JP2823248B2 - 予備測光演算出力装置 - Google Patents

予備測光演算出力装置

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JP2823248B2
JP2823248B2 JP1164260A JP16426089A JP2823248B2 JP 2823248 B2 JP2823248 B2 JP 2823248B2 JP 1164260 A JP1164260 A JP 1164260A JP 16426089 A JP16426089 A JP 16426089A JP 2823248 B2 JP2823248 B2 JP 2823248B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、現実のストロボ調光による撮影の前にTTL
等で予備測光を行いその結果を出力する予備測光演算出
力装置に関する。
(従来の技術) 調光ストロボは撮影と同時に被写体からの反射光を受
光して発光を中断するものである。
一眼レフカメラにおいてもTTL調光を導入するために、
種々の提案がなされている。
特公昭55-22771号に示されている「写真撮影のため
の同調照明に於ける発光光量を自動的に制御する装置」
の発明は予備発光を利用したものである。
前記発明による装置は、予備放電発光装置からの発光に
よる被写体からの反射光をカメラ内に配置した光感知装
置で受光する。
そして、予備発光を中断させる装置により前記受光量が
一定値に達した際に前記予備発光を中断させる。
予備発光の発光持続時間の情報を記憶する装置により
前記予備発光の開始からその受光光量が一定値に達する
まで予備発光の発光持続時間の情報を記憶する。
主放電発光装置の動作と同期して計時作動する装置に
より前記主放電開始からの時間を計時する。放電発光を
中断させる装置は前記予備発光の発光持続時間の情報と
前記計時値を比較してその結果により主放電発光を中断
する。
特公昭52-3577号、「自動調光発光方法における主
発光光量の制御方法」の発明および特公昭55-35688号、
「自動調光装置」の発明は、予備発光において発光量が
一定量に達したときの蓄積量を記憶し、主発光による反
射光の積分量を前記蓄積量と比較するものである。
特公昭61-32041号に係る「TTLオートストロボ装
置」の発明は、TTLダイレクト調光において、フィルム
面の反射率の違いによる露出誤差を主ミラーの駆動から
シャッタ先幕走行開始までの間の予備発光において情報
を得て解決しようとするものである。
主発光は予備発光におけるシャッタ幕からの反射光の
情報により制御される。
(発明が解決しようとする課題) 前述のに属する先行技術は、予備発光の情報によ
り発光持続時間または蓄積量のデータを得て、主発光を
制御するものである。
このいずれの形式においても、従来のTTLダイレクト
調光で問題になっている発光停止制御から実際の発光停
止までの誤差量、つまり、第4図の斜線で示す領域の発
光に原因する制御遅れによる露出誤差が問題となる。
前述のに示されている装置は、フィルムの反射率の
違いによる露出誤差を解決しようとしているが、この方
式においてはシャッタ幕からの反射光と主発光における
ストロボの関係が明確である必要があり反射率に原因す
る不安定性の問題は残される。
本発明の目的は、前述した露出量の誤差を予め算出し
て出力できるようにし、その分を考慮した次の撮影を可
能にする予備測光演算出力装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による予備測光演算
出力装置は、設定条件下で予備発光により得られたデー
タに基づいて誤差を演算して出力する予備測光演算出力
装置において、ストロボ放電管と、前記ストロボ放電管
の発光を中断することができるストロボ回路と、露光条
件設定部と、測光光学系と、前記測光光学系からの入射
光に応答する測光センサと、前記測光センサの出力を積
分し,前記露出条件に対応する値と比較する積分比較回
路と、前記露出条件設定部,前記積分比較回路が接続さ
れている演算制御回路とからなり、前記演算制御回路は
前記露出条件設定部の入力値から必要光量レベルを算出
し、前記ストロボ回路に予備発光を開始させ,前記光量
レベルと前記積分回路の出力が前記光量レベルに対応し
たときに前記ストロボ回路に中止信号を送らせて中止信
号発生までの時間を得、露出相当時間終了まで前記露出
条件下に前記積分比較回路の積分出力を評価し過剰露出
量を演算して出力するように構成されている。
(実施例) 以下、図面等を参照して、本発明をさらに詳しく説明
する。
第1図は、本発明による予備測光演算出力装置の実施
例を示すブロック図で、第2図は、前記ブロック図中の
積分比較回路の実施例を示す回路図である。
第3図は予備測光回路のTTL測光光学系の実施例を示
す略図である。
ストロボ放電管21の発光はストロボ回路2により制御
