JPS58185396A - 船舶用推進ユニツトのシフト装置 - Google Patents
船舶用推進ユニツトのシフト装置Info
- Publication number
- JPS58185396A JPS58185396A JP57068656A JP6865682A JPS58185396A JP S58185396 A JPS58185396 A JP S58185396A JP 57068656 A JP57068656 A JP 57068656A JP 6865682 A JP6865682 A JP 6865682A JP S58185396 A JPS58185396 A JP S58185396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- sleeve
- plunger
- cam
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H23/00—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
- B63H23/02—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements with mechanical gearing
- B63H23/08—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements with mechanical gearing with provision for reversing drive
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、船外機や船内外機の推進ユニットに設けら
れ、推進プロペラを正・逆転または遊転状態に切換える
シフト装置に関するものである。
れ、推進プロペラを正・逆転または遊転状態に切換える
シフト装置に関するものである。
船外機や船内外機のシフト装置は、通常推進ユニットの
下部に設けた水平な出力軸に正逆転切換用歯車群を備え
、正逆転切換用のスリーブを出力軸上で移動させるよう
に構成される。すなわち、正逆転切換用歯車群は、出力
軸上で互いGこ逆方向へ駆動軸により駆動される一対の
正−転用歯車および逆転用歯車とを備え、これら両歯車
間において出力軸上を軸方向へ摺動するスリーブを、両
歯車の一方へ選択的Gこ係合させることにより出力軸を
正転または逆転させる。ここにスリーブと両歯車とを、
互いに軸方向へ突出した爪をかみ合わせる構造のi合い
クラッチで係脱させるものが多用されている。この場合
スリーブの移動速度、移動時の荷重が不適当だと、噛合
いクラッチの爪が当たる際に衝撃音、いわゆるクラッチ
鳴きが発生し易い。またこの時に衝撃が手に伝わると操
作感が悪化するという問題も生じる。
下部に設けた水平な出力軸に正逆転切換用歯車群を備え
、正逆転切換用のスリーブを出力軸上で移動させるよう
に構成される。すなわち、正逆転切換用歯車群は、出力
軸上で互いGこ逆方向へ駆動軸により駆動される一対の
正−転用歯車および逆転用歯車とを備え、これら両歯車
間において出力軸上を軸方向へ摺動するスリーブを、両
歯車の一方へ選択的Gこ係合させることにより出力軸を
正転または逆転させる。ここにスリーブと両歯車とを、
互いに軸方向へ突出した爪をかみ合わせる構造のi合い
クラッチで係脱させるものが多用されている。この場合
スリーブの移動速度、移動時の荷重が不適当だと、噛合
いクラッチの爪が当たる際に衝撃音、いわゆるクラッチ
鳴きが発生し易い。またこの時に衝撃が手に伝わると操
作感が悪化するという問題も生じる。
そこで従来より出力軸内に挿入されたプランジャと、前
記スリーブを中立位置に係脱可能に係止するディテント
機構とを備え、プランジャの両方向への移動をそれぞれ
シフトばねを介してスリーブへ伝えるように構成したも
のがある(例えば特願昭53−112132号、特願昭
56=46727号参照)。この場合プランジャに加え
られた力でディテント機構から脱出するまでの間一方の
シフトばねを圧縮し、ティテント機構が外れる瞬間にこ
のシフトばねに蓄えられた力を利用して一気に4合クラ
ッチを噛合わせるものである。
記スリーブを中立位置に係脱可能に係止するディテント
機構とを備え、プランジャの両方向への移動をそれぞれ
シフトばねを介してスリーブへ伝えるように構成したも
のがある(例えば特願昭53−112132号、特願昭
56=46727号参照)。この場合プランジャに加え
られた力でディテント機構から脱出するまでの間一方の
シフトばねを圧縮し、ティテント機構が外れる瞬間にこ
のシフトばねに蓄えられた力を利用して一気に4合クラ
ッチを噛合わせるものである。
しかしこのように従来のものは出力軸内に2つのシフト
はわが必要で、またプランジャGこは出力軸内へ押込む
方向だけでなく引抜く方向にも力を加える必要がある。
