JP2523309Y2 - 自動織機におけるフィーダ用プランジャ - Google Patents

自動織機におけるフィーダ用プランジャ

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JP2523309Y2
JP2523309Y2 JP6265092U JP6265092U JP2523309Y2 JP 2523309 Y2 JP2523309 Y2 JP 2523309Y2 JP 6265092 U JP6265092 U JP 6265092U JP 6265092 U JP6265092 U JP 6265092U JP 2523309 Y2 JP2523309 Y2 JP 2523309Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、自動織機のフ
ィーダ(糸送り機構)において、糸の送りを一定の長さ
に決めるために使用する自動織機におけるフィーダ用プ
ランジャに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来例の説明図であり、図8A
はフィーダ用プランジャの平面図、図8Bは図8AのX
−Y線断面図である。図8中、1はシャフト、2は第1
のヨーク、3は鉄芯、4はコイルボビン、5はコイル、
6は第2のヨーク、7はスプリング(バネ)、8は第3
のヨーク、9はホルダを示す。
【0003】従来、自動織機のフィーダ(糸送り機構)
において、糸の送りを一定の長さに決めるためにフィー
ダ用プランジャ(以下単に「プランジャ」と言う)が使
用されていた。その1例を図8に示す。
【0004】:構成の説明 図示のように、このプランジャは、シャフト1と、第1
のヨーク2と、シャフト1と一体化された鉄芯3と、コ
イルボビン4と、コイルボビン4に巻いたコイル5と、
ホルダ9と、ホルダ9上に設けた第2のヨーク6と、ホ
ルダ9の凹部内に設けたスプリング(バネ)7と、第3
のヨーク8等で構成する。
【0005】そして、上記シャフト1と、鉄芯3とで可
動部を構成し、上記コイル(5)の間欠的な励磁によ
り、鉄芯(3)を駆動して、シャフト(1)を一定のス
トロークで図示矢印M、N方向に往復運動するように構
成してある。
【0006】また、スプリング7は、上記可動部の復帰
力(バックテンション)を与えるものであり、鉄芯3を
図示矢印N方向に附勢している。 :動作の説明 プランジャーを使用する際は、ホルダ9を装置に固定し
た状態で、コイル5に間欠的に電流を流して励磁(パル
スで励磁)する。この場合、コイル5に励磁電流が流れ
ている間は、鉄芯3が第2、第3のヨーク6、8側に吸
引され、これに伴ってシャフト1が図示矢印M方向へ移
動する。
【0007】しかし、コイル5の励磁電流がなくなる
と、スプリング7の復帰力(バックテンション)によ
り、鉄芯3は、図示の位置に復帰し、シャフト1は図示
矢印N方向へ移動する。
【0008】このような動作を繰り返して行うことによ
り、シャフト1が図示矢印M、N方向への移動を交互に
行う。すなわち、シャフト1は一定のストロークで、矢
印M、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決め
る。
【0009】この場合、例えば、シャフト1の移動距離
(ストローク)は、3mmで、繰り返しの回数(振動
数)は、1000回/分である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1)、可動部の復帰力を与えるのに、スプリング(バ
ネ)を使用している。しかし、このスプリングは、寿命
が短い(例えば、6億回)。従って、プランジャーの寿
命が短くなる。
【0011】(2)、一般に、自動織機は連続運転して
いるが、その途中でプランジャー等の部品に障害が発生
した場合(例えば、プランジャーが劣化して、使用不可
能になった場合)、自動織機の運転を一時的に止めて交
換する必要がある。従って、プランジャーの寿命が短い
と、自動織機の稼働効率が低下する。
【0012】本考案は、このような従来の課題を解決
し、プランジャーの寿命を長くすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本考案の原理説明
図であり、図1中、図6と同じものは、同一符号で示し
てある。また、11はマグネット取り付け板(非磁性
体)、13は第1のマグネット(永久磁石)、14は第
2のマグネット(永久磁石)、15は蓋、17は鍔、1
8はストッパ、19は中空部、20はコネクタ、21は
