JP2824901B2 - 鋸歯刃つきシートをカートンケースに接着させる方法ならびに装置 - Google Patents

鋸歯刃つきシートをカートンケースに接着させる方法ならびに装置

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JP2824901B2
JP2824901B2 JP7260967A JP26096795A JP2824901B2 JP 2824901 B2 JP2824901 B2 JP 2824901B2 JP 7260967 A JP7260967 A JP 7260967A JP 26096795 A JP26096795 A JP 26096795A JP 2824901 B2 JP2824901 B2 JP 2824901B2
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    • B65D83/08Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製のラッ
ピングフィルム、紙または金属箔などの所謂クッキング
シ−トを截断するための鋸歯刃つきシ−トをカ−トンケ
−スに接着させる方法ならびに装置に関する。
【0002】
【従来技術】厨房などで食品等を包装するために使用さ
れる合成樹脂製のラッピングフィルムやアルミホイル
等、一般にクッキングシ−トと呼ばれる資材は、通常、
ロ−ル状に捲回された上で板紙製のカ−トンケ−ス(以
下、単にカ−トンという)に収納されている。そして使
用に当っては、前記フィルムやアルミホイルの端部をカ
−トンから引き出した上で、該カ−トンの前面部または
蓋部に付設された切刃、すなわち、鋸歯状に形成された
切刃(以下、単に切刃または鋸歯刃という)を介して截
断することにより所望の長さとして使用に供されてい
る。
【0003】ところで、前記カ−トンに付設されている
切刃は、一般に金属製であることが多いが、最近に至っ
てはバルカナイズドファイバ−製のものも上市されるよ
うになってきている。それは金属製の切刃であるとカ−
トンを掴んだときに手指を傷つけ易いが、バルカナイズ
ドファイバ−製であると、そのような憂いがなく、一
方、フィルムやホイルを使い終わったときには、カ−ト
ンごと焼却処分が可能であるからである。
【0004】バルカナイズドファイバ−製の切刃は、前
記のような利点を有する反面、素材特有の性質に起因し
て長期間多湿の雰囲気下におかれると、吸湿して伸びが
生ずるという欠点を有している。そのため、従来はバル
カナイズドファイバ−の原反の表面にメラミン樹脂液、
グリオキザ−ル溶液またはポリウレタン樹脂液等を塗工
して耐湿性を付与した上で切刃を形成させて実用に供し
ているが、必ずしも満足のゆく結果は得られず、更に改
良が望まれている実情にある。すなわち、バルカナイズ
ドファイバ−製の切刃を、特に高湿度になりやすい調理
場等においた場合には雰囲気中の湿気を受けて伸びが生
ずることがあり、耐水、防水加工の程度にもよるが、極
端な場合には吸湿による伸びのため、前記切刃と該切刃
を接着させているカ−トンとの間が局部的に剥離して切
刃の機能を低下させるという不具合の生ずることがあ
る。
【0005】ところで、前記バルカナイズドファイバ−
製の切刃は、金属製切刃と違い、カシメ機能を持たない
ため通常の接着剤により加圧あるいはヒ−トシ−ル接着
をおこなっているのが現状である。しかしながら、前記
接着剤を用いた接着方法は、接着剤が高価であり、また
カ−トンあるいは切刃に接着剤を塗布する工程が必要で
あり、さらには切刃の接着と鋸歯刃の打抜きとを同時に
行っているため、接着剤のカスが切刃に付着し、またヒ
−トシ−ルの場合には鋸歯刃形成用の金型刃に熱が伝わ
って膨脹し、噛み合わせが悪くなって刃先を破損させる
という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来型
の問題点を解決するためになされたもので、その目的と
するところは、バルカナイズドファイバ−製の原反から
鋸歯刃シ−トを形成すると同時に、このシ−トをカ−ト
ンの所定位置に迅速、確実に接着させる方法を提供する
ことにある。
【0007】第二の目的は、前記した切刃シ−トを薄く
構成した場合でもカ−トンとの間の接着剥れが生ずるこ
となく、しかも該切刃をカ−トン材料である板紙に取付
ける際の貼着速度を、汎用型の金属製切刃をカシメによ
り取り付ける場合の速度と同等程度にすることが可能な
接着方法および装置を提案せんとした点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、バル
