JP2819505B2 - 車載用音響機器の動作禁止装置 - Google Patents

車載用音響機器の動作禁止装置

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JP2819505B2 JP22201092A JP22201092A JP2819505B2 JP 2819505 B2 JP2819505 B2 JP 2819505B2 JP 22201092 A JP22201092 A JP 22201092A JP 22201092 A JP22201092 A JP 22201092A JP 2819505 B2 JP2819505 B2 JP 2819505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用音響機器に関し、
自動車から音響機器が盗難された後は音響機器を動作不
能状態とすることにより、盗難を防止することを可能と
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる盗難防止装置は、盗難され
る際に音響機器と自動車のバッテリ−との接続が断たれ
ることに着目し、この接続状態を監視して盗難された
後、音響機器を動作不能状態とする。また、この動作不
能状態を解除するために、予め定められた暗誦コ−ドを
入力する動作禁止装置が本出願人による特公平3−46
897号に参照される。
【0003】上述した従来例において、音響機器の動作
を制御するマイコンのプログラムにおいては、電源との
接続時に予め定められた暗誦番号の入力が要求されるよ
う構成されている。即ち、盗難される場合には必ず音響
機器と自動車のバッテリ−との接続が断たれることにな
るため、再度バッテリ−との接続がなされた場合には通
常の操作を可能とするプログラムの前に、暗誦番号確認
モ−ドが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の音響機
器は盗難されたことを何らかの形で記憶しているのでは
なく、電源の接続時においては、盗難された後に電源と
再接続されたものとみなして音響機器を動作不能状態と
しているのである。従って、音響機器を初めて自動車に
取り付ける際にも動作不能状態となるため、この動作不
能状態を解除するための暗誦番号は必要不可欠なもので
ある。
【0005】上述した従来の盗難防止装置における暗誦
コ−ドは、操作者が誤って音響機器を動作不能状態とし
た場合、また操作者の不注意によらずして何らかの原因
により音響機器が動作不能状態となった場合の操作者自
らによる解除方法として存在するため、盗難状態を記憶
しておくことによりかかる暗誦番号は不用となる。
【0006】しかしながら、記憶手段としてRAM等の
メモリ−を用いるものにおいて、比較的コストの安い揮
発性メモリ−を使用する場合は、何らかのバックアップ
電源が必要となる。また不揮発性メモリ−を使用する場
合は、揮発性メモリ−に比し高価でありコスト的に欠点
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】自動車から音響機器が盗
難されたことを検出する盗難検出手段と、盗難検出手段
に応答して非可逆的に回路を遮断する回路遮断素子と、
回路遮断素子が切断されたか否かを検出する遮断状態検
出手段と、遮断状態検出手段に応答し、前記音響機器を
動作不能状態とする制御部とからなる。
【0008】
【作用】遮断状態検出手段に応答し、前記音響機器を動
作不能状態とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明を車載用ラジオ付テープレコー
ダ10に組み込んだ一実施例における回路図である。自
動車に搭載されたバッテリー1からの給電は、自動車の
ダッシュボードの内側等の通常手を触れることのできな
い位置に配置されたコネクタ2によって分岐された後、
第1の給電ラインである接続コード14によってコネク
タ3の端子4へ、また第2の給電ラインである接続コー
ド15によってコネクタ3の端子5に接続される。ま
た、バッテリー1からの給電は、自動車のキーのオンオ
フに連動するアクセサリー(ACC)スイッチ11を介
してコネクタ3の端子6に接続される。
【0010】コネクタ3の端子7は自動車のラジオ用ア
ンテナ12とテ−プレコ−ダ10とを接続するためのも
のであり、また端子8は自動車とテ−プレコ−ダ10と
のそれぞれのグランドを接続するためのものである。こ
れにより、テ−プレコ−ダ10は端子4、5を通じて直
接、また端子6を通じてACCスイッチ11を介してバ
ッテリ−1と接続されている。
【0011】コネクタ3の端子4はテ−プレコ−ダ10
の内部に配置されたコイル20の一端に接続されると共
に、トランジスタ23のエミッタに接続される。また端
子5はトランジスタ23のベ−スに接続されている。従
って、通常状態においてはトランジスタ23のベ−スエ
ミッタ間の電位差はゼロであり、トランジスタ23は遮
断状態となっている。またコイル20の他端はその一端
がグランドに接続されたコンデンサ21の他端に接続さ
れており、コイル20及びコンデンサ21によって電源
ラインを介してテ−プレコ−ダ10内に侵入する不要な
ノイズ成分を遮断するフィルタを構成する。
【0012】このフィルタを通じて得た電源は、テ−プ
レコ−ダ10内部で特にノイズの少ない電源を必要とす
るチュ−ナ−部63やアンプ部等に給電するための第1
の電源ラインB1として各回路に供給される。また、電
源ラインに混入するノイズに影響を受けにくいモ−タ−
等のメカニズム部62に給電すべく、第2の電源ライン
B2がコネクタ3の端子5とトランジスタ23との接続
点から得られている。またこの接続点は抵抗13を介し
てグランドに接続されている。
【0013】ダイオ−ド24のアノ−ドはコイル20の
他端に接続されると共に、そのカソ−ドは一端がグラン
ドに接続されたコンデンサ25の他端に接続される。ま
たダイオ−ド24のカソ−ドはICプロテクタ(以下I
CPと称す)26の一端に接続されている。ここで、I
CP26とは、高速に回路を遮断する特性を有する過電
流保護素子であり、通常のヒュ−ズと同一機能を有する
ものである。
【0014】これは例えばロ−ム社から販売されている
商品名ICP−F10等が参照され、通常のトランジス
タ等の半導体素子とその外観がきわめて類似しているも
のである。このICP26を所要の回路に直列に配置す
ることにより、所定電流以上に電流が流れた場合、IC
P26が非可逆的にこの回路を遮断する機能を有する。
このICP26の他端はマイコン40における後述する
盗難検出端子41に接続されている。
【0015】ここで、マイコン40は通常動作時におい
てはテープレコーダ10の動作を制御するものであり、
各種操作スイッチからなる操作部60からの命令に応じ
てテープレコーダ10のメカニズム部62や、チューナ
ー部63等を制御するものである。また、盗難時におい
てはテープレコーダ10を動作不能状態に制御する制御
部として機能する。
【0016】トランジスタ27のベ−スはトランジスタ
23のコレクタに接続されると共に、そのコレクタはト
ランジスタ28のベ−スに接続されている。トランジス
タ28のコレクタはグランドに接続され、またそのエミ
ッタはICP26の他端に接続されている。トランジス
タ29は、そのベ−スがマイコン40における後述する
アラ−ムセット端子42に接続されると共に、そのコレ
クタがトランジスタ27のエミッタに、そのエミッタが
グランドに接続されている。なお、このアラ−ムセット
端子42はマイコン40のイニシャライズ時において
「L」レベルになるものである。
【0017】トランジスタ30のベースはICP26の
他端に接続され、そのエミッタはグランドに接続される
と共に、コレクタは自動車のACCスイッチ11及びコ
ネクタ3の端子6を介してテープレコーダ10に給電さ
れている電源ラインACCに接続されている。またこの
コレクタは、そのエミッタがグランドに接続されている
トランジスタ31のベースに接続されている。トランジ
スタ31のコレクタは、アノードが電源ラインB1に接
続され、テープレコーダ10のフロントパネルに配置さ
れた発光ダイード32のカソードに接続されている。
またこのカソードはそのエミッタがグランドに接続され
ているトランジスタ33のコレクタにも接続されてい
る。
【0018】マイコン40におけるアラ−ムセット端子
42は、所定の間隔でパルスを出力する発振器34に接
続されている。この発振器34の出力はトランジスタ3
3のベ−スに接続されている。
【0019】ここで、マイコン40は所要の操作キ−に
より盗難防止モ−ドを取り得る。この盗難防止モ−ド
は、例えばテ−プレコ−ダ10のフロントパネルに設け
られた早送りモ−ド(FF)キ−と巻き戻しモ−ド(R
EW)キ−の2重押しの後、自動車のACCスイッチ1
1をオフすることにより得られる。この状態において、
マイコン40はそのアラ−ムセット端子42を「H」と
する。また、マイコンは自動車のACCスイッチ11が
オンする度に盗難検出端子41の電圧レベルを検出する
ものである。
【0020】以上の構成において、テ−プレコ−ダ10
が盗難された状態をマイコン40の動作フロ−チャ−ト
を示す図2を参照して説明する。図1に示す通常の接続
状態において、前述のFFキ−及びREWキ−が二重押
しされた後、ACCスイッチ11がオフされた場合(5
1、52)、テ−プレコ−ダ10は盗難防止モ−ドとな
り、マイコン40のアラ−ムセット端子42が「H」と
なる(53)。
【0021】この盗難防止モ−ドにおいて、トランジス
タ23はベ−スエミッタ間の電位差がないためオフであ
り、よってトランジスタ27、28、31はオフ、トラ
ンジスタ29、30はオンである。またアラ−ムセット
端子42の「H」状態により、発振器34は一定周期の
パルスを出力する。これに同期してトランジスタ33が
オン、オフを繰り返すことにより、発光ダイオ−ド32
は点滅状態となり、このテ−プレコ−ダ10が現在盗難
防止モ−ドにあることを自動車の窓を介して盗難者にア
ピ−ルする。
【0022】これにより、このようなテ−プレコ−ダを
盗んでも使用できないことを経験上知っている盗難者で
あれば、かかるテ−プレコ−ダを盗難しようとする意欲
を失うため、未然に盗難を防止することが可能となる。
【0023】発光ダイオ−ド32が点滅状態であるにも
かかわらず、テ−プレコ−ダ10が盗難された場合を以
下に説明する。この場合、盗難者は何らかの方法で自動
車内に不法侵入し、一般的にネジ、ナット等で自動車に
取り付けられているテ−プレコ−ダ10を自動車から取
外した後、自動車とテ−プレコ−ダ10とを接続してい
るコネクタ3を外すか、又は接続コ−ド14、15を切
断しようとする。
【0024】コネクタ3が外された場合、トランジスタ
23のベースエミッタ間はコネクタ2を介しての接続が
断たれる。従ってトランジスタ23のベースは抵抗13
を介してグランドレベルとなり、トランジスタ23は
ンデンサ21からの電流によりオンとなる。ここで、ト
ランジスタ29は既にオンとなっているため、トランジ
スタ27もまたオンとなる。
【0025】トランジスタ27、29がオンとなること
により、トランジスタ28もまたオンとなるため、IC
P26の他端は急速にグランドレベルとなる。従って、
コンデンサ21及び25からの電流により、ICP26
に過電流が流れ、瞬時にICP26はその両端の導通を
遮断する。なお、ICP26に過電流が流れるのはコン
デンサ21及び25の所定の放電時間だけであるが、I
CP26は、回路を遮断するまでに約0.1秒程度あれ
ば十分である。従って、コンデンサ21及び25はこの
遮断時間を保持できる程度の容量を有するものであれば
よい。
【0026】次に盗難者がコネクタ3を外さずにコネク
タ2と3との間の接続コ−ド14、15を切断した場合
を説明する。盗難者が先ずコネクタ2とコネクタ3の端
子5との間の接続コ−ド15を切断した場合、トランジ
スタ23のベ−スは接続コ−ド15を介するバッテリ−
1との接続が断たれるため、抵抗13を介してグランド
レベルとなる。これにより、トランジスタ23はオンと
なるが、トランジスタ29はオンであるため、トランジ
スタ27もまたオンとなる。
【0027】トランジスタ27、29がオンとなること
により、トランジスタ28もまたオンとなるため、IC
P26の他端は急速にグランドレベルとなる。従って、
今だ接続されている接続コ−ド14を通じてバッテリ−
1からの電流により、コイル20、ダイオ−ド24を介
してICP26に過電流が流れ、瞬時にICP26はそ
の両端の導通を遮断する。
【0028】次に盗難者が先ずコネクタ2とコネクタ3
の端子4との間の接続コード14を切断した場合を説明
する。この切断後もコンデンサ21はこれまでその両端
子間に印加されていた電圧をしばらくの間保持する。続
いてコネクタ2とコネクタ3の端子5との間の接続コー
ド15が切断されると、トランジスタ23のベースは抵
抗13を介してグランドレベルとなるため、コンデンサ
21からの電流によりトランジスタ23はオンとなる。
従ってこの電流はコイル20、トランジスタ23を介し
てトランジスタ27をオンとする。
【0029】トランジスタ27がオンとなることにより
トランジスタ28もまたオンとなる。トランジスタ29
はアラ−ムセット端子42が「H」であるため既にオン
状態である。従って、コンデンサ21からの電流はダイ
オ−ド24、ICP26、トランジスタ28を介してグ
ランドに流れる。この放電電流により、ICP26はそ
の両端の導通が遮断される。
【0030】なお、接続コ−ド14が切断されてコンデ
ンサ21とバッテリ−1との接続が断たれた後は、電源
ラインB1を通じアンプ、チュ−ナ−等に微小量コンデ
ンサ21から電流が流れるため、コンデンサ21の端子
電圧は徐々に低下する。従って、接続コ−ド14が切断
された後、相当の時間が経過した後で接続コ−ド15が
切断された場合、コンデンサ21の電圧低下によりIC
P26に所定の遮断電流を流せないことが考えられる。
【0031】しかしながら、コンデンサ25がコンデン
サ21と並列に接続されており、またダイオ−ド24が
ICP26とコンデンサ21との間に接続されているた
め、コンデンサ21の電圧低下の割合に比し、コンデン
サ25の電圧低下は少ない。従って、接続コ−ド15を
切断した時には、コンデンサ21及び25の協働により
ICP26に確実に遮断電流を流すことが可能となる。
【0032】勿論、コンデンサ21及び25両方の端子
電圧がICP26の所定の遮断電流を供給できないほど
低下する場合も考えられるが、この場合、接続コード1
4を切断してから相当な長時間を経過した後接続コード
15を切断すことが要求される。しかしながら、通常
盗難者は短時間でテープレコーダ1を盗難しようとする
ものであるため、かかる両コンデンサ21、25の電圧
低下状態は無視できるものである。
【0033】以上のごとく、盗難時においてコネクタ3
が外された場合、また接続コード14、15が切断され
た際、ICP26は遮断するが、その後、盗難されたテ
ープレコーダ10が自動車に取付けられ、ACCスイッ
チ11がオンされると(55)、マイコン40はアラー
ムセット端子42を「L」レベルとした後(56)、盗
難検出端子41のレベルを検出するが(57)、この場
合ICP26は遮断されているため、「L」レベルとな
っている。この検出に基づき、マイコン40はテープレ
コーダ10における全てのキーの受付を行わず、動作不
能状態とする(58)。即ち、コンデンサ21、25、
トランジスタ23、27、28、29は盗難検出手段
を、ICプロテクタ26はかかる盗難検出手段に応答し
て非可逆的に回路を遮断する回路遮断素子を、マイコン
40は回路遮断素子が切断されたか否かを検出する遮断
状態検出手段をそれぞれ構成する。更にマイコン40
は、かかる遮断状態検出手段に応答してテープレコーダ
10を動作不能状態とする制御部としての機能をも併せ
持つ。
【0034】このACCスイッチ11がオンされた時、
ICP26は遮断されているため、トランジスタ30は
オフとなる。従って、トランジスタ31はオンとなり、
発光ダイオ−ド32のカソ−ドをグランドレベルとする
ことにより、発光ダイオ−ド32は連続点灯状態とな
り、かかるテ−プレコ−ダ10が動作不能状態であるこ
とを知らしめる。
【0035】ここで、盗難者が遮断状態となっているI
CP26を交換することが可能であれば、テ−プレコ−
ダ10を動作させることが可能となるが、盗難者がある
程度の電気的知識を持っていたとしても、テ−プレコ−
ダ10には通常、回路保護のためにICPが数多く使わ
れており、また外観上、ICPが遮断状態となっている
か否かを判別するのは不可能である。またICPはその
外観がトランジスタ等の半導体素子ときわめて類似して
いるため、具体的回路構成を熟知していないとかかるI
CP26を交換することは事実上不可能である。
【0036】次にFFキ−及びREWキ−が二重押しさ
れないことにより、盗難防止モ−ドがセットされない状
態でACCスイッチ11がオフされた場合(51、5
4)、アラ−ムセット端子42は「L」レベルのままで
ある。従って、発振器34はパルスを出力せず、発光ダ
イオ−ド32は消灯状態のままである。
【0037】この状態で盗難者がコネクタ3を外した場
合、トランジスタ29はオフしているため、トランジス
タ23、27、28はオンすることがない。従ってIC
P26には過電流が流れず、回路を遮断しない。この場
合は、盗難防止モ−ドがセットされていないため、テ−
プレコ−ダ10は盗難された後も正常に動作可能であ
る。また、自動車のディ−ラ−、修理工場或いはテ−プ
レコ−ダ10のオ−ナ−自らがテ−プレコ−ダ10の故
障のためテ−プレコ−ダ10を取り外す場合は、この盗
難防止モ−ドをセットせずACCスイッチ11をオフし
た後、コネクタ3を取り外せば、ICP26は遮断しな
いものである。
【0038】なお、FFキ−及びREWキ−の二重押し
の後(51)、ACCスイッチ11がオフされずに5秒
経過した場合は(52、59)、FFキ−及びREWキ
−の二重押しがなされなかったものとし、その後ACC
スイッチ11がオフされても上述と同様、アラ−ムセッ
ト端子42を「L」レベルのままとする(54、55、
56)。
【0039】また、バッテリ−1を交換する場合は、バ
ッテリ−1の端子に接続されている接続コ−ドを取り外
すことになるが、その場合はコネクタ2によってトラン
ジスタ23のベ−スエミッタ間が接続されており、コン
デンサ21の電圧はベ−スエミッタに同様に印加される
ためトランジスタ23はオンにならず、ICP26は回
路を遮断しない。
【0040】なお、盗難を検出し、これを記憶する手段
として上述の実施例においてはICプロテクタを使用し
ているが、本発明はこれに限定されることなく、通常の
ガラス管型ヒュ−ズを用いることも可能である。この場
合は遮断電流が小さく、また高速に遮断可能なヒュ−ズ
を使用するのが望ましい。しかしながら、盗難者が動作
不能状態の音響機器の内部を調べた際に、かかるガラス
管型ヒュ−ズを用いている場合には、目視によりヒュ−
ズの遮断状態が確認でき、ヒュ−ズを交換されてしまう
恐れがある。
【0041】しかしながら、ICプロテクタを用いた場
合には、目視により遮断状態か否かが判別することが不
可能であり、またかかる動作不能状態がICプロテクタ
の遮断によるものであることは、特段の電気的知識を有
していなければ判別不可能である。したがって、本発明
における回路遮断素子としてはICプロテクタを使用す
ることが望ましいものである。
【0042】また、上述の実施例における盗難を検出す
る手段としては、2系統の給電ラインにおけるバッテリ
−との接続状態を監視しているが、本発明はかかる盗難
検出手段に特徴があるものではなく、盗難状態を記憶す
る手段としてICプロテクタやヒュ−ズ等の非可逆性の
回路遮断素子を使用することに特徴があるものである。
従って、盗難検出手段としては、音響機器のケ−スにス
イッチのアクチュエ−タを配置し、音響機器が自動車か
ら取り外されることにより、スイッチの状態が変化し、
もって回路遮断素子を遮断するよう構成することも可能
である等、態様を取り得る。
【0043】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、盗難者
による音響機器の盗難時において、回路遮断素子が遮断
状態となることにより、簡単な構成で盗難状態を記憶す
ることが可能となる。従って、音響機器の自動車への取
付け時等、盗難状態でないにもかかわらず動作不能状態
となることがなく、また盗難後は確実に動作不能となる
音響機器を提供できるものである。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたテ−プレコ−ダにおける回
路図である。
【図2】本発明装置の動作に関するフロ−チャ−トであ
る。
【符号の説明】
1 バッテリ− 2 コネクタ 3 コネクタ 10 テ−プレコ−ダ 11 アクセサリ−スイッチ 26 ICプロテクタ 34 モノマルチバイブレ−タ 40 マイコン 41 盗難検出端子 42 アラ−ムセット端子 60 操作部 62 メカニズム部 63 チュ−ナ−部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のバッテリーに接続されることに
    より、バッテリーから給電されて動作する車載用音響
    機器の動作禁止装置において、 前記音響機器が前記自動車から盗難されたことを検出す
    る盗難検出手段と、 該盗難検出手段に応答して非可逆的に回路を遮断する回
    路遮断素子と、 該回路遮断素子が切断されたか否かを検出する遮断状態
    検出手段と 該遮断状態検出手段に応答し、前記音響機器を動作不能
    状態とする制御部とを備えた ことを特徴とする車載用音
    響機器の動作禁止装置。
JP22201092A 1992-07-29 1992-07-29 車載用音響機器の動作禁止装置 Expired - Lifetime JP2819505B2 (ja)

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