JP2814764B2 - ロボットの制御装置 - Google Patents
ロボットの制御装置Info
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- JP2814764B2 JP2814764B2 JP3079721A JP7972191A JP2814764B2 JP 2814764 B2 JP2814764 B2 JP 2814764B2 JP 3079721 A JP3079721 A JP 3079721A JP 7972191 A JP7972191 A JP 7972191A JP 2814764 B2 JP2814764 B2 JP 2814764B2
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- control device
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティーチングプレイバ
ック方式のロボットの制御装置に関する。
ック方式のロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ロボットの制御装置は一定速度で
動作したり急激に加減速するサーボモータの速度を、位
置制御装置から与えられる速度指令値通りに安定制御す
るために比例積分制御法を用いている。
動作したり急激に加減速するサーボモータの速度を、位
置制御装置から与えられる速度指令値通りに安定制御す
るために比例積分制御法を用いている。
【0003】従来この種のロボットの制御装置は図3に
示すような構成が一般的であった。図に示すように、位
置制御装置1で作成した速度指令値2が速度制御装置3
へ入力し、速度制御装置3では速度指令値2と速度生成
部4から出力する動作速度5の差をとり速度偏差6とす
る。速度偏差6に速度比例ゲイン7を掛けたものと速度
偏差6に速度積分ゲイン8を掛け時間累積9したものの
和をとり、電流指令値10としている。この電流指令値
10が電流制御部11,電力回路12を通り、サーボモ
ータ13を駆動し、減速機14を経てロボットアーム1
5を動作させる。16はサーボモータ13から信号を入
力して動作位置を検出する位置検出器である。
示すような構成が一般的であった。図に示すように、位
置制御装置1で作成した速度指令値2が速度制御装置3
へ入力し、速度制御装置3では速度指令値2と速度生成
部4から出力する動作速度5の差をとり速度偏差6とす
る。速度偏差6に速度比例ゲイン7を掛けたものと速度
偏差6に速度積分ゲイン8を掛け時間累積9したものの
和をとり、電流指令値10としている。この電流指令値
10が電流制御部11,電力回路12を通り、サーボモ
ータ13を駆動し、減速機14を経てロボットアーム1
5を動作させる。16はサーボモータ13から信号を入
力して動作位置を検出する位置検出器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、速度比例ゲイン7および速度積分ゲイン8
を固定値としていたので、速度比例ゲイン7を大きく設
定すると、急激な指令変化に対応し易いが、一定速度動
作時に小さな動作速度検出誤差などで速度変動が発生
し、また速度積分ゲイン8を大きく設定すると、時間累
積されるために小さな動作速度検出誤差などに影響され
ないが、急激な速度指令値2に対して時間遅れを生じる
ため、比較的剛性の低い減速機14を用いている多関節
ロボットにおいては残留振動を発生しやすいという問題
があった。
の構成では、速度比例ゲイン7および速度積分ゲイン8
を固定値としていたので、速度比例ゲイン7を大きく設
定すると、急激な指令変化に対応し易いが、一定速度動
作時に小さな動作速度検出誤差などで速度変動が発生
し、また速度積分ゲイン8を大きく設定すると、時間累
積されるために小さな動作速度検出誤差などに影響され
ないが、急激な速度指令値2に対して時間遅れを生じる
ため、比較的剛性の低い減速機14を用いている多関節
ロボットにおいては残留振動を発生しやすいという問題
があった。
【0005】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、一定速度時の安定性の向上と、急加減速時に残留振
動の発生が低減できるロボットの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
で、一定速度時の安定性の向上と、急加減速時に残留振
動の発生が低減できるロボットの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ロボットアームに結合されたサーボモータ
と、このサーボモータの速度を比例積分制御法により制
御を行う速度制御装置と、この速度制御装置へ速度指令
値を与え前記サーボモータの位置を制御する位置制御装
置とを備え、前記ロボットがプレイバック動作中に前記
位置制御装置が速度指令値の時間微分値の増加に応じて
前記速度制御装置の比例積分制御部における速度比例ゲ
インを増加させると共に速度積分ゲインを減少させる適
応制御を行う構成としたものである。
するために、ロボットアームに結合されたサーボモータ
と、このサーボモータの速度を比例積分制御法により制
御を行う速度制御装置と、この速度制御装置へ速度指令
値を与え前記サーボモータの位置を制御する位置制御装
置とを備え、前記ロボットがプレイバック動作中に前記
位置制御装置が速度指令値の時間微分値の増加に応じて
前記速度制御装置の比例積分制御部における速度比例ゲ
インを増加させると共に速度積分ゲインを減少させる適
応制御を行う構成としたものである。
【0007】
【作用】上記した構成において、ロボットアームの動作
加速度の増加に応じて速度比例ゲインを増加させると共