されその放電発光は信号により良く知られているバイパ
ス制御または直列制御により中断させられる。
TTL測光光学系は第3図に示されているように形成さ
れている。
被写体8からの反射光は、第3図に示されているよう
に絞り91をもつ撮影レンズ90を通り、主ミラー93を透過
し、補助ミラー94で反射され、光に反応する測光センサ
(例えばSPD)6に導かれる。
また、測光センサ6の直前に測光用レンズ96を設置す
ることによって、画面内の限られた部分,角度に換算し
て、例えば3°の部分の測光が可能である。92はペンタ
プリズム、95はフィルム面を示す。
測光センサ6の出力は積分比較回路1に接続されてい
る。
積分比較回路1の増幅器12と積分コンデンサ11により
積分回路が形成され出力に光電流の積分値に相当する電
圧VCHGが現れる。
増幅器13は比較器を形成し演算制御回路3から与えら
れた基準電圧VTHと前記電圧VCHGを比較する。
演算制御回路3には、露出条件設定部5からシャッタ
速度,絞り値,フィルム感度等の露出条件のデータが入
力されており、これに基づいて演算制御回路3は前記比
較器に供給される基準電圧VTHを算出する。
前記基準電圧VTHはVCHGが前記基準電圧VTHに達し
たときに適正な露出となるように、入力された露出条件
に対応して決められた電圧である。
出力手段4は例えばLCDディスプレイを用いて設定さ
れた条件の下に予想される露出誤差およびその他の種々
の表示を行う。
(動作)撮影に先立ち予備発光が行われる。予備発光
は演算制御回路3よりストロボ回路2へ発光開始信号を
送ることにより行われる。
ストロボ放電管21からの光は被写体8(第2図参照)
から反射する。
測光センサ6に入射した光は、電気信号に変換され、
積分比較回路1によって積分される。
積分を行なうことによって、被写体8からの総反射光
量が得られる。
積分比較回路1は測光センサ6からの電気信号をコン
デンサ11に蓄える。
蓄積量は電圧として出力される(図中VCHG)。VCHG
は適正光量に相当する電圧VTHと比較器13で比較され、
VCHGがVTHと一致した時、すなわち適正光量に達した
時に比較器13の出力が反転する。これを受けてストロボ
の発光を停止させようとする。
この時点で適正光量となっているが、現実には比較器
13の反転により現れる停止信号VSTの発生からストロボ
放電管21がこれを受けて発光が完全に停止するまでには
遅れがある。
第4図に示されているように発光開始から発光停止信
号出力までの時間がT2,T1のとき斜線部b,aで示される
ように露光量オーバとなる。
第4図から判るように時間が短くなるほど、露光量オー
バは無視できなくなる程大きくなる。
また、日中シンクロのように定常光の撮影が大きい場
合、単にストロボ光のみの制御では不正確になる。
通常、TTLダイレクト調光方式では、ストロボの発光
コントロールとフィルムへの露光が同時に行われるの
で、上述した問題点は解決されず撮影が行われてしま
う。
本発明による装置では予備発光において、被写体の露
出情報を撮影者に提供して、撮影時にはその情報を参照
して条件を変えることにより、露出誤差の無いストロボ
撮影を可能としている。
まず、予備発光時にストロボの発光開始から比較器13
が反転するまでの時間を演算制御回路3で測定記憶す
る。
なお、発光開始からに限らず毎回決まった一定のタイ
ミングであれば、どこから時間の計測を開始しても良
い。
TTLダイレクト調光では、比較器13の出力が反転した
時点で測光動作は終了するが、本発明では比較器13が反
転した後も、設定されたシャッタ速度の期間分だけ測光
を継続する。
これにより、比較器13が反転後のストロボ光の発光分
も測定される。
また、定常光が存在する場合には、設定されたシャッ
タタイム間の定常光による露光量が同時に測定される。
測定結果はコンデンサの蓄積電圧VCHGとして出力さ
れる。
適正露光量は電圧VTHとして、露出条件から与えられ
るので、露光誤差量は式(1)で容易に算出することが
できる。
誤差量 =log2(VCHG/VTH)〔EV〕 …(1) これは、被写体8までの距離が大きく露出不足となっ
てしまう場合でも同様に求められる。
求めた誤差量は第1図の出力手段4,例えばLCDディス
プレイを用いて撮影者に提供される。
撮影者は誤差量分だけ絞りを調整する。
表示を絞りの変更に連動させることができる。
撮影者は表示によって、絞りの調整具合を確認するこ
とができる。
絞りが調整範囲外の時、または絞りの変更を避けたい
場合には、被写体までの距離やストロボのGNO(ガイド
ナンバー)を変更する。
この場合は条件変更のたび、予備発光を行い、適正露
出条件を得る。
予備発光と、その結果による撮影条件の変更がなされ
た後、撮影時の本発光では、予備発光時に記憶した、発
光時間で発光を停止させる。
予備発光の発光停止は積分比較回路1からの信号であ
ったが、本発光では演算制御回路より発光を停止させ
る。
