JP2817339B2 - 回転ヘッド式磁気記録再生装置 - Google Patents
回転ヘッド式磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JP2817339B2 JP2817339B2 JP9715990A JP9715990A JP2817339B2 JP 2817339 B2 JP2817339 B2 JP 2817339B2 JP 9715990 A JP9715990 A JP 9715990A JP 9715990 A JP9715990 A JP 9715990A JP 2817339 B2 JP2817339 B2 JP 2817339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- track
- head
- magnetic head
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録と再生を同時に行う回転ヘッド方式ディ
ジタルオーディオテープレコーダ(R−DAT)等の回転
ヘッド式磁気記録再生装置に関する。
ジタルオーディオテープレコーダ(R−DAT)等の回転
ヘッド式磁気記録再生装置に関する。
従来の技術 近年、回転ヘッド式磁気記録再生装置の技術進歩は著
しく、オーディオ分野においてもR−DATが発売されて
きている。このR−DATを用いて、記録しながら再生
し、再生しながら記録していく方式の回転ヘッド式磁気
記録再生装置に関しては、例えば特開平1−286401号公
報に本発明者らによって示されている。
しく、オーディオ分野においてもR−DATが発売されて
きている。このR−DATを用いて、記録しながら再生
し、再生しながら記録していく方式の回転ヘッド式磁気
記録再生装置に関しては、例えば特開平1−286401号公
報に本発明者らによって示されている。
以下に、従来の回転ヘッド式磁気記録再生装置につい
て説明する。
て説明する。
第4図は従来の回転ヘッド式磁気記録再生装置の構成
を示す平面図、第5図は磁性面から見た磁気テープのト
ラックパターンの模式図、第6図は第1の磁気ヘッドと
第2の磁気ヘッドとの取付段差を示す模式図である。
を示す平面図、第5図は磁性面から見た磁気テープのト
ラックパターンの模式図、第6図は第1の磁気ヘッドと
第2の磁気ヘッドとの取付段差を示す模式図である。
第4図において、3は磁気テープ、1は反時計方向に
2000rpmで回転する直径30mmの回転ドラム、4a,4bは磁気
テープ3が回転ドラム1に対しφなる角度で巻き付いて
走行するようにテープの走行経路を定める走行支柱ガイ
ドである。2a,2bは互いにアジマスの異なる一対の第1
の磁気ヘッドであり、回転ドラム1内の第1の平面上に
180度対向して取り付けられている。また、2a′,2b′は
互いにアジマスの異なる一対の第2の磁気ヘッドであ
り、回転ドラム1内の第1の平面とはhなる段差をもっ
た第2の平面上に180度対向して、かつ、第1の磁気ヘ
ッド2a,2bとはφなるオフセット角で取り付けられてい
る。また、巻き付け角φはオフセット角φ以上の角度を
持っている。さらに、第4図において第2の磁気ヘッド
2b′が点Mにて磁気テープ3と対面しているとき、第5
図の点0にて第2の磁気トラック5b′と接しているとす
る。また、第1の磁気ヘッド2bは、点Mの位置に移動し
たとき、第2の磁気トラック5b′より先行する第1の磁
気トラック5bと点rにて接するように、第2の磁気ヘッ
ド2b′に対してオフセット角φと段差hを持って取り付
けられている。
2000rpmで回転する直径30mmの回転ドラム、4a,4bは磁気
テープ3が回転ドラム1に対しφなる角度で巻き付いて
走行するようにテープの走行経路を定める走行支柱ガイ
ドである。2a,2bは互いにアジマスの異なる一対の第1
の磁気ヘッドであり、回転ドラム1内の第1の平面上に
180度対向して取り付けられている。また、2a′,2b′は
互いにアジマスの異なる一対の第2の磁気ヘッドであ
り、回転ドラム1内の第1の平面とはhなる段差をもっ
た第2の平面上に180度対向して、かつ、第1の磁気ヘ
ッド2a,2bとはφなるオフセット角で取り付けられてい
る。また、巻き付け角φはオフセット角φ以上の角度を
持っている。さらに、第4図において第2の磁気ヘッド
2b′が点Mにて磁気テープ3と対面しているとき、第5
図の点0にて第2の磁気トラック5b′と接しているとす
る。また、第1の磁気ヘッド2bは、点Mの位置に移動し
たとき、第2の磁気トラック5b′より先行する第1の磁
気トラック5bと点rにて接するように、第2の磁気ヘッ
ド2b′に対してオフセット角φと段差hを持って取り付
けられている。
以上のように構成された回転ヘッド式磁気記録再生装
置について、以下、第4図および第5図を用いてその動
作を説明する。
置について、以下、第4図および第5図を用いてその動
作を説明する。
記録しながら再生していくときは、第1の磁気トラッ
ク5bに第1の磁気ヘッド2bを用いて記録し、ある時間経
過した後、第1の磁気トラック5bが第2の磁気トラック
5b′の位置にきたとき、第2の磁気ヘッド2b′によって
再生される。
ク5bに第1の磁気ヘッド2bを用いて記録し、ある時間経
過した後、第1の磁気トラック5bが第2の磁気トラック
5b′の位置にきたとき、第2の磁気ヘッド2b′によって
再生される。
一方、再生しながら記録していくときには、第1の磁
気トラック5bを第1の磁気ヘッド2bによって再生し、ク
ロスフェード等のデータ加工をした後、第1の磁気トラ
ック5bが第2の磁気トラック5b′の位置にきたとき、第
2の磁気ヘッド2b′によって記録される。このように、
記録しながら再生していく動作はアフタモニター機能、
再生しながら記録していく動作は編集機能と呼ばれてい
る。また、今は第1,第2の磁気ヘッドとして、2b,2b′
について説明してきたが、アジマスの異なる第1,第2の
磁気ヘッド2a,2a′についても同様であることは言うま
でもない。
気トラック5bを第1の磁気ヘッド2bによって再生し、ク
ロスフェード等のデータ加工をした後、第1の磁気トラ
ック5bが第2の磁気トラック5b′の位置にきたとき、第
2の磁気ヘッド2b′によって記録される。このように、
記録しながら再生していく動作はアフタモニター機能、
再生しながら記録していく動作は編集機能と呼ばれてい
る。また、今は第1,第2の磁気ヘッドとして、2b,2b′
について説明してきたが、アジマスの異なる第1,第2の
磁気ヘッド2a,2a′についても同様であることは言うま
でもない。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、第1,第2の磁気ト
ラックの間隔にあわせて第1,第2の磁気ヘッドを配置し
たものであって、アフターモニター機能、編集機能、あ
るいはアフターモニター機能と編集機能双方を実現する
上での最適な配置については考慮されていなかった。
ラックの間隔にあわせて第1,第2の磁気ヘッドを配置し
たものであって、アフターモニター機能、編集機能、あ
るいはアフターモニター機能と編集機能双方を実現する
上での最適な配置については考慮されていなかった。
第7図(a)にアフターモニター機能を実現するとき
の磁気ヘッドとトラックの位置関係を示し、第8図
(a)に編集機能を実現するときの磁気ヘッドとトラッ
クの位置関係を示している。
の磁気ヘッドとトラックの位置関係を示し、第8図
(a)に編集機能を実現するときの磁気ヘッドとトラッ
クの位置関係を示している。
第7図(a)において、アフターモニター機能を実現
するとき、第2の磁気ヘッド2b′は再生ヘッドとして作
用するから、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が
第2の磁気トラック5b′の中心に位置しているのが最適
な位置関係であるのに対して、第1の磁気ヘッド2bは、
記録ヘッドとして順次トラックをベタ書きしていくか
ら、第1の磁気ヘッド2bのトラック幅下端2bvが、第1
の磁気トラック5bの下端lvと一致する位置関係になる。
するとき、第2の磁気ヘッド2b′は再生ヘッドとして作
用するから、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が
第2の磁気トラック5b′の中心に位置しているのが最適
な位置関係であるのに対して、第1の磁気ヘッド2bは、
記録ヘッドとして順次トラックをベタ書きしていくか
ら、第1の磁気ヘッド2bのトラック幅下端2bvが、第1
の磁気トラック5bの下端lvと一致する位置関係になる。
一方、第8図(a)において、編集機能を実現すると
き、第2の磁気ヘッド2b′は記録ヘッドとして働き、第
2の磁気トラック5b′の上から重ね書きをしていく。そ
のため、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が第2
の磁気トラック5b′の中心に位置しているのが最適な位
置関係となる。これに対して、第1の磁気ヘッド2bは、
サーボもかけながらデータを再生していくから、第1の
磁気ヘッド2bのトラック幅中心が第1の磁気トラック5b
の中心に重なった位置関係となるのが一般的である。こ
のように、第1,第2の磁気ヘッド2b,2b′の取付段差
を、アフターモニター時と編集時にそれぞれ最適位置に
合わせたとするならば、h1,h2となり、その値は異なっ
てくる。
き、第2の磁気ヘッド2b′は記録ヘッドとして働き、第
2の磁気トラック5b′の上から重ね書きをしていく。そ
のため、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が第2
の磁気トラック5b′の中心に位置しているのが最適な位
置関係となる。これに対して、第1の磁気ヘッド2bは、
サーボもかけながらデータを再生していくから、第1の
磁気ヘッド2bのトラック幅中心が第1の磁気トラック5b
の中心に重なった位置関係となるのが一般的である。こ
のように、第1,第2の磁気ヘッド2b,2b′の取付段差
を、アフターモニター時と編集時にそれぞれ最適位置に
合わせたとするならば、h1,h2となり、その値は異なっ
てくる。
そこで、もし仮に第7図(a)に示すように、第1,第
2の磁気ヘッドの取付段差をアフターモニター時に最適
な、h1に固定したとするの、この装置を用いて編集機能
を実現する場合、第1の磁気ヘッド2bと第1の磁気トラ
ック5bの位置関係は、第8図(a)の関係をとるから、
第7図(b)の位置関係となる。このとき、第2の磁気
ヘッド2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5
b′の中心に位置していた関係から次の量ε1だけ下方
にずれる。
2の磁気ヘッドの取付段差をアフターモニター時に最適
な、h1に固定したとするの、この装置を用いて編集機能
を実現する場合、第1の磁気ヘッド2bと第1の磁気トラ
ック5bの位置関係は、第8図(a)の関係をとるから、
第7図(b)の位置関係となる。このとき、第2の磁気
ヘッド2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5
b′の中心に位置していた関係から次の量ε1だけ下方
にずれる。
ε1=(Tw1−Tp1)/2 ここで、Tw1:第1の磁気ヘッド2bのトラック幅 Tp1:第1の磁気トラック5bのトラック幅 このずれは、アフターモニター機能を優先して第1,第
2のヘッドを配置した回転ヘッド式磁気記録再生装置を
用いて、編集機能を実現させようとするとき原理的に生
じるものであり、第2の磁気トラック5b′上に消し残り
が出たり、隣接トラックの一部を消してしまうことなど
によってS/Nの劣化から、エラーレートの悪化を招く。
2のヘッドを配置した回転ヘッド式磁気記録再生装置を
用いて、編集機能を実現させようとするとき原理的に生
じるものであり、第2の磁気トラック5b′上に消し残り
が出たり、隣接トラックの一部を消してしまうことなど
によってS/Nの劣化から、エラーレートの悪化を招く。
同様に、仮に第8図(a)に示すように第1,第2の磁
気ヘッドの取付段差を編集時に最適な、h2に固定したと
すると、この装置を用いてアフターモニター機能を実現