はわが必要で、またプランジャGこは出力軸内へ押込む
方向だけでなく引抜く方向にも力を加える必要がある。
プランジャ自身は出力軸と共に回転するため、プランジ
ャを遊転可能Gこ引抜く機構を設けねばならない。従っ
てスリーブのディテント機構を含め、これら2つのばね
、遊転機構等を全て出力軸およびスリーブ内に設けなけ
ればならず、構造が非常に複雑になり、組立性、整備性
が悪化するという問題がある。
ャを遊転可能Gこ引抜く機構を設けねばならない。従っ
てスリーブのディテント機構を含め、これら2つのばね
、遊転機構等を全て出力軸およびスリーブ内に設けなけ
ればならず、構造が非常に複雑になり、組立性、整備性
が悪化するという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、正
・逆転切換時における衝撃音、クラッチ鳴きを減らし、
手に加わる衝撃を減らして操作感を向上させ、さらに出
力軸付近の構造を簡単にして組立性、整備性をも向上さ
せることができる船舶用推進ユニットのシフト装置を提
供することを目的とするものである。
・逆転切換時における衝撃音、クラッチ鳴きを減らし、
手に加わる衝撃を減らして操作感を向上させ、さらに出
力軸付近の構造を簡単にして組立性、整備性をも向上さ
せることができる船舶用推進ユニットのシフト装置を提
供することを目的とするものである。
本発明はこのような目的を達成するため、推進ユニット
下部に配設された水平出力軸Gこ正逆転切換用歯車群を
備え、前記出力軸に軸方向へ摺動可能に取付けられたス
リーブを移動させることにより前記出力軸を正逆転させ
るものにおいて、前記出力軸に挿入され一端で前記スリ
ーブを一方へ押圧するプランジャと、このプランジャ側
へ前記スリーブを押戻す第1のシフトばねと、前記プラ
ンジャの他端に係接し前記プランジャを進退動させる略
に下動可能なカムと、このカムに連結され第2のシフト
ばねを介して伸長または圧縮可能なシフトロッドと、前
記スリーブを中立位置に係脱可能に係止するディテント
機構とを備え、前記第1のシフトばねを圧縮する方向へ
の前記シフトロッドの移動を前記第2のシフトばねを介
して前記カムに伝えるように構成したものである。以下
図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
下部に配設された水平出力軸Gこ正逆転切換用歯車群を
備え、前記出力軸に軸方向へ摺動可能に取付けられたス
リーブを移動させることにより前記出力軸を正逆転させ
るものにおいて、前記出力軸に挿入され一端で前記スリ
ーブを一方へ押圧するプランジャと、このプランジャ側
へ前記スリーブを押戻す第1のシフトばねと、前記プラ
ンジャの他端に係接し前記プランジャを進退動させる略
に下動可能なカムと、このカムに連結され第2のシフト
ばねを介して伸長または圧縮可能なシフトロッドと、前
記スリーブを中立位置に係脱可能に係止するディテント
機構とを備え、前記第1のシフトばねを圧縮する方向へ
の前記シフトロッドの移動を前記第2のシフトばねを介
して前記カムに伝えるように構成したものである。以下
図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例としての船外機を示す側面図
、第2図はその要部の拡大断面図である。
、第2図はその要部の拡大断面図である。
第1図で符号10は推進ユニットであり、アッパケーシ
ング12と、ロアケーシング14と、アッパケーシング
12の上方に取付けられたエンジン16とを備える。こ
のエンジン16は、カウリング18でカバーされている
。
ング12と、ロアケーシング14と、アッパケーシング
12の上方に取付けられたエンジン16とを備える。こ
のエンジン16は、カウリング18でカバーされている
。
20はクランプブラケットであって、船体の船尾板22
に固定されている。24はスイベルブラケットであり、
クランプブラケット20ヘピン26により回転可能に取
付けられている。スイベルブラケット24には略垂直な
軸受部28が一体に形成され、この軸受部28には前記
推進ユニット10が左右へ回動可能に取付けられている
。
に固定されている。24はスイベルブラケットであり、
クランプブラケット20ヘピン26により回転可能に取
付けられている。スイベルブラケット24には略垂直な
軸受部28が一体に形成され、この軸受部28には前記
推進ユニット10が左右へ回動可能に取付けられている
。
60は推進ユニット10の下部、すなわちロアケーシン
グ14内に略水平に配設された出力軸、62はこの出力
軸30に固定された推進プロペラ、64はこの出力軸6
0に設けられた正逆転切換用歯車群である。この歯車群
64は第2図に示すように、出力軸ろ0に遊転可能(こ
軸装された正転用歯車ろ6および逆転用歯車68を備え
、これら両歯車36.38は小歯車40に噛合している
。この小歯車40は、前記エンジン16のクランク軸1
6aに直結された略垂直な駆動軸42に固定さUている
。この結果両歯車ろ6.38は互いに逆方向に回転され
る。44.46は歯車乙6、ろ8をロアケーシング14
内に回転自在Gこ支持する軸受である。
グ14内に略水平に配設された出力軸、62はこの出力
軸30に固定された推進プロペラ、64はこの出力軸6
0に設けられた正逆転切換用歯車群である。この歯車群
64は第2図に示すように、出力軸ろ0に遊転可能(こ
軸装された正転用歯車ろ6および逆転用歯車68を備え
、これら両歯車36.38は小歯車40に噛合している
。この小歯車40は、前記エンジン16のクランク軸1
6aに直結された略垂直な駆動軸42に固定さUている
。この結果両歯車ろ6.38は互いに逆方向に回転され
る。44.46は歯車乙6、ろ8をロアケーシング14
内に回転自在Gこ支持する軸受である。
48はスリーブであって、両歯車36.38間にあって
出力軸30にスプライン結合され、軸線方向に摺動可能
となっている。このスリーブ48の両端面には軸線方向
に突出する爪50.52が形成される一方、前記両歯車
66.68(こもこれら爪50.52に対向する爪54
.56が形成され、これら各対をなす爪50.54およ
び52.56によって噛合いクラッチが形成されている
。
出力軸30にスプライン結合され、軸線方向に摺動可能
となっている。このスリーブ48の両端面には軸線方向
に突出する爪50.52が形成される一方、前記両歯車
66.68(こもこれら爪50.52に対向する爪54
.56が形成され、これら各対をなす爪50.54およ
び52.56によって噛合いクラッチが形成されている
。
58は、出力軸60内へ、プロペラろ2と反対の端から
挿入されたプランジャである。出力軸30にはその中に
軸線に沿って孔60が形成される一方、軸線方向に長い
長孔62が出力軸ろ0を半径方向に貫通するように形成
され、プランジャ58の一端はこの長孔62に臨むよう
に挿抜可能となっている。64はピンであって長孔62
を貫通しさらにスリーブ48を貫通してスリーブ48外
周に形成された環状溝66に臨んでいる。この環状溝6
6にはコイルばね68が装着され、ピン64の脱落が防
止されている。70はピン64をプランジャ58と反対
の側面から押すよう孔60に゛嵌挿された移動体、72
は孔60の底とこの移動体70との間に縮装された第1
のシフトばねである。
挿入されたプランジャである。出力軸30にはその中に
軸線に沿って孔60が形成される一方、軸線方向に長い
長孔62が出力軸ろ0を半径方向に貫通するように形成
され、プランジャ58の一端はこの長孔62に臨むよう
に挿抜可能となっている。64はピンであって長孔62
を貫通しさらにスリーブ48を貫通してスリーブ48外
周に形成された環状溝66に臨んでいる。この環状溝6
6にはコイルばね68が装着され、ピン64の脱落が防
止されている。70はピン64をプランジャ58と反対
の側面から押すよう孔60に゛嵌挿された移動体、72
は孔60の底とこの移動体70との間に縮装された第1
のシフトばねである。
この結果ビン64はプランジャ58の一端面と移動体7
0との間に、シフトはね72によって挟持される。
0との間に、シフトはね72によって挟持される。
74はカムであり、ロアケーシング14に上下動可能に
保持されている。このカム74には階段状に形成された
斜面からなるカム面76が形成され、このカム面76が
プランジャ5Bの他端すなわち出力軸ろ0からの突出端
に当接する。ノア8はディテント機構であって、ロアケ
ーシング140こ埋設された筒状ケース80と、このケ
ース80に進退動可能に保持されたボール82と、この
ボール82をカム74方向へ押圧するばね84と、カム
74に形成された凹部86とで形成される。このディテ
ント機構78は、前記スリーブ48が中q位置に来た時
(第2図の位置)にカム74の凹部86にボール82が
係入する。そしてカム74しこ上下方向に所定以上の力
が加わるとボール82が凹部86から脱出する。
保持されている。このカム74には階段状に形成された
斜面からなるカム面76が形成され、このカム面76が
プランジャ5Bの他端すなわち出力軸ろ0からの突出端
に当接する。ノア8はディテント機構であって、ロアケ
ーシング140こ埋設された筒状ケース80と、このケ
ース80に進退動可能に保持されたボール82と、この
ボール82をカム74方向へ押圧するばね84と、カム
74に形成された凹部86とで形成される。このディテ
ント機構78は、前記スリーブ48が中q位置に来た時
(第2図の位置)にカム74の凹部86にボール82が
係入する。そしてカム74しこ上下方向に所定以上の力
が加わるとボール82が凹部86から脱出する。
88.90はシフトロッドである。一方のシフトロッド
88の下端はピン92によってカム74に連結され、ま
た上端には略筒状のケース94が上方に開口するように
固定されている。他方のシフトロッド90の下端にはピ
ストン状の係合部材96が固定され、この部材96は第
2のシフトばね98を介してケース94内に挿入されて
いる。
