JP2822985B2 - 予測画像生成回路 - Google Patents

予測画像生成回路

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JP2822985B2
JP2822985B2 JP8169391A JP16939196A JP2822985B2 JP 2822985 B2 JP2822985 B2 JP 2822985B2 JP 8169391 A JP8169391 A JP 8169391A JP 16939196 A JP16939196 A JP 16939196A JP 2822985 B2 JP2822985 B2 JP 2822985B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は予測画像生成回路に
係り、特に高能率符号化器において動き補償付き予測画
像を生成する予測画像生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、予測画像生成回路は、動画像
信号の高能率符号化の予測符号化に用いられている(例
えば、特開平2−172389号公報)。図6は従来の
予測画像生成回路の一例の構成図を示す。これは、ベク
トルv1〜v4に対応する予測画像p1〜p4を生成す
る回路である。ベクトルv1は入力映像信号から1画面
前の映像信号と入力映像信号との間で算出されたベクト
ルで、同様に、ベクトルv2、v3及びv4は入力映像
信号から2、3及び4画面前の映像信号と入力映像信号
との間でそれぞれ算出されたベクトルであるものとす
る。
【0003】書き込みアドレス生成部31と読み出しア
ドレス生成部32は、メモリMA1〜MA4と、メモリ
MB1〜MB4の書き込みアドレス及び読み出しアドレ
スをそれぞれ生成する。また、書き込みアドレス生成部
31からの書き込みアドレスと読み出しアドレス生成部
32からの読み出しアドレスを切り替えるスイッチSW
1〜SW8と、メモリMA1〜MA4とMB1〜MB4の
出力を切り替えるスイッチSW9〜SW12はそれぞれ連
動して1画面毎に切り替わる。遅延回路(DLY)3
4、35及び36は入力映像信号を1画面分遅延する。
メモリMA1〜MA4とMB1〜MB4は、コントロー
ル信号生成部33からのコントロール信号により制御さ
れる。
【0004】次に、この従来の予測画像生成回路の動作
について説明する。メモリMA1〜MA4とMB1〜M
B4のうち、それぞれn(n=1,2,3,4)番目の
メモリMAn及びMBnは、一方が書き込み状態、他方
が読み出し状態となるようにされ、その状態が1画面毎
に切り替わる。
【0005】メモリMAn及びMBnの入力端子Iには
入力映像信号を遅延回路34〜36により(n−1)画
面遅延された(n=0のときは入力映像信号)が入力さ
れるため、メモリMAn及びMBnのうち書き込み状態
にある一方のメモリは、そのアドレス端子Aに書き込み
アドレス生成部31からの書き込みアドレスがスイッチ
SW2n-1又はSW2nを介して入力されると共に、(n−
1)画面遅延された入力映像信号を記憶する。
【0006】一方、メモリMAn及びMBnのうち読み
出し状態にある他方のメモリは、読み出しアドレス生成
部32からの、ベクトルvnに対応する読み出しアドレ
スがスイッチSW2n-1又はSW2nを介してそのアドレス
端子Aに入力されると共に、n画面遅延された映像信号
を読み出す。この読み出し映像信号は、スイッチSW
n+8を介して予測画像pnとして出力される。従って、
予測画像p1は入力映像信号の1画面前の映像信号、予
測画像p2は入力映像信号の2画面前の映像信号、予測
画像p3は入力映像信号の3画面前の映像信号、予測画
像p4は入力映像信号の4画面前の映像信号である。以
上の動作が正しく行われるように、スイッチSW1〜S
12が切り替えられて、ベクトルv1、v2、v3及び
v4にそれぞれ対応する予測画像p1、p2、p3及び
p4がそれぞれ生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の予測画像生成回路では、一つのベクトルに対する予測
画像を生成するのに、一対のメモリMAnとMBnの一
方を書き込み状態とし、他方を読み出し状態とし、これ
らの状態を1画面毎に交互に切り替えて予測画像を生成
