JP2828717B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、吹出し方向を変える風向板を備えた空気
調和機に関するものである。
(ロ)従来の技術 冷房時に吹出す冷風と暖房時に吹出す温風との吹出し
方向を変える風向板を備えた空気調和機の従来技術とし
ては、実公昭63−35299号公報に記載されているものが
ある。この公報に記載されている空気調和機は、暖房運
転時には吹出口から吹出す温風を、冷房運転時には吹出
す冷風の方向より少し下向きに変える風向板を備えて、
室内の調温を行うものである。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このような空気調和機において、調温空気の吹出し方
向が暖房運転時に下向き、冷房運転時に暖房運転時に比
べて上向き〔天井面に対して調温空気が平行近くになる
方向〕になるものであった。特に、冷房運転時には調温
空気の吹出し方向が天井近くになり、この吹出された調
温空気が天井面付近で渦状に停滞し、空気中の汚れを天
井面に付着させるスマッジングが生じていた。
尚、このようなスマッジングを防止するために冷風の
吹出し方向を少し下向きにすると、冷房運転時には冷風
が被調和室内の使用者に直接当り、この使用者が冷風感
を感じたり、暖房時には加熱された空気の吹出し方向が
下向きになってしまい、被調和室内の暖房が偏ってしま
うという欠点があった。
また、このような空気調和機の設置される部屋、例え
ば冷風の吹出し方向に机が配置されていない会社事務所
や、人の出入りの激しい飲食店では、冷房運転時に冷風
が少し下向きに吹出されて人に当っても、短時間である
ため、それほど問題とならず、前記スマッジングを防止
する方法としては有効である。
この発明は、設置する場所に応じて、冷房運転時の冷
風の吹出し方向を設定でき、かつ、暖房運転時の温風の
吹出し方向は変わらない空気調和機を提供するものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、前述した従来技術の課題を解決するため
に、空気調和機本体に回動自在に軸止めされた風向板
と、この風向板を駆動する風向板駆動装置とを有してお
り、この風向板駆動装置には、前記風向板を駆動するた
めのモータと、このモータに駆動されるカムと、このカ
ムに設けられた偏心軸と、この偏心軸が内部を摺動する
長孔を有し、かつ、前記風向板を駆動するレバーと、前
記モータを保持し、かつ、螺子止め用の孔を有する保持
具とを備えている空気調和機において、長孔を有してお
り、かつ、前記保持具を固定する固定具を設け、前記風
向板を最も下向きにしたときに前記レバーの長孔の長手
方向と平行に前記保持具を移動させて固定できるように
空気調和機を構成したものである。
(ホ)作用 空気調和機の設置される部屋がどのように使用される
かは予め分かっているので、空気調和機の冷房運転時に
吹出す冷風の吹出し方向が上向き〔天井面に対して調温
空気の吹出し方向が平行近くになる方向〕にしなければ
ならないか、あるいは、前記上向きにしてはいけないか
が分かる。
この発明による空気調和機では、モータの保持具が、
レバーに設けられている長孔の長手方向と平行に移動さ
せて固定できる固定具を有しているので、冷房運転時に
おける冷風の吹出し方向を考慮して前記保持具を固定具
に取付けると、前記上向き、あるいは、上向きでない方
向のように望んだ吹出し方向に設定することができる。
また、前記モータの保持具は風向板を最も下にしたと
きの長孔の長手方向と平行に移動させて固定できるの
で、暖房時に吹出す温風の吹出し方向が前述した下向き
の方向と変わらないままである。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を図面と共に説明する。第1図は
この発明の空気調和機の断面図で、(1)は天井吊下型
の空気調和機の機体で、この機体内は、仕切板(2)で
熱交換室(3)と送風室(4)とに区画され、前記熱交
換室(3)内には熱交換器(5)とドレンパン(6)と
が、前記送風室(4)には遠心型の送風機(7)が設け
られている。
(8)は機体(1)の吸込口(9)にヒンジ(10)で
回動自在に取付けられ、かつ、機体(1)の底板(11)
へ止め具(30)で着脱される吸込グリル、(12)は機体
(1)の吹出口(13)に設けられた風向板、(31)はホ
テル等の下り天井に設置された場合に使用されるダクト
である。
第2図から第5図には、この発明の空気調和機の要部
説明図を示し、(14)は吹出口(13)付近の機体(1)
に回動自在に取付けられた軸で、この軸には、この軸の
回動により、調温された空気の吹出し方向を変える風向
板(12)が連結されている。(16)は前記軸(14)およ
び風向板(12)を回動させる風向板駆動装置で、この風
向板駆動装置は、モータ(17)と、このモータの軸(3
3)に取付けられたカム(18)と、このカムに設けられ
た偏心軸(19)と、この偏心軸が孔の内側を摺動する長
孔(20)を有し、かつ、前記軸(14)に連結されている
レバー(21)と、前記モータ(17)が取付けられるモー
タ(17)の保持具(22)とを備えている。また、この風
向板駆動装置(16)は、風向板(12)の位置検出用のマ
イクロスイッチ(32)も備えている。
また、第6図はこの発明の空気調和機における要部の
分解斜視図を示し、この第6図、および前述した第2図
から第5図において、(23)は前記風向板駆動装置(1
6)を機体(1)に固定するための固定具であり、この
固定具は、前記風向板(12)を最も下向きにしたとき、
つまり、偏心軸(19)が最も上の位置になったときに前
記レバー(21)の長孔(20)の長手方向と平行になる長
孔〔第6図の(34)参照〕を備えており、前記風向板駆
動装置(16)を前述したときの長手方向と平行に移動さ
せて取付けられるものである。(28)は保持具(22)の
フランジ(25)に設けられた取付け用の螺子孔、(26)
は固定具(23)を機体(1)に取付けるための螺子、
(27)は風向板駆動装置(16)の保持具(22)を固定具
(23)に固定するための螺子である。
風向板が、モータに動かされるレバーで駆動される空
気調和機においては、暖房運転時の吹出し方向、つま
り、風向板を最も下向きにしたときの吹出し方向に加熱
された空気を吹出し、また、冷房運転時の吹出し方向、
つまり、風向板を最も上向きにしたときの吹出し方向に
冷却された空気を吹出すようにしているものが一般的で
ある。このため、スマッジング防止のため、冷房運転時
の吹出し方向を、少し下向きになるように空気調和機を
構成すれば、暖房運転時の吹出し方向が真下近くになっ
て、人に直接温風が当ったり、被調和室内での暖房が偏
ってしまうという欠点が生ずる。従来のものでは、この
欠点なしにスマッジングの防止を行えなかった。このた
め、暖房運転時の吹出し方向を変えずに、冷房運転時の
吹出し方向だけを任意に設定できる空気調和機が待望さ
れていた。
前述のように構成されたこの発明による空気調和機に
おいて、風向板駆動装置(16)が固定具(23)に、前記
風向板(12)を最も下向きにしたときに長孔(34)の長
手方向と平行に移動させて固定できるため、第2図と第
4図に示すように、暖房運転、つまり風向板(12)を最
も下向きにした時には、風向板駆動装置(16)を軸(1
4)の近くに固定した場合〔第2図参照〕と、風向板駆
動装置(16)を軸(14)から遠くに固定した場合〔第4
図参照〕とで吹出し方向が同じである。かつまた、この
発明による空気調和機においては、第3図と第5図に示
すように、冷房運転、つまり風向板(12)を最も上向き
にした時には、風向板駆動装置(16)を軸(14)の近く
に固定した場合〔第3図参照〕と、風向板駆動装置(1
6)を軸(14)から遠くに固定した場合〔第5図参照〕
とで吹出し方向が異なり、吹出し方向を、部屋の使用状
況等で任意に設定できるものである。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明による空気調和機によれ
ば、風向板駆動装置が、レバーに設けられている長孔の
長手方向と平行に移動させて固定できるため、暖房運転
時における調温空気の吹出し方向を変えずに、冷房運転
時における冷却空気の吹出し方向を、スマッジングの起
きにくい下向きの方向にしたり、あるいは、冷風感を感
じさせにくい上向きの方向にしたりすることができる。
このため、この発明によれば設置する場所や部屋の使
用状況に応じて、冷房運転時の冷風の吹出し方向を任意
に設定でき、かつ、暖房運転時の温度の吹出し方向が変
わらない空気調和機を提供することができ、スマッジン
グの防止、あるいは冷風感を与えない吹出し方向にする
ことを任意に設定可能な空気調和機を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による空気調和機の断面図、第2図は
風向板駆動装置を風向板の軸に近付けた取付状態を示す
暖房時の要部説明図、第3図は同取付状態を示す冷房時
の要部説明図、第4図は風向板駆動装置を風向板の軸か
ら遠ざけた取付状態を示す暖房時の要部説明図、第5図
は同取付状態を示す冷房時の要部説明図、第6図は本発
明の空気調和機における要部の分解斜視図である。 (12)……風向板、(16)……風向板駆動装置、(17)
……モータ、(18)……カム、(19)……偏心軸、(2
0)……長孔、(21)……レバー、(22)……保持具、
(23)……固定具、(28)……螺子孔、(34)……長
孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動自在に軸止めされた風向板と、この風
    向板を駆動する風向板駆動装置とを有しており、この風
    向板駆動装置には、モータと、このモータに駆動される
    カムと、このカムに設けられた偏心軸と、この偏心軸の
    摺動する長孔が設けられ、かつ、前記風向板を駆動する
    レバーとを備えている空気調和機において、前記風向板
    を最も下向きにしたときに前記長孔の長手方向と平行
    に、前記風向板駆動装置を移動させて固定できる固定具
    を有していることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】回動自在に軸止めされた風向板と、この風
    向板を駆動する風向板駆動装置とを有しており、この風
    向板駆動装置には、モータと、このモータに駆動される
    カムと、このカムに設けられた偏心軸と、この偏心軸の
    摺動する長孔が設けられ、かつ、前記風向板を駆動する
    レバーと、前記モータを保持する保持具とを備えている
    空気調和機において、前記風向板を最も下向きにしたと
    きに前記長孔の長手方向と平行に設けられた前記保持具
    用の固定具と、この固定具と前記保持具の一方に設けら
    れた長孔と、他方に設けられた螺子止め用の孔とを有し
    ていることを特徴とする空気調和機。
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