JP2822722B2 - 遅延基板内蔵型icソケット - Google Patents

遅延基板内蔵型icソケット

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JP2822722B2
JP2822722B2 JP26116391A JP26116391A JP2822722B2 JP 2822722 B2 JP2822722 B2 JP 2822722B2 JP 26116391 A JP26116391 A JP 26116391A JP 26116391 A JP26116391 A JP 26116391A JP 2822722 B2 JP2822722 B2 JP 2822722B2
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Inventor
武夫 福島
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安藤電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被測定ICの出力ピ
ンからの出力データを一定値遅延して同じICの入力ピ
ンに接続する遅延基板内蔵型ICソケットについてのも
のである。
【0002】
【従来の技術】ICを測定する場合、プリント基板にI
Cソケットを実装し、ICをICソケット上に実装す
る。次に、従来技術によるICソケットの外観図を図9
により説明する。図9の1はモールド、2はソケットピ
ン、8はICソケットである。ICソケット8は、プリ
ント基板に実装されるが、被測定ICの出力ピンからの
出力データを一定値遅延して同じICの入力ピンに接続
するためには、ICソケットの他に遅延回路をプリンと
基板上に実装するか、または、同軸線等の線材で遅延を
必要とするピンとピンの間を線長を長くして配線しなく
てはならない。一般的に、線材による遅延は、5ns /m
である。このため、線材で遅延させるには、(遅延した
い遅延量/線材の遅延量)の線材とそれを束ねるスペー
スが必要になる。
【0003】例えば、図8アのような被測定ICの出力
ピン(図では1番ピン)のクロックを 1ns遅延させて、
入力ピン(図では2番ピン)に入力し、被測定IC内に
ある別のデータをラッチする場合に、約20cmの線材を1
番ピンと2番ピンの間に配線し、 1ns遅延させたクロッ
クを2番ピンに加えて被測定IC内にある別のデータを
ラッチする。図8イは図8アのタイミングチャートであ
る。図8では線材で遅延を実現しているが、遅延回路を
外付けにして遅延を加える場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9の従来のICソケ
ット8で被測定ICの出力ピンからの出力データを一定
値遅延して同じICの入力ピンに接続しようとすると、
ICソケット8の他に遅延回路をプリント板上に実装し
て配線するか、同軸等の線材を必要遅延分の長さにして
ピンとピンを配線して遅延量を作る必要がある。この発
明は、遅延基板を組入れることにより、プリント基板に
遅延回路の実装や、同軸等の線材を配線することなく、
ピン間を遅延することができるICソケットの提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、構成部品全体を固定するアーム10
をもち、穴11をもつ固定板3と、穴11に収納され、
接触面12と末端部25をもつソケットピン4と、穴1
5をもち、遅延パターン6が配線され、ソケットピン4
の接触面12と接触する接触面7をもつ遅延基板5と、
遅延基板5の遅延パターン6とICソケット8とを絶縁
する絶縁板24と、ソケットピン4の末端部25と合致
するソケットピン2をもつICソケット8とを備える。
【0006】
【作用】次に、この発明によるICソケットの構成部品
を図1により説明する。ICソケット8は、プリント配
線とソケットピン4との信号の伝達に使う。ソケットピ
ン4が半田付等でプリント配線基板に接続できないため
である。絶縁板24は、遅延基板5に配線される遅延パ
ターンとの絶縁に使う。遅延基板5は、ピン間に遅延パ
ターンが配線されており、ピン間に一定量の遅延をあた
えるために使われる。例えば、1番ピンと2番ピン用の
穴15から図7に示す遅延パターン6を配線する。遅延
パターン6が配線されている穴15は、図6の接触面7
をもつ穴になっているので、ソケットピン4が1番ピン
と2番ピン用の穴15に収納されると、図4のソケット
ピン4の接触面12が図12のように接触しあい、1番
ピンと2番ピン間を遅延する。
【0007】また、遅延基板5の穴15には、図6のソ
ケットピン4の接触面12と電気的に導通のある接触を
する穴と電気的な導通のない穴がある。図4のソケット
ピン4は、末端部25が図9のICソケット8のソケッ
トピン2に嵌合し、ソケットピン4の接触面12が遅延
基板5の遅延パターン6の接触面7と接触されるように
なっている。この嵌合は、図11のようになる。図2の
ような構成部品全体を固定するアーム10をもつ固定板
3は、図10のように構成部品全体を重ね合わせたと
き、ICソケット8のモールドにアーム10が図11の
