JP2823669B2 - トリメルカプト―s―トリアジン六水和物のジナトリウム塩、その製造法および該化合物からなる、重金属を水相から分離するための沈澱剤 - Google Patents

トリメルカプト―s―トリアジン六水和物のジナトリウム塩、その製造法および該化合物からなる、重金属を水相から分離するための沈澱剤

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トリメルカプト−s−トリアジン−ジナト
リウム塩六水和物、その製造法および該化合物からな
る、重金属を水相から分離するための沈澱剤に関する。
この化合物は、次の構造式: を有し、かつ以下TMT−Na2・6H2Oと呼称される。
従来の技術 トリメルカプト−s−トリアジン(以下、TMT−H3
記載する)およびその3価の酸のナトリウム塩は、既に
ホフマン(A.W.Hofmann)によって記載された(Chem.Be
r.18(1885)、2196〜2207)。2,4,6−トリクロル−ト
リアジン(塩化シアヌル)を硫化ナトリウムと反応させ
ることによって、酸性にした後にTMT−H3は得ることが
できた。また、この場合トリメルカプト−s−トリアジ
ンのモノナトリウム塩は、単離することもできた。
ナカムラ(Nakamura)他(特開昭49−1580号公報)
(Chem.Abstr.81、3972b)は、水相中でのNaHSおよびNa
2Sと塩化シアヌルとの反応によって三水和物の形のトリ
メルカプト−s−トリアジンのモノナトリウム塩(TMT
−Na・3H2O)の製造を達成した。
西ドイツ国特許出願公告第2240549号明細書の記載に
よれば、トリメルカプト−s−トリアジンまたはその水
溶性のアルカリ金属塩の使用下で、例えばCu、Cd、Ni、
Hg、Ag、Pbのような重金属は、難溶性化合物として廃水
から分離することができる。この刊行物の例示的実施の
場合には、有利に固体のTMT−Na・3H2Oまたはトリメル
カプト−s−トリアジンのモノナトリウム塩(TMT−N
a)の3重量%の水溶液が使用される。トリメルカプト
−s−トリアジンのジナトリウム塩およびトリナトリウ
ム塩(以下、TMT−Na2もしくはTMT−Na3と記載した)
は、同様に可能な沈澱試薬として提案されている。モノ
−、ジ−およびトリメルカプト−s−トリアジンのアル
カリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカリ土類金属塩
の水溶液の飽和濃度は、25℃で0.01〜25重量%と記載さ
れる。西ドイツ国特許出願公告第2240733号明細書の記
載から、なかんずくトリメルカプト−s−トリアジン−
トリナトリウム塩(TMT−Na3)の水溶液をも使用するよ
うな土壌中の重金属イオンを固定する方法を認めること
ができる。TMT−Na2およびTMT−Na3の製造ならびにその
水中での難解性についての指摘は、2つの刊行物から認
めることはできない。
TMT−Na3の水溶液は、市場で得ることができ、かつ殊
に発電所および塵芥焼却プラントの煙道ガス洗浄水、鉱
物工業の廃水ならびに電気工業的運転装置および化学的
運転装置から重金属を分離するために使用される。市場
で入手できるTMT−Na3水溶液は、15重量%の濃度を有す
る(Degussa社の企業パンフレットTMT 15 3/1986)。
水中でのTMT−Na3の飽和濃度は、0℃で約16重量%であ
る。
西ドイツ国特許出願公開第3729029号明細書の記載か
ら明らかなように、第1に最近TMT−Na3は、九水和物と
して結晶形で得ることもできた。TMT−Na3・9H2Oの製造
は、20〜70℃で7を上廻るpH値で水性媒体中での塩化シ
アヌルとNaHSもしくはNa2SまたはNaHS/Na2S混合物との
反応、引続く特に12.5へのpH値の調節および反応混合物
の冷却の工程を包含し、この場合には、TMT−Na3・9H2O
