JP2822609B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2822609B2 JP14831190A JP14831190A JP2822609B2 JP 2822609 B2 JP2822609 B2 JP 2822609B2 JP 14831190 A JP14831190 A JP 14831190A JP 14831190 A JP14831190 A JP 14831190A JP 2822609 B2 JP2822609 B2 JP 2822609B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体燃料燃焼装置に関し、とくに家庭用の
給湯や暖房に使用するものに関する。
従来の技術 近年、石油などの液体燃料機器において、燃焼量可変
幅の拡大や低騒音化や機器の小形化への要求が強くなっ
てきている。
従来、この種の圧力噴霧型の液体燃料燃焼機器のバー
ナ部としては、第3図に示すようなものが一般的であっ
た。以下第3図を参照しながら説明する。
第3図に示すように、燃料タンク21と、燃料ポンプ22
と、圧力噴霧ノズル23は、燃料供給管24で連通して燃料
の供給路を構成しており、圧力噴霧ノズル23は送風路25
内部に配置され、燃焼室26へのぞんでいる。また、送風
路25は、送風ファン27に連通しており、送風路25の燃焼
室26への開口端には旋回羽根28を配置している。
上記構成において、燃料タンク21から供給された燃料
は、燃料ポンプ22で設定圧力まで加圧されて、圧力噴霧
ノズル23に供給され圧力噴霧ノズル23から噴出し、周囲
空気との相対速度によって生じるせん断力によって微粒
化され、燃焼室26へ噴霧される。一方燃焼用空気は、送
風ファン27より供給され送風路25を通り燃焼室26へ供給
される。このとき旋回羽根28により旋回気流を形成し、
圧力噴霧ノズル23より噴霧された燃料と燃焼反応し、火
炎を形成する。
発明が解決しようとする課題 このような従来の液体燃料燃焼装置では、圧力噴霧ノ
ズル23から噴出される噴霧の粒径が大きいために火炎長
さが大きくなり、機器の小形化を図ることができず、さ
らに、燃焼騒音は燃料粒子が火炎によって急激に沸騰す
る際の破裂音によって発生するため低騒音化を図ること
ができなかった。また、圧力噴霧ノズル23から噴出する
際の燃料の微粒化は、噴出する流体の運動エネルギーに
よってまかなわれるので、噴出流速が小さくなれば運エ
ネルギーも小さくなり十分な燃料の微粒化ができなかっ
た。すなわち、噴出流速は燃料の燃焼量によって決まる
ので、燃焼量が小さくなると噴出流速も小さくなり運動
エネルギーも小さくなるので、燃料の噴霧粒子径が大き
くなり燃焼不良のため燃焼可変幅がとれなかった。
本発明は、上記課題を解決するもので、液体燃料燃焼
機器の小形化、低騒音化を図り、燃焼量可変幅を拡大す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、液体燃料を供給
する燃料供給部と、前記燃料供給部と圧力噴出部とを連
通する燃料供給管と、前記圧力噴出部の噴出方向に設置
された衝突部と、前記衝突部を内包して燃焼室に臨ませ
た予混合筒とからなる液体燃料燃焼装置において、前記
衝突部に接合した振動部を備えたものである。
作用 本発明は、上記した構成により、燃料供給部より供給
される液体燃料は圧力噴出部から衝突部に向かって噴出
され衝突部と衝突することで一部は液膜状に飛散し衝突
微粒化されるが、衝突部は振動部で発生する振動波によ
って振動しているので、液膜に振動波が伝達されて燃料
の微粒化が促進されるため、燃料がより小さな粒子の噴
霧となる。一方飛散せずに衝突部に付着する一部の燃料
は、衝突部が振動部で発生する振動波によって振動して
いるので燃料が微粒化され、液が発生しない小さな粒子
の噴霧となる。また燃料量が最小である場合には、圧力
噴出部から噴出される流速が低下し十分な衝突微粒化が
できなくなるが、衝突部が振動部で発生する振動波によ
って振動しているので微粒化が促進されることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例の液体燃料燃焼装置について
第1図および第2図を参照しながら説明する。
第1図および第2図に示すように、燃料タンク1と、
燃料ポンプ2と、単孔ノズルからなる圧力噴出部3は、
燃料供給管4で連通して燃料の供給路を構成しており、
単孔ノズルからなる圧力噴出部3の噴出方向には円錐台
状の衝突部5が、単孔ノズルからなる圧力噴出部3と径
小部端面を対面して配置されており、円錐台状の衝突部
5の他方の径大部端面には圧電振動子からなる振動部6
が接合されている。さらに、円錐台状の衝突部5を内包
するように予混合筒7が設けられ、燃焼室8へのぞんで
おり、予混合筒7の外周に燃焼用空気通路を形成する送
風路9が設けられている。また、送風路9と予混合筒7
は、送風ファン10に連通しており、送風路9の燃焼室8
への開口端には旋回羽根11が配置されている。
上記構成において、燃料タンク1から供給された燃料
は、燃料ポンプ2で設定圧力まで加圧されて燃料供給管
4を通り、単孔ノズルからなる圧力噴出部3に供給さ
れ、円錐台状の衝突部5の径小部端面に向けて噴出さ
れ、圧電振動子からなる振動部6によって振動している
円錐台状の衝突部5の径小部端面に衝突することにより
微粒化され、広い燃焼可変幅で滴の発生しない小さな粒
子の噴霧となる。一方送風ファン10より供給される空気
は、一部予混合筒7内に流入し燃料の噴霧とあらかじめ
混合された状態で燃焼室8へ噴出される。また、予混合
筒7内に流入しなかった空気は、送風路9を通り旋回羽
根11によって旋回気流を形成し、燃焼用空気として燃焼
室8に供給され、燃焼反応により火炎を形成する。
このように本実施例の液体燃料燃焼装置によれば、単
孔ノズルからなる圧力噴出部3から噴出される燃料は、
圧電振動子からなる振動部6によって振動している円錐
台状の衝突部5の径小部端面に衝突することにより微粒
化され、広い燃焼可変幅で滴の発生しない小さな粒子の
噴霧となり、さらに、送風ファン10より供給される空気
の一部とあらかじめ混合された状態で燃焼室8へ噴出さ
れるので、加速燃焼させることができ、燃焼速度を拡散
燃焼よりも大きくすることができる。従って、広い燃焼
可変幅に対して火炎長が短くなり機器の小形化を図るこ
とができ、さらに燃焼の噴霧粒子径が小さいので、燃焼
粒子が火炎によって急激に沸騰する際の破裂音に起因す
る燃焼騒音を低減することができ機器の低騒音化を図る
ことができる。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明の液体
燃料燃焼装置によれば、次の効果が得られる。
圧力噴出部から噴出された液体燃料が、振動部によっ
て振動している衝突部に衝突することにより微粒化さ
れ、広い燃焼可変幅で滴の発生しない小さな粒子の噴霧
となるため、燃料粒子が火災によって急激に沸騰する際
の破裂音に起因する燃焼騒音を低減することができ、広
い燃焼可変幅を有した低騒音な機器を提供できる。
予混合筒内で燃焼用空気と噴霧とをあらかじめ混合さ
せた状態で燃焼室へ噴出させることで、加速燃焼させる
ことができ、燃焼速度を拡散燃焼よりも大きくすること
ができるので燃焼反応がすみやかに完結し、火炎長が短
くなり機器の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の液体燃料燃焼装置の断面
図、第2図は同液体燃料燃焼装置の衝突部の断面図、第
3図は従来の液体燃料燃焼装置の断面図である。 2……燃料ポンプ、3……圧力噴出部、4……燃料供給
管、5……衝突部、6……振動部、7……予混合筒、8
……燃焼室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を供給する燃料供給部と、前記燃
    料供給部と圧力噴出部とを連通する燃料供給管と、前記
    圧力噴出部の噴出方向に設置された衝突部と、前記衝突
    部を内包して燃焼室にのぞませた予混合筒とからなる液
    体燃料燃焼装置において、前記衝突部に接合した振動部
    を備えてなる液体燃料燃焼装置。
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CN114688529A (zh) * 2020-12-31 2022-07-01 大连理工大学 一种具有凸起脊结构的预膜式气体辅助雾化喷嘴

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