する構成であるため、ベクトルの数の2倍の数のメモリ
が必要で、ベクトルの数が多くなるほど回路規模及びコ
ストが大幅に増大し、更に消費電力も増大するという問
題がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
高価なメモリの使用を極力少なくして回路規模及びコス
トを低減し得る予測画像生成回路を提供することを目的
とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、消費電力を低
減し得る予測画像生成回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、1画面分の入力映像信号を書き込み、読
み出す(n+1)個のメモリと、入力映像信号と入力映
像信号よりもk画面(ただし、k=1,2,...,
n)前の映像信号との間で算出されたn個の動きベクト
ルを入力信号として受け、メモリの読み出しアドレスと
書き込みアドレスをそれぞれ生成するアドレス生成部
と、(n+1)個のメモリのうち一のメモリに対しては
入力映像信号を書き込ませ、他のn個のメモリはそれぞ
れn個の動きベクトルに対応した読み出しアドレスから
記憶映像信号を読み出させると共に、書き込み動作する
メモリが1画面毎に巡回的に切り替わるように、アドレ
ス生成部とメモリをそれぞれ制御する制御部と、読み出
し動作を行っているn個のメモリの読み出し出力映像信
号のうち、n個の動きベクトルに対応した読み出し出力
映像信号を予測画像として選択出力する出力データセレ
クタとを有することを特徴とする。
【0011】本発明では、n個の予測画像を得る場合、
(n+1)個のメモリのうち一のメモリに対しては入力
映像信号を書き込ませ、他のn個のメモリはそれぞれn
個の動きベクトルに対応した読み出しアドレスから記憶
映像信号を読み出させると共に、書き込み動作するメモ
リが1画面毎に巡回的に切り替わるように制御し、読み
出し動作しているn個のメモリから出力データセレクタ
を介してn個の予測画像を得ることができるため、高価
なメモリは入力ベクトルの数nよりも1だけ多くて済
む。
【0012】また、本発明は1画面分の入力映像信号を
書き込み、読み出すn個のメモリと、入力映像信号と入
力映像信号よりもk画面(ただし、k=1,
2,...,n)前の映像信号との間で算出されたn個
の動きベクトルを入力信号として受け、メモリの読み出
しアドレスと書き込みアドレスをそれぞれ生成するアド
レス生成部と、n個の動きベクトルのうち、m個(m<
n)の第1の動きベクトルは常時有効で、残りの(n−
m)個の第2の動きベクトルはある周期で有効と無効が
交互に、かつ、同時に入れ替わり、第2の動きベクトル
が無効であるときは、第1の動きベクトルに対応した読
み出しアドレスをn個のメモリのうち適当なメモリに与
え、それ以外のメモリの1つに書き込みアドレスを与
え、第2の動きベクトルが有効なときは、それぞれの動
きベクトルに対応した読み出しアドレスを対応したメモ
リに与えるように、アドレス生成部とメモリをそれぞれ
制御する制御部と、第1の動きベクトルに対するメモリ
出力を予測画像信号として常に選択出力し、第2の動き
ベクトル有効時のみ、更に第2の動きベクトルに対応し
たメモリ出力を予測画像信号として選択出力する出力デ
ータセレクタとを有することを特徴とする。
【0013】この発明では、常時有効な第1の動きベク
トルに対するメモリ出力を予測画像信号として常に選択
出力し、ある周期で有効と無効が交互に、かつ、同時に
入れ替わる第2の動きベクトル有効時のみ、更に第2の
動きベクトルに対応したメモリ出力を予測画像信号とし
て選択出力するようにしたため、メモリは第1及び第2
の動きベクトルの総数分で済む。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0015】図1は本発明になる予測画像生成回路の第
1の実施の形態の構成図を示す。本実施の形態は、コン
トロール信号生成部1、読み出し・書き込みアドレス生
成部2、メモリ31〜35、及び出力データセレクタ4か
ら構成されている。コントロール信号生成部1は、メモ
リ31〜35のうち、どのメモリに入力映像信号を書き込
むかを制御するライトイネーブル信号を発生し、また、
どのメモリが読み出し可能かを制御するリードイネーブ
ル信号を発生する。
