JP2815570B2 - 電磁ブロワ− - Google Patents
電磁ブロワ−Info
- Publication number
- JP2815570B2 JP2815570B2 JP7428296A JP7428296A JP2815570B2 JP 2815570 B2 JP2815570 B2 JP 2815570B2 JP 7428296 A JP7428296 A JP 7428296A JP 7428296 A JP7428296 A JP 7428296A JP 2815570 B2 JP2815570 B2 JP 2815570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- contact
- holder
- predetermined position
- electromagnetic blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、浄化槽、養魚、活
魚水槽等に空気を送る電磁ブロワ−に掛かり、詳しくは
ダイアフラムと振動体との結合部が異常状態になったよ
うなときに発生する振動体の偏った往復運動、即ち偏往
復運動時に作動を停止するように構成した電磁ブロワ−
に関する。
魚水槽等に空気を送る電磁ブロワ−に掛かり、詳しくは
ダイアフラムと振動体との結合部が異常状態になったよ
うなときに発生する振動体の偏った往復運動、即ち偏往
復運動時に作動を停止するように構成した電磁ブロワ−
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁ブロワ−は、電磁石と、振動
体に取着された永久磁石との間に発生する磁気的な吸引
力及び反発力により前記振動体が左右に往復運動して同
振動体の両端部に結合されたそれぞれのダイアフラムが
ポンプ動作をしているとき、例えばダイアフラムの結合
部分の破壊により、左右均等に往復運動していた振動体
が左右どちらかに偏った偏往復運動をすると、ダイアフ
ラム部の破壊の進行とともに電磁石の磁極面と永久磁石
とが接触し、永久磁石が磨耗してしまうため、振動体が
偏往復運動をしたとき、即座に電磁石に対する通電を遮
断する通電遮断手段を設けている。この電磁ブロワ−の
一例として、実開昭63−100682号公報に記載さ
れた考案がある。この従来の電磁ブロワ−における通電
遮断手段は、電源から電磁石に通電する電源通電回路
に、通電パタ−ンを形成したプリント基板片を配設し、
前記振動体が偏往復運動したとき、振動体に設けたスト
ライカ−をプリント基板片に当接させてプリント基板片
を折ることにより前記電磁石に対する通電を遮断するよ
うに構成されている。
体に取着された永久磁石との間に発生する磁気的な吸引
力及び反発力により前記振動体が左右に往復運動して同
振動体の両端部に結合されたそれぞれのダイアフラムが
ポンプ動作をしているとき、例えばダイアフラムの結合
部分の破壊により、左右均等に往復運動していた振動体
が左右どちらかに偏った偏往復運動をすると、ダイアフ
ラム部の破壊の進行とともに電磁石の磁極面と永久磁石
とが接触し、永久磁石が磨耗してしまうため、振動体が
偏往復運動をしたとき、即座に電磁石に対する通電を遮
断する通電遮断手段を設けている。この電磁ブロワ−の
一例として、実開昭63−100682号公報に記載さ
れた考案がある。この従来の電磁ブロワ−における通電
遮断手段は、電源から電磁石に通電する電源通電回路
に、通電パタ−ンを形成したプリント基板片を配設し、
前記振動体が偏往復運動したとき、振動体に設けたスト
ライカ−をプリント基板片に当接させてプリント基板片
を折ることにより前記電磁石に対する通電を遮断するよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電磁ブロワ
−において、振動体が偏往復運動してストライカ−が、
プリント基板片を折った場合、破壊したプリント基板片
を取り外して新しいプリント基板片を取り付けなければ
ならないため、新しいプリント基板片が必要になるとと
もに、その交換の手間を要する。そこで本発明では、部
材の交換を必要としない通電遮断手段を有する電磁ブロ
ワ−を提供することを解決すべき課題とするものであ
る。
−において、振動体が偏往復運動してストライカ−が、
プリント基板片を折った場合、破壊したプリント基板片
を取り外して新しいプリント基板片を取り付けなければ
ならないため、新しいプリント基板片が必要になるとと
もに、その交換の手間を要する。そこで本発明では、部
材の交換を必要としない通電遮断手段を有する電磁ブロ
ワ−を提供することを解決すべき課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、電磁石と、振動体に取着された永久磁石と
の間に発生する吸引力及び反発力により前記振動体が往
復運動して同振動体の端部に結合されたダイアフラムが
ポンプ動作をする電磁ブロワ−において、前記電磁石に
対する通電をオン、オフする接点部を設けた第1のホル
ダと、この第1のホルダと相対する位置に取り付けられ
た第2のホルダと、前記第1のホルダと第2のホルダと
に亘って所定の位置にセットされた状態で前記接点部を
オンするバ−と、前記振動体に取り付けられて同振動体
が偏往復運動したときに前記バ−に当接し、同バ−を前
記所定の位置から変位させて前記接点部をオフするスト
ライカ−とを備えることである。
決するため、電磁石と、振動体に取着された永久磁石と
の間に発生する吸引力及び反発力により前記振動体が往
復運動して同振動体の端部に結合されたダイアフラムが
ポンプ動作をする電磁ブロワ−において、前記電磁石に
対する通電をオン、オフする接点部を設けた第1のホル
ダと、この第1のホルダと相対する位置に取り付けられ
た第2のホルダと、前記第1のホルダと第2のホルダと
に亘って所定の位置にセットされた状態で前記接点部を
オンするバ−と、前記振動体に取り付けられて同振動体
が偏往復運動したときに前記バ−に当接し、同バ−を前
記所定の位置から変位させて前記接点部をオフするスト
ライカ−とを備えることである。
【0005】請求項1の電磁ブロワ−によれば、例えば
ダイアフラムの結合部分の破壊等により振動体が偏往復
運動した場合、振動体に取り付けられたストライカ−が
バ−に当接し、このバ−を所定の位置から変位させて接
点部をオフし、電磁石に対する通電を遮断するが、バ−
は破壊されることなくセット位置から変位するのみであ
るため、バ−を所定の位置にリセットすることにより接
点部を再びオンすることができる。
ダイアフラムの結合部分の破壊等により振動体が偏往復
運動した場合、振動体に取り付けられたストライカ−が
バ−に当接し、このバ−を所定の位置から変位させて接
点部をオフし、電磁石に対する通電を遮断するが、バ−
は破壊されることなくセット位置から変位するのみであ
るため、バ−を所定の位置にリセットすることにより接
点部を再びオンすることができる。
【0006】また、請求項2の電磁ブロワ−によれば、
第1のホルダと第2のホルダの保持手段は、前記バ−が
前記ストライカ−の当接により所定の位置から変位され
たときに同バ−が第1のホルダと第2のホルダの外側に
飛び出さないように保持位置で保持することができるた
め、バ−を探す手間を省くことができる。
第1のホルダと第2のホルダの保持手段は、前記バ−が
前記ストライカ−の当接により所定の位置から変位され
たときに同バ−が第1のホルダと第2のホルダの外側に
飛び出さないように保持位置で保持することができるた
め、バ−を探す手間を省くことができる。
【0007】また、請求項3の電磁ブロワ−によれば、
バ−により可動接点が押圧されたときにストッパ−によ
り可動接点が所定の変形量を越えて、同接点が導通不良
を起こさないように規制することができる。
バ−により可動接点が押圧されたときにストッパ−によ
り可動接点が所定の変形量を越えて、同接点が導通不良
を起こさないように規制することができる。
【0008】更に、請求項4の電磁ブロワ−によれば、
バ−の端部は球面状に形成されるとともに、この端部球
面と接触する可動接点の部分は凹球面状に形成されてい
るため、バ−を所定の位置にセットするときの位置決め
が容易であるとともに、固定接点との接触が確実に行わ
れる。
バ−の端部は球面状に形成されるとともに、この端部球
面と接触する可動接点の部分は凹球面状に形成されてい
るため、バ−を所定の位置にセットするときの位置決め
が容易であるとともに、固定接点との接触が確実に行わ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は電磁ブロワ−1の側面断面図であ
り、図2は電磁ブロワ−1の平面図である。尚、図2は
図1に示したカバ−2及びフィルタ−カバ−4を取り外
した状態での一部破断の電磁ブロワ−1の平面図であ
り、図1、図2は共に駆動されていない状態を示してい
る。
て説明する。図1は電磁ブロワ−1の側面断面図であ
り、図2は電磁ブロワ−1の平面図である。尚、図2は
図1に示したカバ−2及びフィルタ−カバ−4を取り外
した状態での一部破断の電磁ブロワ−1の平面図であ
り、図1、図2は共に駆動されていない状態を示してい
る。
【0010】図1、図2に示すように、電磁ブロワ−1
は、左右対称位置にリング状のダイアフラム取付枠5,
6を備え、それぞれのダイアフラム取付枠5,6に外径
縁7を介して装着されたダイアフラム8は、両面中央部
を合成樹脂から成る円板状のセンタディスクCDによっ
て挟み込まれたうえ、振動子枠(振動体)9の両端部に
おいて、センタディスクCDの中心軸と軸が一致するよ
うに振動子枠9に一体に設けられた取付ネジBをセンタ
ディスクCDの中心穴に通し、ナットで締め付けること
によってセンタディスクCDと結合されている。
は、左右対称位置にリング状のダイアフラム取付枠5,
6を備え、それぞれのダイアフラム取付枠5,6に外径
縁7を介して装着されたダイアフラム8は、両面中央部
を合成樹脂から成る円板状のセンタディスクCDによっ
て挟み込まれたうえ、振動子枠(振動体)9の両端部に
おいて、センタディスクCDの中心軸と軸が一致するよ
うに振動子枠9に一体に設けられた取付ネジBをセンタ
ディスクCDの中心穴に通し、ナットで締め付けること
によってセンタディスクCDと結合されている。
【0011】図1の図面上において、振動子枠9の左側
には上下2か所に永久磁石10,11が取り付けられて
いる。また、右側には、永久磁石12,13(図2参
照)が取り付けられている。この永久磁石10,11,
12,13の磁極面と相対し、永久磁石10,11,1
2,13を吸引もしくは反発させて振動子枠9を左右に
往復運動させる電磁石14及び15が、振動子枠9の両
側に配設されている。
には上下2か所に永久磁石10,11が取り付けられて
いる。また、右側には、永久磁石12,13(図2参
照)が取り付けられている。この永久磁石10,11,
12,13の磁極面と相対し、永久磁石10,11,1
2,13を吸引もしくは反発させて振動子枠9を左右に
往復運動させる電磁石14及び15が、振動子枠9の両
側に配設されている。
【0012】電磁石14及び15は、それぞれコア16
にコイル17を巻いたもので外部の商用電源からプラグ
P及び電源コ−ドPCを介して供給された電力により励
磁され、商用電源の周波数に対応して前記永久磁石1
0,11,12,13の磁極面と相対する磁極面がN
極、S極に交互に励磁されるように構成されている。
にコイル17を巻いたもので外部の商用電源からプラグ
P及び電源コ−ドPCを介して供給された電力により励
磁され、商用電源の周波数に対応して前記永久磁石1
0,11,12,13の磁極面と相対する磁極面がN
極、S極に交互に励磁されるように構成されている。
【0013】上記電磁石14及び15は、鋼板等で凹字
状に形成されたコア架台18の上面に取着されており、
コア架台18の左側側面には前記ダイアフラム取付枠5
とポンプ19とが一体的に取り付けられているととも
に、コア架台18の右外側面には前記ダイアフラム取付
枠6とポンプ20とが一体的に取り付けられている。
状に形成されたコア架台18の上面に取着されており、
コア架台18の左側側面には前記ダイアフラム取付枠5
とポンプ19とが一体的に取り付けられているととも
に、コア架台18の右外側面には前記ダイアフラム取付
枠6とポンプ20とが一体的に取り付けられている。
【0014】ポンプ19のポンプフレ−ムPFには吸入
弁V1と吐出弁V2とが設けられ、ポンプ20のポンプ
フレ−ムPFにも同様に図示しない吸入弁と吐出弁が設
けられている。ポンプ19には吐出弁V2から吐出され
る空気を導くためのエアパイプ21が接続される一方、
ポンプ20にも同様にエアパイプ22が接続されてお
り、エアパイプ21,22の反対端部は、それぞれエア
タンク23に接続されている。そして、前記電磁石1
4,15のコイル17に商用電源からの電力が供給さ
れ、前記振動子枠9が左右均等に往復運動され、ポンプ
19,20が作動されたとき、ポンプ19,20から圧
送された空気が上記エアタンク23と吐出口24と図示
していないホ−ス等とを介して外部の浄化槽や養魚、活
魚水槽等に供給される。
弁V1と吐出弁V2とが設けられ、ポンプ20のポンプ
フレ−ムPFにも同様に図示しない吸入弁と吐出弁が設
けられている。ポンプ19には吐出弁V2から吐出され
る空気を導くためのエアパイプ21が接続される一方、
ポンプ20にも同様にエアパイプ22が接続されてお
り、エアパイプ21,22の反対端部は、それぞれエア
タンク23に接続されている。そして、前記電磁石1
4,15のコイル17に商用電源からの電力が供給さ
れ、前記振動子枠9が左右均等に往復運動され、ポンプ
19,20が作動されたとき、ポンプ19,20から圧
送された空気が上記エアタンク23と吐出口24と図示
していないホ−ス等とを介して外部の浄化槽や養魚、活
魚水槽等に供給される。
【0015】上記状態のときの電磁ブロワ−1内の送気
の経路はポンプ19を例にとれば、図1の破線矢印のよ
うに示される。即ち、外気は先ずフィルタ−カバ−4の
周縁下端部の、カバ−2との隙間G1から取り込まれ、
エア−フィルタ−3、カバ−2の上部の穴2aを経て、
カバ−2の内部に取り込まれる。更に、この空気は吸入
弁V1を経てポンプ19の内部に取り込まれたのち、吐
出弁V2からエアパイプ21とエアタンク23と吐出口
24との経路を経て電磁ブロワ−1の外に送出される。
の経路はポンプ19を例にとれば、図1の破線矢印のよ
うに示される。即ち、外気は先ずフィルタ−カバ−4の
周縁下端部の、カバ−2との隙間G1から取り込まれ、
エア−フィルタ−3、カバ−2の上部の穴2aを経て、
カバ−2の内部に取り込まれる。更に、この空気は吸入
弁V1を経てポンプ19の内部に取り込まれたのち、吐
出弁V2からエアパイプ21とエアタンク23と吐出口
24との経路を経て電磁ブロワ−1の外に送出される。
【0016】以上のように構成された電磁ブロワ−1の
運転中、経年的、あるいは突発的にセンタディスクCD
と結合されたダイアフラム8の一方が、その結合部で破
壊されると、振動子枠9の左右往復運動が左右均等では
なく、結合部が破壊されたダイアフラム8の方に偏った
左右往復運動、即ち、偏往復運動になる。更に、前記電
磁石14,15の磁極と永久磁石10〜13の磁極の間
の吸引及び反発力がアンバランスになるため、振動子枠
9と電磁石14,15の磁極面との間が平行にならず
に、次第に電磁石14,15の磁極面と永久磁石10〜
13が接触するようになり、永久磁石10〜13が粉末
になって飛散するため、電磁ブロワ−1の内部が清掃不
能なほど、汚れてしまう。そのため、上記の偏往復運動
の極く初期の段階で電磁石14,15に対する電流の通
電を遮断し、振動子枠9の運動を停止させる必要があ
る。
運転中、経年的、あるいは突発的にセンタディスクCD
と結合されたダイアフラム8の一方が、その結合部で破
壊されると、振動子枠9の左右往復運動が左右均等では
なく、結合部が破壊されたダイアフラム8の方に偏った
左右往復運動、即ち、偏往復運動になる。更に、前記電
磁石14,15の磁極と永久磁石10〜13の磁極の間
の吸引及び反発力がアンバランスになるため、振動子枠
9と電磁石14,15の磁極面との間が平行にならず
に、次第に電磁石14,15の磁極面と永久磁石10〜
13が接触するようになり、永久磁石10〜13が粉末
になって飛散するため、電磁ブロワ−1の内部が清掃不
能なほど、汚れてしまう。そのため、上記の偏往復運動
の極く初期の段階で電磁石14,15に対する電流の通
電を遮断し、振動子枠9の運動を停止させる必要があ
る。
【0017】そのため、この電磁ブロワ−1には、上記
振動子枠9の偏往復運動時に電磁石14,15に対する
電流の通電を遮断する通電遮断装置31が設けられてい
る。この通電遮断装置31は、図2に示すように、電磁
石14のコア16の上面に固定された第1のホルダ32
と、この第1のホルダ32に相対する位置、即ち電磁石
15のコア16の上面に固定された第2のホルダ33
と、第1のホルダ32と第2のホルダ33との間の所定
の位置にセットされたバ−34と、振動子枠9の上面に
固定されて、前記偏往復運動時に上記バ−34に当接さ
せ、同バ−を所定の位置から変位させるストライク片3
5,36を設けたストライカ−37とから成る。そし
て、ストライカ−37は、バ−34を中心とする対称位
置にストライク片35,36が位置するように振動子枠
9の上端面に取り付けられている。また、第1のホルダ
32の端子32Aには電源コ−ドPCが接続され、他方
の端子32Bには電磁石15のコイル17の端部からの
リ−ド線17Cが接続されている。
振動子枠9の偏往復運動時に電磁石14,15に対する
電流の通電を遮断する通電遮断装置31が設けられてい
る。この通電遮断装置31は、図2に示すように、電磁
石14のコア16の上面に固定された第1のホルダ32
と、この第1のホルダ32に相対する位置、即ち電磁石
15のコア16の上面に固定された第2のホルダ33
と、第1のホルダ32と第2のホルダ33との間の所定
の位置にセットされたバ−34と、振動子枠9の上面に
固定されて、前記偏往復運動時に上記バ−34に当接さ
せ、同バ−を所定の位置から変位させるストライク片3
5,36を設けたストライカ−37とから成る。そし
て、ストライカ−37は、バ−34を中心とする対称位
置にストライク片35,36が位置するように振動子枠
9の上端面に取り付けられている。また、第1のホルダ
32の端子32Aには電源コ−ドPCが接続され、他方
の端子32Bには電磁石15のコイル17の端部からの
リ−ド線17Cが接続されている。
【0018】図3は、第1のホルダ32と第2のホルダ
33との間にセットされたバ−34を中心とする対称位
置にストライク片35,36が位置するように、ストラ
イカ−37が配置されていることを示す平面図である。
また、図4は、図3の側面断面図であり、第1のホルダ
32と第2のホルダ33の内部構成を示している。図
3、図4に示すように、第1のホルダ32には前述の端
子32A,32Bと接続された接点部32Cが設けられ
ている。この接点部32Cは、端子32Aと接続された
弾性力を有する可動接点32Dと、端子32Bと接続さ
れた固定接点32Eとから成り、前記バ−34が所定の
位置にセットされると、可動接点32Dがバ−34に押
圧されて固定接点32Eに接触するようになっている。
33との間にセットされたバ−34を中心とする対称位
置にストライク片35,36が位置するように、ストラ
イカ−37が配置されていることを示す平面図である。
また、図4は、図3の側面断面図であり、第1のホルダ
32と第2のホルダ33の内部構成を示している。図
3、図4に示すように、第1のホルダ32には前述の端
子32A,32Bと接続された接点部32Cが設けられ
ている。この接点部32Cは、端子32Aと接続された
弾性力を有する可動接点32Dと、端子32Bと接続さ
れた固定接点32Eとから成り、前記バ−34が所定の
位置にセットされると、可動接点32Dがバ−34に押
圧されて固定接点32Eに接触するようになっている。
【0019】また、第2のホルダ33には、バ−34が
所定の位置にセットされたとき、このバ−34により押
圧される細板状のスプリング33Aが設けられている。
このスプリング33Aは、第1のホルダ32の可動接点
32Dと同一材料で、ほぼ同一形状に形成されている。
所定の位置にセットされたとき、このバ−34により押
圧される細板状のスプリング33Aが設けられている。
このスプリング33Aは、第1のホルダ32の可動接点
32Dと同一材料で、ほぼ同一形状に形成されている。
【0020】図3、図4に示すように、バ−34が、第
1のホルダ32と第2のホルダ33間に亘って所定の位
置S1にセットされると、バ−34は、可動接点32D
とスプリング33Aとの弾性力により挟持される。そし
て、バ−34の両端部は球面状に形成されているととも
に、バ−34の両端部が接する可動接点32Dの端部と
スプリング33Aの端部は凹球面状に形成されているた
め、バ−34を第1のホルダ32と第2のホルダ33間
に亘って所定の位置S1にセットする際の位置決めが極
めて容易になる。更に、第1のホルダ32における可動
接点32Dと固定接点32E間の接触が確実に行われ
る。尚、バ−34には薄板状のツマミ部34Aが一体成
形されているため、このツマミ部34Aを指でつまんで
バ−34を第1のホルダ32と第2のホルダ33間に容
易にセットすることができる。
1のホルダ32と第2のホルダ33間に亘って所定の位
置S1にセットされると、バ−34は、可動接点32D
とスプリング33Aとの弾性力により挟持される。そし
て、バ−34の両端部は球面状に形成されているととも
に、バ−34の両端部が接する可動接点32Dの端部と
スプリング33Aの端部は凹球面状に形成されているた
め、バ−34を第1のホルダ32と第2のホルダ33間
に亘って所定の位置S1にセットする際の位置決めが極
めて容易になる。更に、第1のホルダ32における可動
接点32Dと固定接点32E間の接触が確実に行われ
る。尚、バ−34には薄板状のツマミ部34Aが一体成
形されているため、このツマミ部34Aを指でつまんで
バ−34を第1のホルダ32と第2のホルダ33間に容
易にセットすることができる。
【0021】また、第1のホルダ32の内部には、可動
接点32Dの端部がバ−34に押圧されたときに過剰に
変形させないためのストッパ−38が突設されており、
第2のホルダ33内部には、スプリング33Aの端部が
バ−34に押圧されたときに過剰に変形させないための
ストッパ−39が突設されている。
接点32Dの端部がバ−34に押圧されたときに過剰に
変形させないためのストッパ−38が突設されており、
第2のホルダ33内部には、スプリング33Aの端部が
バ−34に押圧されたときに過剰に変形させないための
ストッパ−39が突設されている。
【0022】図5は、前記振動子枠9の偏往復運動時
に、ストライカ−37のストライク片35又は36(図
5ではストライク片35)がバ−34に当接し、可動接
点32Dとスプリング33Aとによる弾性保持力以上の
力が加わって、バ−34が第1のホルダ32と第2のホ
ルダ33間の所定のセット位置S1から保持位置S2に
変位した状態を示している。この保持位置S2は、バ−
34がストライク片35の当接により変位されたとき、
このバ−34が第1のホルダ32、第2のホルダ33の
外に飛び出さないようにバ−34を保持するために設け
られている。
に、ストライカ−37のストライク片35又は36(図
5ではストライク片35)がバ−34に当接し、可動接
点32Dとスプリング33Aとによる弾性保持力以上の
力が加わって、バ−34が第1のホルダ32と第2のホ
ルダ33間の所定のセット位置S1から保持位置S2に
変位した状態を示している。この保持位置S2は、バ−
34がストライク片35の当接により変位されたとき、
このバ−34が第1のホルダ32、第2のホルダ33の
外に飛び出さないようにバ−34を保持するために設け
られている。
【0023】上記保持位置S2は、第1のホルダ32、
第2のホルダ33それぞれの所定のセット位置を中心と
して両側に設けられており、バ−34がどちら側に変位
しても保持されるようになっている。これらの保持位置
S2は、バ−34を保持するために壁で形成された凹状
部にバ−34の両端部が納まるようになっている。
第2のホルダ33それぞれの所定のセット位置を中心と
して両側に設けられており、バ−34がどちら側に変位
しても保持されるようになっている。これらの保持位置
S2は、バ−34を保持するために壁で形成された凹状
部にバ−34の両端部が納まるようになっている。
【0024】図6は、振動子枠9の偏往復運動時に、バ
−34が第1のホルダ32と第2のホルダ33間の所定
のセット位置S1から保持位置S2に変位したことを示
した側面断面図である。図6に示すように、バ−34が
保持位置S2に変位されるとバ−34による押圧力が無
くなって第1のホルダ32における可動接点32Dの弾
性力により可動接点32Dが固定接点32Eから離れる
ため、前記電磁石14,15に対する商用電源の給電が
遮断され、前記振動子枠9の運動が停止する。
−34が第1のホルダ32と第2のホルダ33間の所定
のセット位置S1から保持位置S2に変位したことを示
した側面断面図である。図6に示すように、バ−34が
保持位置S2に変位されるとバ−34による押圧力が無
くなって第1のホルダ32における可動接点32Dの弾
性力により可動接点32Dが固定接点32Eから離れる
ため、前記電磁石14,15に対する商用電源の給電が
遮断され、前記振動子枠9の運動が停止する。
【0025】バ−34が保持位置S2に変位され、振動
子枠9の運動が停止したあと、例えばセンタディスクC
Dとの結合部が破壊したダイアフラム8等を交換するこ
とにより電磁ブロワ−1の修理が完了すると、保持位置
S2に保持されているバ−34を所定の位置S1にリセ
ットすることにより、第1のホルダ32における可動接
点32Dと固定接点32E間が接触するため、電磁石1
4,15に対する商用電源の供給ができるようになる。
従って、振動子枠9の偏往復運動時に、バ−34は所定
の位置S1を外れても破壊することがないため、何回で
もリセットすることができる。
子枠9の運動が停止したあと、例えばセンタディスクC
Dとの結合部が破壊したダイアフラム8等を交換するこ
とにより電磁ブロワ−1の修理が完了すると、保持位置
S2に保持されているバ−34を所定の位置S1にリセ
ットすることにより、第1のホルダ32における可動接
点32Dと固定接点32E間が接触するため、電磁石1
4,15に対する商用電源の供給ができるようになる。
従って、振動子枠9の偏往復運動時に、バ−34は所定
の位置S1を外れても破壊することがないため、何回で
もリセットすることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の電磁ブロワ−によれば、例え
ばダイアフラムの結合部における破壊等により振動体が
偏往復運動した場合、振動体に取り付けられたストライ
カ−がバ−に当接し、このバ−を所定の位置から変位さ
せて電磁石に対する通電を遮断したとき、バ−は破損さ
れないため、ダイアフラムの交換等による修理後はバ−
を所定の位置にリセットして繰り返し使用することがで
きるという効果がある。
ばダイアフラムの結合部における破壊等により振動体が
偏往復運動した場合、振動体に取り付けられたストライ
カ−がバ−に当接し、このバ−を所定の位置から変位さ
せて電磁石に対する通電を遮断したとき、バ−は破損さ
れないため、ダイアフラムの交換等による修理後はバ−
を所定の位置にリセットして繰り返し使用することがで
きるという効果がある。
【0027】また、請求項2の電磁ブロワ−によれば、
第1のホルダと第2のホルダの保持手段は、バ−がスト
ライカ−の当接により所定の位置から変位されたときに
同バ−を第1のホルダと第2のホルダの外に飛び出さな
いように保持することができるため、バ−を探す手間を
省くことができるという効果がある。
第1のホルダと第2のホルダの保持手段は、バ−がスト
ライカ−の当接により所定の位置から変位されたときに
同バ−を第1のホルダと第2のホルダの外に飛び出さな
いように保持することができるため、バ−を探す手間を
省くことができるという効果がある。
【0028】また、請求項3の電磁ブロワ−によれば、
バ−により可動接点が押圧されたときにストッパ−によ
り可動接点が所定の変形量を越えないように規制するこ
とができるため、過剰変形による接点の導通不良を防止
することができる。
バ−により可動接点が押圧されたときにストッパ−によ
り可動接点が所定の変形量を越えないように規制するこ
とができるため、過剰変形による接点の導通不良を防止
することができる。
【0029】更に、請求項4の電磁ブロワ−によれば、
バ−の端部は球面状に形成されるとともに、この端部球
面と接触する可動接点の部分は凹球面状に形成されてい
るため、バ−を所定の位置にセットするときの位置決め
が容易であるとともに、固定接点との接触が確実に行わ
れるという効果がある。
バ−の端部は球面状に形成されるとともに、この端部球
面と接触する可動接点の部分は凹球面状に形成されてい
るため、バ−を所定の位置にセットするときの位置決め
が容易であるとともに、固定接点との接触が確実に行わ
れるという効果がある。
【図1】電磁ブロワ−の側面断面図である。
【図2】電磁ブロワ−1の平面図である。
【図3】ストライカ−とバ−の配置を示した平面図であ
る。
る。
【図4】ストライカ−とバ−の配置を示した側面断面図
である。
である。
【図5】バ−が所定の位置から変位された状態の平面図
である。
である。
【図6】バ−が所定の位置から変位された状態の側面断
面図である。
面図である。
1 電磁ブロワ− 8 ダイアフラム 14,15 電磁石 31 通電遮断装置 32 第1のホルダ 32A 端子 32B 端子 32C 接点部 32D 可動接点 32E 固定接点 33 第2のホルダ 33A スプリング 34 バ− 35 ストライク片 36 ストライク片 37 ストライカ− S1 所定の位置 S2 保持位置
Claims (4)
- 【請求項1】 電磁石と、振動体に取着された永久磁石
との間に発生する吸引力及び反発力により前記振動体が
往復運動して同振動体の端部に結合されたダイアフラム
がポンプ動作をする電磁ブロワ−において、前記電磁石
に対する通電をオン、オフする接点部を設けた第1のホ
ルダと、この第1のホルダと相対する位置に取り付けら
れた第2のホルダと、前記第1のホルダと第2のホルダ
とに亘って所定の位置にセットされた状態で前記接点部
をオンするバ−と、前記振動体に取り付けられて同振動
体が偏往復運動したときに前記バ−に当接し、同バ−を
前記所定の位置から変位させて前記接点部をオフするス
トライカ−とを備えたことを特徴とする電磁ブロワ−。 - 【請求項2】 前記第1のホルダと第2のホルダは、前
記バ−が前記ストライカ−の当接により前記所定の位置
から変位されたときに同バ−がこの変位位置から飛び出
さないようにする保持手段を備えたことを特徴とする請
求項1に記載の電磁ブロワ−。 - 【請求項3】 前記接点部は、固定接点と、前記バ−が
所定の位置にセットされたときに押圧されて固定接点に
接触する弾性変形可能な可動接点と、この可動接点が所
定の変形量を越えて、同接点が導通不良を起こさないよ
うに規制するストッパ−とを備えたことを特徴とする請
求項1、又は2に記載の電磁ブロワ−。 - 【請求項4】 前記バ−の端部は球面状に形成されると
ともに、この端部球面と接触する前記可動接点の部分は
凹球面状に形成されていることを特徴とする請求項1,
2又は3に記載の電磁ブロワ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428296A JP2815570B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電磁ブロワ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428296A JP2815570B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電磁ブロワ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09264257A JPH09264257A (ja) | 1997-10-07 |
JP2815570B2 true JP2815570B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13542615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7428296A Expired - Fee Related JP2815570B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電磁ブロワ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815570B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4923199B2 (ja) * | 2006-07-07 | 2012-04-25 | フジクリーン工業株式会社 | 電源用プラグ及びブロワ |
CN113828010B (zh) * | 2021-10-14 | 2023-01-03 | 陕西昂煦生物科技有限公司 | 一种用于提高附加值产物的植物提取液分离纯化装置 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7428296A patent/JP2815570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09264257A (ja) | 1997-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2815570B2 (ja) | 電磁ブロワ− | |
JP4188207B2 (ja) | ポンプ | |
KR100548929B1 (ko) | 리니어액튜에이터, 그것을 이용한 펌프장치 및 콤프렛서장치 | |
JP3739683B2 (ja) | 線形圧縮機のピストン作動部及びその製造方法 | |
KR890004257Y1 (ko) | 전자왕복운동기의 왕복운동간 보지장치 | |
JP2000034982A (ja) | 電磁ブロワー | |
JP6062179B2 (ja) | センタリング機能付きセンタープレート搭載電磁駆動型流体ポンプ | |
JPH10184553A (ja) | 電磁ポンプ | |
JPH0355834Y2 (ja) | ||
JP2006238588A (ja) | リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置 | |
JPH0519592Y2 (ja) | ||
JP2544782Y2 (ja) | 電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ | |
JP2004092588A (ja) | ポンプ | |
JPH07310668A (ja) | 電磁式エアーポンプ | |
JP2005163547A (ja) | 電磁式ポンプ | |
JP4500037B2 (ja) | ダイヤフラム型ポンプの保護装置 | |
JP2523309Y2 (ja) | 自動織機におけるフィーダ用プランジャ | |
JPH039091A (ja) | ダイヤフラム型エアーポンプの保護装置 | |
JP3420684B2 (ja) | 電磁ポンプ | |
JP2531875Y2 (ja) | 電磁式ダイアフラムポンプ | |
JP2000130340A (ja) | 電磁式ダイヤフラムポンプ | |
JPH02230989A (ja) | ダイヤフラム型エアーポンプの保護装置 | |
JP3428854B2 (ja) | 電磁ポンプ | |
JP2001182651A (ja) | 振動型圧縮機 | |
JPH043903A (ja) | 有極電磁石 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |