JP2826257B2 - 仕口仮組装置 - Google Patents

仕口仮組装置

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JP2826257B2 JP5190475A JP19047593A JP2826257B2 JP 2826257 B2 JP2826257 B2 JP 2826257B2 JP 5190475 A JP5190475 A JP 5190475A JP 19047593 A JP19047593 A JP 19047593A JP 2826257 B2 JP2826257 B2 JP 2826257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センターコラムに、例
えば、H型鋼等の鋼材を溶接・固定して仮組するための
仕口仮組装置に係り、特に、センターコラムをセンター
テーブル上において上下動させて、例えば、センターコ
ラムの上端面のレベルと、それに溶接・固定される鋼材
の上端面のレベルとを一致させる等センターコラムとH
型鋼等の鋼材とのレベル調整を可能にしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の仕口仮組装置は、例えば、図11
に示すような構成になっている。まず、基台201があ
り、この基台201上にはセンターテーブル203が昇
降可能に設置されている。上記センターテーブル203
は、図示しないジャッキ機構により昇降され、そのジャ
ッキ機構を駆動させるのが、センターテーブル昇降ハン
ドル205である。
【0003】上記センターテーブル203上であって対
角線上には、チャック機構207が設置されている。こ
のチャック機構207は、一対のチャック爪と、これら
一対のチャック爪を相対的に離接させるボールネジ機構
と、このボールネジ機構を駆動させるハンドル209等
から構成されている。尚、ハンドル209は反対側にも
設けられている。該構成をなすチャック機構207によ
ってセンターコラム210を中心位置に固定する。
【0004】上記基台201の相対する二方には、スラ
イドテーブル駆動台211、211が所定の長さだけ延
長されている。スライドテーブル駆動台211、211
上には、スライドテーブルブロック213が移動可能に
設置されている。上記スライドテーブルブロック213
はボールネジ方式によって移動されるものであり、それ
を駆動するのが移動ハンドル215である。上記スライ
ドテーブルブロック213にはスライドテーブル217
が設置されている。このスライドテーブル217はボー
ルネジ方式によってスライドテーブルブロック213の
移動方向と直交する方向に移動し、それを駆動するのが
ハンドル219である。又、スライドテーブル217の
一端側には定規221が設置されている。そして、既に
述べたセンターテーブル203と上記スライドテーブル
217とを利用して、センターコラム210にH型鋼2
23を水平の状態で溶接・固定する。
【0005】基台201の別の二方にも、スライドテー
ブル駆動台225、225が所定の長さだけ延長されて
いる(図中一方のみ示す)。これらスライドテーブル駆
動台225上にも、スライドテーブルブロック227、
ハンドル229、スライドテーブル231、ハンドル2
33、定規235が設置されていて、同様の動作を行な
うようになっている。又、上記定規235には、昇降ロ
ーラ236が設置されていて、この昇降ローラ236
は、ハンドル237を操作することにより、ボールネジ
方式によって昇降されるようになっている。
【0006】すなわち、センターコラム210に対し
て、H型鋼223を水平に溶接・固定する場合には、既
に説明したように、センターテーブル203と、スライ
ドテーブル217、231を使用し、それに対して、H
型鋼223をセンターコラム210に対して上り勾配の
状態で溶接・固定する場合には、上記昇降ローラ236
を使用する。つまり、昇降ローラ236を所定量だけ上
昇させて、その昇降ローラ236とセンターテーブル2
03とを使用して、H型鋼223をセンターコラム21
0に対して上り勾配の状態で溶接・固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。一般に、センターコラム2
10に対して、H型鋼223を溶接・固定する場合に、
センターコラム210の上端面のレベルと、H型鋼22
3の上端面のレベルが一致することが、その後の作業を
行う上で好都合である。ところが、従来の構成による
と、センターコラム210の下端面のレベルと、H型鋼
223の下端面のレベルとは、センターテーブル203
上において必然的に一致することになるが、センターコ
ラム210の上端面のレベルと、H型鋼223の上端面
のレベルが一致しないことがある。そのため、その後の
作業がやりにくくなってしまうという問題があった。
【0008】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、センターコラムをセン
ターテーブル上において上下動させることを可能とし、
それによって、センターコラムの上端面のレベルと、鋼
材の上端面のレベルとを一致させる等センターコラムと
H型鋼等の鋼材とのレベル調整を可能にする仕口仮組装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による仕口仮組装置は、センターテーブルと、
上記センターテーブルの側方に配置されたスライドテー
ブルとを備え、上記センターテーブル上にセンターコラ
ムを載置してチャック機構によってセンタリングして固
定し、上記センターコラムの側方に上記センターテーブ
ル及びスライドテーブル上に支持する状態で鋼材を配置
して上記センターコラムに溶接・固定する仕口仮組装置
において、上記センターコラムをセンターテーブル上に
載置した状態でセンターコラムを上下動させるセンター
コラム上下動手段を設け、上記センターコラム上下動手
段は、上記チャック機構とセンターテーブルより出没可
能に設けられた支持体を上下動させることにより、セン
ターコラムを上下動させるものであることを特徴とする
ものである。
【0010】又、センターコラム上下動手段を、チャッ
ク機構と支持体を一体的に上下動させる第1上下動機構
と、支持体のみを上下動させる第2上下動機構とを備え
ているものとすることが考えられる。又、支持体をフリ
ーベアリングとすることが考えられる。
【0011】又、センターテーブルのセンターコラムを
載置する範囲の周囲にその上面がセンターテーブル面よ
り高い位置に配置された鋼材載置部を形成し、センター
コラム上下動手段を上記鋼材載置部より下方まで下降可
能とすることが考えられる。
【0012】
【作用】すなわち、本発明による仕口仮組装置の場合に
は、センターテーブル上にセンターコラムを載置した状
態で、センターコラム上下動手段によって上下動させる
ことができるものである。それによって、例えば、セン
ターコラムの上端面のレベルと、それに溶接・固定され
る鋼材の上端面のレベルとを一致させることができ、そ
れによって、その後の作業の作業性を向上させることが
できる。しかも、チャック機構と支持体がともに昇降す
るようにしたので、センターコラムに他の鋼材が取付け
られていて偏心荷重が作用するような状態でも、チャッ
ク機構により強固に固定した状態でセンターコラムを昇
降できるので、コラムが転倒する危険もなく安全に作業
できる。
【0013】又、センターテーブルのセンターコラムを
載置する範囲の周囲にその上面がセンターテーブル面よ
り高い位置に配置された鋼材載置部を形成し、センター
コラム上下動手段を上記鋼材載置部より下方まで下降可
能とすることにより、センターコラムを鋼材載置部に載
置した鋼材より下降させることができるので、センター
コラムと鋼材の下端面におけるプラス・マイナスの上下
動作も可能となり、レベル調整作業が一層容易にでき
る。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図6を参照して本発明の第1
実施例を説明する。まず、基台1があり、この基台1上
にはセンターテーブル3が昇降可能に設置されている。
このセンターテーブル3は、その一部(1/4 の部分)が
センターテーブル要素5として分割されている。つま
り、このセンターテーブル要素5が、着脱可能に取付け
られている。センターテーブル3は、その下方に配置さ
れた基板7に取付けられている。そして、上記センター
テーブル要素5は、この基板7に対して着脱可能になっ
ている。センターテーブル3は、ジャッキ機構13(図
6に示す)によって昇降されるようになっている。尚、
このジャッキ機構13の構成については後で詳細に説明
する。
【0015】センターテーブル3上には、チャック機構
15が設置されている。このチャック機構15は、対角
線上に配置された一対のチャック爪17、17を備えて
いて、これら一対のチャック爪17、17を、ボールネ
ジ方式によって相対的に離接させるものである。すなわ
ち、ハンドル19、19の何れか一方を操作することに
より、ボールネジ21が回転し、それによって、回転を
規制された状態で配置された上記一対のチャック爪1
7、17が相対的に離接する。そして、これら一対のチ
ャック爪17、17によって、図中仮想線で示すセンタ
ーコラム23をセンタリングして中心位置に固定する。
【0016】上記基台1の四方にはスライドテーブル駆
動台25が所定の長さだけ延長されている。図ではその
内一箇所だけ詳細に示している。スライドテーブル駆動
台25上には、スライドテーブルブロック27が移動可
能に取付けられている。スライドテーブルブロック27
は、ボールネジ方式によって移動するようになってい
る。すなわち、ハンドル29を回転操作することにより
ボールネジ31を回転させ、それによって、回転を規制
されているスライドテーブルブロック27を移動させ
る。
【0017】上記スライドテーブルブロック27には、
スライドテーブル33が移動可能に設置されている。こ
のスライドテーブル33もボールネジ方式によって移動
するようになっている。すなわち、ハンドル35を回転
操作してボールネジ37を回転させることにより、回転
を規制されているスライドテーブル33が移動する。そ
の移動方向は、スライドテーブルブロック27の移動方
向と直交する方向である。
【0018】上記センターテーブル3の下方には、セン
ターコラム23を上下動させるセンターコラム上下動手
段61が設置されている。以下、このセンターコラム上
下動手段61の構成を説明していく。まず、図3に示す
ように、昇降板体63があり、既に説明したチャック機
構15は、この昇降板体63上に設置されている。この
昇降板体63は、第1上下動機構としての油圧シリンダ
65によって昇降駆動されるようになっている。上記昇
降板体63上には、図4にも示すように、左右に2個ず
つの油圧シリンダ67(第2上下動機構)が設置されて
いる。片側の2個の油圧シリンダ67、67によって、
昇降板体69を上下動させる。又、反対側の2個の油圧
シリンダ67、67によって、別の昇降板体71を上下
動させる。
【0019】上記昇降板体69上には、3個の支持体と
してのフリーベアリング73が設置されていて、又、昇
降板体71上にも、支持体としての別の3個のフリーベ
アリング73が設置されている。一方、図2に示すよう
に、センタープレート3側には、上記6個のフリーベア
リング73が出没する孔75が6個形成されている。上
記油圧シリンダ65は、図5に示すような構成になって
いる。まず、シリンダ75があり、このシリンダ75内
にはピストン77を備えたピストンロッド79が昇降可
能に収容されている。上記ピストンロッド79は、コイ
ルスプリング81によって、常時下方に付勢された状態
にある。そして、圧油が供給されることにより、コイル
スプリング81の付勢力に抗して、ピストンロッド79
が上昇し、それによって、全体(チャック機構15と6
個のフリーベアリング73等を含んだ全体)を上昇させ
る。
【0020】又、油圧シリンダ67は、図4に示すよう
な構成になっている。まず、シリンダ83があり、この
シリンダ83内にはピストン85を備えたピストンロッ
ド87が上下動可能に収容されている。上記ピストンロ
ッド87は、コイルスプリング89によって常時下方に
付勢された状態にある。そして、圧油が供給されること
により、上記コイルスプリング89の付勢力に抗してピ
ストンロッド87が上昇し、それによって、昇降板体6
9、71を上昇させ、フリーベアリング73を上昇させ
る。又、図4に示すように、油圧ポンプ91が設置され
ていて、この油圧ポンプ91を操作することにより、圧
油を供給・排出するものである。尚、図4中符号93は
分岐接続具であり、又、図4、図5中符号95は開閉弁
である。
【0021】ところで、冒頭で説明したジャッキ機構1
3は、図6に示すような構成になっている。まず、ジャ
ッキ97が4箇所に設置されている。又、駆動モータ9
9と操作ハンドル101が設置されている。そして、駆
動モータ99を適宜駆動させたり、操作ハンドル101
を適宜操作することにより、駆動力伝達機構103を介
して上記4個のジャッキ97を駆動して、センターテー
ブル3を昇降させるものである。上記ジャッキ機構13
は、複数箇所に設けられたジャッキ97によって、セン
ターテーブル3を上下動させるものであり、大重量のセ
ンターコラム23を支持しても傾くようなことがないも
のである。尚、図6中符号102はガイドポストであ
り、センターテーブル3の左右の振れ止めを行うもので
ある。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、センターコラム23にH型鋼105を水平状態で溶
接・固定する場合について説明する。この場合には、セ
ンターテーブル3と各スライドテーブル33を使用して
行なう。すなわち、センターテーブル3とスライドテー
ブル33を所定レベルにセットするとともに、スライド
テーブル33を適宜の方向に適当量だけ移動させ、そこ
にH型鋼105を載置してセンターコラム23に溶接・
固定する。
【0023】ところで、センターコラム23のセンタリ
ング及びレベル調整は次のような手順によって行われ
る。まず、センターコラム23をセンターテーブル3上
に載置する。この段階では、6個のフリーベアリング7
3は、センターテーブル3より下方に引っ込んだ状態に
ある(図3中実線で示す状態)。次に、油圧ポンプ91
を操作して、4個の油圧シリンダ67を駆動させる。こ
れによって、昇降板体69、71が上昇して、6個のフ
リーベアリング73が上昇し、センターテーブル3より
上方に若干量突出した状態となる(図3中仮想線で示す
状態)。尚、上記油圧シリンダ67のストロークは4mm
である。これによって、センターコラム23は、6個の
フリーベアリング73によって支持された状態となると
ともに、フリーベアリング73上を比較的容易に移動で
きる状態となる。
【0024】次に、チャック機構15を駆動させて、セ
ンターコラム23をセンタリングする。この場合には、
上記したように、センターコラム23が6個のフリーベ
アリング73上に支持された状態にあるので、センター
コラム23を比較的容易に移動させてセンタリングする
ことが可能になる。尚、この段階では、センターコラム
23をセンタリングするのみであって、強固に締め付け
ることは行わない。次に、6個のフリーベアリング73
を降下させる(例えば、センターテーブル3と面一にな
るレベルまで)。それによって、センタリングされたセ
ンターコラム23も降下して、センターテーブル3上に
載置される。これによって、センターテーブル3を基準
にして平行度が出されることになり、そこで、チャック
機構15によって強固にチャックする。
【0025】次に、センターコラム23のレベルを調整
する作業を行う。すなわち、センターコラム23の上端
面のレベルと、H型鋼105の上端面のレベルを一致さ
せるものである。これは、油圧シリンダ65を駆動させ
ることにより行う。油圧ポンプ91を操作して、油圧シ
リンダ65を駆動させる。これによって、チャック機構
15と6個のフリーベアリング73が上昇することにな
り、センターコラム23を任意量だけ上昇させることが
でき、それによって、センターコラム23の上端面のレ
ベルと、H型鋼105の上端面のレベルを一致させるこ
とができる。尚、上記油圧シリンダ65のストロークは
24mmである。後は、その状態で、H型鋼105をセン
ターコラム23に溶接・固定すればよい。尚、その様子
を図7に示す。図中実線で示す状態がレベル調整前の様
子であり、図中仮想線で示す状態がレベル調整後の様子
である。図示するように、センターコラム23の上端面
のレベルと、H型鋼105の上端面のレベルを一致させ
ることができる。
【0026】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、センターコラム23をセンタ
ーテーブル3上にて任意に上下動させることができるよ
うになつたので、センターコラム23の上端面とH型鋼
105の上端面とを一致させることができるようになっ
た。つまり、センターコラム23の上端面とH型鋼10
5の上端面とを一致させた状態で、溶接・固定すること
ができるので、その後の作業をやり易くすることができ
るようになった。又、センターコラム23をセンターテ
ーブル3上にてセンタリングする場合に、6個のフリー
ベアリング73によって支持した状態で行うことができ
るので、6個のフリーベアリング73の作用によって、
センターコラム23の移動性を向上させることができ、
比較的小さな力でセンタリングを行うことができるよう
になった。又、チャック機構15と6個のフリーベアリ
ング73がともに昇降するようにしたので、センターコ
ラム23に他のH型鋼105が取り付けられていて偏心
荷重が作用するような状態でも、チャック機構15によ
り強固に固定した状態でセンターコラムを昇降できるの
でコラムが転倒する危険もなく安全に作業できる。
【0027】次に、図8乃至図10を参照して本発明の
第2実施例を説明する。この第2の実施例は、センター
テーブル3のセンターコラム23を載置する範囲の周囲
にその上面がセンターテーブル3の上面より高い位置に
配置された鋼材載置部107を形成し、センターコラム
上下動手段109を上記鋼材載置部107より下方まで
下降させることができるようにしたものである。
【0028】まず、センターテーブル3のセンターコラ
ム23を載置する範囲の周囲に、鋼材載置部としての支
持板107を取り付ける。この支持板107は取り付け
手段としての取り付けネジ111によりセンターテーブ
ル3上面に着脱可能に取り付けられる。上記支持板10
7の上面はセンターテーブル3の上面より高い位置とな
り、ここを鋼材105の載置面とすることにより、セン
ターコラム23を鋼材105の載置面より下方まで下降
可能とするものである。尚、上記スライドテーブル33
は、上記支持板107と同じ高さに設定されることは勿
論である。
【0029】上記センターテーブル3の下方には、セン
ターコラム23を上下動させるセンターコラム上下動手
段109が設置されている。まず、図9に示すように、
昇降板体113があり、チャック機構15は、この昇降
板体113に設置されている。この昇降板体113は、
上下動機構としての油圧シリンダ115によって昇降駆
動されるようになっており、油圧シリンダ115は油圧
ポンプ117により駆動される。上記昇降板体113に
は、3個の支持体としてのフリーベアリング119が2
列平行に設置されている。一方、センターテーブル3側
には、上記6個のフリーベアリング119が出没する孔
121が6個形成されている。上記油圧シリンダ115
は、チャック機構15と6個のフリーベアリング119
等を上昇させる。6個のフリーベアリング119は支持
板107の上面のレベルを中心としてその上下に移動可
能である。その他の構成は前記第1の実施例の場合と同
様であり、詳細な説明は省略する。
【0030】本実施例はこのような構成を有するもので
あり次のように作用する。まず、センターコラム23を
センターテーブル3上に載置し、油圧ポンプ117を操
作して油圧シリンダ115を駆動させて、昇降板体11
3を上昇させ、6個のフリーベアリング119を上昇さ
せて、センターコラム23を支持し、次に、チャック機
構15を駆動させて、センターコラム23をセンタリン
グし強固にチャックするものである。又、サイドテーブ
ル33と支持板107とに跨ってH型鋼105を載置す
る。
【0031】次に、センターコラム23とH型鋼105
とのレベル調整を行うものであり、油圧ポンプ117を
操作して、油圧シリンダ115を駆動させ、チャック機
構15と6個のフリーベアリング119を上昇又は下降
させる。このとき、センターテーブル3のセンターコラ
ム23を載置する範囲の周囲に支持板107が取り付け
られ、この支持板107の上面にH型鋼105が載置さ
れているので、センターコラム上下動手段109を鋼材
105の載置面より下方まで下降させることができる。
したがって、図10中に実線で示すように、センターコ
ラム23の下端面をH型鋼105の下端面より下降させ
ることも可能となる。これは、例えば、センターコラム
23とH型鋼105との間に裏当金123をセットする
際、コラム鋼の変形等の理由からセンターコラム23を
H型鋼105より下降させたい事情が生じた場合等に好
都合である。尚、支持板107はセンターテーブル3よ
り着脱可能であり、支持板107を取り外すとともに、
センターテーブル3をスライドテーブル33のレベルま
で上昇させれは第1実施例と同様に使用することができ
る。
【0032】以上本実施例によると、上記第1実施例の
場合と同様の効果を奏することができるばかりでなく、
センターコラム23の下端面をH型鋼105の下端面よ
り下降させることができるので、センターコラム23と
H型鋼105との下端面におけるプラス・マイナスの上
下動作が可能となり、より広範なレベル調整作業が可能
となる。
【0033】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、センターコラム上下動手段の構成
としては、図示したものに限定されず、種々の構成が考
えられる。例えば、フリーベアリングの個数、配置等に
ついては任意に決定すればよい。又、各油圧シリンダの
ストロークについても適宜設定すればよい。又、支持体
としては、フリーベアリング以外にも回転ローラのよう
なものを使用してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による仕口仮
組装置によると、センターコラムをセンターテーブル上
において、適宜上下動させることができるので、センタ
ーコラムの上端面とそれに溶接・固定される鋼材の上端
面とを一致させることができるようになり、その後の作
業の作業性を大幅に向上させることができる。しかも、
チャック機構と支持体がともに昇降するようにしたの
で、センターコラムに他の鋼材が取付けられていて偏心
荷重が作用するような状態でも、チャック機構により強
固に固定した状態でセンターコラムを昇降できるので、
コラムが転倒する危険もなく安全に作業できる。又、セ
ンターテーブルのセンターコラムを載置する範囲の周囲
に、鋼材載置部を形成したので、センターコラムの下端
面を鋼材の下端面より下降させることができ、センター
コラムと鋼材との下端面におけるプラス・マイナスの上
下動作が可能となり、より広範なレベル調整作業が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で仕口仮組装置の
一部を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で仕口仮組装置の
センターテーブルを示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で仕口仮組装置の
一部を示す側断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図でセンターコラム
上下動手段の一部の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図でセンターコラム
上下動手段の一部の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図でジャッキ機構を
示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す図でセンターコラム
のレベル調整作業を説明する図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す図で仕口仮組装置の
斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図でセンターコラム
上下動手段の一部の構成を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す図でセンターコラ
ムのレベル調整作業を説明する図である。
【図11】従来例の説明に使用した図で仕口仮組装置の
斜視図である。
【符号の説明】
3 センターテーブル 15 チャック機構 23 センターコラム 61 センターコラム上下動手段 65 油圧シリンダ(第1上下動機構) 67 油圧シリンダ(第2上下動機構) 73 フリーベアリング(支持体) 105 H型鋼(鋼材)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターテーブルと、上記センターテー
    ブルの側方に配置されたスライドテーブルとを備え、上
    記センターテーブル上にセンターコラムを載置してチャ
    ック機構によってセンタリングして固定し、上記センタ
    ーコラムの側方に上記センターテーブル及びスライドテ
    ーブル上に支持する状態で鋼材を配置して上記センター
    コラムに溶接・固定する仕口仮組装置において、上記セ
    ンターコラムをセンターテーブル上に載置した状態でセ
    ンターコラムを上下動させるセンターコラム上下動手段
    を設け、上記センターコラム上下動手段は、上記チャッ
    ク機構とセンターテーブルより出没可能に設けられた支
    持体を上下動させることにより、センターコラムを上下
    動させるものであることを特徴とする仕口仮組装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の仕口仮組装置において、
    センターコラム上下動手段は、チャック機構と支持体
    一体的に上下動させる第1上下動機構と、支持体のみを
    上下動させる第2上下動機構とを備えているものである
    ことを特徴とする仕口仮組装置。
  3. 【請求項3】 請求項又は記載の仕口仮組装置にお
    いて、支持体はフリーベアリングであることを特徴とす
    る仕口仮組装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の仕口仮組装置において、
    センターテーブルのセンターコラムを載置する範囲の周
    囲にその上面がセンターテーブル面より高い位置に配置
    された鋼材載置部を形成し、センターコラム上下動手段
    を上記鋼材載置部より下方まで下降可能としたことを特
    徴とする仕口仮組装置。
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