JP2823332B2 - 石油燃焼装置 - Google Patents

石油燃焼装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、石油ファンヒータ等の石油温風暖房機に使
用される石油燃焼装置に係り、特に灯油等の石油燃料を
気化して燃焼させる石油燃焼装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来のこの種の石油燃焼装置としては、例えば、特公
昭63−45003号公報に開示されているように、ヒータに
て加熱される気化筒の外周にバーナケースを設け、この
バーナケース内に燃焼二次空気が送り込まれるように構
成するとともに、バーナケースの周壁には貫通口を設
け、そして、この貫通口に貫通させた空気通路部材から
案内される燃焼一次空気と気化筒内で気化された石油燃
料の気化ガスとを予混合した後、この混合ガスを気化筒
上部のバーナヘッドより噴出させて燃焼させるようにし
たものが知られている。そして、一般には、貫通口から
燃焼二次空気が漏れないように、貫通口の口縁と前記空
気通路部材との間の隙間を、ガラス繊維或いはセラミッ
ク繊維などの不燃繊維にて作られたシール部材により閉
塞している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、上述した不燃繊維製のシール部材は、それ
自体では燃えることがないが、石油燃料が染み込み易い
性質を持っているため、例えば、燃焼を制御する制御回
路のマイクロコンピュータがノイズ等の原因で暴走し、
気化筒を加熱するヒータへの通電信号を出さずに燃料を
供給し続けた場合には、気化筒内に気化されない石油燃
料が溜まり、その石油燃料が気化筒から溢れて空気通路
部材内に入り込み、空気通路部材の接合部より外部に流
出してシール部材に染み込んでしまう。そして、マイク
ロコンピュータが正常に戻り、通常の燃焼開始信号を出
力した場合には、ヒータに通電されて気化筒が高温に加
熱され、その気化筒の熱を受けてシール部材に染み込ん
だ石油燃料が気化して発火し、その火が内部配線等に引
火して火災を起こす等の心配があった。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、
バーナケースに設けた貫通口の口縁と空気通路部材との
間の隙間を塞ぐ不燃繊維製のシール部材に石油燃料が染
み込まないようにして、安全性の向上を図ることを目的
としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、ヒータで加熱される気化筒と、この気化筒
内に石油燃料を供給する燃料供給装置と、気化筒内に燃
焼空気を案内する空気通路部材と、気化筒の外周に設け
られたバーナケースと、このバーナケースに設けられ、
空気通路部材を貫通させた貫通口と、この貫通口の口縁
と前記空気通路部材との間の隙間を塞ぐ不燃繊維製のシ
ール部材とを備え、このシール部材には石油燃料をはじ
く性質がある構成である。
(ホ)作 用 このように構成すると、貫通口の口縁と空気通路部材
との間の隙間を塞ぐ不燃繊維製のシール部材には、石油
燃料が染み込むことがないので、このシール部材が気化
筒からの熱を受けても、シール部材から発火するような
ことがなく、火災を起こすような危険を未然に防止でき
る。
(ヘ)実施例 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。
第4図中の(1)は、本発明石油燃焼装置の一実施例
である石油温風暖房機の外装ケースであり、この外装ケ
ース(1)は前面に温風吹出口(2)を有するとともに
側部には温風を供給するための温風ファン(3)を内蔵
している。(4)は前記外装ケース(1)内に設けられ
た送風ダクトであり、この送風ダクト(4)は前記温風
吹出(2)と温風ファン(3)にそれぞれ連通してい
る。(5)は前記送風ダクト(4)内に立てて設けた上
部開放の燃焼筒、(6)は送風ダクト(4)の後方の外
装ケース(1)内に収容されたカートリッジタンク、
(7)はこのカートリッジタンク(6)から供給された
石油燃料を貯める燃料タンクである。第1図及び第2図
中の(8)は、前記燃焼筒(5)内の下部にバーナヘッ
ド(9)を臨ませた有底円筒状の気化筒であり、この気
化筒(8)はシーズヒータ等のヒータ(10)により加熱
されるようになっている。(11)は前記気化筒(8)内
に燃焼一次空気を案内する空気通路部材であり、この空
気通路部材は一端が気化筒(8)に連結された空気ノズ
ル(11A)とこの空気ノズル(11A)の他端に接続した送
気管(11B)とから構成され、この送気管(11B)の他端
は給気用送風機(12)に連通されている。そして、この
給気用送風機(12)は前記気化筒(8)の下の外装ケー
ス(1)内に収容されている。(13)は気化筒(8)内
に石油燃料を供給する燃料供給装置としての燃料ノズル
であり、この燃料ノズル(13)は燃料パイプ(14)と電
磁ポンプ等の燃料ポンプ(P)を介して前記燃料タンク
(7)に連通している。(15)は前記気化筒(8)の外
周に設けられたバーナケースであり、このバーナケース
(15)内には前記送気管(11B)から分岐した二次空気
管(16)を介して給気用送風機(12)より燃焼二次空気
が供給される。
前記バーナケース(15)の周側壁の適所には前記空気
通路部材(11)の空気ノズル(11A)を貫通させる貫通
口(17)を設けており、また、この貫通口(17)の口縁
とこれに貫通された空気ノズル(11A)との間の隙間
(S)を塞ぐシール部材(18)を、バーナケース(15)
と空気ノズル(11A)の接合部(19)との間に介在させ
ている。このシール部材(18)は第3図で示すようにガ
ラス繊維或いはセラミック繊維等の不燃性繊維によりド
ーナツ状に作られている。そして、このシール部材(1
8)には、その表面部全体にフッ素またはホウ素或いは
それらの混合物をコーティングするなどして、石油燃料
をはじく性質をもたせている。(20)はバーナヘッド
(9)から噴出するガス化燃料と燃焼空気との混合ガス
を着火させる点火器、(21)は着火された火炎を検出す
るフレームロッドである。
上記構成において、気化筒(8)がヒータ(10)で加
熱されて所定温度に達すると、燃料ポンプ(P)が駆動
して燃料ノズル(13)から気化筒(8)へ石油燃料が供
給され、この石油燃料は気化筒(8)内で気化され、空
気ノズル(11A)から供給された燃焼一次空気と混合さ
れた後、バーナヘッド(9)から噴出する。この噴出し
た混合ガスは点火器(20)からの放電火花により着火さ
れ、燃焼を開始する。一方、二次空気管(16)からバー
ナケース(15)内に供給された燃焼二次空気は、バーナ
ケース(15)と気化筒(8)との間の空間を上昇し、バ
ーナヘッド(9)に形成された火災に供給される。そし
て、燃焼ガスは燃焼筒(5)の上部から流出して送風ダ
クト(4)内で温風ファン(3)からの風と合流し、温
風となって温風吹出口(2)から室内に吐出する。
上述の実施例によれば、気化筒(15)の外周に設けた
バーナケース(15)の周側壁に気化ノズル(11A)を貫
通する貫通口(17)を設け、この貫通口(17)に貫通さ
せた空気ノズル(11A)と貫通口(17)の口縁との間の
隙間(S)を不燃繊維製のシール部材(18)で閉塞して
いるので、貫通口(17)から燃焼二次空気が漏れること
がないものであり、また、シール部材(18)には石油燃
料をはじく性質をもたせているので、シール部材(18)
に石油が染み込むのを防止でき、シール部材(18)に染
み込んだ石油燃料が気化筒(8)の熱の影響を受けて発
火するようなことがないものである。従って、シール部
材(18)の発火が原因で火災を起こすような危険を回避
でき、安全性を大幅に向上できるものである。
尚、上述の一実施例のものでは、気化筒(8)内に燃
焼一次空気を供給する空気通路部材(11)を、空気ノズ
ル(11A)とこの空気ノズル(11A)の他端に接続した送
気管(11B)とから構成し、空気ノズル(11A)をバーナ
ケース(15)の貫通口(17)に貫通させるようにした
が、第5図の他の実施例で示すように、空気通路部材
(11)を構成する空気ノズル部(11A)を気化筒(8)
に一体成形により形成し、貫通口(17)には送気管(11
B)の先端部を貫通させるとともに、この送気管(11B)
の外周に固定フランジ(23)を設け、この固定フランジ
(23)とバーナケース(15)との間にシール部材(18)
を介在させても良い。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、バーナケースに設けた
貫通口の口縁と空気通路部材との間の隙間を塞ぐ不燃繊
維製のシール部材には石油燃料をはじく性質があるた
め、このシール部材に石油燃料が染み込まないようにで
き、シール部材からの発火が原因で火災を起こすような
危険を回避でき、安全性の高い石油燃焼装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はいずれも本発明の一実施例を示す
ものであり、第1図は本発明による石油燃焼装置の断面
図、第2図は同じく要部拡大断面図、第3図は同じくシ
ール部材の斜視図、第4図は本発明の石油燃焼装置を組
み込んだ石油温風暖房機の縦断面図、第5図は本発明の
他の実施例を示す石油燃焼装置の要部拡大断面図であ
る。 (8)……気化筒、(10)……ヒータ、(11)……空気
通路部材、(13)……燃料ノズル(燃料供給装置)、
(15)……バーナケース、(17)……貫通口、(18)…
…シール部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータで加熱される気化筒と、この気化筒
    内に石油燃料を供給する燃料供給装置と、気化筒内に燃
    焼空気を案内する空気通路部材と、気化筒の外周に設け
    られたバーナケースと、このバーナケースに設けられ、
    空気通路部材を貫通させた貫通口と、この貫通口の口縁
    と前記空気通路部材との間の隙間を塞ぐ不燃繊維製のシ
    ール部材とを備え、このシール部材には石油燃料をはじ
    く性質があることを特徴とする石油燃焼装置。
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