カナイズドファイバ−の両面に、ポリオレフィン樹脂フ
ィルム、ポリエステル樹脂フィルムまたはポリ塩化ビニ
リデン樹脂フィルムの何れかから選ばれるところの低透
湿度の防湿皮膜を形成させたものを鋸歯刃シートの原反
に用い、この原反から鋸歯刃シートを形成する際、原反
の供給方向である流れ方向と直角方向に截断しながら鋸
歯刃を形成させ、さらに鋸歯刃形成と同時に前記原反に
設けた防湿皮膜を介して超音波溶着によって鋸歯刃つき
シートをカ−トンブランクに接着させるようにしたもの
である。なお、前記防湿皮膜を構成する樹脂フィルムの
典型例としてはポリエチレンフィルムまたはPETフィ
ルム等が挙げられる。
【0009】装置全体の構成について略述すると、ダイ
セット機構におけるアッパボルスターの側に超音波溶着
ホーンを取付けると共に、前記ダイセット機構の側方に
カートンブランクの供給用コンベアを装着して前記アッ
パボルスターの下面側で、前記溶着ホーンの真下にブラ
ンクを送り込むようにし、一方、前記アッパボルスター
とロアーボルスターの間に鋸歯刃を打ち抜くための上下
一対の金型刃を配設し、かつ上刃の上面には下刃のスト
ロークを許容する厚みをもった取付板を設け、該取付板
と上部プレートとの間にカートンブランクが引通する隙
間を形成させ、さらに前記上刃の下面側には、鋸歯刃シ
ートの原反を挟入し得る間隙を存してシートクランパー
を装着し、また前記上刃に対してシートクランパを圧着
自在に保持すると共に、前記ダイセット機構が型開き状
態にあるときには、前記上刃とシートクランパーとの間
に、鋸歯刃シートの通過を許すだけの間隙を形成させる
ためのスプリングを前記クランパーの下側に設け、かつ
前記上刃と取付板ならびに上部プレートの全部を貫通し
てボルトヘッドつきの案内をとりつけ、さらに前記下刃
と上刃とがダイセット機構の動作に応じて互いに係合し
合って、鋸歯刃シートを打ち抜くと同時に、前記した超
音波溶着ホーンを介して鋸歯刃シートを前記のカートン
ブランクに接着させるのである
【0010】なお、上述のようにして作成した鋸歯刃つ
きシ−トを前記したカ−トンに付設させるに当っては当
該カ−トンを構成する板紙に対して、前記の鋸歯刃つき
シ−トを重ね合わせてから、超音波溶着法により該シ−
トの表面に形成させた防湿皮膜を介して板紙と鋸歯刃つ
きシ−トとを互いに溶着させるようにしたものであり、
このようにして接着させたものは高湿度の雰囲気下にお
かれても少しも剥れの生じないことが確認された。
【0011】また、前記防湿皮膜はこれをバルカナイズ
ドファイバ−の表面に直接形成させてもよいが、それに
先立ってあらかじめ前記したメラミン樹脂、グリオキザ
−ル、その他の耐水化剤を塗工する等の手段により耐水
ないしは防水処理を施した上で、前記防湿皮膜を形成さ
せてもよいことは勿論である。
【0012】ちなみに、前記防湿皮膜とバルカナイズド
ファイバ−との間の接着性を向上させるため、次のよう
な手段を採用することもできる。すなわち、バルカナイ
ズドファイバ−面にポリエチレンイミン等によるアンカ
−コ−ト剤を予め塗布しておく方法、或いは防湿皮膜を
バルカナイズドファイバ−面にラミネ−トするに先立っ
て、当該防湿皮膜となる樹脂フィルムの表面に予めコロ
ナ放電処理を行っておく等の方法がある。
【0013】さらにまた、前記のようにして鋸歯刃を形
成させた後の鋸歯刃の端面、詳しくは個々の切刃の凹部
に対しても耐水処理を施しておくこともでき、その場合
には鋸歯刃形成後の刃の周りに対して次のような処理を
施す。すなわち、その一つは比較的流動性を高くした前
記各樹脂の有機溶剤溶液または前記以外の各種耐水化剤
を塗布または含浸させて刃の端面にも耐水処理を施して
おく方法であり、それ以外にも前記した刃の端面に電子
線硬化型樹脂(EB樹脂)または紫外線硬化型樹脂(U
V樹脂)等の電離放射線硬化型樹脂を塗工した後、これ
を硬化させることによって防水皮膜を形成させてもよ
い。電離放射線硬化型樹脂による硬化後の防水皮膜は、
極めて高い硬度を有するので、鋸歯刃の端面からの水分
の浸透を防ぐと共に、刃それ自体の強度を向上させる効
果もある。ちなみに、前記の耐水処理は水分の浸入を防
ぐための所謂防水処理を含む概念である。
【0014】なお、バルカナイズドファイバ−の表裏両
面に防湿皮膜を形成させた後に、第2段目の処理で鋸歯
刃の端面に前記防水皮膜を形成させるように処理しても
よい。また、予めバルカナイズドファイバ−の原反に対
して防水剤を含浸させたものを対象として、その両面に
防湿皮膜を形成させてから鋸歯刃を形成させてもよい。
【0015】かくして本発明は、バルカナイズドファイ
バ−製鋸歯刃つきシ−トを湿度の影響を受けにくい状態
に保持することが可能となり、したがってバルカナイズ
ドファイバ−を素材に用いながらも極めて寸法安定性に
富んだ鋸歯刃つきシ−トとなるので、鋸歯刃の截断性能
も高く、その上、このシ−トをカ−トンに接着した場合
にあっても、接着部位において剥れの生ずる虞れなく、
しかも強固に接着された切歯付カ−トンを提供すること
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明で用いる鋸歯刃つきシ−ト
の主要材料はバルカナイズドファイバ−であり、そのも
のは周知のように、木綿繊維または化学パルプを原料に
用い、無サイズで抄造した原紙を所定の濃度(一般にボ
−メ度65〜74)の塩化亜鉛の液で処理したもので、
木材と金属の中間の性質をもち、高い弾性と剛性を有
し、しかも金属に較べ遥かに軽量であり、各種の油に対
しても高度の耐性を有する。
【0017】本発明はバルカナイズドファイバ−が有す
る前記の性質を活用し、かつこのものに後記のような特
殊加工を施すことにより、前記した鋸歯刃つきシ−トを
得、このものをカ−トンに接着させて従来の金属刃に代
わる有用性の高い切刃つきカ−トンを提供し得るように
したものである。また、前記鋸歯刃つきシ−トの厚みと
しては、0.2〜0.5mm程度、好ましくは0.25〜
0.35mm程度で、薄いほど切れ味がよい。
【0018】なお、本発明にあっては、前記したバルカ
ナイズドファイバ−の原反を、そのまま鋸歯刃つきシ−
トの原材料として用いてもよいが、このバルカナイズド
ファイバ−に予めメラミン樹脂溶液またはグリオキザ−
ル溶液等を塗工または含浸させて耐水性を付与した上で
使用してもよい。
【0019】前記原反の表面に設ける防湿皮膜の形成方
法に関して具体的に述べると、前記したポリオレフィン
樹脂、ポリエステル樹脂またはポリ塩化ビニリデン樹脂
等から選ばれる低透湿度の各種樹脂をエマルジョンや溶
液の形態で前記原反の表面に塗工する方法、或いはフィ
ルムの形態でドライラミネ−トする方法、さらには、前
記各樹脂を溶融状態に保持した上で、これを原反の表面
に押し出しコ−ティングする等の方法を採用することが
できる。
【0020】なかでも、ポリエチレン、ポリプロピレン
あるいはメチルペンテンポリマ−等の透湿度の低いポリ
オレフィン樹脂を溶融押出しによりバルカナイズドファ
イバ−表面にラミネ−トする方法がよい。
【0021】なお、前記構成から成る鋸歯刃つきシ−ト
をカ−トンブランクに貼着させる際には、当該接着部位
に相当する個所のカ−トン側に接着促進剤としてポリエ
チレン樹脂等のエマルジョンを予め塗布して皮膜を形成
させておくと、両者の接着強度がさらに高まる。
【0022】以下、本発明で用いるバルカナイズドファ
イバ−製の鋸歯刃つきシ−トの原反を製造する方法につ
いて略述する。使用パルプとして、NBKPおよびND
SPをそれぞれ50%づつ配合した紙料を用いて、米坪
105g/m2 原紙を抄造する。この原紙2枚を69°
ボ−メ、40℃の塩化亜鉛溶液に浸漬後、圧搾、加温圧
着、空気熟成を経て約30°ボ−メの塩化亜鉛溶液槽に
浸漬した後、逐次、低濃度の塩化亜鉛溶液槽にて熟成を
行って塩化亜鉛を溶出させる。次いで塩酸槽にて酸洗い
をした後、水洗槽に送り塩化亜鉛を除去する。その後に
予備乾燥を施してから、メラミンホルマリン樹脂溶液を
両面に塗工(固形分換算で10g/m2 した上で、シリ
ンダドライヤ−にて乾燥する。次いで更にキャレンダ−
掛けを行って、0.25mm厚の耐水性に富んだバルカナ
イズドファイバ−原反を得る。
【0023】この原反の表裏両面に、それぞれポリエチ
レンイミンを固形分で3g/m2 割合で塗工、乾燥させ
ることによりアンカ−処理を施した後、その処理面に低
密度ポリエチレンの溶融押出しコ−トを行なって、両面
に厚さ20μの低密度ポリエチレン層からなる防湿皮膜
を形成させた。
【0024】かくして図1〜2に示すようにバルカナイ
ズドファイバ−の原反1の表裏両面に前記ポリエチレン
層からなる防湿皮膜2が形成されたバルカナイズドファ
イバ−板3が得られるから、このものを鋸歯刃形成機に
掛け、或いはプレス機等により打ち抜き成形すれば容易
に同図に示すようなバルカナイズドファイバ−製の鋸歯
刃つきシ−ト4が得られる。
【0025】本発明は、前記した意図の下に原反1の両
面に防湿皮膜2を形成させた後、第1図に示すような形
態の鋸歯刃つきシ−ト、すなわち全体として細長い矩形
状の鋸歯刃つきシ−ト4を得るもので、一例として0.
