JPH0855188A - 文字認識方式 - Google Patents

文字認識方式

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JPH0855188A
JPH0855188A JP6238120A JP23812094A JPH0855188A JP H0855188 A JPH0855188 A JP H0855188A JP 6238120 A JP6238120 A JP 6238120A JP 23812094 A JP23812094 A JP 23812094A JP H0855188 A JPH0855188 A JP H0855188A
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JP
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edge
image
feature vector
character
creating
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JP6238120A
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Toru Shijo
徹 四條
Toru Honma
亨 本間
Yoshikatsu Nakamura
好勝 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/18Extraction of features or characteristics of the image
    • G06V30/182Extraction of features or characteristics of the image by coding the contour of the pattern
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像濃度の広い範囲について文字認識能力の向
上を図ることができ、かつ、文字認識率の向上が図れる
文字認識方式を提供する。 【構成】エッジ抽出回路3は、光電変換部1からの多値
画像から多値エッジを抽出し、各画素に4ビットの方向
コードを割当てて方向コード画像に変換し、かつ、この
方向コード画像を2値エッジ画像に変換する。行検出回
路4は2値エッジ画像を基にして行を検出し、宛名領域
検出回路5は行検出で得られた情報を基に宛名領域を検
出し、文字検出・切出回路6は検出された宛名領域内の
各行について文字単位の領域を検出し切出す。方向特徴
ベクトル作成回路8は、検出された各文字領域につい
て、上記4ビットのエッジ方向コードに基づき方向特徴
ベクトルを作成する。類似度計算回路9は、作成された
方向特徴ベクトルを入力として、文字認識用辞書10を
用いて類似度計算を行ない、文字認識を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、郵便物上の
宛名情報を光学的に読取る郵便物宛名読取装置におい
て、複合類似度法を用いて文字を認識する文字認識方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、郵便物宛名読取装置における
文字認識技術として、複合類似度法による文字認識方式
が用いられる場合がある。
【0003】一般的に用いられている類似度法による文
字認識としてのパターンマッチングによる認識の過程
を、ここでは前処理と類似度計算による識別処理として
見ると、従来の類似度法を用いた文字認識における前処
理では、入力される多値画像を2値化し、その2値画像
において文字領域の検出・切出しを行ない、得られた文
字領域の2値画像を用い、大きさの正規化などを施し、
類似度計算回路への入力とするか、または、その2値画
像から縦・横・右斜め・左斜めの4種類のエッジ方向成
分を抽出し、それを用いて類似度計算への入力を作成す
るなどしていた。
【0004】この場合の方向成分抽出は、2値画像の2
×2ドットの近傍パターンに注目し、その16種類のパ
ターンから直接4種類の方向成分に変換していた。そし
て、各文字の領域を縦n個、横m個でn×m個の小領域
に分割し、4つの方向成分それぞれについて各小領域に
含まれる個数をカウントする。ただし、n,mは自然数
である。
【0005】こうして作成された4種類のn×m次元頻
度ベクトルをつなげてn×m×4次元のベクトルを作成
し、類似度計算回路への入力パターンとする。類似度計
算回路では、入力パターンと標準パターンとの類似度を
計算することにより識別候補を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した前処理方式で
は、光電変換部からのアナログ信号、または、多値にデ
ジタイズされた信号を絶対値評価によって2値化を図る
ものである。この場合、認識対象画像が濃度不均一、あ
るいは、濃度幅が小さいなどの場合には、2値化のため
の閾値の設定によっては、かすれ・欠け・つぶれなどが
発生していた。
【0007】このような情報の欠落は、方向成分の抽出
に大きな影響を与えることになり、当然のことながら認
識率の低下につながる。また、2値画像からの方向成分
の抽出には、少なくとも2×2のマスク処理を用いる
か、または、エッジの輪郭を追跡するなどの処理が必要
となり、処理時間の増大などの問題がある。
【0008】そこで、本発明は、画像濃度の広い範囲に
ついて文字認識能力の向上を図ることができ、かつ、文
字認識率の向上が図れる文字認識方式を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る文字認
識方式は、入力される認識対象の多値画像から多値エッ
ジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コードを割当
てることによりエッジ方向コード画像に変換する第1の
変換手段と、この第1の変換手段で変換されたエッジ方
向コード画像を2値化することにより2値エッジ画像に
変換する第2の変換手段と、この第2の変換手段で変換
された2値エッジ画像から文字単位の領域を検出する文
字領域検出手段と、この文字領域検出手段で検出された
各文字領域について、前記第1の変換手段で変換された
エッジ方向コード画像に基づき、複数の各方向成分の分
布を表す方向特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル
作成手段と、この方向特徴ベクトル作成手段で作成され
た方向特徴ベクトルを入力として、あらかじめ設定され
る標準パターンを用いて類似度計算を行なうことにより
文字認識を行なう認識手段とを具備している。
【0010】第2の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像を方向性を持ち互いに直交した
2つのマスクを用いたマスク処理により多値の微分画像
に変換する第1の変換手段と、この第1の変換手段で変
換された微分画像を、各画素に所定ビットの方向コード
を割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する
第2の変換手段と、この第2の変換手段で変換されたエ
ッジ方向コード画像を2値化することにより2値エッジ
画像に変換する第3の変換手段と、この第3の変換手段
で変換された2値エッジ画像から文字単位の領域を検出
する文字領域検出手段と、この文字領域検出手段で検出
された各文字領域について、前記第2の変換手段で変換
されたエッジ方向コード画像に基づき、複数の各方向成
分の分布を表す方向特徴ベクトルを作成する方向特徴ベ
クトル作成手段と、この方向特徴ベクトル作成手段で作
成された方向特徴ベクトルを入力として、あらかじめ設
定される標準パターンを用いて類似度計算を行なうこと
により文字認識を行なう認識手段とを具備している。
【0011】第3の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出して、各
画素に所定ビットの方向コードを割当てることによりエ
ッジ方向コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像を2
値化することにより2値エッジ画像に変換する第2の変
換手段と、この第2の変換手段で変換された2値エッジ
画像から文字単位の領域を検出する文字領域検出手段
と、この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn
×m個の小領域に分割する分割手段と、この分割手段で
分割された小領域内において各方向成分を持つ画素の個
数を、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コー
ド画像の各画素に与えられている所定ビットの方向コー
ドを基に求めることにより、方向特徴ベクトルを作成す
る方向特徴ベクトル作成手段と、この方向特徴ベクトル
作成手段で作成された方向特徴ベクトルを入力として、
あらかじめ設定される標準パターンを用いて類似度計算
を行なうことにより文字認識を行なう認識手段とを具備
している。
【0012】第4の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出して、各
画素に所定ビットの方向コードを割当てることによりエ
ッジ方向コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像を2
値化することにより2値エッジ画像に変換する第2の変
換手段と、この第2の変換手段で変換された2値エッジ
画像から文字単位の領域を検出する文字領域検出手段