に速度積分ゲインを減少させる。各々の増減は、データ
マップに基づいて行う。
加速度の増加に応じて速度比例ゲインを増加させると共
に速度積分ゲインを減少させる。各々の増減は、データ
マップに基づいて行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。なお、本実施例におい
て、前述の従来例に示したものと同一構成部品には同じ
符号を付し、その説明は省略する。
図2を参照しながら説明する。なお、本実施例におい
て、前述の従来例に示したものと同一構成部品には同じ
符号を付し、その説明は省略する。
【0009】図に示すように、位置制御装置20にはマ
イクロプロセッサを使用し、1個で多関節ロボットの6
軸を制御している。また多関節ロボットの2軸の速度制
御装置21と電流制御部22にデジタルシグナルプロセ
ッサ1個を用いている。多関節ロボットを6軸制御する
ために3個用いている。このデジタルシグナルプロセッ
サと位置制御装置20のマイクロプロセッサとの間に共
有メモリを設けて、速度指令値2やその他パラメータな
どを通信している。
イクロプロセッサを使用し、1個で多関節ロボットの6
軸を制御している。また多関節ロボットの2軸の速度制
御装置21と電流制御部22にデジタルシグナルプロセ
ッサ1個を用いている。多関節ロボットを6軸制御する
ために3個用いている。このデジタルシグナルプロセッ
サと位置制御装置20のマイクロプロセッサとの間に共
有メモリを設けて、速度指令値2やその他パラメータな
どを通信している。
【0010】多関節ロボットが動作中に、位置制御装置
20において速度指令値2を位置制御時間間隔(約3m
s)ごとに作成し、速度指令値2を作成するたびに前回
(約3ms前)の速度指令値2との差を演算し加速度とす
る。また、位置制御装置20のメモリ内に図2に示すよ
うな加速度・速度比例ゲインと加速度・速度積分ゲイン
の関係を示すデータマップを作成しておく。これは一定
速度時や急激速度変化時の動作から実験的に求めた。位
置制御装置20は演算した加速度と上記のデータマップ
から上記位置制御時間間隔ごとに速度比例ゲイン23と
速度積分ゲイン24を算出し、速度指令値と共に上記共
有メモリに書き込む。速度制御装置21は速度制御時間
間隔(約0.8ms)ごとに位置制御装置20により共有
メモリに書かれた速度指令値2と速度比例ゲイン23と
速度積分ゲイン24を読み込み、また位置検出器16で
検出した動作位置17から動作速度5を速度生成部4で
作成し、比例積分制御法を用いて電流指令値10を演算
する。そして、電流指令値10以降は従来例と同じ制御
法でロボットアーム15を駆動する。
20において速度指令値2を位置制御時間間隔(約3m
s)ごとに作成し、速度指令値2を作成するたびに前回
(約3ms前)の速度指令値2との差を演算し加速度とす
る。また、位置制御装置20のメモリ内に図2に示すよ
うな加速度・速度比例ゲインと加速度・速度積分ゲイン
の関係を示すデータマップを作成しておく。これは一定
速度時や急激速度変化時の動作から実験的に求めた。位
置制御装置20は演算した加速度と上記のデータマップ
から上記位置制御時間間隔ごとに速度比例ゲイン23と
速度積分ゲイン24を算出し、速度指令値と共に上記共
有メモリに書き込む。速度制御装置21は速度制御時間
間隔(約0.8ms)ごとに位置制御装置20により共有
メモリに書かれた速度指令値2と速度比例ゲイン23と
速度積分ゲイン24を読み込み、また位置検出器16で
検出した動作位置17から動作速度5を速度生成部4で
作成し、比例積分制御法を用いて電流指令値10を演算
する。そして、電流指令値10以降は従来例と同じ制御
法でロボットアーム15を駆動する。
【0011】このように、ロボットアーム15の動作加
速度に応じて速度比例ゲイン23と速度積分ゲイン24
を変更する適応制御を行うことにより、速度制御装置2
1をデジタル化することができ、データの授受が容易と
なる。
速度に応じて速度比例ゲイン23と速度積分ゲイン24
を変更する適応制御を行うことにより、速度制御装置2
1をデジタル化することができ、データの授受が容易と
なる。
【0012】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように本
発明のロボットの制御装置は、ロボットアームに結合さ
れたサーボモータと、このサーボモータの速度を比例積
分制御法により制御を行う速度制御装置と、この速度制
御装置へ速度指令値を与え前記サーボモータの位置を制
御する位置制御装置とを備え、前記ロボットがプレイバ
ック動作中に前記位置制御装置が速度指令値の時間微分
値の増加に応じて前記速度制御装置の比例積分制御部に
おける速度比例ゲインを増加させると共に速度積分ゲイ
ンを減少させる適応制御を行うものであり、この構成と
することにより、速度指令値が急激に変化したときは指
令通りにサーボモータを回転させ、一定指令値のときは
速度変動なく一定速度で動作させることができ、一定速
度時の速度安定性が向上し、かつ急加減速時に残留振動
の発生を低減できる。
発明のロボットの制御装置は、ロボットアームに結合さ
れたサーボモータと、このサーボモータの速度を比例積
分制御法により制御を行う速度制御装置と、この速度制
御装置へ速度指令値を与え前記サーボモータの位置を制
御する位置制御装置とを備え、前記ロボットがプレイバ
ック動作中に前記位置制御装置が速度指令値の時間微分
値の増加に応じて前記速度制御装置の比例積分制御部に
おける速度比例ゲインを増加させると共に速度積分ゲイ
ンを減少させる適応制御を行うものであり、この構成と
することにより、速度指令値が急激に変化したときは指
令通りにサーボモータを回転させ、一定指令値のときは
速度変動なく一定速度で動作させることができ、一定速
度時の速度安定性が向上し、かつ急加減速時に残留振動
の発生を低減できる。
【図1】本発明のロボットの制御装置のブロック図
【図2】(a) 同制御装置の加速度・速度比例ゲイ
ンのデータマップ (b) 同制御装置の加速度・速度積分ゲインのデー
タマップ
ンのデータマップ (b) 同制御装置の加速度・速度積分ゲインのデー
タマップ
【図3】従来のロボットの制御装置のブロック図
2 速度指令値 13 サーボモータ 15 ロボットアーム 20 位置制御装置 21 速度制御装置 23 速度比例ゲイン 24 速度積分ゲイン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−11077(JP,A) 特開 昭58−198177(JP,A) 特開 昭56−16968(JP,A) 特開 昭60−5306(JP,A) 特開 昭61−60108(JP,A) 特開 昭62−150409(JP,A) 特開 昭64−67604(JP,A) 特開 平1−148089(JP,A) 特開 平2−228701(JP,A) 実開 昭63−187597(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/00 B25J 13/00 G05D 3/00 - 3/20 G05D 13/62
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボットアームに結合されたサーボモー
タと、このサーボモータの速度を比例積分制御法により
制御を行う速度制御装置と、この速度制御装置へ速度指
令値を与え前記サーボモータの位置を制御する位置制御
装置とを備え、前記ロボットがプレイバック動作中に前
記位置制御装置が速度指令値の時間微分値の増加に応じ
て前記速度制御装置の比例積分制御部における速度比例
ゲインを増加させると共に速度積分ゲインを減少させる
適応制御を行うことを特徴とするロボットの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079721A JP2814764B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ロボットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079721A JP2814764B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ロボットの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314108A JPH04314108A (ja) | 1992-11-05 |
JP2814764B2 true JP2814764B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13698066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3079721A Expired - Fee Related JP2814764B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ロボットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814764B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033213A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | パナソニック株式会社 | サーボアンプ |
JP6429530B2 (ja) * | 2014-08-19 | 2018-11-28 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | レール圧制御方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置 |
CN107193294B (zh) * | 2017-07-14 | 2019-08-23 | 灵动科技(北京)有限公司 | 轮式机器人驱动电机的控制方法、装置及轮式机器人 |
JP7211396B2 (ja) * | 2020-04-28 | 2023-01-24 | トヨタ自動車株式会社 | ファンカップリング装置の制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58198177A (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-18 | Fuji Electric Co Ltd | 電動機の速度制御装置 |
JPS6311077A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-18 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | モ−タの回転制御方法 |
JPS63187597U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-12-01 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP3079721A patent/JP2814764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04314108A (ja) | 1992-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |