JP2822320B2 - 発光結合物およびそれを用いたアッセイ - Google Patents

発光結合物およびそれを用いたアッセイ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体試料中の分析物
を検出する新規な方法に関するものである。より詳細に
は、本発明はリポソーム(ルミソーム)の壁内に封入さ
れたアクリジニウムエステルを用いて液体試料中の分析
物を検出する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非同位体イムノアッセイのためのマーカ
ー分子の担体としてリポソームを使用することは知られ
ている。たとえば米国特許第4,704,355 号、第4,695,55
4 号、第4,656,129 号、第4,193,983 号を参照せよ。イ
ムノアッセイにリポソームを使用する重要な利点は、リ
ポソームが、リポソーム小胞あたり非常に多数のマーカ
ー分子を担うことができ、それによって増幅したシグナ
ルをイムノアッセイに提供することができることであ
る。たとえば酵素のような巨大分子マーカー或いはたと
えば蛍光または吸収色素、スピンラベル、金属キレート
化剤、酵素活性化剤または一阻害剤などの小さい有機マ
ーカー分子を封入したリポソームを用いるイムノアッセ
イが報告された。たとえばクリッカ(Cricka,L.) および
カーター(Carter,T.) 著“臨床および生化学的ルミネッ
センス(Clinical and Biochemical Luminescence) ”,
153-178 ページ(マルセル デッカー社,ニューヨーク
およびバーゼル,1982)参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明以前には、化学
ルミネッセンスマーカー、たとえばAnn,Clin,Biochem.
25巻27ページ(1988),Clin,Chem .31巻,664ページ(198
5),欧州特許出願第EP82,636号および米国特許第4,74
5,181 号に記載のアクリジニウムエステルは、それを抗
原または抗体のような生物学的分子に直接結合させるこ
とによってイムノアッセイの標識として使用されたに過
ぎない。先行技術のアクリジニウムエステルおよびその
他の化学ルミネッセンス化合物の親油性は、それらをリ
ポソーム内に封入することを困難にしている。それは、
それらがリポソーム壁から速かに漏れるためである。そ
の上、先行技術のアクリジニウムエステルおよびその他
の化学ルミネッセンス化合物の水溶性は限られているた
め、リポソーム小胞あたりわずかのマーカー分子しか封
入できず、そのためシグナル増幅は比較的小さい。
【0004】よって、本発明の目的は、アクリジニウム
エステルを用いる新規の分析物検出法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】明細書本文および特許請
求の範囲に用いられる次の用語は、次に述べるような意
味を有する。
【0006】分析物:モノマーまたはポリエピトープ,
抗原,またはハプテン性である配位子である、測定すべ
き化合物または組成物。分析物はDNAまたはRNAの
一片であってもよい。
【0007】抗原:脊椎動物において、特に特異抗体の
産生を伴って、免疫反応を誘起し得る物質。
【0008】ハプテン:それ自体は免疫反応を誘起する
能力をもたないが、その他の分子に適当に結合したとき
には、そのハプテンを特異的に識別する抗体を産生し得
るようになる不完全抗原。
【0009】エピトープ(抗原決定基):或る抗体によ
って特異的に識別される特異的化学的および立体的構
造。
【0010】配位子:レセプターがもともと存在する
か、レセプターをそこにつくり得る化合物。
【0011】配位子類似体:レセプターに関して類似の
配位子と競合し得る変形配位子;その変形によって、変
形配位子が別の分子と結合する手段が提供される。
【0012】レセプター:分子の特殊の立体および極性
構造、すなわち抗原決定基の部位を識別できる化合物。
レセプターの例は、抗体,酵素,抗体断片、たとえばF
ab断片,DNAまたはRNA断片,レクチン,補体成
分,コングルチン,リウマチ因子,ホルモン,アビジ
ン,ブドウ球菌蛋白質Aなどである。
【0013】抗配位子:配位子のためのレセプター。
【0014】DNAプローブ:一体鎖DNAまたはRN
Aにハイブリダイズすることによって特異的DNAまた
はRNA配列を識別するDNA片。
【0015】RNAプローブ:一体鎖DNAまたはRN
Aにハイブリダイズすることによって特異的DNAまた
はRNA配列を識別するRNA片。
【0016】リポソーム:脂質、特に脂質混合物を水性
懸濁液に分散したときに得られる一枚膜または多重膜物
体。壁または膜は連続的脂質二重層から成る。
【0017】ルミソーム:封入アクリジニウムエステル
を含んで成るリポソーム。
【0018】本発明の方法に用いられるアクリジニウム
エステルは、リポソーム内に封入することができ、化学
ルミネッセンスシグナルを発することのできるアクリジ
ニウムエステルであればよい。好ましいアクリジニウム
エステルは次の構造式のアクリジニウムエステルであ
る:
【0019】
【化4】
【0020】ここでR1 は0ないし20のヘテロ原子、好
ましくは窒素,酸素,燐または硫黄を含むアルキル,ア
ルケニル,アルキニル,アリールまたはアラルキルであ
り;R2 ,R3 ,R5 ,R7 は水素,アミノ,アルコキ
シル,ヒドロキシル,−C アルキル,アルケニル,アルキニル,アリールまたはア
ラルキルである;R4 およびR8 は水素,アルキル,ア
ルケニル,アルキニル,アラルキルまたはアルコキシル
である;Xはアニオン、好ましくはCH3 SO4 - OS
2 - ,ハライド,OSO2 CF3 - ,OSO2 4
9 - ,または
【0021】
【化5】
【0022】であり、R6 は: −R−I(n) またはQ
−R−I(n) で、ここでRは上記のように定 Iはイオン化可能基で;nは最低1である。
【0023】R1 は、炭素原子1〜24のアルキル,アル
ケニル,アルキニル,アリールまたはアラルキルである
のが好ましい;R2 ,R3 ,R5 ,R7 は、水素,アミ
ノ, −CO2 ,シアノ,ヒドロキシル,炭素原子1〜
4のアルコキシル,ニトロ,ハライド,−SO3 または
−SCNであり;R4 およびR8 は好ましくは、水素,
または炭素原子1〜8のアルキル,アルケニル,アルキ
ニルまたはアルコキシル;Xはハライド; そしてRは、窒素,酸素,燐,硫黄から成る群から選択
されたヘテロ原子0ないし20箇を含む、炭素原子1〜24
のアルキル,アルケニル,アルキニル,アリールまたは
アラルキルである。
【0024】本発明の目的のためのイオン化可能基は、
特異的範囲内で正味の正一または負電荷を保有する官能
基である。好ましくは官能基は2−10の範囲内で、より
一層好ましくは5−9の範囲内で正味の正一または負電
荷を保有する。Iは、本発明のアクリジニウムエステル
のリポソーム内への封入に有害でないいかなるイオン化
可能基でもよい。Iは好ましくは−SO3 ,−OS
3 ,−PO3 ,−OPO3 または−CO2 で、nは好
ましくは約1ないし約20、より一層好ましくは約10以下
である。
【0025】より好ましくは、Rが炭素原子1〜10のア
ルキルで、R2 ,R3 ,R5 ,R7が水素,ニトロ,−
CN,ハライド,炭素原子1〜4のアルコキシル,アミ
ノまたは−SO3 で;R4 およびR8 が炭素原子1〜4
のアルキルである。
【0026】最も好ましくは、R1 ,R4 ,R8 がメチ
ルで;R2 ,R3 ,R5 ,R7 が水 −R−I(n) はアミノメタンスルフォン酸,7−アミノ
−1,3−ナフタレンジスルフォン酸,S−(3−スル
フォプロピル)システィン,2−アミノエチルヒドロゲ
ンスルフェート,2−アミノエチルホスフォン酸,およ
び2−アミノエチルジヒドロゲンホスフェードから成る
群から選択される。
【0027】本発明のアクリジニウムエステルにおいて
5 とR6 の位置は交換可能である。よって、本発明の
好ましくはアクリジニウムエステルは、次の構造式のア
クリジニウムエステルを含む:
【0028】
【化6】
【0029】ここで、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5
6 ,R7 ,R8 およびXは上で定められたものであ
る。
【0030】本発明の新規のアクリジニウムエステルは
水によく溶け、リポソームに高い濃度で封入される。ひ
とたびリポソーム内に入ると、新規のアクリジニウムエ
ステルは長時間封入されたままで、目立つほどは漏れな
い。
【0031】本発明の新規のアクリジニウムエステル
は、リポソームと共に使用することに関して説明してき
たが、本発明の新規のアクリジニウムエステルはその他
の用途、たとえば配位子または分析物(例:抗原)を標
識化する、配位子または分析物の特異的結合パートナー
(例:対応する抗体)を標識化する;または核酸および
核酸を含む分子を標識化するなどのためにアクリジニウ
ムエステルを利用する場合にも有用であることは当然で
ある。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明に有用なルミソームは、単
層リポソーム小胞か多重層リポソーム小胞のいずれかを
生産する種々の公知の方法のいずれかによってつくられ
る。ルミソームは、本発明に有用なアクリジニウムエス
テルを含む水性懸濁液に脂質または脂質混合物を分散し
たときに得られる一枚膜または多重膜体である。
【0033】ルミソームを生産する方法の例として、脂
質を適当な有機溶媒、たとえばクロロホルムに溶解し、
適当な容器に入れる。有機溶媒の蒸発によって、乾燥し
た脂質膜が容器の内面に形成される。それから、ルミソ
ーム内に捕捉する予定のアクリジニウムエステルを含む
水溶液をその容器に入れて脂質膜と接触させる。その後
烈しく攪拌するか超音波処理により脂質膜を水溶液中に
分散させる。本発明において有用なルミソームの生産に
役立つ多数のその他のリポソーム生成法があり、所望の
用途のために最も適した方法の選択は熟練者に任され
る。リポソームの好ましい製法は、ここに引例によって
挿入される、1986年12月10日提出の係属米国出願第940,
519 号に開示されている。
【0034】ルミソームは、当業者に公知の方法を用い
て、配位子,配位子類似体または抗配位子と共に誘導さ
れる。目的とするルミソームの用途によって、配位子,
