JP2829405B2 - 機能性ポリペプチド - Google Patents

機能性ポリペプチド

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JP2829405B2 JP4083220A JP8322092A JP2829405B2 JP 2829405 B2 JP2829405 B2 JP 2829405B2 JP 4083220 A JP4083220 A JP 4083220A JP 8322092 A JP8322092 A JP 8322092A JP 2829405 B2 JP2829405 B2 JP 2829405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ポリペプチドに関
し、更に詳しくはヒトフィブロネクチンの細胞接着ドメ
インポリペプチドと、ヒト線維芽細胞成長因子とが共有
結合した新規な機能性ポリペプチド、並びにそれらをコ
ードする遺伝子、及び該遺伝子を用いた該機能性ポリペ
プチドの遺伝子工学的な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィブロネクチン(以下、FNと表示す
る)は、血漿や細胞外マトリックスに存在する糖タンパ
ク質で、多彩な機能を持つことが知られている〔アニュ
アルレビュー オブ バイオケミストリー( Annual Rev
iew of Biochemistry ) 、第57巻、第375〜413
頁(1988)〕。天然のFNを創傷治癒、点眼薬等の
医薬品や化粧品に利用する試みがなされているが、血液
から採取するために、供給に制限があること、コスト高
であること、また、病原性の細菌やウイルス等による汚
染の可能性があるなどの理由により、実用化されていな
い。また、天然のFNの機能ドメインを取出して利用す
ることも同様の理由から実用化されていない。そこで本
発明者らは、ヒトFNの細胞接着ドメインをコードする
cDNA断片を発現ベクターに接続して大腸菌に導入す
ることにより、細胞接着活性ポリペプチド及びその製造
方法を開発し、特許出願した(特開平1−180900
号、同1−206998号、同2−97397号、同2
−152990号)。一方、線維芽細胞成長因子(以
下、FGFと表示する)は、中胚葉、神経外胚葉由来の
様々な細胞の増殖と分化の促進作用、内皮細胞、線維芽
細胞、アストログリア細胞に対する細胞走化作用、血管
新生作用など多彩な生物作用を有するポリペプチドであ
り〔蛋白質、核酸、酵素、第36巻、第1237〜12
46頁(1991)〕、培養細胞の増殖因子として広く
利用されており、また、その細胞増殖作用、細胞走化作
用、血管新生作用から、創傷治癒剤等の医用材料として
の用途が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したごとく、FG
Fはその細胞増殖促進作用、細胞走化作用、血管新生作
用から、創傷治癒効果が期待されるが、これに細胞接着
活性を合せ持たせれば、各種細胞への親和性を高めるこ
とができ、FGFの効果を持続的かつ最大限に発揮する
ことが可能になり、ドラッグデリバリーシステムや徐放
性薬剤の開発等、FGFの利用上非常に有効である。例
えば、生化学的研究に有効な増殖促進試薬が提供され、
表皮細胞の増殖を高め、皮膚の老化を防ぐ有用な化粧品
が提供され、更に外傷や外科手術後の創傷治癒を促進す
る経皮薬及び治療薬が提供される。すなわち本発明の目
的は、細胞接着活性と、細胞増殖促進活性とを同時に兼
ね備えた新規なポリペプチドを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は人工の機能性ポリペプチドに関する
発明であって、下記一般式(化1):
【0005】
【化1】X−(Y)m −Z
【0006】(式中、XはヒトFNの細胞接着ドメイン
ポリペプチド、Yはスペーサー、ZはヒトFGFポリペ
プチド、mは1又は0である)で表されることを特徴と