【0016】読み出し・書き込みアドレス生成部2は、
入力映像信号をメモリ31〜35に書き込むための書き込
みアドレス信号を発生し、また、ベクトルv1〜v4に
それぞれ対応した特定のメモリに、読み出しアドレス信
号を供給する。メモリ31〜35はそれぞれ入力映像信号
が入力端子に入力され、1画面分(1フレーム又は1フ
ィールド)の入力映像信号を蓄積する。出力データセレ
クタ4は、メモリ31〜35の出力信号を入力信号として
受け、ベクトルv1に対する予測画像p1をメモリ31
〜35の読み出し出力信号の中から選択して出力する。
同様に、出力データセレクタ4は、ベクトルv2、v3
及びv4に対する予測画像p2、p3及びp4も、メモ
リ31〜35の読み出し出力信号の中から選択して出力す
る。
【0017】次に、この実施の形態の動作について図2
及び図3を併せ参照して説明する。図2は図1のコント
ロール信号生成部1の一例の動作説明図で、コントロー
ル信号生成部1により制御されたメモリ31〜35の状態
を模式的に示す。すなわち、メモリ31〜35のうち、あ
る期間では斜線で模式的に示すようにメモリ31のみ
入力映像信号の1画面分を書き込み、残りの4つのメモ
リ32〜35は白地で示すように読み出し状態とされてい
る。
【0018】次ので示す期間は、入力映像信号の次の
1画面分の情報が斜線で模式的に示すようにメモリ32
のみに書き込まれ、残りの4つのメモリ31及び33〜3
5は白地で示すように読み出し状態とされる。以下、同
様に、、、及びで示す各1画面期間毎に斜線
で模式的に示す書き込み状態とされるメモリが順次
3、34、35、31、32というように切り替えられて
入力映像信号の1画面分の情報が時分割的に書き込まれ
ていき、書き込み状態にない残りの4つのメモリがそれ
ぞれ読み出し状態に制御される。
【0019】一方、読み出し・書き込みアドレス生成部
2から出力された書き込みアドレスは、図3(A)に模
式的に示すように、で示す1画面期間はメモリ31
供給され、以後、、、、及びで示す各1画
面期間毎にメモリ32、33、34、35、31、32という
順序で書き込み状態に制御されたメモリに順次に切り替
え入力される。
【0020】ここで、読み出し・書き込みアドレス生成
部2に入力されるベクトルv1〜v4のうちv1は、入
力映像信号から1画面前の入力映像信号と現在の入力映
像信号との間で検出された動画像信号の動きベクトルを
示している。同様に、ベクトルv2、v3及びv4は、
それぞれ入力映像信号とその入力映像信号よりも2画面
前、3画面前、及び4画面前の入力映像信号との間で検
出された動画像信号の動きベクトルを示している。
【0021】従って、ベクトルv1に対して読み出され
るメモリは、入力映像信号を書き込んでいるメモリより
も1画面前の入力映像信号を書き込んだメモリが対応す
る。ゆえに、この場合はベクトルv1に対しては、図3
(B)に模式的に示すように、で示す1画面期間はメ
モリ35から1画面前の入力映像信号を読み出し、以後
、、、、及びで示す各1画面期間毎にメモ
リ31、32、33、34、35、31という順序で読み出し
制御されるメモリが順次に切り替わるように、読み出し
・書き込みアドレス生成部2から出力される読み出しア
ドレスが切り替えられる。また、出力データセレクタ4
は、このベクトルv1に対して読み出されたデータを予
測画像p1の出力に対応するように、メモリ出力を切り
替える。
【0022】同様に、ベクトルv2、v3及びv4に対
して読み出されるメモリは、図3(C)、(D)及び
(E)にそれぞれ模式的に示すように、1画面期間毎に
順次に切り替わるように、読み出し・書き込みアドレス
生成部2から出力される読み出しアドレスが切り替えら
れる。また、出力データセレクタ4は、このベクトルv
2、v3及びv4に対して読み出されたデータを予測画
像p2、p3及びp4の出力に対応するように、メモリ
出力を切り替える。
【0023】この実施の形態によれば、ベクトル信号の
数だけそれぞれ並列に読み出し動作される4つのメモリ
と、書き込み動作する1つのメモリで構成されるため、
従来のような一つのベクトル信号につき2つのメモリを
設ける冗長な回路構成に比べメモリ数が少なくて済み、
ベクトル信号の数が多くなればなるほど、回路規模の縮
小と低コスト化を実現でき、また、消費電力も低減でき
る。
【0024】図4は本発明になる予測画像生成回路の第