と、この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn
×m個の小領域に分割する分割手段と、この分割手段で
分割された小領域内において各方向成分を持つ画素の個
数を、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コー
ド画像の各画素に与えられている所定ビットの方向コー
ドを基に求めることにより、各方向成分の分布ベクトル
を作成する分布ベクトル作成手段と、この分布ベクトル
作成手段で作成された各分布ベクトルから得られる合計
の次元数を持つ方向特徴ベクトルを作成する方向特徴ベ
クトル作成手段と、この方向特徴ベクトル作成手段で作
成された方向特徴ベクトルを入力として、あらかじめ設
定される標準パターンを用いて類似度計算を行なうこと
により文字認識を行なう認識手段とを具備している。
【0013】第5の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出すること
により、各画素が方向成分とその極性とからなるエッジ
方向成分コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード画像
を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
の変換手段と、この第2の変換手段で変換された2値エ
ッジ画像から文字単位の領域を検出する文字領域検出手
段と、この文字領域検出手段で検出された各文字領域に
ついて、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成
分コード画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す
方向特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段
と、この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特
徴ベクトルを入力として、あらかじめ設定される標準パ
ターンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識
を行なう認識手段とを具備している。
【0014】第6の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像に対して複数方向のマスク処理
を行なうマスク処理手段と、このマスク処理手段の各マ
スク処理出力の絶対値を比較し、最大絶対値を出力した
マスク処理出力についてその極性を含めてコード化する
ことにより、エッジ方向成分コード画像に変換する第1
の変換手段と、この第1の変換手段で変換されたエッジ
方向成分コード画像を2値化することにより2値エッジ
画像に変換する第2の変換手段と、この第2の変換手段
で変換された2値エッジ画像から文字単位の領域を検出
する文字領域検出手段と、この文字領域検出手段で検出
された各文字領域について、前記第1の変換手段で変換
されたエッジ方向成分コード画像に基づき、複数の各方
向成分の分布を表す方向特徴ベクトルを作成する方向特
徴ベクトル作成手段と、この方向特徴ベクトル作成手段
で作成された方向特徴ベクトルを入力として、あらかじ
め設定される標準パターンを用いて類似度計算を行なう
ことにより文字認識を行なう認識手段とを具備してい
る。
【0015】第7の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出すること
により、各画素が方向成分とその極性とからなるエッジ
方向成分コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード画像
を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
の変換手段と、この第2の変換手段で変換された2値エ
ッジ画像から文字単位の領域を検出する文字領域検出手
段と、この文字領域検出手段で検出された各文字領域を
n×m個の小領域に分割する分割手段と、この分割手段
で分割された小領域内において各方向成分を持つ画素の
個数を、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成
分コード画像を基に求めることにより、方向特徴ベクト
ルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、この方向特
徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベクトルを入
力として、あらかじめ設定される標準パターンを用いて
類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識手
段とを具備している。
【0016】第8の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出すること
により、各画素が方向成分とその極性とからなるエッジ
方向成分コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード画像
を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
の変換手段と、この第2の変換手段で変換された2値エ
ッジ画像から文字単位の領域を検出する文字領域検出手
段と、この文字領域検出手段で検出された各文字領域を
n×m個の小領域に分割する分割手段と、この分割手段
で分割された小領域内において各方向成分を持つ画素の
個数を、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成
分コード画像を基に求めることにより、各方向成分の分
布ベクトルを作成する分布ベクトル作成手段と、この分
布ベクトル作成手段で作成された各分布ベクトルから得
られる合計の次元数を持つ方向特徴ベクトルを作成する
方向特徴ベクトル作成手段と、この方向特徴ベクトル作
成手段で作成された方向特徴ベクトルを入力として、あ
らかじめ設定される標準パターンを用いて類似度計算を
行なうことにより文字認識を行なう認識手段とを具備し
ている。
【0017】第9の発明に係る文字認識方式は、入力さ
れる認識対象の多値画像から多値エッジを抽出して、各
画素に所定ビットの方向コードを割当てることによりエ
ッジ方向コード画像に変換する第1の変換手段と、この
第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像を2
値化することにより2値エッジ画像に変換する第2の変
換手段と、前記入力される多値画像を2値化することに
より2値画像に変換する第3の変換手段と、前記第2の
変換手段で変換された2値エッジ画像から文字単位の領
域を検出する文字領域検出手段と、この文字領域検出手
段で検出された各文字領域について、前記第1の変換手
段で変換されたエッジ方向コード画像に基づき、複数の
各方向成分の分布を表す方向特徴ベクトルを作成する方
向特徴ベクトル作成手段と、前記文字領域検出手段で検
出された各文字領域について、前記第3の変換手段で変
換された2値画像に基づき濃度分布ベクトルを作成する
濃度分布ベクトル作成手段と、この濃度分布ベクトル作
成手段で作成された濃度分布ベクトルと前記方向特徴ベ
クトル作成手段で作成された方向特徴ベクトルとにより
特徴ベクトルを作成する特徴ベクトル作成手段と、この
特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを入力
として、あらかじめ設定される標準パターンを用いて類
似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識手段
とを具備している。
【0018】第10の発明に係る文字認識方式は、入力
される認識対象の多値画像から多値エッジを抽出するこ
とにより、各画素が方向成分とその極性とからなるエッ
ジ方向成分コード画像に変換する第1の変換手段と、こ
の第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード画
像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第
2の変換手段と、前記入力される多値画像を2値化する
ことにより2値画像に変換する第3の変換手段と、前記
第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文字単
位の領域を検出する文字領域検出手段と、この文字領域
検出手段で検出された各文字領域について、前記第1の
変換手段で変換されたエッジ方向成分コード画像に基づ
き、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴ベクトルを
作成する方向特徴ベクトル作成手段と、前記文字領域検
出手段で検出された各文字領域について、前記第3の変
換手段で変換された2値画像に基づき濃度分布ベクトル
を作成する濃度分布ベクトル作成手段と、この濃度分布
ベクトル作成手段で作成された濃度分布ベクトルと前記
方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベクト
ルとにより特徴ベクトルを作成する特徴ベクトル作成手
段と、この特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベク
トルを入力として、あらかじめ設定される標準パターン
を用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行な
う認識手段とを具備している。
【0019】第11の発明に係る文字認識方式は、入力
