JP2821197B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
内視鏡装置Info
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- JP2821197B2 JP2821197B2 JP1256350A JP25635089A JP2821197B2 JP 2821197 B2 JP2821197 B2 JP 2821197B2 JP 1256350 A JP1256350 A JP 1256350A JP 25635089 A JP25635089 A JP 25635089A JP 2821197 B2 JP2821197 B2 JP 2821197B2
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- endoscope
- common electrode
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内視鏡の重力方向を検知する重力方向検知セ
ンサを備えた内視鏡装置に関する。
ンサを備えた内視鏡装置に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより体
腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内
視鏡が広く用いられている。また、工業分野において
も、ボイラ、タービン、化学プラント等の内部を観察し
たり検査したりすることのできる工業用内視鏡が広く利
用されている。
腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内
視鏡が広く用いられている。また、工業分野において
も、ボイラ、タービン、化学プラント等の内部を観察し
たり検査したりすることのできる工業用内視鏡が広く利
用されている。
更に、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を撮像
手段に用いた電子スコープも各種用いられている。
手段に用いた電子スコープも各種用いられている。
特に上記電子スコープにおいて、挿入部先端部の向き
が特定しないのでモニタ上に表示される像の上下方向と
観察視野像の重力方向とは必ずしも一致しない。そこで
重力方向を知りたいというニーズは強い。
が特定しないのでモニタ上に表示される像の上下方向と
観察視野像の重力方向とは必ずしも一致しない。そこで
重力方向を知りたいというニーズは強い。
そこで例えば特開昭62−63910号公報に示される内視
鏡ではその公報の第1図に示されるように重力方向指示
装置を対物光学系の後方に設けていた。この重力方向指
示装置の構造は前記公報の第3図および第4図に示され
るように鋼球を透明な2枚の円板で挟み込み、重力によ
って鋼球の位置が変わる状況を目視するものであった。
また、他の重力方向指示装置として前記後方の第10図に
示されるようにやはり透明円板等で内部に空間を作り、
透明液体およびこれと混ざらない着色液体を空間内に閉
じ込めるものがある。この場合もこれを内視鏡の対物光
学系に入れた着色液体の位置を目視することによって重
力の方向を知るものであった。
鏡ではその公報の第1図に示されるように重力方向指示
装置を対物光学系の後方に設けていた。この重力方向指
示装置の構造は前記公報の第3図および第4図に示され
るように鋼球を透明な2枚の円板で挟み込み、重力によ
って鋼球の位置が変わる状況を目視するものであった。
また、他の重力方向指示装置として前記後方の第10図に
示されるようにやはり透明円板等で内部に空間を作り、
透明液体およびこれと混ざらない着色液体を空間内に閉
じ込めるものがある。この場合もこれを内視鏡の対物光
学系に入れた着色液体の位置を目視することによって重
力の方向を知るものであった。
しかしながら、前記公報の第1図にように重力方向指
示装置を内視鏡先端部の対物光学系の後方に設けると内
視鏡先端部が大きくなってしまうという問題点がある。
特に鋼球等が観察像の中に明瞭に現れる必要があるため
に対物レンズから入射した観察像が一度鋼球等の位置で
結像するように対物光学系を構成し、その像をイメージ
ガイドに入射させるためにリレーレンズが必要となり普
通の内視鏡に比べて光学系が非常に複雑で大型、高価に
なってしまう。
示装置を内視鏡先端部の対物光学系の後方に設けると内
視鏡先端部が大きくなってしまうという問題点がある。
特に鋼球等が観察像の中に明瞭に現れる必要があるため
に対物レンズから入射した観察像が一度鋼球等の位置で
結像するように対物光学系を構成し、その像をイメージ
ガイドに入射させるためにリレーレンズが必要となり普
通の内視鏡に比べて光学系が非常に複雑で大型、高価に
なってしまう。
また、従来例では鋼球が移動する構造のため重力方向
指示装置の組立てが難しく、組立て精度が十分高くない
場合は鋼球が透明板の間に挟まってしまい重力方向を誤
って判別してしまう虞がある。この問題点は前記公報の
第10図の重力方向指示装置では解消されるが反面、透明
液体の光の透過率が100%でないために、観察像が暗く
なるという問題点がある。また、鋼球を用いた重力方向
指示装置の場合にも2枚の透明板の光の透過率が100%
ではないため観察像が暗くなってしまう。
指示装置の組立てが難しく、組立て精度が十分高くない
場合は鋼球が透明板の間に挟まってしまい重力方向を誤
って判別してしまう虞がある。この問題点は前記公報の
第10図の重力方向指示装置では解消されるが反面、透明
液体の光の透過率が100%でないために、観察像が暗く
なるという問題点がある。また、鋼球を用いた重力方向
指示装置の場合にも2枚の透明板の光の透過率が100%
ではないため観察像が暗くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、挿入
部先端部が大きくなったり、観察像に悪影響を与えるこ
となく、挿入部先端部の重力方向に対する姿勢を検知で
きるようにした内視鏡用重力方向検知装置を提供するこ
とを目的とする。
部先端部が大きくなったり、観察像に悪影響を与えるこ
となく、挿入部先端部の重力方向に対する姿勢を検知で
きるようにした内視鏡用重力方向検知装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による内視鏡装置は、一端が弾性的に支持され
た長細い共通電極と、該共通電極の周囲に配設された複
数の電極とを有する長細い筒状の重力方向検知センサ
を、内視鏡の先端部に前記内視鏡の挿入部の長軸方向に
沿って配置したことを特徴とするものである。
た長細い共通電極と、該共通電極の周囲に配設された複
数の電極とを有する長細い筒状の重力方向検知センサ
を、内視鏡の先端部に前記内視鏡の挿入部の長軸方向に
沿って配置したことを特徴とするものである。
本発明では重力方向検知センサが回転されると重力に
よって共通電極と複数の電極との間隔が変化する。この
間隔の変化は共通電極と各電極間のキャパシタンスの変
化となって現われる。各電極からのキャパシタンスの差
動を取り、差動から重力方向が検知される。
よって共通電極と複数の電極との間隔が変化する。この
間隔の変化は共通電極と各電極間のキャパシタンスの変
化となって現われる。各電極からのキャパシタンスの差
動を取り、差動から重力方向が検知される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第9図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は重力方向検知センサの構成説明図、第2図は第1
図のA−A′方向断面図、第3図は重力方向検知装置の
ブロック図、第4図は重力方向検知センサの透視図、第
5図は重力方向検知センサの回転によって変化するキャ
パシタンスの説明図、第6図は重力方向の表示方法の説
明図、第7図は重力検知センサを回転した場合の共通電
極と電極との関係を示す図、第8図は内視鏡装置の全体
構成図、第9図は内視鏡先端部の透視図である。
1図は重力方向検知センサの構成説明図、第2図は第1
図のA−A′方向断面図、第3図は重力方向検知装置の
ブロック図、第4図は重力方向検知センサの透視図、第
5図は重力方向検知センサの回転によって変化するキャ
パシタンスの説明図、第6図は重力方向の表示方法の説
明図、第7図は重力検知センサを回転した場合の共通電
極と電極との関係を示す図、第8図は内視鏡装置の全体
構成図、第9図は内視鏡先端部の透視図である。
第8図において、内視鏡装置1は内視鏡2と、この内
視鏡2に照明光を供給し、且つ内視鏡2の出力する電気
信号を信号処理して標準的なビデオ信号を出力する制御
装置3と、制御装置3から出力されるビデオ信号を受け
て内視鏡像を表示するモニタ4とから構成されている。
視鏡2に照明光を供給し、且つ内視鏡2の出力する電気
信号を信号処理して標準的なビデオ信号を出力する制御
装置3と、制御装置3から出力されるビデオ信号を受け
て内視鏡像を表示するモニタ4とから構成されている。
上記内視鏡2は細長の挿入部6を有し、この挿入部6
の後端部に太径の操作部7が連設されている。操作部7
の側部からはユニバーサルケーブル8が延出されてお
り、このユニバーサルケーブル8の後端部に設けられた
コネクタ15は前記制御装置3のコネクタ受け20に着脱自
在に接続されている。
の後端部に太径の操作部7が連設されている。操作部7
の側部からはユニバーサルケーブル8が延出されてお
り、このユニバーサルケーブル8の後端部に設けられた
コネクタ15は前記制御装置3のコネクタ受け20に着脱自
在に接続されている。
上記挿入部6には先端側より先端部9、湾曲部11、可
撓管部12が順に設けられており、可撓管部12の後端部に
前記操作部7が連設されている。また、操作部7には前
記湾曲部11を上下左右方向に湾曲させるための湾曲操作
ノブ13が設けられている。
撓管部12が順に設けられており、可撓管部12の後端部に
前記操作部7が連設されている。また、操作部7には前
記湾曲部11を上下左右方向に湾曲させるための湾曲操作
ノブ13が設けられている。
上記先端部9の内部は第9図のように構成されてい
る。同図において先端部9の先端面には対物レンズ系14
と配光レンズ系16とが設けられている。対物レンズ系14
の後方には固体撮像素子17が設けられており、対物レン
ズ系14によって固体撮像素子17の撮像面上に観察像が結
像するようになっている。固体撮像素子17は挿入部6と
操作部7とユニバーサルケーブル8の内部を挿通された
図示しない信号線で前記制御装置3内の図示しない信号
処理部に接続されている。固体撮像素子17は観察像を光
電変換して信号処理部からの駆動信号によって電気信号
として出力するようになっている。
る。同図において先端部9の先端面には対物レンズ系14
と配光レンズ系16とが設けられている。対物レンズ系14
の後方には固体撮像素子17が設けられており、対物レン
ズ系14によって固体撮像素子17の撮像面上に観察像が結
像するようになっている。固体撮像素子17は挿入部6と
操作部7とユニバーサルケーブル8の内部を挿通された
図示しない信号線で前記制御装置3内の図示しない信号
処理部に接続されている。固体撮像素子17は観察像を光
電変換して信号処理部からの駆動信号によって電気信号
として出力するようになっている。
また、上記配光レンズ系16の後方にはライトガイドフ
ァイバ18の出射端面が設けられている。ライトガイドフ
ァイバ18は挿入部6と操作部7とユニバーサルケーブル
8の内部を挿通されて制御装置3に至り、制御装置3内
に設けられた図示しない光源部から出力される照明光を
伝達するようになっている。ライトガイドファイバ18か
ら出射される照明光は配光レンズ系16によって観察対象
に照射されるようになっている。
ァイバ18の出射端面が設けられている。ライトガイドフ
ァイバ18は挿入部6と操作部7とユニバーサルケーブル
8の内部を挿通されて制御装置3に至り、制御装置3内
に設けられた図示しない光源部から出力される照明光を
伝達するようになっている。ライトガイドファイバ18か
ら出射される照明光は配光レンズ系16によって観察対象
に照射されるようになっている。
上記先端部9内には重力方向検知センサ(以下、重力
センサと略記する。)19が内蔵されている。重力センサ
19は筒状で一方の端部が閉塞された容器21を有してお
り、この容器21の開口する他方の端部は円盤状の封止板
22で密閉されている。封止板22の中心には弾性を有し、
導電性の棒状ばね23が貫通している。棒状ばね23の容器
21内の端部には円柱状で長手方向中心が容器21の長手方
向中心と略同方向となるように共通電極24が設けられて
いる。
センサと略記する。)19が内蔵されている。重力センサ
19は筒状で一方の端部が閉塞された容器21を有してお
り、この容器21の開口する他方の端部は円盤状の封止板
22で密閉されている。封止板22の中心には弾性を有し、
導電性の棒状ばね23が貫通している。棒状ばね23の容器
21内の端部には円柱状で長手方向中心が容器21の長手方
向中心と略同方向となるように共通電極24が設けられて
いる。
一方、容器21の内周面には第2図に示すように電極26
a、26bが互いにその法線を直交するようにして設けられ
ている。更に電極26a、26b上には薄板状の絶縁体27が設
けられており、電極26a、26bと共通電極24が直接接触し
ないようになっている。電極26a、26bは前記封止板22を
貫通して容器21の外部に突出するようになっており、こ
の突出部が端子となって信号線30aが接続されている。
この信号線30aは前記棒状ばね23の容器21の外部に突出
する端部に接続された信号線30bと共に挿入部6と操作
部7とユニバーサルケーブル8の内部を挿通されて制御
装置3内に設けられて重力方向検知回路28に接続されて
いる。
a、26bが互いにその法線を直交するようにして設けられ
ている。更に電極26a、26b上には薄板状の絶縁体27が設
けられており、電極26a、26bと共通電極24が直接接触し
ないようになっている。電極26a、26bは前記封止板22を
貫通して容器21の外部に突出するようになっており、こ
の突出部が端子となって信号線30aが接続されている。
この信号線30aは前記棒状ばね23の容器21の外部に突出
する端部に接続された信号線30bと共に挿入部6と操作
部7とユニバーサルケーブル8の内部を挿通されて制御
装置3内に設けられて重力方向検知回路28に接続されて
いる。
次に第3図を使って重力方向検知回路28の説明をす
る。
る。
重力センサ19は共通電極24と電極26aが可変容量のコ
ンデンサC1を、共通電極24と電極26bが可変容量のコン
デンサC2を各々形成している。このコンデンサC1、C2を
構成する共通電極24は重力方向検知回路28内の発振器29
に接続されている。また、電極26aは重力方向検知回路2
8内のキャパシタンス−電圧変換器31aに、電極26bは同
様にキャパシタンス−電圧変換器(以下、C/V変換器と
略記する。)31bに各々接続されている。C/V変換器31a,
31bの出力端は各々アナログ−デジタル変換器(以下、A
/D変換器と略記する。)32a、32bに接続されており、A/
D変換器32a、32bの出力端はCPU33に接続されている。CP
U33の出力端は前記モニタ4に接続されている。
ンデンサC1を、共通電極24と電極26bが可変容量のコン
デンサC2を各々形成している。このコンデンサC1、C2を
構成する共通電極24は重力方向検知回路28内の発振器29
に接続されている。また、電極26aは重力方向検知回路2
8内のキャパシタンス−電圧変換器31aに、電極26bは同
様にキャパシタンス−電圧変換器(以下、C/V変換器と
略記する。)31bに各々接続されている。C/V変換器31a,
31bの出力端は各々アナログ−デジタル変換器(以下、A
/D変換器と略記する。)32a、32bに接続されており、A/
D変換器32a、32bの出力端はCPU33に接続されている。CP
U33の出力端は前記モニタ4に接続されている。
上記のように構成された内視鏡装置1の作用の説明を
する。
する。
はじめに、作動原理を説明する。
重力センサ19内の棒状ばね23は共通電極24の重量によ
って重力方向に撓む。棒状ばね23が撓むことによって共
通電極24と電極26aの間隔daおよび共通電極24と電極26b
の間隔dbはそれぞれ異なることになり、これによって共
通電極24と電極26aのキャパシタンスCaと、共通電極24
と電極26bのキャパシタンスCbに差が生じることにな
る。一般にキャパシタンスは次式で示される。
って重力方向に撓む。棒状ばね23が撓むことによって共
通電極24と電極26aの間隔daおよび共通電極24と電極26b
の間隔dbはそれぞれ異なることになり、これによって共
通電極24と電極26aのキャパシタンスCaと、共通電極24
と電極26bのキャパシタンスCbに差が生じることにな
る。一般にキャパシタンスは次式で示される。
Ca(θ)=εS(1/da) Cb(θ)=εS(1/db) ここで共通電極24を容器21の中心に位置させた場合の
キャパシタンスをCao、Cboとすると重力によって共通電
極が変位した場合のキャパシタンスの変化量は ΔCa=Ca−Cao ΔCb=Cb−Cbo で表される。ΔCaをXY座標のX成分、ΔCbをXY座標のY
成分とするとΔCa、ΔCbは第5図に示すようにベクトル
の成分で示される。このベクトルの方向は前記共通電極
24の重力による変動に対応しており、前記ベクトルの方
向を例えばθ=tan-1(ΔCa/ΔCb)で求めれば重力の方
向を知ることができる。次に具体的に説明する。
キャパシタンスをCao、Cboとすると重力によって共通電
極が変位した場合のキャパシタンスの変化量は ΔCa=Ca−Cao ΔCb=Cb−Cbo で表される。ΔCaをXY座標のX成分、ΔCbをXY座標のY
成分とするとΔCa、ΔCbは第5図に示すようにベクトル
の成分で示される。このベクトルの方向は前記共通電極
24の重力による変動に対応しており、前記ベクトルの方
向を例えばθ=tan-1(ΔCa/ΔCb)で求めれば重力の方
向を知ることができる。次に具体的に説明する。
説明の前に重力センサ19の上方向を第2図の矢印の方
向とし、内視鏡先端部9の上方向を第9図の矢印の方向
とする。そして、重力センサ19の上方向は内視鏡先端部
9の上方向に一致して設けられていることとする。
向とし、内視鏡先端部9の上方向を第9図の矢印の方向
とする。そして、重力センサ19の上方向は内視鏡先端部
9の上方向に一致して設けられていることとする。
はじめに、第2図の状態、すなわち、上方向の矢印と
重力方向が一致している場合を説明する。
重力方向が一致している場合を説明する。
共通電極24は自重で電極24b側に寄り、キャパシタン
スCaよりキャパシタンスCbが大きくなっている。これら
のキャパシタンスCa、Caは各々C/V変換器31a、31bで電
圧に変換されて、更にA/D変換器32a、32bでデジタル信
号に変換されてCPU33に入力される。CPU33は入力された
キャパシタンスCa、Cbから間隔da,dbを等しくした場
合、すなわち、共通電極24を容器21の中心に位置させた
場合のキャパシタンスCao、Cboを減算して微小変化ΔCa
=Ca−Cao、ΔCb=Cb−Cboを求める。この微小変化ΔC
a、ΔCbは90度の位相を持っている。CPU33は微小変化Δ
Ca、ΔCbを変換してモニタ4に出力する。モニタ4では
第6図に示す90度の方向と一致して矢印が表示され上方
向が表示される。
スCaよりキャパシタンスCbが大きくなっている。これら
のキャパシタンスCa、Caは各々C/V変換器31a、31bで電
圧に変換されて、更にA/D変換器32a、32bでデジタル信
号に変換されてCPU33に入力される。CPU33は入力された
キャパシタンスCa、Cbから間隔da,dbを等しくした場
合、すなわち、共通電極24を容器21の中心に位置させた
場合のキャパシタンスCao、Cboを減算して微小変化ΔCa
=Ca−Cao、ΔCb=Cb−Cboを求める。この微小変化ΔC
a、ΔCbは90度の位相を持っている。CPU33は微小変化Δ
Ca、ΔCbを変換してモニタ4に出力する。モニタ4では
第6図に示す90度の方向と一致して矢印が表示され上方
向が表示される。
上記CPU33の演算を第5図の座標系で説明する。同図
において破線の円34は重力センサ19を長手方向中心に対
して360度回転した場合のキャパシタンスCa、Cbの変化
を示したものである。
において破線の円34は重力センサ19を長手方向中心に対
して360度回転した場合のキャパシタンスCa、Cbの変化
を示したものである。
CPU33は入力されたキャパシタンスCa、Cbを座標系上
にプロットし、座標(Cao,Cbo)と座標(Ca、Cb)とを
結ぶ一点鎖線で示すベクトルを求める。このベクトルか
らCa成分およびCb成分が求められ、このCa成分とCb成分
が変換されてf(0、ΔCb)で示される上方向の矢印が
表示される。この場合、ベクトルはCa成分を持っていな
いために上方向を示す矢印は90度に一致する。
にプロットし、座標(Cao,Cbo)と座標(Ca、Cb)とを
結ぶ一点鎖線で示すベクトルを求める。このベクトルか
らCa成分およびCb成分が求められ、このCa成分とCb成分
が変換されてf(0、ΔCb)で示される上方向の矢印が
表示される。この場合、ベクトルはCa成分を持っていな
いために上方向を示す矢印は90度に一致する。
次に第7図の状態、すなわち、内視鏡先端部9を長手
方向中心に対して角度θだけ回転した場合を説明する。
方向中心に対して角度θだけ回転した場合を説明する。
共通電極24は角度θだけ回転したことにより、座標系
において実線で示されるベクトルはCa成分およびCb成分
を持ち、微小変化ΔCa、ΔCbが求められる。このCa成分
とCb成分が変換されてf(ΔCa、ΔCb)で示される上方
向の矢印が第6図のようにモニタ4の画面上に表示され
る。
において実線で示されるベクトルはCa成分およびCb成分
を持ち、微小変化ΔCa、ΔCbが求められる。このCa成分
とCb成分が変換されてf(ΔCa、ΔCb)で示される上方
向の矢印が第6図のようにモニタ4の画面上に表示され
る。
上記のように本実施例では対物レンズ系14と別個に重
力センサ19を設けたために観察像に悪影響を与えること
がない。
力センサ19を設けたために観察像に悪影響を与えること
がない。
また、差動型であることから周囲温度等の変化による
影響も取り除くことができ正確な重力方向を検出するこ
とができる。
影響も取り除くことができ正確な重力方向を検出するこ
とができる。
第10図および第11図は本発明の第2実施例に係り、第
10図は重力方向検知センサの構成説明図、第11図は重力
方向検知サンセを有する走行補助具の断面図である。
10図は重力方向検知センサの構成説明図、第11図は重力
方向検知サンセを有する走行補助具の断面図である。
本実施例は容器21内には外部からの振動を緩衝するた
めにオイル等の緩衝液体36が封入されている。
めにオイル等の緩衝液体36が封入されている。
本実施例では内視鏡先端部9には挿入部6を被検査対
象内に挿入する場合に挿入を助ける走行補助具37が設け
られている。この走行補助具37の外径は略瓢箪型をして
おり、長手方向中心に先端部9を挿通するための挿通路
38が設けられている。挿通路38の先端側には先端部9に
設けられた雄ねじ部39と螺合する雌ねじ部41が螺設され
ている。
象内に挿入する場合に挿入を助ける走行補助具37が設け
られている。この走行補助具37の外径は略瓢箪型をして
おり、長手方向中心に先端部9を挿通するための挿通路
38が設けられている。挿通路38の先端側には先端部9に
設けられた雄ねじ部39と螺合する雌ねじ部41が螺設され
ている。
また、走行補助具37内には前記重力方向検知センサ42
が埋め込まれている。この重力方向検知センサ42の容器
21内には外部からの振動を緩衝するためにオイル等の緩
衝液体36が封入されている。
が埋め込まれている。この重力方向検知センサ42の容器
21内には外部からの振動を緩衝するためにオイル等の緩
衝液体36が封入されている。
なお、内視鏡先端部9には第1実施例で述べた固体撮
像素子17に代えてイメージガイドファイバ43の入射端面
が設けられており、この入射端面に対向して対物レンズ
系14が設けられている。
像素子17に代えてイメージガイドファイバ43の入射端面
が設けられており、この入射端面に対向して対物レンズ
系14が設けられている。
その他の構成および作用は第1実施例と同様である。
本実施例では容器21内に緩衝液体36が封入されている
ために外部からの振動に対して強く、センサ42の出力ノ
イズを低減することができる また、センサ42は内視鏡2に対して着脱自在となって
いるために故障した場合でも容易に交換することができ
る。
ために外部からの振動に対して強く、センサ42の出力ノ
イズを低減することができる また、センサ42は内視鏡2に対して着脱自在となって
いるために故障した場合でも容易に交換することができ
る。
なお、緩衝液体36を絶縁性の液体として電極26a、26b
に設けられた絶縁体27を省略するようにしても良い。
に設けられた絶縁体27を省略するようにしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば挿入部先端部が大
きくなったり、観察像に悪影響を与えることなく、挿入
部先端部の重力方向に対する姿勢を検知することができ
る。
きくなったり、観察像に悪影響を与えることなく、挿入
部先端部の重力方向に対する姿勢を検知することができ
る。
第1図ないし第9図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は重力方向検知センサの構成説明図、第2図は第1図
のA−A′方向断面図、第3図は重力方向検知装置のブ
ロック図、第4図は重力方向検知センサの透視図、第5
図は重力方向検知センサの回転によって変化するキャパ
シタンスの説明図、第6図は重力方向の表示方法の説明
図、第7図は重力検知センサを回転した場合の共通電極
と電極との関係を示す図、第8図は内視鏡装置の全体構
成図、第9図は内視鏡先端部の透視図、第10図および第
11図は本発明の第2実施例に係り、第10図は重力方向検
知センサの構成説明図、第11図は重力方向検知センサを
有する走行補助具の断面図である。 2……内視鏡、9……先端部 19……重力方向検知センサ、21……容器 23……棒状ばね、24……共通電極 26a、26b……電極 28……重力方向検知回路
図は重力方向検知センサの構成説明図、第2図は第1図
のA−A′方向断面図、第3図は重力方向検知装置のブ
ロック図、第4図は重力方向検知センサの透視図、第5
図は重力方向検知センサの回転によって変化するキャパ
シタンスの説明図、第6図は重力方向の表示方法の説明
図、第7図は重力検知センサを回転した場合の共通電極
と電極との関係を示す図、第8図は内視鏡装置の全体構
成図、第9図は内視鏡先端部の透視図、第10図および第
11図は本発明の第2実施例に係り、第10図は重力方向検
知センサの構成説明図、第11図は重力方向検知センサを
有する走行補助具の断面図である。 2……内視鏡、9……先端部 19……重力方向検知センサ、21……容器 23……棒状ばね、24……共通電極 26a、26b……電極 28……重力方向検知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 由和 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 白岩 勝 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大野 光伸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 布施 栄一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青木 義安 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−70074(JP,A) 特開 昭62−63910(JP,A) 特開 昭59−200623(JP,A) 特開 昭61−122836(JP,A) 特開 昭62−118261(JP,A) 特開 昭63−18214(JP,A) 特開 平1−140011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 G02B 23/24
Claims (1)
- 【請求項1】一端が弾性的に支持された長細い共通電極
と、該共通電極の周囲に配設された複数の電極とを有す
る長細い筒状の重力方向検知センサを、内視鏡の先端部
に前記内視鏡の挿入部の長軸方向に沿って配置したこと
を特徴とする内視鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1256350A JP2821197B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1256350A JP2821197B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 内視鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114429A JPH03114429A (ja) | 1991-05-15 |
JP2821197B2 true JP2821197B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=17291461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1256350A Expired - Fee Related JP2821197B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 内視鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2821197B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2626962B2 (ja) * | 1993-04-05 | 1997-07-02 | 関西電力株式会社 | 管内部点検装置 |
US7037258B2 (en) * | 1999-09-24 | 2006-05-02 | Karl Storz Imaging, Inc. | Image orientation for endoscopic video displays |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP1256350A patent/JP2821197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03114429A (ja) | 1991-05-15 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |