JP2819373B2 - 眼鏡用緩み止めナット - Google Patents

眼鏡用緩み止めナット

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JP2819373B2
JP2819373B2 JP5131499A JP13149993A JP2819373B2 JP 2819373 B2 JP2819373 B2 JP 2819373B2 JP 5131499 A JP5131499 A JP 5131499A JP 13149993 A JP13149993 A JP 13149993A JP 2819373 B2 JP2819373 B2 JP 2819373B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡のレンズをフレー
ムなどに固定する際に使用される緩み止めナットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ふちなし枠タイプの眼鏡におい
てレンズを金属部材に固定する場合、図8に示すごとく
レンズ21の取付け穴22に軟質材によるT形ワッシャ
31などを両面から嵌め入れた後、小ねじ25とナット
32を用いて金属部材24に組付けられるのが通常であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の構
成は通常の金属ナットによる締付けであり、緩み止め機
能がなく使用中にナットの緩みが生じる欠点がある。こ
の緩みを防止するためにはナットを二つ使用した、所謂
ダブルナットで締付けるようにすればよいが美観が悪く
なる。またこの構成ではレンズを損傷させないために、
レンズの両面からT形ワッシャが嵌め入れてあり、部品
点数が多くなるとともに組付けの作業性も悪くコスト高
になるなどの課題があった。本発明はこれらの課題を解
消し、緩み止め機能を有し、かつレンズを損傷させるこ
とのない安価なナットを提供することを目的として発明
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、所定のめね
じをあらかじめ形成した金属ナットの外面を前端から後
端にかけて所定厚さの樹脂部材で覆い、前記金属ナット
の後端の樹脂部材を後方へ延設し、この延設部分に前記
めねじの有効径と同径もしくは有効径より小径のねじな
し穴を形成し、このねじなし穴位置の外面形状を少なく
とも対向二面カット以上の多角形に形成し、前記樹脂部
材と前記金属ナットとを同心にかつ一体に形成し、金属
ナットへの締付け力が樹脂部材のねじなし穴位置の外面
から樹脂部材を介して金属ナットの外面に伝達される構
成とした眼鏡用緩み止めナットを提供することで達成さ
れる。
【0005】
【作用】金属ナットが樹脂部材にインサート成形され
て、この金属ナットを樹脂部材で一体に保持しているた
め、小ねじの締付け時に過大な締付け力が加わることを
防止できるので、金属ナットのめねじ及び小ねじ(また
はタッピングねじ)が破壊されることなく、軸方向の締
付け強度は充分に確保される。しかも樹脂部材のねじな
し穴がねじ外径より小さくしてあるので締付け時にこの
ねじなし穴に小ねじによってねじ山が形成され、このね
じ山と金属ナットとに小ねじがねじ込まれることによっ
て、樹脂部材に形成されたねじ山とナットのめねじとの
間が干渉し合い、小ねじに軸方向に引張り力を与えるこ
とでダブルナットと同様な効果が生じ互いの緩みを防止
でき、しかも樹脂部材の弾性によりねじの外面が押圧さ
れてねじの緩みを防止することができる。また従来のT
型ワッシャは不要になる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基き本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の緩み止めナットAの断面図を示す。
図中の1は金属製の六角ナットであり、中心には所定の
めねじ2が形成してある。この金属ナット1の後端には
外形六角形状(図2)の樹脂部材3が後方へ延設して駆
動部を構成しており、この樹脂部材3は金属ナット1の
外面を覆って一体成形されて金属ナット1を保持してい
る。この樹脂部材3の中心には前記金属ナット1のめね
じ2の有効径と同一寸法のねじなし穴4(または有効径
よりやや小径のねじなし穴4)が金属ナット1と同心状
に形成してある。さらに金属ナット1の前端も前記樹脂
部材3で一体となるよう覆われており、しかもこの前端
には前記樹脂部材3から延びて続くブッシング部5が形
成されており、そのブッシング部5の内径6は前記めね
じ2の谷径よりやや大きく形成され金属ナット1と同心
状に一体成形されている。この緩み止めナットAは、予
め加工された金属ナット1を成形型にセットして樹脂材
料を注入するいわゆるインサート成形法により容易に製
造できる。
【0007】この構成による緩み止めナットAは、ふち
なし眼鏡のレンズの固定などに最適である。図3に示す
ように、レンズ21の取付け穴22に緩み止めナットA
のブッシング部5を挿入して樹脂部材3(六角外形部)
を保持し、平ワッシャ23と金属部材24(例えばフレ
ーム金具など)とに貫挿した金属製の小ねじ25を前記
ナットAのめねじ2にねじ込み、さらにねじ込みを続け
ると小ねじ25の先端は樹脂部材3のねじなし穴4に当
接し小ねじ25によってこのねじなし穴4にねじ山を成
形しながらねじ込まれる。この樹脂部材3にはポリアセ
タール樹脂またはポリアミド樹脂などを使用しており、
ねじなし穴4はめねじ2の有効径とほぼ同一にしてある
ので容易にねじ込むことができる。このように小ねじ2
5がねじ込まれ、樹脂部材3内の金属ナット1がこの中
で滑る直前まで締付けられると、金属ナット1とねじな
し穴4に小ねじ25により形成されたねじ山とで小ねじ
25に引張り力が与えられて緩み止め力を生じる。しか
も小ねじ25は樹脂部材3の弾性力によって小ねじ25
のねじ山が押圧され、樹脂部材3と小ねじ25のねじ山
との間の接触抵抗が高まり、ねじの緩みを防止すること
ができる。尚、前記小ねじ25はタッピンねじを用いて
もよく、タッピンねじの場合は前記ねじなし穴4を有効
径よりやや小径にするのが良好である。
【0008】次に、図4ないし図7に他の実施例を示
す。図4、図5に示す緩み止めナットBは前記緩み止め
ナットAのブッシング部5を無くした形状で、その他の
構成は同様である。すなわちブッシング部5が不要な場
合に使用されるもので、ねじ込みおよび緩み止めの作用
効果は前記緩み止めナットAと同等である。さらに図
6、図7に示す他の実施例では、金属ナット11の外周
に金属ナット11と樹脂部材3の固着用の溝12を設け
た緩み止めナットCであり、ねじ込みおよび緩み止めの
作用効果は前記緩み止めナットAおよび緩み止めナット
Bと同等である。また、これらの実施例において、樹脂
部材3の外面形状は六角形状としたが、図7のように対
向二面カット13した形状あるいはそれ以上のその他の
多角形でもよく、締付け時に工具が係合できる形状がよ
い。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
所定のめねじを形成した金属ナットの外面を前端から後
端にかけて所定厚さの樹脂部材で覆うとともに前記樹脂
部材と前記金属ナットとを同心にかつ一体に形成し、
属ナットの後端の樹脂部材を後方へ延設し、この延設部
に前記めねじの有効径と同径もしくは有効径より小径
のねじなし穴を形成し、このねじなし穴位置の外面形状
を少なくとも対向二面カット以上の多角形に形成し、金
属ナットへの締付け力が樹脂部材のねじなし穴位置の外
面から樹脂部材を介して金属ナットの外面に伝達される
構成とした眼鏡用緩み止めナットである。このように金
属ナットを成形型にセットして樹脂材料を注入する所
謂、インサート成型法により樹脂部材で金属ナットの外
面を覆って一体となし、この一体の緩み止めナットを眼
鏡用フレーム金具などの金属部材と眼鏡用レンズを貫挿
した小ねじにねじ込み使用してナットの樹脂部材の延設
部分を介して締付けることで、小ねじの締付け時に許容
締付けトルク以上の過大な締付けトルクが加わると金属
ナットと樹脂部材との間で滑りが生じて締付けトルクの
伝達が遮断されるので許容締付けトルク以上の過大な締
付けトルクの伝達が防止でき、金属ナットのめねじ及び
小ねじあるいは眼鏡用レンズが破壊されることなく、
つ軸方向の締付け強度は十分に確保される。また、金属
ナットのねじ山に小ねじがねじ込まれる ことによって、
樹脂部材のねじなし穴にも連続してこの小ねじがねじ込
まれるので、樹脂部材に形成されたねじ山と金属ナット
めねじとの間が干渉し合い、この間で小ねじに軸方向
に引張り力が生じることになり、所謂ダブルナットと同
様な効果が生じ互いの緩みを防止できる。さらに、樹脂
部材のねじなし穴が小ねじ(またはタッピンねじ)の
じ外径より小さくしてあるので締付け時に小ねじ(また
はタッピンねじ)によってねじ山が形成され、樹脂部材
有している弾性力によりねじの外面を押圧して接触抵
抗が増大し、ねじの緩みを防止することができる。しか
も、金属ナットはこれの前面から後端にかけて樹脂部材
で一体成形されて覆われているので、眼鏡用レンズに接
してもこのレンズが損傷することがないとともにレンズ
と緩み止めナットとの間に軟質材から成る別のワッシャ
が不要になりかつ締付け時の部品点数が少ないので取り
扱いが容易である。さらに、六角形状などの多角形状
駆動部を金属ナットの後端面に延設した樹脂部材に形成
しているので、樹脂部材の六角形状などの多角形状の対
向二面幅寸法と金属ナットの寸法とを同一にすることが
でき、このようにすれば、従来の工具がそのまま使用で
きる。また、このような緩み止めナットを使用してレン
ズをフレーム等の金属部材に取付ける場合、特別な熟練
性を有していない作業者であっても許容締付けトルク以
上の締付けトルクが加わると、樹脂部材と金属ナットと
の間で滑りが生じるから過大な締め付けトルクで締付け
ることが皆無となり、不良品の発生が減少する等多くの
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩み止めナットAの正面断面図であ
る。
【図2】図1の底面図である。
【図3】緩み止めナットAを用いた締付け状態を示す説
明図である。
【図4】他の実施例の緩み止めナットBを示す正面断面
図である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】他の実施例の緩み止めナットCを示す正面断面
図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】従来の締付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 金属ナット 2 めねじ 3 樹脂部材 4 ねじなし穴 5 ブッシング部 6 内径 A 緩み止めナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のめねじをあらかじめ形成した金属
    ナットの外面を前端から後端にかけて所定厚さの樹脂部
    材で覆い、前記金属ナットの後端の樹脂部材を後方へ延
    設し、この延設部分に前記めねじの有効径と同径もしく
    は有効径より小径のねじなし穴を形成し、このねじなし
    穴位置の外面形状を少なくとも対向二面カット以上の多
    角形に形成し、前記樹脂部材と前記金属ナットとを同心
    にかつ一体に形成し、金属ナットへの締付け力が樹脂部
    材のねじなし穴位置の外面から樹脂部材を介して金属ナ
    ットの外面に伝達される構成としたことを特徴とする眼
    鏡用緩み止めナット。
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