JP2817756B2 - カメラの光学部材の切換装置 - Google Patents

カメラの光学部材の切換装置

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通隆 中沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの光学部材の切換
装置に係り、特にテレレンズ(Tレンズ)、ワイドレン
ズ(Wレンズ)等のカメラの光学部材を、撮影光学系の
光軸上に出し入れするカメラの光学部材の切換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は従来のカメラの光学部材
の切換装置の一例を示す図で、それぞれテレ状態及びワ
イド状態に関して示している。これらの図面に示すよう
に、この切換装置は、Tレンズ1及びWレンズ2をそれ
ぞれ保持するレンズ移動枠3,4、捩りバネ5,6、ス
ライド部材7、及びモータピニオン8等から構成されて
いる。
【0003】各レンズ移動枠3,4は回動自在に配設さ
れ、捩りバネ5,6によってそれぞれTレンズ1,Wレ
ンズ2が撮影光学系の光軸I上に移動する方向に付勢さ
れている。スライド部材7にはモータピニオン8と噛合
するラック7Aが形成されており、スライド部材7はモ
ータピニオン8の回転によって図上で上下方向に移動す
る。また、スライド部材7にはレンズ移動枠2,3の一
端のレバー部2A,3Aに当接可能なピン7B,7Cが
植設されており、スライド部材7はこれらのピン7B,
7Cを介してレンズ移動枠2,3にそれぞれ駆動力を伝
達できるようになっている。
【0004】上記構成の切換装置において、スライド部
材7が図上で下方向に移動すると、図3に示すようにス
ライド部材7からピン7C及びレバー部4Aを介してレ
ンズ移動枠4に駆動力が伝達され、レンズ移動枠4は捩
りバネ6の付勢力に抗して時計回り方向(CW方向)に
回動させられる。一方、他方のレンズ移動枠3は捩りバ
ネ5の付勢力によって位置決めピン9Aに当接する位置
まで回動させられ、これによりTレンズ1は撮影光学系
の光軸I上に位置決めされる。
【0005】同様にして、スライド部材7が図上で上方
向に移動すると、図4に示すようにスライド部材7から
ピン7B及びレバー部3Aを介してレンズ移動枠3に駆
動力が伝達され、レンズ移動枠3は捩りバネ5の付勢力
に抗して反時計回り方向(CCW方向)に回動させられ
る。一方、レンズ移動枠4は捩りバネ6の付勢力によっ
て位置決めピン9Bに当接する位置まで回動させられ、
これによりWレンズ2は撮影光学系の光軸I上に位置決
めされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ切換装置の場合、テレ状態又はワイド状態に
おけるスライド部材7の停止位置によってレンズ移動枠
2又は3の退避位置も決定される。従って、レンズ移動
枠2又は3を退避させた後のモータのオーバーラン等に
より、スライド部材7の停止位置が少しでもずれると、
退避させた方のレンズ移動枠の停止位置にバラツキが生
じる。そのため、レンズ移動枠の退避スペースに余裕を
多くとる必要があり、装置が大型化するという問題があ
った。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、光学部材を撮影光学系に出し入れする際に必要
な退避スペースを最小限にすることができるカメラの光
学部材の切換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、モータと、カメラ本体に回動自在に配設さ
れるとともに一端に駆動用のピンを有し、前記モータか
らの回転駆動力によって所定の範囲で揺動する揺動レバ
ーと、カメラ本体に回動自在に配設されるとともに前記
揺動レバーのピンが当接可能なカム面を有し、前記揺動
レバーの揺動によって撮影光学系の光軸上に出し入れさ
れる光学部材であって、前記カム面の一部は該光学部材
が所定位置に退避したときに前記駆動用のピンが描く軌
跡と一致するように形成されている光学部材と、を備え
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、モータによって揺動する揺動
レバーの一端には駆動用のピンが設けられており、回動
自在に配設された光学部材側には前記ピンが当接可能な
カム面が形成されている。そして、揺動レバーの回動に
よって、光学部材を回動させ、これにより光学部材を撮
影光学系の光軸上に出し入れするようにしている。とこ
ろで、前記カム面は、その一部に前記光学部材が所定位
置に退避したときに駆動用のピンが描く軌跡と一致する
カム形状を有している。これにより揺動レバーの停止位
置が少しずれても、光学部材は所定の退避位置から移動
することがなく、その結果退避スペースを最小限にする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るカメラの
光学部材の切換装置の好ましい実施例を詳述する。図1
及び図2は本発明に係るカメラの光学部材の切換装置の
一実施例を示す構成図であり、それぞれテレ状態及びワ
イド状態に関して示している。
【0011】これらの図面に示すように、この光学部材
の切換装置は、主として回転板10、揺動レバー12、
Tレンズ14、Wレンズ16、レンズ移動枠18,20
及びコイルバネ22から構成されている。回転板10は
図示しないモータから減速機構を介して回転駆動力が加
えられるようになっており、その回転板上にはピン10
Aが植設されている。
【0012】揺動レバー12は支軸13によって回動自
在に配設され、その一端に回転板10のピン10Aと係
合する長孔12Aが形成され、他端に2本のピン12
B,12Cが植設されている。Tレンズ14及びWレン
ズ16はそれぞれレンズ移動枠18及び20に保持され
ており、レンズ移動枠18及び20はそれぞれ支軸19
及び21によって回動自在に配設されている。また、レ
ンズ移動枠18及び20には、それぞれ揺動レバー12
のピン12B及び12Cが当接可能なカム面18A及び
20Aが形成されるとともに、位置決めピン24及び2
