JP2825932B2 - 複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及びその装置 - Google Patents
複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及びその装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複写機に用いるヒートローラのパイプの製造
方法とその装置に関する。
方法とその装置に関する。
[従来技術の説明] 複写機には一般に、文字を焼き付けるためのヒートロ
ーラが装着されている。このヒートローラは、第3図に
示すように、両端の直径を中央部により小さい直径の径
小部41を形成したアルミ製のパイプ40と、そのパイプ40
の内部に装着したヒータ42とから成るものである。
ーラが装着されている。このヒートローラは、第3図に
示すように、両端の直径を中央部により小さい直径の径
小部41を形成したアルミ製のパイプ40と、そのパイプ40
の内部に装着したヒータ42とから成るものである。
このヒートローラの両端の直径を中央部に比べて小さ
くするための従来の方法としては、第4図に示すよう
に、均一な直径のパイプ44の両側を金型46で絞って第3
図に示した径小部41を有するパイプ40を作るプレス絞り
法が知られている。しかし、このプレス絞り法では、4
〜5の工程がかかり、第3図に示したパイプ40の生産効
率が悪いという欠点と、設備費が高くつくという欠点と
があった。
くするための従来の方法としては、第4図に示すよう
に、均一な直径のパイプ44の両側を金型46で絞って第3
図に示した径小部41を有するパイプ40を作るプレス絞り
法が知られている。しかし、このプレス絞り法では、4
〜5の工程がかかり、第3図に示したパイプ40の生産効
率が悪いという欠点と、設備費が高くつくという欠点と
があった。
従来の他の方法としては、第5図及び第6図に示すよ
うに、3個の押圧ローラ48でパイプ44の先端を絞るスピ
ニング法がある。これは、3個の押圧ローラ48をパイプ
44の中心軸に向けて押圧移動させることによって、パイ
プ44の端の直径を小さくするものである。
うに、3個の押圧ローラ48でパイプ44の先端を絞るスピ
ニング法がある。これは、3個の押圧ローラ48をパイプ
44の中心軸に向けて押圧移動させることによって、パイ
プ44の端の直径を小さくするものである。
この方法では、パイプ44の直径を小さく絞った箇所の
肉圧が薄くなって脆くなるという欠点と、加工前にパイ
プ44の加工箇所をなまさなければならないという欠点と
がある。また、プレス絞り法に比べると、パイプ44の片
方づつを絞ることになるため生産効率が悪くなる。これ
を解決するために、一度に両方の絞りを行なわせるよう
に2台の設備を備えることも考えられるが、それでは設
備費がかかるという欠点がある。
肉圧が薄くなって脆くなるという欠点と、加工前にパイ
プ44の加工箇所をなまさなければならないという欠点と
がある。また、プレス絞り法に比べると、パイプ44の片
方づつを絞ることになるため生産効率が悪くなる。これ
を解決するために、一度に両方の絞りを行なわせるよう
に2台の設備を備えることも考えられるが、それでは設
備費がかかるという欠点がある。
従来のその他の方法としては、第7図、第8図及び第
9図に示すようなロータリースェージング加工法が知ら
れている。この加工法に用いる装置は、同一直径の円周
位置に均等に並行に配置した複数個のローラ50と、その
直径の中心点Pを中心としてローラ50の円内側に接触し
ながら回転する一対のバッカー52と、そのバッカー52の
内側にバッカー52と共に中心点Pを中心に回転する一対
の金型54とを備えたものである。この加工法では、パイ
プ56の先端に一対の金型54を押し付け、バッカー52と金
型54とを共に中心点Pを中心に回転させる。この回転に
よって、バッカー52及び金型54は遠心力によって中心点
Pから離れる方向に付勢される。ここで、バッカー52の
外面の最先点Qが一対のローラ50の間に位置する時は、
バッカー52及び金型54が中心点Pから離れ(第8図及び
第9図)、一方、バッカー52の外面の最先点Qがローラ
