JP2824930B2 - 船外機の駆動切換装置 - Google Patents

船外機の駆動切換装置

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JP2824930B2
JP2824930B2 JP2139956A JP13995690A JP2824930B2 JP 2824930 B2 JP2824930 B2 JP 2824930B2 JP 2139956 A JP2139956 A JP 2139956A JP 13995690 A JP13995690 A JP 13995690A JP 2824930 B2 JP2824930 B2 JP 2824930B2
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dog
shifter dog
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shifter
switching device
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圭介 大穀
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は船外機の駆動切換装置に関する。
(従来の技術) 船艇に取り付けて船艇を航走させる船外機では、第5
図に断面を示すように、シフトロッド1の下部に設けら
れるシフトカム2のカム部3によりプッシュロッド4を
追従移動させ、このプッシュロッド4でプッシュピン
5、シフタドッグピン6を介してシフタドッグ7を移動
させ、このシフタドッグ7の爪8,9を、駆動ギヤ10に通
じて常時回転しているフォワードギヤ11またはリバース
ギヤ12の爪13,14に選択的に噛合させることによりプロ
ペラシャフト15に正転または逆転として伝え、プロペラ
16を回転して船艇を前進または後進させるようにした駆
動切換装置を備えている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の駆動切換装置では、ニュートラル
ポジションからフォワードポジションへ、あるいはニュ
ートラルポジションからリバースポジションへシフトさ
せる場合には内蔵スプリング等によってシフトフィーリ
ングをよくするようにしているが、フォワードポジショ
ンからニュートラルを経てリバースポジションへのシフ
トには、リモートコントロールレバーによりキャブレタ
が全閉状態時のみシフトを可能とする機構があるにも拘
らず、プロペラ16の慣性力および船艇の慣性力によって
ニュートラル時点におけるエンジンの回転数が高いため
急激にシフト操作しようとしても操作不能であったり、
最悪の場合はエンジンストール等を招いて極めて困難で
あった。したがって船艇の行足を抑えるためにプロペラ
16の逆転駆動による急制動をかけることができなかっ
た。
この発明は上記の点に鑑み、急制動を要する際にフォ
ワードポジションからニュートラルを経てリバースポジ
ションにスムーズに移動できるようにし、船艇の行足を
早期に抑えることができる船外機の駆動切換装置を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明では、シフトカム
の操作によりシフタドッグをスライドさせてシフタドッ
グの爪をフォワードギヤまたはリバースギヤの爪に選択
的に噛合させ、プロペラシャフトを正転または逆転駆動
するようにした駆動切換装置において、シフタドッグの
外周部周方向に突起条を突設し、ギヤケース側に前記シ
フタドッグがニュートラル位置にあるとき前記突起条が
嵌合する係合凹部を有するブレーキスプリングを設け、
シフタドッグがフォワード位置またはリバース位置にあ
るとき前記突起条とブレーキスプリングとの側部間に僅
かの間隙を有するように配設したことにある。
(作用) シフタドッグがニュートラルポジションにおかれると
きは、その突起条はブレーキスプリングの係合凹部に僅
かの隙間をおいて遊嵌されており、プロペラシャフトは
回転自由な状態におかれている。シフタドッグをフォワ
ードポジションに移動させれば、突起条は係合凹部から
外れ、シフタドッグの爪がフォワードギヤの爪に噛合し
てプロペラシャフトが正転する。またシフタドッグをニ
ュートラルポジションからリバースポジションへ移動す
る場合も同様に突起条が係合凹部から外れ、シフタドッ
グの爪がフォワードギヤの爪に噛合してプロペラシャフ
トが逆転する。前進駆動状態から急制動をかけるときシ
フタドッグをフォワードポジションからリバースポジシ
ョンへ移動させると、シフタドッグの突起条がブレーキ
スプリングの側面に接触するのでその摩擦力によりブレ
ーキ作用が働き、慣性が制動され、リバースポジション
への移行がスムーズに行なわれる。リバースポジション
に至った後は、突起条とブレーキスプリングとは非接触
となるのでプロペラシャフトの回転に影響を与えない。
(実施例) 以下この発明の実施例を第1図ないし第4図により第
5図と共通する部分にはこれと同一符号を付して説明す
る。
第1図ないし第3図はこの発明の作動状態を示す要部
の断面図であり、第1図はニュートラル状態、第2図は
前進状態(フォワードポジション)、第3図は後進状態
(リバースポジション)を示している。
駆動機構機構自体の構成は、従来と同様にプロペラシ
ャフト15にシフタドッグ17がドッグピン6により取り付
けられ、このシフタドッグ17の爪18,19がフォワードギ
ヤ11またはリバースギヤ12の爪13,14に選択的に噛合し
て駆動ギヤ10の回転をプロペラシャフト15に正転または
逆転として伝えるようになっており、いずれのギヤ11,1
2にも噛合わないニュートラルポシション(第1図)で
はプロペラシャフト15に回転が伝わらないように構成さ
れている。
この発明では、前記シフタドッグ17の外周部に周方向
に隆起するように断面山形状の突起条20が突設されてい
る。
一方、上記駆動切換機構を内蔵するギヤケース21の内
面には、受台22を介してブレーキスプリング23が設けら
れている。このブレーキプリング23は板バネ材を折曲し
て形成されるもので、第4図に一部の斜視図を示すよう
に平坦な基部23aと、この基部23aの両側に立上る側部23
b,23bと、この側部23b,23bの上端が内側に折り曲げられ
た折曲部23c,23cとで構成され、上記折曲部23c,23cによ
り前記突起条20が僅かの隙間をおいて受容されて遊嵌す
る係合凹部24を形成している。
そしてこのブレーキスプリング23の側部23b,23bは、
前記シフタドッグ17がフォワードポジションまたはリバ
ースポジションにあるとき前記突起条20の側面に僅かの
間隙をおいて対向するようになっている。なおこのブレ
ーキスプリング23の形状構造に関しては図示の例に限ら
れることはない。
次に作用を説明する。
シフタドッグ17がニュートラルポジションにおかれる
ときは、第1図のようにシフタドッグ17の突起条20がブ
レーキスプリング23の係合凹部24内に隙間をもって受容
されており、プロペラシャフト15の回転に支障のない状
態におかれている。
この状態からシフタドッグ17をフォワードポジション
へ移動させれば、シフタドッグ17の突起条20はブレーキ
スプリング23の係合凹部24から外れ、シフタドッグ17の
爪18がフォワードギヤ11の爪13に噛合してプロペラシャ
フト15が正転する。
シフタドッグ17をニュートラルポジションからリバー
スポジションへ移動させると、前記と同様にシフタドッ
グ17の突起条20がブレーキスプリング23の係合凹部24か
ら外れ、シフタドッグ17の爪19がリバースギヤ12の爪14
に噛合してプロペラシャフト15が逆転する。
船艇が前進しているとき急制動をかけるときは、シフ
タドッグ17を第2図のフォワードポジションからリバー
スポジション側へ移動させるとシフタドッグ17の突起条
20がブレーキスプリング23の側部外面に接触し、その摩
擦力によりブレーキ作用が働いてプロペラシャフト15の
回転の慣性が制動されてリバースポジションへの移行が
スムーズに行なわれる。リバースポジション(第3図)
に至ったときは突起条20とブレーキスプリング23とは間
隙をおいて非接触となるので、プロペラシャフト15の回
転には何ら影響はない。
なおこの実施例では、組立時やプロペラ交換時などの
利便性を考慮してニュートラル時にプロペラシャフト15
が回転自由におかれるようにした場合について説明した
が、必ずしもこれに限らず、ニュートラル時にもプロペ
ラシャフト15にブレーキが掛るようシフタドッグ17の突
起条20をブレーキスプリング23の係合凹部24に強く嵌ま
るようにしてもよい。こうすればシフタドッグ17をフォ
ワード→リバースに移行する間プロペラシャフト15にブ
レーキが作用するので制動性を増すことができる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、シフタドッグをフォ
ワードポジションからリバースポジションへ移動させる
ときプロペラシャフトの慣性を減衰してから切換えられ
るので、行足のある巡航状態からプロペラを逆転させれ
急制動をかけることができる。またアイドル回転数が始
動暖機時のように高くしてもシフトが容易にできる。さ
らに構造上も変更点が少ないのでコストに影響を与えず
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る船外機の駆動切換装置の一実施
例を示すニュートラル時の断面図、第2図はこの発明の
一実施例を示すフォワード時の断面図、第3図はこの発
明の一実施例を示すリバース時の断面図、第4図は上記
実施例におけるブレーキスプリングの一部の拡大斜視
図、第5図は従来の船外機の駆動切換装置を示す断面図
である。 2……シフトカム、7,17……シフタドッグ、10……駆動
ギヤ、11……フォワードギヤ、12……リバースギヤ、15
……プロペラシャフト、20……突起条、21……ギヤケー
ス、23……ブレーキスプリング、24……係合凹部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトカムのストロークによりプッシュロ
    ッドを追従移動させてプロペラシャフト上のシフタドッ
    グをスライドさせ、フォワードギヤまたはリバースギヤ
    に選択的に噛合させることにより駆動力のプロペラシャ
    フトへの正逆回転伝達を切換える駆動切換装置を有する
    船外機において、シフタドッグの外周部周方向に突起条
    を突設し、ギヤケース側に前記シフタドッグがニュート
    ラル位置にあるとき前記突起条が嵌合する係合凹部を有
    するブレーキスプリングを設け、前記シフタドッグがフ
    ォワード位置またはリバース位置にあるとき前記突起条
    とブレーキスプリングとの側部間に僅かの間隙を有する
    ように配設して成る船外機の駆動切換装置。
JP2139956A 1990-05-31 1990-05-31 船外機の駆動切換装置 Expired - Lifetime JP2824930B2 (ja)

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