6に当接可能なストッパ18B及び20Bが形成されて
いる。更に、レンズ移動枠18とレンズ移動枠20との
間には、コイルバネ22が配設されている。
【0013】次に、上記構成のカメラの光学部材の切換
装置の作用について説明する。図1及び図2に示すよう
に、回転板10と揺動レバー12とはピンスロット結合
しており、これにより揺動レバー12は回転板10の回
転に伴って揺動する。尚、揺動レバー12は回転板10
の1回転により1往復することができ、これによりシス
テムが暴走して回転板10が一方向に連続して回転した
場合でも、メカが破壊されることがない。
【0014】この揺動レバー12の揺動によって、Tレ
ンズ14とWレンズ16との間でレンズ切換が行われ、
所定位置に位置決めされる。即ち、テレ状態時には、図
1に示すようにレンズ移動枠20は、そのカム面20A
に当接する揺動レバー12のピン12Cによって回動さ
せられ、これによりWレンズ16は光軸Iから退避させ
られる。一方、レンズ移動枠18は退避したレンズ移動
枠20によってコイルバネ22を介してCCW方向に付
勢され、ストッパ18Bが位置決めピン24に当接し、
Tレンズ14が光軸上に位置決めされる。
【0015】次に、上記テレ状態から図2に示すワイド
状態に切り換える場合について説明する。この場合、回
転板10は図1の位置から図2に示すようにCW方向に
回転させられ、これに伴い揺動レバー12は支軸13を
中心にしてCCW方向に回動させられる。
【0016】この揺動レバー12の回動初期は、レンズ
移動枠20のみがCW方向に回動し、コイルバネ22は
縮退していく。その後、揺動レバー12のピン12Bが
レンズ移動枠18のカム面18Aに当接し、レンズ移動
枠18及び20はともにCW方向に回動させられる。そ
して、レンズ移動枠20のストッパ20Bが位置決めピ
ン26に当接すると、その後、レンズ移動枠18のみが
CW方向に回動させられ、その結果コイルバネ22が引
き延ばされる。
【0017】このようにして、揺動レバー12の揺動に
よってTレンズ14とWレンズ16とは交互に切り換え
られ、撮影光学系の光軸I上に位置決めされる。尚、図
1に示す位置にレンズ移動枠20が退避させられたとき
に、ピン12Cが当接するカム面20Aの一部分は、ピ
ン12Cが描く軌跡と一致するように形成されている。
従って、ピン12Cがそのカム面20Aの一部分上にあ
る場合には、揺動レバー12が回動してもレンズ移動枠
20は回動しない。これによりレンズ移動枠18,20
の退避位置誤差がなくなり、退避スペースを最小限にす
ることができるとともに、揺動レバー12の停止位置精
度を厳密にしなくてもよいという利点がある。
【0018】同様に、図2に示す位置にレンズ移動枠1
8が退避させられたときに、ピン12Bが当接するカム
面18Aの一部分は、ピン12Bが描く軌跡と一致する
ように形成されている。従って、ピン12Bがそのカム
面18Aの一部分上にある場合には、揺動レバー12が
回動してもレンズ移動枠18は回動しない。また、本実
施例ではカメラの光学部材として、Tレンズ/Wレンズ
について説明したが、これに限らず、例えばフィルタ、
ピント調整用の平行ガラス等でもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の光学部材の切換装置によれば、揺動レバーのピンと係
合する光学部材のカム面の一部に、その光学部材が所定
位置に退避したときにピンが描く軌跡と一致するカム形
状を有しているため、揺動レバーの停止位置が少しずれ
ても、光学部材を所望の退避位置に停止させることがで
き、これにより光学部材の退避スペースを最小限にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るカメラの光学部材の切換装
置のテレ状態を示す構成図である。
【図2】図2は図1の装置のワイド状態を示す構成図で
ある。
【図3】図3は従来のカメラの光学部材の切換装置のテ
レ状態を示す構成図である。
【図4】図4は図3の装置のワイド状態を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
10…回転板 10A,12B,12C…ピン 12…揺動レバー 12A…長孔 14…Tレンズ 16…Wレンズ 18,20…レンズ移動枠 18A,20A…カム面 18B,20B…ストッパ 22…コイルバネ 24,26…位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高取 直樹 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−34532(JP,A) 特開 平1−126613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、 カメラ本体に回動自在に配設されるとともに一端に駆動
    用のピンを有し、前記モータからの回転駆動力によって
    所定の範囲で揺動する揺動レバーと、 カメラ本体に回動自在に配設されるとともに前記揺動レ
    バーのピンが当接可能なカム面を有し、前記揺動レバー
    の揺動によって撮影光学系の光軸上に出し入れされる光
    学部材であって、前記カム面の一部は該光学部材が所定
    位置に退避したときに前記駆動用のピンが描く軌跡と一
    致するように形成されている光学部材と、 を備えたことを特徴とするカメラの光学部材の切換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光学部材は、そのカム面が前記駆動
    用のピンに当接する方向にバネ付勢されていることを特
    徴とする請求項1のカメラの光学部材の切換装置。
  3. 【請求項3】 前記光学部材はテレレンズとワイドレン
    ズであり、前記揺動レバーの揺動によって撮影光学系の
    光軸上に交互に出し入れされることを特徴とする請求項
    1又は2のカメラの光学部材の切換装置。
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