配位子類似体または抗配位子は、抗原,ハプテン,抗
体,核酸,DNA,RNA,アビジンまたはその他のレ
セプターである。
【0035】このように形成されたルミソームを、試料
液中の分析物を検出するアッセイに、トレーサーとして
用いることができる。たとえば、競合的アッセイを用い
て抗原またはハプテンを測定する場合、用いられる配位
子または配位子類似体は分析物かその類似体のいずれか
である。
【0036】サンドイッチアッセイが用いられる場合は
使用される配位子,配位子類似体または抗配位子は、測
定(assay) すべき分析物に特異的であるだろう。たとえ
ば、測定すべき分析物に反応してあらゆる抗体、たとえ
ばモノクローナル抗体を利用してルミソームを誘導(der
ivatize)することができる。
【0037】本発明のルミソームを用いてDNAまたは
RNAプローブを検出するアッセイの例は次のようであ
る:DNAまたはRNAプローブに、ハプテンまたはビ
オチニル化変形ヌクレオチッドのような配位子で標識を
つける。DNAまたはRNAプローブを一体鎖DNAま
たはRNAとハイブリダイズさせ、固体支持体上に固定
する。固定されたプローブをそれから配位子のためのレ
セプターを含むルミソームと反応させる。この場合の配
位子はたとえば抗体、或いは、プローブがビオチニル化
されている場合はアビジンである。ルミソームを破壊
し、封入アクリジニウムエステルによって発生するシグ
ナルの量を測定する。
【0038】別法として、標識のない場合の抗ハイブリ
ッド抗体のようなプローブ/一体鎖DNAまたはRNA
ハイブリッドを識別し、それと結合するレセプターを用
いることができる。
【0039】
【実施例】次に実施例を示して本発明を説明する。
【0040】実施例1 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシフェニル 10
メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロミ
ド(DNAE−COOH)の製法 2′,6′−ジメチ
ル−4′−ベンジルオキシカルボニルフェニル 10−メ
チル−アクリジニウム−9−カルボキシレート メトス
ルフェート(7.9 ,13.4m mole) (米国特許第4,745,18
1 号に記載されているように製造)と、150 mlの氷酢酸
と、46mlの48%臭化水素とを100 ℃−105 ℃で3時間加
熱し、その後一晩室温に放置した。400 ml無水エチルエ
ーテルをその混合物に加え、第二の混合物を形成し、そ
れをその後3日間冷蔵した。それから第二の混合物を濾
過し、黄色結晶性残留物を得た。その残留物を無水エチ
ルエーテルで洗い、空気乾燥した。
【0041】実施例2 2′,6′−ジメチル−4′−(スルフォメチルカルバ
モイル)フェニル 10−メチル−アクリジニウム−9−
カルボキシレートブロミド(DMAEーAMS)の製法 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシルフェニル
10−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブ
ロミド(DMAEーCOOH),20mg,0.043mmole)を
ジメチルホルムアミド(DMF)/CHCl3 (1:
1)2mlに溶かした溶液を氷水浴中で冷やし、トリエチ
ルアミン(31μl,0.215m mole)およびクロル蟻酸エチ
ル(6.1 μl,0.065m mole)で処理して反応混合物を形
成する。30分後、反応混合物を蒸発させた。蒸発残渣に
2mlDMFを加えて再組成化し、トリエチルアミン(31
μl,0.215m mole)およびアミノメタンスルフォン酸
(9.5mg,0.086m mole)で処理して第二の反応混合物を
形成する。第二の反応混合物を室温で一晩攪拌し、蒸発
させた。こうして形成された粗生成物を分析用TLCプ
レート(シリカゲル60,F254 ,メルク社,ラスウェ
イ,N.J.)上で精製し、クロロホルム/メタノール
/水(65:25:4)で展開した。プレート上に発現した
黄色バンド(Rf=0.38) (これは長および短UV光下で
も検出できた)をプレートから剥がし、同じ溶媒系で溶
出した。生成した溶出液を蒸発し、蒸発残渣をメタノー
ルと共に摩砕して混合物を形成する。この混合物を、シ
リンジ(syringe) フィルターホルダー上にとりつけたポ
リカルボネート膜(直径13mm,孔の大きさ0.2 μm)
(ヌクレオポア社,プレザントン,CA)を通して濾過
した。得られた濾液を蒸発するとDMAEーAMSが得
られる(15mg,62%)。
【0042】実施例3 2′,6′−ジメチル−4′−[N−7−(1,3−ジ
スルフォナフタレニル)−カルバモイル]フェニル10−
メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレート ブロミ
ド(DMAE−ANDS)の製法 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシルフェニル10
−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロ
ミド(DMAE−COOH,18mg,0.038m mole )を3.
