JP2832646B2 - 2次元cddイメージ中のバーコード・シンボルの精細な方位角を求める方法および装置 - Google Patents

2次元cddイメージ中のバーコード・シンボルの精細な方位角を求める方法および装置

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    • G06V30/1478Inclination or skew detection or correction of characters or of image to be recognised of characters or characters lines

Description

【発明の詳細な説明】 関連出願の参照 本出願は、1992年5月14日付けで出願された係属中の
米国特許出願第07/883,853号の一部継続(c−i−p)
出願であり、その記載内容全体を本出願の参考文献とし
て引用する。
発明の属する技術分野 本発明は、一般的にはパッケージ・ラベルを読取って
処理する技術に関し、特に低解像度の、ノイズの多い、
または乱れまたはクラッタを含んだCCDイメージ(画
像)中からバーコードおよびその他のシンボルの位置を
求め、そのシンボルを抽出し、そのシンボルをデコード
(解読)するためのシステムに関する。
発明の背景 パッケージ(荷物)の取扱い(さばき)処理およびソ
ート(仕分け)処理においては、パッケージに貼付され
ているバーコードおよびその他のシンボルを読取る認識
システムを必要とすることが多い。あるタイプのソート
装置は、例えばバーコード認識システムを用いてバーコ
ード・シンボルに含まれている情報に従ってパッケージ
をソート処理する。
オーバヘッド形CCDスキャナ(走査器)システムは、
定置式読取装置を用いて、移動中のパッケージに貼付さ
れたラベルを走査する。そのような装置は、一般的に、
パッケージの移動方向に対して垂直方向に整列したリニ
ア・アレイ状の光感知(photosensitive)セルと、走査
窓に位置する画像をリニア・アレイ上に投影するための
レンズ系とを含んでいる。リニア・アレイの各セルは、
読取りステーションを通過するパッケージの移動速度に
比べて相対的に高い速度(レート)で走査される。その
ような走査装置によって生成されたイメージ(画像)
は、ノイズ(雑音)が多く、解像度が低いことが多い。
リニア・アレイおよびバーコード・レーザ・スキャナ
を採用したオーバヘッド形CCD走査システムでは、一般
的に、移動中のパッケージに貼付されたバーコード・シ
ンボルの位置および/または方位角(角度方位)を正確
に決定することまたは求めることができない。高速パッ
ケージ・ソート処理動作においては、一般的には、移動
ベルト上のパッケージに貼付された個々のバーコード・
シンボルが同じ位置に整列していたり同じ方位角を向い
ていたりすることがないので、問題がさらに難しくな
る。
移動中のパッケージ上の乱雑な(クラッタを含んだ)
像を背景(background)にしてバーコード・シンボルが
埋込まれているときは、バーコード・シンボルの読取り
における問題がさらに複雑になる。乱雑な背景は、走査
されるバーコード・シンボル以外に、パッケージ上に位
置しかつバーコード・シンボルの近傍にある他の情報に
よって生じることもある。また、乱れたまたはノイズの
多いイメージは、パッケージ上に位置しかつバーコード
・シンボル付近にたまたま出現したマークから生じた
り、または分裂した(裂けた)、汚れたまたは一部欠落
したバーコード・シンボルから生じることもある。
また、CCDイメージに埋込まれたバーコード・シンボ
ルの抽出および読取りにおいて、そのようなイメージを
処理するために用いられるイメージ処理ハードウェアに
おける制限(限定)が関係して、問題がさらに複雑にな
っている。特に、現在利用可能なイメージ処理ボード
は、一般的に限定された数だけの畳み込み器(コンボル
バ)を含んでおり、それによって、或る所定のマスクと
の畳み込みを同時に行い得るイメージの数がイメージ処
理ボート上の畳み込み器の数に制限される。イメージ処
理アプリケーションが多数のイメージの畳み込みを並列
に(並行して)行うことを要求し、かつ畳み込みを行っ
ている各イメージに対してイメージ処理ボード上に利用
可能な別の畳み込み器が存在しない場合には、多数のイ
メージ処理ボードを用いなければならず、そうするとイ
メージ処理システムの実現(構成)に関係するハードウ
ェア・コストが大幅に(実質的に)増大する。
本発明の目的の1つは、移動ベルト上のパッケージに
貼付された様々な相異なる方位を向いたバーコード・シ
ンボルを読取るシステムを実現することである。
本発明の他の目的は、低解像度走査装置を用いて、ノ
イズの多いまたは乱雑な背景に埋込まれたバーコード・
シンボルを読取るシステムを実現することである。
本発明のさらに他の目的は、輝度(明暗度、強度レベ
ル)イメージにおける、バーコード・スタック化(縦に
並んだ、積重ねた、2列以上の)バーコード、正方形ア
レイおよび六角形アレイを含めた種々のタイプ(型)の
認識対象(オブジェクト)またはシンボルの位置を求め
るシステムを実現することである。
本発明のさらに他の目的は、輝度イメージにおける、
バーコードおよびスタック化バーコードを含めた種々の
タイプの認識対象またはシンボルの精細な方位角(角度
方位)を求めるシステムを実現することである。
本発明のさらに他の目的は、低質のまたは汚れた不完
全なバーコード・シンボルを表す2次元イメージからバ
ーの幅を求めるシステムを実現することである。
本発明のさらに他の目的は、2値または2進値(bina
ry)の各イメージのピクセル密度(濃度、density)を
求めるために、標準的な畳み込み器が2値(2進値)の
同じ畳み込みマスクを用いて多数のディジタル2値イメ
ージを並列に同時に畳み込みを行うことを可能にするイ
メージ処理システムを実現することである。
本発明の別の目的および利点は発明の説明から明らか
になる。
発明の概要 本発明は、次のような2次元ピクセル・イメージにお
けるバーコード・シンボルの精細な(fine)方位角(角
度方位)を求めるシステムに関する。2次元ピクセル・
イメージの中から処理用の窓(ウィンドウ)が選択され
る。その選択された窓の中の複数のピクセルについて端
縁度(端縁の明瞭度)情報および端縁方向(端縁方位)
情報が求められる。複数のピクセルの中の各ピクセルに
ついて、各ピクセルに関連する(associated)端縁度が
或る閾値(threshold)を越えた場合は、各ピクセルの
端縁度および端縁方向が複数の方位範囲(方位角範囲)
の中の少なくとも1つの方位範囲に関連(対応)付けら
れる。複数の方位範囲における各方位範囲について、各
方位範囲に関連する密度値が、それぞれの方位範囲に関
連するピクセルの数に基づいて求められる。その関連す
る密着値に応じて少なくとも1つの方位範囲が候補とし
て選択される。バーコード・シンボルの精細な方位角
は、その候補の方位範囲に関連付けられた端縁方向に基
づいて求められる。
また、本発明は、次のような2次元ピクセル・イメー
ジにおけるバーコード・シンボルの精細な方位角を求め
るシステムに関する。2次元ピクセル・イメージの中か
ら処理用の窓が選択される。その選択された窓の中の複
数のピクセルについて端縁度情報と端縁方向情報が求め
られる。複数のピクセルの中の各ピクセルについて、各
ピクセルに関連する端縁度が或る閾値を越えた場合は、
各ピクセルの端縁度および端縁方向が複数の方位範囲の
中の少なくとも1つの方位範囲に関連(対応)付けられ
る。複数の方位範囲における各方位範囲について、各方
位範囲に関連する角度平均値が、それぞれの方位範囲に
関連付けられた端縁方向に基づいて求められる。その関
連する角度平均値に応じて少なくとも1つの方位範囲が
候補として選択される。バーコード・シンボルの精細な
方位角は、その候補の方位範囲に関連付けられた端縁方
向に基づいて求められる。
また、本発明は、次のような2次元ピクセル・イメー
ジにおけるバーコード・シンボルの精細な方位角を求め
るシステムに関する。2次元ピクセル・イメージの中か
ら処理用の窓が選択される。その選択された窓の中の複
数のピクセルに対して端縁度情報と端縁方向情報が求め
られる。複数のピクセルの中の各ピクセルについて、各
ピクセルに関連する端縁度が或る閾値を越えた場合は、
各ピクセルの端縁度および端縁方向が複数の方位範囲の
中の少なくとも1つの方位範囲に関連(対応)付けられ
る。複数の方位範囲における各方位範囲について、各方
位範囲に関連するノイズ値が、それぞれの方位範囲に関
連付けられた端縁方向に基づいて求められる。その関連
するノイズ値に応じて少なくとも1つの方位範囲が候補
として選択される。バーコード・シンボルの精細な方位
角は、その候補の方位範囲に関連付けられた端縁方向に
基づいて求められる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明に従う、輝度イメージ中の対象の位置
を求めるためのシステムの好ましい実施形態の処理動作
を例示するフロー図である。
図2Aは、本発明の好ましい実施形態に関連して用いら
れる2つの端縁検出器を示している。
図2Bは、本発明の別の好ましい実施形態に関連して用
いられる4つの端縁検出器を示している。
図3は、本発明の好ましい実施形態に従う端縁情報比
較器の処理動作を例示するフロー図である。
図3Aは、本発明の好ましい実施形態に従う2値イメー
ジの形成方法を例示するフロー図である。
図3Bは、本発明の好ましい実施形態に従う、2値イメ
ージからフィーチャ・イメージを生成する方法を例示す
るフロー図である。
図3Cは、本発明の好ましい実施形態に従う複合フィー
チャ・イメージ生成器の処理動作を例示するフロー図で
ある。
図3Dは、本発明の好ましい実施形態に従う別の複合フ
ィーチャ・イメージ生成器の処理動作を例示するフロー
図である。
図3Eは、本発明の好ましい実施形態に従うさらに別の
複合フィーチャ・イメージ生成器の処理動作を例示する
フロー図である。
図3Fは、本発明の好ましい実施形態に従う、複合フィ
ーチャ・イメージを処理するピクセル・クラスタ領域生
成器の処理動作を例示するフロー図である。
図3Gは、本発明の好ましい実施形態に従う、入力輝度
イメージから複数の2値イメージを効率良く形成する装
置の処理動作を例示するフロー図である。
図3Hは、本発明の好ましい実施形態に従う、複数の2
値イメージを表すピクセルから複合フィーチャ・イメー
ジを効率良く形成する装置の処理動作を例示するフロー
図である。
図4は、本発明の好ましい実施形態に従う前景領域選
択器の処理動作を例示するフロー図である。
図4Aは、本発明の好ましい代替実施形態に関連して用
いられる2つの連結演算子を例示するフロー図である。
図5は、本発明の好ましい実施形態に従う、輝度イメ
ージから選択された対象領域に関連する情報を抽出する
システムの処理動作を例示するフロー図である。
図6Aは、走査された撮像領域を表す典型的な低解像度
輝度イメージを例示している。
図6B〜6Eは、図2Bの端縁検出器を図6Aの輝度イメージ
に適用して得られた典型的な4つの2値イメージを例示
している。
図6F〜6Iは、図3Bの多数部膨張および少数部浸食の処
理を図6B〜6Eの2値イメージに適用して得られた典型的
な4つのフィーチャ・イメージを例示している。
図6Jは、図3の処理を図6F〜6Iのフィーチャ・イメー
ジに適用して得られた典型的な複合フィーチャ・イメー
ジを例示している。
図6Kは、図3Fの多数部膨張および少数部浸食の処理を
図6Jの複合フィーチャ・イメージに適用して得られた典
型的な複合フィーチャ・イメージを例示している。
図7は、互いに異なる目標(ターゲット)方位に応じ
た方位の端縁を有する複数のシンボルを有する典型的パ
ッケージ・ラベルを例示している。
図8は、本発明の好ましい実施形態に関連して用いら
れる前処理ステップの処理動作を例示するフロー図であ
る。
図8Aは、暗いベルト上に置かれた典型的なパッケージ
の輪郭を例示している。
図9A、9Bは、本発明に従う、輝度イメージにおける対
象の精細な方位角を求める好ましいシステムの処理動作
を例示するフロー図を示している。
図9Cは、複数の選択されたピクセル窓が重ねられた選
択対象領域を含んでいる典型的な輝度イメージの一部を
例示している。
図9Dは、本発明に従う、輝度イメージ中のバーコード
・シンボルの精細な方位角を求めるために用いられる好
ましい方位範囲の群(グループ)を示している。
図10は、本発明に従う、輝度イメージ中における対象
の粗い概略の方位を求める別の好ましい実施形態の処理
動作を例示するフロー図である。
図11は、本発明に従う、バーコード・シンボルを表す
2次元イメージからバーの幅を求める好ましいシステム
の処理動作を例示するフロー図である。
図12は、本発明のイメージ処理システムによって処理
する典型的な低解像度イメージを例示している。
図13Aは、本発明に従う、バーコード・シンボルを表
す低解像度イメージから取出された1次元輝度射影イメ
ージを示している。
図13Bは、本発明の第1のグローバル・スケール処理
方法を図13Aの射影信号に適用して導出された典型的な
投影信号を例示している。
図13Cは、本発明のローカル・スケール処理方法およ
び補間方法を図13Bの投影信号に適用して導出された典
型的な投影信号を例示している。
図13Dは、本発明の第2のグローバル・スケール処理
方法を図13Cの射影信号に適用して導出された典型的な
投影信号を例示している。
図13Eは、図13Dの投影信号の拡大図である。
図14は、本発明の好ましい実施形態に従う、複数の走
査線が重ねられた典型的な低解像度イメージを例示して
いる。
好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は、輝度イメージにおける認識対象の位置を求
めるシステム、輝度イメージ中の認識対象の精細な方位
角(角度方位)および/または位置を求めるシステム、
およびイメージを処理するシステムに関する。対象の位
置を求めるシステムは図1〜8を参照して説明する。対