88の下端はピン92によってカム74に連結され、ま
た上端には略筒状のケース94が上方に開口するように
固定されている。他方のシフトロッド90の下端にはピ
ストン状の係合部材96が固定され、この部材96は第
2のシフトばね98を介してケース94内に挿入されて
いる。
ケース94の上部開口内縁には筒体100が固着されて
いる。この結果シフトロッド90は、シフトロッド88
に対して、ばね98を押圧することにより下方へ圧縮可
能となる。シフトロッド90の上部は、第1図に示すよ
うに前記スイベルブラケット24の軸受部28内を貫通
し、シフトレバ−102の回動端に軸着されている。シ
フトレバ−102はまたシフトハシ−ドル104の操作
によって回動し、これに伴いシフトロッド90が上下方
向へ移動する。
いる。この結果シフトロッド90は、シフトロッド88
に対して、ばね98を押圧することにより下方へ圧縮可
能となる。シフトロッド90の上部は、第1図に示すよ
うに前記スイベルブラケット24の軸受部28内を貫通
し、シフトレバ−102の回動端に軸着されている。シ
フトレバ−102はまたシフトハシ−ドル104の操作
によって回動し、これに伴いシフトロッド90が上下方
向へ移動する。
次にこの実施例の動作を説明する。ンフ)/・ンドル1
04の中立位置では、ディテント機構78のボール82
が凹部86に係入している。このため、プランジャ58
の一端面に第1のシフトばね72によって押圧されてい
るピン64は、スリーブ48を歯車36.38の中間の
中立位置に保持する、従って歯車36、ろ8は空転し、
出力軸ろ0には駆動力は伝達されない。
04の中立位置では、ディテント機構78のボール82
が凹部86に係入している。このため、プランジャ58
の一端面に第1のシフトばね72によって押圧されてい
るピン64は、スリーブ48を歯車36.38の中間の
中立位置に保持する、従って歯車36、ろ8は空転し、
出力軸ろ0には駆動力は伝達されない。
シフトハンドル104を第1図の位置から反時計方向へ
回転して前進位置にすれば、シフトロッド90が上方へ
引上げられる。このシフトロッド90下端の係合部材9
6は筒材100に係合するので、シフトロッド88も共
Gこ一体となって引上げられる。この際ディテント機構
78のボール82を凹部86から脱出させるためGこは
、ハンドル104に所定以上の力を加えることが必要で
ある。従ってこのボール82が凹部86から脱出する時
Gこはカム74はスナップ動作を伴って急激にL方へ移
動し、これに伴いプランジャ58も第2図で左方向へ急
速に動く。この結果ピン64、スリーブ48も同方向へ
急速Gこ動き、爪50.54が噛合する。この際の衝撃
は第1のシフトはね72により吸収される。そして駆動
軸420回転は歯車36、スリーブ48を介して出力軸
ろ0に伝えられ、プロペラ32を前進方向へ回転させる
。
回転して前進位置にすれば、シフトロッド90が上方へ
引上げられる。このシフトロッド90下端の係合部材9
6は筒材100に係合するので、シフトロッド88も共
Gこ一体となって引上げられる。この際ディテント機構
78のボール82を凹部86から脱出させるためGこは
、ハンドル104に所定以上の力を加えることが必要で
ある。従ってこのボール82が凹部86から脱出する時
Gこはカム74はスナップ動作を伴って急激にL方へ移
動し、これに伴いプランジャ58も第2図で左方向へ急
速に動く。この結果ピン64、スリーブ48も同方向へ
急速Gこ動き、爪50.54が噛合する。この際の衝撃
は第1のシフトはね72により吸収される。そして駆動
軸420回転は歯車36、スリーブ48を介して出力軸
ろ0に伝えられ、プロペラ32を前進方向へ回転させる
。
シフトハンドル104を中立位置から第1図で時計方向
へ回動させて後退位置にすれば、シフトロッド90は下
方に押される。シフトロッド90を下方へ押す力が、デ
ィテント機構78のボール82が凹部86から脱出する
のに要する力を越えるまでは、第2のシフトばね98が
圧縮される。
へ回動させて後退位置にすれば、シフトロッド90は下
方に押される。シフトロッド90を下方へ押す力が、デ
ィテント機構78のボール82が凹部86から脱出する
のに要する力を越えるまでは、第2のシフトばね98が
圧縮される。
そしてボール82が凹部86から脱出する時には第2の
シフトばね98に蓄えられた力が一度に放出されるため
、カム74は急速にスナップ動作を伴って下方へ移動し
てプランジャ58を第2図で右方向へ押す。従ってビン
64は第1のシフトはね72を圧縮しつつ右方向へ移動
し、スリーブ4日の爪52は歯車38の爪56に噛合す
る。すなわちこの時の衝撃は、主として第2のシフトば
ね98により吸収される。この状態では駆動軸42の回
転は逆転用歯車38、スリーブ48を介して出力軸30
に伝えられ、プロペラろ2を後進方向へ回転させる。
シフトばね98に蓄えられた力が一度に放出されるため
、カム74は急速にスナップ動作を伴って下方へ移動し