8cm×30cmの平板状で、厚み約0.25mmの鋸歯刃つ
きシ−トを得た。なお、符号4aは鋸歯刃を示す。
【0026】前記形態の鋸歯刃つきシ−ト4における防
湿皮膜2の片面にコロナ放電処理を行って該皮膜面を活
性化させて、表面張力が40dyne/cmの易接着面とした
上で、該シ−トを図3に示す展開形状のカ−トンブラン
クの所定位置に接着させるようにする。
【0027】以下、図3〜4に基づきカ−トンの構成に
ついて説明する。同図において、符号Pは、米坪量35
0g/m2の板紙製カ−トンブランク(0.8mm厚)、
同11は前記ブランクに折線を介して区画形成した矩形
状の底板であって、図において前記底板の下方に位置す
る長辺には前面板12を連設させると共に、他方の長辺
には前記と同様な折線を介して、背面板13、天面板1
4および蓋板15を順次隣り合うように設ける。また、
前記前面板12と背面板13のそれぞれの両側には、折
線を介して接着片16および17を延長させ、一方、前
記底板11の短辺側にも同様にしてフラップ18を付設
した妻板19を、それぞれ延長させる。
【0028】なお、蓋板15には図示のようなハ字形の
破断線20とこれに連なる直線状の破断線21とを刻設
しておき、組立後のカ−トンを開封するに際し、これら
破断線を用いて開封するようになす。組立て後において
蓋板15の一部を、すなわち前記破断線で囲まれた仮付
片23の部分をカ−トン本体から切り離すことによって
開封すると共に、同時にハ字形の破断線20の間に形成
される差込片22を開封後において前記の前面板12に
穿設した係止用スリット24に差込んで蓋を固定するよ
うに運用するものである。
【0029】前記の鋸歯刃つきシ−ト4は、これを前記
底板11の底面側で前面板12との境目部分に接着させ
るもので、接着に際しては該シ−トの鋸歯刃4aが境の
折線より僅かに突出するような位置に接着、固定されせ
る。なお、前記鋸歯刃つきシ−トをカ−トンに接着させ
るに当っては、当該シ−トが長さ方向において底板11
の長辺より僅かに短くなるように取り付けるのがよい。
【0030】前記展開形状のカ−トンブランクを組立て
るに当っては、第4図に示すように底板11を中心にし
て前面板12、背面板13、妻板19を、それぞれ折線
を介して垂直に立ち上げ、接着片16および17を妻板
19の内側に位置させて接着した後、この中に前記した
クッキングシ−トでロ−ル状に捲回されたもの(図5の
符号G参照)を収容する。次いで天面板14および蓋板
15で開口面を覆ってから、該蓋板を仮付け片23等を
介して前面板12に対しスポット接着Hを施して閉塞す
るのである。
【0031】前記のようにしてカ−トン内に収納されて
いるクッキングシ−トFを取り出す場合には、図5に示
すようにスポット接着されている仮付け片23を破断線
を介して切り取って開封し、次いで前記ロ−ルGとして
巻き込まれているラッピングフィルムまたはシ−トFの
端縁部を摘んで所望の長さを引き出す。引き出したフィ
ルム等は、これを前面板12の上縁から該板12に沿っ
て垂下させ、さらに前面板12の方向に押圧することに
より、前面板12の下端縁に突出している鋸歯刃4aで
必要とする長さに截断する。截断後は、前記した差込片
22を前面板12に形成されている係止用スリット24
に挿入し、開口部を閉塞してカ−トン内に塵埃が混入す
るのを防ぐように運用するものである。
【0032】なお、本発明で用いる鋸歯刃つきシ−トの
形態は、前記のような直定規状に限られず、山形状を呈
する鋸歯刃つきシ−トでも差支えないので、以下その場
合の具体例を図6に基いて説明する。同図に符号5で示
すように、鋸歯刃の配列を平面的に見た場合、長さ方向
の中央部が突出し、端部に向うにしたがって若干傾斜し
た分布状態の平板状部材から成る鋸歯刃つきシ−ト5と
したものを用いてもよく、このものを前記とほぼ同様な
展開形状のカ−トンブランクP′に接着することができ
る。
【0033】すなわち、前記カ−トンブランクの蓋板面
における図示の位置に、後記のような接着手段を用いて
前記形状の鋸歯刃つきシ−ト5を接着させるのである。
【0034】以下、このカ−トンブランクの構成につい
て略述すると、該ブランクにおける天面板14の上辺側
には蓋板25が連設されているが、この蓋板面に前記形
態の鋸歯刃つきシ−ト5を接着させると共に、その形態
に沿った形の破断線26を蓋板上に刻設させておく。そ
してカ−トン内に収納されたロ−ル状のフィルムまたは
シ−トを取り出すに当っては前記破断線26を介して、
その外側に位置する切離片27を前記破断線に沿って除
去してカ−トンを開封するように運用する。なお、切離
片27が蓋板25から切り離されると、前記の鋸歯刃つ
きシ−ト5における鋸歯刃4aの部分が蓋板の縁辺から
露出した状態となるので、この鋸歯刃を利用して前記フ
ィルムまたはシ−トを所要の長さに切断することが可能
となる。ちなみに、前記カ−トンブランクP′に示した
符号中、図3に示す部材と共通する部材については、同
一の符号を付した。
【0035】[実施例1]次に、本発明の鋸歯刃つきシ
−トをカ−トンブランクに接着させるに当って、当該シ
−トの表面に形成させた防湿皮膜を利用し、かつ超音波
溶着法を用いて接着させる場合に関して、図7〜11に
基づいて具体的に説明する。すなわち本発明は、前記シ
−トをカ−トンブランクに接着させるに当り、感圧接着
剤または粘着剤等、通常の接着剤を使用せずに前記両者
を強固に接着できる方法および装置を開発したものであ
る。従来は前記接着剤を使用し、鋸歯刃の打ち抜き形成
と前記接着とを機械的に連続して行っているため、前記
接着剤を使用したときには、この接着剤のカスが打抜き
刃(金型刃)に付着して打抜き精度が低下したりするこ
とがあった。また、接着剤を使用せずヒ−トシ−ル方式
で貼着した場合には、前記金型刃の刃先に熱が伝わって
膨脹し、噛み合わせが悪くなり刃先を破損させるという
問題もあった。
【0036】そこで本発明では、前記のような問題点を
解決するため、前記不具合のない超音波溶着方式で鋸歯
刃シ−トをカ−トンブランクに接着させるようにしたも
のであり、なかでもこの方式は比較的融点の低いポリオ
レフィン系樹脂フィルムを防湿皮膜として使用した場合
に有効である。
【0037】図7において符号30は超音波溶着装置を
示し、該装置を一例として公知のダイセット機構におけ
るアッパボルスタ−31に組込んでおく。なお、前記超
音波溶着装置は、超音波発振器30aと超音波振動子3
0b及びホ−ン30cとで構成され、前記発振器30a
からの電気振動が振動子30bを介して機械的振動に変
換された後、ホ−ン30cで前記振動が増幅されてから
後記のように鋸歯刃シ−トにおける防湿皮膜に伝達され
て当該皮膜を発熱溶融させる。このようにして前鋸歯刃
4aを形成した直後のシ−ト3をカ−トンブランクPま
たはP′に溶着させるのである。ちなみに前記カ−トン
ブランク側の接着部位に予めアンカ−剤としてポリエチ
レンイミンまたはポリエチレンもしくはポリ塩化ビニリ
デン樹脂等のエマルジョン等を塗布、乾燥させて皮膜を
形成させておくと、両者の接着強度はさらに高まる。
【0038】図7〜9において、符号32は前記ダイセ
ット機構における上部プレ−トであり、その下面に僅か
の間隙33を存して上刃34を取り付けるための取付板
35が設けられている。上刃34は前記取付板35の下
面に固着されると共に、該上刃34の更に下面側には一
定の隙間が形成されるような状態を保ってシ−トクラン
パ−36が設けられている。シ−トクランパ−36の側
面下側には前記上刃34に対応する下刃37が相対向して
設けられている(図10参照)。なお、符号38は下刃
取付台、同39は下部プレ−ト、同40はロア−ボルス
タ−であり、これらは全部一体となって図示を省略した
カム機構またはシリンダ−機構によって上下動を行う。
【0039】なお、符号41は前記取付板35の下面側
に植設し、かつ上刃34とシ−トクランパ−36を貫通
して設けたステ−ボルトにして、該ボルトの突設部に
は、前記シ−トクランパ−下面側を常時押し上げる傾向
を保ってスプリング42が縮設されている。また、ダイ
セット機構におけるロアボルスタ−40が上昇したとき
に、前記ステ−ボルト41を沈み込ませるため、下部プ
レ−ト39の上面には該ボルトの逃げ41aが形成され
ている。更にまた、前記ステ−ボルト41の側方には、
ダイセット機構が型開き状態となった際に前記シ−トク
ランパ−36を該スプリング42の弾力に抗して一定範
囲で引き下げて該クランパ−36と上刃34との間に少
許の間隙を形成させるための案内杆43を設ける。すな
わち、該杆43の上端には第11図に点線で示すように
シ−トクランパ−36の上面に係止するボルトヘッド4
3aが付設され、このヘッド43aによって前記クラン
パ−36を引き下げて該クランパ−と上刃34との間に
鋸歯刃形成用の原反シ−ト3を供給するのである。ちな
みに、前記案内杆43はダイセットの型開き及び型閉め
に伴なって上下運動を行うので、それに対応して前記ボ
ルトヘッド43aが自由に挿通するための貫通孔43b
が、上刃34、取付板35ならびに上部プレ−ト32の
全部を貫通して穿設されている。
【0040】而して前記上部プレ−ト32の下面側には
超音波溶着ホ−ン30cに対向した位置に、カ−トンブ
ランクPが供給され、一方、第10図に示すように前記
ダイセット機構の側方には該ブランクを送り込むための
ベルトコンベア44とその上面に装着された押えロ−ラ
45が設けられ、さらに前記した鋸歯刃形成前のシ−ト
3は、図示のニップロ−ル46を介して前記ダイセット
機構に供給されるように構成されている。なお、前記上
刃34と下刃37との噛合わせ関係は、図10に示すと
おりで、双方何れの端面にも互いに係合する鋸歯状のエ
ッジが金型刃として形成されている。
【0041】そして図8に示すようにダイセット機構が
型開き状態にあるときに、前記ベルトコンベヤ44と押
えロ−ル45を介して矢印のように上部プレ−トの下面
側における溶着ホ−ン30cの真下にカ−トンブランク
Pを供給し、一方、鋸歯刃を形成するための原反シ−ト
3はこれを上刃34とシ−トクランパ−36との間に供
給する。すなわち前記した型開き状態にあるときには、
前記案内杆43を構成するボルトヘッド43aが第11
図に示すようにシ−トクランパ−36を押下げるので該
クランパ−36と上刃34との間に一定の間隙が形成さ
れるから、この間隙を通じて原反シ−ト3がニップロ−
ル46を介して間欠的に供給され、供給後においては後記
のように前記ダイセットが型閉め動作に移行するのに伴
なって、前記ボルトヘッド43aは上方に向かって移動
し、それに応じて前記ボルトヘッド43aによるシ−ト
クランパ−36の押さえ込み、すなわち該クランパ−に
対する下向きの押さえ込みが解除される。したがって、
今度は前記ステ−ボルト41に縮設したスプリング42
の弾力により前記シ−トクランパ−36は上刃34の方
向に付勢されるので、前記シ−ト3は該クランパ−36
と上刃34との間に堅く咬え込まれるのである。
【0042】鋸歯刃を形成するための原反シ−ト3は、
上記のようにして供給され、図示のように上刃34の端
面から一定の長さだけ下刃37の上面に突き出るように
供給される。かゝる状態としてから第12図に示すよう
にダイセット機構を型閉め動作に移行させるもので、そ
れに伴なって下刃37が上昇して前記原反シ−ト3を鋸
歯状に截断すると同時に、截断後の鋸歯刃つきシ−トを
図9に示すように、該シ−トを上方に待機しているカ−
トンブランクPの被接着面である所定位置に押付ける。
前記押付けにより超音波溶着装置30に設けた感圧スイ
ッチ(図示省略)がONとなり、溶着装置が作動して前
記シ−トの表面に形成させた防湿皮膜を溶融させて該シ
−ト3をカ−トンブランクPの所定位置に接着させるの
である。
【0043】接着作業が終了すると、前記ダイセットは
型開き状態となして、鋸歯刃つきシ−トの接着されたカ
−トンブランクをダイセット機構から取り出すのであ
る。かくして再び新たなカ−トンブランクならびに新た
な原反シ−トを供給し、前記と同様にして間欠的に両者
の接着作業を行わせるのである。
【0044】上記実施例によれば、バルカナイズドファ
イバ−製の鋸歯刃つきシ−トは、特別に接着剤を用いる
ことなく、該シ−トの表面に形成された防湿皮膜を介し
て直接カ−トンブランクと溶着されるので、低コスト
で、しかも迅速、確実に鋸歯刃をカ−トンに取付けるこ
とができる。すなわち、本発明者らの実験によれば、厚
み0/35mmで、30cm×0.8cmの前記した矩
形状の鋸歯刃つきシ−トをカ−トンブランクに対し、毎
分120ショットの接着速度で取付け得ることが確認さ
れた。なお、この接着速度は、従来の金属刃をカ−トン
ブランクに装着する際の速度に匹敵する。
【0045】前記のようにしてカ−トンブランク取付け
たものを、他の接着手段によってカ−トンブランクに貼
着したものと比較して、接着試験を行ったところ、下記
の表1に示すような結果が得られた。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、前記のような高
湿度雰囲気下に24時間放置した後の接着性、特に薄手
の鋸歯刃つきシ−トについても接着性は良好であること
が確認された。
【0048】なお、前記の超音波溶着装置としては、図
12に示すような構成、すなわち振動子30aから生ず
るエネルギ−をホ−ン30cで上下方向の振動に変換す
るようなタイプのものを用いることもでき、特にその構
成は問わない。
【0049】前記実施例の説明からも明らかなように、
本発明においては一例としてダイセット機構内に超音波
溶着装置と上刃および下刃からなる鋸歯刃成形装置、す
なわち上下一対の金型刃から成る成形装置を組込んでお
き、当該ダイセットの型開きならびに型閉め動作を利用
して、原反シ−トを所定幅に截断すると同時に、該シ−
トをカ−トンブランクの所定位置に当接させると同時に
これを超音波溶着法によって接着させるようにしたもの
である。
【0050】なお、鋸歯刃つきシ−トを接着させるカ−
トンブランク側の被接着個所に予め接着を容易ならしめ
る物質、例えば変性ポリエチレンのエマルジョンをグラ
ビヤコ−タ等を用いて予めパタ−ンコ−トしておいた上
で、このブランクを前記ダイセット機構に供給するよう
になせば、前記超音波接着による接着強度がさらに高ま
り、接着スピ−ドをも向上させることができる。
【0051】以上に詳しく説明したように、本発明は前
記した実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を
変更しない限度において、種々の変形が可能である。
【0052】本発明は前記防湿皮膜を形成したバルカナ
イズドファイバ−板を原反に用い、当該ファイバ−それ
自体が有する非常に高い弾性と剛性とを活用しながら、
このものに鋸歯刃を形成させたものを用いたから、外力
による鋸歯刃の変形や潰れがなく、常時鋭利な截断性能
を発揮する。特に本発明による前記シ−トは、雰囲気中
の湿度が高い厨房または調理場等におかれても、寸法安
定性を損なうこともないので、食品の包装等に利用され
る樹脂製フィルム、紙、金属箔、加工紙等のクッキング
シ−トを截断するための切断刃として適切である。
【0053】さらにまた、前記の鋸歯刃つきシ−トは、
素材がバルカナイズドファイバ−製であるので、カ−ト
ンに付設されて使用されたときにも、取り扱い中に指先
を傷付けることなく、その上、使用済みになったもの
は、全体としてそのまま焼却処分が可能で、従来の金属
刃のように残渣が残るようなこともない。
【0054】さらにまた、本発明の鋸歯刃つきシ−トが
カ−トンに付設された場合において、雰囲気中の湿気を
受けたときにも伸縮差が殆んどなく、ことにカ−トンを
構成している板紙との間の相対的な伸縮差が認められな
いから、カ−トンに貼着された後の鋸歯刃つきシ−トが
湿度の影響で剥離したり、或いは変形したりすることも
無く、したがって常時安定した切断機能を発揮するとい
う利点を発揮する。その上、本発明における前記超音波
接着法を用い、かつ前記防湿皮膜を利用して鋸歯刃つき
シ−トをカ−トンに接着させるものであるから、次のよ
うな効果を発揮する。
【0055】
【発明の効果】 特に接着剤を必要としないので生産コストが低く、か
つ生産スピ−ドにおいても在来の金属刃を取付けるとき
の速度に匹敵した速度で接着させることができる。 接着剤のカスが鋸歯状刃形成用の金型刃に付着するこ
とがない。 超音波利用の溶着であるから、熱が金型刃に伝わるこ
とがなく、したがって、刃の噛み合わせ不良による破損
等のトラブルがない。 特に鋸歯刃成形機の一例である図7に示すメタルエッ
ジャ−を採用した場合には、同時に超音波溶着法により
前記鋸歯刃つきシ−トを一工程でカ−トンブランクに接
着させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バルカナイズドファイバ−製鋸歯刃つきシ−
トの1例を示す斜面図である。
【図2】 図1のII−II線における拡大断面図である。
【図3】 前記鋸歯刃つきシ−トが付設されたカ−トン
ブランクを示す展開図である。
【図4】 図3に示すカ−トンブランクを組み立てた場
合で、かつ開封する際の状態を示した斜面図である。
【図5】 カ−トン開封後に、該カ−トン内に収納され
ているロ−ル状に巻かれたクッキングシ−トを引き出し
て截断する際の状態を示した斜面図である。
【図6】 前記したバルカナイズドファイバ−製鋸歯刃
つきシ−トを接着させたカ−トンブランクの他の形態を
示す展開図である。
【図7】 前記鋸歯刃つきシ−トをカ−トンブランクに
接着させる際に使用する装置の一例を示す側面図であ
る。
【図8】 前記装置におけるダイセット機構が型開きし
ている状態を示した拡大断面図である。