象の角度方位(方位角)を求めるシステムは図9および
10を参照して説明する。また、イメージ処理システムは
図11〜14を参照して説明する。本明細書において、“対
象(オブジェクト、目標)”という用語は密度の高い
(濃い)端縁を有するシンボル、図、パターン、形状ま
たは領域等を意味する。“対象”という用語の概念は、
バーコード・シンボル、スタック化バーコード・シンボ
ル、および正方形、六角形およびその他の多角形のアレ
イを含んでいて、かつこれらに限定されるものではな
い。
認識対象の位置を求めるシステム 次に図1を参照するとこの図には、本発明に従う、輝
度イメージにおける対象の位置を求めるシステムの好ま
しい実施形態の処理動作を例示するフロー図が示されて
いる。このシステムは、まず、走査中の撮像(イメージ
化)領域を好ましくはディジタル化グレースケールで表
す輝度(明暗)イメージ100を、入力として受取る。こ
の好ましい実施形態において、輝度イメージ100はリニ
ア・アレイ型CCDから取出された低解像度ピクセルのイ
メージである。図示のシステムは、少なくとも2つの方
位範囲(方位角範囲)の方位角を有する複数の端縁を検
出するための少なくとも2つの異なる端縁検出器を用い
て輝度イメージを分析する手段200を含んでいる。上記
少なくとも2つの方位範囲のうちの第1の方位範囲の方
位角を有する検出端縁を表す情報と、上記少なくとも2
つの方位範囲のうちの第2の方位範囲の方位角を有する
検出端縁を表す情報とを比較するための手段300が設け
られている。手段300で行われた比較の結果に基づい
て、手段400は、輝度イメージ100の中から、検出端縁が
実質的に目標(ターゲット)方位に対応する方位角を有
する少なくとも1つの前景領域(foreground region)
を選択する。輝度イメージ100の中から手段400によって
選択された前景領域を表す情報を抽出する手段500が設
けられている。この好ましい実施形態において、手段50
0は、手段400によって選択された前景領域に対応する対
象領域の重心または図心(質量中心)の、輝度イメージ
100における位置(即ち、空間座標)を求める。
次に図2Aを参照するとこの図には、本発明の好ましい
実施形態に関連して手段200によって用いられる2つの
検出器210、220が示されている。好ましい実施形態にお
いて、手段200は端縁検出器210を輝度イメージ100にピ
クセル毎に適用して、各端縁の勾配(傾斜)のX成分
(ΔX)を求める。同様に、端縁検出器220を輝度イメ
ージ100にピクセル毎に適用して、各端縁の勾配のY成
分(ΔY)を求める。手段200は、このXおよびY成分
情報に基づいて、次に式(1)および(2)に従って輝
度イメージ100中の各ピクセルにおける端縁度情報
(Mn)および端縁方向情報(Dn)を求める。
Mn=(ΔXn 2+ΔYn 21/2 (1) Dn=arctan(ΔYn/ΔXn) (2) 好ましい実施形態において、輝度イメージ100は782×
1288個の8ビット・ピクセルで構成され、Mnは0〜127
の範囲に正規化(normalize)される。この正規化は式
(1)を8で除算することによって得られる。
好ましい代替実施形態においては、手段200は、図2B
の端縁検出器230、240、250、260を適用して、輝度イメ
ージ100中の各ピクセルにおける端縁度情報および端縁
方向情報を求める。さらに詳しくは、端縁検出器230を
輝度イメージ100にピクセル毎に適用して、0゜軸の正
方向または逆方向の(±)22.5゜内の角度方位範囲の方
位角を有する端縁に対応する端縁度(端縁の度合い、端
縁明瞭度)の情報を求め;端縁検出器240を輝度イメー
ジ100にピクセル毎に適用して、45゜軸の正逆方向
(±)22.5゜内の方位範囲の方位角を有する端縁に対応
する端縁度情報を求め;端縁検出器250を輝度イメージ1
00にピクセル毎に適用して、90゜軸の正逆方向(±)2
2.5゜内の方位範囲の方位角を有する端縁に対応する端
縁度情報を求め;端縁検出器260を輝度イメージ100にピ
クセル毎に適用して、135゜軸の正逆方向(±)22.5゜
内の方位範囲の方位角を有する端縁に対応する端縁度情
報を求める。
次に、手段200からの端縁情報が端縁情報比較器300に
供給される。好ましい実施形態において、端縁情報比較
器300は、少なくとも2つのフィーチャ(特徴)イメー
ジを生成する手段310と、複合フィーチャ・イメージま
たは合成フィーチャ・イメージ(composite feature im
age)を生成する手段330と、複合フィーチャ・イメージ
中にピクセル・クラスタ(cluster)領域を形成する手
段350とからなる。
好ましい実施形態において、手段310は、輝度イメー
ジ100中の各ピクセルについて求められた各端縁度情報
を、対応する少なくとも2つの方位範囲の中の1つの方
位範囲に関連付けることによって、少なくとも2つのフ
ィーチャ・イメージを発生する。第1の好ましい実施形
態において、端縁検出器210、220を用いて輝度イメージ
100から検出された各端縁の方位角を求め、次いで検出
された端縁の各々が少なくとも3つの方位範囲の中の1
つの方位範囲を有するものとして分類される。例えば、
各検出端縁は、(i)0゜軸の正方向または逆方向の
(±)30゜内の第1の方位範囲、(ii)60゜軸の正逆方
向(±)30゜内の第2の方位範囲、または(iii)120゜
軸の正逆方向(±)30゜内の第3の方位範囲、の中のい
ずれかの角度方位を有するものとして分類される。手段
310は、各方位範囲について、その方位範囲内の方位角
を有する検出端縁を、対応するフィーチャ・イメージに
関連付ける。好ましい実施形態において、各フィーチャ
・イメージは2値(2進値)ピクセルで構成され、その
各フィーチャ・イメージに関連付けられた検出端縁はこ
の2値ピクセルを用いて表される。所定のフィーチャ・
イメージにおける高レベル(または白)に設定された各
2値ピクセルの位置は、そのフィーチャ・イメージに関
連付けられた検出端縁の輝度イメージ100における位置
に対応していることが好ましい。
好ましい代替実施形態において、検出器210、220によ
って検出された各端縁は、互いに部分的に重複した少な
くとも3つの方位範囲の中の1つまたは2つの方位範囲
内の方位角を有するものとして分類される。この実施形
態においては、各方位範囲の好ましい重複角度は各方位
範囲の各外側(端部)の約5゜である。但し、別の重複
量を用いてもよい。従って、各検出端縁は、(i)0゜
軸の正方向または逆方向の(±)35゜内の第1の方位範
囲、(ii)60゜軸の正逆方向(±)35゜内の第2の方位
範囲、および/または(iii)120゜軸の正逆方向(±)
35゜の第3の方位範囲、のいずれかの角度方位を有する
ものとして分類される。検出端縁は、各方位範囲の重複
する各部分の中の1つの重複部分内の方位角を有しない
限りは、1つの方位範囲だけに分類される。一方、検出
端縁は、各方位範囲の重複する各部分の中の1つの重複
部分内の方位角を有している場合は、2つの方位範囲に
分類される。前の段落で述べたように、手段310は、各
方位範囲について、その方位範囲内の方位角を有する検
出端縁を、対応するフィーチャ・イメージに関連(対
応)付ける。
さらに別の代替実施形態において、手段310は各検出
端縁を種々の異なるサイズまたは角度方位を有する他の
方位範囲に分類してもよい。さらに、少なくとも2つの
または3つより多い方位範囲を用いて、各検出端縁を分
類してもよい。例えば、手段310において端縁検出器23
0、240、250、260を用いて、撮像領域の中の各端縁をそ
の各端縁検出器に関連する4つの方位範囲の中の1つの
方位範囲に分類してもよい。
手段310は、少なくとも2つの2値(2進値)イメー
ジ(2値ピクセル・イメージ)を生成する手段310aと、
手段310aの出力から少なくとも2つのフィーチャ・イメ
ージを発生する手段310bとからなることが好ましい。次
に図3Aを参照するとこの図には、少なくとも2つの2値
イメージを生成する手段310aの処理動作を例示するフロ
ー図が示されており、その形成された少なくとも2つの
2値イメージの各々は、検出端縁の少なくとも2つの方
位範囲の中の1つの方位範囲に対応する。手段310aは、
その入力として、手段200によって検出された各端縁に
対する端縁度情報および端縁方向情報を受取る。まず、
処理しようとする検出端縁を選択する手段311が設けら
れている。手段312は、選択された端縁に対応する端縁
度情報を第1の所定の閾値(T1)と比較する。選択され
た端縁に対応する端縁度情報がT1を越えていると判断さ
れた場合は、手段313は、少なくとも2つの方位範囲の
中からその選択された端縁方向に対応する1つの方位範
囲を選択する。また、その端縁度情報がT1を越えている
場合は、手段313は、少なくとも2つの2値イメージの
中からその選択された方位範囲に対応する1つの2値イ
メージを選択する。次いで、手段314は、輝度イメージ1
00における選択された端縁の位置(配置)に対応する位
置にあるその選択された2値イメージ中のピクセルを高
レベルに設定する。また、各検出端縁に対して手段311
で始まる処理を繰り返し行わせる手段315が設けられて
いる。
重複部分を有する少なくとも3つの方位範囲の中の1
つまたは2つの方位範囲に検出端縁を分類する場合の検
出端縁を処理するのに用いられる好ましい代替実施形態
において、手段313は、少なくとも3つの方位範囲の中
から選択端縁方向に対応する1つまたは2つの方位範囲
を選択する。また、この実施形態において、手段313
は、少なくとも3つの2値イメージの中からその選択さ
れた方位範囲に対応する1つまたは2つの2値イメージ
を選択する。次いで、手段314は、輝度イメージ100にお
ける選択端縁の位置(配置)に対応する位置にあるその
選択された2値イメージにおけるピクセルを高レベルに
設定する。
さらに別の好ましい実施形態においては、手段310
は、その入力として、端縁検出器230、240、250、260の
各々によって求められた端縁度情報を受取る。次いで、
各検出端縁に対応する端縁度情報はT1と比較される。検
出器230で検出されたT1を越える端縁度を有する各端縁
について、第1の2値(2進値)イメージにおけるその
2値ピクセルが高レベルに設定される。高レベルに設定
された2値ピクセルの位置は、その2値ピクセルによっ
て表される端縁の輝度イメージ100における位置に対応
する。同様に、検出器240で検出されたT1を越える端縁
度を有する各端縁について、第2の2値イメージにおけ
るその対応する2値ピクセルが高レベルに設定される。
検出器250で検出されたT1を越える端縁度を有する各端
縁について、第3の2値イメージにおけるその対応する
2値ピクセルが高レベルに設定される。また、検出器26
0で検出されたT1を越える端縁度を有する各端縁につい
て、第4の2値イメージにおけるその対応する2値ピク
セルが高レベルに設定される。
図6Aは、本発明によるオブジェクト・ロケータ(対象
の位置を求める)システムによって処理される低解像度
輝度イメージ(610)の典型例を示している。図6B〜6E
は、端縁検出器230、240、250、260を図6Aの輝度イメー
ジに適用して得られた4つの2値イメージを示してい
る。即ち、第1の2値イメージ620中の白のピクセル
は、検出器230で検出され、T1を越える端縁度を有し、
かつ0゜軸の正方向または逆方向の(±)22.5゜内の方
位範囲の方位角を有する各端縁を表す。第2の2値イメ
ージ622中の白のピクセルは、検出器240で検出され、T1
を越える端縁度を有し、かつ45゜軸の正逆方向(±)2
2.5゜内の方位範囲の方位角を有する各端縁を表す。第
3の2値イメージ624中の白のピクセルは、検出器250で
検出され、T1を越える端縁度を有し、かつ90゜軸の正逆
方向(±)22.5゜内の方位範囲の方位角を有する各端縁
を表す。また、第4の2値イメージ626中の白のピクセ
ルは、検出器260で検出され、T1を越える端縁度を有
し、かつ135゜軸の正逆方向(±)22.5゜内の方位範囲
の方位角を有する各端縁を表す。
好ましい実施形態において、手段310bは、手段310aに
よって出力された少なくとも2つの2値イメージの各々
に対して、重み付けモーフォロジまたは形態論的処理
(morphology)または“多数部膨張/少数部浸食(majo
rity dilation/minority erosion)”処理というフィル
タ処理を施す。この処理を用いて、高レベルに設定され
たピクセルの密度(濃度)(concentration)が第2の
所定の閾値(T2)を越える場合の各2値イメージにおけ
る領域を“膨張”させ、高レベルに設定された2値ピク
セルの密度が閾値T2を越えない場合の各2値イメージに
おける領域を“浸食”させる。また、手段310bの好まし
い実施形態において、この多数部膨張/少数部浸食の処
理を用いて、各2値イメージに対する“サブサンプリン
グ(副サンプリング)”を同時に実行する。この実施形
態において、少なくとも2つの2値イメージの各々は複
数の領域またはブロックに分割される。例えば、782×1
288ピクセルの寸法(大きさ)の2値イメージは8×8
ピクセルのサイズのピクセル・ブロックに分割すること
が好ましい。次いで、複数のブロックの各ブロックにお
ける高レベルに設定された2値ピクセルの密度が求めら
れてT2と比較される。次に、2値イメージの中の各ブロ
ックをそのフィーチャ・イメージ中の或る1つの2値ピ
クセルで表現することによって、出力2値イメージ(ま
たはフィーチャ・イメージ)が形成される。2値イメー
ジ中の或るブロックについて求めた密度がT2を越えると
きは、フィーチャ・イメージ中の対応するその1つの2
値ピクセルは高レベルに設定される。2値イメージ中の
或るブロックについて求めた密度がT2を越えないとき
は、フィーチャ・イメージ中の対応するその1つの2値
ピクセルは低レベルに設定される。2値イメージにおけ
る8×8のピクセルの各ブロックを表すものとして1つ
のフィーチャ・イメージにおける1つの2値ピクセルが
用いられるので、782×1288ピクセルの寸法の2値イメ