てプランジャ58を第2図で右方向へ押す。従ってビン
64は第1のシフトはね72を圧縮しつつ右方向へ移動
し、スリーブ4日の爪52は歯車38の爪56に噛合す
る。すなわちこの時の衝撃は、主として第2のシフトば
ね98により吸収される。この状態では駆動軸42の回
転は逆転用歯車38、スリーブ48を介して出力軸30
に伝えられ、プロペラろ2を後進方向へ回転させる。
この実施例では、シフトロッド88.90は第2のシフ
トばね98を圧縮することにより全長が短かくなるよう
に構成した。しかしカム74のカム面76の形状をこの
実施例の傾斜方向と逆にして、カム74を引上げた時に
プランジャ58がビン64を押込むようにした場合は、
シフトロッド90を引上げる時に第2のシフトばね98
を圧縮するように構成することが必要なことは、以上の
説明からも明らかであろう。要するに第2のシフトばね
98は第1のシフトばね72を圧縮する方向へのシフト
ロッド88の移動時に圧縮されるように構成すればよい
。またディテント機構78は必ずしもカム74と係合さ
せる形式としなくてもよく、直接スリーブ48に設けて
もよい。
トばね98を圧縮することにより全長が短かくなるよう
に構成した。しかしカム74のカム面76の形状をこの
実施例の傾斜方向と逆にして、カム74を引上げた時に
プランジャ58がビン64を押込むようにした場合は、
シフトロッド90を引上げる時に第2のシフトばね98
を圧縮するように構成することが必要なことは、以上の
説明からも明らかであろう。要するに第2のシフトばね
98は第1のシフトばね72を圧縮する方向へのシフト
ロッド88の移動時に圧縮されるように構成すればよい
。またディテント機構78は必ずしもカム74と係合さ
せる形式としなくてもよく、直接スリーブ48に設けて
もよい。
この発明は以上のようGこ、スリーブをプランジャ方向
へ押圧する第1のシフトばねを出力軸に設け、またプラ
ンジャがこのビンを第1のシフトばねを圧縮する方向へ
移動する時にはシフトロッドに設けた第2のシフトばね
が圧縮されるようにしたので、ディテント機構により付
与されるスナップ動作を伴って中立位置から正・逆転位
置にシフトする際には、前記−1または第2のシフトば
ねの力が一度に噛合いクラッチに加わり、シフトは短時
間に完了する。この際ディテント機構の係合を解除する
のGこ要する荷重は一定であるから、噛合クラッチのス
リーブの移動速度、噛合時の荷重もほぼ一定になり、シ
フト時の衝撃は第1または第2のシフトばねにより吸収
される。従ってクラッチ鳴きが減り、操作感も向上する
。
へ押圧する第1のシフトばねを出力軸に設け、またプラ
ンジャがこのビンを第1のシフトばねを圧縮する方向へ
移動する時にはシフトロッドに設けた第2のシフトばね
が圧縮されるようにしたので、ディテント機構により付
与されるスナップ動作を伴って中立位置から正・逆転位
置にシフトする際には、前記−1または第2のシフトば
ねの力が一度に噛合いクラッチに加わり、シフトは短時
間に完了する。この際ディテント機構の係合を解除する
のGこ要する荷重は一定であるから、噛合クラッチのス
リーブの移動速度、噛合時の荷重もほぼ一定になり、シ
フト時の衝撃は第1または第2のシフトばねにより吸収
される。従ってクラッチ鳴きが減り、操作感も向上する
。
またこの発明によれば、出力軸内には正・逆転へのシフ
トに対応して2種類のシフトばねを装着する必要がなく
、一方のシフトばねをシフトロッドGこ移すことができ
るので、通常正逆転歯車群のために構造が複雑になり易
い出力軸付近の構造を簡単化することができる。その結
果その組立性、整備性を著しく高めることが可能になる
。またディテント機構も直接スリーブに設けることなく
出力軸以外の位置、例えば本実施例のようにカムに設け
れば、正逆転歯車群の構造を一層簡素Gこでき前記効果
は一層顕著なものとなる。
トに対応して2種類のシフトばねを装着する必要がなく
、一方のシフトばねをシフトロッドGこ移すことができ
るので、通常正逆転歯車群のために構造が複雑になり易
い出力軸付近の構造を簡単化することができる。その結
果その組立性、整備性を著しく高めることが可能になる
。またディテント機構も直接スリーブに設けることなく
出力軸以外の位置、例えば本実施例のようにカムに設け
れば、正逆転歯車群の構造を一層簡素Gこでき前記効果
は一層顕著なものとなる。
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその要部
の拡大断面図である。 10・・・推進ユニット、30°°°出力軸、34°°
°正逆転切換用歯車群、 48・・・スリーブ、5B・・・プランジャ、72…第
1のシフトはね574−H″力”ゝ78・・・ディテン
ト機構、 88.90・・・シフトロッド、 98・・・第2のシフトはね0 特許出願人 三信工業株式会社 同 ヤマを発動機株式会社
の拡大断面図である。 10・・・推進ユニット、30°°°出力軸、34°°
°正逆転切換用歯車群、 48・・・スリーブ、5B・・・プランジャ、72…第