【図9】 同じく型閉め状態を示す拡大断面図である。
【図10】 同上要部の分解斜視図である。
【図11】 本発明たる接着方法を説明するための概念
的な平面図である。
【図12】 超音波溶着ホ−ンの変形例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 バルカナイズドファイバ−製原反 2 熱可塑性合成樹脂皮膜 3、4 鋸歯刃つきシ−ト 4a 鋸歯刃 12 前面板 13 背面板 14 天面板 15 蓋板 16、17 接着片 18 フラップ 19 妻板 20、21 破断線 22 差込片 23 仮付片 24 係止用スリット 30 超音波溶着装置 30a 超音波発振器 30b 超音波振動子 30c ホ−ン 31 アッパボルスタ− 32 上部プレ−ト 34 上刃 35 取付板 36 シ−トクランパ− 37 下刃 38 下刃取付台 39 下部プレ−ト 40 ロア−ボルスタ− 41 ステ−ボルト 41a 逃げ 42 スプリング 43 案内杆 43a ボルトヘッド 44 ベルトコンベア 45 押えロ−ラ 46 ニップロ−ル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 信男 静岡県富士市平垣300 本州製紙株式会 社 富士加工事業所内 (72)発明者 佐野 充洋 静岡県富士市平垣300 本州製紙株式会 社 富士加工事業所内 (56)参考文献 特開 平2−172723(JP,A) 特開 昭54−70180(JP,A) 特開 平2−239928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/00 - 49/00 B31C 1/00 - 13/00 B31D 1/00 - 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン樹脂フィルム、ポリエス
    テル樹脂フィルムまたはポリ塩化ビニリデン樹脂フィル
    ムの何れかから選ばれるところの低透湿度の樹脂皮膜を
    防湿皮膜として形成させたバルカナイズドファイバー製
    鋸歯刃つきシートを、当該シートの流れ方向と直角方向
    に截断しながら鋸歯刃を形成させるに際して、該シート
    と接着するカートンブランクの表面に予めアンカー剤と
    してポリエチレンイミンまたはポリエチレンもしくはポ
    リ塩化ビニリデン樹脂等の前記防湿皮膜になじむ樹脂エ
    マルジョンを塗布、乾燥してから前記の樹脂皮膜を形成
    させ、さらに鋸歯刃形成と同時に、前記シートに設けた
    防湿皮膜を介して超音波溶着によって鋸歯刃つきシート
    をカートンブランクに接着させるようにしたことを特徴
    とする鋸歯刃つきシートをカートンブランクに接着させ
    る方法。
  2. 【請求項2】 ダイセット機構におけるアッパボルスタ
    ーの側に超音波溶着ホーンを取付けると共に、前記ダイ
    セット機構の側方にカートンブランクの供給用コンベア
    を装着して前記アッパボルスターの下面側で、前記溶着
    ホーンの真下にブランクを送り込むようにし、 一方、前記アッパボルスターとロアーボルスターの間に
    鋸歯刃を打ち抜くための上下一対の金型刃を配設し、か
    つ上刃の上面には下刃のストロークを許容する厚みをも
    った取付板を設け、該取付板と上部プレートとの間にカ
    ートンブランクが引通する隙間を形成させ、 さらに前記上刃の下面側には、鋸歯刃シートの原反を挟
    入し得る間隙を存してシートクランパーを装着し、また
    前記上刃に対してシートクランパを圧着自在に保持する
    と共に、 前記ダイセット機構が型開き状態にあるときには、前記
    上刃とシートクランパーとの間に、鋸歯刃シートの通過
    を許すだけの間隙を形成させるためのスプリングを前記
    クランパーの下側に設け、かつ前記上刃と取付板ならび
    に上部プレートの全部を貫通してボルトヘッドつきの案
    内 をとりつけ、 さらに前記下刃と上刃とがダイセット機構の動作に応じ
    て互いに係合し合って、鋸歯刃シートを打ち抜くと同時
    に、前記した超音波溶着ホーンを介して鋸歯刃シートを
    前記のカートンブランクに接着させるようにしたことを
    特徴とする装置
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