する場合、第1の磁気ヘッド2bと第1の磁気トラック5b
の位置関係は、第7図(a)の関係をとるから、第8図
(b)の位置関係となる。このとき、第2の磁気ヘッド
2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の中
心に位置していた関係から次の量ε2だけ上方にずれ
る。
気ヘッドの取付段差を編集時に最適な、h2に固定したと
すると、この装置を用いてアフターモニター機能を実現
する場合、第1の磁気ヘッド2bと第1の磁気トラック5b
の位置関係は、第7図(a)の関係をとるから、第8図
(b)の位置関係となる。このとき、第2の磁気ヘッド
2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の中
心に位置していた関係から次の量ε2だけ上方にずれ
る。
ε2=(Tw1−Tp1)/2 このずれ量ε2は、前述のアフターモニター時に最適
なヘッド位置に調整したものを編集に用いたときに生じ
るずれ量ε1と値は同じて、方向が逆となっている。
なヘッド位置に調整したものを編集に用いたときに生じ
るずれ量ε1と値は同じて、方向が逆となっている。
また、これも編集時に最適な位置関係で第1,第2の磁
気ヘッドを配置した回転ヘッド式磁気記録再生装置を用
いてアフターモニター機能を実現させた為に原理的に生
じたものであり、第2磁気トラック5b′の再生レベルが
低下するだけでなく、隣接トラックを多く再生すること
からノイズの量が増え、S/Nの劣化につながりエラーレ
ートの悪化を招く。
気ヘッドを配置した回転ヘッド式磁気記録再生装置を用
いてアフターモニター機能を実現させた為に原理的に生
じたものであり、第2磁気トラック5b′の再生レベルが
低下するだけでなく、隣接トラックを多く再生すること
からノイズの量が増え、S/Nの劣化につながりエラーレ
ートの悪化を招く。
このように、第1、第2の磁気ヘッドの取付段差をア
フターモニター、あるいは編集時に最適な位置に取り付
けても、いずれか一方についてのみ、その特性が満たさ
れ、双方にわたって満足させることはできないと言う問
題に関しての配慮がなされていなかった。
フターモニター、あるいは編集時に最適な位置に取り付
けても、いずれか一方についてのみ、その特性が満たさ
れ、双方にわたって満足させることはできないと言う問
題に関しての配慮がなされていなかった。
本発明は上記問題点を解決するもので、アフターモニ
ター機能と編集機能を双方とも実現する上で、最適に位
置に配置された磁気ヘッドを有する回転ヘッド式磁気記
録再生装置を提供することを目的とする。
ター機能と編集機能を双方とも実現する上で、最適に位
置に配置された磁気ヘッドを有する回転ヘッド式磁気記
録再生装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の回転ヘッド方式
磁気記録再生装置は、タイミング的に先行した第1の磁
気トラックに対面する第1の磁気ヘッドと、ある時間経
過後、タイミング的に遅れている第2の磁気トラック位
置に移動した前記第1の磁気トラックと対面する第2の
磁気ヘッドとが、回転ドラムに高さ方向に段差を持って
取り付けられており、第1の磁気ヘッドが再生ヘッドと
して作用するとき、第1の磁気トラックとともに、第1
の磁気トラックをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面しながらデータを再生していく
回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、第2の磁気ヘ
ッドの中心が、第2の磁気トラックのトラックピッチ中
心と一致し、かつ、第1の磁気ヘッドが、対面する第1
の磁気トラックをはさんだ前後2本の磁気トラックに対
しても、 の比率で対面する位置に第1,第2の磁気ヘッドの取付段
差を設定した構成をとっている。
磁気記録再生装置は、タイミング的に先行した第1の磁
気トラックに対面する第1の磁気ヘッドと、ある時間経
過後、タイミング的に遅れている第2の磁気トラック位
置に移動した前記第1の磁気トラックと対面する第2の
磁気ヘッドとが、回転ドラムに高さ方向に段差を持って
取り付けられており、第1の磁気ヘッドが再生ヘッドと
して作用するとき、第1の磁気トラックとともに、第1
の磁気トラックをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面しながらデータを再生していく
回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、第2の磁気ヘ
ッドの中心が、第2の磁気トラックのトラックピッチ中
心と一致し、かつ、第1の磁気ヘッドが、対面する第1
の磁気トラックをはさんだ前後2本の磁気トラックに対
しても、 の比率で対面する位置に第1,第2の磁気ヘッドの取付段
差を設定した構成をとっている。
作用 本発明は上記のような構成をとったことにより、編集
時には、第1の磁気ヘッド2bが再生ヘッドとして第1の
磁気トラック5bを再生し、サーボをかけることによっ
て、第1の磁気ヘッドが、対面する第1の磁気トラック
をはさんだ2本の磁気トラックに対しても、n1:n2の比
率で対面しながら走行するから、第2の磁気ヘッド2b′
のトラック幅中心が第2の磁気トラック5b′のトラック
ピッチ中心に位置していた関係から、第1の磁気ヘッド
から、第2の磁気ヘッドの方へずれる。ところがこのず
れ量は、従来例に比べて小さくなり、オフトラックによ
る録再特性の劣化を減少させることができる。
時には、第1の磁気ヘッド2bが再生ヘッドとして第1の
磁気トラック5bを再生し、サーボをかけることによっ
て、第1の磁気ヘッドが、対面する第1の磁気トラック
をはさんだ2本の磁気トラックに対しても、n1:n2の比
率で対面しながら走行するから、第2の磁気ヘッド2b′
のトラック幅中心が第2の磁気トラック5b′のトラック
ピッチ中心に位置していた関係から、第1の磁気ヘッド
から、第2の磁気ヘッドの方へずれる。ところがこのず
れ量は、従来例に比べて小さくなり、オフトラックによ
る録再特性の劣化を減少させることができる。
