JP2830892B2 - ジョイント用電線保持具 - Google Patents
ジョイント用電線保持具Info
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- JP2830892B2 JP2830892B2 JP5154806A JP15480693A JP2830892B2 JP 2830892 B2 JP2830892 B2 JP 2830892B2 JP 5154806 A JP5154806 A JP 5154806A JP 15480693 A JP15480693 A JP 15480693A JP 2830892 B2 JP2830892 B2 JP 2830892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- electric wires
- wire holder
- branch line
- clamp
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電線同士を突き合わせ
溶着等によりジョイント接続させるに際して電線を位置
決め精度良く供給し得る電線保持具に関するものであ
る。
溶着等によりジョイント接続させるに際して電線を位置
決め精度良く供給し得る電線保持具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数の電線１０，１１の端末導体
部１０ｃ，１１ｃを相互に突き合わせ、あるいは重ね合
わせて溶着接続させるためには、図６に示す如くジョイ
ント装置である溶接機２の上下の電極３，４の間に電線
１０，１１を両手で把持してセットさせていた。電線１
０，１１の各端末導体部１０ｃ，１１ｃは前後の絶縁ブ
ロック１８，２５の間に挿通案内されて下側電極４上に
載置される。そして上側電極３の下降により加圧通電が
行われ、各端末導体部１０ｃ，１１ｃが相互に溶着す
る。
部１０ｃ，１１ｃを相互に突き合わせ、あるいは重ね合
わせて溶着接続させるためには、図６に示す如くジョイ
ント装置である溶接機２の上下の電極３，４の間に電線
１０，１１を両手で把持してセットさせていた。電線１
０，１１の各端末導体部１０ｃ，１１ｃは前後の絶縁ブ
ロック１８，２５の間に挿通案内されて下側電極４上に
載置される。そして上側電極３の下降により加圧通電が
行われ、各端末導体部１０ｃ，１１ｃが相互に溶着す
る。
【０００３】しかしながら、従来においては手で左右の
電線１０，１１の各端末導体部１０ｃ，１１ｃを突き合
わせ等により位置決めさせるために、特に電線１０，１
１の本数が多い場合に位置決め精度が悪くなり、溶着不
良を起こしやすいという問題があった。
電線１０，１１の各端末導体部１０ｃ，１１ｃを突き合
わせ等により位置決めさせるために、特に電線１０，１
１の本数が多い場合に位置決め精度が悪くなり、溶着不
良を起こしやすいという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、複数の電線の導体部を突き合わせや重ね合わせ
により精度良く位置決めさせることのできるジョイント
用治具を提供することを目的とする。
に鑑み、複数の電線の導体部を突き合わせや重ね合わせ
により精度良く位置決めさせることのできるジョイント
用治具を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の電線を突き合わせ等の状態でジョ
イント接続させるための電線保持具であって、ジョイン
ト装置に対する挿通空間の両側に、幹線クランプを有す
る幹線支持杆を対向して形成し、該幹線支持杆に直交し
て、分岐線クランプを有する分岐線支持杆を連成して成
るジョイント用電線保持具を採用する。
に、本発明は、複数の電線を突き合わせ等の状態でジョ
イント接続させるための電線保持具であって、ジョイン
ト装置に対する挿通空間の両側に、幹線クランプを有す
る幹線支持杆を対向して形成し、該幹線支持杆に直交し
て、分岐線クランプを有する分岐線支持杆を連成して成
るジョイント用電線保持具を採用する。
【０００６】
【作用】左右の複数の電線の端末導体部側は、対向する
幹線支持杆の幹線クランプに挟持され、各端末導体部が
突き合わされ或いは重ね合わされた状態で位置決めされ
る。該複数の電線の中間部は各線毎に分岐線支持杆の分
岐線クランプに挟持され、ジョイント装置方向への突出
（はみ出し）が防止される。
幹線支持杆の幹線クランプに挟持され、各端末導体部が
突き合わされ或いは重ね合わされた状態で位置決めされ
る。該複数の電線の中間部は各線毎に分岐線支持杆の分
岐線クランプに挟持され、ジョイント装置方向への突出
（はみ出し）が防止される。
【０００７】
【実施例】図１〜２は本発明に係るジョイント用電線保
持具の一実施例を示すものである。該ジョイント用電線
保持具１は、ジョイント装置である溶接機２（図６）の
上下電極３，４の間に挿通可能な挿通空間５を存する並
列に突出した複数の幹線支持杆６と、該幹線支持杆６の
基端方を直交方向に連結する分岐線支持杆７とにより構
成される。該幹線支持杆６の先端方には上面側に幹線ク
ランプ８を突出して設け、該分岐線支持杆７の上面側に
は、該幹線支持杆６の両側面６ａのほぼ延長線上にそれ
ぞれ分岐線クランプ９を設けている。
持具の一実施例を示すものである。該ジョイント用電線
保持具１は、ジョイント装置である溶接機２（図６）の
上下電極３，４の間に挿通可能な挿通空間５を存する並
列に突出した複数の幹線支持杆６と、該幹線支持杆６の
基端方を直交方向に連結する分岐線支持杆７とにより構
成される。該幹線支持杆６の先端方には上面側に幹線ク
ランプ８を突出して設け、該分岐線支持杆７の上面側に
は、該幹線支持杆６の両側面６ａのほぼ延長線上にそれ
ぞれ分岐線クランプ９を設けている。
【０００８】該幹線クランプ８と分岐線クランプ９とは
それぞれ直交方向に配設され、幹線クランプ８1 ，８2
には幹線１０ａ，１１ａを幹線支持杆６と直交して挿通
挟持させ、複数の分岐線クランプ９には該幹線１０ａ，
１１ａから直交方向に屈曲した各分岐線１０ｂ，１１ｂ
を挿通挟持させる。ここでジョイント作業スペースであ
る挿通空間５1 に対応する分岐線クランプ９1 ，９2 に
は分岐線１０ｂ，１１ｂを挟持させないでおく。それに
より電線１０，１１はジョイント作業空間５1を境に左
右に振り分けられ、且つ分岐線クランプ９により作業空
間５1 を避けて後方（ジョイント装置２と反対方向）に
導出されて、円滑なジョイント作業が可能となる。
それぞれ直交方向に配設され、幹線クランプ８1 ，８2
には幹線１０ａ，１１ａを幹線支持杆６と直交して挿通
挟持させ、複数の分岐線クランプ９には該幹線１０ａ，
１１ａから直交方向に屈曲した各分岐線１０ｂ，１１ｂ
を挿通挟持させる。ここでジョイント作業スペースであ
る挿通空間５1 に対応する分岐線クランプ９1 ，９2 に
は分岐線１０ｂ，１１ｂを挟持させないでおく。それに
より電線１０，１１はジョイント作業空間５1を境に左
右に振り分けられ、且つ分岐線クランプ９により作業空
間５1 を避けて後方（ジョイント装置２と反対方向）に
導出されて、円滑なジョイント作業が可能となる。
【０００９】該幹線クランプ８は、爪部１３を有する前
後一対の合成樹脂製の可撓挟持片１２，１２により構成
される。幹線１０ａ（１１ａ）は上方から爪部１３の上
部傾斜ガイド面１４に沿って可撓挟持片１２，１２内に
挿入され、左右の開口１５から水平に導出される。該可
撓挟持片１２，１２内には複数の電線１０（１１）を挿
入挟持可能である。
後一対の合成樹脂製の可撓挟持片１２，１２により構成
される。幹線１０ａ（１１ａ）は上方から爪部１３の上
部傾斜ガイド面１４に沿って可撓挟持片１２，１２内に
挿入され、左右の開口１５から水平に導出される。該可
撓挟持片１２，１２内には複数の電線１０（１１）を挿
入挟持可能である。
【００１０】分岐線クランプ９も同様に単線である分岐
線１０ｂ，１１ｂを挟持可能なように左右一対の合成樹
脂製の可撓挟持片１６，１６により構成され、分岐線１
０ｂ（１１ｂ）を上部傾斜ガイド面１７に沿って挿入可
能である。該分岐線１０ｂ，１１ｂの先端方には図示し
ない端子を圧着させている。
線１０ｂ，１１ｂを挟持可能なように左右一対の合成樹
脂製の可撓挟持片１６，１６により構成され、分岐線１
０ｂ（１１ｂ）を上部傾斜ガイド面１７に沿って挿入可
能である。該分岐線１０ｂ，１１ｂの先端方には図示し
ない端子を圧着させている。
【００１１】左右の幹線クランプ８1 ，８2 に挟持され
た幹線１０ａ，１１ａの端末導体部１０ｃ，１１ｃは相
互に前記挿通空間５1 の中央部で突き合わされて位置決
めされる。該挿通空間５1 には図６で示した溶接機２の
手前側絶縁ブロック１８を下方から挿通可能であり、ジ
ョイント電線保持具１は上下電極３，４の間に水平方向
から挿通され、突き合わされた端末導体部１０ｃ，１１
ｃを両電極３，４の間に位置させる。そして図３に示す
ようなジョイント部１９を有する回路体２０が形成され
る。
た幹線１０ａ，１１ａの端末導体部１０ｃ，１１ｃは相
互に前記挿通空間５1 の中央部で突き合わされて位置決
めされる。該挿通空間５1 には図６で示した溶接機２の
手前側絶縁ブロック１８を下方から挿通可能であり、ジ
ョイント電線保持具１は上下電極３，４の間に水平方向
から挿通され、突き合わされた端末導体部１０ｃ，１１
ｃを両電極３，４の間に位置させる。そして図３に示す
ようなジョイント部１９を有する回路体２０が形成され
る。
【００１２】該電線保持具１は自動溶接機と連動する如
くに組み付られるが、取り外して手送りで使用すること
もできる。自動の場合は図示しない無端チェーンに所定
間隔で取り付けることができ、また分岐線支持杆７を竿
状に延長して、複数の回路体２０を形成させることもで
きる。
くに組み付られるが、取り外して手送りで使用すること
もできる。自動の場合は図示しない無端チェーンに所定
間隔で取り付けることができ、また分岐線支持杆７を竿
状に延長して、複数の回路体２０を形成させることもで
きる。
【００１３】上記実施例においては左右の電線１０，１
１を相互に突き合わせた状態で溶着させたが、図４に示
すように左右の電線１０′，１１′を中継電線２１を介
してジョイントさせることも可能である。この場合、中
継電線１９は前記一対の幹線クランプ８1 ，８2 に両側
を挟持され、その両端末導体部２１ｃ，２１ｃを、左右
の隣接する幹線クランプ８，８に挟持させた左右の電線
１０′，１１′の端末導体部１０ｃ′，１１ｃ′と共に
各々の挿通空間内５，５で突き合わせて位置させる。
１を相互に突き合わせた状態で溶着させたが、図４に示
すように左右の電線１０′，１１′を中継電線２１を介
してジョイントさせることも可能である。この場合、中
継電線１９は前記一対の幹線クランプ８1 ，８2 に両側
を挟持され、その両端末導体部２１ｃ，２１ｃを、左右
の隣接する幹線クランプ８，８に挟持させた左右の電線
１０′，１１′の端末導体部１０ｃ′，１１ｃ′と共に
各々の挿通空間内５，５で突き合わせて位置させる。
【００１４】また図５に示すように中剥きされた連続線
２２の中間導体露出部２２ｃと複数の電線１１″の端末
導体部１１ｃ″とを重ね合わせて溶着させることも可能
である。この場合は連続線２２の一方を幹線クランプ８
に挟持させ、連続線２２の他方と複数の電線１１″とを
隣接の幹線クランプ８に挟持させて、重ね合わせ部１
９″を挿通空間５内に位置させる。図４，５で各分岐線
１０ｂ′，１１ｂ′，２２′，１１ｂ″は上記例同様に
分岐線クランプ９に挟持させておく。
２２の中間導体露出部２２ｃと複数の電線１１″の端末
導体部１１ｃ″とを重ね合わせて溶着させることも可能
である。この場合は連続線２２の一方を幹線クランプ８
に挟持させ、連続線２２の他方と複数の電線１１″とを
隣接の幹線クランプ８に挟持させて、重ね合わせ部１
９″を挿通空間５内に位置させる。図４，５で各分岐線
１０ｂ′，１１ｂ′，２２′，１１ｂ″は上記例同様に
分岐線クランプ９に挟持させておく。
【００１５】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、複数の
電線を幹線支持杆の幹線クランプに挟持させてそのジョ
イント部の位置決めを行わせるから、ジョイント部の位
置決めが精度良く行われ、溶着等のジョイントが確実に
行われる。また、複数の電線の分岐線を分岐線支持杆の
分岐線クランプに挟持させるから、ジョイント装置方向
への電線の突出（はみ出し）が防止され、スムーズなジ
ョイント作業が可能となる。
電線を幹線支持杆の幹線クランプに挟持させてそのジョ
イント部の位置決めを行わせるから、ジョイント部の位
置決めが精度良く行われ、溶着等のジョイントが確実に
行われる。また、複数の電線の分岐線を分岐線支持杆の
分岐線クランプに挟持させるから、ジョイント装置方向
への電線の突出（はみ出し）が防止され、スムーズなジ
ョイント作業が可能となる。
【図１】本発明に係るジョイント用電線保持具の一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図２】同じく平面図である。
【図３】ジョイント接続された電線を示す平面図であ
る。
る。
【図４】他のジョイント接続パターンを示す平面図であ
る。
る。
【図５】その他のジョイント接続パターンを示す平面図
である。
である。
【図６】従来例を示す斜視図である。
１ ジョイント用電線保持具 ２ 溶接機 ５ 挿通空間 ６ 幹線支持杆 ７ 分岐線支持杆 ８ 幹線クランプ ９ 分岐線クランプ １０，１１ 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 寿弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−87475（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−39119（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭59−43779（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭60−20311（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02G 1/14
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の電線を突き合わせ等の状態でジョ
イント接続させるための電線保持具であって、ジョイン
ト装置に対する挿通空間の両側に、幹線クランプを有す
る幹線支持杆を対向して形成し、該幹線支持杆に直交し
て、分岐線クランプを有する分岐線支持杆を連成して成
ることを特徴とするジョイント用電線保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154806A JP2830892B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ジョイント用電線保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154806A JP2830892B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ジョイント用電線保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715827A JPH0715827A (ja) | 1995-01-17 |
| JP2830892B2 true JP2830892B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15592298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5154806A Expired - Lifetime JP2830892B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | ジョイント用電線保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830892B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8577711B2 (en) * | 2008-01-25 | 2013-11-05 | Herman Miller, Inc. | Occupancy analysis |
| CN112201968B (zh) * | 2020-09-23 | 2022-04-01 | 广东电网有限责任公司 | 一种导线对接装置 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5154806A patent/JP2830892B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0715827A (ja) | 1995-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |