JP2818885B2 - 磁気軸受の制御装置 - Google Patents
磁気軸受の制御装置Info
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- JP2818885B2 JP2818885B2 JP6527589A JP6527589A JP2818885B2 JP 2818885 B2 JP2818885 B2 JP 2818885B2 JP 6527589 A JP6527589 A JP 6527589A JP 6527589 A JP6527589 A JP 6527589A JP 2818885 B2 JP2818885 B2 JP 2818885B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、磁気軸受の制御装置に関する。
従来の技術 磁気軸受の制御装置としては、剛性向上および制御系
の線形化のために、電磁石に常にオフセット電流を流し
ているものが知られている。すなわち、このような電磁
石の制御装置は、回転体の位置を検出する位置センサの
出力信号にもとづく位置制御信号と一定のオフセット信
号とを加算した電磁石制御信号を出力し、この電磁石制
御信号によって磁気軸受の電磁石を制御する。
の線形化のために、電磁石に常にオフセット電流を流し
ているものが知られている。すなわち、このような電磁
石の制御装置は、回転体の位置を検出する位置センサの
出力信号にもとづく位置制御信号と一定のオフセット信
号とを加算した電磁石制御信号を出力し、この電磁石制
御信号によって磁気軸受の電磁石を制御する。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記のような磁気軸受の制御装置において
は、回転体に大きな外力が加わった場合、位置制御電流
がオフセット電流より大きくなり、これらを加算した電
磁石制御電流は０になる。このため、電磁石の駆動回路
はスイッチング動作を行ない、電磁石に逆起電力が発生
して、駆動回路の発振、素子の破壊などの現象を招いて
しまう。
は、回転体に大きな外力が加わった場合、位置制御電流
がオフセット電流より大きくなり、これらを加算した電
磁石制御電流は０になる。このため、電磁石の駆動回路
はスイッチング動作を行ない、電磁石に逆起電力が発生
して、駆動回路の発振、素子の破壊などの現象を招いて
しまう。
この発明の目的は、上記の問題を解決した磁気軸受の
制御装置を提供することにある。
制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による磁気軸受の制御装置は、回転体の位置
を検出する位置センサの出力信号にもとづく位置制御信
号と一定のオフセット信号とを加算した電磁石制御信号
を出力し、この電磁石制御信号によって磁気軸受の電磁
石を制御する装置であって、 位置制御信号とオフセット信号との加算値が０以下の
場合であっても、電磁石に電磁石制御信号によってオフ
セット信号より小さい電流がたえず流れるようになされ
ていることを特徴とするものである。
を検出する位置センサの出力信号にもとづく位置制御信
号と一定のオフセット信号とを加算した電磁石制御信号
を出力し、この電磁石制御信号によって磁気軸受の電磁
石を制御する装置であって、 位置制御信号とオフセット信号との加算値が０以下の
場合であっても、電磁石に電磁石制御信号によってオフ
セット信号より小さい電流がたえず流れるようになされ
ていることを特徴とするものである。
好ましくは、位置制御信号とオフセット信号との加算
値が０以下の場合に電磁石に流れる上記電流が、オフセ
ット電流の1/10〜1/5である。
値が０以下の場合に電磁石に流れる上記電流が、オフセ
ット電流の1/10〜1/5である。
作用 位置制御信号とオフセット信号との加算値が０以下の
場合であっても、電磁石に電磁石制御信号によってオフ
セット信号より小さい電流がたえず流れるようになされ
ているので、電磁石に流れる電流が０になることがな
い。このため、駆動回路のスイッチング動作による電磁
石の逆起電力の発生がなく、駆動回路の発振が起こりに
くくなる。
場合であっても、電磁石に電磁石制御信号によってオフ
セット信号より小さい電流がたえず流れるようになされ
ているので、電磁石に流れる電流が０になることがな
い。このため、駆動回路のスイッチング動作による電磁
石の逆起電力の発生がなく、駆動回路の発振が起こりに
くくなる。
実 施 例 以下、図面を参照して、この発明の１実施例を説明す
る。
る。
第１図は磁気軸受の制御装置における電磁石（１）の
駆動回路（２）を示し、この駆動回路（２）は、加算ク
リッパ回路（３）、加算回路（４）および電磁石（１）
の電流増幅用トランジスタ（５）を備えている。
駆動回路（２）を示し、この駆動回路（２）は、加算ク
リッパ回路（３）、加算回路（４）および電磁石（１）
の電流増幅用トランジスタ（５）を備えている。
クリッパ回路（３）を構成する演算増幅器（６）の反
転入力端子に、第２図（ａ）のような位置制御信号（S
a）の反転信号（−Sa）と同図（ｂ）のような一定のオ
フセット信号（Sb）の反転信号（−Sb）が入力する。図
示は省略したが、位置制御信号（Sa）は、回転体の位置
を検出する位置センサの出力信号にもとづいて制御回路
から出力される。クリッパ回路（３）は、位置制御信号
（Sa）の反転信号（−Sa）とオフセット信号（Sb）の反
転信号（−Sb）を加算した加算信号（Sc）（第２図
（ｃ）参照）を反転した信号（−Sc）（位置制御信号
（Sa）とオフセット信号（Sb）を加算した信号）を、負
の一定のレベルでカットし、第２図（ｄ）のような出力
信号（Sd）を加算回路（４）に出力する。
転入力端子に、第２図（ａ）のような位置制御信号（S
a）の反転信号（−Sa）と同図（ｂ）のような一定のオ
フセット信号（Sb）の反転信号（−Sb）が入力する。図
示は省略したが、位置制御信号（Sa）は、回転体の位置
を検出する位置センサの出力信号にもとづいて制御回路
から出力される。クリッパ回路（３）は、位置制御信号
（Sa）の反転信号（−Sa）とオフセット信号（Sb）の反
転信号（−Sb）を加算した加算信号（Sc）（第２図
（ｃ）参照）を反転した信号（−Sc）（位置制御信号
（Sa）とオフセット信号（Sb）を加算した信号）を、負
の一定のレベルでカットし、第２図（ｄ）のような出力
信号（Sd）を加算回路（４）に出力する。
加算回路（４）は、クリッパ回路（３）の出力信号
（Sd）に一定の信号を加算して、位置制御信号（Sa）と
オフセット信号（Sb）を加算した信号（−Sc）を正の一
定のレベルでカットした形の電磁石制御信号（Se）（第
２図（ｅ）参照）をトランジスタ（５）のベースに出力
する。このため、トランジスタ（５）は常にオンにな
り、電磁石（１）には常に電流（Sf）（第２図（ｆ）参
照）が流れる。なお、電磁石（１）に流れる電流の最小
値は、オフセット信号（Sb）によって電磁石（１）に流
れるオフセット電流の1/10〜1/5の範囲内にあるのが望
ましい。そして、このような電磁石（１）に流れる電流
が０になることがないため、駆動回路（２）のスイッチ
ング動作による電磁石（１）の逆起電力の発生が防止さ
れ、駆動回路（２）の発振が起こりにくくなる。したが
って、駆動回路（２）の高速化が可能になり、また、素
子の耐電圧も低くすることができる。
（Sd）に一定の信号を加算して、位置制御信号（Sa）と
オフセット信号（Sb）を加算した信号（−Sc）を正の一
定のレベルでカットした形の電磁石制御信号（Se）（第
２図（ｅ）参照）をトランジスタ（５）のベースに出力
する。このため、トランジスタ（５）は常にオンにな
り、電磁石（１）には常に電流（Sf）（第２図（ｆ）参
照）が流れる。なお、電磁石（１）に流れる電流の最小
値は、オフセット信号（Sb）によって電磁石（１）に流
れるオフセット電流の1/10〜1/5の範囲内にあるのが望
ましい。そして、このような電磁石（１）に流れる電流
が０になることがないため、駆動回路（２）のスイッチ
ング動作による電磁石（１）の逆起電力の発生が防止さ
れ、駆動回路（２）の発振が起こりにくくなる。したが
って、駆動回路（２）の高速化が可能になり、また、素
子の耐電圧も低くすることができる。
発明の効果 この発明の磁気軸受の制御装置によれば、上述のよう
に、電磁石に流れる電流が０になることがないため、駆
動回路のスイッチング動作による電磁石の逆起電力の発
生が防止され、駆動回路の発振が起こりにくくなる。し
たがって、駆動回路の高速化が可能になり、また、素子
の耐電圧も低くすることができる。
に、電磁石に流れる電流が０になることがないため、駆
動回路のスイッチング動作による電磁石の逆起電力の発
生が防止され、駆動回路の発振が起こりにくくなる。し
たがって、駆動回路の高速化が可能になり、また、素子
の耐電圧も低くすることができる。
第１図はこの発明の１実施例を示す磁気軸受の制御装置
における電磁石の駆動回路の電気回路図、第２図は第１
図の駆動回路の各部の信号を示すタイムチャートであ
る。 （１）……電磁石、（２）……駆動回路、（３）……加
算クリッパ回路、（４）……加算回路、（５）……スイ
ッチングトランジスタ、（Sa）……位置制御信号、（S
b）……オフセット信号、（Se）……電磁石制御信号。
における電磁石の駆動回路の電気回路図、第２図は第１
図の駆動回路の各部の信号を示すタイムチャートであ
る。 （１）……電磁石、（２）……駆動回路、（３）……加
算クリッパ回路、（４）……加算回路、（５）……スイ
ッチングトランジスタ、（Sa）……位置制御信号、（S
b）……オフセット信号、（Se）……電磁石制御信号。
Claims (2)
- 【請求項１】回転体の位置を検出する位置センサの出力
信号にもとづく位置制御信号と一定のオフセット信号と
を加算した電磁石制御信号を出力し、この電磁石制御信
号によって磁気軸受の電磁石を制御する装置であって、 位置制御信号とオフセット信号との加算値が０以下の場
合であっても、電磁石に電磁石制御信号によってオフセ
ット信号より小さい電流がたえず流れるようになされて
いることを特徴とする磁気軸受の制御装置。 - 【請求項２】位置制御信号とオフセット信号との加算値
が０以下の場合に電磁石に流れる上記電流が、オフセッ
ト電流の1/10〜1/5であることを特徴とする請求項
（１）の磁気軸受の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6527589A JP2818885B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 磁気軸受の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6527589A JP2818885B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 磁気軸受の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02245513A JPH02245513A (ja) | 1990-10-01 |
| JP2818885B2 true JP2818885B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=13282212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6527589A Expired - Fee Related JP2818885B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 磁気軸受の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2818885B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP6527589A patent/JP2818885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02245513A (ja) | 1990-10-01 |
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