される認識対象の多値画像から多値エッジを抽出して、
各画素に所定ビットの方向コードを割当てることにより
エッジ方向コード画像に変換する第1の変換手段と、こ
の第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像を
2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2の
変換手段と、前記入力される多値画像を2値化すること
により2値画像に変換する第3の変換手段と、前記第2
の変換手段で変換された2値エッジ画像と前記第3の変
換手段で変換された2値画像とを合成する画像合成手段
と、この画像合成手段で合成された画像から文字単位の
領域を検出する文字領域検出手段と、この文字領域検出
手段で検出された各文字領域について、前記第1の変換
手段で変換されたエッジ方向コード画像に基づき、複数
の各方向成分の分布を表す方向特徴ベクトルを作成する
方向特徴ベクトル作成手段と、前記文字領域検出手段で
検出された各文字領域について、前記第3の変換手段で
変換された2値画像に基づき濃度分布ベクトルを作成す
る濃度分布ベクトル作成手段と、この濃度分布ベクトル
作成手段で作成された濃度分布ベクトルと前記方向特徴
ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベクトルとによ
り特徴ベクトルを作成する特徴ベクトル作成手段と、こ
の特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを入
力として、あらかじめ設定される標準パターンを用いて
類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識手
段とを具備している。
【0020】第12の発明に係る文字認識方式は、入力
される認識対象の多値画像から多値エッジを抽出して、
各画素に所定ビットの方向コードを割当てることにより
エッジ方向コード画像に変換する第1の変換手段と、こ
の第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像に
対して、近傍点のエッジ情報あるいは多値画像濃度情報
を用いてエッジ補正を行なうエッジ補正手段と、このエ
ッジ補正手段でエッジ補正されたエッジ方向コード画像
を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
の変換手段と、前記エッジ補正手段でエッジ補正された
エッジ方向コード画像から2値エッジ画像に相当する濃
度画像を作成する濃度画像作成手段と、前記第2の変換
手段で変換された2値エッジ画像から文字単位の領域を
検出する文字領域検出手段と、この文字領域検出手段で
検出された各文字領域について、前記第1の変換手段で
変換されたエッジ方向コード画像に基づき、複数の各方
向成分の分布を表す方向特徴ベクトルを作成する方向特
徴ベクトル作成手段と、前記文字領域検出手段で検出さ
れた各文字領域について、前記第3の変換手段で変換さ
れた2値画像に基づき濃度分布ベクトルを作成する濃度
分布ベクトル作成手段と、この濃度分布ベクトル作成手
段で作成された濃度分布ベクトルと前記方向特徴ベクト
ル作成手段で作成された方向特徴ベクトルとにより特徴
ベクトルを作成する特徴ベクトル作成手段と、この特徴
ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを入力とし
て、あらかじめ設定される標準パターンを用いて類似度
計算を行なうことにより文字認識を行なう認識手段とを
具備している。
【0021】
【作用】第1ないし第8の発明によれば、従来の2値画
像からエッジ特徴を抽出し、認識入力とする場合に比
べ、多値レベルからの近傍特徴を得るため、特徴抽出の
精度が向上する。したがって、画像濃度の広い範囲につ
いて文字認識能力の向上を図ることができる。また、多
値画像に微分処理を施すことで、僅かの濃淡も検出でき
るため、方向成分の抽出がし易く、認識率を向上でき
る。また、多値画像から直接方向コード画像を得ること
で、文字画像の抽出と同一の画像データで識別処理が可
能である。また、2×2のマスク処理を用いない方向成
分の検出であるため、方向成分のディテールが欠落しに
くく、より認識率の向上が図れる。さらに、前処理計算
量の削減が可能であるため、認識速度の向上が図れる。
【0022】また、第9ないし第12の発明によれば、
たとえば、多値画像からエッジ特徴のみを抽出し、認識
入力とする場合に比べ、2値画像またはそれに相当する
特徴量も用いるため、特徴抽出の精度が向上する。した
がって、位置ずれなどにも強く、画像濃度の広い範囲に
ついて文字認識能力の向上を図ることができる。また、
多値画像から得た2値画像、またはエッジ画像、または
両者の合成画像を文字領域検出に使えるため、検出・切
出し精度が向上し、認識率の向上が図れる。また、2×
2のマスク処理を用いない方向成分検出が可能であるた
め、方向成分のディテールが欠落しにくく、認識率の向
上が図れる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】まず、第1の実施例について説明する。
【0025】図1は、第1の実施例に係る文字認識方式
が適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示す
ものである。図1において、光電変換部1は、搬送され
る郵便物P上の画像を光電変換し、多値の画像情報とし
て入力するもので、たとえば、郵便物P上を照明する光
源、郵便物P上からの反射光を電気信号に変換するライ
ンセンサ、および、ラインセンサの出力に対しデジタル
化などの処理を行なう信号処理部などから構成されてい
る。光電変換部1で入力された郵便物P上の多値画像
は、文字領域検出・切出し部2に送られる。
【0026】文字領域検出・切出し部2は、図2に示す
処理概念図に基づく処理を行なう。すなわち、まず、エ
ッジ抽出回路3は、入力される多値画像を各画素4ビッ
トの方向コード画像に変換し、さらに、この方向コード
画像を2値のエッジ画像に変換し、その2値のエッジ画
像を行検出回路4に送る。行検出回路4は、2値のエッ
ジ画像を基にして郵便物P上の行を検出し、宛名領域検
出回路5に送る。
【0027】宛名領域検出回路5は、行検出回路4で得
られた情報を基に行をまとめることで、郵便物P上の宛
名領域を検出し、文字検出・切出回路6に送る。文字検
出・切出回路6は、宛名領域検出回路5で検出された宛
名領域内の各行について、行と直交方向の射影情報など
を用いて1文字ごとの領域を検出して切出し、その結果
を文字領域座標データとして文字認識部7に送る。
【0028】文字認識部7において、まず、方向特徴ベ
クトル作成回路8は、文字検出・切出回路6で得られた
文字単位の領域を、エッジ抽出回路3で得られたエッジ
方向コード画像を基に、縦・横・右斜め・左斜めの4つ
の各方向成分の分布を表わす方向特徴ベクトルに変換
し、類似度計算回路9に送る。
【0029】類似度計算回路9は、方向特徴ベクトル作
成回路8からの方向特徴ベクトルを入力ベクトルとし
て、あらかじめオフラインで設計されている文字認識用
辞書(標準パターン)10を用いて、複合類似度法によ
り文字認識を行ない、その認識結果を知識処理部11に
送る。
【0030】知識処理部11において、まず、町名・街
区認識回路12は、文字認識部7からの認識結果に基づ
き、町名・街区・宛名辞書13を参照することにより町
名・街区を認識し、宛名認識回路14に送る。宛名認識
回路14は、町名・街区認識回路12の認識結果に基づ
き、町名・街区・宛名辞書13を参照することにより宛
名情報を認識し、その認識結果を区分指定情報として出
力する。
【0031】図3は、入力される多値画像をエッジ方向
コード画像に変換し、さらに、2値のエッジ画像を作成
するエッジ抽出回路3の処理を表わしたフローチャート
であり、以下、このフローチャートに基づく処理につい
て説明する。
【0032】まず、ステップS1で、光電変換部1から
の例えば図10に示すような認識対象の多値画像(この
例は文字「区」の多値画像を示している)を取込み、ス
テップS2に進む。ステップS2では、取込んだ多値画
像を微分処理によって多値の微分画像に変換する。
【0033】ここで、微分方向をX:左→右、Y:上→
下の2方向とし、微分値を求める計算には、たとえば、
X方向は[−11]、Y方向は[−11]T のような方
向性を持ち、互いに直交したマスクを用いるものとす
る。
【0034】図11、図12は、それぞれ、この2つの
マスク処理により得られるX、Y各方向の微分多値画像
である。この微分画像では、X方向、Y方向に多値画像
が立ち上がっているときに微分値が正、立ち下がりでは
負になる。
【0035】次に、ステップS3のピーク検出処理で
は、この2枚の微分画像において極大・極小値検出をそ
れぞれ行なうことにより、画像のエッジを抽出する。図
11のX方向微分多値画像から正・負それぞれのピーク
値を取出したものが図13、図14で、図12のY方向
微分多値画像から正・負それぞれのピーク値を取出した
ものが図15、図16である。
【0036】ここで、仮定しているマスクの性質から、
立ち上がりの点に対して下がりの点では、検出点が1画
素ずれてしまうので、図14、図16のように得られた
微分値が負の場合には、XまたはYの負方向に1画素分
戻す位置補正を行なう。この位置補正は、微分用マスク
に図4に示すような3×3のマスクを用いた場合には、
微分値が正の場合には正の方向に、負の場合には負の方
向に1画素分ずらす必要がある。したがって、位置補正
は微分値計算に用いるマスクの性質に依存する。
【0037】微分用マスクに[−11]、[−11]T
を用いた場合の位置補正後のX、Y各方向の立ち下がり