2の実施の形態の構成図を示す。同図中、図1と同一構
成部分には同一符号を付してある。図4に示す第2の実
施の形態は、コントロール信号生成部6、読み出し・書
き込みアドレス生成部7、入力ベクトル信号と同数の
(生成する予測画像信号と同数の)4つのメモリ31
4、及び出力データセレクタ8から構成されている。
コントロール信号生成部6は、4つのメモリ31〜34
うち、どのメモリに入力映像信号を書き込むかを制御す
るライトイネーブル信号を発生し、また、どのメモリが
読み出し可能かを制御するリードイネーブル信号を発生
する。
【0025】読み出し・書き込みアドレス生成部7は、
入力映像信号をメモリ31〜34に書き込むための書き込
みアドレス信号を発生し、また、ベクトルv1〜v4に
それぞれ対応した特定のメモリに、読み出しアドレス信
号を供給する。メモリ31〜34はそれぞれ入力映像信号
が入力端子に入力され、1画面分(1フレーム又は1フ
ィールド)の入力映像信号を蓄積する。
【0026】出力データセレクタ8は、メモリ31〜34
の出力信号を入力信号として受け、ベクトルv1に対す
る予測画像p1をメモリ31〜34の読み出し出力信号の
中から選択して出力する。同様に、出力データセレクタ
8は、ベクトルv2、v3及びv4に対する予測画像p
2、p3及びp4も、メモリ31〜34の読み出し出力信
号の中から選択して出力する。
【0027】次に、この実施の形態の動作について説明
する。入力ベクトルv1、v2、v3及びv4のうち、
入力ベクトルv1とv2は常に有効で、他の2つの入力
ベクトルv3及びv4はある周期で有効・無効が同時に
入れ替わるようになされている。コントロール信号生成
部6は、ベクトルv3及びv4が無効なときはベクトル
v1及びv2に対応しないメモリに入力映像信号を書き
込み、ベクトルv3及びv4が有効なときはメモリ
1、32、33及び34のすべてを読み出し状態にするよ
うに、ライトイネーブル、リードイネーブルを制御す
る。
【0028】従って、例えばある1画面期間はベクトル
v3及びv4が共に無効でメモリ31にのみ入力映像信
号が書き込まれ、次の1画面期間はベクトルv3及びv
4が共に無効でメモリ32にのみ入力映像信号が書き込
まれ、次の1画面期間はベクトルv3及びv4が共に有
効に切り替わり、メモリ31〜34がそれぞれ読み出し状
態とされる。
【0029】更に、次の1画面期間はベクトルv3及び
v4が共に無効でベクトルv1及びv2に対応しないメ
モリ33にのみ入力映像信号が書き込まれ、次の1画面
期間はベクトルv3及びv4が共に無効でメモリ34
のみ入力映像信号が書き込まれ、次の1画面期間はベク
トルv3及びv4が共に有効に切り替わり、メモリ31
〜34がそれぞれ読み出し状態とされる。以下、上記の
シーケンスが繰り返されるようにコントロール信号生成
部6からのコントロール信号(ライトイネーブル信号、
リードイネーブル信号)により読み出し、書き込み制御
が行われる。
【0030】読み出し・書き込みアドレス生成部7は、
ベクトルv3及びv4が無効であるときは、ベクトルv
1及びv2に対応した読み出しアドレスを適当なメモリ
に与え、それ以外のメモリの1つに書き込みアドレスを
与え、ベクトルv3及びv4が有効なときは、それぞれ
のベクトルに対応した読み出しアドレスを対応したメモ
リに与える。出力データセレクタ8は、ベクトルv1、
v2に対するメモリ出力を予測画像信号p1、p2とし
て常に選択出力し、また、ベクトルv3、v4有効時の
み、更にベクトルv3及びv4に対応したメモリ出力を
予測画像信号p3及びp4として選択出力する。
【0031】この実施の形態では、ベクトル1つに対
し、1個のメモリで予測画像信号を生成することができ
る。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態に比
べ、場合によっては更にメモリを削減できるので、回路
規模の縮小と消費電力の低減効果をより一層高めること
ができる。
【0032】
【実施例】次に、実施例について説明する。図5は図1
の第1の実施の形態の実施例の回路系統図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図5において、入力映像信号は、前記メモ
リ31〜35を構成するランダム・アクセス・メモリ(R