が晶出する。乾燥後、生成物は、TMT−Na360重量%およ
び結晶水40重量%を含有する。
既に上記したように、これまでトリメルカプト−s−
トリアジンのジナトリウムを固体の形で記載している刊
行物は、知られていない。
発明を達成するための手段 従って、本発明の対象は、トリメルカプト−s−トリ
アジン−ジナトリウム塩六水和物である。
TMT−H3は実際には水中で可溶性でなく(0.5重量%以
下)、かつTMT−Na・3H2Oは殆ど水中で可溶性でなく(T
MT−Naとして計算して約3重量%)、TMT−Na3・9H2O
は、予想どおり良好な溶解性を示す(TMT−Na3として計
算して0℃で約16重量%)。ところで見い出されたよう
にTMT−Na2・6H2Oの溶解性が、本質的にそれ自体良好に
可溶性のTMT−Na3・9H2Oの溶解性を凌駕していること
は、予想することができなかった。TMT−Na3・9H2Oで飽
和の水溶液が0℃で水1モル当たりTMT−Na30.78モルを
含有し、TMT−Na2・6H2Oで飽和の水溶液の含量は、0℃
で水1モル当たりTMT−Na2約2モルである。
TMT−Na2・6H2Oは、TMT−Na267重量%の含量でTMT−N
a2・9H2Oの場合よりも高い作用物質含量を有するだけで
なく、さらに本発明による塩は、濃厚な水溶液の製造を
可能にし、この水溶液は、公知技術水準で可能であった
場合よりも低い温度で貯蔵安定であり、すなわち晶出し
ない。TMT−H3のナトリウム塩の固有の作用写室は、ト
リメルカプト−s−トリアジンであり、したがって含量
がより高いことは、固体の場合(TMT塩 モル/kg)でも
これから得られる溶液の場合でも運搬および貯蔵の際に
著しい費用の節約を生じる。TMT−Na2・6H2Oのもう1つ
の利点は、そのアルカリ度が僅かなことにある。
TMT−Na2・6H2Oは、沈澱剤として重金属を水相、殊に
排水またはプロセス水から分離するために使用すること
ができる。TMT−H3の難溶性重金属塩の沈澱は、自体公
知の方法で公知のTMT−Na塩もしくはその水溶液の使用
と同様にして行なわれる。多くの場合、水相の処理は、
8〜10のpH範囲内で行なわれる。TMT−Na2は、重金属の
分離後に再び中和しなければならない場合には、これま
で殆ど専ら実地において使用されたTMT−Na3の場合より
も僅かな中性塩の生成が導かれる。
また、本発明の対象は、TMT−Na2・6H2Oの製造法でも
あり、この方法は、強力に混合しながらTMT−Na3・9H2O
およびTMT−H3をトリメルカプト−s−トリアジンの形
成されたジナトリウム塩のほぼ飽和の溶液が生成される
ような量で水中に搬入することにより、トリメルカプト
−s−トリアジン−トリナトリウム塩九水和物(TMT−N
a3・9H2O)をトリメルカプト−s−トリアジン(TMT−H
3)と、モル比2〜2.1:1で30〜60℃で水性媒体中で互い
に反応させ、引続き0〜10℃に冷却し、晶出したTMT−N
a2・6H2Oを母液と分離し、かつ入念は条件下で乾燥する
ことを特徴とする。
有利には、TMT−Na3・9H2Oは、2:1の化学量論的モル
比に比較して僅かな過剰量で使用される。出発物質それ
自体を塩化シアヌルおよびNaSHまたはNa2SまたはNaSH/N
a2Sから水媒体中で製造した場合には、乾燥したTMT出発
原料の代わりにこれを濾過して湿った形で使用すること
は、経済的なことである。
濾過して湿ったTMT−N2・6H2Oは、空気に接して貯蔵
した際に、TMT−Na3含量が約67重量%になりかつ結晶水
含量が約33重量%になるまでの長時間残留湿分を蒸発に
よって失なう。乾燥は、20〜30℃で減圧下で行なうこと
もできおよび/または乾燥剤の上で行なうことができ
る。
TMT−Na2・6H2Oの構造は、次の方法により確認され
た:1.酸性代による確認およびひな型TMT−H3との比較;
2.酸−塩基滴定による含量の測定;3.HPLCによる純度の