またこのことは、アフターモニター時についても同様
であり、編集,アフターモニターの双方にわたってバラ
ンスよく、トラックずれによる録再特性の悪化を最小限
におかえた回転ヘッド式磁気記録再生装置を実現するこ
とができる。
であり、編集,アフターモニターの双方にわたってバラ
ンスよく、トラックずれによる録再特性の悪化を最小限
におかえた回転ヘッド式磁気記録再生装置を実現するこ
とができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図(a)は、本発明の一実施例における回転ヘッ
ド式磁気記録再生装置の、第1,第2の磁気ヘッドと、第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示し
たものである。第1図(b)は、編集時の第1,第2の磁
気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示
したものであり、第1図(c)は、アフターモニター時
の第1,第2の磁気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックと
の位置関係を示したものである。
ド式磁気記録再生装置の、第1,第2の磁気ヘッドと、第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示し
たものである。第1図(b)は、編集時の第1,第2の磁
気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示
したものであり、第1図(c)は、アフターモニター時
の第1,第2の磁気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックと
の位置関係を示したものである。
第1図において2b′は第2の磁気ヘッド、Tw2は第2
の磁気ヘッド2b′のトラック幅、5b′は第2の磁気トラ
ックで、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅Tw2の中心
が第2の磁気トラック5b′の中心に対面している。また
2bは第1の磁気ヘッド、Tw1は第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅、5bは第1の磁気トラック、5b1,5b2は第1の
磁気トラック5bに隣接している磁気トラックで、第1の
磁気ヘッド2bは、第1の磁気トラック5bと対面するとと
もに第1の磁気トラック5bに隣接している磁気トラック
5b1,5b2とも、それぞれn1/2:n2+n1/2の割合で対面する
よう取付段差h0にて、第2の磁気ヘッド2b′の上方に取
り付けられている。つまり、磁気トラック5b1とは、 で、磁気トラック5b2とは、 の幅が対面している。
の磁気ヘッド2b′のトラック幅、5b′は第2の磁気トラ
ックで、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅Tw2の中心
が第2の磁気トラック5b′の中心に対面している。また
2bは第1の磁気ヘッド、Tw1は第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅、5bは第1の磁気トラック、5b1,5b2は第1の
磁気トラック5bに隣接している磁気トラックで、第1の
磁気ヘッド2bは、第1の磁気トラック5bと対面するとと
もに第1の磁気トラック5bに隣接している磁気トラック
5b1,5b2とも、それぞれn1/2:n2+n1/2の割合で対面する
よう取付段差h0にて、第2の磁気ヘッド2b′の上方に取
り付けられている。つまり、磁気トラック5b1とは、 で、磁気トラック5b2とは、 の幅が対面している。
以上のように構成された本実施例の回転ヘッド式磁気
記録再生装置について第1図(b),(c)を用いて以
下その動作を説明をする。
記録再生装置について第1図(b),(c)を用いて以
下その動作を説明をする。
第1図(b)において、編集時には第1の磁気ヘッド
2bは再生ヘッドとして第1の磁気トラック5bを再生す
る。このとき、第1の磁気ヘッド2bは、対面する第1の
磁気トラック5bをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面し、安定してサーボをかけなが
ら走行する。つまり、磁気トラック5b1とはγ1、5b2と
はγ2で対面する。ここで、γ1,γ2は以下の通りとな
る。
2bは再生ヘッドとして第1の磁気トラック5bを再生す
る。このとき、第1の磁気ヘッド2bは、対面する第1の
磁気トラック5bをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面し、安定してサーボをかけなが
ら走行する。つまり、磁気トラック5b1とはγ1、5b2と
はγ2で対面する。ここで、γ1,γ2は以下の通りとな
る。
ところが、第1,第2の磁気ヘッド2b,2bはその取付段
差をh0に固定されているため、第2の磁気ヘッド2b′
は、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が第2の磁
気トラック5b′のトラックピッチ中心に位置していた関
係から、 だけ、第1の磁気ヘッドから、第2の磁気ヘッドの方へ
ずれてくる。ここでこのずれ量について、従来例による
ずれ量ε1との比較を行ってみると ε1=(Tw1−Tp1)/2だから となってずれ量ε0bは従来のもののε1に比べ小さくな
り、オフトラックによる録再特性の劣化を減少させるこ
とができる。
差をh0に固定されているため、第2の磁気ヘッド2b′
は、第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が第2の磁
気トラック5b′のトラックピッチ中心に位置していた関
係から、 だけ、第1の磁気ヘッドから、第2の磁気ヘッドの方へ
ずれてくる。ここでこのずれ量について、従来例による
ずれ量ε1との比較を行ってみると ε1=(Tw1−Tp1)/2だから となってずれ量ε0bは従来のもののε1に比べ小さくな
り、オフトラックによる録再特性の劣化を減少させるこ
とができる。
また、第1図(c)において、アフターモニター時に
は、第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次トラ
ックをベタ書きしていくから、第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅下端2bvが、第1の磁気トラック5bの下端lvと
一致する位置関係になる。このために第2の磁気ヘッド
2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の中
心に位置していた関係から次の量ε0cだけ上方にずれて
くる。このずれ量ε0cは、 となり、先ほど求めた編集時のずれ量と方向が逆で値が
等しいものとなる。よってこのずれ量ε0cも従来例のア
フターモニター時のずれ量ε2に比べ小さくなり、オフ
トラックによる録再特性の劣化を減少させることができ
る過程は先ほど述べた編集時の改善効果と同じである。
は、第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次トラ
ックをベタ書きしていくから、第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅下端2bvが、第1の磁気トラック5bの下端lvと
一致する位置関係になる。このために第2の磁気ヘッド
2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の中
心に位置していた関係から次の量ε0cだけ上方にずれて
くる。このずれ量ε0cは、 となり、先ほど求めた編集時のずれ量と方向が逆で値が
等しいものとなる。よってこのずれ量ε0cも従来例のア
フターモニター時のずれ量ε2に比べ小さくなり、オフ
トラックによる録再特性の劣化を減少させることができ
る過程は先ほど述べた編集時の改善効果と同じである。
ここで、ε0bとε1,ε0cとε2とが等しくなるのは、
n1=0のときであり、第1の磁気ヘッドと第1の磁気ト
ラックが、編集時においてもアフターモニター時と同じ
位置関係となっても安定にサーボがかかり走行する場合
を示している。
n1=0のときであり、第1の磁気ヘッドと第1の磁気ト
ラックが、編集時においてもアフターモニター時と同じ
位置関係となっても安定にサーボがかかり走行する場合
を示している。
このように、本実施例によれば編集、アフターモニタ
ーの双方にわたってバランスよく、トラックずれによる
録再特性の悪化を最小限におさえた回転ヘッド式磁気記
録再生装置を実現することができる。
ーの双方にわたってバランスよく、トラックずれによる
録再特性の悪化を最小限におさえた回転ヘッド式磁気記
録再生装置を実現することができる。
第2図(a),(b),(c)により具体的な実施例
を示した。第2図(a)は第1,第2の磁気ヘッドと、第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示し
たものであり、第2図(b)は、編集時の第1,第2の磁
気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示
し、第2図(c)は、アフターモニター時の第1,第2の
磁気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を
示したものである。
を示した。第2図(a)は第1,第2の磁気ヘッドと、第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示し
たものであり、第2図(b)は、編集時の第1,第2の磁
気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示
し、第2図(c)は、アフターモニター時の第1,第2の
磁気ヘッドと、第1,第2の磁気トラックとの位置関係を
示したものである。
第2図(a)に示すように第2の磁気ヘッド2b′のト
ラック幅Tw2の中心が第2の磁気トラック5b′の中心に
対面しているのに対して、第1の磁気ヘッド2bは、第1
の磁気トラック5bと対面するとともに第1の磁気トラッ
ク5bに隣接している磁気トラック5b1,5b2ともそれぞ
れ、N1:N2=1:3の割合で対面するように取付段差h3にて
第2の磁気ヘッド2b′の上方に取り付けられている。こ
こで、N1,N2は以下のようになる。
ラック幅Tw2の中心が第2の磁気トラック5b′の中心に
対面しているのに対して、第1の磁気ヘッド2bは、第1
の磁気トラック5bと対面するとともに第1の磁気トラッ
ク5bに隣接している磁気トラック5b1,5b2ともそれぞ
れ、N1:N2=1:3の割合で対面するように取付段差h3にて
第2の磁気ヘッド2b′の上方に取り付けられている。こ
こで、N1,N2は以下のようになる。
N1=(Tw1−Tp1)/4 N2=3(Tw1−Tp1)/4 ところが編集時には、第2図(b)に示すように第1
の磁気ヘッド2bは再生ヘッドとして働き、第1の磁気ト
ラックに隣接する2本の磁気トラックb1,b2と1:1の比率
でα1ずつ対面し、安定してサーボをかけながら走行す
る。ここで、α1は以下の通りとなる。
の磁気ヘッド2bは再生ヘッドとして働き、第1の磁気ト
ラックに隣接する2本の磁気トラックb1,b2と1:1の比率
でα1ずつ対面し、安定してサーボをかけながら走行す
る。ここで、α1は以下の通りとなる。
α1=(Tw1−Tp1)/2 第1,第2の磁気ヘッドは、第2図(a)に示すように
段差h3をもたせて取り付けられているから、第2の磁気
ヘッド2b′は第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が
第2の磁気トラック5b′のトラックピッチ中心に位置し
ていた関係から、 ε3b=(Tw1−Tp1)/4 だけ、第2の磁気ヘッドの方向へずれる。このずれ量は
従来例によるずれ量ε1と比べてみるとε1=(Tw1−T
p1)/2だから半分になっている。このように本実施例に
よれば、編集時のオフトラックによる録再特性の劣化を
従来例に比べて半減させることができる。
段差h3をもたせて取り付けられているから、第2の磁気
ヘッド2b′は第2の磁気ヘッド2b′のトラック幅中心が
第2の磁気トラック5b′のトラックピッチ中心に位置し
ていた関係から、 ε3b=(Tw1−Tp1)/4 だけ、第2の磁気ヘッドの方向へずれる。このずれ量は
従来例によるずれ量ε1と比べてみるとε1=(Tw1−T
p1)/2だから半分になっている。このように本実施例に
よれば、編集時のオフトラックによる録再特性の劣化を
従来例に比べて半減させることができる。
一方、第2図(c)に示すように、アフターモニター
時には、第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次
トラックをベタ書きしていくから、第1の磁気ヘッド2b
のトラック幅下端2bvが、第1の磁気トラック5bの下端l
vと一致する位置関係になり、その結果第2の磁気ヘッ
ド2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の
中心に位置していた関係から、 ε3c=(Tw1−Tp1)/4 だけ上方にずれる。このずれ量は、前述の編集時のずれ
量を等しく方向が逆の値を示しているから、やはり従来
例に比べて、アフターモニター時のオフトラックによる
録再特性の劣化を半減させることが可能となる。
時には、第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次
トラックをベタ書きしていくから、第1の磁気ヘッド2b
のトラック幅下端2bvが、第1の磁気トラック5bの下端l
vと一致する位置関係になり、その結果第2の磁気ヘッ
ド2b′は、トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′の
中心に位置していた関係から、 ε3c=(Tw1−Tp1)/4 だけ上方にずれる。このずれ量は、前述の編集時のずれ
量を等しく方向が逆の値を示しているから、やはり従来
例に比べて、アフターモニター時のオフトラックによる
録再特性の劣化を半減させることが可能となる。
第3図(a),(b),(c)に他の実施例を示し
た。第3図(a)は第1,第2の磁気ヘッドと、第1,第2
の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示したもの
であり、第3図(b)は編集時の第1,第2の磁気ヘッド
と第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示し、第3図
(c)はアフターモニター時の第1,第2の磁気ヘッド第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を示したものであ
る。
た。第3図(a)は第1,第2の磁気ヘッドと、第1,第2
の磁気トラックとの位置関係を磁性面側から示したもの
であり、第3図(b)は編集時の第1,第2の磁気ヘッド
と第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示し、第3図
(c)はアフターモニター時の第1,第2の磁気ヘッド第
1,第2の磁気トラックとの位置関係を示したものであ
る。
第3図(a)に示すように、第2の磁気ヘッド2b′の
トラック幅Tw2の中心が第2の磁気トラック5b′の中心
に対面しているのに対して、第1の磁気ヘッド2bは第1
の磁気トラック5bと対面するとともに第1の磁気トラッ
ク5bに隣接している磁気トラック5b1,5b2とも、それぞ
れM1:M2=1:7の割合で対面するように取付段差h4にて第
2の磁気ヘッド2b′の上方の取り付られている。ここ
で、M1,M2はそれぞれ次のような値をとる。
トラック幅Tw2の中心が第2の磁気トラック5b′の中心
に対面しているのに対して、第1の磁気ヘッド2bは第1
の磁気トラック5bと対面するとともに第1の磁気トラッ
ク5bに隣接している磁気トラック5b1,5b2とも、それぞ
れM1:M2=1:7の割合で対面するように取付段差h4にて第
2の磁気ヘッド2b′の上方の取り付られている。ここ
で、M1,M2はそれぞれ次のような値をとる。
M1=(Tw1−Tp1)/8 M2=(Tw1−Tp1)/8 ところが編集時には第3図(b)に示すように、第1
の磁気ヘッド2bは再生ヘッドとして働き、第1の磁気ト
ラックに隣接する2本の磁気トラックとη1:η2=1:3
の比率で対面し、安定してサーボをかけながら走行す
る。ここで、η1,η2は以下の通りとなる。
の磁気ヘッド2bは再生ヘッドとして働き、第1の磁気ト
ラックに隣接する2本の磁気トラックとη1:η2=1:3
の比率で対面し、安定してサーボをかけながら走行す
る。ここで、η1,η2は以下の通りとなる。
η1=(Tw1−Tp1)/4 η2=3(Tw1−Tp1)/4 ところが、第1,第2の磁気ヘッドは、第3図(a)に
示すように、段差h4をまたせて取り付けられているか
ら、第2の磁気ヘッド2b′は、第2の磁気ヘッド2b′の
トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′のトラックピ
ッチ中心に位置していた関係から、 ε4b=(Tw1−Tp1)/8 だけ、第2の磁気ヘッドの方向へずれる。このずれ量は
従来例によるずれ量ε1との比較を行ってみるとε1=
(Tw1−Tp1)/2だから1/4になっている。このように本
実施例によれば、編集時のオフトラックによる録再特性
の劣化を従来例に比べて1/4にまで減少させることがで
きる。
示すように、段差h4をまたせて取り付けられているか
ら、第2の磁気ヘッド2b′は、第2の磁気ヘッド2b′の
トラック幅中心が第2の磁気トラック5b′のトラックピ
ッチ中心に位置していた関係から、 ε4b=(Tw1−Tp1)/8 だけ、第2の磁気ヘッドの方向へずれる。このずれ量は
従来例によるずれ量ε1との比較を行ってみるとε1=
(Tw1−Tp1)/2だから1/4になっている。このように本
実施例によれば、編集時のオフトラックによる録再特性
の劣化を従来例に比べて1/4にまで減少させることがで
きる。