ように合致するようにL字加工されており、これで全体
を固定する。ICソケットの形状には、DIPタイプ、
PGAタイプ等がある。
【0008】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図2
は、全体を固定するアーム10をもつ固定板3の説明図
である。図2のアーム10は、L字状に加工され、図1
1のようにICソケット8のモールド部分1の底面と合
致し、全体を固定する。図3は、固定板3の穴が凹加工
されていることを説明する図であり、図11のように全
体を固定したとき、ソケットピン4の上部を収納する。
図4は、ソケットピン4の説明図であり、遅延基板5の
遅延パターン6の接触面7と接触する接触面12をも
ち、ICソケット8のソケットピン2と嵌合する末端部
25をもつ。図5は遅延基板の説明図であり、図6は遅
延基板5の穴15の説明であり、電気的導通のある接触
面7をもつ穴と電気的に導通のない穴があることを示し
ている。
【0009】図7は、遅延基板5に遅延パターン6の配
線例であり、図11のように全体を固定したとき、ソケ
ットピン4の接触面12が遅延基板5の接触面7に接触
すると、1番ピンと2番ピンの間に一定量の遅延が与え
られる。図2から図7で説明した部品を図1のように並
べて重ね合わせると、図10になる。図11は、図10
の断面図である。図11の28は、プリント配線板であ
り、ICソケット8のソケットピン2が配線される。ま
た、図11のように全体を重ねあわせると、ソケットピ
ン4と遅延パターン6の接触面7が接触する。
【0010】次に、このときの関係を図12により説明
する。図12でもわかるように、ソケットピン4の接触
面12と遅延基板5がもつ遅延パターン6の接触面7が
電気的に導通のある状態で接触する。この接触により、
パターンのピン間に一定量の遅延が与えられる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、遅延基板を絶縁板と
固定板の間に実装するので、一定量の遅延をピン間に与
えるためにプリント配線板上に遅延回路を実装する必要
がなく、また、同軸等の線材を使用し、一定量の遅延を
与えるための長い線材やその線材を束ねるスペースを確
保する必要がない。また、遅延するピンを変更する場
合、配線のやり直しの必要がなく、遅延基板を変更する
だけで遅延するピンを変更できるので、ベース基板を作
り直す必要がない。また、図8の回路は、通常の回路設
計等にもよく用いられるが、この発明によれば、外付け
遅延回路がなくなるので、高密度実装を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による構成部品の分解斜視図である。
【図2】図1の固定板3の説明図である。
【図3】図2の固定板3の穴11の説明図である。
【図4】図1のソケットピン4の説明図である。
【図5】図1の遅延基板5の説明図である。
【図6】図5の穴15の説明図である。
【図7】遅延基板5の遅延パターン6の例である。
【図8】従来技術による出力ピンと入力ピンの遅延方法
説明図である。
【図9】従来技術によるICソケットの外観図である。
【図10】図1の組立図である。
【図11】図12の拡大断面図である。
【図12】ソケットピン4と遅延基板5の遅延パターン
6の関係説明図である。
【符号の説明】
1 モールド 2 ソケットピン 3 固定板 4 ソケットピン 5 遅延基板 6 遅延パターン 7 接触面 8 ICソケット 10 アーム 11 穴 12 接触面 15 穴 24 絶縁板 25 末端部 28 プリント配線板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成部品全体を固定するアーム(10)をも
    ち、第1の穴(11)をもつ固定板(3) と、 第1の穴(11)に収納され、接触面(12)と末端部(25)をも
    つ第1のソケットピン(4) と、 第2の穴(15)をもち、遅延パターン(6) が配線され、第
    1のソケットピン(4)の接触面(12)と接触する接触面(7)
    をもつ遅延基板(5) と、 遅延基板(5) の遅延パターン(6) とICソケット(8) と
    を絶縁する絶縁板(24)と、 第1のソケットピン(4) の末端部(25)と合致する第2の
    ソケットピン(2) をもつICソケット(8) とを備えるこ
    とを特徴とする遅延基板内蔵型ICソケット。
  2. 【請求項2】 遅延基板(5) の第2の穴(15)には、第1
    のソケットピン(4)の接触面(12)と電気的に導通する穴
    と、電気的に導通しない穴がある請求項1記載の遅延基
    板内蔵型ICソケット。
JP26116391A 1991-09-12 1991-09-12 遅延基板内蔵型icソケット Expired - Lifetime JP2822722B2 (ja)

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JPH0574984A JPH0574984A (ja) 1993-03-26
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