ージから97×161ピクセルの寸法のフィーチャ・イメー
ジが形成される。
次に図3Bを参照するとこの図には、上述の多数部膨張
/少数部浸食の処理に従って少なくとも2つの2値イメ
ージから少なくとも2つのフィーチャ・イメージを生成
する手段310bのフロー図が示されている。図示の実施形
態において、その2値イメージの各々を複数のブロック
にタイル化または分割(tile)する手段316が設けられ
ている。次いで、手段317によって複数のタイル化ブロ
ックの中の1つのブロックが選択され、ピクセル・カウ
ンタ318によって、その選択されたブロック中の高レベ
ルに設定された2値ピクセルの数が求められる。次に、
カウンタ318によって求められたピクセルの数をT2と比
較する比較手段319が設けられている。選択されたブロ
ックにおいて高レベルに設定された2値ピクセルの数が
T2を越えた場合は、手段320が、対応するフィーチャ・
イメージにおける対応する2値ピクセルを高レベル(ま
たは白)に設定する。選択されたブロックにおいて高レ
ベルに設定された2値ピクセルの数がT2を越えない場合
は、手段321が、対応するフィーチャ・イメージにおけ
る対応する2値ピクセルを低レベル(または黒)に設定
する。各タイル化ブロックに対して手段317で始まるこ
の処理を繰り返す手段322が設けられている。図6F〜I
は、典型例としての4つのフィーチャ・イメージ630、6
32、634、636を表しており、このフィーチャ・イメージ
630、632、634、636は、図3Bの多数部膨張/少数部浸食
の処理を図6B〜6Eの2値イメージ620、622、624、626に
それぞれ適用して得られたものである。
手段310bの好ましい代替実施形態において、少なくと
も2つの2値イメージの各々に対して“スライド(移
動)”する窓(ウィンドウ)が適用される。そのスライ
ド窓は、例えば8×8のピクセルのブロックである。こ
の窓は、まず、選択された2値イメージの左上隅部の8
×8のピクセルのブロックに適用される。窓内で高レベ
ルに設定されているピクセルの数がT2と比較される。窓
内で高レベルに設定されたピクセルの数がT2を越える場
合は、対応するフィーチャ・イメージ中の対応する2値
ピクセルが高レベルに設定される。それ以外では、対応
するフィーチャ・イメージ中の対応する2値ピクセルは
低レベルに設定される。次に、窓が1ピクセル分だけ右
に移動されて、その処理が繰り返される。スライド窓の
右側辺が、選択された2値イメージの右側端辺に到達す
るまで、その処理は継続する。次いでこの到達位置にお
いて、窓が1ピクセル分だけ下に移動され、最も左のピ
クセル列まで移動される。さらに、スライド窓、選択さ
れた2値イメージの右下隅部に到達するまで、その処理
は繰り返される。
手段310bのさらに別の好ましい実施形態においては、
多数部膨張/少数部浸食処理を行うために、まず、少な
くとも3つの2値イメージの各々を複数の領域に分割す
る。次に、複数の領域の各領域において高レベルに設定
されている2値ピクセルの密度が求められてT2と比較さ
れる。求められた密度がT2を越えている状態にある各領
域において、その領域中の全ての2値ピクセルを高レベ
ル(または白)に設定することによって、ピクセル・ク
ラスタ(集落、集団、群)領域が形成される。求められ
た密度がT2を越えていない状態にある各領域において
は、その領域の全ての2値ピクセルを低レベル(または
黒)に設定することによって、空の領域が形成される。
フィーチャ・イメージ発生器310の出力は複合フィー
チャ・イメージ発生器330に供給される。図3Cは、本発
明による好ましい複合フィーチャ・イメージ発生器の処
理動作を例示するフロー図である。好ましい実施形態に
おいて、第1、第2、第3および第4のフィーチャ・イ
メージが手段330に供給される。第1のフィーチャ・イ
メージは、0゜軸の正逆方向(±)22.5゜内の方位範囲
の方位角を有する端縁を表す第1の2値イメージから求
めたものである。第2のフィーチャ・イメージは、45゜
軸の正逆方向(±)22.5゜内の方位範囲の方位角を有す
る端縁を表す第2の2値イメージから求めたものであ
る。第3のフィーチャ・イメージは、90゜軸の正逆方向
(±)22.5゜内の方位範囲の方位角を有する端縁を表す
第3の2値イメージから求めたものである。第4のフィ
ーチャ・イメージは、135゜軸の正逆方向(±)22.5゜
内の方位範囲の方位角を有する端縁を表す第4の2値イ
メージから求めたものである。
再度図3Cを参照すると、第1、第2、第3および第4
のフィーチャ・イメージの中から互いに対応する2値ピ
クセルを選択するピクセル選択器手段331a、331b、331
c、331dが設けられている。第1のフィーチャ・イメー
ジにおける2値ピクセルと第3のフィーチャ・イメージ
における対応する2値ピクセルとの排他的論理和(EXO
R)演算を実行するための第1の論理和手段332aが設け
られている。また、第2のフィーチャ・イメージにおけ
る2値ピクセルと第4のフィーチャ・イメージにおける
対応する2値ピクセルとの排他的論理和演算を実行する
ための第2の論理和手段332bが設けられている。第1の
論理和手段332aと第2の論理和手段332bの出力は、第3
の論理和手段333に供給されて、そこでピクセル毎に比
較される。さらに詳しくは、手段333は、その入力に対
して論理和演算(OR)を実行して、その論理和演算の結
果に応じて複合フィーチャ・イメージにおける対応する
2値ピクセルを高レベルまたは低レベルに設定する。複
合フィーチャ・イメージにおいてレベル設定された2値
ピクセルの位置は、手段331a、331b、331c、331dによっ
て選択された2値ピクセルの4つのフィーチャ・イメー
ジの各々の内部の位置に対応する。図6Jは、図3Cの処理
を図6F〜6Iのフィーチャ・イメージ630、632、634、636
に適用して得られた複合フィーチャ・イメージ640の典
型例を示している。
次に図3Dを参照するとこの図には、2つのフィーチャ
・イメージだけが手段330に供給される場合の代替的な
複合フィーチャ・イメージ発生器が示されている。第1
と第2のフィーチャ・イメージの各々から互いに対応す
る2値ピクセルを選択するピクセル選択器手段335a、33
5bが設けられている。選択された互いに対応する2つの
2値ピクセルのうちの1つだけが高レベルに設定されて
いる場合に複合フィーチャ・イメージにおける1つの2
値ピクセルを高レベルに設定するピクセル比較器手段33
6が設けられている。別の代替実施形態(図示せず)に
おいては、3つのフィーチャ・イメージが手段330に供
給され、互いに対応する3つの2値ピクセルが第1、第
2および第3のフィーチャ・イメージの中から選択さ
れ、選択された互いに対応する3つの2値ピクセルの中
の1つだけまたは2つだけが高レベルに設定されている
場合に、ピクセル比較器手段336が複合フィーチャ・イ
メージ中の2値ピクセルを高レベルに設定する。複合フ
ィーチャ・イメージにおいて高レベルに設定されたピク
セルの位置は、選択された対応する2値ピクセルのフィ
ーチャ・イメージの各々の内部の位置に対応する。この
処理は、各フィーチャ・イメージの互いに対応するピク
セルのグループ(群)の各々に対してピクセル毎に繰り
返される。
本発明に従う重合フィーチャ・イメージ発生器のさら
に別の代替実施形態が図3Eに示されている。図示の実施
形態において、Nが2以上であるときに、N個のフィー
チャ・イメージが複合フィーチャ・イメージ発生器に供
給される。Mを2以上N以下(2≦M≦N)としたとき
に(バーコード・シンボルについてはM=2であること
が好ましい)、M個のフィーチャ・イメージの各々から
互いに対応するピクセルを選択する手段340が設けられ
ている。選択された互いに対応するM個の2値ピクセル
の中の少なくとも2つは、連続(隣接)する方位範囲の
方位角を有する端縁を表すフィーチャ・イメージから選
択されることが好ましい。例えば、M=2のとき、0゜
軸の正逆方向(±)22.5゜の範囲の第1の方位範囲、45
゜軸の正逆方向(±)22.5゜の範囲の第2の方位範囲、
90゜軸の正逆方向(±)22.5゜の範囲の第3の方位範
囲、および135゜軸の正逆方向(±)22.5゜の範囲の第
4の方位範囲において検出された端縁をそれぞれ表す第
1、第2、第3および第4のフィーチャ・イメージ(N
=4)が存在し、その選択された互いに対応する2つの
2値ピクセルは、第1と第2のフィーチャ・イメージ、
第2と第3のフィーチャ・イメージ、第3と第4のフィ
ーチャ・イメージ、または第4と第1のフィーチャ・イ
メージのいずれかの組から選択されたものであることが
好ましい。また、複合フィーチャ・イメージの中から1
つのピクセルを選択する手段(図示せず)が設けられて
いることが好ましい。複合フィーチャ・イメージの中の
その選択ピクセルの位置は、選択された互いに対応する
2値ピクセルのM個のフィーチャ・イメージの各々の内
部の位置に対応する。次に、選択された互いに対応する
M個の2値ピクセルの中の少なくとも1つのピクセルが
高レベルに設定され、かつ選択された互いに対応するM
個の2値ピクセルの全てより少ない数のピクセルが高レ
ベルに設定されている場合には、複合フィーチャ・イメ
ージから選択されたピクセルはピクセル比較器342によ
って高レベルに設定される。この処理は、複合フィーチ
ャ・イメージ中の各ピクセルに対してピクセル毎に繰り
返される。
複合フィーチャ・イメージ発生器330の出力はピクセ
ル・クラスタ領域発生器350に供給される。ピクセル・
クラスタ領域発生器350は、前述の多数部膨張/少数部
浸食処理の変形形態(バージョン)を用いて、複合フィ
ーチャ・イメージをフィルタ処理(濾波)する。特に、
ピクセル・クラスタ領域発生器350を用いて、高レベル
に設定されたピクセルの密度が第3の所定の閾値(T3
を越える場合の複合フィーチャ・イメージにおける領域
を“膨張”させ、高レベルに設定された2値ピクセルの
密度が閾値T3を越えない場合の複合フィーチャ・イメー
ジにおける領域を“浸食”させる。ピクセル・クラスタ
領域発生器350の好ましい実施形態においては、この多
数部膨張/少数部浸食処理は、“スライド”する窓のそ
の入力の複合フィーチャ・イメージに適用することによ
って達成される。さらに詳しくは、ピクセル・クラスタ
領域発生器350のスライド窓の動作において、まず、窓
(好ましくは3×3ピクセルの寸法)が入力複合フィー
チャ・イメージの左上隅部のピクセルに適用される。従
って、3×3ピクセルの寸法の窓が用いられる場合は、
まず、窓が入力複合フィーチャ・イメージの左上隅部の
3×3のピクセルのブロックに適用される。窓内で高レ
ベルに設定されているピクセルの数がT3と比較される。
窓内で高レベルに設定されたピクセルの数がT3を越える
場合は、出力複合フィーチャ・イメージにおいて3×3
の窓の中心に位置する対応するピクセルが高レベルに設
定される。それ以外では、出力複合フィーチャ・イメー
ジ中の対応するピクセルは低レベルに設定される。次
に、窓が1ピクセル分だけ右に移動されて、その処理が
繰り返される。この処理は、窓の右側辺が入力複合フィ
ーチャ・イメージの右側端辺に到達するまで継続する。
次いでこの到達位置において、窓は1ピクセル分だけ下
に移動されて、入力複合フィーチャ・イメージにおける
最も左のピクセル列まで移動される。この処理は、スラ
イド窓が入力複合フィーチャ・イメージの右下隅部に到
達するまで繰り返される。図6Kは、前述の多数部膨張/
少数部浸食処理を図6Jの複合フィーチャ・イメージ640
に適用して得られた出力複合フィーチャ・イメージ(65
0)の典型例を示している。
ピクセル・クラスタ領域発生器350の好ましい代替実
施形態においては、多数部膨張/少数部浸食処理を行う
ために、まず、複合フィーチャ・イメージを複数の領域
に分割する。次に、複数の領域の各領域において高レベ
ルに設定されている2値ピクセルの密度が求められて、
T3と比較される。求められた密度がT3を越える各領域に
おいて、その領域における全ての2値ピクセルを高レベ
ル(または白)に設定することによって、ピクセル・ク
ラスタ領域が形成される。求められた密度がT3を越えな
い各領域においては、その領域における全ての2値ピク
セルを低レベル(または黒)に設定することによって、
空の領域が形成される。
次に、図3Fを参照すると、この図には、前の段落で説
明した多数部膨張/少数部浸食処理によって複合フィー
チャ・イメージを処理するピクセル・クラスタ領域発生
器のフロー図が示されている。複合フィーチャ・イメー
ジの各々を複数のブロックにタイル化(分割)する手段
352が設けられている。次いで、手段354によって複数の
タイル化ブロックの中の1つのブロックが選択され、ピ
クセル・カウンタ手段356によって、その選択ブロック
において高レベルに設定された2値ピクセルの数が求め
られる。次に、手段356によって求められたピクセルの
数をT3と比較する比較手段358が設けられている。選択
ブロックにおいて高レベルに設定された2値ピクセルの
数がT3を越えた場合は、手段360が、選択ブロックにお
ける全ての2値ピクセルを高レベルに設定する。選択ブ
ロックにおいて高レベルに設定された2値ピクセルの数
がT3を越えない場合は、手段362が、選択ブロックにお
ける全ての2値ピクセルを低レベルに設定する。各タイ
ル化ブロックに対して手段354で始まるこの処理を繰り
返す手段364が設けられている。
次に図3Gを参照するとこの図には、本発明の好ましい
実施形態による、入力輝度イメージから複数の2値イメ
ージを効率的に生成するシステム370を示する図が例示
されている。システム370によって実行される動作の機
能は、図3Aの手段310aによって実行される機能に対応す
る。図3Gに示された実施形態において、システム370は
4つの2値イメージを生成するように構成されており、
各2値イメージは、検出端縁の4つの方位範囲(即ち、
方位範囲0、方位範囲1、方位範囲2および方位範囲
3)の中の1つに対応する。方位範囲0に対応する2値
イメージは、0゜軸の正方向または逆方向の(±)27.5
