JP2815519B2 - 農作業車の操縦ステップ支持構造 - Google Patents

農作業車の操縦ステップ支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用芝刈機や乗用田植
機等の比較的小型で軽量化が特に要求される農作業車に
おける操縦ステップの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用芝刈機の操縦ステップ支持構
造としては、例えば特開平4‐207107号公報に示
されるように、車体フレームに支持されたリフトアーム
軸やペダル操作軸等の複数の回転操作軸の延出端部にス
テップ取付け用ブラケットを遊嵌し、このブラケット上
に操縦ステップを取り付けるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のものは、リ
フトアーム軸やペダル操作軸が操縦ステップの支持構造
を兼ねているから、専用の操縦ステップ支持フレームが
不要となって、構造の簡素化及び車体の軽量化を図るこ
とができる利点を有している。しかし、上記構造におい
ては、加工誤差や組み付け誤差によってペダル操作軸と
ステップ取付け用ブラケットの軸遊嵌孔との心ズレが発
生しやすく、このような状態で組み付けるとペダル操作
軸とステップ取付け用ブラケットとの嵌合部位の面圧が
高いものとなり、その摩擦抵抗が大きいものとなってペ
ダル操作軸の回転操作が重くなる不具合があった。又、
作業者が乗降する際には操縦ステップに大なる荷重が働
くので、このような大きいステップ荷重が繰り返し作用
することで、操縦ステップの荷重の一部を受けるペダル
操作軸が撓んで永久変形してしまうことがあり、このよ
うな場合も以後のペダル操作軸と軸遊嵌孔との嵌合部位
の面圧が高いものとなって、ペダル操作が重くなるもの
であった。本発明はこのような点に着目してなされたも
のであって、リフトアーム軸とペダル操作軸を操縦ステ
ップの支持構造に兼用する従来構造の利点を活かしなが
ら、上記従来構造の不具合を解消して、ペダル操作を軽
快に行なえるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る農作業車の操縦ステップ支持構造は、リフトアーム軸
とペダル操作軸とを車体フレームに横架支承するととも
に、これらのリフトアーム軸とペダル操作軸とを前記車
体フレームの外方にまで延出し、前記リフトアーム軸に
おける前記車体フレームよりも外側に片持ち状に突設さ
れた部分にステップ取付け用ブラケットを遊嵌支持さ
せ、このステップ取付け用ブラケットに前記ペダル操作
軸に対する接当部を設け、さらに、この接当部は、前記
ペダル操作軸に対して、操縦ステップに乗降時荷重が作
用しない状態で小間隙を隔てるように配置され、かつ、
前記小間隙は、操縦ステップに乗降時荷重が作用した状
態での操縦ステップの撓み変形により、前記接当部がペ
ダル操作軸に接当して支持されるように間隙幅を設定し
てあることを特徴構成とする。
【0005】
【作用】本発明の請求項1にかかる構成によれば、座席
に座って単に操縦ステップに足を載せたり、ペダル操作
を行っているだけではステップ荷重は小さく、操縦ステ
ップの撓みもほとんど無いのでステップ取付け用ブラケ
ットはペダル操作軸に下向きの荷重を付加するように接
当することがない。つまり、ステップ荷重が小さい間
は、操縦ステップはリフトアーム軸のみによって支持さ
れている。従って、この状態ではペダル操作軸にステッ
プ取付け用ブラケットとの接触による摩擦抵抗は働か
ず、ペダル操作を軽快に行える。そして、作業者が乗降
する際や、ステップ上で立ち上がったりすると、操縦ス
テップに作業者の全体重が大きいステップ荷重として働
き、この大きいステップ荷重を受けたステップ取付け用
ブラケットがリフトアーム軸を中心に回動してペダル操
作軸に接当し、リフトアーム軸とペダル操作軸とでステ
ップ荷重が強力に支持され、操縦ステップの撓みは一定
に維持される。この場合、ペダル操作軸とステップ取付
け用ブラケットとの接当部位における面圧は高いものと
なるが、このような状態でペダル操作されることはない
ので、何らの支障はない。又、乗降が繰り返し行われて
いるうちには、ペダル操作軸が大きいステップ荷重を繰
り返し受けることで永久変形してしまうことがあるが、
例えペダル操作軸が変形しても、ステップ荷重の小さい
着座運転時には、ペダル操作軸とステップ取付け用ブラ
ケットとの間に小間隙が存在するので、上記のようにペ
ダル操作は軽く行える。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、従来と同様に、専用の
ステップ支持フレーム等を用いることなくリフトアーム
軸とペダル操作軸とによりステップ荷重を支持すること
ができるものでありながら、着座運転している際のペダ
ル踏込み操作を、不当な摩擦抵抗を受けることなく軽快
に行うことができるようになり、構造の簡素化と軽量化
を図りながら、操作性をも向上することができた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図6に、フロントマウント型乗用芝刈機を示し、こ
の乗用芝刈機は、左右一対の駆動前輪1、及び、左右一
