JP2816817B2 - 防水靴の射出成形法 - Google Patents
防水靴の射出成形法Info
- Publication number
- JP2816817B2 JP2816817B2 JP7028753A JP2875395A JP2816817B2 JP 2816817 B2 JP2816817 B2 JP 2816817B2 JP 7028753 A JP7028753 A JP 7028753A JP 2875395 A JP2875395 A JP 2875395A JP 2816817 B2 JP2816817 B2 JP 2816817B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- sole
- insole
- injection molding
- waterproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は防水靴の射出成形法に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平5−86202号に示すよ
うに下縁にネット状の粗布を縫付けた表胛被と防水性の
裏布の下縁と中底外周縁とを突き合わせて縫合して胛部
を形成し、この胛部下面に靴底を射出成形するとともに
靴底成形材を表胛被の下縁に縫い付けられたネット状の
粗布に浸入固化することによって胛被と中底との縫合部
をシールするようにした防水靴の製造法が提案されてい
る。しかしながら胛部形成工程で表胛被の下縁にネット
状布を縫着しなければならず、胛部の準備が煩雑でコス
ト高となっていた。
うに下縁にネット状の粗布を縫付けた表胛被と防水性の
裏布の下縁と中底外周縁とを突き合わせて縫合して胛部
を形成し、この胛部下面に靴底を射出成形するとともに
靴底成形材を表胛被の下縁に縫い付けられたネット状の
粗布に浸入固化することによって胛被と中底との縫合部
をシールするようにした防水靴の製造法が提案されてい
る。しかしながら胛部形成工程で表胛被の下縁にネット
状布を縫着しなければならず、胛部の準備が煩雑でコス
ト高となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、中底に簡
単な工夫をこらすことによって、胛部の準備が簡単で防
水性に優れた防水靴を経済的に製造しようとするもので
ある。
単な工夫をこらすことによって、胛部の準備が簡単で防
水性に優れた防水靴を経済的に製造しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は表胛被11と
裏胛被12間に防水層13を介在させた胛被1と、中底
本体20に爪先部と踵部において穿孔201.201…
を施すとともに中底本体20の表面に粗布21を上張り
した中底2とを、粗布21が胛被1との合せ面に位置す
るようにして袋縫い10して胛部0を形成し、この胛部
0をラスト3に吊込み、この胛部0の下面に形成された
靴底成形キャビティ4に靴底成形材を射出導入して靴底
5を成形するとともに靴底成形材の一部を袋縫い10部
下辺と穿孔201.201…から粗布21を通して中底
2と胛被1との合せ面に浸入固化させて、胛被1と中底
2との袋縫い10部をシール6することを特徴とする防
水靴の射出成形法を発明の要旨とするものである。
裏胛被12間に防水層13を介在させた胛被1と、中底
本体20に爪先部と踵部において穿孔201.201…
を施すとともに中底本体20の表面に粗布21を上張り
した中底2とを、粗布21が胛被1との合せ面に位置す
るようにして袋縫い10して胛部0を形成し、この胛部
0をラスト3に吊込み、この胛部0の下面に形成された
靴底成形キャビティ4に靴底成形材を射出導入して靴底
5を成形するとともに靴底成形材の一部を袋縫い10部
下辺と穿孔201.201…から粗布21を通して中底
2と胛被1との合せ面に浸入固化させて、胛被1と中底
2との袋縫い10部をシール6することを特徴とする防
水靴の射出成形法を発明の要旨とするものである。
【0005】この発明において表胛被11は、織布、編
布、不織布等の布帛、皮革またはこれらを組み合わせた
もので構成され、この裏面にはウレタン系あるいはフッ
ソ系の皮膜、またはエントラント(登録商標)、プロテ
ィンテックス(登録商標)、ゴアテックス(登録商
標)、ミクロテックス(登録商標)のようなこれらの樹
脂と繊維の複合シートで形成された防水層13が介在さ
れ、さらにその裏面に布帛、皮革等の裏胛被12が裏打
ちされている。
布、不織布等の布帛、皮革またはこれらを組み合わせた
もので構成され、この裏面にはウレタン系あるいはフッ
ソ系の皮膜、またはエントラント(登録商標)、プロテ
ィンテックス(登録商標)、ゴアテックス(登録商
標)、ミクロテックス(登録商標)のようなこれらの樹
脂と繊維の複合シートで形成された防水層13が介在さ
れ、さらにその裏面に布帛、皮革等の裏胛被12が裏打
ちされている。
【0006】この発明において中底本体20は、織布、
編布、不織布等の布帛またはこれらの布帛とゴム乃至合
成樹脂発泡体とを積層したもので構成され、その表面に
マーキュセット編布、チュール編布、ラッセル編布、各
種のレース編布、網状布等のメッシュ状の粗布21を貼
り合わせて中底2が構成されている。
編布、不織布等の布帛またはこれらの布帛とゴム乃至合
成樹脂発泡体とを積層したもので構成され、その表面に
マーキュセット編布、チュール編布、ラッセル編布、各
種のレース編布、網状布等のメッシュ状の粗布21を貼
り合わせて中底2が構成されている。
【0007】この発明において、以上のようにして準備
された胛被1と中底2は、中底の上面に上張りされた粗
布21を胛被1に面させて常法によって袋縫い10して
胛部として準備され、これをラスト3に吊込み、サイド
モールド、ボトムモールドを組み合わせて胛部0下面に
靴底成形キャビティ4を形成し、この靴底成形キャビテ
ィ4に塩化ビニル等の熱可塑性合成樹鮨、1.2ポリブ
タジエンゴム.スチレンブタジエンブロック共重合体の
ような熱可塑性ゴム、液状ポリウレタン等の射出成形可
能な靴底成形材が射出導入すれば、射出圧または発泡圧
によって靴底成形材の一部が、粗布21を通して袋縫い
10部下辺と中底本体20の爪先部と踵部に施された穿
孔201.201…との双方から中底2と胛被1との合
