JP2828800B2 - 自転車用フレーム - Google Patents

自転車用フレーム

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JP2828800B2
JP2828800B2 JP3189584A JP18958491A JP2828800B2 JP 2828800 B2 JP2828800 B2 JP 2828800B2 JP 3189584 A JP3189584 A JP 3189584A JP 18958491 A JP18958491 A JP 18958491A JP 2828800 B2 JP2828800 B2 JP 2828800B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車用フレームに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自転車用フレームのヘッドパイプの断面
形状を流線形にしたものはエアロダイナミックシェイプ
と称して従来からあるが、このようなヘッドパイプを上
パイプや下パイプと接続する場合には、その接続部がな
めらかな曲線によって形成されるように、接続部にパテ
埋めを施した後、仕上げ加工および塗装を行って、ヘッ
ドパイプと上下パイプとの接合部があたかも一体的に形
成されているようにみえる外観を呈するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような従来の方法によると、ヘッド部のパテ埋めおよび
仕上げ工程は手作業にたよる非能率的な方法である上
に、パテ埋めした部分は重くなるにもかかわらず、強度
や剛性の向上には寄与しないという問題点があった。
【0004】また前記したエアロダイナミックシェイプ
型のフレームをFRP(繊維強化プラスチック)によっ
て一体に形成したものも作られているが、これは素材価
格や製造コストがかさむため、高価にならざるを得ず、
またこれを金型を用いて成形する場合には、一つの金型
で一つのフレームスケルトンの自転車にしか対応できな
いため、多種多様な市場の要望に対してきめ細かく対応
することができなかった。
【0005】すなわち、エアロダイナミックシェイプの
ヘッド部を有する自転車フレームを製造するための従来
の方法では、特に作業能率の悪さからコスト高が避けら
れず、その外にフレームの強度や剛性面からの問題があ
る上に、車種を幅広く展開する場合の障害にもなるとい
う問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点を解決す
るため本発明においては、ヘッドパイプの中間部を車体
の後方へ向けて尻すぼみになる卵型断面形状に膨出成形
し、このヘッドパイプ上端の直管部から中間部の膨出部
にかけての外表面に適合する内表面を有するラグ部を上
パイプの前部バルジ加工により一体に成形し、この上パ
イプを前記ヘッドパイプの上端部に嵌合固着すると共
に、前記ヘッドパイプ下端の直管部から中間部の膨出部
にかけての外表面に適合する内表面を有するラグ部を下
パイプの前部にバルジ加工により一体に成形し、この下
パイプを前記ヘッドパイプの下端部に嵌合固着すること
によりエアロダイナミック形状のヘッド部を形成する。
【0007】
【作用】上述のように本発明によれば、パイプを素材と
して、これにバルジ加工を施して組み合わせることによ
り、能率よくエアロダイナミック形状のヘッド部を得る
ことができる。また本発明によるヘッド部は、バルジ加
工による膨出管部の組合せであるから、ヘッド部の内部
が中空のため軽量であるにもかかわらず、大断面が形成
できるので、高強度で高剛性のヘッド部を得ることがで
きる。
【0008】また本発明においては、ヘッドパイプと上
・下パイプをロウ付けや接着によって固着する際、従来
のフレームに比べて接合面を大きくとれるから、強固な
フレームを得ることができる。
【0009】また本発明においては、パイプ素材を金型
内においてバルジ加工したものをレーザー加工機によっ
てカットすることによって接合部が形成されるから、フ
レームサイズの異なるフレームに対しても、金型の一部
交換およびレーザーカットラインの変更によって容易に
対応することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を説明す
る。図中1は自転車用フレームのヘッドパイプ、2は上
パイプ、3は下パイプ、4は立パイプ、5はハンガラ
グ、6はチエンステー、7はバックホークである。
【0011】本実施例においては、図4に詳細に示すよ
うに、ヘッドパイプ1の中間部1aを車体の後方へ向け
て膨出成形して、その断面形状が図4(b) に示すような
卵形に形成する。1bは上端の直管部であり、1cは下
端の直管部である。
【0012】このヘッドパイプ1をバルジ加工するに
は、図5に示すような分割金型8を使用する。8aは分
割金型8の合わせ面に設けた半円筒状のパイプ挿入溝
で、9はヘッドパイプ1の膨出部1aに対応する凹部9
aを有する嵌め込み式のストッパーである。
【0013】ヘッドパイプ1は、図4(a) に示すように
前後方向の幅Bおよび前記膨出部1aの上下方向の幅C
を自転車の種類によって変える必要がある。この場合金
型8は変えることなく、嵌め込み式のストッパー9のみ
を変えればよい。すなわち図6の(a)(b)に示すストッパ
ー9はB1 >B2 としたものである。また図7の(a)(b)
に示すストッパー9はC1 <C2 としたものであり、
図7の(c) に示すストッパー9は凹部9aの中央部に凸
部9bを設けたものである。
【0014】図8の (a)〜(e) は、上パイプ2をバルジ
加工により所望の形状に成形する工程を示すもので、
(a) はパイプ素材であり、このパイプ素材を所定の成形
用金型(図示せず)内に入れて、内圧をかけることによ
り、(b) に示すようにパイプの前端部に上下に突出する
突部2a,2bを形成すると共に、パイプの後端部に上
下に突出する突部2c,2dを形成し、つぎに(c) に示
すように突部2a,2cの上面にパイプ挿通孔2e,2