AM)161〜165のそれぞれの入力端子に入力され
る。このRAM161〜165に対して読み出し・書き込
みアドレスを供給する読み出し・書き込みアドレス生成
部2は、書き込みアドレスカウンタ14、読み出しアド
レスカウンタ12、加算器131〜134、セレクタ15
1〜155から構成されている。
【0033】加算器131〜134はそれぞれベクトルv
1、v2、v3及びv4に対するアドレスオフセット
を、読み出しアドレスカウンタ12からの読み出しアド
レスに加算する。セレクタ151〜155は、それぞれ書
き込みアドレスカウンタ14からの一つの書き込みアド
レスと、加算器131〜134からの4つの読み出しアド
レスの計5入力信号から、そのセレクト端子Sに印加さ
れるメモリアドレス切替信号に基づいて、いずれか一の
アドレスを選択して、対応して設けられたRAM161
〜165のアドレス端子へ出力する5×1セレクタであ
る。RAM161〜165はメモリ制御信号に従い、入力
映像信号の記憶を行う。
【0034】セレクタ171〜174は、それぞれ前記出
力データセレクタ4を構成しており、RAM161〜1
5からそれぞれ出力される5つの入力信号の中から出
力データ切替信号に従い、一つの入力信号を選択し、そ
れをベクトルv1、v2、v3及びv4にそれぞれ対応
する予測画像信号p1、p2、p3及びp4を出力す
る。
【0035】次に、この実施例の動作について説明す
る。ベクトルv1、v2、v3及びv4は、それぞれ入
力映像信号と、その入力映像信号に対し1、2、3及び
4画面(フィールド)前の映像信号との間で算出された
動画像の動きベクトルとする。加算器131、132、1
3及び134は、読み出しアドレスカウンタ12から出
力される読み出しアドレスに、ベクトルv1、v2、v
3及びv4のアドレスオフセットを加算し、それぞれの
ベクトルに対応した読み出しアドレスを生成し、セレク
タ151〜155にそれぞれ供給する。
【0036】セレクタ151〜155はこれらの読み出し
アドレスと書き込みアドレスカウンタ14からの書き込
みアドレスを入力信号として受け、それらのうちの一の
アドレスを選択して、対応して設けられたRAM161
〜165にそれぞれ供給する。ここで、RAM161〜1
5は図3で示した準に入力映像信号の書き込み及びベ
クトルv1、v2、v3及びv4のそれぞれに対し1、
2、3及び4画面前の映像信号の読み出しを行う。
【0037】この書き込み及び読み出し制御は、セレク
タ151〜155を切り替えるメモリアドレス切替信号
と、RAM161〜165の制御端子に供給されるメモリ
制御信号とにより行われる。RAM161〜165の読み
出し出力映像信号は、セレクタ171〜174にそれぞれ
入力され、ここで出力データ切替信号に基づき図3で示
した順に切り替えられて、ベクトルv1〜v4に対応し
た予測画像p1〜p4として出力される。
【0038】この実施例では、4つのベクトルv1〜v
4に対して5個のRAM161〜165で4つの予測画像
p1〜p4を生成することができるので、従来の1つの
ベクトルに対して2つの書き込み用と読み出し用の2つ
のメモリを用いる回路よりもメモリ数を減らすことがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の第
1の発明によれば、入力ベクトルの数nだけそれぞれ並
列に読み出し動作されるn個のメモリと、書き込み動作
する1つのメモリで構成してn個の予測画像を生成でき
るため、従来のような一つのベクトルにつき2つのメモ
リを設ける冗長な回路構成に比べメモリ数が少なくて済
み、ベクトルの数が多くなればなるほど、回路規模の縮
小と低コスト化を実現でき、また、消費電力も低減でき
る。
【0040】また、請求項2記載の第2の発明によれ
ば、常時有効な第1の動きベクトルに対するメモリ出力
を予測画像信号として常に選択出力し、ある周期で有効
と無効が交互に、かつ、同時に入れ替わる第2の動きベ
クトル有効時のみ、更に第2の動きベクトルに対応した
メモリ出力を予測画像信号として選択出力することによ
り、メモリは動きベクトル1つに対し、1個のメモリで
予測画像信号を生成することができるため、場合によっ
ては第1の発明よりもメモリを削減できるので、回路規
模の縮小と消費電力の低減効果をより一層高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】図1のコントロール信号生成部の一例の動作説
