JP2816747B2 - 圧接端子への電線圧接方法 - Google Patents
圧接端子への電線圧接方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、圧接端子のU字スロットの圧接刃へ電線を
圧入して接続導通させる圧接端子への電線圧接方法に関
するものである。
圧入して接続導通させる圧接端子への電線圧接方法に関
するものである。
「従来の技術」および「発明が解決しようとする課題」 圧接端子は第3図のように上方開口したU字スロット
の圧接刃1を有し、このU字スロット圧接刃1の上方か
ら、被覆した電線2を圧入し、圧接刃1の縁部によって
電線2の被覆3を切開して導体4と圧接刃1を圧接して
接続導通させる構造になっている。
の圧接刃1を有し、このU字スロット圧接刃1の上方か
ら、被覆した電線2を圧入し、圧接刃1の縁部によって
電線2の被覆3を切開して導体4と圧接刃1を圧接して
接続導通させる構造になっている。
しかし、その電線2の圧入接続のとき、圧入抵抗が大
きい太径電線の場合は、第3図(B)のように、上方が
開口フリーの圧接刃1が、その圧入力を受けて上方に向
って拡がる変形を生じ、その反力によって圧入した電線
2を上方へ押し出す力が作用して、電気的接続性能が不
安定になる不具合がある。従って、圧接端子の適用可能
電線は、圧入抵抗が小さく第3図(C)のように前記の
変形を生じない例えば0.08mm2〜0.15mm2の狭い範囲に制
限されており、さらに、圧接刃1との接触が安定し難い
撚り線電線は、安定した電気的性能が得難い難点があ
る。
きい太径電線の場合は、第3図(B)のように、上方が
開口フリーの圧接刃1が、その圧入力を受けて上方に向
って拡がる変形を生じ、その反力によって圧入した電線
2を上方へ押し出す力が作用して、電気的接続性能が不
安定になる不具合がある。従って、圧接端子の適用可能
電線は、圧入抵抗が小さく第3図(C)のように前記の
変形を生じない例えば0.08mm2〜0.15mm2の狭い範囲に制
限されており、さらに、圧接刃1との接触が安定し難い
撚り線電線は、安定した電気的性能が得難い難点があ
る。
一方、以上の難点を解消する改良された圧接端子とし
て、U字スロットを深くして二段構造になし、圧接刃部
の下を電線収容部になしたものが提案されている。しか
し、この深溝スロット形のものは、圧接端子が徒高化す
るのでコネクタハウジングも必然的に大形化し、電線を
端子の嵌合方向と同一方向に取り出すコネクタ構造の場
合はこの大形化影響が極めて大きくなる。
て、U字スロットを深くして二段構造になし、圧接刃部
の下を電線収容部になしたものが提案されている。しか
し、この深溝スロット形のものは、圧接端子が徒高化す
るのでコネクタハウジングも必然的に大形化し、電線を
端子の嵌合方向と同一方向に取り出すコネクタ構造の場
合はこの大形化影響が極めて大きくなる。
本発明は、以上の従来手段の難点を解消する圧接端子
への電線の圧接方法を提供するものである。
への電線の圧接方法を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本発明は、その基本概念を
示す第1図(A)を参照して、 「圧接端子のU字スロット圧接刃1に電線2を圧入接
続するにおいて、U字スロット圧接刃1の上端部位5の
左右両側を外方拡大規制になすと共に、上端部位5以下
の左右両側を外方拡大自在になして保持し、電線2を圧
入接続する方法」になっている。
示す第1図(A)を参照して、 「圧接端子のU字スロット圧接刃1に電線2を圧入接
続するにおいて、U字スロット圧接刃1の上端部位5の
左右両側を外方拡大規制になすと共に、上端部位5以下
の左右両側を外方拡大自在になして保持し、電線2を圧
入接続する方法」になっている。
即ち、以上の圧入接続方法における外方拡大規制と外
方拡大自在の具体的手段は、第2図参照圧接端子12を収
容するコネクタハウジング11の端子収容室6の周壁の上
方部位を内側に膨出した外側規制部7になすと共に、そ
の外側規制部7の下方部分の左右間隔を広くした形状に
なし、予め端子収容室6に挿入した圧接端子12の上端部
位5を外側規制部7によって挟着保持すると共に、上端
部位5以外の下方部分の両側に撓用クリヤランス8を設
け、上方から電線2を圧入接続する。或は、以上の端子