対の操向用後輪2を備えた車体フレーム3の前部に操縦
部4を、後部に原動部5を夫々配設し、そして、車体フ
レーム3の前部に昇降リンク機構6を介してモーア7を
装着してある。前記操縦部4は、操縦座席4aの前方に
ステアリングハンドル4bを備えた操作塔を配置した構
成となっており、この操縦部4の下方に位置する左右一
対の車体フレーム部分3a,3aに、前記昇降リンク機
構6におけるモーア昇降用リフトアーム8の支点となる
回転操作軸、つまり、リフトアーム軸8a、及び、ブレ
ーキペダル9の回転操作軸9a、並びに、走行変速ペダ
ル10の回転操作軸10aを夫々貫通支承してあり、そ
して、これら回転操作軸8a,9a,10aの内のリフ
トアーム軸8aに、図3に示すように、車体フレーム3
から突出する突出軸部分にステップ取付け用ブラケット
11を外嵌装着し、このブラケット11の扁平上面にク
ッションゴム12を介して操縦ステップ13をボルト連
結してある。図1に示すように、前記ステップ取付け用
ブラケット11は、側面視三角形状で、且つ、前部側の
下縁に、ブレーキペダルの操作軸9aに接当可能な三角
形状の接当部11aを備えており、大きいステップ荷重
を受けない状態では接当部11aの下縁とブレーキペダ
ルの操作軸9aとの間に小間隙Sが存在し、作業者の全
体重がステップ荷重として働く乗降時、等においてのみ
その荷重による操縦ステップ13の撓み変形で前記接当
部11aの下縁とブレーキペダルの操作軸9aとが接当
して、大きいステップ荷重をリフトアーム軸8a、及
び、ブレーキペダル9の回転操作軸9aの両軸で支持す
るように構成してある。
【0008】図4及び図5に示すように、前記左右一対
の操向用後輪2は、車体フレーム3に対してローリング
自在に支持されており、角パイプをV字型に折曲してな
る車軸2aを車体フレーム3に取付ける為の前後一対の
プレートからなるブラケット14に対して、そのブラケ
ット14の前後一対のプレート間に、このブラケット1
4を車体フレーム3に対して強固に連結するために補強
プレート15を連結して、その補強プレート15を車軸
2aのローリング範囲を規制するストッパー部材に兼用
構成してある。又、前記車軸2aをローリング自在に支
持するブラケット14の前面には、連結ピン16に対す
るピン孔の早期の変形を抑制するための補助プレート1
7をボルト連結してあり、長期使用に伴ってピン孔が変
形した場合に、補助プレート17を交換して、ブラケッ
ト14を一時的に延長使用できるように構成してある。
尚、図中18は、ブレーキペダル9の回転操作軸9aに
固着した連係アームであって、図外のブレーキにロッド
連係される。又、図中19はリフトアームを駆動する油
圧シリンダである。
【0009】〔別実施例〕 ペダル操作軸は変速ペダルの操作軸であっても良い。
又、農作業車としては乗用田植機であっても良い。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステップ支持構造の縦断側面図
【図2】作用状態を示す縦断側面図
【図3】ステップ支持構造の縦断背面図
【図4】後輪支持構造の縦断背面図
【図5】同、縦断側面図
【図6】乗用芝刈機全体の側面図
【符号の説明】
3 車体フレーム 8a リフトアーム軸 9 ペダル 9a ペダル操作軸 11 ステップ取付け用ブラケット 11a 接当部 13 操縦ステップ S 小間隙
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 毅 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平4−207107(JP,A) 実開 平2−117264(JP,U) 実開 平3−35880(JP,U) 実開 昭61−148764(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 49/00 B60R 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトアーム軸(8a)とペダル操作軸
    (9a)とを車体フレーム(3)に横架支承するととも
    に、これらのリフトアーム軸(8a)とペダル操作軸
    (9a)とを前記車体フレーム(3)の外方にまで延出
    し、前記リフトアーム軸(8a)における前記車体フレ
    ーム(3)よりも外側に片持ち状に突設された部分にス
    テップ取付け用ブラケット(11)を遊嵌支持させ、こ
    のステップ取付け用ブラケット(11)に前記ペダル操
    作軸(9a)に対する接当部(11a)を設け、さら
    に、この接当部(11a)は、前記ペダル操作軸(9
    a)に対して、操縦ステップ(13)に乗降時荷重が作
    用しない状態で小間隙(S)を隔てるように配置され、
    かつ、前記小間隙(S)は、操縦ステップ(13)に乗
    降時荷重が作用した状態での操縦ステップ(13)の撓
    み変形により、前記接当部(11a)がペダル操作軸
    (9a)に接当して支持されるように間隙幅を設定して
    ある農作業車の操縦ステップ支持構造。
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