JP2816373B2 - リテーナコッタの組付装置 - Google Patents

リテーナコッタの組付装置

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JP2816373B2
JP2816373B2 JP2279786A JP27978690A JP2816373B2 JP 2816373 B2 JP2816373 B2 JP 2816373B2 JP 2279786 A JP2279786 A JP 2279786A JP 27978690 A JP27978690 A JP 27978690A JP 2816373 B2 JP2816373 B2 JP 2816373B2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2303/00Manufacturing of components used in valve arrangements
    • F01L2303/01Tools for producing, mounting or adjusting, e.g. some part of the distribution

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダヘッドアセンブリにおけるリテー
ナコッタの組付装置に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) エンジンの動弁機構は、バルブと、当該バルブを開閉
させるカム及びコイルスプリングとにより構成されてお
り、カムの押圧力によりコイルスプリングのばね力に抗
してバルブを押し下げて開弁させ、カムの押圧力が去る
に伴いコイルスプリングのばね力によりバルブを押し上
げて閉弁させるようになっている。
第9図及び第10図はバルブ機構の概要を示し、シリン
ダヘッド1の例えば、吸気ポート1aを開閉するバルブ2
は、ステムヘッド2aに半割の分割コッタ3、3を介して
スプリングリテーナ(以下単に「リテーナ」という)4
が装着され、シリンダヘッド1とリテーナ4との間にコ
イルスプリング5が縮設されて構成されており、コイル
スプリング5のばね力によりバルブシート1bにバルブ2
のフェース2bが圧接されて閉弁されるようになってい
る。また、ステムヘッド2aの分割コッタ3、3の下端位
置にはオイルシール6が装着されている。
分割コッタ3、3は、バルブ2とコイルスプリング5
とを簡単且つ巧妙に固定させる。即ち、分割コッタ3、
3は、係合部3a、3aがバルブ2のステムヘッド2aに設け
られた環状溝2cに両側から挟み込まれて嵌合された後、
リテーナ4のテーパ状の孔4aに嵌合されてこれら両者を
固定する。これによりバルブ2は、激しい往復運動に耐
えるばかりでなく、バルブフェース2bの摩耗を平均化す
るための回転運動が自由とされている。このステムヘッ
ド2aへのリテーナ4とコッタ3、3の組付即ち、リテー
ナコッタの組付は、自動組付装置により自動的に行なわ
れている。
ところで、分割コッタ3、3は、非常に小さく、しか
も軽いものであるために組付の際に向きが不安定となり
外れ易く、また、バルブ2の大きさによりコイルスプリ
ング5のばね力が異なる等の種々の理由により、係合部
3a、3aがステムヘッド2aの環状溝2cに正確に入らなかっ
たり、或いはコッタが1個になったりしてしまうことが
あるという問題がある。
リテーナ及び分割コッタの組付装置として、例えば、
実願平1−19758号(実開平2−110440号)に開示され
たものがある。第11図にこの組付装置を示す。図におい
て組付装置50は、ハンドリング機構により昇降される移
動ベース51にアーム52を介して取り付けられた基台53
に、下端面によりスプリングリテーナRを押圧する円筒
状のリテーナ押圧部材54を吊設し、このリテーナ押圧部
材54内に下端面により分割コッタCを押圧する円筒状の
コッタ押圧部材55をスプリング58に抗して上動自在に嵌
挿すると共に、コッタ押圧部材55内にその下部により分
割コッタCに当接するコッタ検出ロッド56を昇降自在に
嵌挿し、基台3に、リテーナ押圧部材55の下方において
スプリングリテーナRをその周囲両側から把持するリテ
ーナ把持部材57を設け、コッタ検出ロッド56は、分割コ