゜の範囲の角度方位を有する検出端縁を表すのが好まし
い。方位範囲1に対応する2値イメージは、45゜軸の正
逆方向(±)27.5゜の範囲の角度方位を有する検出端縁
を表すのが好ましい。方位範囲2に対応する2値イメー
ジは、90゜軸の正逆方向(±)27.5゜の範囲の角度方位
を有する検出端縁を表すのが好ましい。方位範囲3に対
応する2値イメージは、135゜軸の正逆方向(±)27.5
゜の範囲の角度方位を有する検出端縁を表すのが好まし
い。
システム370は輝度イメージ100の中の8ビット・ピク
セル値をその入力として受取る。この8ビットの入力ピ
クセルは、順次選択されて、端縁検出器210、220に(3
×3の窓の形で)供給され、これによって輝度イメージ
100中の各ピクセルに対応する8ビットΔX値および8
ビットΔY値が生成される。次に、輝度イメージ100か
ら選択された各入力ピクセルに対して、対応するΔX値
とΔY値の対がルックアップ・テーブル(LUT)372に供
給される。
LUT372に供給され得るΔX値とΔY値の各対に対し
て、対応する4つの1ビットの値(DIR0、DIR1、DIR2、
DIR3)がLUT372に記憶される。LUT372に記憶されたこれ
ら1ビットのエントリ(項目)の値は、輝度イメージ10
0を受取る前に本発明によって決定されているのが好ま
しい。LUT372中で参照される各エントリ(またはΔX、
ΔYの値の対)に対応するDIR0、DIR1、DIR2およびDIR3
の値は、まず、テーブル・エントリに対応するΔX値と
ΔY値を前述の式(1)および(2)に適用(供給)し
て、テーブル・エントリに対応する端縁度値(Mn)およ
び端縁方向値(Dn)を計算する。端縁度値(Mn)が閹値
(T1)以下である場合は、DIR0、DIR1、DIR2およびDIR3
に対応するテーブル・エントリの値は全て0に設定され
る。端縁度値(Mn)が閾値(T1)より大きい場合は、そ
の端縁方向値(Dn)が、方位範囲0、1、2、および3
と比較されて、その4つの方位範囲の中のどれが端縁方
向値(Dn)を含んでいるかを決定する。端縁方向値Dn
方位範囲0に入り、他の方位範囲のいずれにも入らない
場合には、DIR0に対応するテーブル・エントリ中の値が
高レベルに設定され、DIR1、DIR2およびDIR3に対応する
値は全て低レベルに設定される。端縁方向値Dnが方位範
囲1に入り、他の方位範囲のいずれにも入らない場合
は、DIR1に対応するテーブル・エントリ中の値が高レベ
ルに設定され、DIR0、DIR2およびDIR3に対応する値は全
て低レベルに設定される。端縁方向値Dnが方位範囲2に
入り、他の方位範囲のいずれにも入らない場合は、DIR2
に対応するテーブル・エントリ中の値が高レベルに設定
され、DIR0、DIR1およびDIR3に対応する値は全て低レベ
ルに設定される。端縁方向値Dnが方位範囲3に入り、他
の方位範囲のいずれにも入らない場合は、DIR3に対応す
るテーブル・エントリ中の値が高レベルに設定され、DI
R0、DIR1およびDIR2に対応する値は全て低レベルに設定
される。端縁方向値Dnが互いに重複する方位範囲の領域
に入る場合は、方位範囲0〜3は互いに5゜だけ重複し
ているので、DIR0、DIR1、DIR2およびDIR3の各ビットの
中の2つのビットが高レベルに設定される。重複部分を
有する方位範囲を用いる目的は、それを用いなかった場
合に重複のない角度範囲の境界点(端)の角度に該当し
て検出されなくなる可能性のあるバーコード・シンボル
を確実に検出することである。
従って、輝度イメージ100から選択された各入力ピク
セルに対して、ΔX値とΔY値の対がLUT372に供給さ
れ、次いで、LUT372は4つの1ビット値DIR0、DIR1、DI
R2およびDIR3を出力する。これらの値の各々は、輝度イ
メージ100における選択入力ピクセルの位置に対応する
位置関係にある2値イメージにおける1つのピクセルを
表す。さらに詳しくは、1ビット値DIR0は、方位範囲0
を表す2値イメージにおける対応する2値ピクセルの値
を表す。同様に、1ビット値DIR1は、方位範囲1を表す
2値イメージにおける対応する2値ピクセルの値を表
す。1ビット値DIR2は、方位範囲2を表す2値イメージ
における対応する2値ピクセルの値を表す。また、1ビ
ット値DIR3は、方位範囲3を表す2値イメージにおける
対応する2値ピクセルの値を表す。輝度イメージ100か
らの各入力ピクセルに対して、対応する1ビット値DIR
0、DIR1、DIR2およびDIR3は、システム380に供給される
4ビット・ワードを形成するようにグループ(群)にま
とめられる。
輝度イメージ100からの入力ピクセルの各々がシステ
ム370で処理されたときに、LUT372によって出力された
複数の4ビット・ワードは集合体として(collectivel
y)4つの2値イメージを表す。その各2値イメージ
は、端縁の4つの方位範囲(即ち、方位範囲0、方位範
囲1、方位範囲2および方位範囲3)の1つに対応す
る。この4つの方位範囲は互いに一部重複しているの
で、LUT372によって出力された各4ビット・ワード中の
1ビットまたは2ビットが高レベルに設定される。重複
のない方位範囲に対応する2値イメージを用いる代替実
施形態においては、LUT372によって出力された各4ビッ
ト・ワード中の1ビットだけが高レベルに設定される。
LUT372を用いて端縁検出器210、220の両出力から直接
各別の2値イメージを生成すると、手段310aをリアルタ
イムで実行するのに必要な計算を大幅に(実質的に)簡
単化できる。特に、LUT372を用いて端縁検出器210、220
の両出力から直接2値イメージを生成すると、前述の式
(1)および(2)に従って輝度イメージ100中の各端
縁の端縁度(Mn)および端縁方向(Dn)を繰り返し計算
する必要がなくなる。式(1)および(2)は多くの計
算量(computationally intensive)を必要とするの
で、ルックアップ・テーブルを使用すればこれらの式を
繰り返し解く必要がなくなり、またルックアップ・テー
ブルの使用には本発明の演算(オペレーション)速度が
大幅に(実質的に)向上するという利点がある。図3Gに
示された実施形態においてはシステム370は4つの2値
イメージを形成するように構成されており、各2値イメ
ージは検出端縁の4つの方位範囲の中の1つの方位範囲
に対応するが、LUT372中の列数およびエントリ内容を変
更することによって、システム370は、相異なる方位範
囲に対応する4つより多いまたは少ない2値(2進値)
イメージを形成するように構成してもよいことは、この
分野の専門家には明らかであろう。
次に図3Hを参照するとこの図には、本発明の好ましい
実施形態に従う、複数の2値イメージを表すデータから
複合フィーチャ・イメージを効率的に生成するシステム
380を示す図が示されている。システム380によって実現
される処理動作(オペレーション)は機能的に前述の図
3Bおよび図3Cによって示される処理動作に対応する。
システム380は、その入力として、LUT372によって生
成された4ビット・ワードを受取ることが好ましい。各
4ビット・ワードはビット・シフタ382に供給されて、
ビット・シフタ382は、供給された各4ビット・ワード
から2つの8ビット・ワード(INPUT WORD 1、INPUT
WORD 2)を生成する。さらに詳しくは、シフタ382
は、INPUT WORD 1のビット位置0に1ビット値DIR0
を置く。シフタ382は、INPUT WORD 1のビット位置6
に1ビット値DIR1を置く。シフタ382は、INPUT WORD
2のビット位置0に1ビット値DIR2を置く。また、シフ
タ382は、INPUT WORD 2のビット位置6(0)に1ビ
ット値DIR3を置く。シフタ382は、INPUT WORD 1およ
びINPUT WORD 2の双方におけるビット位置1〜5お
よび7を0に設定する。次に、シフタ382によって出力
された8ビット値INPUT WORD 1は畳み込み器(コン
ボルバ)384に供給され、シフタ382によって出力された
8ビット値INPUT WORD 2は畳み込み器386に供給され
る。
畳み込み器384、386は、DatacubeTMMaxvideoTMイメー
ジ処理システムにおけるような標準的イメージ処理シス
テムを表す。畳み込み器384、386はそれぞれ入力に8ビ
ット・ワードを受取るように構成されており、8ビット
・ワードの各々は8ビット・ピクセルに対応する。各畳
み込み器に入力される複数の8ビット・ピクセルは集合
体として、8×8ピクセル・ブロックの2次元アレイか
らなるものと考えられるイメージに対応する。各畳み込
み器384、386は、まず2値(2進値)マスク388(8×
8ピクセルの寸法)を入力ピクセルの各8×8のブロッ
クに重畳させ、次いで入力ピクセルの8×8のブロック
中の各ピクセルと重畳された2値マスク388中の各値と
をピクセル毎に乗算することによって、入力ピクセルの
8×8のブロックと2値マスク388との畳み込みを行
う。畳み込み器384に入力された入力ピクセルの各8×
8のブロックに対して、ピクセル毎の乗算から得られた
積の和を表す12ビット値(OUTPUT WORD 1)が生成さ
れる。同様に、畳み込み器386に入力された入力ピクセ
ルの各8×8のブロックに対して、ピクセル毎の乗算か
ら得られた積の和を表す12ビット値(OUTPUT WORD
2)が生成される。図3Hに示されているように、2値マ
スク388は8×8の2値ピクセルの寸法を有することが
好ましく、マスクの隅部のピクセルが“0"に設定されて
いる以外はマスクの2値ピクセルの全てが“1"に設定さ
れている。代替実施形態においては、2値マスク388に
おいて“1"に設定されている2値ピクセルの数を0〜63
個の範囲に設定することができる。
次に、OUTPUT WORD 1およびOUTPUT WORD 2はそ
れぞれシフタ/比較器390およびシフタ/比較器392に供
給される。シフタ/比較器390は、OUTPUT WORD 1の
ビット位置0〜5から6ビット値DIR0 RESULTを、また
OUTPUT WORD 1のビット位置6〜11から6ビット値DI
R1 RESULTを生成する。さらに詳しくは、DIR0 RESULT
はOUTPUT WORD 1の6つの最下位ビット(LSB)を表
す0〜63の範囲の或る値であり、DIR1 RESULTはOUTPUT
WORD 1の6つの最上位ビット(MSB)を表す0〜63
の範囲の或る値である。同様に、シフタ/比較器392
は、OUTPUT WORD 2のビット位置0〜5から6ビット
値DIR2 RESULTを、またOUTPUT WORD 2のビット位置
6〜11から6ビット値DIR3 RESULTを生成する。DIR2
RESULTはOUTPUT WORD 2の6つの最上位ビット(LS
B)を表す0〜63の範囲の或る値であり、DIR3 RESULT
はOUPUT WORD 2の6つの最上位ビット(MSB)を表す
0〜63の範囲の或る値である。先に示したフロー図と比
較する場合は、次のことに留意されたい。シフタ/比較
器390で求められる各DIR0 RESULT値は、方位範囲0に
対応する2値イメージ中の選択された8×8の2値ピク
セル・カウンタ318が生成する出力と実質的に等しい
(図3Gに関連して説明した通り)。シフタ/比較器390
で求められる各DIR1 RESULT値は、方位範囲1に対応す
る2値イメージ中の選択された8×8の2値ピクセル・
ブロックにカウンタ318を適用すると仮定したときに、
2値ピクセル・ブロックにカウンタ318を適用すると仮
定したときに、2値ピクセル・カウンタ318が生成する
出力と実質的に等しい。シフタ/比較器392で求められ
る各DIR2 RESULT値は、方位範囲2に対応する2値イメ
ージ中の選択された8×8の2値ピクセル・ブロックに
カウンタ318を適用すると仮定したときに、2値ピクセ
ル・カウンタ318が生成する出力と実質的に等しい。シ
フタ/比較器392で求められる各DIR3 RESULT値は、方
位範囲3に対応する2値イメージ中の選択された8×8
の2値ピクセル・ブロックにカウンタ318を適用すると
仮定したときに、2値ピクセル・カウンタ318が生成す
る出力と実質的に等しい。
次に、シフタ/比較器390は、各DIR0 RESULTと所定
の閾値T2とを比較する。DIR0 RESULTの値がT2よりも大
きい場合は、シフタ/比較器390によって出力される値F
_DIR0が高レベルに設定される。それ以外の場合は、値F
_DIR0は低レベルに設定される。また、シフタ/比較器3
90は、各DIR1 RESULTとT2とを比較して、DIR1 RESULT
がT2よりも大きい場合は、シフタ/比較器390によって
出力される値F_DIR1が高レベルに設定され、それ以外の
場合は、値F_DIR1は低レベルに設定される。同様に、シ
フタ/比較器392は、各DIR2 RESULTとT2とを比較す
る。DIR2 RESULTの値がT2よりも大きい場合は、シフタ
/比較器392によって出力される値F_DIR2が高レベルに
設定される。それ以外の場合は、値F_DIR2は低レベルに
設定される。また、シフタ/比較器392は、各DIR3 RES
ULTとT2とを比較して、DIR3 RESULTがT2よりも大きい
場合は、シフタ/比較器392によって出力される値F_DIR
3が高レベルに設定され、それ以外の場合は、値F_DIR3
は低レベルに設定される。
前述のフロー図および説明と比較するために、次のこ
とに留意されたい。シフタ/比較器390によって出力さ
れる各F_DIR0値は、方位範囲0に対応するフィーチャ・
イメージ中のピクセルを表す。シフタ/比較器390によ
って出力される各F_DIR1値は、方位範囲1に対応するフ
ィーチャ・イメージ中のピクセルを表す。シフタ/比較
器392によって出力される各F_DIR2値は、方位範囲2に
対応するフィーチャ・イメージ中のピクセルを表す。シ
フタ/比較器392によって出力される各F_DIR3値は、方
位範囲3に対応するフィーチャ・イメージ中のピクセル
を表す。