明図である。
【図3】図1の読み出し・書き込みアドレス生成部と出
力セレクタの一例の動作説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図5】本発明の一実施例の回路系統図である。
【図6】従来の一例の構成図である。
【符号の説明】
1、6 コントロール信号生成部 2、7 読み出し・書き込みアドレス生成部 31〜35 メモリ 4、8 出力データセレクタ 12 読み出しアドレスカウンタ 131〜134 加算器 14 書き込みアドレスカウンタ 151〜155、171〜174 セレクタ 161〜165 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面分の入力映像信号を書き込み、読
    み出す(n+1)個のメモリと、 前記入力映像信号と該入力映像信号よりもk画面(ただ
    し、k=1,2,...,n)前の映像信号との間で算
    出されたn個の動きベクトルを入力信号として受け、前
    記メモリの読み出しアドレスと書き込みアドレスをそれ
    ぞれ生成するアドレス生成部と、 前記(n+1)個のメモリのうち一のメモリに対しては
    前記入力映像信号を書き込ませ、他のn個のメモリはそ
    れぞれ前記n個の動きベクトルに対応した読み出しアド
    レスから記憶映像信号を読み出させると共に、書き込み
    動作するメモリが1画面毎に巡回的に切り替わるよう
    に、前記アドレス生成部とメモリをそれぞれ制御する制
    御部と、 読み出し動作を行っている前記n個のメモリの読み出し
    出力映像信号のうち、前記n個の動きベクトルに対応し
    た読み出し出力映像信号を予測画像として選択出力する
    出力データセレクタとを有することを特徴とする予測画
    像生成回路。
  2. 【請求項2】 1画面分の入力映像信号を書き込み、読
    み出すn個のメモリと、 前記入力映像信号と該入力映像信号よりもk画面(ただ
    し、k=1,2,...,n)前の映像信号との間で算
    出されたn個の動きベクトルを入力信号として受け、前
    記メモリの読み出しアドレスと書き込みアドレスをそれ
    ぞれ生成するアドレス生成部と、 前記n個の動きベクトルのうち、m個(m<n)の第1
    の動きベクトルは常時有効で、残りの(n−m)個の第
    2の動きベクトルはある周期で有効と無効が交互に、か
    つ、同時に入れ替わり、該第2の動きベクトルが無効で
    あるときは、前記第1の動きベクトルに対応した読み出
    しアドレスを前記n個のメモリのうち適当なメモリに与
    え、それ以外のメモリの1つに書き込みアドレスを与
    え、前記第2の動きベクトルが有効なときは、それぞれ
    の動きベクトルに対応した読み出しアドレスを対応した
    前記メモリに与えるように、前記アドレス生成部とメモ
    リをそれぞれ制御する制御部と、 前記第1の動きベクトルに対するメモリ出力を予測画像
    信号として常に選択出力し、前記第2の動きベクトル有
    効時のみ、更に前記第2の動きベクトルに対応したメモ
    リ出力を予測画像信号として選択出力する出力データセ
    レクタとを有することを特徴とする予測画像生成回路。
  3. 【請求項3】 前記アドレス生成部は、書き込みアドレ
    スを発生する書き込みアドレスカウンタと、読み出しア
    ドレスカウンタと、該読み出しアドレスカウンタの出力
    アドレスと、前記n個の動きベクトルのアドレスオフセ
    ットとを別々に加算するn個の加算器と、前記n個の加
    算器から出力された読み出しアドレスと書き込みアドレ
    スとをそれぞれ入力信号として受け、それら(n+1)
    入力信号中のうちの一の信号を出力する(n+1)個の
    セレクタとからなり、前記(n+1)個のセレクタのう
    ち一のセレクタからは前記書き込みアドレスを選択出力
    し、他のn個のセレクタからはそれぞれ読み出しアドレ
    スを選択出力することを特徴とする請求項1記載の予測
    画像生成回路。
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