JP2832390B2 - バルブ部材挿入方法および装置 - Google Patents

バルブ部材挿入方法および装置

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JP2832390B2
JP2832390B2 JP14414190A JP14414190A JP2832390B2 JP 2832390 B2 JP2832390 B2 JP 2832390B2 JP 14414190 A JP14414190 A JP 14414190A JP 14414190 A JP14414190 A JP 14414190A JP 2832390 B2 JP2832390 B2 JP 2832390B2
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樹啓 古谷
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバルブ部材挿入方法および装置に関し、より
詳しくは自動車用自動変速機(以下ATと略す。)等の多
数のバルブにスプール及びコイルスプリング等のバルブ
部材を挿入するに便利な方法およびそのための装置に関
する。
[従来技術と課題] 従来、ATに付属する多数のバルブ内筒にバルブ部材を
挿入する作業は、一般に作業者の手作業で行なわれてお
り、各バルブ部材を順に挿入する段階でバルブ部材が引
掛ったり、正しい位置に納まらなかった時には一つ一つ
ピンセット等で位置修正したり、挿入をやり直したりす
る必要があり、可成り面倒な作業であった。
そこでこれを改善するため或る自動車メーカでは、挿
入前にバルブ部材(スプールとコイルスプリング)をワ
セリン等の粘着物によって仮付けし、一体化してからこ
れをバルブ内筒に挿入している。
この方法によって挿入の作業性は著しく改善されるも
のの、一方で仮付け時に使用した粘着剤がバルブ部材と
共にバルブ内筒に挿入されるため、終局的にATユニット
内に残留する事になり、寒冷時には残留粘着剤が固まっ
てAT機能を低下させる原因となるという問題点があっ
た。
そこで本発明者等はこのような粘着剤を使用しないで
バルブ部材をソフトに挿入するための手段を鋭意研究し
た処、バルブ内筒のスプール孔中間開口部を利用してバ
ルブ部材の単体または合体挿入が行なえる事を見出し、
本発明に到達した。
[発明の目的] 本発明の目的は粘着剤を用いないで作業性良くバルブ
部材をバルブ内筒に挿入しかつセンタリングする方法及
び装置を提供するにある。
[発明の構成] 本発明により、 スプール及びコイルスプリング等のバルブ部材をバルブ
内筒に挿入する挿入方法において、バルブ内筒のスプー
ル孔中間開口部にスプリングをセンタリングするセンタ
リングガイドを有するストッパ板を挿入した後、上方よ
りスプリングをバルブ内筒に仮挿入し、スプリングを一
旦支持してセンタリングした後、スプールをバルブ内筒
に挿入し、その後該ストッパ板を引き抜いてバルブ部材
を一体として落下させる事を特徴とするバルブ部材挿入
方法(本発明1)、 スプール及びコイルスプリング等のバルブ部材をバルブ
内筒に挿入する挿入方法において、バルブ内筒のスプー
ル孔中間開口部にスプリングをセンタリングするセンタ
リングガイドを有するストッパ板を挿入した後、上方よ
りスプリングおよびスプールをバルブ内筒に仮挿入し、
スプリングおよびスプールを一旦支持してセンタリング
した後、該ストッパ板を引き抜いてバルブ部材を一体と
して落下させる事を特徴とするバルブ部材挿入方法(本
発明2) 及び スプール及びコイルスプリング等のバルブ部材をバル
ブ内筒に挿入する挿入装置において、バルブ内筒のスプ
ール孔中間開口部に挿入するストッパ板にセンタリング
ガイドを設けた事を特徴とするバルブ部材挿入装置(本
発明3) が提供される。
以下に実施例を用いて本発明1,2,3を詳細に説明す
る。
[実施例] 第1図、第2図及び第3図は夫々本発明実施例の全体
正面図、要部断面図及び本発明にかかるストッパ板の断
面図である。
第1図、第2図、第3図において、1はバルブボデ
ィ、1Aはバルブ内筒、1Bはスプール孔中間開口部、1Cは
位置決め溝、2はストッパ、2Aは位置決め用突起、3は
ストッパ2から水平腕として突き出ているストッパ板、
3A,3Bは夫々センタリング用(円錐台状)突起及び凹部
であり、4はストッパ2を水平移動させるためのシリン
ダ、5はスライドレール、6はバルブボディ1を上下動
させるためのシリンダである。
また10はスプールを把持するセンタリング可能な外拡
ホルダであってロボットハンドの先端に装着されている
ものである。20はコイルスプリング、30はスプールであ
る。
外拡ホルダ10はスプール30の上端凹部30Aにその外拡
雄部10Aを挿入して径方向に拡張させる事によりスプー
ル30を保持する。
次に作用を説明する。
第1図で架台上に固定されたバルブボディ1はシリン
ダ6によって適正な位置まで移動させられ、ついでシリ
ンダ4によってストッパ2が左方に移動し、第2図のよ
うにバルブボディ1の2つの位置決め溝1C,1Cにストッ
パ2の位置決め突起2A,2Aがぴったりと嵌合して位置決
めされる。
この時同時にストッパ板3がスプール孔中間開口部1B
に挿入される。
次いでロボットハンド先端の外拡ホルダ10がコイルス
プリング20、スプール30と順に上方よりバルブ内筒1Aに
挿入するか、もしくは予めスプリング20と一体となった
スプール30をバルブ内筒に挿入する。
この時コイルスプリング20の下端部は第3図に示され
るようなストッパ板3のセンタリングガイド3A,3Bによ
ってセンタリングされる。
その時点で上部外拡ホルダ10はコイルスプリング20も
しくはスプール30を把持し直してコイルスプリング下端
センタと同軸となるようにセンタリングする事が出来
る。
もしくは予めコイル上端乃至スプール上端のセンタリ
ングは最初の把持の段階で終了していてもよい。
但し、下端センタリング後上端センタリングした方が
センタリング精度は一般に高い。
なおバルブ部材は必要に応じてコイルスプリングとス
プールの他にシムやワッシャ等を用いる事が出来る。
またコイルスプリング20の上端はスプール下端に嵌合
し、スプリングの弾性によってラジアル方向に拡張して
固着されるようになっている。
そしてセンタリングが完了すると外拡ホルダ10(ロボ
ットハンド)は、ストッパ板3の突起3Aもしくは凹部3B
の段差をクリアする程度、例えば約3〜6mm上昇し、そ
の間にストッパ2は右方に後退し、ストッパ板3はバル
ブボディの開口部1Bから引き抜かれる。
しかる後外拡ホルダ10はスプール30の上端部把持を解
放するので、コイルスプリング20とスプール30は一体と
なって下方に落下し、挿入作業は終了する。
なお、ストッパ板3の他の実施態様としては第4図、
第5図、第6図に示すようなものがある。
ここに第4図、第5図、第6図は夫々ストッパ板3の
他の実施例の平面図、収縮時及び拡張時の断面図であ
る。
13はゴム、プラスチックまたはりん青銅等の金属素材
で造られた円錐状膨張体である。
14はその上部を覆うゴム、プラスチック等のカバーで
あって膨張体13を保護するためのものである。
12は膨張体13に圧力流体(例えば油圧、空圧)を給排
出する管である。
このような構造のストッパ板を用いると、スプール孔
中間開口部への挿入、引抜時には膨張体を収縮させる事
が出来るので開口部が小さくても使用出来るし、円錐体
の高さを大きくとれるのでスプリングのセンタリングが
容易となり、かつ、スプリングを上方から挿入した時緩
衝効果(エアサスペンション効果)があって具合がよ
い。
なお、第2図に代わる他の実施例を第7図に示す。即
ち第7図はスプールを外方から収縮保持する3爪ホルダ
を用いた実施例を示す断面図である。第7図において11
は3爪ホルダ、11Aは平面図で見て約120゜の間隔で放射
状に設けられた内拡爪である。作用としては、予めスプ
リング20はストッパ板3によりセンタリングされている
ため、上部からスプールを把持して来て放すと、スプー
ル30は自重で落下し、スプリング20の上端とスプール30
の下端部とが正確に嵌合される。
[発明の効果] 本発明を実施する事により前記目的のすべてが達成さ
れる。
すなわち、粘着剤を用いないで作業性良くバルブ部材
をバルブ内筒に挿入しかつセンタリングする事が出来る
という効果があり、特にロボットハンドを用いてのATの
自動組立に効果を発揮する。
更に流体圧膨張型センタリング機構を採用すればその
緩衝効果、センタリング容易性、ストッパ板の挿入、引
抜容易性等の効果が追加される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は夫々本発明実施例の全体正面
図、要部断面図、ストッパ板の断面図であり、第4図、
第5図及び第6図は夫々ストッパ板の他の実施態様を示
す平面図、膨張体収縮時断面図及び膨張体拡張時断面図
である。 また第7図は他の実施例の断面図である。 1……バルブボディ、 1A……バルブ内筒、 1B……開口部、 2……ストッパ、 3……ストッパ板、 3A,3B……センタリング用突起または凹部、 10……ロボットハンド先端の外拡ホルダ、 11……3爪ホルダ、 11A……内拡爪、 20……コイルスプリング、 30……スプール。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール及びコイルスプリング等のバルブ
    部材をバルブ内筒に挿入する挿入方法において、バルブ
    内筒のスプール孔中間開口部にスプリングをセンタリン
    グするセンタリングガイドを有するストッパ板を挿入し
    た後、上方よりスプリングをバルブ内筒に仮挿入し、ス
    プリングを一旦支持してセンタリングした後、スプール
    をバルブ内筒に挿入し、その後該ストッパ板を引き抜い
    てバルブ部材を一体として落下させる事を特徴とするバ
    ルブ部材挿入方法。
  2. 【請求項2】スプール及びコイルスプリング等のバルブ
    部材をバルブ内筒に挿入する挿入方法において、バルブ
    内筒のスプール孔中間開口部にスプリングをセンタリン
    グするセンタリングガイドを有するストッパ板を挿入し
    た後、上方よりスプリングおよびスプールをバルブ内筒
    に仮挿入し、スプリングおよびスプールを一旦支持して
    センタリングした後、該ストッパ板を引き抜いてバルブ
    部材を一体として落下させる事を特徴とするバルブ部材
    挿入方法。
  3. 【請求項3】スプール及びコイルスプリング等のバルブ
    部材をバルブ内筒に挿入する挿入装置において、バルブ
    内筒のスプール孔中間開口部に挿入するストッパ板にセ
    ンタリングガイドを設けた事を特徴とするバルブ部材挿
    入装置。
  4. 【請求項4】センタリングガイドが流体圧拡張型円錐状
    突起でなる特許請求の範囲第3項に記載のバルブ部材挿
    入装置。
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