測定;4.水の測定。TMT−Na2・6H2Oを加熱した場合に
は、35℃から結晶水が脱離される。脱離は、数工程で行
なわれかつ149℃終結する(熱重量測定法(TG)および
動的示差熱量測定法(OSC))。
実際に、結晶性TMT−Na2・6H2Oを比較可能な方法で直
接に塩化シアヌル、NaSHおよびNaOHから得ることは、可
能であり、例えばこのことは、TMT−Na3・9H2Oに関して
西ドイツ国特許出願公開第3729029号明細書に記載して
いるが、このことは、殆ど好ましくない。TMT−Na3・9H
2O以外に、TMT−Na2・6H2Oは、高い残留湿分のために食
塩含有の反応混合物から劣悪に濾過可能であり、この場
合この残留湿分は、付加的に製造に由来する食塩を含有
し、生成物に残留している。更に、母液は、TMT−Na2
6H2Oの結晶化の後に高い水溶性のためになお著量の前記
塩を含有し、この塩は、沈澱によってTMT−H3として取
得しなければならない。
前記西ドイツ国特許出願公開第3729029号明細書に記
載された塩化シアヌルからのTMT−Na3・9H2Oの製造法の
次に示した変法によって、本発明による結晶性TMT−Na2
・6H2Oならびにこの塩の濃厚溶液は、簡単な方法で実際
に食塩不含で得ることができた。
この変法は、塩化シアヌルとNaSHまたはNaSH/Na2Sお
よびNaOHとの反応が終結した後にTMT−Na3・9H2Oの終結
条件を、温度の上昇および/または水の添加および/ま
たは低いpH値の調節によって、形成されたTMT−Na塩の
一部のみ、特に約2/3がTMT−Na3・9H2Oとして晶出する
ように調節することにある。塩の分離および場合によっ
ては水での後洗浄の後、合わせた濾液(母液および洗浄
水)から鉱酸、特に塩酸の添加によってTMT−H3は沈澱
され、これは分離され、かつ場合によっては洗浄され
る。湿った濾過ケーキTMT−Na3・H2Oおよび湿った濾過
ケーキTMT−H3は、約2〜2.1:1のモル比で40〜50℃で微
少量の水中に搬入され、かつ互いに反応される。有利に
は、このような量は、TMT−Na3・9H2OおよびTMT−H
3は、TMT−Na2に対する飽和濃度がほぼ達成されるまで
水中に搬入され、次いでTMT−N2・6H2Oの結晶のために
冷却される。差当たりTMT−Na2に対してなお飽和されて
いない溶液のみが存在する場合には、この溶液は、水の
留去によって減圧下で適度な温度でTMT−N2・6H2Oの結
晶前に濃厚にすることができる。
本発明による生成物の製造の前記の本発明による実施
態様の特別な利点は、塩化シアヌルから形成されたトリ
メルカプト−s−トリアジン最大で33%のみをTMT−H3
として中間単離しなければならず、方法は簡単に実施可
能であり、かつ実際に食塩不含の生成物が得られること
にある。
実施例 例1 40重量%のNaSH水溶液172g(1.23モル)を水112mlで
希釈する。そのために、50℃で塩化シアヌル75g(0.41
モル)および50重量%のNaOH水溶液60g(0.75モル)
を、pH値が9.5〜10.5の間に維持されかつ温度が50℃で
維持されるような程度に配量する。添加の終結後、なお
50℃で1時間攪拌し、引続き50重量%のNaOH水溶液39g
(0.48モル)の添加によってpH値を12.5に調節する。10
℃への調節跡、遠心分離し、濾過ケーキを20℃の熱さの
水50mlで遠心分離器上で洗浄する。
固体は119.2gと秤量され、かつ水および痕跡の食塩
(0.3重量%未満)とともにTMT−Na354.1重量%を含有
する。濾液と洗浄水とを合わせ、濃塩酸50gで酸性に
し、この場合に沈澱するTMT−H3を濾過し、かつ水で食
塩不含になるまで洗浄する。洗浄されたTMT−N3濾過ケ
ーキは、59.0gと秤量され、かつTMT−H334.3重量%を含
有する。
濾過ケーキを水120ml中に攪拌混入する。TMT−Na塩0.
38モルが溶解している溶液298gが生成する。これは、使
用した塩化シアヌルに対して93.3%の収率に相当する。
TMTに関し水素2.09がナトリウムに対して代替されてい
た。約28重量%のTMT−Na2溶液が重要である。
例2 例1で得られた溶液296gを水115mlが留去するまで真
空中で50℃になるまで蒸発濃縮する。10℃に冷却した際
に固体が晶出し、これを濾過によって分離する。TMT−N
a251.5重量%およびH2O48.5重量%(遊離H2Oおよび結晶
水として結合したH2O)を含有する固体129gを単離し、
かつTMT−Na234重量%を含有する濾液51gを単離する。
固体を空気と接して注意深く乾燥させることによって、
TMT−6H2Oが得られる。
例3 濾過して湿ったTMT−Na3・9H2O 90g(TMT−Na354重
量%)および濾過して湿ったTMT−H350g(TMT−H334重
量%)を攪拌下に50℃の温度および2:1のモル比を維持
しながら滴下法で水20ml中に搬入する。高度に濃縮され
た、実際に澄明なTMT−Na2溶液が得られ、引続きこの溶
液を約5℃に冷却し、この場合にはTMT−Na3・6H2Oが晶
出する。晶出された生成物を濾過または遠心分離によっ
て分離した後に、母液を再び反応に使用することができ
る。
例4 Na2S 15g(0.19モル)およびNaHS 48g(0.8モル)
を水133ml中に装入し、かつ40℃で塩化シアヌル65g(0.
35モル)を、温度が維持されるような程度に添加する。
pH値は差当たり9に低下し、この値を全部の塩化シアヌ
ルが添加されるまで30重量%のNaOH水溶液の同時の添加
によって維持する。半時間の後反応次官の後、pH値を苛
性ソーダ液全部で115g(0.86モル)の残分の添加によっ
て12.5以上に上昇させる。後処理は、常法で行なわれる
が、しかし30℃で結晶させ、TMT−Na3濾過ケーキは洗浄
しない。
TMT−Na352.3重量%、食塩1.5重量%および水46.2重
量%を含有する濾過ケーキ101gならびにTMT−H335.2重
量%および水64.8重量%を含有する濾過ケーキ45gが得
られる。これらの濾過ケーキを例3の記載によりモル比
2:1で反応させることによって、TMT−Na2・6H2Oが得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール―ルートヴイツヒ・ベーバー ベルギー国カペレン・エツセンホウトシ ユトラート 30 (56)参考文献 特開 平1−110678(JP,A) 特開 昭49−1582(JP,A) 特開 昭48−29686(JP,A) Chemishe Bericht e,18(1885)p2196−2207 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 251/38 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN) BEILSTEIN(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリメルカプト−s−トリアジン−ジナト
    リウム塩六水和物(TMT−Na2・6H2O)。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物を製造する方法にお
    いて、強力に混合しながらトリメルカプト−s−トリア
    ジン−トリナトリウム塩九水和物(TMT−Na3・9H2O)お
    よびトリメルカプト−s−トリアジン(TMT−H3)をト
    リメルカプト−s−トリアジンの形成されたジナトリウ
    ム塩のほぼ飽和の溶液が生成されるような量で水中に搬
    入することにより、TMT−Na3・9H2OをTMT−H3と、モル
    比2〜2.1:1で30〜60℃で水性媒体中で互いに反応さ
    せ、引続き0〜10℃に冷却し、晶出したTMT−Na2・6H2O
    を母液と分離し、かつ入念な条件下で乾燥することを特
    徴とする、請求項1記載の化合物の製造法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物からなる、重金属を
    水相から分離するための沈殿剤において、請求項1記載
    の化合物を使用すること特徴とする、請求項1記載の化
    合物からなる、重金属を水相から分離するための沈殿
    剤。
JP2217271A 1989-08-19 1990-08-20 トリメルカプト―s―トリアジン六水和物のジナトリウム塩、その製造法および該化合物からなる、重金属を水相から分離するための沈澱剤 Expired - Lifetime JP2823669B2 (ja)

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