50と接触した時は、バッカー52と金型54とが中心点P側
に近付く。このバッカー52と金型54との中心点Pに対す
る間欠的な接近離反によって、金型54がパイプ56の先端
に衝撃を与え、パイプ56の先端の直径を小さくして、そ
の先端に径小部58を形成する。
9図に示すようなロータリースェージング加工法が知ら
れている。この加工法に用いる装置は、同一直径の円周
位置に均等に並行に配置した複数個のローラ50と、その
直径の中心点Pを中心としてローラ50の円内側に接触し
ながら回転する一対のバッカー52と、そのバッカー52の
内側にバッカー52と共に中心点Pを中心に回転する一対
の金型54とを備えたものである。この加工法では、パイ
プ56の先端に一対の金型54を押し付け、バッカー52と金
型54とを共に中心点Pを中心に回転させる。この回転に
よって、バッカー52及び金型54は遠心力によって中心点
Pから離れる方向に付勢される。ここで、バッカー52の
外面の最先点Qが一対のローラ50の間に位置する時は、
バッカー52及び金型54が中心点Pから離れ(第8図及び
第9図)、一方、バッカー52の外面の最先点Qがローラ
50と接触した時は、バッカー52と金型54とが中心点P側
に近付く。このバッカー52と金型54との中心点Pに対す
る間欠的な接近離反によって、金型54がパイプ56の先端
に衝撃を与え、パイプ56の先端の直径を小さくして、そ
の先端に径小部58を形成する。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このロータリーフェージング加工法では、パ
イプ56の先端を絞るために、第9図に示すように力Fで
パイプ56をその絞り加工を施す側に押しておかないと、
パイプ56が押し戻されて、パイプ56の先端を絞ることが
出来ない。このように、力Fでパイプ56を押しているの
で、径小部58から径大部までの間のテーパ部60の長さL2
(第10図)が、所望のパイプ40のテーパ部62の長さL
1(第11図)より大きくなり、その結果、ロータリーフ
ェージング加工法で径小部58を形成したパイプ56はヒー
トローラとして使用することができないものであった。
イプ56の先端を絞るために、第9図に示すように力Fで
パイプ56をその絞り加工を施す側に押しておかないと、
パイプ56が押し戻されて、パイプ56の先端を絞ることが
出来ない。このように、力Fでパイプ56を押しているの
で、径小部58から径大部までの間のテーパ部60の長さL2
(第10図)が、所望のパイプ40のテーパ部62の長さL
1(第11図)より大きくなり、その結果、ロータリーフ
ェージング加工法で径小部58を形成したパイプ56はヒー
トローラとして使用することができないものであった。
更に、ロータリーフェージング加工法では、パイプ56
の片側ずつ加工するために生産効率が悪いという欠点が
あった。
の片側ずつ加工するために生産効率が悪いという欠点が
あった。
[発明の目的] 本発明は、パイプの途中をロータリースェージング加
工法を応用して径小部を形成するようにしたもので、所
望のヒートローラのパイプの生産性を大幅に向上させる
ようにした複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及
びその装置を提供するものである。
工法を応用して径小部を形成するようにしたもので、所
望のヒートローラのパイプの生産性を大幅に向上させる
ようにした複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及
びその装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、長尺のパイプを
間欠的に移動させ、その長尺のパイプが静止した状態で
その長尺のパイプの途中を金型で絞って複写機用ヒート
ローラの両端の径小部のほぼ合計の長さの径小部を形成
し、その後、長尺のパイプを移動させてその絞って形成
した径小部の両側を保持してその径小部の適宜位置を切
断することによって、両端に径小部を有する複写機用ヒ
ートローラのパイプを製造するものである。
間欠的に移動させ、その長尺のパイプが静止した状態で
その長尺のパイプの途中を金型で絞って複写機用ヒート
ローラの両端の径小部のほぼ合計の長さの径小部を形成
し、その後、長尺のパイプを移動させてその絞って形成
した径小部の両側を保持してその径小部の適宜位置を切
断することによって、両端に径小部を有する複写機用ヒ
ートローラのパイプを製造するものである。
また、その製造装置は、間欠的に移動させられる長尺
のパイプと、円周位置に配置された複数のローラと、そ
の円周位置の中心点を中心に回転させられ遠心力によっ
て各ローラに接触する2個のバッカーと、その円周位置
の中心点を中心に前記バッカーの内側においてそのバッ
カーと同様に回転させられる前記パイプの途中に径小部
を作るための2個の金型と、前記バッカーと前記金型と
の間に介在し金型の遠心力による移動量をバッカーの遠
心力による移動量より大きくするための変位可能な中間
部材と、前記金型位置と異なる位置に配置されるもので
あってその金型によって形成されたパイプの径小部の両
側を固定または解除する手段と、前記固定解除手段でパ
イプを固定した状態で径小部を切断するカッタとを有す
るようにしたものである。
のパイプと、円周位置に配置された複数のローラと、そ
の円周位置の中心点を中心に回転させられ遠心力によっ
て各ローラに接触する2個のバッカーと、その円周位置
の中心点を中心に前記バッカーの内側においてそのバッ
カーと同様に回転させられる前記パイプの途中に径小部
を作るための2個の金型と、前記バッカーと前記金型と
の間に介在し金型の遠心力による移動量をバッカーの遠
心力による移動量より大きくするための変位可能な中間
部材と、前記金型位置と異なる位置に配置されるもので
あってその金型によって形成されたパイプの径小部の両
側を固定または解除する手段と、前記固定解除手段でパ
イプを固定した状態で径小部を切断するカッタとを有す
るようにしたものである。
[作 用] 上記構成に係る本発明によれば、バッカーと金型の回
転の際に、バッカーと金型との間に介在する中間部材を
変位させて、遠心力により移動する金型の移動量をバッ
カーより余分に移動させる。これによって、パイプの先
端だけでなくパイプの長さの途中に径小部を形成するこ
とができる。このパイプの長さの途中に径小部を形成で
きることによって、テーパ部の長さを短くすることが可
能となり、この結果、所望の形状の径小部を形成でき
る。
転の際に、バッカーと金型との間に介在する中間部材を
変位させて、遠心力により移動する金型の移動量をバッ
カーより余分に移動させる。これによって、パイプの先
端だけでなくパイプの長さの途中に径小部を形成するこ
とができる。このパイプの長さの途中に径小部を形成で
きることによって、テーパ部の長さを短くすることが可
能となり、この結果、所望の形状の径小部を形成でき
る。
また、パイプの長さの途中に径小部を形成すること
は、長尺のパイプに所定の間隔で次々に径小部を形成出
来ることになり、その形成された径小部を次々に切断す
るようにすれば、両端を絞ったヒートローラのパイプを
継続的に作ることができる。
は、長尺のパイプに所定の間隔で次々に径小部を形成出
来ることになり、その形成された径小部を次々に切断す
るようにすれば、両端を絞ったヒートローラのパイプを
継続的に作ることができる。
[実施例] 次に本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる複写機用ヒートローラのパイ
プの製造装置の一実施例構成図、第2図は第1図の装置
の側面図である。加工装置10は従来のロータリースェー
ジング加工法を応用したもので、多数のローラ12と2個
のバッカー14とは従来の同一のものが用いられる。各バ
ッカー14の内側には、油圧によって第1図で左右に移動
させられるクサビ状の中間部材16が備えられ、そのクサ
ビ状の中間部材16の内側に金型18が備えられる。このバ
ッカー14と金型18との間には図示しない引張りばねが備
えられ、このばねによって金型18は常にバッカー14側に
引き寄せられている。各バッカー14と中間部材16と金型
18は、同じ位置関係を保ちながら同方向に、多数のロー
ラ12の中心点Pを中心に回転する。その2個の金型18の
間に長尺のパイプ20が挿入され、この長尺のパイプ20は
図示しない手段によって間欠的に第1図で左から右へと
移動させられる。前記2個の金型18にはそれぞれ、長尺
