JP3100088U - メガネ用の緩み止め連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】メガネのネジによる連結部の緩み止めを確実に行う事。
【解決手段】オネジ部10のネジ山のねじ込み側のフランク面12の角度βを基準角(30度)よりも5%〜45%大とし、前記オネジ部のネジ山のピッチpがメネジ部20に切られたネジ山のピッチqよりも2%〜5%大とし、且つ、メネジ部の内径rをオネジ部の谷の径sよりも5%〜15%大とした連結構造をメガネの部品間に使用することにより課題の解決を図った。
【選択図】図1

Description

 本考案は、メガネ用の部品同士の緩み止めの連結構造に関する。
 メガネ用の部品同士の連結構造としては、オネジとメネジを使用したものが従来より多く用いられて来ているが、メガネに於いては使用されるネジが小さい事と、煩雑に動かされる事により、どうしてもネジ部分が緩みがちで、ネジ脱落とかの事故がメガネの故障の大部分を占めていた。
 又、それを防止する為の緩み止めの工夫をした連結構造としては、径の異なる部分を有するオネジに各々異なるピッチを連続的に設けた物も提案されている(特許文献1)。
特開平06−241219号
 しかしながら、通常の基準のオネジとメネジによる連結に於いては、上記したようにどうしても緩みの問題が生じてしまう。
 又、上記特開平06−241219号の場合は、確かに通常の連結構造の場合であれば緩み止めの効果はあると思われるが、メガネの場合は受け側のメネジ部のピッチ数が2ピッチから6ピッチ位までしかなく、その間にオネジのピッチの異なる部分を合わせなければならず非常に困難である。しかも、締め付けられる部材の穴は殆どがばか穴であり、上記メネジ部分のみで連結固定するしかないのでこの方法ではなかなか解決がつかない。又、メネジ部のバカ穴にネジを切らなければならず手間が掛かり高価に付くこととなってしまう。
 そこで本考案に於いては、上記課題を解決するために、短いメネジのネジ山の間でしっかりオネジ部分が緩みなく止まるように、オネジ部のネジ山のねじ込み側のフランク面の角度を基準角よりも5%〜45%大とし、前記オネジ部のネジ山のピッチ長がメネジ部に切られたネジ山のピッチ長よりも2%〜5%大とし、且つ、メネジ部の内径をオネジ部の谷の径よりも5%〜15%大とし、そして、オネジ又はメネジを互いにねじ込む事により、どちらか一方のネジ又は/及び両方のネジの一部分が塑性変形することにより緩み止めが可能となった。
 本考案によると、簡単な方法の組み合わせにより、しっかりと緩み止め効果が効き、丁番連結部においても、リムロック連結部分においても、リムレスレンズの連結固定部分においても、従来と同じ方法で作業手順等を変える事無く安価に行え、重大なネジ欠落の事故も減らせ、顧客満足度を上げることが可能となる。
 オネジ部のネジ山のねじ込み側のフランク面の角度を基準角よりも5%〜45%大とし、前記オネジ部のネジ山のピッチ長がメネジ部に切られたネジ山のピッチ長よりも2%〜5%大とし、且つ、メネジ部の内径をオネジ部の谷の径よりも5%〜15%大とした事により、眼鏡の部品連結部に使用される少ないピッチ数のメネジ部でも確実に緩み止めを出来るようにした。
 図によって詳しく説明すると、先ず、図1は本考案の連結部の断面図であり、メガネ用のオネジ部10とメネジ部20からなる部品の連結構造に於いて、前記オネジ部のネジ山11のねじ込み側のフランク面12の角度βを戻り側のフランク面13の基準角α(30度)よりも5%〜45%(31.5度〜43.5度)大とし、前記オネジ部10のネジ山のピッチ長pがメネジ部に切られたネジ山のピッチ長qよりも2%〜5%大とし、且つ、メネジ部の内径rをオネジ部の谷の径sよりも5%〜15%大とした。Fの方向からオネジ10をねじ込んで行くと、オネジのねじ込み側のフランク面12,12a,12b,にメネジ部のネジ山の角14、14a,14b,が当接し、更にねじ込んで行く事によりメネジ部の角14b又はオネジ部のフランク面12aのどちらか一方又は両方が塑性変形を生じ、オネジ部とメネジ部がしっかりと固定される。
 これを例えば、オネジのねじ込み側のフランク面の角度だけ大きくして締めこんでいっても、オネジ部とメネジ部の縮みや伸びといった所謂弾性変形は起こすが、塑性変形を起こすまでには至らず、温度とか他の条件の変化により緩んでしまってきていた。しかしながら、上記フランク面の角度を更に大きくとるとその問題は解決するが、オネジを最初からねじ込むことが出来なくなってしまった。
 又、同様に、オネジ部のピッチをメネジ部のピッチより大きくして締めこんでゆく場合に於いても、上記と同様にオネジ部とメネジ部の縮みや伸びといった所謂弾性変形は起こすが、塑性変形を起こすまでに至らず、確実な緩み止めの手段とはなりえなかった。又ピッチの差をあまり大きくすると上記同様に最初からネジが入らなくなってしまった。
 そこで本考案のように、オネジ部のねじ込み側のフランク面の角度と、オネジのピッチをメネジのピッチよりわずかに大きくすると共に、更に、それに加えるに、ねじ込み易く、且つ、メネジ部の角をオネジ部のフランク面に対し塑性変形を生じ易くするために、メネジの内径をオネジの谷の径より大きく取った。
 図2、図3は、本考案の連結構造をヒンジ部に使用した例の斜視図及び断面図であり、この場合は、テンプル30は非常に煩雑に動かされる為、メガネの中でも最も負荷が掛かる所であり、ネジの緩み・脱落が絶えなかった。と言うのも、従来から最も多く用いられている方法としては、メスコマ部40のどちらか一方のメスコマ穴41にネジが切られて、オスコマ部50のオスコマ穴51及びもう一方のメスコマ穴42はバカ穴であって、メスコマ41の僅か3〜5ピッチで軸ネジ10aのオネジと連結結合しているだけなので、テンプルの何千回・何万回という開閉の負荷には耐え切れず、緩むのも仕方が無い事であった。
 本考案の連結構造をヒンジ部にも利用する事により、一部塑性変形したメネジ部又はオネジ部により緩むことは殆どなく、しかも従来の方法を変えることもないので安価に提供できる。
 図4は、本考案の連結構造をリムロック部分に使用した場合の一部断面図であり、この場合は前記ヒンジ部ほど煩雑に動かされる部分ではないが、やはり、片一方のリムロック(智)61はバカ穴63で、もう一方のリムロック(智)62のメネジ部65だけで軸ネジ10bのオネジを連結固定しなければならないのは上記場合と同様であり、やはりしっかりと固定されなければレンズの脱落事故につながる恐れがある。
 図5はリムレスメガネのレンズLとフロント枠部品70の連結の場合であり、この場合の上記、ヒンジ部、リムロック部と同様に、フロント部品70のバカ穴とレンズLのバカ穴72に止めネジ10cを通しレンズ裏面(又は表面)でナット67のメネジ73だけでレンズLとフロント部品70を動かないように軸ネジ10cのオネジ部68で固定しなければならず、ネジの緩み、しっかり締まらないことによるレンズとフロント枠部品の共周りが生じていた。本考案の連結構造を使用することにより、僅かな3ピッチから6ピッチ程の間のメネジ部のピッチ数でもしっかり簡単に固定することが可能となった。
本考案の一部拡大断面図 本考案のヒンジ部斜視図 本考案のヒンジ部断面図 本考案のリムロック部一部断面図 本考案のリムレスメガネの一部断面図
符号の説明
10‥オネジ
12‥オネジのねじ込み側フランク面
13‥オネジの戻り側フランク面
14‥メネジ部のネジ山の角
20‥メネジ
30‥テンプル
40‥メスコマ部
41‥メスコマ穴
50‥オスコマ部
51‥オスコマ穴
61‥リムロック部
63‥リムロック穴
65‥メネジ部
67‥ナット
70‥フロント枠部品
72‥レンズ貫通孔
L‥レンズ
α‥基準角(30度)
β‥ねじ込み側角度
p‥オネジのピッチ長
q‥メネジのピッチ長
r‥メネジの内径
s‥オネジの谷の径

Claims (4)

  1. メガネ用のオネジ部とメネジ部からなる部品の連結構造に於いて、前記オネジ部のネジ山のねじ込み側のフランク面の角度を基凖角よりも5%〜45%大とし、前記オネジ部のネジ山のピッチ長がメネジ部に切られたネジ山のピッチ長よりも2%〜5%大とし、且つ、メネジ部の内径をオネジ部の谷の径よりも5%〜15%大とした事を特徴とする、メガネ用の緩み止め連結構造。
  2. 前記オネジ部とメネジ部が、ヒンジ部の軸ネジに設けられたオネジ部とメスコマ部のどちらか一方に設けられたメネジ部であることを特徴とする、請求項1記載のメガネ用の緩み止め連結構造。
  3. 前記オネジ部とメネジ部が、リムロック用の止めネジに設けられたオネジ部とリムの一方の端部に設けられたメネジ部であることを特徴とする、請求項1記載のメガネ用の緩み止め連結構造。
  4. 前記オネジ部とメネジ部が、リムレスメガネのレンズの貫通孔に挿入される止めネジに設けられたオネジ部と前記レンズの反対側に設けられる嵌合締結用ナットに設けられたメネジ部であることを特徴とする、請求項1記載のメガネ用の緩み止め連結構造。
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