JPS60204099A - 自動車交通の広域監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車交通の広域監視方式に関するものであ
る。

交通流の制御を行う場合、交通流の状態を把握すること
が重要であり、既に各１種の交通流検出手段が提案され
ている。しかしながら、これらの検出手段では、特定点
において車両の有無を検出するのが一般的であり、どの
ような車両がどのような速度で走行しているのかはわか
らない。従って、交通状態に関する有効なデータの収集
及びそれらの、データに基づく効率的な交通流の制御を
行うことはできない。面して車両上に何らの装置も付加
することなく一層有効な交通流制御を行うことは、技術
的に大きな困難性を伴うばかりでなく、それが実現でき
たとしても・経済性の点で問題がある。

本発明は、車両上に規格化された車種コード及び運転者
コードを送信する車上装置を搭載し、それによって送信
されたコードを地上側で受信することにより、走行中の
車両の特定を可能にし、これを車速や時間等の情報と組
合わせ、交通状態に関する有効なデータの収集及びそれ
らのデータに基づく効率的な交通流制御を可能にするも
のである。

かかる目的を達成するため、λ本発明の自動車交通広域
監視方式は、車両上に設置したカード読取り機により、
運転者に固有のコードを磁気的に記録したカードからそ
のコードを読取り、送信器によって車両に関する情報と
共にアンテナを通じて地上に送信し、地上においては要
所でそれを受信して、時間信号と共に管制センタに送り
、管制センタにおいてそれを交通流制御のだめのデータ
として車両の走行状態の把握を行うことを特徴とするも
のである。

このような本発明の自動車交通広域監視方式によれば、
管制センタにおいて走行中の車両の特定が可能になるた
め、交通流の検出が容易となり、ＯＤ調査と呼ばれる車
両走行経路の調査も容易に行うことができ、また車両の
走行状態を把握する他の検出器と組合わせて運転者と走
行状態の相関をめるためのデータを自動的に収集できる
ので、交通環境や運転者に関する情報を統計的に把握す
ることができる。

以下に図面を参照して本発明の方式について詳述する。

本発明に基づく自動車交通の広域監視は１例えば都道府
県単位あるいは全国規模で実施できるばかりでなく、広
大な面積の特定地域の車両に適用することもでき、その
地域内において監視の対象となる車両には、第１図に示
すような車上装置１を搭載させる。

この車上装置１は、カードに磁気的に記録したコードを
読取るカード読取り機２と、このカード読取り機２によ
って読取ったコード等を地上に送信する送信器３と、そ
の送信のためのアンテナ４等を備えたものである。

上記カード読取り機２においては、例えば公的な運転免
許証カード、あるいは運転者ごとに別途作成されるカー
ドで、磁気記録としてその運転者に固有のコードその他
を記録したものが使用される。カード読取り機２には、
こ−のカード５を所定位置に挿入することによって閉成
されるスイッチ６を設け、このスイッチ６を車両のエン
ジンにおけるイグニッションｌキーのインターロックに
使用し、さらにそのスイッチ６の閉成によってカード５
に記録された運転者コードを送信器３におけるバッファ
３ａへ読出すように動作させることができる。この場合
、上記バッファ３ａにおいてはカード５がカード読取り
機２に挿入されているときにのみそのカードの情報を保
持し、カードがない場合には運転者が不在である旨の特
定コードを保持することになる。

このようにしてカード５がら読出された運転者の情報、
及び車種コードその他の車両に固有の情報は、それらに
同期のための信号を付加し、規格化されたものとして、
送信器３によりアンテナ４を通じて常時送信し、あるい
は地上からの送信指令に応答して送信される。

一方、地上側には交差点その他の要所にループアンテナ
１１あるいはこれに準するアンテナを設置し、上記車両
上の送信器３から送信された運転者及び車両に固有のコ
ードを受信し、受信器１２によって図示しない管制セン
タにおける交通流制御のための処理装置に送られる。こ
の場合に、受信器１２に付設したタイムコード発生器１
３がら得られる時間信号や、各種の走行状況検出器１４
によって得られる情報を同時に送信することもでき、例
えば上記走行状況検出器１４として車速の検出瘉一方通
行路を逆走針するなどの異常走行の検出を行う検出器を
用いれば、異常な行動をとる車両の検出及び特定を行う
こともできる。

上記車速等の検出を行う手段としては、公知の各種方式
を利用することができるが、第２図に例示するような方
式を採用することもできる。同図について概略的に説明
すると、上述の運転者コード等は、振幅変調等によりあ
る決った周波数で送信することになるが、それと、！±
別の一定周波数のキャリヤ（車種によって周波数を定め
てもよい。）をミキサ７において混じ、送信器３により
アンテナ４を通じて送信させる。それを受信する受信用
アンテナ１１としてツイスト状のループアンテナを用い
、このアンテナを通じて受信器１２で受信した信号から
バンドパス・フィルタ１５でコードの成分を分離し、ま
た上記キャリヤの成分をバンドパス・フィルタ１６で抽
出して位相弁別器１７で位相ｊｒ別を行った後にローパ
ス・フィルタ１８に通すと、車速に応じた正弦波が得ら
れ、車速■を、Ｖ　＝　Ｌ／Ｔ　（ｍ／　ｓ’） によってめることができる。

地上の管制センタにおける交通流制御のための処理装置
は、従来から実施されている自動車総合管制システムと
同様な管制制御を行い得ることは勿論であり、それに加
えて走行中の車両の車種や運転者の特定を行うことがで
きるので、種々の情報との組合わせにより、交通状態に
関する有効なデータの収集を行って、その交通状態を的
確に把握し、それに基づいて効率的な交通流制御を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方式の実施態様についての説明図、第
２図は車両の速度測定を行う場合についての説明図であ
る。 ２・・カード読取機、　３・・送信器、４・φアンテナ
、　５０争カード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、車両上に設置したカード読取り機により、運転者に
   固有のコードを磁気的に記録したカードからそのコード
   を読取り、送信器によって車両に関する情報と共にアン
   テナを通じて地上に送信し、地上においては要所でそれ
   を受信して、時間信号と共に管制センタに送り、管制セ
   ンタにお１．）てそれを交通流制御のためのデータとし
   て車両の走行状態の把握を行うことを特徴とする自動車
   交通の広域監視方式。