のパイプ20の途中に径小部38を形成するための凸部22を
有する。2個の金型18が遠心力によって互いに一番離れ
た状態にある時においては、2個の金型18の凸部22同士
の距離はパイプ20の直径よりも大きくなるように設定さ
れる。この金型18においては、凸部22と反対側にテーパ
面24が形成される。前記中間部材16には、金型18のテー
パ面24と対向する側にそのテーパ面24と並行なテーパ面
26が形成される。
プの製造装置の一実施例構成図、第2図は第1図の装置
の側面図である。加工装置10は従来のロータリースェー
ジング加工法を応用したもので、多数のローラ12と2個
のバッカー14とは従来の同一のものが用いられる。各バ
ッカー14の内側には、油圧によって第1図で左右に移動
させられるクサビ状の中間部材16が備えられ、そのクサ
ビ状の中間部材16の内側に金型18が備えられる。このバ
ッカー14と金型18との間には図示しない引張りばねが備
えられ、このばねによって金型18は常にバッカー14側に
引き寄せられている。各バッカー14と中間部材16と金型
18は、同じ位置関係を保ちながら同方向に、多数のロー
ラ12の中心点Pを中心に回転する。その2個の金型18の
間に長尺のパイプ20が挿入され、この長尺のパイプ20は
図示しない手段によって間欠的に第1図で左から右へと
移動させられる。前記2個の金型18にはそれぞれ、長尺
のパイプ20の途中に径小部38を形成するための凸部22を
有する。2個の金型18が遠心力によって互いに一番離れ
た状態にある時においては、2個の金型18の凸部22同士
の距離はパイプ20の直径よりも大きくなるように設定さ
れる。この金型18においては、凸部22と反対側にテーパ
面24が形成される。前記中間部材16には、金型18のテー
パ面24と対向する側にそのテーパ面24と並行なテーパ面
26が形成される。
前記加工装置10の横でパイプ20が送り出される側に、
パイプ20を支持するための第一支持部材28と第二支持部
材30とが間隔を開けて備えられる。それらの第一支持部
材28と第二支持部材30の上位にはそれぞれ、第1図で上
下に移動可能な第一移動部材32と第二移動部材34とが備
えられている。この第一移動部材32は第一支持部材28側
に下降してその第一支持部材28とでパイプ20を保持する
ものであり、この第二移動部材34は第二支持部材30側に
下降してその第二支持部材30とでパイプ20を保持するも
のである。これら第一移動部材32と第二移動部材34との
間にはカッタ36が備えられ、このカッタ36は第一支持部
材28と第一移動部材32、並びに第二支持部材30と第二移
動部材34によって挟持されたパイプ20の任意の箇所を切
断するものである。
パイプ20を支持するための第一支持部材28と第二支持部
材30とが間隔を開けて備えられる。それらの第一支持部
材28と第二支持部材30の上位にはそれぞれ、第1図で上
下に移動可能な第一移動部材32と第二移動部材34とが備
えられている。この第一移動部材32は第一支持部材28側
に下降してその第一支持部材28とでパイプ20を保持する
ものであり、この第二移動部材34は第二支持部材30側に
下降してその第二支持部材30とでパイプ20を保持するも
のである。これら第一移動部材32と第二移動部材34との
間にはカッタ36が備えられ、このカッタ36は第一支持部
材28と第一移動部材32、並びに第二支持部材30と第二移
動部材34によって挟持されたパイプ20の任意の箇所を切
断するものである。
次に、動作について説明する。
加工装置10内の2個の金型18の間に長尺のパイプ20を
挿入させ、バッカー14と中間部材16と金型18とを第2図
において中心点Pを中心に回転させる。これによって、
バッカー12と中間部材16と金型18とが遠心力によって中
心点Pに対して近付いたり離れたりする。この金型18の
移動ストロークによって金型18がパイプ20に衝撃を与
え、パイプ20の直径を小さくする。しかし、バッカー12
や金型18の移動ストロークは数ミリ程度の小さいものな
ので、もし、金型18がバッカー12と同じ位置関係で移動
すると、パイプ20の途中に径小部を形成することが出来
ない。このため、中間部材16が第1図で実線位置から一
点鎖線の位置へ徐々に移動させると、バッカー12に対し
金型18は中心点Pに近付くように徐々に移動させられ
る。この結果、金型18の凸部22によって、パイプ20の途
中であっても、径小部38を形成することができる。
挿入させ、バッカー14と中間部材16と金型18とを第2図
において中心点Pを中心に回転させる。これによって、
バッカー12と中間部材16と金型18とが遠心力によって中
心点Pに対して近付いたり離れたりする。この金型18の
移動ストロークによって金型18がパイプ20に衝撃を与
え、パイプ20の直径を小さくする。しかし、バッカー12
や金型18の移動ストロークは数ミリ程度の小さいものな
ので、もし、金型18がバッカー12と同じ位置関係で移動
すると、パイプ20の途中に径小部を形成することが出来
ない。このため、中間部材16が第1図で実線位置から一
点鎖線の位置へ徐々に移動させると、バッカー12に対し
金型18は中心点Pに近付くように徐々に移動させられ
る。この結果、金型18の凸部22によって、パイプ20の途
中であっても、径小部38を形成することができる。
また、パイプ20の長さの途中に径小部38を形成するの
で、パイプ20の先端部に径小部を形成するものと比べ
て、第11図に示すような短い長さ(L1)のテーパ部を作
ることができる。
で、パイプ20の先端部に径小部を形成するものと比べ
て、第11図に示すような短い長さ(L1)のテーパ部を作
ることができる。
この加工装置10でパイプ20の長さの途中に径小部38を
形成した後に、パイプ20は第1図で一定の長さだけ右側
に移動させられる。加工装置10から送り出されたパイプ
20は第一支持部材28と第二支持部材30によって支持され
るが、加工装置10でパイプ20の途中に形成された径小部
38は、第一支持部材28と第二支持部材30の間に位置す
る。その後、第一移動部材32と第二移動部材34とが下降
して、パイプ20は径小部38を中心にして、第一支持部材
28と第一移動部材32、並びに第二支持部材30と第二移動
部材34によって保持固定される。その後、カッタ36が下
降してパイプ20の途中の径小部38の適宜位置を切断す
る。この場合、第二支持部材30と第二移動部材34とで保
持される側は、左右に適正な長さの径小部38を有する適
正な長さのパイプとなる。その後、カッタ36と第一移動
部材32と第二移動部材34とが上昇し、適正な長さに切断
されたパイプは図示しない容器内に落下収容させられ
る。
形成した後に、パイプ20は第1図で一定の長さだけ右側
に移動させられる。加工装置10から送り出されたパイプ
20は第一支持部材28と第二支持部材30によって支持され
るが、加工装置10でパイプ20の途中に形成された径小部
38は、第一支持部材28と第二支持部材30の間に位置す
る。その後、第一移動部材32と第二移動部材34とが下降
して、パイプ20は径小部38を中心にして、第一支持部材
28と第一移動部材32、並びに第二支持部材30と第二移動
部材34によって保持固定される。その後、カッタ36が下
降してパイプ20の途中の径小部38の適宜位置を切断す
る。この場合、第二支持部材30と第二移動部材34とで保
持される側は、左右に適正な長さの径小部38を有する適
正な長さのパイプとなる。その後、カッタ36と第一移動
部材32と第二移動部材34とが上昇し、適正な長さに切断
されたパイプは図示しない容器内に落下収容させられ
る。
以後同様に、加工装置10でパイプ20の途中に径小部38
を形成し、加工装置10から送り出された径小部38はカッ
タ36によって切断し、この動作を継続的に行なう。
を形成し、加工装置10から送り出された径小部38はカッ
タ36によって切断し、この動作を継続的に行なう。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る複写機用ヒートローラの
パイプ製造方法及びその装置のピストン構造によれば、
金型をバッカーに対し相対的に移動させる構造としたの
で、長尺のパイプの長さの途中に径小部を形成すること
ができた。これによって、径小部と径大部とのテーパ部
の長さを短くすることができ、所望の形状の複写機用ヒ
ートローラのパイプを作ることができる。
パイプ製造方法及びその装置のピストン構造によれば、
金型をバッカーに対し相対的に移動させる構造としたの
で、長尺のパイプの長さの途中に径小部を形成すること
ができた。これによって、径小部と径大部とのテーパ部
の長さを短くすることができ、所望の形状の複写機用ヒ
ートローラのパイプを作ることができる。
また、径小部を形成した長尺のパイプを間欠的に移動
させて、径小部を順次切断することで、ヒートローラの
パイプを継続的に作ることができ、生産性を向上させる
ことができる。
させて、径小部を順次切断することで、ヒートローラの
パイプを継続的に作ることができ、生産性を向上させる
ことができる。
第1図は本発明に係わる複写機用ヒートローラのパイプ
の製造装置の一実施例を示す構成図、第2図は第1図に
用いた装置の側面図、第3図はヒートローラの断面図、
第4図はヒートローラを構成するパイプの従来の製造方
法を示す断面図、第5図はヒートローラを構成するパイ
プの従来の他の製造装置を示す断面図、第6図は第5図
の右側面図、第7図はヒートローラを構成するパイプの
従来のその他の製造装置を示す正面図、第8図は第7図
の要部斜視図、第9図は第7図の断面図、第10図は第9
図の装置で製造したパイプの要部断面図、第11図は第3
図で示したパイプの要部断面図である。 10……加工装置、12……ローラ、 14……バッカー、16……中間部材、 18……金型、20……パイプ、 28……第一支持部材、 30……第二支持部材、 32……第一移動部材、 30……第二移動部材、 36……カッタ、38……径小部。
の製造装置の一実施例を示す構成図、第2図は第1図に
用いた装置の側面図、第3図はヒートローラの断面図、
第4図はヒートローラを構成するパイプの従来の製造方
法を示す断面図、第5図はヒートローラを構成するパイ
プの従来の他の製造装置を示す断面図、第6図は第5図
の右側面図、第7図はヒートローラを構成するパイプの
従来のその他の製造装置を示す正面図、第8図は第7図
の要部斜視図、第9図は第7図の断面図、第10図は第9
図の装置で製造したパイプの要部断面図、第11図は第3
図で示したパイプの要部断面図である。 10……加工装置、12……ローラ、 14……バッカー、16……中間部材、 18……金型、20……パイプ、 28……第一支持部材、 30……第二支持部材、 32……第一移動部材、 30……第二移動部材、 36……カッタ、38……径小部。
Claims (2)
- 【請求項1】両端に径小部を有する複写機用ヒートロー
ラのパイプの製造方法において、長尺のパイプを間欠的
に移動させ、その長尺のパイプが静止した状態でその長
尺のパイプの途中を金型で絞って複写機用ヒートローラ
の両端の径小部のほぼ合計の長さの径小部を形成し、そ
の後、長尺のパイプを移動させてその絞って形成した径
小部の両側を保持してその径小部の適宜位置を切断する
ことを特徴とする複写機用ヒートローラのパイプの製造
方法。 - 【請求項2】間欠的に移動させられる長尺のパイプと、
円周位置に配置された複数のローラと、その円周位置の
中心点を中心に回転させられ遠心力によって各ローラに
接触する2個のバッカーと、その円周位置の中心点を中
心に前記バッカーの内側においてそのバッカーと同様に
回転させられる前記パイプの途中に径小部を作るための
2個の金型と、前記バッカーと前記金型との間に介在し
金型の遠心力による移動量をバッカーの遠心力による移
動量より大きくするための変移可能な中間部材と、前記
金型位置と異なる位置に配置されるものであってその金
型によって形成されたパイプの径小部の両側を固定また
は解除する手段と、前記固定解除手段でパイプを固定し
た状態で径小部を切断するカッタとを有することを特徴
とする複写機用ヒートローラのパイプの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14132490A JP2825932B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 複写機用ヒートローラのパイプの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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