JP2829580B2 - 情報伝送装置 - Google Patents

情報伝送装置

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JP2829580B2
JP2829580B2 JP5267596A JP5267596A JP2829580B2 JP 2829580 B2 JP2829580 B2 JP 2829580B2 JP 5267596 A JP5267596 A JP 5267596A JP 5267596 A JP5267596 A JP 5267596A JP 2829580 B2 JP2829580 B2 JP 2829580B2
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剛 長谷川
俊昭 小久保
帝淳 酢屋
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Kyosan Seisakusho KK
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Kyosan Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両からの情報を
地上で受信して車両の通過を検知する情報伝送装置、特
に車両検知精度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばトロリ−線から集電して道路上を
走行する無軌条電車においては、各閉塞区間の進入側に
設けた地上アンテナと進出側に設けた地上アンテナで車
上からの信号を受信して、閉塞区間の進入側を車両が通
過したことと閉塞区間の進出側を車両が通過したことを
検知している。この車両通過情報は中央装置に送られ、
進入側の車両通過台数と進出側の車両通過台数とから各
閉塞区間に在線する車両数を求め、各閉塞区間における
車両在線検知を行っている。したがって各閉塞区間にお
ける車両在線検知を正常に行うためには、進入側と進出
側で正確に車両の通過を検知することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように閉塞区間
の進入側と進出側で車両から送信された信号を受信する
地上アンテナを、例えば図4に示すように車両1の走行
路7に沿って設けた長方形ル−プアンテナ10で構成し
ていると、長方形ル−プアンテナ10で車上子3からの
信号を受信したときの受信信号特性は、図5に示すよう
なサイドロ−ブ13が発生する。このため車両1が長方
形ル−プアンテナ10に接近し、車両1に設けた車上子
3の車上アンテナから送信している信号を受信したとき
地上のアンテナに誘起する電圧は図3の結合特性図のA
に示すように、車両1が長方形ル−プアンテナ10の進
入側端部に接近するにしたがってあらかじめ定めた車両
検知用のしきい値THを超えた誘起電圧が車両検知用の
しきい値THより一時的に低下してしまい、車両1の通
過検知を正常に行えなくなる危険性がある。
【0004】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、地上アンテナの受信特性に生じるサ
イドロ−ブを極力低減して、安定した車両通過検知を行
うことができる情報伝送装置を得ることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報伝送
装置は、車上子と地上装置とを有する情報伝送装置であ
って、車上子は地上に情報を送信する車上アンテナを有
し、地上装置は地上アンテナと受信器を有し、地上アン
テナは車両の走行路の両側に配置され、車両の走行路に
沿って長手方向が配置された2組の長方形のル−プを一
方の端部で直列に接続して形成され、受信器は地上アン
テナで受信した情報から車両の通過を検知することを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明においては、車両に設け
た車上子の車上アンテナと電磁結合して車両を検知する
地上アンテナを、車両の走行路の両側に配置された2組
の長方形のル−プで構成し、2組のル−プの長手方向を
車両の走行路に沿って配置し、2組のル−プの一方の端
部を走行路と直交する1対のケ−ブルで直列に接続し
て、車上子の車上アンテナの進行方向と直交する各辺と
地上アンテナの走行路と直交する各辺とのの間の相互イ
ンダクタンスを打消し合い、見掛け上ル−プ線なしと
し、各ル−プの走行路に近い方の辺だけを伝送に関係す
るル−プ線として、車上子が地上アンテナに接近して通
過するとき、地上アンテナが出力する受信特性にサイド
ロ−ブが生じることを防ぐ。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、例えばトロリ−線から集電して道
路上を走行する無軌条電車の車両1には送信器2と車両
1の下部に設置された車上子3とを有する。車上子3は
地上に車両情報を送信するするものであり、長方形の車
上アンテナを有する。地上装置4は各閉塞区間の進入側
と進出側に設けられ、車両1の通過を検知するものであ
り、地上アンテナ5と受信器6を有する。地上アンテナ
5は車両1の走行路7の両側に配置された2組の長方形
のル−プ8a,8bを有する。2組のル−プ8a,8b
はそれぞれ車両1の走行路7に沿って長手方向が配置さ
れ、一方の端部で1対のケ−ブル8cで直列に接続され
ている。受信器6は地上アンテナ5で受信した情報から
車両の通過を検知する。
【0008】上記のように構成された車上子3から送信
する信号を地上アンテナ5で受信するときの動作を説明
するにあたり、まず動作原理を説明する。
【0009】例えば図2に示すように同じ大きさを有す
る2個の長方形コイル11,12が一定間隔Dをおいて
平行に配置されているとき、長方形コイル11の辺を
a,b,c,dとし、長方形コイル12の辺をe,f,
g,hとすると、長方形コイル11の辺aと長方形コイ
ル12の辺e,gの間には相互インダクタンスをもつ
が、長方形コイル11の辺aと長方形コイル12の辺
f,hの間には相互インダクタンスを持たない。同様に
して長方形コイル11と長方形コイル12の各辺を考え
ると、長方形コイル11と長方形コイル12間の相互イ
ンダクタンスMは各辺の相互インダクタンスの総合であ
るから、M=2(Mae+Mag+Mbf+Mbh)で表せる。こ
こでMaeは長方形コイル11の辺aと長方形コイル12
の辺eとの間の相互インダクタンス、Magは長方形コイ
ル11の辺aと長方形コイル12の辺gとの間の相互イ
ンダクタンス、Mbfは長方形コイル11の辺bと長方形
コイル12の辺fとの間の相互インダクタンス、Mbhは
長方形コイル11の辺bと長方形コイル12の辺hとの
間の相互インダクタンスを示す。いま、長方形コイル1
1を車上子3の車上アンテナとし、長方形コイル12を
地上装置4の地上アンテナとすると、車両1が走行して
長方形コイル11が長方形コイル12に接近したとき
に、相互インダクタンスMbfと相互インダクタンスMbh
の部分が図5に示すように受信特性にサイドロ−ブ13
を生じさせる原因になり、この相互インダクタンスMbf
と相互インダクタンスMbhの影響を除くことによりサイ
ドロ−ブを無くすことができる。
【0010】そこで地上アンテナ5を車両1の走行路7
の両側に配置された2組の長方形のル−プ8a,8bで
構成し、2組のル−プ8a,8bの長手方向を車両1の
走行路7に沿って配置し、一方の端部を走行路と直交す
る1対のケ−ブル8cで直列に接続することにより、車
上子3の車上アンテナの進行方向と直交する各辺と地上
アンテナ5の走行路と直交する各辺との間の相互インダ
クタンスを打消し合い、見掛け上ル−プ線なしとし、各
ル−プ8A,8bの走行路7に近い方の辺81だけを伝
送に関係するル−プ線とし、その他の辺を伝送に関係の
ないル−プ線とする。このようにして車上子3が地上ア
ンテナ5に接近して通過するとき、地上アンテナ5が出
力する受信特性にサイドロ−ブが生じることを防ぐ。
【0011】上記のように構成した地上アンテナ5の位
置に車両1が接近して車上子3からの送信信号を受信し
たときの地上アンテナに誘起する電圧を調べた結果を図
3の結合特性図のBに示す。図3に示すように、車両1
の走行路7の両側に配置された2組の長方形のル−プ8
a,8bで地上アンテナ5を構成した場合には、地上ア
ンテナ5の誘起電圧には車両検知用のしきい値THを超
えたのちにサイドロ−ブにより一時的に低下する現象は
認められず、車両1の通過を安定して検知することがで
きる。
【0012】なお、地上アンテナ5を構成する長方形の
ル−プ8a,8bの寸法とル−プ8a,8b間の距離は
走行路7の幅や受信器6の動作レベル等に応じて定めれ
ば良い。
【発明の効果】この発明は以上説明したように、車両に
設けた車上子の車上アンテナと電磁結合して車両を検知
する地上アンテナを、車両の走行路の両側に配置された
2組の長方形のル−プで構成し、2組のル−プの長手方
向を車両の走行路に沿って配置し、2組のル−プの一方
の端部を走行路と直交する1対のケ−ブルで直列に接続
して、車上子の車上アンテナの進行方向と直交する各辺
と地上アンテナの走行路と直交する各辺とのの間の相互
インダクタンスを打消し合い、見掛け上ル−プ線なしと
し、各ル−プの走行路に近い方の辺だけを伝送に関係す
るル−プ線としたから、車上子が地上アンテナに接近し
て通過するとき、地上アンテナが出力する受信特性にサ
イドロ−ブが生じることを防ぐことができ、車両の通過
を安定して検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】上記実施例の動作原理の説明図である。
【図3】車上子と地上ンテナの結合特性図である。
【図4】従来例の構成図である。
【図5】従来例の受信特性図である。
【符号の説明】
1 車両 3 車上子 4 地上装置 5 地上アンテナ 6 受信器 7 走行路 8a 長方形ル−プ 8b 長方形ル−プ 8c ケ−ブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−45649(JP,U) 実開 昭51−13286(JP,U) 実開 昭51−65690(JP,U) 特公 昭48−13995(JP,B1) 特公 昭50−34283(JP,B1) 実公 昭42−18317(JP,Y1) 実公 昭47−19579(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 1/00 - 23/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上子と地上装置とを有する情報伝送装
    置であって、車上子は地上に情報を送信する車上アンテ
    ナを有し、地上装置は地上アンテナと受信器を有し、地
    上アンテナは車両の走行路の両側に配置され、車両の走
    行路に沿って長手方向が配置された2組の長方形のル−
    プを一方の端部で直列に接続して形成され、受信器は地
    上アンテナで受信した情報から車両の通過を検知するこ
    とを特徴とする情報伝送装置。
JP5267596A 1996-02-16 1996-02-16 情報伝送装置 Expired - Fee Related JP2829580B2 (ja)

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