fをあけ、さらに(d) に示すように、パイプ素材の前部
に切欠2gを設けると共に、パイプ素材の後部に切欠2
hを設けて上パイプ2を一体に形成する。なお(e) は上
パイプ2の前部の断面を示すものである。
【0015】図9は図8の (b)〜(e) に示した上パイプ
2の前部の詳細を示すもので、2g1, 2g2, 2g3は各種
自転車に適合するようにするため3段階に変化させたカ
ッティングラインを示すものである。
【0016】また図10は下パイプ3の前部の詳細を示す
もので、3a,3bはパイプの前端部に上下に突出する
突部で、3cは突部3bの下面にあけたパイプ挿通孔、
3dは突部3a,3bとの間を略斜めに切欠した切欠で
あり、3d1, 3d2, 3d3は各種自転車に適合するように
するため3段階に変化させたカッティングラインを示す
ものである。
【0017】図11〜図14は各種ヘッド部の実施例を示す
もので、図11は幅Bが大で幅Cが小さいヘッドパイプ1
と、カッティングラインが2g1の上ハイプ2と、カッテ
ィングラインが3d1の下パイプ3とを組み合わせたヘッ
ド部である。
【0018】また図12は幅Bが大で幅Cも大であるヘッ
ドパイプ1と、カッティングラインが2g2の上パイプ2
と、カッティングラインが3d2の下パイプ3とを組み合
わせたヘッド部である。
【0019】また図13は幅Bが小で、幅Cが大であるヘ
ッドパイプ1と、カッティングラインが2g3の上パイプ
2と、カッティングラインが3d3の下パイプ3とを組み
合わせたヘッド部である。
【0020】また図14は、図7の(c) に示すストッパー
9を金型に使用して成形した凹み1dを有するヘッドパ
イプ1と、カッティングラインが2g3の上パイプ2と、
カッティングラインが3d3の下パイプ3とを組み合わせ
たヘッド部である。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、パイプを
素材として、これにバルジ加工を施して組み合わせるこ
とにより、能率よくエアロダイナミック形状のヘッド部
を得ることができる。
【0022】また本発明によるヘッド部は、バルジ加工
による膨出管部の組み合わせであるから、ヘッド部の内
部が中空のため軽量であるにもかかわらず、大断面が形
成できるので、高強度で高剛性のヘッド部を得ることが
できる。
【0023】また本発明においては、ヘッドパイプと上
・下パイプをロウ付けや接着によって固着する際、従来
のフレームに比べて接合面を大きくとれるから、強固な
フレームを得ることができる。
【0024】また本発明においては、パイプ素材を金型
内においてバルジ加工したものをレーザー加工機によっ
てカットすることによって接合部が形成されるから、フ
レームサイズの異なるフレームに対しても、金型の一部
交換およびレーザーカットラインの変更によって容易に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自転車用フレームの組み立て前の状態を
示す斜視図である。
【図2】本発明自転車用フレームの組み立て後の状態を
示す側面図である。
【図3】本発明自転車用フレームのヘッド部を示す斜視
図である。
【図4】(a) は、ヘッドパイプの側面図であり、(b)
は、そのA−A断面図である。
【図5】本発明で使用する分割金型の平面図である。
【図6】(a) は、分割金型に嵌め込むストッパーの一例
を一部断面で示す斜視図であり、(b) は、同じくストッ
パーの他の例を示す斜視図である。
【図7】(a) は、分割金型に嵌め込むストッパーの一例
を示す平面図であり、(b) は、寸法の異なるストッパー
の平面図であり、(c) は、凹部の形状が異なるストッパ
ーの平面図である。
【図8】上パイプのバルジ加工の工程説明図であり、
(a) は、パイプ素材を示す斜視図であり、(b) は、前後
部にそれぞれ突部を形成した状態を示す斜視図であり、
(c) は、突部の上面にパイプ挿通孔をあけた状態を示す
斜視図であり、(d) は、前後部にそれぞれ切欠を設けた
状態を示す斜視図であり、(e) は、同図(d) の前部の拡
大断面図である。
【図9】(a) は、上パイプ前部のバルジ加工を示す側面
図であり、(b) は、そのカッティングラインを示す側面
図である。
【図10】(a) は、下パイプ前部のバルジ加工を示す側
面図であり、(b) は、そのカッティングラインを示す側
面図である。
【図11】ヘッド部の第1実施例を示す側面図である。
【図12】ヘッド部の第2実施例を示す側面図である。
【図13】ヘッド部の第3実施例を示す側面図である。
【図14】ヘッド部の第4実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドパイプ 1a 膨出部(中間部) 1b 上端の直管部 1c 下端の直管部 2 上パイプ 3 下パイプ 4 立パイプ 5 ハンガラグ 6 チエンステー 7 バックホーク 8 分割金型 9 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 19/06 B62K 19/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプの中間部を車体の後方へ向
    けて尻すぼみになる卵型断面形状に膨出成形し、このヘ
    ッドパイプ上端の直管部から中間部の膨出部にかけての
    外表面に適合する内表面を有するラグ部を上パイプの前
    部バルジ加工により一体に成形し、この上パイプを前記
    ヘッドパイプの上端部に嵌合固着すると共に、前記ヘッ
    ドパイプ下端の直管部から中間部の膨出部にかけての外
    表面に適合する内表面を有するラグ部を下パイプの前部
    にバルジ加工により一体に成形し、この下パイプを前記
    ヘッドパイプの下端部に嵌合固着することによりエアロ
    ダイナミック形状のヘッド部を形成したことを特徴とす
    る自転車用フレーム。
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