本発光の発光時間は予備発光の発光時間と等しくなる
ように制御するため、ストロボの発光量は変わらない。
しかし、予備発光後の設定変更がなされていれば、誤
差が補正されたことになり、フィルムへの最適な露光が
得られる。
また、故意に設定条件をずらして適正露光量からずれ
たストロボ撮影も可能である。
さらに、演算制御回路3で予備発光の記憶時間を再度
予備発光されるまで記憶し続けるように制御すれば、常
に一定の発光を撮影の度に与えることができる。
すなわち、従来方式では不可能であったストロボ光で
のAEロックが可能である。
演算制御のアルゴリズムを要約して示すと次のとおり
である。
予備発光を行なう。
調光時間を記憶する。
調光時間後も測光を設定したシャッタタイム間続け
る。
調光時間後の露光量を演算し,記憶する。
調光時間後の露光量を適正露光量からの誤差量とし
て表示する。
本発光を記憶した調光時間で制御する。
調光不能時における露光量を演算し,記憶する。
調光不能時における露光量を適正からの誤差量とし
て表示する。
絞りの変更に伴って、またはの演算を繰り返し
行う。
に伴ってまたはの表示を変更する。
再度,予備発光を行わない限り,何度でもの動作
が繰り返し行うことができる。
(変形例) 以上、詳しく説明した実施例について、本発明の範囲
内で種々の変形を施すことができる。
カメラ側から測光制御可能なストロボを例にとって説
明したが、調光制御不可能なストロボにおいても、予備
発光によって露出情報を得て本発光での撮影を行うこと
ができる。
時間による発光制御は不可能であるから、ストロボ
は、常に全期間発光することになる。
また、汎用オートストロボを用いても、ストロボ内の
測光動作とカメラ内での測光結果により、誤差の補正が
可能である。
TTL測光の例を示したが、必ずしもTTLでなくても露出
条件に対応できる測光光学系を用いればよい。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように本発明による予備測光演算
出力装置は、 従来のTTL方式では、制御不可能であった発光停止
信号から実際の発光停止までの露光量を補正することが
できる。
フィルムの種類によるストロボ使用時の露出の差異
がない。
狭角な測光により、主被写体の正確な露出情報が得
られる。(周囲の被写体に影響されない。) 絞りを撮影者が撮影意図に応じて設定できる。
ストロボの増灯,バウンズ等、光の作画を行なう場
合、主被写体の露出情報を容易に知ることができる。
被写体の露出情報を、ストロボメータを用いること
なくカメラ本体で容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による予備測光演算出力装置の実施例
を示すブロック図である。 第2図は、前記ブロック図中の積分回路の実施例を示す
回路図である。 第3図は、予備測光回路のTTL測光光学系の実施例を示
す略図である。 第4図は、ストロボ発光の制御遅れを説明するためのグ
ラフである。 1……積分比較回路 2……ストロボ回路 3……演算制御回路 4……出力手段 5……露出条件設定部 6……測光センサ 11……積分コンデンサ 12,13……増幅器 21……ストロボ放電管 90……撮影レンズ 91……絞り 92……ペンタプリズム 93……主ミラー 94……補助ミラー 95……フィルム面 96……測光用レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−139725(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/16 G03B 15/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定条件下で予備発光により得られたデー
    タに基づいて誤差を演算して出力する予備測光演算出力
    装置において、 ストロボ放電管と、 前記ストロボ放電管の発光を中断することができるスト
    ロボ回路と、 露光条件設定部と、 測光光学系と、 前記測光光学系からの入射光に応答する測光センサと、 前記測光センサの出力を積分し,前記露出条件に対応す
    る値と比較する積分比較回路と、 前記露出条件設定部,前記積分比較回路が接続されてい
    る演算制御回路とからなり、 前記演算制御回路は前記露出条件設定部の入力値から必
    要光量レベルを算出し,前記ストロボ回路に予備発光を
    開始させ,前記光量レベルと前記積分回路の出力が前記
    光量レベルに対応したときに前記ストロボ回路に中止信
    号を送らせて中止信号発生までの時間を得、露出相当時
    間終了まで前記露出条件下に前記積分比較回路の積分出
    力を評価し過剰露出量を演算して出力するように構成し
    たことを特徴とする予備測光演算出力装置。
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