6 mlジオキサン/水(1:1)混液に溶かした溶液を室
温で1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル
カルボジイミド塩酸[37mg,0.193m mole ,アルドリッ
ヒケミカル社(Aldrich Chemycal Co.,Inc. ),ミルウ
ォーキー,WI]で5分間処理し、反応混合物を形成す
る。7−アミノ−1,3−ナフタレンジスルフォン酸
(ANDS,26mg,0.076m mole ,アルドリッヒケミカ
ル社)を0.9 ml水に溶かした溶液を反応混合物に加え、
それをその後一晩室温で攪拌し、蒸発させた。
【0043】蒸発残渣を最小量の0.1M炭酸ナトリウムに
溶解し、中性pHの溶液を得る。この溶液を等量のメタノ
ールと混合し、20×20cmの分取TLCプレート(シリカ
ゲル60,F254 ,メルク社)上で精製し、クロロホルム
/メタノール/水(55:40:5)で展開した。発現した
黄色バンド(Rf=0.4 )を実施例1に記載の黄色バン
ドと同様な方法で処理し、DMAE−ANDSが得られ
る(15mg, 50%)。速原子衝撃(FAB)質量分析[オ
ネイダ リサーチ サービス(Oneida Research Servic
es),ホワイツボロ,N.Y.]は、陽イオンモード
で、M+ ピーク671 ,M+Na ピーク693 ,M+2Na
ピーク715 を与えた。ブロミドのピーク80は、陰イオン
モードで検出された。
【0044】実施例4 2′,6′−ジメチル−4′−{N−[1−カルボキシ
ル−2−(3−スルフォプロピル−チオ)エチル]カル
バモイル}フェニル10−メチル−アクリジニウム−9−
カルボキシレートブロミド(DMAE−SCYS) 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシルフェニル10
−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロ
ミド(DMAE−COOH,50mg,0.107m mole )を10
mlDMF/CHCl3 (1:1)に溶かした溶液を氷浴
中で冷やし、トリエチルアミン(77μl,0.535m mole
)と、クロル蟻酸エチル(20μl,0.214m mole )と
で処理し、反応混合物を形成した。30分後、反応混合物
を蒸発した。蒸発残渣を10mlDMF/CHCl3 (1:
1)と混合し、トリエチルアミン(77μl,0.535m mol
e )と、S−3−スルフォプロピル−L−システイン
(51mg,0.214m mole )[ルエグ(U.T.Ruegg )および
ルジンガー(J.Rudinger)の方法によって調製、J.Pept
ide Protein Res.6,447,1974]とで処理して第二の反応
混合物を形成した。第二の反応混合物を一晩60℃〜70℃
に加熱し、蒸発した。
【0045】蒸発残渣を20×20cmの分取TLCプレート
(シリカゲル60,F254 ,メルク社)上で精製し、クロ
ロホルム/メタノール/水(55:40:5)で展開した。
発現した黄色バンド(これは長および短UV光の下でも
検出される)を、実施例1に記載された黄色バンドと同
様に処理しDMAE−SCYSを得る(37mg,36%)。
【0046】陽イオンモードにおけるFAB質量分析の
結果、M+ ピーク611 ,M+Na ピーク633 ,M+Na,
Kピーク673 が得られた。
【0047】実施例5 2′,6′−ジメチル−4′−[N−(2−スルフォニ
ルオキシエチル)−カルバモイル]フェニル10−メチル
−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロミド(D
MAE−AEOS)の製法 2′,6′−ジメチル−
4′−カルボキシルフェニル10−メチル−アクリジニウ
ム−9−カルボキシレートブロミド(DMAE−COO
H,35mg,0.075m mole )を5mlDMFに溶かした溶液
を氷浴中で冷やし、トリエチルアミン(44μl,0.31m
mole)と、クロル蟻酸エチル(8.5μl,0.090m mole
)とで処理した。20分後、アミノエチル酸性硫酸エス
テル(アルドリッヒ,30mg,0.21m mole)を加えて反応
混合物を形成し、氷浴をとり除いた。反応混合物を室温
で一晩攪拌し、蒸発した。蒸発残渣をクロロホルム/メ
タノール/水(73:24:3)混合物5mlと共にすりつぶ
し濾過して不溶性物質を除去する。こうして生成した濾
液を濃縮し、20×20cmの分取TLCプレート(シリカゲ
ル60,F254 ,メルク社)上で精製し、クロロホルム/
メタノール/水(65:25:4)で展開した。発現した黄
色バンド(Rf=0.48)(長および短UV光下でも検出
される)を実施例1に記載した黄色バンドと同じ方法で
処理し、DMAE−AEOSを得る(14mg,32%)。
【0048】実施例6 2′,6′−ジメチル−4′−[N−(2−ホスフォノ
エチル)−カルバモイル]フェニル10−メチル−アクリ
ジニウム−9−カルボキシレートブロミド(D MAE−
AEP)の製法 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシルフェニル10
−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロ
ミド(DMAE−COOH,100 mg,0.215m mole )を
25%DMF・クロロホルム溶液20mlに溶かした溶液を氷
浴中で冷やし、トリエチルアミン(180 μl,1.30m mo
le)と、クロル蟻酸エチル(62μl,0.65m mole)で処
理し、反応混合物を形成する。30分後、反応混合物を蒸
発させた。蒸発残渣を12mlDMFと混合し、再組成化し
た。こうして生成した溶液にトリエチルアミン(300 μ
l,2.15m mole)および2−アミノエチルホスフォン酸
(80ml,0.64m mole,アルドリッヒケミカル社)を水5
mlに溶かした溶液を加えて第二の反応混合物を形成し
た。第二の反応混合物を室温で一晩攪拌し、蒸発した。
蒸発残渣を2〜3mlのクロロホルム/メタノール/水
(73:24:3)にとり、20×20cmの分取TLCプレート
(シリカゲル60,F254 ,メルク社)上で精製し、クロ
ロホルム/メタノール/水(65:25:4)で展開した。
プレート上に発現した黄色バンド(Rf=0.45)(これ
は長および短UV光下でも検出される)を実施例1に記
載の黄色バンドと同じ方法で処理し、DMAE−AEP
が得られた(72mg,58%)。
【0049】陽イオンモードにおけるFAB質量分析は
+ ピーク493 ,M+Na ピーク515 を与えた。
【0050】実施例7 2′,6′−ジメチル−4′−[N−(2−ホスフォノ
オキシエチル)−カルバモイル]フェニル10−メチル−
アクリジニウム−9−カルボキシレートブロミド(DM
AE−AEOP)の製法 2′,6′−ジメチル−4′−カルボキシルフェニル10
−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートブロ
ミド(DMAE−COOH,100 mg,0.215m mole )を
25%DMF・クロロホルム溶液20mlに溶かした溶液を氷
浴中で冷やし、トリエチルアミン(180 μl,1.30m mo
le)および、クロル蟻酸エチル(62μl,0.65m mole)
で処理し、反応混合物を形成した。30分後、反応混合物
を蒸発した。蒸発残渣を12mlDMFに溶かした。こうし
て生成した溶液にトリエチルアミン(300 μl,2.15m
mole)および2−アミノエチルジヒドロゲンホスフェー
ト(91mg,0.64m mole,アルドリッヒケミカル社)を水
5mlに溶かした溶液を加えて第二の反応混合物を形成す
る。第二の反応混合物を室温で一晩攪拌し、蒸発した。
蒸発残渣を2〜3mlのクロロホルム/メタノール/水
(73:24:3)にとり、1枚の20×20cmの分取TLCプ
レート(シリカゲル60,F254 ,メルク社)上で精製
し、クロロホルム/メタノール/水(65:25:4)で展
開した。発現した黄色バンド(Rf=0.45)(これは長
および短UV光の下でも検出される)を実施例1に記載
の黄色バンドと同様な方法で処理し、DMAE−AEO
Pを得た(100 mg,79%)。
【0051】陽イオンモードにおけるFAB質量分析は
+ ピーク509 を与えた。
【0052】実施例8 ルミソームからのアクリジニウムエステルの漏れ率 25mgジパルミトレイルホスファチジルコリン、13.5mgコ
レステロール、2.2 mgジパルミトイルホスファチジルグ
リセロールを含むクロロホルム溶液を7cm直径の円形偏
平ガラス皿上で空気乾燥し、16時間真空中に置いて乾燥
脂質膜を生成する。アクリジニウムエステルDMAE−
COOH,DMAE−AMS,DMAE−ANDSの各
々を0.215 Mスクロース,0.25mMEDTA,pH7に溶
かした(0.1 −0.26mg/ml)。アクリジニウムエステル
DMAE−SCYS,DMAE−AEOS,DMAE−
AEP,DMAE−AEOPの各々を50mM燐酸ナトリ
ウム溶液、pH7.4 に溶かした(0.1 −0.26mg/ml)。こ
うして得られた各アクリジニウムエステル溶液3ml部分
を個々の乾燥脂質膜に加え、45℃で10分間しずかに混合
し、ルミソーム懸濁液を形成した。こうして得られたD
MAE−COOH,DMAE−AMS,そしてDMAE
−ANDSを含有する各懸濁液を、孔の大きさ0.4 およ
び0.2 ミクロンのポリカルボネート膜を通して押し出
し、トリス緩衝液(0.1 Mトリス,0.03MNa Cl,0.
01%Na N3 ,0.5 mM EDTA,pH7.8 )中で45,0
00rpm,30分間超遠心分離することにより4回洗浄し、ル
ミソームペレットを形成した。こうして得られたルミソ
ームペレットを各々、10mlトリス緩衝液に再懸濁させ
た。DMAE−SCYS,DMAE−AEOS,DMA
E−AEPおよびDMAE−AEOPを含む各懸濁液
を、孔の大きさ0.4 および0.2ミクロンのポリカルボネ
ート膜を通して押し出し、その後、50mM燐酸ナトリウ
ム溶液、pH7.4 中で45,000rpm で30分間超遠心分離する
ことによって4回洗浄し、ルミソームペレットを形成す
る。こうして得られたルミソームペレットを各々、50m
M燐酸ナトリウム,pH7.4 ,10mlに再懸濁させた。各々
の再懸濁させたルミソームペレットの試料を0.1 %トラ
イトンX−100 デタージェント(重量/容量)と混合
し、封入されたアクリジニウムエステルの総量を測定し
た。各々の再懸濁ルミソームペレットの一部をとり、4
℃および37℃で7日間インキュベートした。その部分を
その後45,000rpm で2時間遠心分離した。遠心分離後、
各上澄液から試料をとり、0.1 %トライトンX−100 と
混合した。各上澄液中のアクリジニウムエステルの濃度
をチバコーニングマジックR ライト分析器[チバコーニ
ングディアグノスティック社(Ciba corning Diagnosti
cs corp.),メドフィールド,MA]を用いて測定し
た。それからアクリジニウム漏れ百分率を、最初にルミ
ソーム内に封入されたアクリジニウムエステルの総量に
対して上澄液中のアクリジニウムエステル量を比較する
ことによって計算した。
【0053】
【表1】
【0054】実施例9 ルミソームからのアクリジニウムエステルの漏れに与え
る異なる緩衝液の影響 DMAE−ANDS封入ルミソームを実施例8に記載の
方法によってつくった、但しDMAE−ANDSを乾燥
脂質膜に加える前に、DMAE−ANDSを2表に列挙
させる4緩衝液に溶かした。その後その緩衝液を用い
て、2表に挙げた4ルミソーム標本をそれぞれ洗い、再
懸濁し、貯蔵した。こうしてつくられたルミソームは4
℃か37℃で35日間、それぞれの緩衝液中に保存され、そ
れから45,000rpm で2時間遠心分離された。それから各
上澄液中のDMAE−ANDS濃度をチバコーニングマ
ジックR ライト分析器を用いて測定した。それからDM
AE−ANDSの漏れ百分率を、上澄液中のDMAE−
ANDS量を最初にルミソーム内に封入されたDMAE
−ANDS量に比較することによって計算した。
【0055】
【表2】
【0056】実施例10 総T 4 アッセイ A.試薬の調製 DMAE−AMSを封入したチロキシン(T4 )ルミソ
ームを実施例8に記載のように調製した、但し0.16mgの
ジパルミトイル−ホスファチジルエタノールアミン−ス
クシニル−チロキシン(引例によってここに挿入される
1987年9月9日提出の米国特許出願第094,667 号に記載
の方法でつくられた)を脂質混合物に加えた。脂質膜の
水和のために、燐酸緩衝液中0.2 mg/mlのDMAE−A
MSを用いた。最終的ルミソーム標本を緩衝液A(0.02
Mトリス0.1 MNa Cl,0.001MEDTA,0.1 %ウ
シ血清アルブミン(BSA),0.1 %アジドナトリウ
ム,pH7.8 )に溶かした。
【0057】モノクローナル抗−T4 抗体をつくるため
には、コーラー(Kohler)およびミルスタイン(Milste
in)の方法(“自然”(ロンドン),256 巻,495-497
ページ)により、マウス(A/J)においてBSA−T
4 結合物で免疫し、その後脾細胞をSP2/0−Ag 14
骨髄腫細胞と融合させた。抗−T4 抗体を分泌するハイ
ブリドーマ細胞は次の操作法を用いるラジオイムノアッ
セイによって検出された:細胞からの上澄液を、0.1 %
(重量/容量)ウシガンマ−グロブリンを含む燐酸緩衝
食塩水で1:5に稀釈した。各稀釈上澄液100 μlおよ
125 I−標識化T4 100 μlを試験管に加え、室温で
1時間インキュベートした。常磁性粒子に結合させたヤ
ギ抗マウスIg Gを室温で10分間各管に加えた。粒子を
磁気的に分離し、計数した。試験の結果陽性であった
(すなわちバックグラウンドに対してカウントを発生し
た)細胞を0.1 細胞/凹みの割で培養し、増殖後再試験
した。
【0058】試験の結果陽性であったこの再増殖細胞か
らとった細胞を、プリスタンを食べさせた(pristane-p
rimed )マウス(CAF)に腹腔内注射した。3−5週
後にこれらのマウスから腹水を集めた。抗T4 抗体は、
アフィ−ゲル(Affi-Gel)蛋白質AMAPSIIキット
[ビオ−ラッドラボラトリーズ(Bio-Rad Laboratorie
s)リッチモンド,CA]を用いて、このキットに備え
られているプロトコールに従って蛋白質Aカラムクロマ
トグラフィーによって腹水から分離精製された。抗T4
抗体は、グロマン(Groman)らの方法[バイオテクニッ
ク(Bio Techniques)3巻,156-160 (1985)]によっ
て常磁性粒子上に固定された。抗体誘導粒子(antibody
-derivatized particles)は、緩衝液B(0.03M燐酸
塩,0.1 MNaCl,2.9 mg/mlメルチオレート,0.1
%BSA,0.1 %アジドナトリウム,pH7.4 )0.1 mlあ
たり粒子50μgの濃度にまで稀釈された。
【0059】B.アッセイ法 増加する既知量のT4 を含む一連のスタンダード(0.05
ml)を12×75mmプラスチック管に加えた。それから、緩
衝液A中に10×106 RLU(相対的光単位 relative li
ghs units )を含むようにAで調製されたT4 −ルミソ
ーム0.1 mlを加え、次いでAで作成されたモノクローナ
ル抗T4 抗体と共に固定された常磁性粒子0.5 mlを加え
た。それらの管を室温で1時間インキュベートし、試験
管中の常磁性粒子を磁気的に分離するために有用な、特
別に設計した台(rach)(チバコーニング・ディアグノ
スチックス社,メドフィールド,MA)の磁場に置い
た。磁場は粒子を上澄液から分離した。その後上澄液を
傾浮した。粒子を1mlの燐酸緩衝食塩水中で1回洗い、
うず巻き状に攪拌し、磁気的に分離した。粒子を脱イオ
ン水中0.1 %(W/V)トライトンX−100 0.1 mlに再
懸濁させた。
【0060】それから管をルミノメーター(マジックR
ライト分析器,チバコーニングディアグノスティック
社,メドゥフィールド,MA)中に置いた。0.1 NHN
3 中0.1 %過酸化水素溶液0.3 mlをルミノメーターを
経て各管に加えた。その後、ARQUAD界面活性剤
[アルマークケミカルス(Armark Chemicals),シカ
ゴ,イリノイ]含有0.25NNa OH0.3 mlの添加によっ
て光の放出が誘発された。各管で測定されたRLUを第
1図に示すようにそれぞれ対応するT4 濃度に対してプ
ロットした。
【0061】実施例11 遊離T 4 アッセイ 増加する既知濃度の遊離T4 を含む一連の血清−基礎−
スタンダードを12×75mmプラスチック管に加えた。10×
106 RLUを含む、実施例10Aで調製したT4−ルミソ
ーム0.1 mlを加え、次いで緩衝液Bからメチルオレート
を除いた液で実施例10Aにおいて作成したような常磁性
粒固定・抗T4 抗体0.5 mlを添加した。反応は室温で1
時間行われ、その後、実施例10と同様に、管を処理し
て、読み取った。第2図は各管で測定されたRLUをそ
の対応する遊離T4 濃度に対してプロットすることによ
り得られた。
【0062】実施例12 クレアチニンキナーゼMB(CKMB)アッセイ A.試薬の調製 クレアチニンキナーゼMB(CKMB)およびクレアチ
ニンキナーゼBB(CKBB)に対するモノクローナル
抗体を、ピラン(Pirane)らの方法[臨床化学(Clinic
al Chemistry),33巻,1517−1520ページ(1987)]に
よってつくった。
【0063】ルミソームの作成は、バーベット(Barbe
t)ら(J.Supramolecular Structure16巻,243 −258
ページ,1981)の方法によって合成されたジチオピリジ
ルジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン(D
TP−DPPE)1mlを脂質混合物に加えたことを除け
ば、実施例8に記載のように行った。乾燥脂質膜をDM
AE−ANDS,2mg/mlで水和し、最終的ルミソーム
標本を0.1 M燐酸ナトリウム,0.15MNa Cl,0.005
MEDTA,pH7.5 で稀釈した。
【0064】抗−CKMBモノクローナル抗体を、バー
ベットらの方法(J.SupramolecularStructure 16巻,2
43 −258 ページ,1981)によって、DTP−DPPE
含有ルミソームに結合させた。抗CKMB抗体を担うル
ミソームを緩衝液C(0.1 M1,4−ピペラジンジエタ
ンズルフォン酸,0.15MNa Cl,0.001 MEDTA,
0.1 %Na N3 ,0.1 %BSA,pH6.5 )で稀釈した。
【0065】抗−CKBBモノクローナル抗体を、抗−
4 抗体に関して実施例10に述べたように、常磁性粒子
上に固定し、緩衝液C1mlあたり粒子100 μgの最終濃
度になるように緩衝液Cで稀釈した。
【0066】B.アッセイ法 増加する既知濃度のヒト心臓CKMBを含む一連の血清
−基礎スタンダード(0.1 ml)を12×75mmプラスチック
管に加えた。Aでつくられた、10×106 RLUを含む、
抗−CKMB抗体を担うルミソーム0.1 mlを各管に加
え、その後それらの管を室温で30分間インキュベートし
た。それから各管にAでつくった抗−CKBB抗体を担
う常磁性粒子50μgを加え、これらの管を室温でさらに
30分間インキュベートした。その後管を実施例10に記し
たように処理し、読みとった。但し洗浄段階には燐酸緩
衝食塩水の代りに緩衝液CからBSAを除いた液を用い
た。第3図に示すように、各管で測定したRLUを、そ
の対応するCKMB濃度に対してプロットした。
【0067】C.4つのヒト血清試料をBに記載の方法
を用いて試験し、<1,21,24,68μg/mlCKMBの
濃度をそれぞれ測定した。これら4試料を、CKMBマ
ジックR ライトアッセイ(チバコーニングディアグノス
ティック社,メドゥフィールド,MA,02052 )を用い
て測定したとき、<1,18,24,72μg/mlのCKMB
値がそれぞれ確認され、二つのアッセイ間で良く一致す
ることが示された。
【0068】実施例13 甲状腺刺激ホルモン(TSH)アッセイ A.試薬の調製 抗TSHモノクローナル抗体は、抗−T4 抗体の製法に
関して実施例10に記載した方法でTSH免疫マウスから
つくられた。DMAE−ANDSを担ったDTP−DP
PE含有ルミソームおよび常磁性粒子上に固定された抗
TSHの製法は実施例12に記載の通りである。これらの
試薬は緩衝液Cで稀釈された。
【0069】B.アッセイ法 増加する既知濃度のTSHを含む一連の血清−基礎スタ
ンダード(0.1 ml)を12×75mmプラスチック管に加え
た。Aでつくられた、8×106 RLUを含む、抗−TS
H抗体を担うルミソーム0.1 mlを加え、それから管を室
温で2時間インキュベートした。Aでつくられた常磁性
粒子固定−抗TSH抗体をそれから加え(0.5 ml)、管
をさらに30分間室温でインキュベートした。その後実施
例11に記載したように管を処理し、読みを取った。
【0070】C.TSHアッセイをBに記載したのと同
じ方法で行った。但し抗−TSH抗体を担うルミソーム
の代りに、2′,6′−ジメチル−4′−(N−スクシ
ンイミジルオキシカルボニル)フェニル10−メチル−ア
クリジニウム−9−カルボキシレートメトサルフェート
(DMAE−NHS)で直接標識化した、Aでつくった
抗TSH抗体を用いた。
【0071】D.2種類の標識を用いてBおよびCに記
載した方法によって作成した標準曲線を第4図に示す。
その結果は、標識として親水性アクリジニウムエステル
類似体を封入したルミソームを用いることによって、ア
ッセイの低末端におけるシグナル対ノイズ比が著しく増
加することを示している。このシグナル対ノイズ比の増
加は、アッセイの感度、精度、速度を改善するから好都
合である。
【0072】E.Bに記載のアッセイを、より短いイン
キュベーション時間を用いて行った(第5図参照)。第
一のインキュベーション時間が2.5 分で、第二のインキ
ュベーション時間も2.5 分であったときでさえ、このア
ッセイの感度は十分であることがわかった。DMAE−
NHSで直接標識化した抗−TSH抗体を用い、短いイ
ンキュベーション時間を用いたとき、十分感度の良い標
準曲線を得ることはできなかった。驚くべきことに、短
時間のルミソームアッセイにおけるシグナル対ノイズ比
は、従来の2.0 時間/0.5 時間アッセイのそれより高か
った(第5図)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明による、ルミソームを用いて行
った総T4 アッセイのための標準曲線である。
【図2】第2図は本発明による、ルミソームを用いて行
った遊離T4 アッセイのための標準曲線である。
【図3】第3図は本発明による、ルミソームを用いて行
ったCKMBアッセイのための標準曲線である。
【図4】第4図はTSHアッセイのための2本の標準曲
線の比較である。上の曲線は本発明のルミソームを用い
るTSHアッセイをあらわし、下の曲線はアクリジニウ
ムエステルで直接標識化した抗体を用いるTSHアッセ
イをあらわす。
【図5】第5図はTSHアッセイのための2本の標準曲
線の比較である。上の曲線は、本発明のルミソームと短
いインキュベーション時間を用いるTSHアッセイをあ
らわし、下の曲線はアクリジニウムエステルで直接標識
化した抗体と通常のインキュベーション時間を用いるT
SHアッセイをあらわす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/532 G01N 33/532 B 33/544 33/544 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 15/00 C07D 219/00 - 219/16 C09K 11/06 G01N 21/76 G01N 33/532 - 33/535 G01N 33/544 - 33/553 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造式 【化1】 を有し、ここでRは0〜20個のヘテロ原子を含むア
    ルキル,アルケニル,アルキニル,アリールまたはアラ
    ルキルであり、 R,R,R,Rは水素,アミノ,アルコキシ
    ル,ヒドロキシル, ヘテロ原子を含むアルキル,アルケニル,アルキニル,
    アリールまたはアラルキルであり; RおよびRは水素,アルキル,アルケニル,アルキ
    ニル,アラルキルまたはアルコキシルであり; Xはアニオン; Rは−R−I()またはQ−R−I()で、ここ
    でRは上と同様に定めら Iは−SOH、−OSOH、−PO(OH)、ま
    たは−OPO(OH)から成る群から選択されるイオ
    ン化可能基で;nは1から20であるアクリジニウムエ
    ステルを含むルミソームに生物学的活性を有する少なく
    とも1つの分子が結合して成る、発光アッセイに使用さ
    れる発光結合物。
  2. 【請求項2】 分析物を含む疑いのある試料液を標識お
    よび分析物のための第一のレセプターを含むリポソーム
    と一緒にし、その後分析物と結合した標識を測定するこ
    とから成る分析物を測定するためのアッセイにおいて、
    前記リポソームとしてルミソームを使用し、該ルミソー
    ムは生物学的活性を有する少なくとも1つの分子と結合
    されており、かつ前記ルミソームは、構造式 【化2】 を有し、ここでRは0〜20個のヘテロ原子を含むア
    ルキル,アルケニル,アルキニル,アリールまたはアラ
    ルキルであり、 R,R,R,Rは水素,アミノ,アルコキシ
    ル,ヒドロキシル, ヘテロ原子を含むアルキル,アルケニル,アルキニル,
    アリールまたはアラルキルであり; RおよびRは水素,アルキル,アルケニル,アルキ
    ニル,アラルキルまたはアルコキシルであり; Xはアニオン; Rは−R−I()またはQ−R−I()で、ここ
    でRは上と同様に定めら Iは−SOH、−OSOH、−PO(OH)、ま
    たは−OPO(OH)から成る群から選択されるイオ
    ン化可能基で;nは1から20であるアクリジニウムエ
    ステルを含有することを特徴とするアッセイ。
  3. 【請求項3】 分析物が配位子と抗配位子とから成る特
    異的結合対のメンバーであり、検出可能標識の値を、既
    知量の分析物を含む試料の検出可能標識の測定値と比較
    して決定する、分析物を測定するためのアッセイにおい
    て、ルミソームをリポソームとして使用し、該ルミソー
    ムは生物学的活性を有する少なくとも1つの分子と結合
    されており、かつ前記ルミソームは、構造式 【化3】 を有し、ここでRは0〜20個のヘテロ原子を含むア
    ルキル,アルケニル,アルキニル,アリールまたはアラ
    ルキルであり、 R,R,R,Rは水素,アミノ,アルコキシ
    ル,ヒドロキシル, ヘテロ原子を含むアルキル,アルケニル,アルキニル,
    アリールまたはアラルキルであり; RおよびRは水素,アルキル,アルケニル,アルキ
    ニル,アラルキルまたはアルコキシルであり; Xはアニオン; Rは−R−I()またはQ−R−I()で、ここ
    でRは上と同様に定めら Iは−SOH)−OSOH、−PO(OH)、ま
    たは−OPO(OH)から成る群から選択されるイオ
    ン化可能基で;nは1から20であるアクリジニウムエ
    ステルを含有することを特徴とするアッセイ。
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