JP2816306B2 - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP2816306B2
JP2816306B2 JP6039980A JP3998094A JP2816306B2 JP 2816306 B2 JP2816306 B2 JP 2816306B2 JP 6039980 A JP6039980 A JP 6039980A JP 3998094 A JP3998094 A JP 3998094A JP 2816306 B2 JP2816306 B2 JP 2816306B2
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pad body
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hole
pad
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孝志 時田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置などを
有するパッド体をステアリングホイール本体に装着した
ステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車などの車両用のス
テアリングホイールにおいて、ステアリングホイール本
体の略中央部に位置するボス部に、エアバッグ装置や衝
撃吸収体などを有したパッド体を装着した構成が知られ
ている。そして、特に、エアバッグ装置を有したパッド
体においては、エアバッグが展開する際などに衝撃を受
けることになるため、このパッド体を強固に固定する必
要がある。そこで、例えば、ステアリングホイール本体
側から複数個の取付部を突設し、この取付部のねじ孔
に、パッド体から突設したブラケットの取付孔を位置合
わせして、側方から取付ねじを螺合して固定することに
より、ステアリングホイール本体にパッド体を固定して
いる。
【0003】そして、上記従来の構成においては、ステ
アリングホイール本体にパッド体を装着する作業工程に
おいて、ステアリングホイール本体とパッド体とを組み
合わせた状態で、取付部のねじ孔とブラケットの取付孔
とを位置合わせしながら、側方から取付ねじを螺合して
固定する作業が必要になる。しかし、その取付構造部品
は金属プレスで作る場合が多く、各部品の集積公差によ
り、取付面及び取付点の完全な一致が難しい。そこで、
取付部のねじ孔とブラケットの取付孔との位置合わせの
際には、パッド体をステアリングホイール本体に強く押
付けながら作業しなければならず、作業性が悪いとの問
題を有している。また、特に、エアバッグ装置を有した
パッド体においては、小さく折り畳まれたエアバッグの
反力により、パッド体が膨らんだ状態になっており、パ
ッド体を押し込みにくくなっている。
【0004】この点、例えば、特開平4−193642
号公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールでは、ステアリングホイ
ール本体の取付部に形成したねじ孔に対向して、パッド
体のブラケットに長孔が形成されているとともに、この
長孔の下側に位置して、外側下方に傾斜したガイド部が
形成されている。そして、このステアリングホイールで
は、ブラケットに長孔を形成したため、ステアリングホ
イール本体の取付部のねじ孔と、パッド体のブラケット
の長孔との位置合わせが容易になり、長孔の外側から取
付ねじを挿入してねじ孔に螺合する作業を容易にするこ
とができる。また、この取付ねじを締め付けると、この
取付ねじの頭部に設けた径大なフランジ部がブラケット
のガイド部に摺接して、このブラケットを下方に押下げ
る。そこで、パッド体を所定の位置に正確に位置決めし
て固定できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−193642号公報に記載の構成においても、
パッド体とステアリングホイール本体とを組み合わせる
際に、長孔とねじ孔との位置が合っていることを確認す
る作業が必要になるとともに、長孔の外側から取付ねじ
を挿入してねじ孔に螺合するまでの間は、パッド体をス
テアリングホイール本体に押付けながら位置決め保持し
なければならず、作業性の向上が困難であるとの問題を
有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ステアリングホイール本体にパッド体を作業性良
く装着できるステアリングホイールを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、ステアリングホイール本体にパッド体
を組み合わせ、これらステアリングホイール本体とパッ
ド体とを取付ねじを用いて固定するステアリングホイー
ルであって、前記ステアリングホイール本体およびパッ
ド体のいずれか一方に、前記取付ねじが螺合するねじ孔
を形成したナット体を設けるとともに、前記ステアリン
グホイール本体およびパッド体のいずれか他方に、前記
取付ねじが挿通する通孔が形成されこの取付ねじにより
締め付け固定されるブラケットと、前記ナット体の外周
部に弾性的に係合し、このナット体のねじ孔と前記ブラ
ケットの通孔とを位置合せして保持する係合保持部とを
設けたものである。
【0008】
【作用】請求項1記載のステアリングホイールでは、
テアリングホイール本体にパッド体を装着する際に、こ
れらのステアリングホイール本体とパッド体とを組み合
わせると、ステアリングホイール本体およびパッド体の
いずれか一方に設けたナット体が、いずれか他方に設け
た係合保持部により弾性的に係合保持され、ステアリン
グホイール本体にパッド体が位置決め保持される。この
状態で、ブラケットの通孔に取付ねじを挿入し、ナット
体のねじ孔に螺合して締め付け固定することにより、ス
テアリングホイール本体にパッド体が固定される。
【0009】
【実施例】以下、本発明のステアリングホイールの一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0010】図1ないし図3において、11は自動車のス
テアリングホイールで、このステアリングホイール11
は、ステアリングホイール本体12の乗員側となる上側
に、エアバッグ装置13などを有するパッド体14を装着し
て構成されている。
【0011】そして、ステアリングホイール本体12は、
環状をなすリム部15と、このリム部15の内側に位置する
ボス部16と、これらのリム部15およびボス部16を連結し
た4本のスポーク部17とから構成されている。
【0012】また、ステアリングホイール本体12のボス
部16の車体側となる下側には、図示しないステアリング
シャフトに嵌着される金属製のボス21が配置され、この
ボス21に、ボスプレート22が溶接などして固着されてい
る。そして、このボスプレート22に、スポーク部17の芯
金17a が固着され、あるいは、このボスプレート22と一
体に、スポーク部17の芯金17a が形成されている。
【0013】さらに、このボスプレート22の両側部に
は、左右一対の取付体24が固定ねじ25などを用いて取り
付けられている。そして、これらの取付体24は、図1お
よび図4に示すように、例えば導電性を有する金属板か
らなり、前後方向を長手方向として、両側部が上方に折
り曲げられている。また、各取付体24と、この取付体24
を固定する固定ねじ25との間には、絶縁性を有する合成
樹脂などの樹脂からなるスペーサ26が挾持され、ボスプ
レート22と取付体24とが絶縁されている。また、各スペ
ーサ26からは、上側に向かって当接部27が一体に突設さ
れている。なお、この取付体24には、必要に応じてホー
ンスイッチを組み込むこともできる。
【0014】また、各取付体24の外側部からは、上側に
向かってブラケット28が折曲して一体に形成されてい
る。そして、各ブラケット28は、上側に向かって略垂直
状に折曲されているとともに、上端部28a が外側上方に
向かって若干彎曲されている。また、各ブラケット28に
は、円孔状の通孔29が形成されている。なお、各通孔29
は、それぞれスポーク部17の中間部分に向かうように形
成されている。
【0015】さらに、各取付体24には、それぞれブラケ
ット28の内側方向に位置して、係合保持部としてのクラ
ンプ31が取り付けられている。このクランプ31は、図5
に示すように、弾性変形可能な板ばね材(スプリング
材)などからなり、図示しないねじあるいは溶接などに
よりブラケット28に固定されている。また、このクラン
プ31には、ブラケット28に固定される基板部31a が形成
されているとともに、この基板部31a の両端部に連続し
て略くの字状に屈曲された一対の側板部31b が形成され
ている。さらに、これらの側板部31b の上端部に連続し
て、外方に拡開状に彎曲された案内板部31c が形成され
ている。なお、基板部31a には、ねじ止め用の通孔が形
成されているが、ねじ止めのほか、リベット止めや、ス
ポット溶接による固定も可能である。
【0016】また、ボス部16の下側部は、合成樹脂製の
下部カバー32により覆われている。そして、この下部カ
バー32には、両側部に側部開口部32a が形成されている
とともに、後部に後部開口部32b が形成されている。ま
た、これらの開口部32a ,32b は、開閉可能な蓋体32c
,32d により覆われている。
【0017】一方、図1ないし図4に示すように、ステ
アリングホイール本体12のボス部16に装着されるパッド
体14は、平面略矩形状をなすベースプレート33を有して
いる。そして、このベースプレート33は、中央部にイン
フレータ取付孔34が形成されているとともに、周辺部は
下方に向かって屈曲され、筒状をなす周壁部35が形成さ
れている。そして、この周壁部35の両側部からは、下方
に向かって取付片部36が延設されている。また、各取付
片部36は、下端部36a が内側下方に向かって屈曲されて
いる。さらに、各取付片部36には、六角形状の通孔37が
形成されているとともに、各取付片部36の内側面には、
かしめナットとも呼ばれるナット体38が略六角柱状の端
部38b を通孔37に圧入して固着されている。
【0018】また、このナット体38の端部38b の外径寸
法は、通孔37の内径寸法よりも大きく形成されている。
なお、各取付片部36とナット体38との固着方法は、圧入
に限られず、溶接により固着することもできる。