する。本発明の第2の発明は、第1の発明の一般式(化
1)の人工の機能性ポリペプチドに関し、Xは配列表の
配列番号1に記載したアミノ酸配列で示されるヒトFN
の細胞接着ドメインポリペプチド、Zは配列表の配列番
号2又は配列番号4に記載したアミノ酸配列で示される
ヒトFGFポリペプチドで表されることを特徴とする。
また、本発明の第3の発明は第1の発明の人工の機能性
ポリペプチドをコードする遺伝子に関する。そして、本
発明の第4の発明は第3の発明の人工の機能性ポリペプ
チドをコードする遺伝子を組込んだプラスミドに関し、
第5の発明は第1の発明の人工の機能性ポリペプチドの
製造方法に関し、第4の発明のプラスミドを導入した宿
主細胞を培養し、該培養物より第1の発明の人工の機能
性ポリペプチドを採取することを特徴とする。
【0007】本発明者らは、FNの細胞接着活性と、F
GFの細胞増殖促進活性を兼ね備えた新規ポリペプチド
の構築、及びその製造方法について研究し、ヒトFNの
細胞接着ドメインと、ヒトFGFが結合した新規な機能
性ポリペプチドを遺伝子工学的に作製した。この新規な
機能性ポリペプチドの生物活性を調べた結果、細胞接着
活性と細胞増殖促進活性の両方の活性を有することを見
出して、本発明を完成した。
【0008】以下、本発明を具体的に説明する。ヒトF
Nのタンパク質の一次構造については、ジ エンボ ジ
ャーナル( TheEMBO Journal) 、第4巻、第1755〜
1759頁(1985)に記載されている。また、その
細胞接着ドメインをコードするcDNAクローン( pL
F5)についてはバイオケミストリー( Biochemistry
)、第25巻、第4936〜4941頁(1986)に
記載されている。本発明者らは、pLF5から、細胞接
着ドメインに対するcDNA断片を取出し、これを発現
ベクターに接続して大腸菌に導入することにより、細胞
接着活性ポリペプチド及びその製造方法を開発し特許出
願した(前出各公報)。本発明で必要とされる細胞接着
ドメインのcDNAとしては、特開平1−206998
号公報に記載されている組換体プラスミドpTF702
1を用いることができる。pTF7021はFNのPr
1239−Met1517(279アミノ酸残基)を発現する
プラスミドである。pTF7021の翻訳領域のC末端
の終止コドンの直前にクローニングサイト、例えばNc
oIサイトを導入することにより、細胞接着ドメインの
cDNAと他のポリペプチドをコードするDNAを連結
させることができる。
【0009】FGFには酸性FGF(以下aFGFと略
す)、塩基性FGF(以下bFGFと略す)等があり、
本発明のポリペプチドは上記細胞接着ドメインのcDN
Aと、FGFをコードするDNAを連結し、次に遺伝子
工学的に発現させることにより得ることができる。
【0010】この本発明による新規な機能性ポリペプチ
ドとしては、例えば配列表の配列番号1で表される、ヒ
トFNの細胞接着ドメインのPro1239−Ser1515
相当する277アミノ酸残基ポリペプチドが配列表の配
列番号2で表されるヒトbFGFと結合した人工の機能
性ポリペプチドがある。
【0011】なお、本明細書において、アミノ酸に付さ
れた肩数字は、EMBL データバンク( EMBL DATA B
ANK ) 中のFNのcDNA配列を翻訳して得られるアミ
ノ酸配列に付されたN末からのアミノ酸残基数を示す。
【0012】ヒトbFGFについては、その遺伝子構造
が明らかとなっており、3つのエクソンからなることが
知られている(ジ エンボ ジャーナル、第5巻、第2
523〜2528頁(1986)〕。それぞれのエクソ
ンに対応するDNA断片をヒトジエノミックDNAから
PCR〔 Polymerase chain reaction :サイキ(Saiki)
ら、サイエンス(Science)、第230巻、第1350〜
1354頁(1985)〕により増幅することができ
る。この時、PCRプライマーの5′側に隣接するエク
ソンの末端の配列を導入することにより、別々に増幅し
たエクソン断片をPCRにより連結することができる。
すなわち、第1エクソン増幅のためのアンチセンスプラ
イマーの5′側に第2エクソンのN末端をコードするD
NAのアンチセンス配列を導入する。このプライマーと
第1エクソン増幅のためのセンスプライマーを用いてP
CRを行うと、センス鎖の3′末端に第2エクソンのN
末端配列が付加した第1エクソンDNA断片が得られ
る。同様に、第2エクソン増幅のためのセンスプライマ
ーの5′側に第1エクソンのC末端をコードするDNA
のセンス配列を導入し、これと第2エクソン増幅のため
のアンチセンスプライマーを用いてPCRを行うと、セ
ンス鎖の5′末端に第1エクソンのC末端配列の付加し
た第2エクソンDNA断片が得られる。次に以上のよう
にして得られた2つのDNA断片を混合し、第1エクソ
ン増幅のためのセンスプライマー、第2エクソン増幅の
ためのアンチセンスプライマーを用いてPCRを行うこ
とによって、第1エクソンと第2エクソンの連結したD
NA断片を得ることができる。同様の手法を用いて第
1、第2エクソンをコードするDNA断片と、第3エク
ソンDNA断片を連結し、ヒトbFGFの全長をコード
するDNA断片を得ることができる。
【0013】このようにして得られたヒトbFGFをコ
ードするDNAのNcoI、HindIII 断片を調製
し、前記pTF7021から誘導されたプラスミドpT
F7520の翻訳領域の3′末端NcoIサイトに接続
することにより、ヒトFNの細胞接着ドメインとヒトb
FGFとが連結した配列表の配列番号3で表されるポリ
ペプチドを発現する組換体プラスミドpYMH−CF・
Aが得られる(図1参照)。なお図1中AはヒトbFG
FポリペプチドをコードするDNA断片部位、Bはヒト
FNの細胞接着ドメインポリペプチドをコードするDN
A断片部位をそれぞれ示す。この両DNA断片の連結部
位にリンカーDNAを挿入し、スペーサーポリペプチド
として発現させることにより、ヒトFNの細胞接着ドメ
インポリペプチドと、ヒトbFGFポリペプチドの分子
間距離を調製することができる。スペーサーとしてはア
ミノ酸が分子間に挿入されていてもよく、また、ポリペ
プチドが挿入されていてもよい。スペーサーとしてのア
ミノ酸の種類、ポリペプチドの配列は目的に応じ選択す
ればよい。
【0014】また、PCRによって調製されたヒトbF
GFをコードするDNAのPCR増幅物中には、例えば
配列表の配列番号4で表されるポリペプチド、すなわち
ヒトFGFの点変異体をコードするDNAも含まれてお
り、該DNAを用いることにより、配列表の配列番号5
で表されるポリペプチドを発現する組換えプラスミドp
YMH−CFも得られる。
【0015】得られたプラスミドを大腸菌に導入し、適
当な条件下に培養することにより、目的ポリペプチドが
大腸菌内に蓄積される。発現の確認にはイムノプロッテ
ィングが用いられる。組換え大腸菌の全菌体タンパク質
をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で分離した
後、泳動パターンをニトロセルロース膜に移し取る。ヒ
トFNの細胞接着ドメインを確認するモノクローナル抗
体(FN12−8、宝酒造)及びヒトbFGFを認識す
るモノクローナル抗体で検出されるバンドが目的のポリ
ペプチドである。
【0016】目的ポリペプチドの精製は、例えば次のよ
うに行う。組換え大腸菌をL−ブロス等の培地に培養
し、集菌した後、超音波処理により菌体破砕液を得る。
この菌体破砕液を遠心分離した上清を、例えばセファデ
ックスG−100ゲルろ過カラムクロマトグラフィー、
ヘパリンアフィニティーカラムクロマトグラフィー等に
より精製する。これらの操作により、目的のポリペプチ
ドを精製することができる。
【0017】得られたポリペプチドは、スイスマウス3
T3やBALB/c3T3細胞に対する細胞接着活性の
測定に用いられる。細胞接着活性の測定は、例えばルオ
スラティ( Ruoslahti )らの方法〔メソッズ イン エ
ンザイモロジー (Methods inEnzymology )、第82
巻、第803〜831頁(1981)〕に準じて行う。
すなわち、試料をコートした後、BSAでブロッキング
したマイクロタイタープレートに、スイスマウス3T3
又はBALB/c3T3細胞の懸濁液を添加し、37℃
で約1時間インキュベートした後、未吸着の細胞を洗浄
した後、トリプシン処理によって吸着細胞を回収し、ク
ールターカウンターで細胞数を測定することにより、細
胞接着の強さを測定することができる。
【0018】一方、FGF活性は、細胞増殖促進の指標
となる 3H−チミジンの取り込み活性を測定することに
より測定可能であり、例えば、西川らの方法〔メソッズ
イン エンザイモロジー、第146巻、第11〜23
頁(1987)〕に準じて測定することができる。すな
わち、試料を添加した培地中で、BALB/c3T3細
胞を16時間培養した後、 3H−チミジンを加え、更に
3時間培養する。細胞をトリクロロ酢酸で固定した後、
アルカリで可溶化し、液体シンチレーションカウンター
により細胞に取り込まれた 3H−チミジンを測定し、F
GFとしての細胞増殖活性を測定することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0020】実施例1 ヒトFN細胞接着ドメインポリペプチドとヒトbFGF
ポリペプチドの融合ポリペプチドのクローニング (1−1)ヒトbFGFポリペプチドをコードするDN
Aの調製 ヒト脳ジェノミックDNAをテンプレートとして下記に
示す3組のプライマーをDNA合成機で合成、精製し、
これを用いてPCRを行った。
【0021】(i)プライマー、 プライマー、でヒトbFGFエクソン1を増幅させ
ることができる。配列表の配列番号6で表されるプライ
マーの塩基番号8〜26はエクソン1に対応するDN
A配列であり、塩基番号6〜11はクローニング用のN
coIサイト、塩基番号8〜10はbFGFのN末端の
MetをコードするDNA配列である。また、配列表の
配列番号7で表されるプライマーの塩基番号8〜24
はエクソン1のアンチセンスDNA配列、塩基番号1〜
7はエクソン2のアンチセンスDNA配列、塩基番号8
〜14は後述のプライマーとオーバーラップするDN
A配列である。
【0022】(ii) プライマー、 プライマー、でヒトbFGFエクソン2を増幅させ
ることができる。配列表の配列番号8で表されるプライ
マーの塩基番号8〜28はエクソン2のDNA配列、
塩基番号1〜7はエクソン1のDNA配列、塩基番号8
〜14はプライマーとオーバーラップするDNA配列
である。配列表の配列番号9で表されるプライマーの
塩基番号8〜28はエクソン2のアンチセンスDNA配
列、塩基番号1〜7はエクソン3のアンチセンスDNA
配列、塩基番号8〜14は後述のプライマーとオーバ
ーラップするDNA配列である。
【0023】(iii) プライマー、 プライマー、でヒトbFGFエクソン3を増幅させ
ることができる。配列表の配列番号10で表されるプラ
イマーの塩基番号8〜28はエクソン3のDNA配
列、塩基番号1〜7はエクソン2のDNA配列、塩基番
号8〜14はプライマーとオーバーラップするDNA
配列である。配列表の配列番号11で表されるプライマ
ーはエクソン3のアンチセンスDNA配列であるが、
塩基番号8〜13をクローニング用のHind IIIサイ
トとするために、塩基番号8及び11をそれぞれGから
A、AからCに改変したDNA配列である。
【0024】PCRは宝酒造社ジーンアンプキット(Ge
neAmp Kit)を用い、テンプレートDNAは1μg、反応
液量は100μl、温度サイクル94℃30秒→55℃
1分→72℃2分で30サイクル行った。反応液の1/
20量をアガロースゲル電気泳動で解析したところ、プ
ライマー、で増幅した場合は192bp、プライマ
ー、の場合は118bp、プライマー、の場合
は223bpのDNA断片が認められた。これらはそれ
ぞれヒトbFGFエクソン1、2、3に相当するサイズ
である。
【0025】エクソン1及びエクソン2のPCR産物そ
れぞれ1μlずつを混合し、これをテンプレートにして
プライマー及びを用いて、温度サイクル94℃30
秒→55℃1分→72℃1分で30サイクルのPCRを
行った。その結果、エクソン1、2が連結した296b
pのDNA断片が得られた。これの1μlと前述のエク
ソン3PCR産物1μlを混合し、プライマー及び
を用いて温度サイクル94℃30秒→55℃1分→72
℃1分で30サイクルのPCRを行った。その結果、エ
クソン1〜3の全コード領域を含む505bpの増幅D
NA断片が得られた。続いて、該DNA断片をNco
I、HindIII で処理し、これをプラスミドpUC1
19NのNcoI、HindIII サイトに16℃、30
分ライゲーションした(宝酒造社製ライゲーションキッ
トを使用)。次に調製したプラスミドのクローン化、D
NA解析を行い、配列表の配列番号12で表されるDN
Aが組込まれたプラスミドをpYMH−bF・A、該D
NAの点変異体の配列番号13で表されるDNAが組込
まれたプラスミドをpYMH−bFと命名した。またこ
れらのプラスミドで形質転換した大腸菌JM109(宝
酒造社製コンピテントセルJM109使用)を、それぞ
れEscherichia coli JM109/pYMH−bF・
A、Escherichia coli JM109/pYMH−bFと
命名した。
【0026】(1−2)ヒトFN細胞接着ドメインポリ
ペプチドとヒトbFGFポリペプチドの融合ポリペプチ
ドのクローニング (1−1)で得たプラスミドpYMH−bF・AをNc
oI、Hind IIIで処理して挿入されたDNA断片を
切り出し、これを前述のpTF7520のNcoI、H
ind IIIサイトに16℃、30分ライゲーションし
た。これにより構築されたプラスミドをpYMH−CF
・Aと命名し、これで大腸菌JM109を形質転換し
た。このプラスミドを保持する大腸菌JM109 を、Esch
erichia coliJM109/pYMH−CF・Aと命名し
た。
【0027】本菌株を50μg/mlアンピシリン、1
mM IPTG(イソプロピルチオ−β−D−ガラクト
シド)を含むL−培地中で培養し、菌株を4/20%S
DS−PAGEによって分析した。その結果、分子量4
7kdにポリペプチドの発現を確認した。更に、泳動パ
ターンをニトロセルロースメンブランに転写した後、ヒ
トFN細胞接着ドメインを特異的に認識するモノクロー
ナル抗体FN12−8、又はbFGFを特異的に認識す
るモノクローナル抗体bFM−2を作用させ、いずれの
抗体も47kdポリペプチドと反応することを確認し
た。
【0028】pYMH−CF・Aを保持する大腸菌JM
109を、Escherichiacoli JM10
9/pYMH−CF・Aと表示し、通商産業省工業技術
生命工学工業技術研究所にFERM BP−5278
として寄託した。
【0029】一方、プラスミドpYMH−bFをNco
I、HindIII で処理して挿入されたDNA断片を切
り出し、これをpTF7520のNcoI、HindII
I サイトに16℃、30分ライゲーションし、これによ
って構築されたプラスミドをpYMH−CFと命名し、
これで大腸菌JM109を形質転換し、得られた形質転
換体中のプラスミドの解析を、上記の方法に準じて行
い、目的の配列を含むプラスミドを保持する大腸菌JM
109を、Escherichia coli JM109/pYMH−
CFと命名した。
【0030】次に本菌株の目的ポリペプチドの発現性を
上記の方法に準じ確認し、本菌株を、Escherichia coli
JM109/pYMH−CFと表示し、工業技術院微
生物工業技術研究所に微工研菌寄第12559号(FE
RM P−12559)として寄託した。
【0031】(1−3)発現ポリペプチドの精製 (1−2)で得たEscherichia coli
JM109/pYMH−CF・A(FERM BP−5
278)を50μg/mlのアンピシリンを含むL−培
地10mlで一夜37℃で培養した。この前培養液0.
2mlを50μg/mlのアンピシリン、1mMのIP
TGを含むL−培地100mlに接種し、37℃で一夜
培養した後集菌した。得られた菌体を緩衝液〔20mM
トリス(Tris)−HClpH7.6、1mM E
DTA、0.1% CHAPS〔3−{(3−コルアミ
ドプロピル)−ジメチルアンモニオ}−1−プロパン硫
酸〕、8M 尿素、100μg/mlアプロチニン、1
00μg/mlロイペプチン、100mM PMSF
(フェニルメタンスルホニルフルオリド)5mlに懸濁
し、超音波処理を2分行って菌体を破砕した。この菌体
破砕液を緩衝液〔20mM トリス−HCl pH7.
6、1mM EDTA、0.1% CHAPS〕で平衡
化したセファデックスG−100ゲルろ過カラムにかけ
た。SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により、
目的の47kdポリペプチドを含む画分を同定した。こ
の画分を同緩衝液で平衡化したヘパリン−5PW HP
LCカラム(東ソー)にかけ、緩衝液〔500mM N
aCl、20mM トリス−HCl pH7.6、1m
M EDTA、0.1% CHAPS〕で溶出した。こ
の溶出液について、SDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動を行ったところ、単一な47kdの目的ポリペプ
チドが確認された。このようにして精製された目的ポリ
ペプチドをC−FGF・Aと命名した。
【0032】同様の方法でEscherichid coli JM10
9/pYMH−CF(FERM P−12559)の培
養を行い、培養物中より目的のポリペプチドを精製し、
該ポリペプチドをC−FGFと命名した。
【0033】実施例2 生物活性の測定 前記実施例1で得られたポリペプチドC−FGF・A及
びC−FGFを用いて、細胞接着活性及び細胞増殖促進
活性を測定した。 (2−1)細胞接着活性の測定 細胞接着活性は、ルオスラティらの方法〔メソッズ イ
ン エンザイモロジー、第82巻、第803〜831頁
(1981)〕に準じて測定した。試料を蒸留水、PB
S(リン酸緩衝化生理食塩水)等に溶かし、24穴マイ
クロプレートに注入した。室温、2時間インキュベート
して、試料をプレート上に吸着させた(400μl/ウ
エル)。2%BSA(牛血清アルブミン)を含むPBS
溶液を500μl/ウエル加え、37℃、2時間インキ
ュベートしてプレートをブロックした。PBSでプレー
トを洗浄後、あらかじめダルベッコ(Dulbecco'S) イー
グル最小栄養培地(DMEM)に懸濁させたスイスマウ
ス3T3細胞を1×105 細胞/ウエル分注し、37
℃、1時間インキュベートした。なお、使用したスイス
マウス3T3細胞は、凍結保存した株を継代培養後、ト
リプシン処理(37℃、5分)したものを用いた。PB
Sでプレートを洗浄後、トリプシン処理にて吸着細胞を
回収し、クールターカウンターにて細胞数を測定した。
その結果、C−FGF・A及びC−FGFは、配列表の
配列番号14で表す特開平2−97397号公報に記載
の細胞接着活性ポリペプチド・C274と同等の細胞接
着活性を示した。
【0034】(2−2)細胞増殖促進活性の測定 (2−1)で細胞接着活性を示したC−FGF・A及び
C−FGFの細胞増殖促進活性を検討した。 3%仔牛血清を含むダルベッコイーグル最小栄養培地
(3%CS−DMEM)に懸濁したマウスの線維芽細胞
BALB/c3T3/3K細胞を24穴マイクロプレー
トに6.25×103 細胞/ウエル分注し、5%CO2
存在下、37℃で5時間培養した。その後、培地を0.