次に、4つの1ビット値F_DIR0、F_DIR1、F_DIR2、F_
DIR3はLUT394に供給される。LUT394によって実行される
演算は、機能的に、前述の図3C〜3Eに示された票決(vo
ting)演算に対応する。LUT394に供給され得るF_DIR0、
F_DIR1、F_DIR2、F_DIR3の各値からなる各グループに対
して、1つの対応する1ビット値(出力OUTPUT)がLUT3
94に記憶される。LUT394に記憶される1ビット出力エン
トリの値は、本発明によって、輝度イメージ100を受取
る前に決定されていることが好ましい。LUT394において
参照された各エントリ(F_DIR0、F_DIR1、F_DIR2、F_DI
R3の各値からなるグループ)について、F_DIR0とF_DIR2
に対する第1の排他的論理和演算と、F_DIR1とF_DIR3に
対する第2の排他的論理和演算とを実行することによっ
て、対応する1ビット出力値が求められる。次いで、第
1と第2の排他的論理和演算の結果に対して論理和演算
を実行し、それによってテーブルのエントリに対応する
1ビット出力値を生成する。比較すると、LUT394によっ
て出力された各1ビット出力値は複合フィーチャ・イメ
ージ中の1つのピクセルに対応する。
図3Hに示された実施形態において、LUT394は4つのフ
ィーチャ・イメージから複合フィーチャ・イメージを生
成するように構成されており、また各フィーチャ・イメ
ージは検出端縁の4つの方位範囲の中の1つの方位範囲
に対応するが、LUT394中の列数およびエントリ内容を変
化させることによって、相異なる方位範囲に対応する4
つより多いまたは少ないフィーチャ・イメージから1つ
の複合フィーチャ・イメージを生成するように構成して
もよいことは、この分野の専門家には明らかである。こ
のようにして、LUT394を用いて論理票決演算が実行され
る。
端縁情報比較器300の出力(即ち、複合フィーチャ・
イメージ)が、輝度イメージ100から少なくとも1つの
前景領域を選択する手段400に供給される。手段400は、
検出端縁が実質的に目標方位に対応する角度方位を有し
ている少なくとも1つの前景領域を選択する。第1の好
ましい実施形態において、手段400によって選択された
前景領域の位置は、一般的に輝度イメージ100中のバー
コード・シンボルまたはスタック化バーコード・シンボ
ルの位置に対応する。この第1の実施形態において、前
景領域選択器400は、或る目標方位の検出端縁を有する
前景領域を選択することが好ましい。その選択される前
景領域においては、(i)実質的に全ての検出端縁が4
つの方位範囲の中の1つの角度方位だけまたは2つの角
度方位だけを有するか、(ii)実質的に全ての検出端縁
が少なくとも2つの方位範囲の中の1つの角度方位だけ
を有するか、または(iii)少なくとも2つの方位範囲
の中の少なくとも1つかつその全てより少ない方位範囲
の範囲内の角度方位を有する検出端縁が実質的に存在す
る。図3C、3D、3Eに示された複合フィーチャ・イメージ
発生器はそれぞれ、手段400による上述の3つの目標方
位に従って前景領域の選択が容易になるような複合フィ
ーチャ・イメージを生成する。
第2の好ましい実施形態において、手段400によって
選択された前景領域の位置は、一般的に正方形のマトリ
ックスからなるシンボルの位置に対応する。この第2の
実施形態においては、前景領域選択器400は、検出端縁
の中の大きな割合のものが互いに直交関係にある少なく
とも1つの前景領域を輝度イメージの中から選択する。
前景領域選択器400は、直交関係にある端縁の目標方位
に従って前景領域を選択することによって、輝度イメー
ジ中における、VericodeTMシンボルまたはDatacodeTM
ンボルに従ってコード化されたシンボルの位置を求め
る。VericodeTMシンボルまたはDatacodeTMシンボルの詳
細は、米国特許第4,924,078号および第4,939,154号に開
示されており、この文献全体を本明細書の参考文献とし
て引用する。互いに直交関係にある端縁を有する前景領
域を選択するのに有用な複合フィーチャ・イメージは、
互いに90゜離れた角度方位範囲に対応するフィーチャ・
イメージを比較することによって形成される。
第3の好ましい実施形態において、手段400によって
選択された前景領域の位置は、一般的に六角形のマトリ
ックスからなるシンボルの位置に対応する。この第3の
実施形態においては、前景領域選択器400は、検出端縁
の中の大きな割合のものが互いに60゜の角度方位関係に
ある少なくとも1つの前景領域を輝度イメージの中から
選択する。前景領域選択器400は、互いに60゜の角度方
位関係にある端縁の目標方位に従って前景領域を選択す
ることによって、輝度イメージ中における、UPSCodeTM
シンボルに従ってコード化されたシンボルの位置を求め
る。UPSCodeTMシンボルの詳細は、米国特許第4,998,010
号、第4,896,029号および第4,874,936号に開示されてお
り、この文献全体を本明細書の参考文献として引用す
る。互いに60゜の角度方位関係にある端縁を有する前景
領域を選択するのに有用な複合フィーチャ・イメージ
は、互いに60゜離れた角度方位範囲に対応するフィーチ
ャ・イメージを比較することによって形成される。
本発明のオブジクト・ロケータ・システムの代替実施
形態において、少なくとも1つの前景領域を選択する手
段400は、(i)輝度イメージにおいて、検出端縁が実
質的に第1の目標方位に対応する角度方位を有する少な
くとも1つの前景領域を選択する第1の手段と、(ii)
輝度イメージにおいて、検出端縁が実質的に第2の目標
方位に対応する角度方位を有する少なくとも1つの前景
領域を選択する第2の手段と、からなる。この実施形態
を用いて2つの異なるタイプのシンボルを用いてコード
化されたパッケージ・ラベルを処理することができる。
図7には、1次元バーコード・シンボル(710)と六角
形アレイで構成された2次元コード・シンボル(730)
との双方でコード化されたパッケージ・ラベルの典型例
が示されている。また、スタック化バーコード・シンボ
ルを含むその他の1次元シンボル、および正方形アレイ
およびその他の多角形のアレイを含むその他の2次元シ
ンボルが同じラベル上に配置されている場合でも、本発
明に従ってその位置を求めることができる。
次に図4および4Aを参照すると、本発明の好ましい実
施形態において、前景領域選択器400には、少なくとも
1つの前景領域を選択する前に複合フィーチャ・イメー
ジを処理する手段が設けられている。この好ましい処理
ステップは、図4に示されているように、複合フィーチ
ャ・イメージにおいて近隣または近傍の少なくとも2つ
のピクセルを連結(connect)して少なくとも1つの連
結領域を形成する手段410を用いる。手段410は、複合フ
ィーチャ・イメージ全体に対して8個近傍連結演算子
(410a)または4個近傍連結演算子(410b)のいずれか
を適用して近傍のピクセルを連結する。また、各連結領
域の面積を計算する手段420と、各算出面積を第4の所
定の閾値(T4)および第5の所定の閾値(T5)と比較す
る手段430と、が設けられている。手段430は、複合フィ
ーチャ・イメージの中から、T4より小さいまたはT5より
大きい面積を有する各連結領域をフィルタ処理(濾波)
し除去する。また、手段400によって、フィルタ処理
(濾波)されなかった残りの連結領域の中から少なくと
も1つの前景領域が選択される。バーコード・シンボル
またはスタック化バーコード・シンボルを選択する上述
の第1の好ましい実施形態においては、その選択処理に
おいてT4およびT5との比較を用いて、利用可能な(潜在
的)前景領域の中でバーコード・シンボルまたはスタッ
ク化バーコード・シンボルを形成するには小さ過ぎるま
たは大き過ぎるものを除去する。
次に図5を参照すると、本発明の好ましい実施形態に
おいて、前景選択手段400の出力は、輝度イメージ100の
中の少なくとも1つの対象を表すイメージ情報を抽出す
る手段500に供給される。手段500は、輝度イメージ100
中の少なくとも1つの選択対象領域を形成するための少
なくとも1つの選択前景領域を輝度イメージ100上にマ
ッピングする手段510と、その選択対象領域の重心また
は図心(または質量中心)の輝度イメージ100内の座標
(行、列)を計算する手段520と、を含んでいる。
本発明のオブジェクト・ロケータ・システムを用い
て、移動ベルト上に配置されたパッケージに貼付された
バーコード・シンボルおよびその他のタイプのシンボル
の位置を求めることができる。図8には、手段400によ
って選択された各前景色領域を特定のパッケージに関連
(対応)付ける手段800が示されている。手段800は、本
発明において同じパッケージに貼付された複数のシンボ
ル(例えばシンボル710、720、730)を互いに結び付け
る(対応付ける)ことを可能にする好ましい前処理(pr
e−processing)ステップを実行する。手段800に含まれ
ている手段810は、ベルト上の各パッケージの輪郭また
は輪郭線(アウトライン)を決定する(求める)ための
ものである。図8Aに示されているように、ベルト830
(好ましくは暗く着色されたもの)が走査時に連続的広
い暗領域となって現れるのに対して、パッケージ840は
走査時に連続的明るい領域となって現れる。手段810
は、輝度イメージ100に輪郭トレース(追跡)アルゴリ
ズムまたは連結演算子のいずれかを適用することによっ
て、パッケージ840の輪郭850を決定する(求める)こと
が好ましい。輪郭と手段400によって選択された前景領
域とを比較する手段820が設けられている。次いで、手
段820は、前景領域がパケージに対応する輪郭の内部に
位置する場合に、手段400によって選択された前景領域
をそのパッケージに関連(対応)付ける。
本発明は、DatacubeTMMaxvideoTMシステム上で構築す
ることができる。782×1288の8ビット・ピクセルで構
成される輝度イメージ中の各ピクセルについて、0〜12
7の範囲に正規化された端縁度情報を求める場合、その
適当な値T1、T4およびT5はそれぞれ24、128および2048
である。また、これらのパラメータを使用し、手段316
によってタイル化されたブロックの寸法が8×8ピクセ
ルであり、ピクセル・クラスタ領域発生器350によって
用いられるスライド窓の寸法が3×3ピクセルである場
合は、その適当な値T2およびT3はそれぞれ24および6で
ある。
対象の位置を求め精細な方位角を求めるシステム 図9A、図9Bを参照するとこの図には、本発明の好まし
い実施形態に従う、輝度イメージにおける選択された対
象の精細な方位角を求める好ましいシステム900の処理
動作を例示するフロー図が示されている。システム900
は、その入力として、手段520によって計算された選択
対象領域の重心または図心(または質量中心)の、輝度
イメージ100における座標(値)を受取る。図9Cには典
型的輝度イメージの部分960が例示されている。部分960
は選択された対象領域962を含んでいる。対象962の重
心、図心または質量中心の位置は重心点(図心点または
質量中心点)964によって識別(同定)される。
最初に、選択された対象領域の重心に中心を置くピク
セル窓を輝度イメージ100の中から選択する窓選択器902
が設けられている。好ましい実施形態において、選択さ
れたピクセル窓の寸法は32×32ピクセルであるが、他の
寸法の窓を用いてもよい。選択器902によって最初に選
択されるピクセル窓は図9Cに例示された窓966に対応す
る。次に、端縁検出器210、220を、選択された窓内の各
ピクセルに適用する手段904が設けられている。手段904
は、端縁検出器210、220の出力に基づいて、前述の式
(1)および(2)に従って選択窓内の各ピクセルにつ
いて端縁度値(Mn)と端縁方向値(Dn)を求める。
次に、閾値(T6)を越える端縁度値を有する選択窓中
の各ピクセルを、取り得る複数の方位範囲の中の1つ以
上の方位範囲と閾連(対応)付けて分類する分類器906
が設けられている。好ましい実施形態において、分類器
906はそのようなピクセルを図9Dに示されている8つの
方位範囲の中の1つ以上の方位範囲に関連(対応)付け
る。この好ましい8つの方位範囲の各々は120゜の角度
範囲を有する。但し、その好ましい8つの方位範囲の各
々は互いに異なる中心角度(方位角)を有する。さらに
詳しくは、図9Dに示されているように、範囲1の中心角
度は0゜であり、範囲2の中心角度は22.5゜であり、範
囲3の中心角度は45゜であり、範囲4の中心角度は67.5
゜であり、範囲5の中心角度は90゜であり、範囲6の中
心角度は112.5゜であり、範囲7の中心角度は135゜であ
り、範囲8の中心角度は157.5゜である。分類器906は、
T6を越える端縁度値を有する選択窓における各ピクセル
について、そのピクセルに対応する端縁方向値(方位角
値)を上述の8つの方位範囲と比較して、この8つの方
位範囲の中から、そのピクセルに関連する端縁方向縁
(方位角値)を含んでいる1つ以上の方位範囲を選択す
る。次に、分類器906はそのピクセルをその選択された
方向範囲の各々に関連(対応)付ける。
分類器906による選択窓内の全ピクセルの処理が終っ
た後で、範囲選択器908は、さらに処理を行うために図9
Dに示されている8つの方位範囲の中の1つの方位範囲
を選択する。この好ましい実施形態においては、範囲選
択器908は取り得る8つの方位範囲の中から選択を行う
が、代替実施形態においては、8つより多いまたは少な
い方位範囲を用いてもよい。密度計算器910は、分類器9
06によって選択方位範囲に関連付けられたピクセルの数
を計算することによって、選択方位範囲に対応する密度
値を求める。また、平均角度計算機912は、分類器906に
よってその選択方位範囲に関連付けられたピクスルに対
応する端縁方向値(方位角値)を平均することによって
選択方位範囲に対応する角度平均値(平均角度)を求め
る。ノイズ計算器914は、分類器906によってその選択方
位範囲に関連付けられたピクセルに対応する端縁方向値
の標準偏差を計算することによって選択方位範囲に対応
するノイズ値を求める。
次に、選択方位範囲に対する密度値を閾値T7と比較す
る比較器916が設けられている。選択方位範囲に対する
角度平均値と選択方位範囲の中心角度の間の差の絶対値
(ABS)を取り、次いでこの差の絶対値を閾値T8と比較
する比較器918が設けられている。比較器918において、
範囲1の中心角度は0゜であり、範囲2の中心角度は2
2.5゜であり、範囲3の中心角度は45゜であり、範囲4
の中心角度は67.5゜であり、範囲5の中心角度は90゜で
あり、範囲6の中心角度は112.5゜であり、範囲7の中
心角度は135゜であり、範囲8の中心角度は157.5゜であ
る。さらに、選択された方位範囲に対するノイズ値を別
の閾値T9と比較する比較器920が設けられている。
比較器916、918および920の出力は、その3つの比較
器の出力の論理積演算を実行するアンドゲート(AND)9
22に結合される。この3つの比較器の出力が全て高レベ
ルである場合(即ち選択範囲に対する密度値がT7を越
え、選択範囲に対する角度平均値と選択方位範囲の中心
角度の差の絶対値がT8より少なく、選択範囲に対するノ
イズ値がT9より少ない、という条件に適合する場合)
は、手段924は、その選択方位範囲を候補の方位範囲と
して指定する。代替実施形態においては、ゲート922
は、比較器916、918、920の出力の中の少なくとも1つ
が高レベルである場合にゲート922の出力が高レベルと
なる(そしてその選択方位範囲が候補の方位範囲として
選択される)ような他の論理回路と置き換えてもよい。
次に、図9Dに示されている8つの方位範囲の各々が処
理されてしまうまで範囲選択器908で始まる上述の処理
を繰り返すリピータ(反復器)926が設けられている。
リピータ926が全ての8つの方位範囲が処理されたこと
を示したときは、比較器928は8つの方位範囲の中の少
なくとも1つの方位範囲が候補の方位範囲として指定さ
れたかどうかを判断する。比較器928が8つの方位範囲
の中の少なくとも1つの方位範囲が候補の方位範囲とし
て指定されたと判断した場合には、比較器930が、8つ
の方位範囲の中の1つの方位範囲だけが候補の方位範囲
として指定されたかどうかを判断する。8つの方位範囲
の中の1つだけの方位範囲が候補の方位範囲として指定
された場合には、手段932は、選択対象領域の精細な方
位角を、指定された1つの候補の方位範囲に関連する角
度平均値に決定する。
好ましい実施形態において、比較器930が、1つより
多い方位範囲が候補の方位範囲として指定されたと判断
した場合は、選択器934は低ノイズ値を有する候補方位
範囲を選択し、それがさらに分析される。次に、比較器
936は、この最低ノイズ値を閾値T10と比較する。この最
低ノイズ値がT10を越えない場合は、手段939は、選択対
象領域の精細な方位角を、選択器934によって選択され
た候補の方位範囲に関連する角度平均値に決定する。最
低ノイズ値がT10を越える場合には、手段940は、候補の
各方位範囲に関連する角度平均値を、その候補の方位範
囲に関連する中心角度と比較する。比較器918の場合と
同様に、手段940において、範囲1の中心角度は0゜で
あり、範囲2の中心角度は22.5゜であり、範囲3の中心
角度は45゜であり、範囲4の中心角度は67.5゜であり、
範囲5の中心角度は90゜であり、範囲6の中心角度は11
2.5゜であり、範囲7の中心角度は135゜であり、範囲8
の中心角度は157.5゜である。次に、手段940は、その関
連する中心角度との差が最も小さい角度平均値を有する
候補の方位範囲を選択し、次いで、選択された対象領域
の精細な方位角を、この選択された候補の方位範囲に関
連する角度平均値に決定する。
一方、比較器928が、選択されたピクセル窓につい
て、指定された候補の方位範囲が全くなかったと判断し
た場合には、処理は窓選択器902に戻り、次いで窓選択
器902は別のピクセル窓を選択し、次いでそれが処理さ
れる。好ましい実施形態において、窓選択器902は次
に、処理のために最初に選択されたピクセル窓の左側端
辺の直ぐ近くに位置する32×32のピクセル窓を選択す
る。例示すると、選択器902によって選択された第2の
ピクセル窓は図9Cの例における窓968に対応する。その
後、選択器902で始まる処理が繰り返され、選択された
対象領域の精細な方位角を決定する別の試みが実行され
る。比較器928が、第2の選択ピクセル窓について、指
定された候補の方位範囲が全くなかったと判断した場合
には、処理は窓選択器902に戻り、次いで窓選択器902は
第3のピクセル窓を選択し、次いでそれが処理される。
例示すると、選択器902によって選択された第3のピク
セル窓は図9Cの例における窓970に対応する。その後、
選択器928が、第3の選択ピクセル窓について、指定さ
れた候補の方位範囲が全くなかったと判断した場合に
は、処理は窓選択器902に戻り、次いで窓選択器902は別
のピクセル窓を選択し、次いでそれが処理される。窓選
択器902は、候補の方位範囲が指定されるか、または窓9
66を囲む8つの全ての窓が処理されてしまうまで、窓96
6に隣接する別のピクセル窓を時計回り方向に選択し続
ける。全てのピクセル窓の選択と処理が終わった後に
も、指定された候補の方位範囲がなかった場合は、シス
テムが対象の方位を求めることができなかったことに基
づいて選択対象領域は拒絶される。
0〜127の範囲に正規化された端縁度情報が輝度イメ
ージ100における各ピクセルについて求められ、また選
択器902によって選択されたピクセル窓の寸法が32×32
ピクセルであるときは、T7、T8、T9およびT10の適当な
値はそれぞれ512、30゜、20゜および15゜である。
次いで図10を参照するとこの図には、本発明の代替実
施形態に従う、輝度イメージ中の対象の粗い概略の(大
まかな)方位を求めるシステム1000の処理動作を例示す
るフロー図が示されている。そのシステムは、その入力
として、好ましくは走査された撮像領域をディジタル化
グレースケールで表した輝度イメージ1010を受取る。こ
の好ましい実施形態において、輝度イメージ1010はリニ
ア・アレイのCCDから取出された低解像度イメージであ
る。図示のシステムは、少なくとも2つの異なる端縁検
出器で輝度イメージ1010を分析して少なくとも2つの方
位範囲の方位を有する複数の端縁を検出する手段1020を
含んでいる。手段1020は前述の手段200と実質的に同様
に機能する。次に、上記少なくとも2つの方位範囲の中
の第1の方位範囲の角度方位を有する検出端縁を表す情
報と、上記少なくとも2つの方位範囲の中の第2の方位
範囲の角度方位を有する検出端縁を表す情報とを比較す
る手段1030が設けられている。手段1030は前述の手段30
0と実質的に同様に機能する。手段1040は、手段1030に
よって実行された比較の結果に基づいて、検出端縁が実
質的に目標方位に対応する角度方位を有する1つの捕捉
領域を輝度イメージ1010の中から選択する。次に、手段
1050は、選択された捕捉領域に従って輝度イメージ1010
中の少なくとも1つの対象の位置および方位角を求め
る。
手段1030の出力は、輝度イメージ1010の中から捕捉領
域を選択する手段1040に供給される。手段1040は、検出
端縁が実質的に目標方位に対応する角度方位を有する捕
捉領域を選択する。手段1040は、前景領域の代わりに捕
捉領域を選択することを除いて、前述の手段400と実質
的に同様に機能する。従って、手段1040によって選択さ
れた捕捉領域の位置は、(i)輝度イメージ1010におけ
るバーコード・シンボルまたはスタック化バーコード・
シンボルの位置、(ii)輝度イメージ1010における正方
形マトリックスからなるシンボルの位置、または(ii
i)輝度イメージ1010における六角形またはその他の多
角形のマトリックスからなるシンボルの位置、に対応す
る。
手段1050は、手段1040によって選択された捕捉領域に
基づいて輝度イメージ1010における少なくとも1つの対
象の方位を求める。システム1000において、手段1040に
よって選択された捕捉領域は、輝度イメージ1010中の少
なくとも1つの対象と既知の空間的位置関係を有する。
例えば、図7のラベルにおいて、シンボル710、720、73
0は、手段1050にとって既知の所定の空間的位置関係を
有することが好ましい。従って、シンボル730を表す捕
捉領域が選択された場合には、手段1050は既知の空間的
位置関係をその選択捕捉領域に適用することによってシ
ンボル710、720の位置を決定することができる。この構
成に代えて、手段1050によってバーコード・シンボル
(例、710)を用いて、輝度イメージ1010内において別
のバーコード・シンボル(例、720)または2次元シン
ボル(例、730)またはテキスト・ブロック(例、740)
を見つけ(または捕捉し)てもよい。
イメージ処理システム 次に図11を参照するとこの図には、バーコード・シン
ボルを表す2次元イメージ1100から選択対象領域に関連
するバーの幅を求めるための好ましいシステムの処理動
作を例示するフロー図が示されている。好ましい実施形
態において、イメージ1100は輝度イメージ100からのグ
レースケール・ピクセルで構成された低解像度イメージ
である。図示のシステムは、2次元イメージ1100から1
次元輝度射影信号(projection signal)を形成する手
段1110と、その射影信号をグローバル(大域的、全体
的)にスケール処理するグローバル・スケール処理手段
1120と、その射影信号をローカル(局所的)にスケール
処理するローカル・スケール処理手段1130と、射影信号
において確定(定義)されていない即ち未確定(未定
義)の点を解析(解決)処理する手段1140と、射影信号
によって記述された複数の領域の面積を計算する手段11
50と、手段1150によって計算された面積から複数のバー
の幅を求める手段1160と、を含んでいる。
本発明の好ましい実施形態では、手段1110は、初期
(最初)の走査線として、(i)選択された対象領域の
質量中心(重心または図心)(手段520で求めたもの)
を通り、かつ(ii)システム900によって求めた精細な
方位角値に等しい傾斜(スロープまたは勾配)を有する
1本のラインを選択する。図14には典型的な初期走査線
1400が例示されている。
図12は、本発明のイメージ処理システムに従って処理
される典型的な低解像度イメージの一部分1200を例示し
ている。低解像度イメージ部分1200は矢印1202で示した
バーの方向に平行な方向の複数のバーを有するバーコー
ド・シンボルを表している。バーの方向1202はシステム
900によって求めた精細な方位角値に垂直な方向に決定
することが好ましい。代替実施形態においては、バー方
向1202は、(i)バーコード・シンボルの不存在(quie
t)領域(ゾーン)に存在するファインダ点(図示せ
ず)、(ii)前述の式(2)をイメージ1200の端縁に適
用すること、または(iii)イメージ1200の主軸を計算
すること、のいずれかによって決定される。
次に図12を参照すると、選択された走査線に沿って存
在するイメージ1200の2次元部分が複数の2次元区画
(セクション)(またはビン(bin)または階級)120
4、1206に分割される。複数のビン1204、1206は、ビン
軸1208と平行でバー方向1202に垂直な方向に並んでい
る。従って、ビン1204は、その頂部と底部に参照ライン
1210、1212の境界線を有し、その左と右に参照ライン12
14、1216の境界線を有する。同様に、ビン1206は、その
頂部と底部に参照ライン1210、1212の境界線を有し、そ
の左と右に参照ライン1216、1218の境界線を有する。参
照ライン1210と1212はそれぞれが、選択された走査線と
平行であり、かつ好ましい実施形態においては選択され
た走査線から6個分のピクセルに相当する距離だけ離れ
ている。
次に、本発明によって、各ビン1204、1206におけるピ
クセルの輝度を表す情報が求められる。この輝度情報
は、或る所定のビンについてそのビンにおける全ピクセ
ルの平均輝度を計算することによって求めることが好ま
しい。次いで、手段1110は、各ビン1204、1206のその輝
度情報をビン軸に沿ってプロットすることによって1次
元射影信号を生成する。図13Aは、上述の方法による、
バーコード・シンボルを表す低解像度イメージから取出
された1次元射影信号の典型例を示している。射影信号
における各点を2次元の区画(またはビン)から直接
(originally)計算することによって、本イメージ処理
システムを用いて、スポット1220のようなの欠陥を含ん
だ汚れたバーコード・シンボルからでもバーの幅を復元
することができることが分かった。
手段1110の出力は、最小グローバル・スケール処理パ
ラメータおよび最大グローバル・スケール処理パラメー
タに応じて射影信号に対して第1のグローバル・スケー
ル処理動作を実行する手段1120に供給される。手段1120
は、射影信号から複数の極大値(ローカル最大値)(13
02、1304)を求める手段と、射影信号から複数の極小値
(ローカル最小値)(1306、1308)を求める手段とを含
んでいる。好ましい実施形態において、極大値は射影信
号における各ピーク(山)において求められ、極小値は
射影信号における各谷の底部において求められる。手段
1120は、上述のようにして求めた極大値を平均して最大
グローバル・スケール処理パラメータ(Pmax)を求め、
上述のようにして求めた極小値を平均して最小グローバ
ル・スケール処理パラメータ(Pmin)を求める。
手段1120は、射影信号(レベル)を“延ばすまたは拡
大する”ことによって射影信号をグローバルにスケール
(拡大縮小)処理して、射影信号がそのダイナミック・
レンジ全体にわたって延びる(拡大する)ようにする。
第1のグローバル・スケール処理方法の好ましい実施形
態において、まず、Pmaxを越える射影信号の全ての値は
Pmaxに修正(rectify)され、Pminより低い射影信号の
