JP2821774B2 - 撮影ユニット - Google Patents

撮影ユニット

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JP2821774B2
JP2821774B2 JP1232370A JP23237089A JP2821774B2 JP 2821774 B2 JP2821774 B2 JP 2821774B2 JP 1232370 A JP1232370 A JP 1232370A JP 23237089 A JP23237089 A JP 23237089A JP 2821774 B2 JP2821774 B2 JP 2821774B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、従来の撮影システム、即ち撮影環境に精緻
に対応して最良に撮影条件を設定しうるカメラに感光材
料を着脱して感光材料の集中受入撮影処理を行う従来の
撮影システムに対して、撮影機会毎に簡便に即応し、光
像形成のカメラ機能と受像記録する感光材料機能を合体
して分散撮影処理を行う撮影ユニットに関する。
〔発明の背景〕 通常の生活の場において、撮影記録すべきシーンもし
くは資料に偶然或は必然的に逢着することがあるが、撮
影に用いるカメラの携帯は必ずしも約束されず、可惜撮
影機会を逸する。このような撮影機会の逃失は意外に多
く、撮影機会毎に簡便に即応しうる撮影システムの潜在
的要望は底深いものがあった。
この要望に対しては、既にハロゲン化銀感光材料技術
並びに樹脂レンズ及び樹脂精密成型技術を動員すること
によって、精緻な撮影仕上りは従来の撮影システムに譲
るとしても、必要最小限の撮影目的を達しうる撮影シス
テムを構築することは可能となっている。
即ち瞼と、水晶体−ガラス体−網膜を鞏膜でまとめた
眼の機能に倣った、カメラ機能とフィルム機能を合わせ
た“カメラフィルム”とでも称すべき撮影ユニットが既
に市販されており、“使い捨てカメラ”等と通称されて
いる。
〔解決すべき問題点〕
前記した撮影ユニットは、市場に現れて日も浅く、又
低コストを指向するあまり、撮影仕上りに不満足な点が
次々と指摘されその改善を望む声が高くなって来た。更
に撮影仕上りについての検討は、結像される光像或は写
真特性に関る画質のみならず画面自体の品位にまで及す
必要がある。
撮影ユニットに嵌挿されるハロゲン化銀感光材料(以
後フィルムと称す)は、従来の撮影システムのカメラに
装填される長い経験に基く完全包装のフィルムに比べ、
各種の物理的、化学的障碍に対して無防備に近く、しか
も“使い捨て”の呼び名に災されて、非常に環境に鋭敏
なフィルムが在中することが忘れられ、販売時及び/又
は使用時に兎角取扱が粗略となり、極めて苛酷な条件に
曝されることが多い。
撮影ユニットの外形をなす樹脂成形の鞏体は、なるべ
く薄く、簡易に形成されており、嵌挿されるフィルムの
鞏体内姿勢、物理的或は化学的雰囲気は容易に環境に応
じて変動し、店頭で直射日光に曝されたり、環境に裸呈
されて使用状態に置かれると直に影響を蒙り、環境の高
温及び/又は高湿によって撮影仕上りの画質に支障を生
ずるのみならず、鞏体内でのフィルムの搬送に円滑を欠
ぎかつそれにより画面に疵がつき易くなる。従って一般
使用のフィルム以上に高温、高湿或はその他に対する防
備性を高める必要が認められる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、販売、使用環境の撮影仕上り画質に
与える障碍に対して防備性の高い撮影ユニットを提供す
ることにある。又他の目的は、高温及び/又は高湿下に
おいて、鞏体内搬送性のよい撮影ユニットの提供にあ
る。
〔目的達成の手段〕
前記フィルム防備性向上について検討した結果、意外
にもフィルムに使用するゼラチン、特にフィルムの最上
層一般には保護膜層のゼラチンのゼリー強度(パギー
法)と強い相関性があることを知った。
既にゼラチンのゼリー強度の効用については、特公昭
51−43777号、特開昭53−9518号、同53−13413号に開示
する所があるが、これらは総てゼラチンの湿潤ゲル状態
での膜物性を整えることを狙いとするものであり、嵌挿
ゲル状態で撮影仕上り画質(ピント、像の歪み並びにか
ぶり等の写真特性)及び画面を良好に保つ防備性を向上
することは知られていなかった。防備性の向上はパギー
法によるうゼリー強度280g以上で顕著であり、特に高温
及び/又は高湿下における耐擦過性が向上することを知
った。
〔発明の構成〕
前記した本発明の目的は、撮影ユニットに嵌挿された
フィルムに用いられるゼラチンのパギー法によるゼリー
強度270〜330gであり、かつ最上層の保護膜層に用いら
れるゼラチンのパギー法によるゼリー強度が300〜310g
であることを特徴とする撮影ユニットによって達成され
る。
一般にゼラチンは動物の皮や骨の主成分であるコーラ
ゲンを熱水中で可溶化させて製造するのであるが原料を
直ちに熱水中に抽出することは困難であり、工業的製造
方法では原料を石灰乳に1〜3ケ月浸漬する前処理即ち
石灰漬けと称する長期間の前処理を行ってコーラゲンを
予め部分的に加水分解している。一般的に数回行なわれ
る抽出のうち、最初に抽出されるものが高物性でゼリー
強度も300以上のものが抽出される。
本発明に係るフィルムは最上層の保護膜層にゼリー強
度300〜310gのゼラチンを用いるものであるが、該特性
のゼラチンを単独使用でもよいし、該ゼラチン以外のゼ
ラチンを可能な範囲で併用してもよい。尚該ゼラチンが
60%以上含まれることが望まれる。更にこの他にゼラチ
ン誘導体、酵素処理ゼラチン、親水性合成高分子物質
(例えばビニル重合体、スチレン、無水マイレン酸共重
合体、スチレン、無水マレイン酸とポリビニルアルコー
ルの縮合物、スチレン・マイレン酸共重合体とアクリル
アミドの共重合体又はブレンド組成物、アクリル酸共重
合体等)、天然高分子物質(例えばセルロース誘導体、
アルギン酸ナトリウム、デキストラン、澱粉誘導体等)
などの親水性高分子物質をはじめ、特開昭50−11023号
のゼラチンとアクリル酸のクラフト重合体、特開昭57−
10416号の、コロイド状のシリカなどを含んでいてもよ
い。
更に環境に対する防備性向上の一環としてホルマリン
スカベンジャの添加使用が好ましい。
又汚染防止剤、酸化防止剤等を添加して画質の向上に
資することができる。
前記本発明に従って防備性を高めたフィルムは鞏体内
に高温をもたらし易い黒色系鞏体の撮影ユニットに対し
特に顕著にその効果を現す。
本発明に係るフィルムの写真乳剤層、その他の親水性
コロイド層は、バインダ(又は保護コロイド)分子を架
橋させ、膜強度を高める硬膜剤を1種又は2種以上用い
ることにより硬膜することが好ましい。硬膜剤は、処理
液中に硬膜剤を加える必要がない程度にフィルムを硬膜
できる量添加することができるが、処理液中に硬膜剤を
加えることも可能である。
本発明に用いられる硬膜剤としては、選定した層だけ
が硬膜されること、写真特性に悪影響がなく、硬膜速度
が速く後硬膜が起らず、溶解性がよくかつ層中で耐拡散
性であることが好ましい。
従ってポリマー硬膜剤が好ましく、少なくとも保護膜
には用いられることが望ましい。
本発明に用いられるポリマー硬膜剤は下記一般式〔H
P〕で表すことができる。
上記化合物はポリマーであるが故に相当自由に前記し
た要求に沿って、A,Rを選ることができる。
Xは硬膜効果を具現する官能基であって、−CH=CH2
或は求核基を有するか塩基によって水素と結合して離脱
しうる基Qを伴った−CH2−CH2−Q又は活性エステル基
等である。
尚Jは連結基である。
更に本発明に好ましく用いられるポリマー硬膜剤がそ
の代表的例を以下に掲げるがこれらに限定されるもので
はない。
Aは水溶性を付与するための基であり、下記のものが
挙げられる。
尚前記ポリマー硬膜剤の分子量はポリエチレングリコ
ール換算で5000程度である。
硬膜剤としては、本発明においてはポリマー硬膜剤が
好ましいが、その他に下記のものが用いられる。即ち、
アルデヒド系、アジリジン系(例えばPBレポート、19,9
12、米国特許3,271,175号、特公昭46−40898号、特開昭
50−91315号に記載のもの)、イソオキサゾール系(例
えば、米国特許331,609号に記載のもの)、エポキシ系
(例えば米国特許3,047,394号、西独特許1,085,663号、
英国特許1,033,518号、特公昭48−35495号に記載のも
の)、ビニルスルホン系(例えば、PBレポート19,920、
西独特許2,749,260号、英国特許1,251,091号、特公昭49
−13563号、特開昭50−62250号、米国特許3,539,644号
に記載のもの)、アクリロイル系(例えば、特開昭49−
116154号、米国特許3.640,720号に記載のもの)、カル
ボジイミド系(例えば、米国特許4,061,499号、特公昭4
6−38715号に記載のもの)、トリアジン系(例えば、西
独特許2,553,915号、米国特許3,325,287号、特開昭52−
12722号に記載のもの)、その他マレイミド系、アセチ
レン系、メタンスルホン酸エステル系、(N−メチロー
ル系;)の硬膜剤が単独又は組合せて使用できる。有用
な組合せ技術として、例えば西独特許2,514,245号、米
国特許4,047,957号、特開昭52−127329号、特公昭48−3
2364号に記載の組合せが挙げられる。
ホルマリンスカベンジャとしては、例えば特開昭58−
150950号、米国特許4,464,463号、米国防衛特許900,028
号、西独特許3,227,962号、リサーチ・ディスクロージ
ャー(Research Disclosure)10133号等に記載のものを
好ましく用いることができる。
本発明に係るフィルムの乳剤層間(同一感色性層間及
び/又は異なった感色性層間)で、現像主薬の酸化体又
は電子移動剤が移動して色濁りが生じたり、鮮鋭性が劣
化したり、粒状性が目立つのを防止するために色かぶり
防止剤を用いることができる。
該色かぶり防止剤は乳剤層自身に含有させてもよい
し、中間層を隣接乳剤層間に設けて、該中間層に含有さ
せてもよい。
色かぶり防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミ
ノフェノール誘導体、没食子酸誘導体、アスコルビン酸
誘導体などが好ましく、その具体例は、米国特許3,700,
453号、特開昭59−5247号、特公昭50−23813号等に記載
されている。
画像安定剤としては、例えばハイドロキノン誘導体、
没食子酸誘導体、フェノール誘導体及びそのビス体、ヒ
ドロキシクマラン及びそのスピロ体、ヒドロキシクロマ
ン及びそのスピロ体、ピペリジン誘導体、芳香族アミン
化合物、ベンゾジオキサン誘導体、ベンズジオキソール
誘導体、シリコン原子含有化合物、チオエーテル化合物
等が好ましい。その具体例として英国特許1,410,846
号、特開昭59−10539号、特公昭52−27534号、米国特許
2,816,028号、同3,982,944号、同4,452,884号等が挙げ
られる。
次に、本発明に係るフィルムの感光層に用いられるハ
ロゲン化銀乳剤について述べる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハロゲン化銀
として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀及び塩化
銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意のもの
を用いることができる。
ハロゲン化銀粒子の組成は、粒子内部から外部に至る
まで均一なものであってもよいし、粒子内部と外部の組
成が異なってもよい。又、粒子内部と外部の組成が異な
る場合、連続的に組成が変化してもよいし、不連続であ
ってもよい。
ハロゲン化銀粒子の粒子径は特に制限はないが、迅速
処理及び感度等、他の写真性能等考慮すると、好ましく
は0.2乃至1.6μm、更に好ましくは0.25乃至1.2μmの
範囲である。
ハロゲン化銀粒子の粒子径の分布は、多分散であって
もよいし、単分散であってもよい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤には公知の写真用添加
剤を使用することができる。
公知の写真用添加剤としては例えば下表に示したリサ
ーチ・ディスクローヂャのRD−17643及びRD−18716に記
載の化合物があげられる。
本発明に係るフィルムをカラーフィルムとするときに
は乳剤層に、発色現像処理において芳香族第1級アミン
現像剤(例えばp−フェニレンジアミン誘導体や、アミ
ノフェノール誘導体など)の酸化体とカップリング反応
を行い色素を形成する色素性カプラーが用いられる。該
色素形成カプラーは各々の乳剤層に対して乳剤層の感光
スペクトル光を吸収する色素が形成されるように選択さ
れるのが普通であり、青感性乳剤層にはイェロー色素形
成カプラーが、緑感性乳剤層にはマゼンタ色素形成カプ
ラーが、赤感性乳剤層にはシアン色素形成カプラーが用
いられる。しかしながら目的に応じて上記組合せと異な
った用い方でハロゲン化銀カラー写真感光材料をつくっ
てもよい。
これら色素形成カプラーは分子中にバラスト基と呼ば
れるカプラーを非拡散化する炭素数8以上の基を有する
ことが望ましい。又、これらの色素形成カプラーは1分
子の色素が形成されるために4分子の銀イオンが還元さ
れる必要がある4等量性であっても、2分子の銀イオン
が還元されるだけでよい2等量性のどちらでもよい。現
像に伴って現像抑制剤を放出し、画像の鮮鋭性や画像の
粒状性を改良するカプラーはDIRカプラーと呼ばれる。D
IRカプラーに代えて、現像主薬の酸化体とカップリング
反応し無色の化合物を生成すると同時に現像抑制剤を放
出するDIR化合物を用いてもよい。
用いられるDIRカプラー及びDIR化合物には、カップリ
ング位には直接抑制剤を結合したものと、抑制剤が2価
基を介してカップリング位に結合しており、カップリン
グ反応により離脱した基内での分子内求核反応や、分子
内電子移動反応等により抑制剤が放出されるように結合
したもの(タイミングDIRカプラー及びタイミングDIR化
合物と称する)が含まれる。又、抑制剤も離脱後拡散性
のものと、それほど拡散性を有していないものを、用途
により単独又は併用して用いることができる。芳香族第
1級アミン現像剤の酸化体とカップリング反応を行う
が、色素を形成しない無色カプラー(競合カプラーとも
言う)を色素形成カプラーと併用して用いることができ
る。
イェロー色素形成カプラーとしては、公知のアシルア
セトアニリド系カプラーを好ましく用いることができ
る。これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド系及びピ
バロイルアセトアニリド系化合物は有利である。
用い得るイェロー発色カプラーの具体例は例えば、米
国特許3,891,445号、西独特許1,547,868号、英国特許1,
425,020号、特開昭58−95346号等に記載されたものであ
る。
マゼンタ色素形成カプラーとしては、公知の5−ピラ
ゾロン系カプラー、ピラゾロベンツイミダゾール系カプ
ラー、ピラゾロトリアゾール系カプラー、開鎖アシルア
セトニトリル系カプラー、インダゾロン系カプラー等を
用いることができる。
用い得るマゼンタ発色カプラーの具体例は、例えば米
国特許3,891,445号、西独特許1,810,464号、特開昭53−
55122号等に記載のものが挙げられる。
シアン色素形成カプラーとしては、公知のフェノール
系又はナフトール系カプラーを用いることができる。例
えば、アルキル基、アシルアミノ基、或はウレイド基な
どを置換したフェノール系カプラー、5−アミノナフト
ール骨格から形成されるナフトール系カプラー、離脱基
として酸素原子を導入した二等量型ナフトール系カプラ
ーなどが代表される。
用い得るシアン発色カプラーの具体例は、例えば、米
国特許3,779,763号、特開昭61−105545号などに記載し
たものが挙げられる。
本発明の感光材料に用いることのできる支持体として
は、例えば前述のRD−17643の28頁、及びRD−18716の64
7頁左欄に記載されているものが挙げられる。適当な支
持体としてはポリマーフィルム、紙などで、これらは接
着性、帯電防止性などを高めるたの処理がなされていて
もよい。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様はこれらに限定されない。
以下の全ての実施例において、フィルム中の添加量は
特に記載のない限り1m2当りのg数を示す。又、ハロゲ
ン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した。
トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に
示すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多
層カラー写真要素試料1を作製した。
試料−1(比較) 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀 ……0.20 UV吸収剤(UV−1) ……0.20 カラードカプラー(CC−1) ……0.05 カラードカプラー(CM−2) ……0.05 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.20 ゼラチン ……1.5 第2層;中間層(IL−2) UV吸収剤(UV−2) ……0.01 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.01 ゼラチン ……1.5 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) ……1.0 〃 (Em−2) ……0.5 増感色素(S−1)・2.5×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−2)・2.5×10-4( 〃 ) 〃 (S−3)・0.5×10-4( 〃 ) シアンカプラー(C−1) ……1.0 〃 (C−2) ……0.05 カラードシアンカプラー(CC−1) ……0.05 DIR化合物(D−1) ……0.002 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.5 ゼラチン ……1.5 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) ……2.0 増感色素(S−1)・2.0×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−2)・2.0×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−3)・0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) ……0.015 〃 (C−3) ……0.25 カラードシアンカプラー(CC−1) ……0.015 DIR化合物(D−2) ……0.05 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.5 ゼラチン ……1.5 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン ……0.5 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) ……1.0 増感色素(S−4)・5×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−5)・1×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) ……0.4 カラードマゼンタカプラー(CM−1) ……0.05 DIRカプラー(D−3) ……0.015 〃 (D−4) ……0.020 高沸点溶媒(Oil−2) ……0.5 ゼラチン ……1.0 第7層;中間層(IL−3) ゼラチン ……0.8 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.2 第8層;低感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) ……1.3 増感色素(S−6)・1.5×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−7)・2.5×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−8)・0.5×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−2) ……0.05 〃 (M−3) ……0.15 カラードマゼンタカプラー(CM−2) ……0.05 DIRカプラー(D−3) ……0.01 高沸点溶媒(Oil−3) ……0.5 ゼラチン ……1.0 第9層;イェローフィルタ層(YC) 黄色コロイド銀 ……0.1 色汚染防止剤(SC−1) ……0.1 高沸点溶媒(Oil−3) ……0.1 ゼラチン ……0.8 第10層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) ……0.25 〃 (Em−2) ……0.25 増感色素 (S−10) ……7×10-4 イェローカプラー(Y−1) ……0.5 〃 (Y−2) ……0.1 DIR化合物(D−2) ……0.01 高沸点溶媒(Oil−3) ……0.15 ゼラチン ……1.0 第11層;高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em−4) ……0.50 〃 (Em−1) ……0.20 増感色素(S−9)・1×10-4(モル/銀1モル) 〃 (S−10)・3×10-4(モル/銀1モル) イェローカプラー(Y−1) ……0.30 〃 (Y−2) ……0.05 高沸点溶媒(Oil−3) ……0.07 ゼラチン ……1.1 第12層;第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤 平均粒径0.08μAgI2モル% ……0.4 UV吸収剤(UV−1) ……0.10 〃 (UV−2) ……0.05 高沸点溶媒(Oil−1) ……0.1 〃 (Oil−4) ……0.1 ホルマリンスカベンジャ(HS−1) ……0.5 ゼラチン ……1.0 第13層;第2保護層(PRO−2) 界面活性剤(Su−1) ……0.005 アルカリ可溶性マット化剤(平均粒径2μm) ……0.10 シアン染料(AIC−1) ……0.005 マゼンタ染料(AIM−1) ……0.01 滑り剤(WAX−1) ……0.04 ゼラチン ……0.6 尚各層には上記組成物の他に塗布助剤Su−2、分散助
剤Su−3、硬膜剤H−1及びH−2、防腐剤DI−1、安
定剤Stab−1、かぶり防止剤AF−1、AF−2を添加し
た。
Em−1 平均粒径0.46μm、平均沃化銀含有率7.5%、
単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 Em−2 平均粒径0.32μm、平均沃化銀含有率2.0%、
単分散性で均一組成の乳剤 Em−3 平均粒径0.78μm、平均沃化銀含有率6.0%、
単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 Em−4 平均粒径0.95μm、平均沃化銀含有率8.0%単
分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 第1保護層及び第2保護層以外の各層に用いるゼラチ
ンのゼリー強度は280gであり、第1保護層と第2保護層
に用いるゼラチンを表−1に示すように変化させ試料1
〜8を作成した。乾燥後試料を断裁し、撮影ユニットを
作成した。高温下での写真特性を見るための個々の撮影
ユニットを樹脂で被覆された包湿紙で密封した。この際
内部の相対湿度が55%(25℃)となるよう調整した。そ
の後撮影ユニットを65℃で24時間保ち、高湿処理なしの
ものと性能比較を行った。
高湿下の耐擦過性は前記撮影ユニットを30℃RH80%に
保ったのちユニット内でフィルムの搬送テストを行い発
生したキズの程度を目視して評価した。
このようにして作成した各試料No.1〜8を、白色光を
用いてウエッジ露光したのち、下記現像処理を行った。
処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通り
である。
〔発色現像液〕
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β− ヒドロキシエチル)−アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0 g 無水炭酸カリウム 37.5 g 臭化ナトリウム 1.3 g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩 (1水塩) 2.5 g 水酸化カリウム 1.0 g 水を加えて1とする。
〔漂白剤〕
エチレンジアミン四酢酸鉄 アルミニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1とし、アンモニア水を用いてpH=6.0
に調整する。
〔定着液〕
チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1とし、酢酸を用いてpH=6.0に調整す
る。
〔安定液〕
ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ社製) 7.5ml 水を加えて1とする。
結果を表−1に示す。
表−1から分かるように保護層のゼラチンのゼリー強
度を270〜330gとし、かつ最上層の保護膜層に用いるゼ
ラチンのパギー法によるゼリー強度を300〜310gとした
本発明の撮影ユニットは高温下での写真性能変動及び高
湿下での搬送性に優れていることが分る。
実施例2 実施例1試料4において第1保護層のホルマリンスカ
ベンジャを以下のように変化させて試料9〜11を作成し
た。
次に実施例1と同様にして高温下での性能変化及び高
湿下での搬送性のテストを行った。
効果を表−3に示す。
表−3から分るように本発明の効果はホルマリンスカ
ベンジャが存在するときに大きいことが分る。
実施例3 実施例1、試料4において保護層に用いた硬膜剤を以
下のように変化させ試料12〜14を作成した。
次に実施例1と同様にして高温下での性能変化及び高
湿下での搬送性のテストを行った。
結果を表−5に示す。
表−5から分るように本発明の効果はポリマー硬膜剤
を用いたとき大きいことが分る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影ユニットに嵌挿されたハロゲン化銀感
    光材料に用いられるゼラチンのパギー法によるゼリー強
    度が270〜330gであり、かつ最上層の保護膜層に用いら
    れるゼラチンのパギー法によるゼリー強度が300〜310g
    であることを特徴とする撮影ユニット。
JP1232370A 1989-09-06 1989-09-06 撮影ユニット Expired - Lifetime JP2821774B2 (ja)

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JP1232370A JP2821774B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 撮影ユニット

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JP1232370A JP2821774B2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06 撮影ユニット

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JPH0394251A JPH0394251A (ja) 1991-04-19
JP2821774B2 true JP2821774B2 (ja) 1998-11-05

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ID=16938160

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143777B2 (ja) * 1973-03-06 1976-11-24
JPH07117730B2 (ja) * 1986-01-11 1995-12-18 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
JPS63194254A (ja) * 1987-02-09 1988-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd 露光機能を賦与した感光材料包装ユニツト

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