ッタCの少なくとも1個が欠落している際に傾斜して残
りのコッタCの脇を前進し得るようにコッタ押圧部材55
に遊嵌されている。移動ベース51の下面に下方に臨んで
設けられたシリンダ65は、ロッド66の先端に固定された
プレート67により押圧ロッド60を介してリテーナ把持部
材57の中間部材57aをスプリング59に抗して押し下げ、
把持爪57bを拡開してリテーナRを把持する。更に、基
台53にリテーナ把持部材57に把持されているスプリング
リテーナR及びこのリテーナRに嵌まり込んでいる分割
コッタCに当接する位置よりもコッタ検出ロッド56の先
端が大きく前進した際に、コッタ検出ロッド56の上端に
設けた遮光部61を検出する検知手段62を備え、分割コッ
タCのリテーナRからの欠落を検知するようにしてい
る。
しかしながら、第11図は、分割コッタCがリテーナR
と共にバルブVにセットされた形で仕上がっている即
ち、組み付けられた後の状態を示しているが、実際に
は、リテーナ押圧部材54は、リテーナRを更に下方まで
押さえ、コッタCとリテーナRとバルブVのくびれ部Va
に隙間が出来るまで押さえ込み、徐々にリテーナ押圧部
材54を上昇させながら、スプリングSのばね力でリテー
ナRが追従して上昇するときに完全にセットできるので
あり、このセットされる瞬間、コッタCの動静如何によ
り安定した組付が極めて困難であり、不可能に近いとい
う問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされてもので、バルブの
ステムヘッドにコッタとリテーナとを確実に装着するこ
とが可能なリテーナコッタの組付装置を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、昇降駆動
されるアームに設けられ、円筒状をなし下端部に分割コ
ッタがセットされたリテーナを着脱自在に保持する保持
爪を有し、下降に伴い前記分割コッタをバルブのステム
ヘッドに押し当てて前記リテーナから上方に外すリテー
ナヘッドと、前記アームに昇降自在に設けられ、円筒状
をなし前記リテーナヘッドに軸方向に摺動可能に嵌挿さ
れ、下端部に前記ステムヘッドが嵌入可能とされ、下降
により前記分割コッタの係止部を前記ステムヘッドの環
状溝に嵌合させ且つ当該位置に保持されるコッタ押さえ
スリーブと、円筒状をなし、前記コッタ押さえスリーブ
の下部に軸方向に摺動可能に嵌挿され、前記リテーナヘ
ッドの下降に伴い前記分割コッタに嵌入して分割すると
共に前記ステムヘッドに当接するコッタ割り軸と、前記
コッタ押さえスリーブ内に軸方向に摺動可能に弾性部材
を介して浮動支持され、先端が前記コッタ割り軸内に軸
方向に摺動可能に嵌挿され前記リテーナヘッドに保持さ
れている前記リテーナの分割コッタに嵌入し、前記ステ
ムヘッドの上端面が当接することで上方へ移動し、且つ
前記ステムヘッドの上動位置を前記分割コッタの係止部
が前記ステムヘッドの環状溝に嵌合する位置に規制する
バルブ押さえ軸とを備え、前記リテーナヘッドは、前記
コッタ押さえスリーブが前記分割コッタを前記ステムヘ
ッドに嵌合させた状態で上昇して前記分割コッタに前記
リテーナを外嵌させ、前記コッタ押さえスリーブは、前
記リテーナヘッドが上昇した後上昇する構成としたもの
である。
(作用) リテーナヘッドの下端部に分割コッタがセットされた
リテーナが保持され、この分割コッタにバルブ押さえ軸
の下端が嵌挿している。リテーナヘッドの下降によりバ
ルブ押さえスリーブの下端がバルブのステムヘッドの上
端面に当接して上方へ移動し、リテーナヘッドの下降に
伴いリテーナがバルブスプリングを圧縮し、分割コッタ
がステムヘッドに当たり当該ステムヘッドに押し上げら
れてリテーナから上方に外れる。分割コッタは、コッタ
割り軸により分割されると同時にステムヘッドの上端部
が嵌入される。コッタ押さえスリーブが下降して下端に
ステムヘッドを嵌入させ、分割コッタの係合部をステム
ヘッドの環状溝に嵌合させて当該位置に保持する。この
状態でリテーナヘッドが上昇し、これに伴いリテーナが
バルブスプリングにより押し上げられてステムヘッドに
嵌合している分割コッタに外嵌する。次いで、コッタ押
さえスリーブが上昇して、ステムヘッドの分割コッタ及
びリテーナの組み付けが終了する。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。尚、第9図と同一又は同等の部材には同一符号を付
して、その説明を省略する。
第1図においてリテーナコッタ組付装置10のリテーナ
ヘッド11は、円筒状をなし略中央に設けられたフランジ
11aを介してアーム12の下端部12aに固定されている。こ
のリテーナヘッド11の先端は、リテーナ4のフランジ4b
(第5図)を嵌合するためのテーパ状に開口する孔11c
とされており、当該先端から軸方向に沿って形成された
スリット11d(第2図)にはリテーナ4のフランジ4bを
保持するための保持爪13が設けられている。この保持爪
13は、その略中央をピン14により回動可能に軸支され、
後端とリテーナヘッド11の側壁との間にスプリング15が
縮設されている。そして、保持爪13は、第2図に示すよ
うにスプリング15のばね力によりリテーナヘッド11のス
トッパ11eに当接するまで押されて回動し、先端13aが開
口端内方に入り込み、リテーナヘッドの孔11cの内周面
と協働してリテーナ4のフランジ4bを挟持するようにな
っている。
コッタ押えスリーブ16は、リテーナヘッド11内に軸方
向に摺動可能に同心的に嵌合され、その先端16aは、リ
テーナヘッド11の先端の孔11fに嵌挿されており、後端
にはフランジ16bが形成されている。コッタ押えスリー
ブ16の先端16a内には円筒状のコッタ割り軸17が軸方向
に摺動可能に同心的に嵌挿されている。このコッタ割り
軸17は、コッタ押えスリーブ16の先端16aよりも長く、
先端17aが当該先端16aから突出可能とされており、後端
にはフランジ17bが形成されている。そして、このコッ
タ割り軸17の外径は、ステムヘッド2aの外径と等径に設
定されている。
コッタ押えスリーブ17内には更にバルブ押え軸18が軸
方向に摺動可能に同心的に嵌挿されている。このコッタ
押え軸18は、先端18aがコッタ割り軸17内を摺動可能に
嵌挿し、後端18bがばね座19の孔19a内を摺動可能に嵌挿
している。ばね座19は、コッタ押えスリーブ16の後端の
フランジ16bとブラケット20の下端との間に介在され、
一端がブラケット20の下端に穿設された孔20aに嵌合さ
れ、他端が前記コッタ押えスリーブ16の後端に嵌合さ
れ、コッタ押えスリーブ16のフランジ16bと共にブラケ
ット20の下端に固定されている。
バルブ押え軸18は、先端18aがコッタ割り軸17の先端1
7aよりも長く形成され、リテーナヘッド11の先端よりも
下方に突出可能とされ、中央から先端寄りにはランド
(ばね座)18cが形成されている。このランド18cとコッ
タ割り軸17のフランジ17bとの間及びばね座19の間には
夫々スプリング21、22が縮設されている。
ブラケット20の上端には下端の孔20aと同一直線上に
孔20bが穿設されており、当該孔20bにはボルト23が軸方
向に摺動可能に貫通されている。このボルト23のねじ部
23bはアーム24に固定されたブラケット25のねじ孔25aに
螺合し、更に固定ナット26が螺合されている。ボルト23
のブラケット20の上端面とブラケット25の下端面との間
には、ばね座27、28を介してスプリング29が縮設されて
いる。この状態においてボルト23の頭部23aはブラケッ
ト20の孔20bの周縁に圧接されている。そして、バルブ
押え軸18とボルト23とは同一直線上に配列されている。
更に、ブラケット20の略中央にばバルブ押え軸18の後
端18bとボルト23の頭部23aとの間に、突起20cが設けら
れており、当該突起20cに穿設されたねじ孔20dにはスト
ッパボルト30が螺合され、更にこのストッパボルト30に
は固定ナット31が螺合されている。そして、バルブ押え
軸18の後端端面は、ストッパボルト30の先端面に当接可
能とされている。
第3図に示すようにアーム12は、略コ字状をなし、中
央部12cの上下両端近傍がLMガイド35、35を介して本体
フレーム36のスライドレール37に垂直に昇降可能に取り
付けられている。本体36の上部36aにはリテーナ押さえ
用のシリンダ(下側シリンダ)38が下方のアーム12の上
端部12bに臨んで垂直に取り付けられており、ロッド38a
の先端がアーム12の上端部12bに固定されている。アー
ム12の上端部12bにはコッタ押し込み用のシリンダ39
(上側シリンダ)が下方のアーム24に臨んで垂直に取り
付けられており、ロッド39aの先端がアーム24に固定さ
れている。リテーナ押さえ用のシリンダ38は、アーム12
を矢印A、Bで示すように昇降させてリテーナコッタ組
付装置10全体を上下動させ、リテーナヘッド11を昇降さ
せる。コッタ押し込み用のシリンダ39は、ブラケット20
を矢印C、Dで示すように昇降させ、スプリング29と協
働してリテーナヘッド11に対してコッタ押さえスリーブ
16を昇降させる。これらのシリンダ38、39は、制御装置
(図示せず)により所定のシーケンスに従って制御され
る。そして、このリテーナコッタ組付装置10の下方に、
第4図に示すようにリテーナを組み付けるべきシリンダ
ヘッドが配置される。
以下に作用を説明する。
前記制御装置のスタートスイッチが投入されると、リ
テーナコッタ組付装置10のリテーナ押さえ用のシリンダ
38及びコッタ押し込み用のシリンダ39が共に短縮して第
1図に示すような状態になる。このとき保持爪13は、ス
プリング15により後端を押されて第2図に示すようにス
トッパ11eに当接するまで回動し、先端13aがリテーナヘ
ッド11の開口端の内方に入り込んでいる。また、コッタ
割り軸17の先端17aは、スプリング21のばね力によりコ
ッタ押えスリーブ16の先端16aから突出し、バルブ押え
軸18の先端18aは、スプリング22のばね力によりコッタ
割り軸17の先端17aから突出している。
リテーナコッタ組付装置10の下方には第4図に示すよ
うにシリンダヘッド1が配置されており、バルブ2のス
テムヘッド2aは、バルブ押え軸18と同一直線上に配置さ
れ、ステムヘッド2aの上端面と、バルブ押え軸18の先端
面とは対抗している。また、バルブステム2dの外側には
コイルスプリング5が配設されている。更に、当該バル
ブ2は、下方から支持部材8によりバックアップされて
いる。
次いで、図示しないパーツフィーダからテーパ孔4aに
分割コッタ3、3がセットされたリテーナ4がリテーナ
コッタ組付装置10に供給される。即ち、第5図に示すよ
うにリテーナ4は、テーパ孔4a内に分割コッタ3、3が
嵌合セットされた状態でリテーナコッタ組付装置10に供
給され、バルブ押え軸18の先端18aが分割コッタ3、3
により形成される中央の孔内を僅かな間隙を存して挿通
し、リテーナ4のフランジ4bがリテーナヘッド11の先端
の孔11cに嵌合されて当該孔11cの内周面と保持爪13の先
端13aとにより挟持される。この状態において、リテー
ナ4、分割コッタ3、3は、ステムヘッド2aの上方に位
置している。
次いで、前記制御装置によりシリンダ38が伸長し、リ
テーナコッタ組付装置10全体が第6図に示す下限位置ま
で下降する。下降に伴いバルブ2のステムヘッド2a上端
面がバルブ押え軸18の先端面及びコッタ3、3の各下端
面に当接すると、これらのバルブ押え軸18、コッタ3、
3を押し上げながらリテーナ4のテーパ孔4aを僅かなギ
ャップを存して遊嵌し、当該テーパ孔4aからコッタ3、
3を押し出す。同時に、リテーナ4のフランジ4bにより
コイルスプリング5を圧縮しながら上端面がステムヘッ
ド2aの環状溝2cの下方に至るまで下降する。
分割コッタ3、3は、或る場合には、互いに分割面が
当接されて円筒状をなしたまま押し上げられ、上側開口
端にコッタ割り軸17の先端17aの嵌合させながら押しあ
げられて2つに分割され、図示のように各上端がコッタ
押えスリーブ16の先端16aに当接し、各下端がバルブス
テム2dに当接してリテーナヘッドの孔11bの内面とステ
ムヘッド2aとの間の環状の間隙に保持され、また、或る
場合には、押し上げられながら2つに割れて2点鎖線で
示すように各下端がリテーナ4のテーパ孔4a内に落ち込
み、各上端がリテーナヘッド11の孔11bの内面に当接し
てステムヘッド2aとの間の環状の間隙に保持される。
そして、ステムヘッド2aの上端面が、コッタ押えスリ
ーブ16の先端16aの開口端に達した図示の位置において
シリンダ38が停止される。このときステムヘッド2aの環
状溝2cはリテーナ4の僅か上方に位置しており、且つバ
ルブ押え軸18の後端18bの端面は、ストッパボルト30の
先端面と所定のストロークδを存して対抗している。こ
のストロークδは、バルブヘッド2aの上端面から環状溝
2cの上側の側壁までの距離δ(第4図)と同じに設定さ
れている。また、保持爪13の先端13aは、リテーナ4の
フランジ4bに圧接せるコイルスプリング5により押し拡
げられて当該リテーナ4から離隔する。
次いで、シリンダ39が伸長してスプリング29を介して
即ち、スプリング29を圧縮させながらブラケット20を下
降させる。ブラケット20は、第7図に示すようにストッ
パボルト30の先端面がバルブ押え軸18の後端面に当接す
ると当該位置に停止する。このときシリンダ39のストロ
ークと前記ストロークδとの差分Δだけ更にスプリング
29が圧縮される。
ブラケット20の下降に伴いコッタ押えスリーブ16の先
端16aがコッタ3、3を押し下げてこれらの各下端をリ
テーナ4の孔4a内に嵌合させる。同時にスプリング21の
ばね力に抗してステムヘッド2aが当該コッタ押えスリー
ブ16内に嵌入される。そして、ストッパボルト30の先端
面がバルブ押え軸18の後端面に当接してブラケット20の
下降が停止した状態において、ステムヘッド2aの環状溝
2cの上側壁がコッタ押えスリーブ16の先端と一致する。
これにより当該環状溝2c内へのコッタ3、3の係合部3
a、3aの嵌合が可能となる。
次に、シリンダ38が短縮され、アーム12即ち、リテー
ナコッタ組付装置10全体が上昇する。そして、リテーナ
コッタ組付装置10の上昇に伴いリテーナヘッド11が上昇
する。アーム24は、アーム12と共に上昇するが、ブラケ
ット20は、圧縮されているスプリング29のばね力により
押し下げられており、コッタ押えスリーブ16は、コッタ
3、3を当該位置に保持する。
リテーナヘッド11の上昇に伴いリテーナ4は、コイル
スプリング5のばね力により押し上げられてコッタ3、
3の各下端をテーパ孔4a内に押し込みながら各上端を縮
径させ、各係合部3a、3aをステムヘッド2aの環状溝2c内
に嵌合させる。即ち、コッタ押えスリーブ16を残したま
まリテーナヘッド11を上動させてリテーナ4を押し上げ
る。アーム12と共にアーム24が上昇するに伴いスプリン
グ29が徐々に伸長してブラケット20とボルト23の頭部23
aとのギャップ(ストローク)Δが小さくなる。このよ
うに、第7図に示すようにバルブ2のステムヘッド2a上
にリテーナ4をセットした状態で、分割コッタ3はリテ
ーナヘッド11の孔11b内にあり、コッタ押さえスリーブ1
6が、分割コッタ3をステムヘッド2aの上端面を基準と
してその係止部3aがバルブ2の環状溝2cに合致するまで
押さえ、この押さえた状態のままリテーナヘッド11を上
昇することにより、コッタ押さえスリーブ16がギャップ
(ストローク)Δの間当該位置に留まることで、分割コ
ッタ3を安定して組み付けることが可能となる。そし
て、当該ギャップΔが0となると、ブラケット20がアー
ム24と共に上昇し、リテーナコッタ組付装置10がリテー
ナ4から離隔し、更にシリンダ39が短縮して第1図の状
態に復帰し、次のリテーナコッタ組付を行なうべく待機
(第8図)する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、昇降駆動される
アームに設けられ、円筒状をない下端部に分割コッタが
セットされたリテーナを着脱自在に保持する保持爪を有
し、下降に伴い前記分割コッタをバルブのステムヘッド
に押し当てて前記リテーナから上方に外すリテーナヘッ
ドと、前記アームに昇降自在に設けられ、円筒状をなし
前記リテーナヘッドに軸方向に摺動可能に嵌挿され、下
端部に前記ステムヘッドが嵌入可能とされ、下降により
前記分割コッタの係止部を前記ステムヘッドの環状溝に
嵌合させ且つ当該位置に保持されるコッタ押さえスリー
ブと、円筒状をなし、前記コッタ押さえスリーブの下部
に軸方向に摺動可能に嵌挿され、前記リテーナヘッドの
下降に伴い前記分割コッタに嵌入して分割すると共に前
記ステムヘッドに当接するコッタ割り軸と、前記コッタ
押さえスリーブ内に軸方向に摺動可能に弾性部材を介し
て浮動支持され、先端が前記コッタ割り軸内に軸方向に
摺動可能に嵌挿され前記リテーナヘッドに保持されてい
る前記リテーナの分割コッタに嵌入し、前記ステムヘッ
ドの上端面が当接することで上方へ移動し、且つ前記ス
テムヘッドの上動位置を前記分割コッタの係止部が前記
ステムヘッドの環状溝に嵌合する位置に規制するバルブ
押さえ軸とを備え、前記リテーナヘッドは、前記コッタ
押さえスリーブが前記分割コッタを前記ステムヘッドに
嵌合させた状態で上昇して前記分割コッタに前記リテー
ナを外嵌させ、前記コッタ押さえスリーブは、前記リテ
ーナヘッドが上昇した後上昇する構成としたことによ
り、前記コッタ押さえ部材がバルブのくびれ部まで押さ
えた状態のままリテーナヘッドを上昇することにより、
前記コッタ押さえ部材が所定ストロークの間当該位置に
留まることで、前記ステムヘッドに前記コッタとリテー
ナを安定して組み付けることが可能となり、前記バルブ
ヘッドに前記リテーナを正確に組み付けることが可能と
なり、リテーナコッタの組付作業能率の向上を図ること
が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るリテーナコッタの組付装置の一実
施例を示す断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3
図は第1図の組付装置を本体フレームに対して昇降させ
る駆動部を示す図、第4図及び第6図乃至第8図は第1
図のリテーナコッタの組付装置によりバルブヘッドへの
リテーナの組付説明図、第5図は第4図の要部拡大図、
第9図はバルブのステムヘッドにリテーナを組み付けた
状態の断面図、第10図は第9図の要部分解斜視図、第11
図は従来のコッタ組付装置の一部切欠側面図である。 1……シリンダヘッド、2……バルブ、2a……ステムヘ
ッド、2c……環状溝、3……コッタ、3a……係合部、4
……リテーナ、4a……テーパ孔、5……コイルスプリン
グ、10……リテーナコッタ組付装置、11……リテーナヘ
ッド、12、24……アーム、13……保持爪、16……コッタ
押えスリーブ、17……コッタ割り軸、18……バルブ押え
軸、20……ブラケット、23……ボルト、29……スプリン
グ、35……LMガイド、36……本体フレーム、37……スラ
イドレール、38、39……シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−110440(JP,U) 実開 昭62−11539(JP,U) 実開 昭61−131234(JP,U) 実開 平1−97837(JP,U) 実開 昭57−186277(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 3/24 F01L 3/10 B23P 21/00 303 B23P 19/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降駆動されるアームに設けられ、円筒状
    をなし下端部に分割コッタがセットされたリテーナを着
    脱自在に保持する保持爪を有し、下降に伴い前記分割コ
    ッタをバルブのステムヘッドに押し当てて前記リテーナ
    から上方に外すリテーナヘッドと、 前記アームに昇降自在に設けられ、円筒状をなし前記リ
    テーナヘッドに軸方向に摺動可能に嵌挿され、下端部に
    前記ステムヘッドが嵌入可能とされ、下降により前記分
    割コッタの係止部を前記ステムヘッドの環状溝に嵌合さ
    せ且つ当該位置に保持されるコッタ押さえスリーブと、 円筒状をなし、前記コッタ押さえスリーブの下部に軸方
    向に摺動可能に嵌挿され、前記リテーナヘッドの下降に
    伴い前記分割コッタに嵌入して分割すると共に前記ステ
    ムヘッドに当接するコッタ割り軸と、 前記コッタ押さえスリーブ内に軸方向に摺動可能に弾性
    部材を介して浮動支持され、先端が前記コッタ割り軸内
    に軸方向に摺動可能に嵌挿され前記リテーナヘッドに保
    持されている前記リテーナの分割コッタに嵌入し、前記
    ステムヘッドの上端面が当接することで上方へ移動し、
    且つ前記ステムヘッドの上動位置を前記分割コッタの係
    止部が前記ステムヘッドの環状溝に嵌合する位置に規制
    するバルブ押さえ軸とを備え、 前記リテーナヘッドは、前記コッタ押さえスリーブが前
    記分割コッタを前記ステムヘッドに嵌合させた状態で上
    昇して前記分割コッタに前記リテーナを外嵌させ、前記
    コッタ押さえスリーブは、前記リテーナヘッドが上昇し
    た後上昇することを特徴とするリテーナコッタ組付装
    置。
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