1のシフトはね574−H″力”ゝ78・・・ディテン
ト機構、 88.90・・・シフトロッド、 98・・・第2のシフトはね0 特許出願人 三信工業株式会社 同 ヤマを発動機株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 推進ユニット下部に配設された水平出力軸に正逆転切換
用歯車群を備え、前記出力軸に軸方向へ摺動可能に取付
けられたスリーブを移動させることにより前記出力軸を
正逆転させるものにおいて、前記出力軸に挿入され一端
で前記△ スリーブを一方へ押圧するプランジャと、このプランジ
ャ側へ前記スリーブを押戻す第1のシフトばねと、前記
プランジャの他端に係接し前記プランジャを進退動させ
る路上下動可能なカムと、このカムに連結され第2のシ
フトばねを介して伸長または圧縮可能なシフトロンドと
、前記スリーブを中立位置に係脱可能Gこ係止するディ
テント機構とを備え、前記第1のシフトばねを圧縮する
方向への前記シフトロンドの移動を前記第2のシフトば
ねを介して前記カムに伝えることを特徴とする船舶用推
進ユニットのシフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57068656A JPS58185396A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | 船舶用推進ユニツトのシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57068656A JPS58185396A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | 船舶用推進ユニツトのシフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185396A true JPS58185396A (ja) | 1983-10-29 |
Family
ID=13379957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57068656A Pending JPS58185396A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | 船舶用推進ユニツトのシフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58185396A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4865570A (en) * | 1987-08-06 | 1989-09-12 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device shift apparatus |
JPH0299095U (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-07 | ||
US5052958A (en) * | 1989-09-14 | 1991-10-01 | Brunswick Corporation | Marine drive with easier shifting |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510239U (ja) * | 1978-07-06 | 1980-01-23 | ||
JPS55114693A (en) * | 1979-02-23 | 1980-09-04 | Outboard Marine Corp | Marine propelling apparatus with vibrationn insulating apparatus |
-
1982
- 1982-04-26 JP JP57068656A patent/JPS58185396A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510239U (ja) * | 1978-07-06 | 1980-01-23 | ||
JPS55114693A (en) * | 1979-02-23 | 1980-09-04 | Outboard Marine Corp | Marine propelling apparatus with vibrationn insulating apparatus |
Cited By (3)
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JPH0299095U (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-07 | ||
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