一方、第3図(c)に示すように、アフターモニター
時には第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次ト
ラックをベタ書きしていくから第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅下端2bvが第1の磁気トラック5bの下端lvと一
致する位置関係になり、第2の磁気ヘッド2b′はトラッ
ク幅中心が第2の磁気トラック5b′の中心に位置してい
た関係から、 ε4c=(Tw1−Tp1)/2 だけ上方にずれる。このずれ量は、前述の編集時のずれ
量に等しく方向が逆の値を示しているから、やはり従来
例に比べて、アフターモニター時のオフトラックによる
録再特性の劣化を1/4にまで減少させることが可能とな
る。
時には第1の磁気ヘッド2bは、記録ヘッドとして順次ト
ラックをベタ書きしていくから第1の磁気ヘッド2bのト
ラック幅下端2bvが第1の磁気トラック5bの下端lvと一
致する位置関係になり、第2の磁気ヘッド2b′はトラッ
ク幅中心が第2の磁気トラック5b′の中心に位置してい
た関係から、 ε4c=(Tw1−Tp1)/2 だけ上方にずれる。このずれ量は、前述の編集時のずれ
量に等しく方向が逆の値を示しているから、やはり従来
例に比べて、アフターモニター時のオフトラックによる
録再特性の劣化を1/4にまで減少させることが可能とな
る。
発明の効果 以上のように本発明は、タイミング的に先行した第1
の磁気トラックに対面する第1の磁気ヘッドと、ある時
間経過後、タイミング的に遅れている第2の磁気トラッ
ク位置に移動した前記第1の磁気トラックと対面する第
2の磁気ヘッドとが回転ドラムに高さ方向に段差を持っ
て取り付けられており、第1の磁気ヘッドが再生ヘッド
として作用するとき、第1磁気トラックとともに、第1
の磁気トラックをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面しながらデータを再生していく
回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、第2の磁気ヘ
ッドの中心が第2の磁気トラックのトラックピッチ中心
と一致し、かつ<第1の磁気ヘッドが、対面する第1の
磁気トラックをはさんだ前後2本の磁気トラックに対し
ても、 の比率で対面する位置に第1,第2の磁気ヘッドの取付段
差を設定した構成としたことにより、アフターモニター
時、編集時のいずれかの場合においてもトラックずれに
よる録再特性劣化をほぼ等しくかつ、最小限に抑えるこ
とができ、性能上バランスのとれた高性能な回転ヘッド
式磁気記録再生装置を実現することができその実用価値
は大きい。
の磁気トラックに対面する第1の磁気ヘッドと、ある時
間経過後、タイミング的に遅れている第2の磁気トラッ
ク位置に移動した前記第1の磁気トラックと対面する第
2の磁気ヘッドとが回転ドラムに高さ方向に段差を持っ
て取り付けられており、第1の磁気ヘッドが再生ヘッド
として作用するとき、第1磁気トラックとともに、第1
の磁気トラックをはさんだ2本の磁気トラックに対して
も、n1:n2の比率で対面しながらデータを再生していく
回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、第2の磁気ヘ
ッドの中心が第2の磁気トラックのトラックピッチ中心
と一致し、かつ<第1の磁気ヘッドが、対面する第1の
磁気トラックをはさんだ前後2本の磁気トラックに対し
ても、 の比率で対面する位置に第1,第2の磁気ヘッドの取付段
差を設定した構成としたことにより、アフターモニター
時、編集時のいずれかの場合においてもトラックずれに
よる録再特性劣化をほぼ等しくかつ、最小限に抑えるこ
とができ、性能上バランスのとれた高性能な回転ヘッド
式磁気記録再生装置を実現することができその実用価値
は大きい。
第1図(a)は本発明の一実施例における第1,第2の磁
気ヘッドと第1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性
面側から示した模式図、第1図(b)は同実施例におけ
る編集時の第1,第2の磁気ヘッドを第1,第2の磁気トラ
ックとの一関係を示した模式図、第1図(c)は同実施
例におけるアフターモニター時の第1,第2の磁気ヘッド
と第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示した模式
図、第2図(a),(b),(c)は同実施例を具体的
に説明した模式図、第3図(a),(b),(c)は第
3の実施例の模式図、第4図は従来の回転ヘッド式磁気
記録再生装置の構成を示す平面図、第5図は磁性面から
見た磁気テープのトラックパターンの模式図、第6図は
第1の磁気ヘッドと、第2の磁気ヘッドとの取付段差を
示す模式図、第7図(a)はアフターモニター機能を実
現するときの、第8図(a)は編集機能を実現するとき
の磁気ヘッドとトラックの位置関係をそれぞれ示した模
式図、第7図(b),第8図(b)はそれぞれ編集時の
トラックずれ、アフターモニター時のトラックずれを表
した模式図である。 1……回転ドラム、2a,2b……第1の磁気ヘッド、2a′,
2b′……第2の磁気ヘッド、3……磁気テープ、4a,4b
……走行ガイド支柱、5a,5b……第1の磁気トラック、5
a′,5b′……第2の磁気トラック。
気ヘッドと第1,第2の磁気トラックとの位置関係を磁性
面側から示した模式図、第1図(b)は同実施例におけ
る編集時の第1,第2の磁気ヘッドを第1,第2の磁気トラ
ックとの一関係を示した模式図、第1図(c)は同実施
例におけるアフターモニター時の第1,第2の磁気ヘッド
と第1,第2の磁気トラックとの位置関係を示した模式
図、第2図(a),(b),(c)は同実施例を具体的
に説明した模式図、第3図(a),(b),(c)は第
3の実施例の模式図、第4図は従来の回転ヘッド式磁気
記録再生装置の構成を示す平面図、第5図は磁性面から
見た磁気テープのトラックパターンの模式図、第6図は
第1の磁気ヘッドと、第2の磁気ヘッドとの取付段差を
示す模式図、第7図(a)はアフターモニター機能を実
現するときの、第8図(a)は編集機能を実現するとき
の磁気ヘッドとトラックの位置関係をそれぞれ示した模
式図、第7図(b),第8図(b)はそれぞれ編集時の
トラックずれ、アフターモニター時のトラックずれを表
した模式図である。 1……回転ドラム、2a,2b……第1の磁気ヘッド、2a′,
2b′……第2の磁気ヘッド、3……磁気テープ、4a,4b
……走行ガイド支柱、5a,5b……第1の磁気トラック、5
a′,5b′……第2の磁気トラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/027 501 G11B 5/53 101
Claims (1)
- 【請求項1】タイミング的に先行した第1の磁気トラッ
クに対面する第1の磁気ヘッドと、ある時間経過後、タ
イミング的に遅れている第2の磁気トラック位置に移動
した前記第1の磁気トラックと対面する第2の磁気ヘッ
ドとが、回転ドラムに高さ方向に段差を持って取り付け
られており、第1の磁気ヘッドが再生ヘッドとして作用
するとき、第1の磁気トラックとともに、第1の磁気ト
ラックをはさんだ2本の磁気トラックに対しても、n1:n
2の比率で対面しながらデータを再生していく回転ヘッ
ド式磁気記録再生装置であって、 第2の磁気ヘッドの中心が、第2の磁気トラックのトラ
ックピッチ中心と一致し、かつ、第1の磁気ヘッドが、
対面する第1の磁気トラックをはさんだ前後2本の磁気
トラックに対しても、 の比率で対面する位置に第1,第2の磁気ヘッドの取付段
差を設定したことを特徴とする回転ヘッド式磁気記録再
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9715990A JP2817339B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転ヘッド式磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9715990A JP2817339B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転ヘッド式磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03295006A JPH03295006A (ja) | 1991-12-26 |
JP2817339B2 true JP2817339B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=14184792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9715990A Expired - Fee Related JP2817339B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転ヘッド式磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2817339B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP9715990A patent/JP2817339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03295006A (ja) | 1991-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2817339B2 (ja) | 回転ヘッド式磁気記録再生装置 | |
JPH02214001A (ja) | 信号記録再生装置 | |
JPH07153004A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPS6028043B2 (ja) | 電子編集用磁気記録再生装置 | |
JPH0263242B2 (ja) | ||
JP3063256B2 (ja) | 規準ディスク作成用磁気ヘッド装置 | |
JP3252989B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP2656165B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPS6276010A (ja) | 記録装置 | |
JPS613306A (ja) | 回転消去ヘツド付磁気記録再生装置 | |
JP2639612B2 (ja) | 回転ヘッド型記録又は再生装置 | |
JP2933776B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP2600523B2 (ja) | ヘッド取付方法 | |
JPS62236104A (ja) | 回転磁気ヘツド装置 | |
JPS61156555A (ja) | 回転ヘツド式記録再生装置 | |
JP2722841B2 (ja) | 回転ヘッドドラム装置 | |
JP2575193B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP3158305B2 (ja) | 情報信号記録装置および回転ヘッド装置 | |
JPH0326442B2 (ja) | ||
JPS6376140A (ja) | 回転ヘツド式デジタルオ−デイオ再生装置 | |
JPS60103513A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH01208701A (ja) | 記録または再生装置 | |
JPH0296905A (ja) | 回転ヘッド式ディジタル信号記録再生装置 | |
JPH0744836A (ja) | 回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターン記録方法 | |
JPH09147330A (ja) | 回転ヘッド式記録再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |