JP2829439B2 - 異常情報受信装置 - Google Patents

異常情報受信装置

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JP2829439B2 JP2325772A JP32577290A JP2829439B2 JP 2829439 B2 JP2829439 B2 JP 2829439B2 JP 2325772 A JP2325772 A JP 2325772A JP 32577290 A JP32577290 A JP 32577290A JP 2829439 B2 JP2829439 B2 JP 2829439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、非常通報装置から異常情報とともにポケッ
トベル転送データを受信したときに所定のポケットベル
センターを介してポケットベルへの転送呼出しを行う異
常情報受信装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、異常情報受信装置におけるポケットベル(以
下、ポケベル)転送機能は、周知のものである。すなわ
ち、転送モード中の異常情報受信装置において非常通報
装置から異常情報とともにポケベル転送データを受信し
た場合は、予め設定されたポケベルセンターへ自動ダイ
ヤル発信を行い、メッセージ表示機能の無いポケベルへ
の呼出しを行う機能は良く知られている。
一方、近年、単に呼出しされるだけではなく、ポケベ
ルの表示器上に受信メッセージを表示できるメッセージ
ポケベルが普及してきている。このメッセージポケベル
におけるメッセージ転送方向は、ポケベルセンターの応
答後、10〜15秒の間「こちらは、ポケットベルです。メ
ッセージをどうぞ」というアナウンスメッセージが送出
され、その後、400Hzの「ポポポ・・・ポ」という可聴
音が40秒間送出され、この40秒間にPB信号により予め定
められたメッセージに対応するダイヤル信号を送信すれ
ば、対応したメッセージをメッセージポケベルへ転送し
メッセージポケベルの表示器上へ表示するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の異常情報受信装置においては、
転送モード中に非常通報装置から異常情報とともにポケ
ベル転送データを受信した場合は、ポケベルセンターへ
自動ダイヤル発信した後、ポケベルセンターの応答によ
る極性反転信号を検出すると、ポケベルへの転送完了と
判断し回線を開放しているため、メッセージ表示機能の
無いポケベルに対してはポケベル転送は行えるが、メッ
セージ表示機能を有するメッセージポケベルに対しては
ポケベル転送が不可になるという問題があった。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本発明は、ポケベル
センターへの自動ダイヤル後の第1の経路期間内にポケ
ベルセンターからのメッセージ入力要求信号を検出する
とともに、第1の経過期間後の第2の経過期間内にポケ
ベルセンターからのビジー信号を検出する検出手段と、
この検出手段によって第1の経過期間内にメッセージ入
力要求信号を検出した場合に異常情報をPB信号化して送
信する送信部と、検出手段によって第2の経過期間内に
おけるビジー信号の検出または送信部の送信終了に基づ
き閉結していた回線を開放する回線制御部と、呼出しに
対して自動応答したときに特殊信号を受信すると異常情
報を音声メッセージとして回線へ送出する音声合成部と
を備えたものである。
[作用] ポケベルセンターからメッセージ入力要求信号が検出
された場合、非常通報装置から受信された異常情報はPB
信号化されてポケベルセンターへ送信され、この結果、
メッセージポケベルの表示器に異常情報が表示される。
[実施例] 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の異常情報受信装置の一実施例を示
すブロック図である。この異常情報受信装置40は次のよ
うに構成されている。すなわち第1図において、1〜5
は回線インターフェース、6はCPU等で構成された回線
制御部、7はこの回線制御部6により実行されるプログ
ラムが格納されたROM、8はRAM、9は回線制御部6と後
述の主制御部との間において制御データの受け渡しが行
われるメールボックス部である。また、10はCPU等で構
成されこの異常情報受信装置全体の制御を行う主制御
部、11は主制御部10により実行されるプログラムが格納
されたROM、12はRAM、13は不図示のホストコンピュータ