リード線を示す。
【0014】本考案は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1)、ホルダ9と、このホルダ9に取り付けた第1、
第2のヨーク2、10と、該ヨーク内に設けたコイルボ
ビン4と、該コイルボビン4に巻いたコイル5と、シャ
フト1及び鉄芯3を一体化した可動部を具備し、上記コ
イル5の間欠的な励磁により、鉄芯3を駆動して、シャ
フト1を一定のストロークで往復動作させる自動織機に
おけるフィーダ用プランジャにおいて、コイルボビン4
の一部に、第1のマグネット13を設けると共に、上記
可動部に、マグネット取り付け板11を一体的に設け、
このマグネット取り付け板11に、上記第1のマグネッ
ト13と対向する面が、互いに同極性となるようにし
て、第2のマグネット14を取り付け、上記第1、第2
のマグネット13、14の反発力を、可動部の復帰力と
して用いた。
【0015】(2)、上記構成(1)において、コイル
ボビン4に設けた第1のマグネット13を、上記第1、
第2のヨーク2、10の反対側に位置する、ホルダ9の
中空部19に面して取り付けた。
【0016】(3)、上記構成(1)において、第2の
ヨーク10の先端部と、鉄芯3との間の距離(S1)
を、上記第1のマグネット13と、マグネット取り付け
板11との間の距離(S2)よりも小さく(S1<S
2)設定し、第1のマグネット13に、マグネット取り
付け板11が突き当たらないようにした。
【0017】(4)、上記構成(1)において、マグネ
ット取り付け板11に、ストッパ18を設け、このスト
ッパ18により、第2のマグネット14に、他の物体が
突き当たらないようにした。
【0018】(5)、上記構成(1)において、コイル
ボビン4の一部に、端子を備えた端子ブロックを設ける
と共に、上記ホルダ9に貫通孔を設け、貫通孔に、上記
端子ブロックを挿入して固定するようにした。
【0019】
【作用】上記構成に基づく本考案の作用を、図1に基づ
いて説明する。プランジャを使用する際は、ホルダ9を
装置に固定した状態で、コイル5に間欠的に電流を流し
て励磁(パルスで励磁)する。この場合、コイル5に励
磁電流が流れていなければ、第1のマグネット13と、
第2のマグネット14の反発力で復帰状態(図1の状
態)となる。
【0020】この時、可動部は、図示矢印N方向へ移動
し、ストッパ18が蓋15に突き当たるが、第2のマグ
ネット14は他の物体と衝突しない。コイル5に励磁電
流を流すと、第2のヨーク10の先端部(磁極部)に、
鉄芯3が吸引され、可動部は図示矢印M方向に移動す
る。この時、鉄芯3は第2のヨーク10に突き当たる。
しかし、マグネット取り付け板11と、コイルボビン4
に設けた第1のマグネット13との間にはギャップが存
在し、両者は衝突しない(非接触)。
【0021】再び、コイル5の励磁電流がなくなると、
第1のマグネット13と、第2のマグネット14との反
発力により、可動部は、図示矢印N方向に移動して図1
の状態に復帰する。
【0022】このような動作を繰り返して行うことによ
り、シャフト1が図示矢印M、N方向への移動を交互に
行う。すなわち、シャフト1は一定のストロークで、矢
印M、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決め
る。
【0023】このように、スプリング(バネ)を使用せ
ず、マグネットの反発力を復帰力(バックテンション)
として使用しているため、プランジャの寿命が長くな
る。また、マグネットは、他の構成部品と衝突しないよ
うに、常にギャップを設けてあるため、損傷等も起こら
ず、長寿命となる。
【0024】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図7は、本考案の実施例を示した図であ
り、図2〜図5中、図1、及び図6と同じものは、同一
符号で示してある。また、4−1はコイルボビン本体、
4−2、4−3は鍔、4−4は端子ブロック、23は端
子、24はマグネット取り付け用の溝、25は貫通孔、
26は凹部、27は孔、28はコネクタ挿入孔、29は
突起、30は凸状部を示す。
【0025】:プランジャの構成の説明・・・図2参
照 本実施例のプランジャの構成を図2に示す。図2Aはプ
ランジャの平面図、図2Bは図2AのX−Y線断面図で
ある。
【0026】図2に示したように、このプランジャは、
シャフト1と、第1のヨーク2と、第2のヨーク10
と、鉄芯3と、コイルボビン4と、コイル5と、ホルダ
9と、マグネット取り付け板11と、第1のマグネット
13と、第2のマグネット14と、蓋15等で構成し、
これらを図示のように組み合わせて一体化する。各部の
構成は、次の通りである。
【0027】−1:上記第1のヨーク2は、その内部
に、コイル5を巻いたコイルボビン4が収納出来るよう
に、凹状に形成されている。そして、第1のヨーク2に
は、その周辺部に鍔17が設けてあり、この鍔17の部
分でホルダ9に取り付けられるように構成されている。
【0028】また、第1のヨーク2の中央部(鍔17と
反対側で、図の上部側)には、孔が開けてあり、この孔
にシャフト1が挿入されるようになっている。更に、第
1のヨーク2には、第2のヨーク10が一体的に設けて
あり、これら第1、第2のヨーク2、10等で磁路を形
成している。なお、この場合、第2のヨーク10の端部
は、鉄芯3と向かい合うように配置される。
【0029】−2:上記ホルダ9の中央部には、中空
部19が形成されており、この中空部19内に面したコ
イルボビン4の一部には、リング状の溝(後述する)を
設け、この溝内に、第1のマグネット(リング状の永久
磁石)13が取り付けてある。
【0030】また、ホルダ9の下側には、蓋15を被
せ、この蓋15と、ホルダ9とを取り付けビス16で取
り付ける。 −3:上記コイルボビン4の一方の鍔には、端子を有
する端子ブロック(後述する)が設けてあり、該端子に
コネクタ20を接続することにより、コイル5の引出し
線を外部に取り出せるように構成されている。
【0031】−4:上記シャフト1と、鉄芯3と、マ
グネット取り付け板11は、一体化されて可動部を構成
すると共に、マグネット取り付け板11には、第2のマ
グネット(リング状の永久磁石)14を取り付ける(第
1のマグネット13と向かい合った面に取り付ける)。
【0032】この場合、マグネット取り付け板11に
は、ストッパ18が一体的に設けてあり、このストッパ
18が、蓋15の内側の面(後述する凸状部)に突き当
たるようになっている。
【0033】−5:上記第1、第2のマグネット1
3、14は、例えば、サマリウム−コバルト系のマグネ
ットを使用し、互いに対向面が同極性となるようにして
取り付ける。なお、この場合、フェライトマグネットで
は、減磁作用があり、実質的に使用不可能である。
【0034】−6:鉄芯3は、シャフト1及び、マグ
ネット取り付け板11と一体化されており、図示矢印
M、N方向に移動可能に構成されている。この場合、鉄
芯3が図示矢印N方向に移動して、ストッパ18と蓋1
5が当接した状態において、鉄芯3と第2のヨーク10
の先端部(磁極部)との間の距離をS1とし、第1のマ
グネット13とマグネット取り付け板11(或いは第2
のマグネット14)との間の距離をS2とすると、S1
<S2の関係を満たすように両者の距離を設定する。
【0035】このようにすれば、鉄芯3と第2のヨーク
10は、突き当たるが、マグネット取り付け板11と第
1のマグネット13は突き当たることはない。 :コイルボビンの説明・・・図3参照 上記コイルボビン4の構成を図3に示す。図3Aはコイ
ルボビンの側面図、図3Bは図3AのX−Y線方向の断
面図、図3Cは図3AのZ方向から見た図である。
【0036】図示のように、コイルボビン4は、コイル
ボビン本体4−1と、その両側に設けた鍔4−2、4−
3で構成する。そして、一方の鍔4−3の厚みを、他方
の鍔4−2よりも厚く形成し、この鍔4−3に、端子ブ
ロック4−4を設けると共に、マグネット取り付け用の
溝24(リング状の溝)を設ける。
【0037】このマグネット取り付け用の溝24には、
上記第1のマグネット(リング状のマグネット)13
(図2参照)を固着する。また、端子ブロック4−4
は、鍔4−3と一体的に形成(例えば、樹脂による一体
成形)するが、その内部には、端子23が設けてある。
この場合、端子ブロック4−4の外周は、角形に形成
し、ホルダ9への位置決め等を容易にする。
【0038】この端子23の一端には、コイルボビン4
に巻いたコイル5(図2参照)の端部を接続し、該端子
23の他端は、外部へ引き出すために使用する。このた
め、該端子23には、リード線を接続したコネクタ20
(図2参照)が結合するように構成されており、このリ
ード線により、外部への引出しを行う。
【0039】:ホルダの説明・・・図4参照 上記ホルダの構成を図4に示す。ホルダ9は、例えば樹
脂で構成され、その中央部には、中空部19が形成され
ている。また、この中空部19の周囲の一部には、上記
端子ブロック4−4と、コネクタ20を挿入するための
貫通孔25が設けてあり、この貫通孔25と、中空部1
9とが繋がるように形成されている。
【0040】この貫通孔25は、周囲が角形に形成され
ていて、上記端子ブロック4−4を挿入した場合、該端
子ブロック4−4が、その角で位置決めされ、所定の位
置に固定されるようになっている。これにより、端子2
3と、コネクタ20との結合を容易、かつ確実にする。
【0041】:蓋の説明・・・図5参照 上記蓋の構成を図5に示す。この蓋15は、上記ホルダ
9の蓋であり、例えば、樹脂で形成する。
【0042】この蓋15には、中央部に、シャフト1を
挿入するための孔27を設け。また、その外側には、リ
ング状の凸状部30を設ける。また、コネクタ挿入孔2
8と、突起29等を設ける。
【0043】突起29は、ホルダ9の凹部26と結合さ
せて位置決めを行うためのものであり、コネクタ挿入孔
28は、その周囲が角形に形成されていて、コネクタ2
0を挿入するものである。すなわち、コイル5の引出し
線は、このコネクタ挿入孔28から、外部に引き出せる
ようになっている。
【0044】:実施例の動作の説明・・・図6参照 図6は、本実施例の動作説明図であり、図6Aはコイル
の励磁電流が無い状態、図6Bはコイルを励磁した状態
を示す。
【0045】−1:プランジャを使用する際は、ホル
ダ9を装置に固定した状態で、コイル5に間欠的に電流
を流して励磁(パルスで励磁)する。コイル5に励磁電
流が流れていなければ、第1のマグネット13と、第2
のマグネット14の反発力で復帰状態(図6Aの状態)
となる。
【0046】この場合、可動部は、図示矢印N方向へ移
動し、ストッパ18が蓋15の凸状部30に突き当た
る。 −2:コイル5に励磁電流を流すと、第2のヨーク1
0の先端部(磁極部)に、鉄芯3が吸引され、可動部は
図示矢印M方向に移動する(図6Bの状態)。この時、
鉄芯3は第2のヨーク10に突き当たる。しかし、マグ
ネット取り付け板11と、コイルボビン4に設けた第1
のマグネット13との間にはギャップが存在し、両者は
衝突しない。
【0047】−3:再び、コイル5の励磁電流がなく
なると、第1のマグネット13と、第2のマグネット1
4との反発力により、可動部は、図示矢印N方向に移動
して図6Aの状態に復帰する。
【0048】このような動作を繰り返して行うことによ
り、シャフト1が図示矢印M、N方向への移動を交互に
行う。すなわち、シャフト1は一定のストロークで、矢
印M、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決め
る。
【0049】この場合、例えば、シャフト1の移動距離
(ストローク)は、3mmで、繰り返しの回数(振動
数)は、1000回/分である。 :本実施例の変形例の説明・・・図7参照 :変形例1・・・図7A参照 この例は、可動部を構成するシャフト1を、両側に突出
させた例であり、他の構成は、上記実施例と同じであ
る。図示のように、鉄芯3と一体化したシャフト1を蓋
15側にも突出させ、両側で使用出来るようにしたもの
である。
【0050】:変形例2・・・図7B参照 この例は、第2のマグネット14の取り付け位置を変え
た例であり、他の構成は上記実施例と同じである。図示
のように、マグネット取り付け板11に第2のマグネッ
ト14を取り付けるが、この場合、第2のマグネット1
4を、第1のマグネット13と反対側、すなわち、蓋1
5側に取り付ける。
【0051】この場合、上記実施例で設けてあったスト
ッパ18は、マグネット取り付け板11の中央部側(第
2のマグネット14の内側)に設け、第2のマグネット
14と、蓋15とが衝突しないようにする。
【0052】(他の実施例) 以上実施例について説明したが、本考案は次のようにし
ても実施可能である。 (1)、ホルダ9は、コイル5に対し、上記実施例と反
対側に設けても良い。
【0053】(2)、第1、第2のマグネットは、サマ
リウム−コバルト系のマグネットに限らず、他の同様な
マグネットが使用可能である。ただし、フェライトマグ
ネットでは、減磁作用があるため、使用出来ない。
【0054】(3)、本考案のプランジャは、自動織機
のフィーダ用に限らず、他の用途にも適用可能である。
例えば、上記プランジャのシャフトを、各種の器具、或
いは装置のアクチュエータとして使用することも可能で
ある。
【0055】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば次
のような効果がある。 (1)、スプリング(バネ)を使用せず、マグネットの
反発力を復帰力(バックテンション)として使用してい
るため、プランジャの寿命が長くなる。
【0056】(2)、マグネットは、他の構成部品と衝
突しないように、常にギャップを設けてあるため、損傷
等も起こらず、長寿命である。 (3)、一般に、自動織機は連続運転しているが、その
途中でプランジャ等の部品に障害が発生した場合(例え
ば、プランジャが劣化して、使用不可能になった場
合)、自動織機の運転を一時的に止めて交換する必要が
ある。
【0057】しかし、本考案のプランジャは寿命が長い
ため、部品交換するために自動織機の運転を停止する時
間が少なくて済む。従って、自動織機の稼働効率が向上
する。
【0058】(4)、コイルボビンにマグネットを設け
たので、ホルダが薄型になる。その結果、プランジャの
小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理説明図である。
【図2】本考案の実施例におけるプランジャを示した図
である。
【図3】本考案の実施例におけるコイルボビンの構成図
である。
【図4】本考案の実施例におけるホルダの構成図であ
る。
【図5】本考案の実施例における蓋の構成図である。
【図6】本考案の実施例の動作説明図である。
【図7】本考案の実施例の変形例である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 第1のヨーク 3 鉄芯 4 コイルボビン 5 コイル 6 第2のヨーク 9 ホルダ 11 マグネット取り付け板 13 第1のマグネット 14 第2のマグネット 15 蓋 16 取り付けビス 18 ストッパ 20 コネクタ 21 リード線

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ(9)と、 このホルダ(9)に取り付けたヨーク(2、10)と、 該ヨーク内に設けたコイルボビン(4)と、 該コイルボビン(4)に巻いたコイル(5)と、 シャフト(1)及び鉄芯(3)を一体化した可動部を具
    備し、 上記コイル(5)の間欠的な励磁により、鉄芯(3)を
    駆動して、シャフト(1)を一定のストロークで往復動
    作させる自動織機におけるフィーダ用プランジャにおい
    て、 コイルボビン(4)の一部に、第1のマグネット(1
    3)を設けると共に、 上記可動部に、マグネット取り付け板(11)を一体的
    に設け、 このマグネット取り付け板(11)に、上記第1のマグ
    ネット(13)と対向する面が、互いに同極性となるよ
    うにして、第2のマグネット(14)を取り付け、 上記第1、第2のマグネット(13、14)の反発力
    を、可動部の復帰力として用いたことを特徴とする自動
    織機におけるフィーダ用プランジャ。
  2. 【請求項2】 上記コイルボビン(4)に設けた第1の
    マグネット(13)は、 上記ヨーク(2、10)の反対側に位置する、ホルダ
    (9)の中空部(19)に面して取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動織機におけるフィー
    ダ用プランジャ。
  3. 【請求項3】 上記ヨーク(10)の先端部と、鉄芯
    (3)との間の距離(S1)を、 上記第1のマグネット(13)と、マグネット取り付け
    板(11)との間の距離(S2)よりも小さく(S1<
    S2)設定し、 第1のマグネット(13)に、マグネット取り付け板
    (11)が突き当たらないようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の自動織機におけるフィーダ用プランジ
    ャ。
  4. 【請求項4】 上記マグネット取り付け板(11)に、
    ストッパ(18)を設け、 このストッパ(18)により、第2のマグネット(1
    4)に、他の物体が突き当たらないようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の自動織機におけるフィーダ用プ
    ランジャ。
  5. 【請求項5】 上記コイルボビン(4)の一部に、端子
    (23)を備えた端子ブロック(4−4)を設けると共
    に、 上記ホルダ(9)に貫通孔(32)を設け、 該貫通孔(32)に、上記端子ブロック(4−4)を挿
    入して固定したことを特徴とする請求項1記載の自動織
    機におけるフィーダ用プランジャ。
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