せ面に浸入固化して袋縫い10部が靴底と一体化された
シール6部が形成される。
された胛被1と中底2は、中底の上面に上張りされた粗
布21を胛被1に面させて常法によって袋縫い10して
胛部として準備され、これをラスト3に吊込み、サイド
モールド、ボトムモールドを組み合わせて胛部0下面に
靴底成形キャビティ4を形成し、この靴底成形キャビテ
ィ4に塩化ビニル等の熱可塑性合成樹鮨、1.2ポリブ
タジエンゴム.スチレンブタジエンブロック共重合体の
ような熱可塑性ゴム、液状ポリウレタン等の射出成形可
能な靴底成形材が射出導入すれば、射出圧または発泡圧
によって靴底成形材の一部が、粗布21を通して袋縫い
10部下辺と中底本体20の爪先部と踵部に施された穿
孔201.201…との双方から中底2と胛被1との合
せ面に浸入固化して袋縫い10部が靴底と一体化された
シール6部が形成される。
【0008】この発明は以上のように構成されているの
で、中底として中底本体20の爪先部と踵部に穿孔20
1.201…を施し、その中底本体20の表面に粗布2
1を貼り合わせたものを使用するだけで従来と同様な射
出成形法で防水靴を成形できるので経済的である。そし
て胛被1と中底2との袋縫い10部は、袋縫い10部の
下辺と中底本体20の爪先部と踵部に施された穿孔20
1.201…の双方から粗布21を通して靴底成形材が
侵入固化されてシール6されているので、防水性が確実
である。
で、中底として中底本体20の爪先部と踵部に穿孔20
1.201…を施し、その中底本体20の表面に粗布2
1を貼り合わせたものを使用するだけで従来と同様な射
出成形法で防水靴を成形できるので経済的である。そし
て胛被1と中底2との袋縫い10部は、袋縫い10部の
下辺と中底本体20の爪先部と踵部に施された穿孔20
1.201…の双方から粗布21を通して靴底成形材が
侵入固化されてシール6されているので、防水性が確実
である。
【図1】この発明による防水靴の射出成形状態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図2】完成された防水靴の要部拡大図である。
1.胛被 10…袋縫い 11…表胛被 12…裏胛被 13…防水層 2.中底 21…粗布 3.ラスト 4.靴底成形キャビティ 5.靴底 6.シール
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A43B 1/00 - 23/20 A43D 21/00 A43D 25/06 A43D 86/00 B29D 31/50
Claims (1)
- 【請求項1】 表胛被11と裏胛被12間に防水層13
を介在させた胛被1と、中底本体20に爪先部と踵部に
おいて穿孔201.201…を施すとともに中底本体2
0の表面に粗布21を上張りした中底2とを、粗布21
が胛被1との合せ面に位置するようにして袋縫い10し
て胛部0を形成し、この胛部0をラスト3に吊込み、こ
の胛部0の下面に形成された靴底成形キャビティ4に靴
底成形材を射出導入して靴底5を成形するとともに靴底
成形材の一部を袋縫い10部下辺と穿孔201.201
…から粗布21を通して中底2と胛被1との合せ面に浸
入固化させて、胛被1と中底2との袋縫い10部をシー
ル6することを特徴とする防水靴の射出成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028753A JP2816817B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 防水靴の射出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028753A JP2816817B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 防水靴の射出成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197653A JPH08197653A (ja) | 1996-08-06 |
JP2816817B2 true JP2816817B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12257176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028753A Expired - Lifetime JP2816817B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 防水靴の射出成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816817B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6536818B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2019-07-03 | 高橋 幸二 | 高反発性樹脂発泡材を中底に用いた靴及びその製造方法 |
CN112976636B (zh) * | 2019-12-12 | 2022-12-06 | 张芳春 | 具有鞋底一体包覆的透湿防水鞋制法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6343927Y2 (ja) * | 1986-04-18 | 1988-11-16 | ||
JPH0584204U (ja) * | 1992-04-23 | 1993-11-16 | 月星化成株式会社 | 射出成形靴 |
DE59304533D1 (de) * | 1992-10-17 | 1997-01-02 | Akzo Nobel Nv | Wasserdichte Fussbekleidung |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7028753A patent/JP2816817B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08197653A (ja) | 1996-08-06 |
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