収容室6と同形の外側規制部7を有し、かつ、その下方
の左右間隔を広くした溝形キヤビティー10を有する圧入
接続治具9に圧接端子12を挿入して、その上方から電線
2を圧入接続し、しかるのち、電線接続状態の圧接端子
12に圧入接続治具9から端子収容室6へスライド移転さ
せて挿入される。
方拡大自在の具体的手段は、第2図参照圧接端子12を収
容するコネクタハウジング11の端子収容室6の周壁の上
方部位を内側に膨出した外側規制部7になすと共に、そ
の外側規制部7の下方部分の左右間隔を広くした形状に
なし、予め端子収容室6に挿入した圧接端子12の上端部
位5を外側規制部7によって挟着保持すると共に、上端
部位5以外の下方部分の両側に撓用クリヤランス8を設
け、上方から電線2を圧入接続する。或は、以上の端子
収容室6と同形の外側規制部7を有し、かつ、その下方
の左右間隔を広くした溝形キヤビティー10を有する圧入
接続治具9に圧接端子12を挿入して、その上方から電線
2を圧入接続し、しかるのち、電線接続状態の圧接端子
12に圧入接続治具9から端子収容室6へスライド移転さ
せて挿入される。
「作用」 以上の本発明の圧入接続方法によると、圧入抵抗が大
きい太径電線を圧入接続した場合、第1図(B)参照、
その圧入抵抗を最大に受けるU字スロット圧接刃1の上
端部位5は、外方への拡大撓が抑止されて当社の形状を
維持し、その上端部位5以外の下方部分は圧入応力に比
例して外側へ塑性変形し「入口細にして内方膨大」の袋
状スロット形状を呈して電線2を受け入れる形態とな
る。
きい太径電線を圧入接続した場合、第1図(B)参照、
その圧入抵抗を最大に受けるU字スロット圧接刃1の上
端部位5は、外方への拡大撓が抑止されて当社の形状を
維持し、その上端部位5以外の下方部分は圧入応力に比
例して外側へ塑性変形し「入口細にして内方膨大」の袋
状スロット形状を呈して電線2を受け入れる形態とな
る。
従って、U字スロット圧接刃1内の圧入電線2は「出
口すぼみ、内ふくらみ」の袋溝に圧入収容された状態と
なり、電線2の収容容積も増大するので、電線2を押し
上げる有害力の発生が極めて少なく、電線2とU字スロ
ット圧接刃1との電気的接続状態が良好に安定する。
口すぼみ、内ふくらみ」の袋溝に圧入収容された状態と
なり、電線2の収容容積も増大するので、電線2を押し
上げる有害力の発生が極めて少なく、電線2とU字スロ
ット圧接刃1との電気的接続状態が良好に安定する。
そして、U字スロット圧接刃1が前記の塑性変形をな
すとき、U字スロット圧接刃1の縁部と電線2との圧接
力が極めて強くなるので、電線2の外周は該縁部によっ
て、さらに切り込まれてクリーンな接触面が創り出さ
れ、一段と良好な圧接接続関係になる連動作用がある。
すとき、U字スロット圧接刃1の縁部と電線2との圧接
力が極めて強くなるので、電線2の外周は該縁部によっ
て、さらに切り込まれてクリーンな接触面が創り出さ
れ、一段と良好な圧接接続関係になる連動作用がある。
一方、圧入抵抗が小さい細径電線2を圧入接続する場
合は、第1図(C)のように、U字スロット圧接刃1の
下方部分を外側に拡大変形するに足る応力が生じないの
で、前記の塑性変形作用は発生しないものの、従来構造
と同様な圧入接続が得られる。
合は、第1図(C)のように、U字スロット圧接刃1の
下方部分を外側に拡大変形するに足る応力が生じないの
で、前記の塑性変形作用は発生しないものの、従来構造
と同様な圧入接続が得られる。
また、撚り線の電線を圧入接続すると、前記の太径電
流のケースと同様な作用によって良好な接続導通状態が
得られる。
流のケースと同様な作用によって良好な接続導通状態が
得られる。
[発明の効果] 以上の説明とおり、本発明の圧接端子への電線の圧入
接続方法によると、圧入抵抗が大なる太径電線と撚り線
電線の場合でも、U字スロット圧接刃を徒長化すること
なく良好な電気的接続性能が得られるので、前記の従来
手段の難点を解消し、小形にして広範囲の電線に有用に
使用できる圧接端子の高性能化をもたらす効果がある。
接続方法によると、圧入抵抗が大なる太径電線と撚り線
電線の場合でも、U字スロット圧接刃を徒長化すること
なく良好な電気的接続性能が得られるので、前記の従来
手段の難点を解消し、小形にして広範囲の電線に有用に
使用できる圧接端子の高性能化をもたらす効果がある。
第1図:本発明の圧入接続方法の基本概念を示し、
(A)はその正面図、(B)(C)はその作用状態を示
す正面図、第2図(A)(B):本発明の具体的手段を
例示する斜視図、第3図(A)(B)(C):従来の圧
入接続方法を示し、(A)はその正面図、(B)(C)
はその作用状態を示す正面図 符号、1:U字スロット圧接刃、2:電線、3:被覆、4:導
体、5:圧接刃の上端部位、6:端子収容室、7:外側規制
部、8:撓用クリヤランス、9:圧入接続治具、10:溝形キ
ヤビティー、11:コネクタハウジング、12:圧接端子
(A)はその正面図、(B)(C)はその作用状態を示
す正面図、第2図(A)(B):本発明の具体的手段を
例示する斜視図、第3図(A)(B)(C):従来の圧
入接続方法を示し、(A)はその正面図、(B)(C)
はその作用状態を示す正面図 符号、1:U字スロット圧接刃、2:電線、3:被覆、4:導
体、5:圧接刃の上端部位、6:端子収容室、7:外側規制
部、8:撓用クリヤランス、9:圧入接続治具、10:溝形キ
ヤビティー、11:コネクタハウジング、12:圧接端子
Claims (1)
- 【請求項1】圧接端子のU字スロット圧接刃に電線を圧
入接続するにおいて、該U字スロット圧接刃の上端部位
の左右両側を外方拡大規制になすと共に、該上端部位以
下の左右両側を外方拡大自在になして保持し、電線を圧
入接続することを特徴とする圧接端子への電線圧接方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2137699A JP2816747B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 圧接端子への電線圧接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2137699A JP2816747B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 圧接端子への電線圧接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433286A JPH0433286A (ja) | 1992-02-04 |
JP2816747B2 true JP2816747B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15204749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2137699A Expired - Fee Related JP2816747B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 圧接端子への電線圧接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816747B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07272815A (ja) * | 1994-02-14 | 1995-10-20 | Yazaki Corp | 圧接端子の電線圧接方法及び装置 |
JP3112235B2 (ja) * | 1994-09-19 | 2000-11-27 | 矢崎総業株式会社 | 圧接コネクタ |
JP2001135370A (ja) | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Yazaki Corp | 圧接コネクタ及び電線圧入装置 |
JP2005158730A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-16 | Jst Mfg Co Ltd | ソケットコネクタ |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP2137699A patent/JP2816747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433286A (ja) | 1992-02-04 |
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