管すると、仮製管が進むにつれて、直線部材12aおよびコーナ部材12bの位置が周方向にずれる場合がある。伸縮部を有するコネクタは、この位置ずれを修正するために用いられる。このため、伸縮部を有するコネクタは、連結体を螺旋状に巻き回した際の数巻きに1つ程度の割合で配置される。
図13には、伸縮部を有する接続部材50の一例を示す。図13に示す接続部材50は、雌型の第1コネクタ部材52、雄型の第2コネクタ部材54およびカバー部材56を含む。第1コネクタ部材52は、一方端側が開放された偏平円筒状の受口形状を有する基部60を備える。基部60の第1主面は、管体102の内面を構成し、基部60の両側縁部には、ジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部62が形成される。また、基部60の他端には、直線部材12aまたはコーナ部材12bのリブ22間に嵌め込まれる複数の挿入部64が形成される。
一方、第2コネクタ部材54は、矩形平板状の基部66を備える。基部66の第1主面は、管体102の内面を構成し、基部66の両側縁部には、ジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部68が形成される。また、基部66の一方端には、直線部材12aまたはコーナ部材12bのリブ22間に嵌め込まれる複数の挿入部70が形成される。さらに、基部66の他端には、第1コネクタ部材52の基部60にスライド可能に差し込まれる差込部72が形成され、差込部72の先端部には、ゴム輪74が装着される。
また、カバー部材56は、差込部72の露出部分(凹部)を覆うように、基部60と基部66との間に差し込まれる部材であって、矩形平板状の基部76を備える。基部76の第1主面は、管体102の内面を構成し、基部76の両側縁部には、ジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部78が形成される。
そして、第1コネクタ部材52および第2コネクタ部材54の各挿入部64,70には、帯板状部材12の凹部28と対応する位置に、第2嵌合部である凸部36が形成される。
このような接続部材50は、第1コネクタ部材52の基部60に対する第2コネクタ部材54の差込部72の差し込み量を調整することによって、周方向(嵌込方向)に伸縮可能である。
また、図14には、伸縮部を有する接続部材50の他の一例を示す。図14に示す接続部材50は、雌型の第1コネクタ部材80と、2つの雄型の第2コネクタ部材82とを含む。第1コネクタ部材80は、両端が開放された偏平円筒状の受口形状を有する基部84を備える。基部84の第1主面は、管体102の内面を構成し、基部84の両側縁部には、ジョイナ16の第2係合部42と嵌め合わされる第1係合部86が形成される。
一方、第2コネクタ部材82は、上述の第2コネクタ部材54と同様の形状を有する。すなわち、矩形平板状の基部88を備え、基部88の両側縁部には、第1係合部90が形成される。また、基部88の一方端には、複数の挿入部92が形成される。さらに、基部88の他端には、第1コネクタ部材80の基部84にスライド可能に差し込まれる差込部94が形成され、差込部94の先端部には、ゴム輪96が装着される。そして、第2コネクタ部材54の挿入部92には、帯板状部材12の凹部28と対応する位置に、第2嵌合部である凸部36が形成される。
また、図示は省略するが、図14に示す接続部材50は、差込部94の露出部分を覆うカバー部材を備える。ただし、カバー部材は必ずしも必要ではなく、差込部94の露出部分をパテ等で埋めるようにすることもできる。これは、図13に示す接続部材50においても同様である。
また、上述の実施例では、直線部材12aおよびコーナ部材12bの連結体を螺旋状に巻き回すことで管体102を形成するようにしたが、これに限定されない。たとえば、直線部材12aとコーナ部材12bとを接続部材14で連結した連結体によって、複数の環状体を形成する。そして、複数の環状体を管軸方向に並べて配置すると共に、環状体の側縁部同士をジョイナ16で管軸方向に連結することによって、既設管100の内面に沿った管体102を形成することもできる。
さらに、上述の実施例では、帯板状部材12として、直線部用とコーナ部用とに分割したものを用いたが、帯板状部材12は、螺旋状に巻き回すことが可能な長尺のものであってもよい。
さらにまた、上述の各実施例では、伸縮部を備えるジョイナ16を用いるようにしたが、ジョイナ16は、必ずしも伸縮部を備える必要はない。また、帯板状部材12の側縁部は、必ずしもジョイナ16を用いて接続する必要はなく、帯板状部材12の側縁部同士を直接接続する構成とすることもできる。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …帯板状部材の接続構造
12,12a,12b …帯板状部材
14,50 …接続部材
16 …ジョイナ
22 …リブ
28 …凹部(第1嵌合部)
30 …挿入部
36 …凸部(第2嵌合部)
100 …既設管
102 …管体
104 …充填材

Claims (3)

  1. 既設管内に管体を形成するための帯板状部材どうしを接続部材によって長手方向に接続する帯板状部材の接続構造であって、
    前記帯板状部材は、帯板状の基体と、前記基体の背面側に幅方向に所定間隔で配置され、かつ長手方向に延びる複数のリブとを備え、
    前記接続部材は、前記リブ間に嵌め込まれる挿入部を備え、
    前記帯板状部材の端部に第1嵌合部が形成されると共に、前記挿入部に前記第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部が形成された、帯板状部材の接続構造。
  2. 前記第1嵌合部および前記第2嵌合部の一方は凸部であり、他方は凹部である、請求項1記載の帯板状部材の接続構造。
  3. 前記第1嵌合部は、前記リブの側面に形成されており、前記第2嵌合部は、前記挿入部の側面に形成されている、請求項1または2記載の帯板状部材の接続構造。
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