ピーク画像が図17、図18である。この場合のように
微分極大・極小値は、1画素に正と負の両方の値を持つ
ことがある。X方向微分ピーク値が正か負かを+,−で
表わして1枚の概念図にしたものが図19である。ピー
クを持たない画素は「0」としてある。同様に、Y方向
は図20である。この2枚の概念図から、微分ピークに
関する特徴は1画素について4種類の情報の有無によっ
て表わせる。
【0038】図3に戻って、次に、ステップS4の方向
コード付与処理では、この4つの微分情報の有無にした
がって対象画像の各画素に図8に示すような4ビットの
方向コードを割当てる。こうして得られるのが、図21
に示すような4ビット方向コード画像である。ただし、
4ビットの方向コードは「0」から「15」の値として
示してある。この方向コード画像は、文字認識部7にも
そのまま送られる情報である。
【0039】次に、ステップS5の2値エッジ抽出処理
では、方向コード画像を方向コードが「0」である点と
そうでない点で2値化することにより、図22に示すよ
うな2値エッジ画像を得る。
【0040】ここで、多値画像から1画素4ビットの方
向コード画像を得るまでの過程を、図21の上から2番
目、左から2番目の方向コード「13」(4ビットで表
わせば「1101」)の画素に注目して具体的に説明す
る。まず、図10の多値画像の注目点の濃度は「16
4」である。この近傍の微分値は、図11から、X方向
が左から…,0,164,−64,−62,−38,…
で、図12から、Y方向が上から…,41,123,7
1,5,…である。ただし、微分処理は、多値画像に下
地処理を加えて濃度「30」以下の微小ノイズを除去し
てから行なっているものとする。
【0041】X方向の立ち上がり微分値のピークを取出
せば、図13から、…,0,164,0,0,0,…
で、立ち下がり微分値のピークは、図14から、…,
0,0,−64,0,0,…となる。同様に、Y方向
も、立ち上がりが図15のように、…,0,123,
0,0,…で、立ち下がりが図16のように、0,0,
0,0,…である。この近傍には、Y方向の立ち下がり
は検出されないため、各画素とも「0」となった。ただ
し、立ち上がりピークは、左右の画素を含めた3点にお
いて中心画素微分値が最大、かつ、設定した閾値よりも
大きい場合を、立ち下がりピークは、同様に中心画素微
分値が最小、かつ、設定した閾値よりも小さい場合をさ
すものとする。Y方向も同様である。ここでは閾値に、
立ち上がりでは「10」、立ち下がりでは「−10」を
用いる例を挙げた。この場合、微分値が「−10」から
「10」の間の値ではピークとして検出しない。
【0042】次に、立ち下がりピークの補正を行なう。
この注目画素では、X方向の微分値にのみ立ち下がり成
分が検出されるので、これをXの負の方向(左方向)に
1画素分ずらし、図17のように、…,0,−64,
0,0,…,…とする。Y方向については、この画素は
立ち下がりピークを持たないから、図18のように、
0,0,0,…,…となる。
【0043】したがって、注目点は、Xの負の方向に
「−64」、Xの正の方向に「164」、Yの負の方向
に「0」、Yの正の方向に「123」の微分ピーク値を
持つ。したがって、この順番に値が「0」か否かで
「0」か「1」の値を与えれば、この点の方向コードは
「1101」(数字では「13」)となる。このような
変換を文字領域全体に施したものが、図21であること
は前述の通りである。
【0044】図6は、エッジ抽出回路3で方向コード画
像を2値化して作成された2値エッジ画像(図22)を
基に行領域の検出を行なう行検出回路4の処理を表した
フローチャートであり、以下、このフローチャートに基
づく処理について説明する。
【0045】まず、ステップS11で、エッジ抽出回路
3からの2値エッジ画像を取込み、ステップS12に進
む。ステップS12のラベリング処理では、2値エッジ
画像において各画素から4近傍あるいは8近傍に隣接す
る画素を連結する処理を繰り返すことにより、連結領域
を得る。この結果、求まった複数、または、1つの連結
領域を、ここでは初期ラベルと呼ぶ。次に、ステップS
13のラベル統合処理では、隣接するラベル同士の距離
やラベルの形状などを基にして、1行とみなせるラベル
同士を1つのラベルとして統合する。それは、統合する
ラベルがなくなるまで繰り返し行なう。こうして得られ
た複数、または、1つのラベルを、ここでは最終ラベル
と称する。次に、ステップS14の行検出処理では、初
期ラベルデータ、最終ラベルデータを基に行領域となる
座標値を算出する。
【0046】宛名領域検出回路5は、行検出回路4で得
られた座標値や各ラベルデータを基に、行領域同士を統
合することによって、宛名領域らしい領域の座標を計算
して求める。
【0047】文字検出・切出回路6は、宛名領域検出回
路5で得られた宛名領域内の各行について、行検出回路
4と同様に、ラベルデータの大きさ・形状・位置など
や、2値エッジ画像に対して図5に示すように行に垂直
方向の射影情報などを用いて、1文字ごとの領域を検出
して切出す。
【0048】図7は、エッジ抽出回路3で作成した4ビ
ット方向コード画像、および、文字検出・切出回路6で
得られた各文字領域の座標情報から、類似度計算用の入
力ベクトルを作成する、方向特徴ベクトル作成回路8の
処理を示したフローチャートであり、以下、このフロー
チャートに基づく処理について説明する。
【0049】まず、ステップS21で1行分の4ビット
方向コード画像、および、文字領域の座標情報を取込
み、ステップS22に進む。ステップS22のn×m個
の小領域への分割処理は、各文字領域の大きさの正規化
が行なわれないために必要となる処理である。文字検出
・切出回路6で得られる各文字領域の大きさは、認識対
象が印刷活字であっても全てが同じであるとは限らな
い。したがって、分割は、生じる各小領域の大きさにば
らつきはあってもできるかぎり偏りが生じないように行
なう。
【0050】各文字領域の大きさを正規化する場合に
は、正規化後の文字領域の大きさと小領域数「n×m」
を関連させて決めておけば、小領域への分割のための計
算は特にいらなくなる。ただし、正規化の分の計算時間
は必要となること、エッジ画像であるために正規化によ
る歪みが発生する可能性が高いことなどから、工夫が必
要な処理である。
【0051】次に、ステップS23の4方向各成分分布
ベクトルの作成処理では、縦・横・右斜め・左斜めそれ
ぞれの方向成分が、ステップS22で得られたn×m個
の各小領域内で幾つ存在するのかを、エッジ抽出回路3
で各画素に与えられている4ビット方向コードを基に、
たとえば図8のような変換表にしたがってカウントす
る。
【0052】図23ないし図26は、図8のような変換
表にしたがって図21の方向コード画像から4方向各成
分を別々に取出した画像である。さらに、図23ないし
図26の各小領域内の成分個数をカウントしてできるの
が、図27の分布ベクトル1〜4である。この例ではn
=m=8としている。
【0053】次に、ステップS24の方向特徴ベクトル
作成処理では、ステップS23で得られた4つのn×m
次元方向成分分布ベクトルを単純につなげて、n×m×
4次元方向特徴ベクトルとして類似度計算回路9に出力
する。
【0054】ここで、正規化を行なわない場合につい
て、もし、認識対象とする文字が小さかったり、対象画
像の濃度が薄いときには、1文字ごとの領域内の各分割
小領域で得られる成分の個数は非常に小さな値になり、
類似度の計算がうまくいかない恐れがある。逆に、対象
文字領域が大きな場合には、想定した値を上回る値を持
ったベクトルになることもある。
【0055】そのような場合には、方向特徴ベクトル作
成回路8の処理は、上述した図7のフローチャートでな
く、図9に示すフローチャートに基づく処理を用いれば
よい。すなわち、ステップS21〜S24までは図7と
同様な処理であるが、それにステップS25のダイナミ
ックレンジ調整処理が追加されている。ダイナミックレ
ンジ調整処理は、ステップS24で方向特徴ベクトル作
成後、ベクトル値の最大値MAX_Vを求め、あらかじ
め決めておいたダイナミックレンジMAX_Dに調整す
る。ただし、MAX_V・MAX_Dはどちらも正数で
ある。その計算は、各ベクトル値に対してMAX_Dを
掛け、その後、それぞれをMAX_Vで割る。こうする
ことで、整数形変数による計算の場合にも、切捨てによ
る誤差は「1」未満となる。
【0056】類似度計算回路9は、方向特徴ベクトル作
成回路8で得られたn×m×4次元方向特徴ベクトルを
入力として、ここでは複合類似度法により認識結果を得
るものとする。類似度計算に必要な辞書(標準パター
ン)10は、あらかじめオフラインで設計しておいたも
のを用いる。
【0057】類似度計算回路9の計算結果、すなわち、
文字認識部7の認識結果は、町名・街区認識回路12お
よび宛名認識回路14で構成される知識処理部11に供
給される。知識処理部11は、類似度計算回路9によっ
て得られた認識結果を、本読取装置の区分割当領域内の
町名・街区・宛名を単語・文節などで登録した町名・街
区・宛名辞書13と照合することにより、宛名を確定
し、区分指定情報として出力する。
【0058】次に、第2の実施例について説明する。
【0059】前述した第1の実施例では、入力される多
値画像から1文字ごとの文字領域の検出・切出しと、方
向成分の分布を示す方向特徴ベクトルの作成を、4ビッ
ト方向コード画像を介して行なっていた。しかし、図2
8に示すような4種類の3×3マスクを用いることで、
多値画像から前述の4ビット方向コード画像を介さずに
直接4方向成分を抽出できる。この場合、各点には4種
類のいずれか1つの方向成分と、それが立ち上がりか立
ち下がりかの情報のみが与えられる。すなわち、一点に
2種類以上の方向成分が存在することはない。
【0060】図29は、入力される多値画像から、この
4方向成分画像を得るまでの処理回路(図1におけるエ
ッジ抽出回路3の主要部の他の具体例)を示している。
各方向成分の値と符号は、注目画素と8近傍の多値濃度
画像から算出される。まず、入力される多値濃度画像
は、そのまま、あるいは、遅延回路21を通って、ある
いは、遅延回路21,22を通って4種類の3×3マス
ク回路23,24,25,26にそれぞれ送られる。遅
延回路21,22をk回通った信号はkライン前のデー
タとなる。
【0061】4つのマスク回路23,24,25,26
は、それぞれ整数値を与えるが、整数値の符号は立ち上
がりか立ち下がりかの極性を、整数値の絶対値は注目画
素におけるその方向成分の強さを示す。
【0062】符号抽出回路27,28,29,30で
は、マスク回路23,24,25,26の各マスク出力
から、各方向成分値の符号ビットであるMSB1からM
SB4のみを取出して、セレクタ31に送る。絶対値抽
出回路32,33,34,35では、マスク回路23,
24,25,26の各マスク出力の絶対値のみを取出し
て、比較器36,37とセレクタ38,39に送る。
【0063】セレクタ38,39で4つの値から選択さ
れた2つの値は、比較器40に送られて再び比較され、
セレクタ41で最終的に4つの値の中から絶対値最大の
ものを選び出す。この最大値は比較器42に送られ、最
後に閾値THと比較される。その結果がROM43への
入力信号の1つとなる。
【0064】ROM43には、上記の信号1ビットに加
えて、比較器36,37,40からも1ビットずつ送ら
れ、合計4ビットの信号が入力される。この4ビットの
信号入力にしたがい、ROM43が出力する3ビットの
方向成分コードは、たとえば、図30に示すようにな
る。セレクタ31では、ROM43への入力4ビットの
うち、比較器42からの信号を除く3ビットを入力とし
て受取り、ROM43で選択された成分に対応する符号
を選択し、出力する。
【0065】したがって、たとえば、方向成分を下位3
ビットとして、上位に符号1ビットに加えた4ビットの
信号が1画素分の方向成分コード画像として出力され
る。この方向成分コード画像は、第1の実施例の方向コ
ード画像とは情報の意味が異なる。
【0066】以上説明したように、上記第1および第2
の実施例によれば、従来の2値画像からエッジ特徴をと
らえ、認識入力する場合に比べ、多値レベルからの近傍
特徴を得るため、特徴抽出の精度が著しく向上する。し
たがって、画像濃度の広い範囲について、文字認識能力
の向上を図ることができる。また、多値画像から直接方
向コード画像を得ることで、文字画像抽出と同一の画像
情報で識別処理が可能である。また、2×2のマスクを
用いない方向成分検出であるため、方向成分のディテー
ルが欠落しにくく、認識率向上に貢献する。さらに、前
処理計算量の削減が可能であるため、認識速度の向上お
よび装置の小形化が実現できる。
【0067】次に、第3の実施例について説明する。
【0068】図31は、第3の実施例に係る文字認識方
式が適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示
すものである。なお、図1の第1の実施例と同一部分に
は同一符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分に
ついてだけ詳細に説明する。本実施例の図1の第1の実
施例と異なる点は、文字領域検出・切出し部2における
エッジ抽出回路30を構成上において分離独立させると
ともに、2値化回路15を追加し、さらに文字認識部7
の構成に、濃度分布ベクトル作成回路16および特徴ベ
クトル作成回路17を追加したものである。
【0069】すなわち、2値化回路15は、光電変換部
1で入力される多値画像を2値化することにより2値画
像に変換し、濃度分布ベクトル作成回路16に送る。こ
こで、2値画像の一例を示すと図32のようになり、こ
れは図10に示す多値画像を2値化した場合である。
【0070】方向特徴ベクトル作成回路8は、文字検出
・切出回路6で得られた文字単位の領域を、エッジ抽出
回路3で得られたエッジ方向コード画像を基に、縦・横
・右斜め・左斜めの4つの各方向成分の分布を表わす方
向特徴ベクトルに変換し、特徴ベクトル作成回路17に
送る。
【0071】濃度分布ベクトル作成回路16は、2値化
回路15によって作成された図32に示すような2値画
像(濃度画像)と、文字検出・切出回路6から得られた
文字領域の座標データを用い、方向特徴ベクトル作成回
路8と同様に、1文字分の文字領域を、偏らないように
n×m個に分割して、それぞれの小領域内にある黒画素
の個数をカウントすることにより濃度分布ベクトルを作
成する。
【0072】すなわち、図33に示すフローチャートの
ように、まず、ステップS31で1行分の濃度画像、お
よび、文字領域の座標情報を取込み、ステップS32に
進む。ステップS32では、前述した方向特徴ベクトル
作成回路8と同様に、n×m個の小領域への分割処理を
行ない、ステップS33に進む。ステップS33では、
ステップS32で分割された各小領域内にある黒画素の
個数をカウントすることにより、濃度分布ベクトルを作
成し、特徴ベクトル作成回路17に送る。
【0073】図34は、特徴ベクトル作成回路17で作
成された濃度分布ベクトルの一例を示しており、これは
図32の2値画像から得られた濃度分布ベクトルであ
る。
【0074】なお、濃度分布ベクトル作成回路16の場
合も、前述した第1の実施例で説明した方向特徴ベクト
ル作成回路8と同様な処理でダイナミックレンジの調整
が可能である。
【0075】特徴ベクトル作成回路17は、方向特徴ベ
クトル作成回路8で作成された方向特徴ベクトルと、濃
度分布ベクトル作成回路16で作成された濃度分布ベク
トルとを単純につなげて、1つの特徴ベクトルとし、類
似度計算回路9に送る。
【0076】類似度計算回路9は、特徴ベクトル作成回
路17からの特徴ベクトル(n×m×5次元特徴ベクト
ル)を入力ベクトルとして、あらかじめオフラインで設
計されている文字認識用辞書(標準パターン)10を用
いて、複合類似度法により文字認識を行ない、その認識
結果を知識処理部11に送る。
【0077】次に、第4の実施例について説明する。
【0078】上述した第3の実施例では、入力される多
値画像からの1文字ごとの文字領域検出・切出しと、4
方向成分の分布を示す方向特徴ベクトルの作成を、X,
Y方向微分によって得た方向コード画像を介して行なっ
ていた。しかし、前述した第2の実施例と同様、図28
のような4種類の3×3マスクを用いることで、多値画
像から前述の4ビット方向コード画像を介さずに直接4
方向成分を抽出することができる。この場合も、各点に
は4種類いずれか1つの方向成分と、それが立ち上がり
か立ち下がりかの情報のみが与えられる。すなわち、一
点に2種類以上の方向成分が存在することはない。
【0079】この場合の装置全体の構成は、第3の実施
例と同様、図31のままであるが、エッジ抽出回路3の
主要部が第3の実施例とは異なり、第2の実施例と同
様、図29に示したエッジ抽出回路を用いることができ
る。したがって、その説明は省略する。
【0080】次に、第5の実施例について説明する。
【0081】図35は、第5の実施例に係る文字認識方
式が適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示
すものである。なお、図31の第3の実施例と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分
についてだけ詳細に説明する。本実施例の図31の第3
の実施例と異なる点は、2値化回路15とエッジ抽出回
路3の構成上の位置が逆になっていることである。すな
わち、文字領域検出・切出し部2に用いられる情報が、
第3の実施例ではエッジ情報のみであったが、本実施例
では2値画像情報のみとなっている。この場合のメリッ
トは、どうしてもエッジ情報が得られないが、2値画像
情報ではなんらかの情報が得られた場合に、文字領域の
検出・切出しを行なうことができることである。
【0082】次に、第6の実施例について説明する。
【0083】この実施例は、第5の実施例において、第
4の実施例と同様、図29に示したエッジ抽出回路を用
いたものである。したがって、その説明は省略する。
【0084】次に、第7の実施例について説明する。
【0085】図36は、第7の実施例に係る文字認識方
式が適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示
すものである。なお、図31の第3の実施例と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分
についてだけ詳細に説明する。本実施例の図31の第3
の実施例と異なる点は、文字領域検出・切出し部2に用
いる画像を、エッジ・2値画像合成回路18で2値エッ
ジ画像と2値画像とを合成した画像としたものである。
【0086】この場合のメリットは、2値画像あるいは
エッジ画像どちらかでも検切情報が得られればよいこと
から、安定した検出・切出しが得られることである。
【0087】次に、第8の実施例について説明する。
【0088】この実施例は、第7の実施例において、第
4の実施例と同様、図29に示したエッジ抽出回路を用
いたものである。したがって、その説明は省略する。
【0089】次に、第9の実施例について説明する。
【0090】図37は、第9の実施例に係る文字認識方
式が適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示
すものである。なお、図31の第3の実施例と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分
についてだけ詳細に説明する。本実施例の図31の第3
の実施例と異なる点は、エッジ抽出回路3の代わりにエ
ッジ抽出・エッジ補正回路19を用い、2値化回路15
の代わりに濃度画像作成回路20を用いたものである。
【0091】第9の実施例は、濃度成分分布を2値画像
から得る第3ないし第8の実施例とは大きく異なる。本
実施例では、多値画像の2値化操作は一切行なわず、濃
度画像作成回路20において、2値画像に相当する濃度
画像を作成する。この濃度画像は、エッジ抽出・エッジ
補正回路19によって抽出・補正されたエッジ情報を用
いて作成し、その濃度画像から濃度分布ベクトル作成回
路16によって濃度分布ベクトルを作成する。
【0092】この場合、文字領域検出・切出し部2も、
エッジ抽出・エッジ補正回路19によって抽出・補正さ
れたエッジ情報を用いて文字領域の検出・切出しを行な
うもので、補正されたエッジ情報を用いるため、安定し
た文字領域の検出・切出しができる。
【0093】以下、第9の実施例におけるエッジ抽出・
エッジ補正回路19について詳細に説明する。
【0094】図38は、エッジ抽出・エッジ補正回路1
9の処理を示したフローチャートであり、前述した他の
実施例におけるエッジ抽出回路3との違いは、X,Y各
方向微分ピークを検出した後に行なう微分エッジ補正処
理があることである。すなわち、ステップS1〜S3、
S4,S5は図3と同様であるが、ステップS3とS4
との間にステップS6の微分エッジ補正処理が追加され
ている。
【0095】ステップS6の微分エッジ補正処理は、図
39に示すフローチャートのように行なわれる。すなわ
ち、まず、ステップS41でX,Y各方向微分ピーク画
像および多値画像を読込んだ後、ステップS42,S4
3でX方向とY方向について別々にエッジ補正を行な
う。
【0096】ステップS42のX方向の微分エッジ補正
の過程を示したのが、図40のフローチャートである。
まず、ステップS51でX方向微分ピーク画像および多
値画像を読込む。ここでは、X方向の補正であるので、
X方向に上から下へとスキャンして行く。また、この場
合、全面画像が補正対象であるので、ステップS52に
あるように、縦方向の画素数だけ繰返し処理を行なう。
【0097】1行ごとのエッジ補正処理は、ステップS
53の条件判断から始まる。ステップS53の条件判断
では、本来エッジの性質から必ず立ち上がりの後に立ち
下がりがくることから、注目ラインにおいて左から立ち
上がり・立ち下がりエッジ点のペアを構成して行き、ペ
アを構成できないエッジ点(ここでは孤立エッジと呼
ぶ)が存在するか否かを調べる。
【0098】注目ラインにおいて、孤立エッジ点が検出
されなかった場合、ステップS54へと進む。ステップ
S54の条件判断では、注目ラインにおいて構成され
た、それぞれのペアに対して、ペア間距離に注目し、そ
の値があらかじめ設定してある閾値よりも大きいか否か
を調べる。
【0099】その結果、注目ライン内に存在する全ての
ペアの距離が閾値よりも小さい場合、構成されたペアを
そのまま最終的なエッジとして確定する。ステップS5
4の条件判断で、注目ラインにおいて閾値よりも大きな
ペア間距離を持つものが存在した場合には、条件にあて
はまるペアの個数回だけ(S55)、ステップS56の
「多値濃度情報で補正1」の処理を行なう。
【0100】「多値濃度情報で補正1」は、注目ペアの
間において多値濃度情報を用いることで、本来検出され
るべきなのに検出できなかったと思われるエッジを再現
する。具体的な処理としては、注目ペア間で立ち上がり
エッジ点の多値画像濃度以下の多値濃度点が存在した
ら、立ち上がり点に最も近い点(最も左の点)を立ち下
がり候補点とする。また、注目ペア間で立ち下がりエッ
ジ点の多値画像濃度以下の多値濃度点が存在したら、立
ち下がり点に最も近い点(最も右の点)を立ち上がり候
補点とする。
【0101】この2つの処理の後、注目ペア間で立ち上
がり・立ち下がり候補点が両者とも存在し、かつ、立ち
上がり候補点が立ち下がり候補点よりも左にある場合
に、これらのエッジ候補点を用いて新たなエッジペアを
構成する。こうしてできたペア間距離が、まだ閾値より
も大きい場合には、もう一度その間の多値情報を調べて
補正を行なう。これを、新たなエッジ点としての条件
(多値濃度、位置関係、ペア構成の3条件)を満たさな
くなるか、ペア長さが閾値よりも小さくなるまで行な
う。
【0102】さて、ステップS53の条件判断で、注目
ラインに孤立エッジ点が存在した場合には、ステップS
57に進み、「多値濃度情報で補正2」の処理、あるい
は、「近傍エッジペア情報で一次補間」の処理を孤立エ
ッジ点個数回繰り返す。どちらの処理を行なうかは、ス
テップS58,S59の条件判断に基づく。
【0103】ステップS58の条件判断において、図4
1に示すような、注目孤立エッジ点近傍(注目点の1つ
前の、および、1つ後のライン上のある限定された範
囲)に注目孤立エッジ点と同じ種類(注目孤立エッジ点
が立ち上がりなら立ち上がり、注目孤立エッジ点が立ち
下がりなら立ち下がり)のエッジ点が注目点上下のライ
ンどちらにも存在したら、それらを補正情報候補点と
し、かつ、ステップS59の条件判断において、それら
の補正情報候補点がどちらもエッジ情報ペアを構成して
いるときに、この2つのエッジ情報ペアをエッジ補正情
報と確定し、これを用いて注目孤立エッジ点とペアを構
成するエッジ点を一次補間する。すなわち、ステップS
60の「近傍エッジペア情報で一次補間」の処理を行な
う。
【0104】ステップS58,S59の条件がどちらか
でも満たされなければ、注目孤立エッジ点に対して、次
に述べるステップS61の「多値濃度情報で補正2」の
処理を行なう。
【0105】「多値濃度情報で補正2」は、前述した
「多値濃度情報で補正1」と同様に、注目孤立エッジ点
濃度以下の点を探す。ただし、注目点が立ち上がりなら
注目点より右側で、かつ、別の立ち上がり点までの間
で、立ち下がりなら左側で、かつ、別のペアの立ち下が
り点までの範囲でなければならない。この条件に該当す
る点が存在すれば、それを注目孤立エッジ点とのペアを
構成する新たなエッジ点とし、存在しなければ注目して
いた孤立エッジ点は消去する。
【0106】このような処理を繰り返し、注目ラインに
孤立エッジ点が存在しなくなったら、ステップS54以
下の処理を注目ラインに対して行なう。1番目のライ
ン、および、最後のラインは、近傍エッジ情報を用いた
一次補間はできないので、多値濃度情報による補正のみ
を行なう。
【0107】なお、上記説明では、X方向のみのエッジ
補正について説明したが、Y方向のエッジ補正について
も同様に考えることができる。
【0108】以上説明したように、上記第3ないし第9
の実施例によれば、従来の多値画像からエッジ特徴のみ
をとらえ、認識入力する場合に比べ、2値画像またはそ
れに相当する特徴量も用いるため、特徴抽出の精度が向
上する。したがって、位置ずれなどにも強く、画像濃度
(PSC)の広い範囲について文字認識能力の向上を図
ることができる。また、多値画像から得た2値画像、ま
たはエッジ画像、または両者の合成画像を文字領域検出
に使えるため、文字の検出・切出し精度が向上し、認識
率の向上が図れる。さらに、2×2のマスク処理を用い
ない方向成分検出が可能であるため、方向成分のディテ
ールが欠落しにくく、認識率の向上に貢献する。
【0109】なお、前記実施例では、郵便物宛名読取装
置における文字認識方式に適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、他の帳票
類の文字を光学的に読取る文字認識方式にも同様に適用
できる。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、画
像濃度の広い範囲について文字認識能力の向上を図るこ
とができ、かつ、文字認識率の向上が図れる文字認識方
式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る文字認識方式が適
用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示すブロ
ック図。
【図2】文字領域検出・切出し部の処理を説明するため
の概念図。
【図3】エッジ抽出回路の処理を説明するためのフロー
チャート。
【図4】エッジ抽出回路において微分値を求めるマスク
の一例を示す図。
【図5】文字検出・切出回路において用いる射影情報の
作成を説明するための図。
【図6】行検出回路の処理を説明するためのフローチャ
ート。
【図7】方向特徴ベクトル作成回路の処理を説明するた
めのフローチャート。
【図8】4ビット方向成分と4方向成分との対応を説明
するための図。
【図9】方向特徴ベクトル作成回路の他の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図10】文字「区」の多値画像の一例を示す図。
【図11】文字「区」のX方向微分多値画像の一例を示
す図。
【図12】文字「区」のY方向微分多値画像の一例を示
す図。
【図13】文字「区」のX方向微分立ち上がりピーク値
検出後の画像の一例を示す図。
【図14】文字「区」のX方向微分立ち下がりピーク値
検出後の画像の一例を示す図。
【図15】文字「区」のY方向微分立ち上がりピーク値
検出後の画像の一例を示す図。
【図16】文字「区」のY方向微分立ち下がりピーク値
検出後の画像の一例を示す図。
【図17】文字「区」のX方向微分立ち下がりピーク値
位置補正後の画像の一例を示す図。
【図18】文字「区」のY方向微分立ち下がりピーク値
位置補正後の画像の一例を示す図。
【図19】文字「区」のX方向微分立ち下がり・立ち下
がりピーク値合成画像の一例を示す概念図。
【図20】文字「区」のY方向微分立ち下がり・立ち下
がりピーク値合成画像の一例を示す概念図。
【図21】文字「区」の4ビット方向コード画像の一例
を示す概念図。
【図22】文字「区」の2値エッジ画像の一例を示す概
念図。
【図23】方向コード画像から変換表にしたがって縦方
向成分を抽出した画像の一例を示す図。
【図24】方向コード画像から変換表にしたがって横方
向成分を抽出した画像の一例を示す図。
【図25】方向コード画像から変換表にしたがって右斜
め方向成分を抽出した画像の一例を示す図。
【図26】方向コード画像から変換表にしたがって左斜
め方向成分を抽出した画像の一例を示す図。
【図27】4方向成分の分布を示す方向成分分布ベクト
ルの一例を示す図。
【図28】本発明の第2の実施例において用いられる4
種類の3×3マスクの一例を示す図。
【図29】同じく第2の実施例において入力される多値
画像から4方向成分画像を得るまでの処理回路の具体例
を示すブロック図。
【図30】同じく第2の実施例においてROMへの4ビ
ット入力と3ビット出力との対応を説明するための図。
【図31】本発明の第3の実施例に係る文字認識方式が
適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図32】文字「区」の2値画像の一例を示す図。
【図33】濃度分布ベクトル作成回路の処理を説明する
ためのフローチャート。
【図34】作成された濃度分布ベクトルの一例を示す
図。
【図35】本発明の第5の実施例に係る文字認識方式が
適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図36】本発明の第7の実施例に係る文字認識方式が
適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図37】本発明の第9の実施例に係る文字認識方式が
適用される郵便物宛名読取装置の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図38】エッジ抽出・エッジ補正回路の処理を説明す
るためのフローチャート。
【図39】図38における微分エッジ補正処理を説明す
るためのフローチャート。
【図40】図39におけるX方向微分エッジ補正処理を
説明するためのフローチャート。
【図41】微分エッジ補正処理における近傍エッジペア
情報で一次補間の処理を説明するための概念図。
【符号の説明】
P……郵便物、1……光電変換部、2……文字領域検出
・切出し部、3……エッジ抽出回路、4……行検出回
路、5……宛名領域検出回路、6……文字検出・切出回
路、7……文字認識部、8……方向特徴ベクトル作成回
路、9……類似度計算回路、10……文字認識用辞書
(標準パターン)、15……2値化回路、16……濃度
分布ベクトル作成回路、17……特徴ベクトル作成回
路、18……エッジ・2値画像合成回路、19……エッ
ジ抽出・エッジ補正回路、20……濃度画像作成回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コードを
    割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
    の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード
    画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴
    ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  2. 【請求項2】 入力される認識対象の多値画像を方向性
    を持ち互いに直交した2つのマスクを用いたマスク処理
    により多値の微分画像に変換する第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換された微分画像を、各画素に
    所定ビットの方向コードを割当てることによりエッジ方
    向コード画像に変換する第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第3
    の変換手段と、 この第3の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第2の変換手段で変換されたエッジ方向コード
    画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴
    ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  3. 【請求項3】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コードを
    割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
    の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn×m
    個の小領域に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された小領域内において各方向成分
    を持つ画素の個数を、前記第1の変換手段で変換された
    エッジ方向コード画像の各画素に与えられている所定ビ
    ットの方向コードを基に求めることにより、方向特徴ベ
    クトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  4. 【請求項4】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コードを
    割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
    の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn×m
    個の小領域に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された小領域内において各方向成分
    を持つ画素の個数を、前記第1の変換手段で変換された
    エッジ方向コード画像の各画素に与えられている所定ビ
    ットの方向コードを基に求めることにより、各方向成分
    の分布ベクトルを作成する分布ベクトル作成手段と、 この分布ベクトル作成手段で作成された各分布ベクトル
    から得られる合計の次元数を持つ方向特徴ベクトルを作
    成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  5. 【請求項5】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出することにより、各画素が方向成分とその
    極性とからなるエッジ方向成分コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード
    画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する
    第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コ
    ード画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向
    特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  6. 【請求項6】 入力される認識対象の多値画像に対して
    複数方向のマスク処理を行なうマスク処理手段と、 このマスク処理手段の各マスク処理出力の絶対値を比較
    し、最大絶対値を出力したマスク処理出力についてその
    極性を含めてコード化することにより、エッジ方向成分
    コード画像に変換する第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード
    画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する
    第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コ
    ード画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向
    特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  7. 【請求項7】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出することにより、各画素が方向成分とその
    極性とからなるエッジ方向成分コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード
    画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する
    第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn×m
    個の小領域に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された小領域内において各方向成分
    を持つ画素の個数を、前記第1の変換手段で変換された
    エッジ方向成分コード画像を基に求めることにより、方
    向特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段
    と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  8. 【請求項8】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出することにより、各画素が方向成分とその
    極性とからなるエッジ方向成分コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード
    画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する
    第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域をn×m
    個の小領域に分割する分割手段と、 この分割手段で分割された小領域内において各方向成分
    を持つ画素の個数を、前記第1の変換手段で変換された
    エッジ方向成分コード画像を基に求めることにより、各
    方向成分の分布ベクトルを作成する分布ベクトル作成手
    段と、 この分布ベクトル作成手段で作成された各分布ベクトル
    から得られる合計の次元数を持つ方向特徴ベクトルを作
    成する方向特徴ベクトル作成手段と、 この方向特徴ベクトル作成手段で作成された方向特徴ベ
    クトルを入力として、あらかじめ設定される標準パター
    ンを用いて類似度計算を行なうことにより文字認識を行
    なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  9. 【請求項9】 入力される認識対象の多値画像から多値
    エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コードを
    割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する第
    1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
    の変換手段と、 前記入力される多値画像を2値化することにより2値画
    像に変換する第3の変換手段と、 前記第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード
    画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴
    ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 前記文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第3の変換手段で変換された2値画像に基づき
    濃度分布ベクトルを作成する濃度分布ベクトル作成手段
    と、 この濃度分布ベクトル作成手段で作成された濃度分布ベ
    クトルと前記方向特徴ベクトル作成手段で作成された方
    向特徴ベクトルとにより特徴ベクトルを作成する特徴ベ
    クトル作成手段と、 この特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを
    入力として、あらかじめ設定される標準パターンを用い
    て類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識
    手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  10. 【請求項10】 入力される認識対象の多値画像から多
    値エッジを抽出することにより、各画素が方向成分とそ
    の極性とからなるエッジ方向成分コード画像に変換する
    第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コード
    画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換する
    第2の変換手段と、 前記入力される多値画像を2値化することにより2値画
    像に変換する第3の変換手段と、 前記第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向成分コ
    ード画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向
    特徴ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 前記文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第3の変換手段で変換された2値画像に基づき
    濃度分布ベクトルを作成する濃度分布ベクトル作成手段
    と、 この濃度分布ベクトル作成手段で作成された濃度分布ベ
    クトルと前記方向特徴ベクトル作成手段で作成された方
    向特徴ベクトルとにより特徴ベクトルを作成する特徴ベ
    クトル作成手段と、 この特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを
    入力として、あらかじめ設定される標準パターンを用い
    て類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識
    手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  11. 【請求項11】 入力される認識対象の多値画像から多
    値エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コード
    を割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する
    第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    を2値化することにより2値エッジ画像に変換する第2
    の変換手段と、 前記入力される多値画像を2値化することにより2値画
    像に変換する第3の変換手段と、 前記第2の変換手段で変換された2値エッジ画像と前記
    第3の変換手段で変換された2値画像とを合成する画像
    合成手段と、 この画像合成手段で合成された画像から文字単位の領域
    を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード
    画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴
    ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 前記文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第3の変換手段で変換された2値画像に基づき
    濃度分布ベクトルを作成する濃度分布ベクトル作成手段
    と、 この濃度分布ベクトル作成手段で作成された濃度分布ベ
    クトルと前記方向特徴ベクトル作成手段で作成された方
    向特徴ベクトルとにより特徴ベクトルを作成する特徴ベ
    クトル作成手段と、 この特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを
    入力として、あらかじめ設定される標準パターンを用い
    て類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識
    手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
  12. 【請求項12】 入力される認識対象の多値画像から多
    値エッジを抽出して、各画素に所定ビットの方向コード
    を割当てることによりエッジ方向コード画像に変換する
    第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード画像
    に対して、近傍点のエッジ情報あるいは多値画像濃度情
    報を用いてエッジ補正を行なうエッジ補正手段と、 このエッジ補正手段でエッジ補正されたエッジ方向コー
    ド画像を2値化することにより2値エッジ画像に変換す
    る第2の変換手段と、 前記エッジ補正手段でエッジ補正されたエッジ方向コー
    ド画像から2値エッジ画像に相当する濃度画像を作成す
    る濃度画像作成手段と、 前記第2の変換手段で変換された2値エッジ画像から文
    字単位の領域を検出する文字領域検出手段と、 この文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第1の変換手段で変換されたエッジ方向コード
    画像に基づき、複数の各方向成分の分布を表す方向特徴
    ベクトルを作成する方向特徴ベクトル作成手段と、 前記文字領域検出手段で検出された各文字領域につい
    て、前記第3の変換手段で変換された2値画像に基づき
    濃度分布ベクトルを作成する濃度分布ベクトル作成手段
    と、 この濃度分布ベクトル作成手段で作成された濃度分布ベ
    クトルと前記方向特徴ベクトル作成手段で作成された方
    向特徴ベクトルとにより特徴ベクトルを作成する特徴ベ
    クトル作成手段と、 この特徴ベクトル作成手段で作成された特徴ベクトルを
    入力として、あらかじめ設定される標準パターンを用い
    て類似度計算を行なうことにより文字認識を行なう認識
    手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識方式。
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