【0019】そして、このナット体38は、通孔37に連通
するねじ孔38a が内側に形成された略円筒状をなし、パ
ッド体14をステアリングホイール本体12のボス部16に組
み合わせた状態で、このナット体38の外周面がクランプ
31に係合保持されるようになっている。さらに、この状
態で、ナット体38のねじ孔38a と、ブラケット28の通孔
29とが同軸状に位置合わせされるようになっている。そ
して、ねじ溝を有するねじ部39a と、このねじ部39a よ
りも径大な頭部39b とを有する固定具としての取付ねじ
39を用い、この取付ねじ39のねじ部39a をブラケット28
の通孔29に外側から挿通させて、ナット体38のねじ孔38
a に螺合して締め付けることにより、パッド体14がステ
アリングホイール本体12に固定されるようになってい
る。
【0020】また、このベースプレート33のインフレー
タ取付孔34には、略円柱状をなすインフレータ41が下側
から嵌合されているとともに、このベースプレート33の
上側には、インフレータ41の上側部を覆うようにして、
袋状をなすエアバッグ42が折り畳まれて収納されてい
る。
【0021】また、インフレータ41の内部には、点火器
および推進薬などが収納され、この推進薬を燃焼させる
ことにより、上側の周面に形成されたガス噴射孔41a か
ら窒素ガスなどを急激に噴射して、折り畳まれたエアバ
ッグ42を急激に膨張展開させるようになっている。さら
に、インフレータ41の高さ方向の中間位置には、平面略
矩形状をなすフランジ部41b が設けられている。そし
て、環状をなすリテーナ44と、インフレータ41のフラン
ジ部41b との間に、ベースプレート33とエアバッグ42と
を挾持して、インフレータ41とエアバッグ42とがベース
プレート33に固定されている。
【0022】また、ベースプレート33には、エアバッグ
42の上側を覆うカバー体45が取り付けられている。この
カバー体45は、合成樹脂にて一体に形成され、ステアリ
ングホイール本体12のボス部16およびスポーク部17の一
部を覆う上板部46と、この上板部46の下面側に突設され
た略角筒状をなす取付壁部47とを有している。
【0023】そして、この取付壁部47は、ベースプレー
ト33の周壁部35の外側に嵌合した状態で、複数のリベッ
ト48によりベースプレート33に固定されている。
【0024】また、エアバッグ42を覆う上板部46には、
この上板部46の下面側を肉薄に凹設してカバー体45の他
の部分より脆弱に形成された破断線としてのティアライ
ン49が形成されている。そして、このティアライン49
は、両側方向を長手方向とする中央破断線と、前後方向
を長手方向として中央破断線の両端部に連続する側部破
断線とにより平面略H字状に形成されている。
【0025】そして、インフレータ41は、図示しない車
体の前部あるいはステアリングホイール本体12などに設
置された衝撃センサと接続され、エアバッグ装置13が構
成されている。
【0026】そして、自動車が衝突した際などには、図
示しない衝撃センサからの信号によりインフレータ41が
起動され、エアバッグ42の内部に窒素ガスなどが急激に
噴射されて、折り畳まれたエアバッグ42が急激に膨張展
開する。すると、このエアバッグ42の膨張の圧力によ
り、カバー体45の上板部46がティアライン49に沿って開
裂し、前後一対の扉片部が形成され、さらに、これらの
扉片部が前後に展開して、エアバッグ42の突出口が形成
される。そして、この突出口を介して、エアバッグ42が
乗員の前面に膨張展開し、乗員を衝撃から保護するよう
になっている。
【0027】次に、パッド体14をステアリングホイール
本体12に装着する作業工程を説明する。
【0028】まず、自動車の組み立て工程において、図
示しないステアリングシャフトにボス21を嵌着し、この
ステアリングシャフトの先端部にナットを螺合して締め
付けることにより、ステアリングシャフトにステアリン
グホイール本体12が固定される。
【0029】そして、このステアリングホイール本体12
のボス部16に対して、パッド体14をほぼ位置合わせし
て、このパッド体14をステアリングシャフトの軸方向に
押し込んで組み合わせる。
【0030】この際、図5(a)に示すように、パッド
体14に固定された両側のナット体38が、ステアリングホ
イール本体12に取り付けられた両側のクランプ31に向か
って押し下げられる。すると、このナット体38は、クラ
ンプ31に拡開状に設けられた案内板部31c に当接し、こ
のクランプ31を押し広げながら側板部31b 間に挿入さ
れ、図5(b)に示すように、この側板部31b 間に弾性
的に係合されて仮固定される。このとき、このクランプ
31が復帰変形する弾性力により、ナット体38は下方に向
かって引き込まれる状態になる。また、同時に、例えば
パッド体14のベースプレート33が、ステアリングホイー
ル本体12に設けた当接部27に当接する。この状態で、ク
ランプ31の弾性力により、パッド体14は、ステアリング
ホイール本体12に設けた4か所の当接部27に押し付けら
れ、傾くことなく正確に位置決め保持される。
【0031】また、パッド体14をステアリングシャフト
の軸方向に押し込む際には、パッド体14の取付片部36の
傾斜した下端部36a と、ステアリングホイール本体12の
ブラケット28の傾斜した上端部28a とが摺接し、取付片
部36がブラケット28とクランプ31との間に案内されて、
パッド体14が所定の位置に案内される。
【0032】さらに、このパッド体14がステアリングホ
イール本体12に位置決め保持された状態で、パッド体14
のナット体38のねじ孔38a と、ステアリングホイール本
体12のブラケット28の通孔29とが位置合わせされて連通
するようになっている。そこで、下部カバー32の側部開
口部32a を介して、ブラケット28の通孔29に、取付ねじ
39のねじ部39a を挿入し、このねじ部39a をナット体38
のねじ孔38a に螺合する。さらに、このナット体38を締
め付けることにより、ナット体38を固着したベースプレ
ート33の取付片部36と、取付ねじ39の頭部39b との間
に、取付体24のブラケット28が挾持された状態になり、
ステアリングホイール本体12にパッド体14が固定され
る。
【0033】このように、本実施例のステアリングホイ
ール11によれば、ステアリングホイール本体12にパッド
体14を装着する際に、これらのステアリングホイール本
体12とパッド体14とを組み合わせると、パッド体14に設
けたナット体38が、ステアリングホイール本体12に設け
たクランプ31により弾性的に係合保持され、ステアリン
グホイール本体12にパッド体14を位置決め保持すること
ができる。そこで、ブラケット28の通孔29に取付ねじ39
を挿入し、ナット体38のねじ孔38a に螺合して締め付
け、ステアリングホイール本体12とパッド体14とを固定
する際に、従来のように、パッド体14を手で押しつけて
いる作業などが必要なく、特に、ステアリングホイール
本体12が傾斜したステアリングシャフトに取り付けられ
ている場合などにも、ステアリングホイール本体12にパ
ッド体14を容易に作業性良く固定して装着することがで
きる。このため、自動車の製造コストを低減することが
できる。
【0034】そして、ステアリングホイール本体12にパ
ッド体14を組み合わせる際には、これらのステアリング
ホイール本体12とパッド体14とを厳密に位置合わせする
必要がなく、ほぼ位置合わせして押し込めば、クランプ
31の案内板部31c とナット体38の摺接や、ブラケット28
の上端部28a と取付片部36の下端部36a との摺接などに
よりパッド体14を案内して、このパッド体14を正確に位
置決めすることができる。
【0035】さらに、クランプ31は、ブラケット28の通
孔29に位置合わせすることが必要なねじ孔38a を形成し
たナット体38の外周部に直接係合するため、通孔29とね
じ孔38a とを容易かつ正確に位置合わせすることができ
る。
【0036】また、パッド体14を固定する際には、この
パッド体14がクランプ31により弾性的に係合保持され、
ベースプレート33側である下方に引き込まれるため、こ
のパッド体14がステアリングホイール本体12の4個の当
接部27に押し付けられた状態になる。そこで、パッド体
14を正確に位置決め保持して、製品の品質を向上するこ
とができる。
【0037】このように、パッド体14を正確に位置決め
保持できるため、本実施例のように、ボス部の両側に1
か所ずつ合計2か所のみをねじ止めする構成において、
例えば、片側ずつ取付ねじ39を締め付けても、このパッ
ド体14が傾きにくく、パッド体14を正確な位置に取り付
けて、製品の品質を向上することができる。
【0038】また、ステアリングホイール本体12とパッ
ド体14とを組み合わせると、パッド体14の取付片部36
は、ステアリングホイール本体12のブラケット28とクラ
ンプ31との間に挿入されるため、パッド体14を組み合わ
せる工程や、ステアリングホイール11の使用状態におい
ても、パッド体14の左右方向のずれなどを防止すること
ができる。
【0039】さらに、ブラケット28などには、長孔など
を形成する必要がなく、円形状の通孔29を形成すれば良
いため、ステアリングホイール11の製造コストを低減す
ることができる。
【0040】なお、係合保持部の形状は、上記のクラン
プ31のものに限られず、図6(a)に示すクランプ51を
用いることもできる。このクランプ51は、基板部51a の
両端部に連続して側板部51b を形成し、これらの側板部
51b に連続して拡開状をなす案内板部51c を形成すると
ともに、各側板部51b の長手方向の中間部に、それぞれ
ナット体38の外形形状にほぼ一致させた略円弧状をなす
保持部51d を形成している。そして、このクランプ51で
は、ナット体38の外形形状にほぼ一致させた保持部51d
を形成したため、パッド体14のナット体38を正確に位置
決め保持して、当接部27を用いずに高さ位置を規制する
ことができる。
【0041】また、上記の実施例では、ステアリングホ
イール本体12に取付体24を取付け、この取付体24に、通
孔29を有するブラケット28を形成するとともにクランプ
31を固定したが、例えば、この取付体24に一体的にクラ
ンプ31を形成することもできる。そして、パッド体14の
ベースプレート33の取付片部36にねじ孔38a を有するナ
ット体38を固定したが、例えば、パッド体14のベースプ
レート33に、クランプ31に係合保持されるナット体38を
一体的に形成することもできる。
【0042】さらに、上記の各実施例では、ステアリン
グホイール本体12側に通孔29を有するブラケット28を設
け、パッド体14側にナット体38を設けたが、例えば、ス
テアリングホイール本体12にナット体38を固定し、パッ
ド体14に通孔29を有するブラケット28を設けることもで
きる。
【0043】また、上記の各実施例では、パッド体14に
は、エアバッグ装置13を設けたが、例えば、パッド体14
に衝撃吸収体を内蔵することもできる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、ステアリングホイール本体にパッド体を装着す
る際に、これらのステアリングホイール本体とパッド体
とを組み合わせると、ステアリングホイール本体および
パッド体のいずれか一方に設けたナット体が、いずれか
他方に設けた係合保持部により弾性的に係合保持され、
ナット体のねじ孔とブラケットの通孔とを位置合せし
て、ステアリングホイール本体にパッド体を位置決め保
持することができる。そこで、ブラケットの通孔に取付
ねじを挿入し、ナット体のねじ孔に螺合して締め付け、
ステアリングホイール本体とパッド体とを固定する際
に、パッド体を手で押さえる作業などが必要なく、ステ
アリングホイール本体にパッド体を容易に作業性良く固
定することができる。また、パッド体を固定する際に
は、このパッド体が係合保持部により弾性的に係合保持
されるため、パッド体が正確に位置決め保持され、製品
の品質を向上することができる。さらに、係合保持部
は、ブラケットの通孔に位置合わせすることが必要なね
じ孔を形成したナット体の外周部に直接係合するため、
通孔とねじ孔とを容易かつ正確に位置合わせできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施例を示
す一部を切り欠いた分解斜視図である。
【図2】同上ステアリングホイールの一部の断面図であ
る。
【図3】同上ステアリングホイールの平面図である。
【図4】同上ステアリングホイールの一部の分解斜視図
である。
【図5】同上ステアリングホイールのクランプとナット
体と示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すクランプとナット体
との説明図である。
【符号の説明】
11 ステアリングホイール 12 ステアリングホイール本 14 パッド体 28 ブラケット 29 通孔 31 係合保持部としてのクランプ 38 ナット体 38a ねじ孔 39 付ねじ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−193642(JP,A) 特開 平6−1246(JP,A) 特開 平5−116581(JP,A) 実開 平4−69351(JP,U) 実開 平3−118852(JP,U) 実開 昭57−101670(JP,U) 実開 昭62−131003(JP,U) 実開 平4−123772(JP,U) 実開 平4−1060(JP,U) 実開 平5−37609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 1/04 - 1/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体にパッド体を
    組み合わせ、これらステアリングホイール本体とパッド
    体とを取付ねじを用いて固定するステアリングホイール
    であって、 前記ステアリングホイール本体およびパッド体のいずれ
    か一方に、前記取付ねじが螺合するねじ孔を形成したナ
    ット体を設けるとともに、 前記ステアリングホイール本体およびパッド体のいずれ
    か他方に、前記取付ねじが挿通する通孔が形成されこの
    取付ねじにより締め付け固定されるブラケットと、前記
    ナット体の外周部に弾性的に係合し、このナット体のね
    じ孔と前記ブラケットの通孔とを位置合せして保持する
    係合保持部とを設けたことを特徴とするステアリングホ
    イール。
JP6039980A 1994-03-10 1994-03-10 ステアリングホイール Expired - Lifetime JP2816306B2 (ja)

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JP6039980A JP2816306B2 (ja) 1994-03-10 1994-03-10 ステアリングホイール

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JP6039980A JP2816306B2 (ja) 1994-03-10 1994-03-10 ステアリングホイール

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JPH07246941A JPH07246941A (ja) 1995-09-26
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