2%仔牛血清を含むDMEM培地(0.2%CS−DM
EM)に変え、更に37℃で24時間培養した。次にC
−FGF・A又はC−FGFを加え、37℃で16時間
培養した後、 3H−チミジンを0.2μCi/ウエル加
え、更に37℃にて3時間培養した。培地を除去し、5
%TCAを500μl/ウエル加え、4℃にて4時間静
置して、細胞を固定した。TCAを除去した後、2%N
2 CO3 を含む0.1N NaOH 400μl/ウ
エルを加えて固定化した細胞を溶解し、液体シンチレー
ションカウンターにより 3H−チミジンの取り込みを測
定した。表1に示すように、C−FGF・A及びC−F
GFを使用した場合、高い 3H−チミジンの取り込み、
すなわち細胞増殖促進活性を示した。
【0035】
【表1】 表 1 ─────────────────────────────────── 試料(100nM) 3H−チミジンの取り込み(×103 cpm) ─────────────────────────────────── C−FGF・A 2.4 C−FGF 1.8 C274 0.5 ───────────────────────────────────
【0036】
【発明の効果】以上述べてきたごとく、本発明により、
細胞接着活性と細胞増殖促進活性の両活性を合せ持つ機
能性ポリペプチド、並びにそれらをコードする遺伝子、
及び該遺伝子を用いた該機能性ポリペプチドの遺伝子工
学的な製造方法が提供された。上記ポリペプチドは、F
GFと細胞との親和性を高めることができ、創傷治癒な
どの用途において特に有用である。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:277 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: 配列番号:2 配列の長さ:155 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: 配列番号:3 配列の長さ:432 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: 配列番号:4 配列の長さ:155 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: 配列番号:5 配列の長さ:432 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: 配列番号:6 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列の特徴:1−26 S primer 配列: 配列番号:7 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列の特徴:1−24 S primer 配列: 配列番号:8 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列の特徴:1−28 S primer 配列: 配列番号:9 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列の特徴:1−28 S primer 配列: 配列番号:10 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列の特徴:1−28 S primer 配列: 配列番号:11 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列の特徴:1−20 S primer 配列: 配列番号:12 配列の長さ:491 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列: 配列番号:13 配列の長さ:491 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列: 配列番号:14 配列の長さ:274 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列:
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpYMH−CF・Aの構造を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 ADT A61K 37/02 ADT (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 矢追 義人 神奈川県横浜市港北区箕輪町1−30−1 −212 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 19/00 ZNA C12N 15/00 MEDLINE(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(化1): 【化1】X−(Y)−Z (式中、Xはヒトフィブロネクチンの細胞接着ドメイン
    ポリペプチド、Yはスペーサー、Zはヒト線維芽細胞成
    長因子ポリペプチド、mは1又は0である)で表される
    ことを特徴とする人工の機能性ポリペプチド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(化1)におい
    て、Xは配列表の配列番号1に記載したアミノ酸配列で
    示されるヒトフィブロネクチンの細胞接着ドメインポリ
    ペプチド、Zは配列表の配列番号2又は配列番号4に記
    載したアミノ酸配列で示されるヒト線維芽細胞成長因子
    ポリペプチドで表されることを特徴とする請求項1記載
    の人工の機能性ポリペプチド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の人工の機能性ポリペプチ
    ドをコードする遺伝子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の人工の機能性ポリペプチ
    ドをコードする遺伝子を組込んだプラスミド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラスミドを導入した宿
    主細胞を培養し、該培養物より請求項1記載の人工の機
    能性ポリペプチドを採取することを特徴とする請求項1
    記載の人工の機能性ポリペプチドの製造方法。
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