と通信を行うためのホストコンピュータインターフェー
ス、14はプリンタインターフェース、15はメモリ(各RA
M)のデータをバックアップするメモリバックアップ電
池である。また、16は4チャネル分の移報出力部、17は
ポケベル転送を行うための転送回線インターフェース、
18は音声合成・録再回路、19は電源部、20は停電用電
池、21はキーボード・LED制御部、22はキーボード。LED
部、23は時計部、24はブザー制御部、25はLCD制御部、2
6はLCD部、27はスピーカ、28はマイク、aはコントロー
ル信号である。
すなわち、この異常情報受信装置40は、不図示の非常
通報装置と接続され、この非常通報装置が例えば火災等
を検出してこの装置から火災情報等を示す異常情報を受
信した場合は、ブザー制御部24を制御して不図示のブザ
ーを鳴動させるとともに、LCD部26上に該当する異常情
報の表示を行うものとなっている。そして、この異常情
報受信装置40を管理する警備員等がビル内の巡回のため
この装置40が転送モードに設定されている場合は、電話
回線を介してポケベルセンターへ発信するとともに、非
常通報装置から受信したこの異常情報をポケベルセンタ
ーを介し警備員の所持するポケベルへ自動的に転送する
ようにしたものである。
次に、第2図は、この異常情報受信装置40内の主制御
部10の詳細な動作を説明するフローチャートである。
警備員によりこの異常情報受信装置40が転送モードに
設定され、このとき、非常通報装置により検出された火
災等の異常情報を示す通報が送信されると、ステップ50
でこの通報の受信ありを判断する。そして、異常情報を
示す通報が受信されれば、ステップ51においてこの通報
された異常情報をRAM12内に格納するとともに、ステッ
プ52でこの異常情報受信装置40の転送モードを判断す
る。そして、転送モードが設定されていない場合は、ス
テップ50へ戻るが、転送モードが設定されている場合
は、受信した異常情報を示すデータの中に転送コードが
存在するか否かをステップ53で判断し、これが「N」と
判定される場合も同様にステップ50へ戻るが、転送モー
ドであって、かつ受信データの中に転送コードが含まれ
ている場合は、受信した異常情報を転送するということ
で、ステップ54で転送宛先が音声であるか否かの判断、
つまり電話回線を使用して予め定められた警備員宅等の
転送先へ音声で異常を通報するか否かの判断を行う。
そして、転送宛先が警備員宅等であると判定された場
合は、警備員宅等に自動ダイヤル発信して音声合成・録
再回路18から異常情報に対応する音声メッセージを送信
する等の音声転送処理がステップ55で行われる。
また、転送宛先が警備員宅等の転送先ではなく、ステ
ップ54で「N」と判定された場合は、警備員がビル内を
巡回中ということで、この警備員の所持するポケベルに
対して異常を通報するため、ステップ60で回線制御部6
を制御して回線を閉結させるとともに、この閉結された
電話回線を介してステップ61で不図示のボケベルセンタ
ーへ自動ダイヤル発信を行う。この場合、ポケベルセン
ターは、これに自動応答して約10〜15秒間は音声アナウ
ンスを送出し、その後約40秒間400Hzの可聴音を送出す
る。そして、この間に、PB信号により予め定められたメ
ッセージに対応するダイヤル信号を送出すると、この対
応したメッセージを警備員の所持するボケベルの表示器
上に表示させるようになっている。
ステップ62以降の処理では、このようなポケベルセン
ターの応答およびポケベル転送についての判断処理が行
われる。すなわち、ボケベルセンターにダイヤル送出後
20秒以内に回線からのビジートーンを検出するかの判断
をステップ62で行い、巡回中の警備員に対してポケベル
転送ができず、従って回線からビジートーンが検出され
てステップ62で「Y」と判定された場合は、ステップ63
で回線制御部6を制御して回線を開放させるとともに、
ステップ60へ戻って再度回線を閉結して巡回中の警備員
へのポケベル転送を行う。
また、20秒以内に回線からビジートーンが検出されず
にステップ62で「N」と判定された場合は、ステップ70
でボケベルセンターの応答を示す400Hzの応答信号が20
秒以内で検出されるか否かの判断を行う。そして、応答
信号が検出されない場合は、ステップ71へ移行して、次
に20〜60秒以内に回線からのビジートーンが検出される
か否かを判断する。ここで、前記20〜60秒以内に回線か
らのビジートーンが検出された場合は、警備員の所持す
るメッセージ表示機能無しのボケベルに対してポケベル
転送が行われ、その後回線が開放されたためにビジート
ーンが検出されたということで、ステップ72において回
線制御部6を制御して回線を開放させ終了する。
また、20〜60秒以内に回線からのビジートーンが検出
されず、ステップ71で「N」と判定された場合は、巡回
中の警備員に対するボケベル転送が不可ということでス
テップ73で回線を開放するとともに、ステップ60へ戻っ
て再度回線を閉結して巡回中の警備員に対するポケベル
の転送の制御を行う。
また、20秒以内に応答信号が検出されステップ70で
「Y」と判定された場合は、この異常情報受信装置40に
予め設定されたメッセージ設定の有無をステップ74で判
断し、メッセージ設定がなされていない場合は、ステッ
プ72へ移行して回線を開放させるが、メッセージ設定が
なされている場合は、受信した異常情報に対応するメッ
セージ、すなわち火災等の異常情報およびこの異常情報
受信装置番号をPB信号によりポケベルセンターへ送信し
て警備員の所持するメッセージポケベルの表示器上へ表
示させるとともに、このポケベルへの呼出し処理をステ
ップ75で行い、ステップ72で回線制御部6を制御して回
線を開放させ終了する。
こうして、呼出しされた警備員は、自身の所持するメ
ッセージポケベルの表示器上に転送表示された異常情報
受信装置番号および異常情報を見て何処に何が発生した
のかを認識できるが、さらに詳細に確認する場合は、最
寄りの電話機から該当の異常情報受信装置へ呼出しを行
う。そして、異常情報受信装置がこれに自動応答し、さ
らに警備員の操作するPB信号による特殊信号を受信した
場合は、警備員の所持するメッセージポケベルに対して
既に転送表示された情報をRAM12から読みだすととも
に、音声合成・録再回路18を駆動して「×××に30発生
しました」。旨の音声合成メッセージを電話回線を介し
て警備員へ送出する。なお、音声合成メッセージ中の×
××は場所を示し、30はコード化された異常情報を示し
ている。そして、例えば30は火災の場合に対応し、31が
盗難に対する等、各種の異常情報がそれぞれ別個にコー
ド化されており、また、警備員等はこれらの対応関係に
ついて熟知しているので何処で何が発生したのかを直ち
に判断して対処することが可能になる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る異常情報受信装置
は、ポケベルセンターからメッセージ入力要求信号が検
出された場合、非常通報装置から受信した異常情報をPB
信号化してポケベルセンターへ送信するようにしたの
で、警備員等の所持するメッセージポケベルの表示器へ
この異常情報が表示されることになり、メッセージポケ
ベルに対するポケベル転送が可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る異常情報受信装置の一実施例を示
すブロック図、第2図はこの装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。 1〜5……回線インターフェース、6……回線制御部、
7,11……ROM、8,12……RAM、9……メールボックス部、
10……主制御部、16……移報出力部、17……転送回線イ
ンターフェース、18……音声合成・録再回路、24……ブ
ザー制御部、25……LCD制御部、26……LCD部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転送モード中に非常通報装置から異常情報
    とともにポケットベル転送データを受信したときには回
    線を閉結して所定のポケットベルセンターへ自動ダイヤ
    ルし、このポケットベルセンターを介してポケットベル
    へ転送呼出しを行うようにした異常情報受信装置におい
    て、 前記ポケットベルセンターへの自動ダイヤル後の第1の
    経路期間内にポケットベルセンターからのメッセージ入
    力要求信号を検出するとともに、第1の経過期間後の第
    2の経過期間内にポケットベルセンターからのビジー信
    号を検出する検出手段と、 この検出手段によって第1の経過期間内に前記メッセー
    ジ入力要求信号を検出した場合に前記異常情報をPB信号
    化して送信する送信部と、 前記検出手段によって第2の経過期間内におけるビジー
    信号の検出または前記送信部の送信終了に基づき閉結し
    ていた回線を開放する回線制御部と、 呼出しに対して自動応答したときに特殊信号を受信する
    と前記異常情報を音声メッセージとして前記回線へ送出
    する音声合成部と を備えたことを特徴とする異常情報受信装置。
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