全ての値はPminに修正される。次いで、手段1120は、次
の式(3)に従って、修正された射影信号における各ピ
クセル(P)をグローバルにスケール処理する。
PGS=P*(ダイナミック・レンジ)/(Pmax
Pmin) (3) 図13Aの射影信号の典型例は、0〜255の範囲のダイナ
ミック・レンジを有する8ビット・ピクセルで構成され
るイメージから求めたものである。図13Bは上述の第1
のグローバル・スケール処理方法を図13Aの射影信号に
適用して導出される射影信号の典型例を示している。
手段1120の出力は、上述のようにして求めた極大値お
よび極小値に応じて射影し号をローカル・スケール処理
する手段1130に供給される。手段1130は、グローバル・
スケール処理された射影信号におけるピクセルにスライ
ド窓(1310)を配置する手段と、室内のピクセルのコン
トラスト値を計算する手段と、窓内のピクセルをローカ
ル・スケール処理する手段と、未確定の窓内のピクセル
をマークする手段と、を含んでいる。次の式(4)に示
されているように、窓内の最大値(Maxwin)と窓内の最
小値(Minwin)との差をとって、その値をダイナミック
・レンジの最大値で除算することによって、スライド窓
におけるピクセルに対するコントラスト値(Cwin)を計
算する。
Cwin=(Maxwin−Minwin)/(ダイナミック・レンジ) (4) 次に、手段1130はCwinを所定の閾値(T11)と比較す
る。CwinがT11より大きい場合は、手段1130は窓内のピ
クセルをローカル・スケール処理する。それ以外の場合
は、手段1130は窓内のそのピクセルを未確定としてマー
クする。好ましい実施形態において、上述のようにして
窓1310内のピクセルが処理された後、その窓は1つのビ
ン分だけ右に移動され、その処理が繰り返される。射影
信号の全長に対してその処理が継続する。
手段1130は、窓内のピクセル(レベル)を“延ばすま
たは拡大する”ことによって窓内のピクセルをローカル
・スケール処理して、ピクセルがダイナミック・レンジ
全体にわたって拡がるようにする。好ましい実施形態に
おいて、手段1130は次の式(5)に従って窓内の各ピク
セル(P)をローカル・スケール処理する。
PLS=P*(ダイナミック・レンジ)/(Maxwin−Minwin) (5) 好ましい代替実施形態において、手段1130は連続する
局所的な山/谷の対に対してグローバル・スケール処理
された射影信号を順次サーチして、そのような連続する
各対の間を線形補間することによってローカル・スケー
ル処理された射影信号を生成する。
手段1130の出力は、その手段1130によって未確定のも
のとしてマークされた任意のピクセルを解析する手段11
40に供給される。好ましい実施形態において、手段1140
は、未確定のピクセルの両側または1つの側方にある最
も近い確定された各ピクセルの間を線形(一次)補間す
ることによって未確定としてマークされたピクセルを解
析する。図13Cは、上述のローカル・スケール処理方法
および補間方法を図13Bの射影信号に適用することによ
って導出された射影信号の典型例を示している。図13C
の射影信号を求めるとき、約5ピクセル分の窓幅(また
はビン幅)を用いて、T11を最大ダイナミック・レンジ
の約15%に設定した。また、好ましい実施形態におい
て、手段1140は、上述の線形補間ステップの後で第2の
グローバル・スケール処理動作を実行する。この第2の
グローバル・スケール処理動作において、ダイナミック
・レンジにわたって一杯に拡がっていない任意の山(13
12)または谷(1314)がダイナミック・レンジの限界点
(最大点、最小点)まで延ば(拡大)される。図13D
は、この第2のグローバル・スケール処理方法を図13C
の射影信号に適用することによって導出された射影信号
の典型例を示している。
手段1140の出力は、射影信号によって記述された複数
の領域の面積を計算する手段1150に供給される。次に図
13Eを参照するとこの図には、図13Dの射影信号の拡大図
が示されている。手段1150は、射影信号によって区画さ
れた各領域の面積1351、1352、1353、1354、1355、1356
を表す値を計算する。図13Eに示された射影信号におい
て、各面積は交互に黒または白のバーのいずれかを表
す。従って、領域1351、1353、1355は黒のバーを表し、
領域1352、1354、1356は白のバーを表す。処理している
バーコード・シンボルのバーの幅は計算された領域面積
から求められ、バーコード・シンボルのデコードが試行
される。例えばチェック・サム(checksum)の誤りがあ
ってバーコード・シンボルがうまくデコードできない場
合は、手段1110は別の走査線(1410、1420、1430、144
0)を選択し、バーコード・シンボルがうまくデコード
されるかまたは5本の走査線が処理されてしまうまで処
理が繰り返される。5本の走査線の処理後にもバーコー
ド・シンボルがうまくデコードされなかった場合は、手
段500によって供給された選択対象領域はうまくデコー
ドできないと判断される。
本発明は本発明の精神および本質を逸脱することなく
他の形態で実施することができる。従って、本発明の範
囲は、上述の明細書ではなく請求の範囲によって示され
る。

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元ピクセル・イメージにおけるバーコ
    ード・シンボルの精細な方位角を求める方法であって、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択するステップと、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求めるステップと、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るステップと、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つに関連付けるステップと、 (E)上記複数のピクセルにおける各ピクセルに対し
    て、ステップ(C)および(D)を繰り返すステップ
    と、 (F)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択するステップと、 (G)上記選択された方位範囲に関連するピクセルの数
    に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する密度値
    を求めるステップと、 (H)上記複数の方位範囲の各々に対して、ステップ
    (F)および(G)を繰り返すステップと、 (I)上記関連する密度値に応じて少なくとも1つの候
    補の方位範囲を選択するステップと、 (J)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    るステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】ステップ(G)は、上記選択された方位範
    囲に関連付けられた上記端縁方向に基づいて上記選択さ
    れた方位範囲に関連するノイズ値を求めるステップを含
    み、ステップ(I)において上記少なくとも1つの候補
    の方位範囲は、上記関連するノイズ値および密度値に応
    じて選択されるものである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】ステップ(G)における上記ノイズ値は、
    上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端縁方向
    の標準偏差に基づいて求められるものである、請求項2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】ステップ(G)は、上記選択された方位範
    囲に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選択
    された方位範囲に関連する角度平均値を求めるステップ
    を含み、ステップ(I)は、上記関連するノイズ値、密
    度値および角度平均値に応じて上記少なくとも1つの候
    補の方位範囲を選択するステップを含むものである、請
    求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】ステップ(G)における上記角度平均値
    は、上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端縁
    方向の角度平均に基づいて求められるものである、請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】ステップ(I)は、 (i)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択するステップと、 (ii)上記選択された方位範囲に関連する上記密度値が
    第2の所定の閾値を越え、上記選択された方位範囲に関
    連する上記ノイズ値が第3の所定の閾値より小さく、上
    記選択された方位範囲に関連する上記角度平均値が上記
    選択された方位範囲の中心角度と第4の所定の閾値より
    も小さい値だけ異なる場合に、上記選択された方位範囲
    を1つの候補の方位範囲として決定するステップと、 (iii)上記複数の方位範囲の各々に対して、ステップ
    (i)および(ii)を繰り返すステップと、 を含み、 ステップ(J)は、 (i)ステップ(I)のステップ(ii)において複数の
    候補の方位範囲が選択された場合は、上記複数の候補の
    方位範囲の中から最低のノイズ値に関連する方位範囲を
    選択して、上記選択された候補の方位範囲に関連する角
    度平均値を上記精細な方位角として決定するステップ
    と、 (ii)ステップ(I)のステップ(ii)において1つの
    候補の方位範囲が選択された場合は、上記1つの候補の
    方位範囲に関連する角度平均値を上記精細な方位角とし
    て決定するステップと、 を含むものである、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】ステップ(A)は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択するステップと、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求めるステップと、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    するステップと、 を含むものである、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】ステップ(I)のステップ(ii)において
    候補の方位範囲が選択されなかった場合は、ステップ
    (I)のステップ(ii)において少なくとも1つの候補
    の方位範囲が選択されるまで、上記空間座標の周りに上
    記窓を順次並行移動させ、ステップ(B)乃至(I)を
    繰り返すものである、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】2次元ピクセル・イメージにおけるバーコ
    ード・シンボルの精細な方位角を求める方法であって、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択するステップと、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求めるステップと、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るステップと、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つに関連付けるステップと、 (E)上記複数のピクセルにおける各ピクセルに対し
    て、ステップ(C)および(D)を繰り返すステップ
    と、 (F)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択するステップと、 (G)上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端
    縁方向に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する
    ノイズ値を求めるステップと、 (H)上記複数の方位範囲の各々に対して、ステップ
    (F)および(G)を繰り返すステップと、 (I)上記関連するノイズ値に応じて少なくとも1つの
    候補の方位範囲を選択するステップと、 (J)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    るステップと、 を含む方法。
  10. 【請求項10】ステップ(G)における上記ノイズ値
    は、上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端縁
    方向の標準偏差に基づいて求められるものである、請求
    項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】ステップ(G)は、上記選択された方位
    範囲に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選
    択された方位範囲に関連する角度平均値を求めるステッ
    プを含み、ステップ(I)は、上記関連するノイズ値お
    よび角度平均値に応じて上記少なくとも1つの候補の方
    位範囲を選択するステップを含むものである、請求項9
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】ステップ(G)における上記角度平均値
    は、上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端縁
    方向の角度平均に基づいて求められるものである、請求
    項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】ステップ(A)は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択するステップと、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求めるステップと、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    するステップと、 を含むものである、請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】2次元ピクセル・イメージにおけるバー
    コード・シンボルの精細な方位角を求める方法であっ
    て、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択するステップと、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求めるステップと、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るステップと、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つに関連付けるステップと、 (E)上記複数のピクセルにおける各ピクセルに対し
    て、ステップ(C)および(D)を繰り返すステップ
    と、 (F)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択するステップと、 (G)上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端
    縁方向に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する
    角度平均値を求めるステップと、 (H)上記複数の方位範囲の各々に対して、ステップ
    (F)および(G)を繰り返すステップと、 (I)上記関連する角度平均値に応じて少なくとも1つ
    の候補の方位範囲を選択するステップと、 (J)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    るステップと、 を含む方法。
  15. 【請求項15】ステップ(G)は、上記選択された方位
    範囲に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選
    択された方位範囲に関連するノイズ値を求めるステップ
    を含み、ステップ(I)において上記少なくとも1つの
    候補の方位範囲は、上記関連するノイズ値および角度平
    均値に応じて選択されるものである、請求項14に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】ステップ(G)における上記ノイズ値
    は、上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端縁
    方向の標準偏差に基づいて求められるものである、請求
    項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】ステップ(A)は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択するステップと、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求めるステップと、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    するステップと、 を含むものである、請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】2次元ピクセル・イメージにおけるバー
    コード・シンボルの精細な方位角を求める装置であっ
    て、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択する窓選択器と、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求める手段と、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るピクセル選択器と、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つに関連付ける分類器と、 (E)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択する方位範囲選択器と、 (F)上記選択された方位範囲に関連するピクセルの数
    に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する密度値
    を求める計算器と、 (G)上記関連する密度値に応じて少なくとも1つの候
    補の方位範囲を選択する候補方位範囲選択器と、 (H)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    る手段と、 を具える装置。
  19. 【請求項19】上記計算器は、上記選択された方位範囲
    に関連付けられた上記端縁方向に基づいて上記選択され
    た方位範囲に関連するノイズ値を求める手段を具え、ま
    た、上記候補方位範囲選択器は、上記関連するノイズ値
    および密度値に応じて上記少なくとも1つの候補の方位
    範囲を選択する手段を具えるものである、請求項18に記
    載の装置。
  20. 【請求項20】上記ノイズ値は、上記選択された方位範
    囲に関連付けられた上記端縁方向の標準偏差に基づいて
    求められるものである、請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】上記計算器は、上記選択された方位範囲
    に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選択さ
    れた方位範囲に関連する角度平均値を求める手段を具
    え、上記候補方位範囲選択器は、上記関連するノイズ
    値、密度値および角度平均値に応じて上記少なくとも1
    つの候補の方位範囲を選択する手段を具えるものであ
    る、請求項19に記載の装置。
  22. 【請求項22】上記角度平均値は、上記選択された方位
    範囲に関連付けられた上記端縁方向の角度平均に基づい
    て求められるものである、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】上記候補方位範囲選択器は、 (i)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択する手段と、 (ii)上記選択された方位範囲に関連する上記密度値が
    第2の所定の閾値を越え、上記選択された方位範囲に関
    連する上記ノイズ値が第3の所定の閾値より小さく、上
    記選択された方位範囲に関連する上記角度平均値が上記
    選択された方位範囲の中心角度と第4の所定の閾値より
    も小さい値だけ異なる場合に、上記選択された方位範囲
    を1つの候補の方位範囲として決定する手段と、 を具えるものである、請求項21に記載の装置。
  24. 【請求項24】上記窓選択器は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択する対象領域選択器と、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求める手段と、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    する手段と、 を含むものである、請求項18に記載の装置。
  25. 【請求項25】上記少なくとも1つの候補の方位範囲が
    選択されるまで、上記空間座標の周りに上記窓を順次並
    行移動させる手段を具える、請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】2次元ピクセル・イメージにおけるバー
    コード・シンボルの精細な方位角を求める装置であっ
    て、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択する窓選択器と、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求める手段と、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るピクセル選択器と、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つと関連付ける分類器と、 (E)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択する方位範囲選択器と、 (F)上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端
    縁方向に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する
    ノイズ値を求める計算器と、 (G)上記関連するノイズ値に応じて少なくとも1つの
    候補の方位範囲を選択する候補方位範囲選択器と、 (H)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    る手段と、 を具える装置。
  27. 【請求項27】上記ノイズ値は、上記選択された方位範
    囲に関連付けられた上記端縁方向の標準偏差に基づいて
    求められるものである、請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】上記計算器は、上記選択された方位範囲
    に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選択さ
    れた方位範囲に関連する角度平均値を求める手段を具
    え、上記候補方位範囲選択器は、上記関連するノイズ値
    および角度平均値に応じて上記少なくとも1つの候補の
    方位範囲を選択する手段を具えるものである、請求項26
    に記載の装置。
  29. 【請求項29】上記角度平均値は、上記選択された方位
    範囲に関連付けられた上記端縁方向の角度平均に基づい
    て求められるものである、請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】上記窓選択器は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択する対象領域選択器と、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求める手段と、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    する手段と、 を含むものである、請求項26に記載の装置。
  31. 【請求項31】2次元ピクセル・イメージにおけるバー
    コード・シンボルの精細な方位角を求める装置であっ
    て、 (A)処理を行うために、上記2次元ピクセル・イメー
    ジの中から窓を選択する窓選択器と、 (B)上記選択された窓における複数のピクセルについ
    て端縁度および端縁方向を求める手段と、 (C)上記複数のピクセルから1つのピクセルを選択す
    るピクセル選択器と、 (D)上記選択されたピクセルに関連する上記端縁度が
    第1の所定の閾値を越える場合は、上記選択されたピク
    セルの上記端縁度および上記端縁方向を複数の方位範囲
    の中の少なくとも1つに関連付ける分類器と、 (E)上記複数の方位範囲の中から1つの方位範囲を選
    択する方位範囲選択器と、 (F)上記選択された方位範囲に関連付けられた上記端
    縁方向に基づいて、上記選択された方位範囲に関連する
    角度平均値を求める計算器と、 (G)上記関連する角度平均値に応じて少なくとも1つ
    の候補の方位範囲を選択する候補方位範囲選択器と、 (H)上記少なくとも1つの候補の方位範囲に関連付け
    られた上記端縁方向に基づいて上記精細な方位角を求め
    る手段と、 を具える装置。
  32. 【請求項32】上記計算器は、上記選択された方位範囲
    に関連付けられた上記端縁方向に基づいて、上記選択さ
    れた方位範囲に関連するノイズ値を求める手段を具え、
    上記候補方位範囲選択器は、上記関連するノイズ値およ
    び角度平均値に応じて上記少なくとも1つの候補の方位
    範囲を選択する手段を具えるものである、請求項31に記
    載の装置。
  33. 【請求項33】上記ノイズ値は、上記選択された方位範
    囲に関連付けられた上記端縁方向の標準値偏差に基づい
    て求められるものである、請求項32に記載の装置。
  34. 【請求項34】上記窓選択器は、 (i)上記2次元ピクセル・イメージの中から1つの対
    象領域を選択する対象領域選択器と、 (ii)上記選択された対象領域に関連する重心の空間座
    標を求める手段と、 (iii)上記空間座標に中心を置くピクセルの窓を選択
    する手段と、 を具えるものである、請求項31に記載の装置。
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