JP2814170B2 - 舗装体の端部締固方法及びその装置 - Google Patents

舗装体の端部締固方法及びその装置

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JP2814170B2
JP2814170B2 JP4237496A JP23749692A JP2814170B2 JP 2814170 B2 JP2814170 B2 JP 2814170B2 JP 4237496 A JP4237496 A JP 4237496A JP 23749692 A JP23749692 A JP 23749692A JP 2814170 B2 JP2814170 B2 JP 2814170B2
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徹 斉藤
生雅 山辺
秀秋 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路,駐車場,テニス
コート等を舗装するに際し、アスファルト混合物等から
なる舗装体の端部を締固める方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば道路をアスファルト舗装す
るときには、端部に街梁や縁石等の構造物がない場合
に、道路の両側部に木材からなる型枠を設置すると共に
それらの型枠の間にアスファルトフィニッシャを用いて
アスファルト混合物を敷均し締固めるようにしている。
【0003】そして、上記のように敷均し締固められた
アスファルト混合物をロードローラ等により更に締固め
るようにしている。上記型枠は、上記アスファルト混合
物の敷均し及び締固め作業時に、該アスファルト混合物
が道路の側方にずれないように支持する。この型枠は、
締固め作業終了後に取り外される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアスファルト混合物の敷均し及び締固め作業
においては、上記のように、アスファルト混合物が側方
にずれないように支持する型枠を必要とする構成である
ため、次のような問題点がある。即ち、型枠を使用する
時には、型枠の設置・撤去作業に多大な労力を要し、
又、レーキ、スコップ作業が多く、作業時間が掛かる。
【0005】特に、一般の道路でアスファルト舗装作業
を行う場合、種々の交通規制があり、この中で上記のよ
うな型枠の設置・撤去作業やレーキ、スコップ作業を行
うことは安全上に問題が多い。又、舗装厚みに対応させ
て厚みが異なる型枠を種々用意する必要があり、型枠の
製作に手間が掛り、種類が多い結果、その管理も複雑と
なる。
【0006】更に、型枠は消耗品であり、型枠を形成し
ている木材の多大な損失を来し、資源を浪費するという
問題がある。尚、型枠を用いることなくローラによる締
固めを行う前にタンパにより舗装体端部を側方から突い
て端部が高くなるように整形する方法もあるが、この場
合には舗装体端部の出来ばえが悪いという問題がある。
【0007】又、従来、スクリードの外側端部に傾斜板
を取り付け、アスファルト舗装体の端部を断面三角形状
に仕上げる装置が知られている(実公平3−27049
号公報参照)。しかし、この装置では、傾斜板をスクリ
ードに固定し、スクリードの振動を利用して傾斜板を振
動させているので、舗装体端部をスクリードによる締固
度と同様な締固度にしか仕上げられず、その後のローラ
等による初転圧と2次転圧に必要な密度が得られず、温
度の高い状態で横ずれが発生する等、転圧作業が良好に
行えない。
【0008】そこで、本発明は上記に鑑みてなされたも
のであり、型枠を不要にして、型枠使用による種々の問
題点を排除し、しかも、舗装体端部を強固に締固めるこ
とのできる舗装体の端部締固方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の舗装
体の端部締固方法は、車幅方向に延設して備えられ、下
層上にまき出された舗装材を敷均し・締固める敷均・締
固め用スクリード側部に取り付けられるエンドプレート
であって、該スクリードの後端部より後方かつ車幅方向
と略直交する方向に延び、前記下層に向けて移動可能な
エンドプレートを前記下層に向けて付勢して該下層に当
接させることにより舗装材が側方に移動するのを抑制し
つつ、敷均・締固め用スクリードにて舗装材を敷均し・
締固めた後、締固められた舗装体の端部を端部締固め用
部材にて締固めるようにした。
【0010】本発明の舗装体の端部締固装置は、下層上
にまき出された舗装材を敷均し・締固める敷均・締固め
用スクリードを車幅方向に延設して備えると共に、前記
スクリード側部に、該スクリードの後端部より後方かつ
車幅方向と略直交する方向に延び、前記下層に向けて移
動可能なエンドプレートを取り付け、当該エンドプレー
トを前記下層に向けて付勢する付勢部材を設ける一方、
前記スクリード後方に、該スクリードにより敷均し・締
固められた舗装体端部を締固める端部締固め用スクリー
ドを前記エンドプレートに接近させて配設した構成とす
る。
【0011】前記エンドプレートは、その下端部に下層
上にまき出された舗装材の端面を斜めに締め固める所定
角度の傾斜板を着脱自由に備えた構成とすることができ
る。前記エンドプレートのスクリードの後端部よりも後
方に延ばした部分を他部と別体の部材により形成し、該
別体部材を端部締固め用スクリードに着脱自由に取り付
けることができる。
【0012】前記敷均・締固め用スクリード後方に配設
した端部締固め用スクリードに代えて、該敷均・締固め
用スクリードの後端面近傍位置でエンドプレートに接近
した位置に横方向に長い端部締固め用バー部材を取り付
けても良い。前記エンドプレートのスクリードの後端部
よりも後方に延ばした部分を他部に着脱自由に連結され
る別体の部材により形成し、該別体部材を下層の側部形
状に対応して、内面が凸、外面が凹に湾曲した形状に形
成するか、前記エンドプレートのスクリードの後端部よ
りも後方に延ばした部分を他部に略水平面内を回動自由
に連結される別体の部材により形成し、該別体部材を任
意回動位置で固定する固定手段を設け、前記端部締固め
用スクリードを前記別体部材の回動に追従して略水平面
内を回動自由となるように配設することができる。
【0013】
【作用】かかる舗装体の端部締固方法及びその装置にお
いては、エンドプレートを下層に向けて付勢することに
より、該下層に当接させて舗装材が側方に移動するのを
抑制しつつ、スクリードにて舗装材を敷均し・締固めた
後、締固められた舗装体の端部を端部締固め用部材或い
は端部締固め用スクリード或いは端部締固め用バー部材
にて締固めることにより、舗装体端部が強固に形成され
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に従って
詳述する。図1〜図5において、自走式の車両の本体
(図示せず)の後部両側にはレベリングアーム1が略垂
直面内を揺動自由に夫々取り付けられている。このレベ
リングアーム1の後端部にはフレーム2がレベリングア
ーム1間に差し渡して取り付けられている。
【0015】前記フレーム2の下部には、夫々車幅方向
に移動自由な一対の支持部材3が車両前後方向のずれた
2位置に取り付けられている。各支持部材3の下部に
は、アスファルト混合物を締固める敷均・締固め用スク
リード4が揺動自由に取り付けられている。前記敷均・
締固め用スクリード4は、振動装置(図示せず)により
加振されるようになっている。
【0016】又、フレーム2には、夫々車幅方向に移動
自由な一対のガイド部材5が前記支持部材3と同様に車
両前後方向にのずれた2位置に取り付けられている。前
記支持部材3とガイド部材5の両側部には夫々プレート
6が取り付けられている。前記各敷均・締固め用スクリ
ード4は、図示しない油圧シリンダによって、支持部材
3とガイド部材5と共にフレーム2から外側方に夫々突
出状態に移動できるようになっており、これにより締固
幅を調整できるようになっている。
【0017】図3〜図5において、各プレート6の外側
部にはエンドプレートサポート7がボルト8により夫々
取り付けられ、各エンドプレートサポート7は車両前方
に延設されている。前記プレート6とエンドプレートサ
ポート7との間には、エンドプレート9が下方に移動自
由でかつ略垂直に立設されて挟持され、エンドプレート
9の下端部は略直角に折曲形成されている。前記エンド
プレート9の前端部には板状の係止部10が取り付けら
れ、この係止部10が前記エンドプレートサポート7の
前端部に係合されて、エンドプレート9が車両後方に移
動するのを規制する。前記エンドプレート9の後端部は
敷均・締固め用スクリード4よりも車両後方に延設され
ている。
【0018】かかるエンドプレート9は、図3に示すよ
うに、付勢部材としてのスプリング13の弾性力により
下層としての路盤Aに向けて付勢される。前記敷均・締
固め用スクリード4の後部には、該スクリード4により
敷均し・締固められた舗装体端部を締固める端部締固め
用スクリード11が前記エンドプレート9に接近して略
垂直面内を揺動自由に取り付けられている。この端部締
固め用スクリード11には、これに振動を付与する電動
式振動器12が載置されている。尚、端部締固め用スク
リード11用の振動器としては、これに限らず、油圧
式,高周波式等の振動器を適用しても良い。
【0019】尚、図示しないが、敷均・締固め用スクリ
ード4の前方にはアスファルト混合物を左右に分配する
スクリューコンベア式のスプレッダが車幅方向に延長し
て設けられている。 又、車両本体にはアスファルト混
合物を貯蔵するホッパが設けられ、該ホッパ からコン
ベアを介して前記スプレッダの前方にアスファルト混合
物が散布される。
【0020】次に、かかる構成の舗装体の端部締固装置
を使用して端部締固方法について説明する。先ず、施工
幅に応じて敷均・締固め用スクリード4をフレーム2か
ら側方に突出させた後、エンドプレート9をスプリング
13の弾性力により下層としての路盤Aに当接させると
共に、該路盤A上にアスファルト混合物の敷均し厚さと
同じ厚さにセットした基台上に、敷均・締固め用スクリ
ード4及び端部締固め用スクリード11を当接させる。
又、ホッパに運搬車からアスファルト混合物を供給す
る。
【0021】そして、搬送されたアスファルト混合物を
敷均・締固め用スクリード4により敷均し締固めると共
に、該スクリード4により敷均し締固められたアスファ
ルト混合物からなる舗装体Bの端部を端部締固め用スク
リード11により締固める。この時、エンドプレート9
によってアスファルト混合物が外側方に逃げるのが抑制
される。
【0022】即ち、舗装体Bの端部のアスファルト混合
物は、エンドプレート9によって外側方に逃げるのが抑
制されつつ、敷均・締固め用スクリード4及び端部締固
め用スクリード11により締固められるので、舗装体B
の端部が図5に示すように略直角に立下げて形成され
る。このようにして舗装体Bの端部が略直角に立下げて
形成される結果、従来の型枠が不要となり、型枠の設置
・撤去作業が不要となり、又、レーキ、スコップ作業の
殆どが省略でき、作業時間が掛からず、作業能率を向上
できる。
【0023】特に、一般の道路でアスファルト舗装作業
を行う場合、種々の交通規制があり、この中で従来のよ
うな型枠の設置・撤去作業やレーキ、スコップ作業を行
うことは安全上に問題が多いが、型枠の設置・撤去作業
を不要とし、又、レーキ、スコップ作業の殆どを省略で
きた結果、作業上の安全性を大幅に高めることができ
る。
【0024】又、舗装厚みに対応させて厚みが異なる型
枠を種々用意する必要もなく、型枠の製作にかかる手間
や管理も不要となり、木材資源の浪費も抑えられる。更
に、舗装体Bの端部の出来ばえも向上できる。又、舗装
体Bの端部を敷均・締固め用スクリード4にて締固めた
後、更に、端部締固め用スクリード11により締固める
結果、舗装体Bの端部の締固強度を中央部よりも高める
ことができ、その後のローラ等による初転圧と2次転圧
に必要な密度が得られ、温度の高い状態で横ずれが発生
するのを防止できる等、転圧作業を良好に行える。
【0025】尚、図6及び図7に示すように、敷均・締
固め用スクリード4の外側部にエクステンションスクリ
ード21を取り付け、このエクステンションスクリード
21の外側部にエンドプレート9を取り付け、更に、エ
クステンションスクリード21の後方に、端部締固め用
スクリード11を、前記エンドプレート9に接近させて
取り付けるようにしても良い。
【0026】又、エンドプレートを下層としての路盤A
に向けて付勢する付勢部材として、図8,図9に示すよ
うに、エンドプレート9を油圧シリンダ31により路盤
Aに向けて付勢するようにしても良いし、図10,図1
1に示すように、エンドプレート9を捩じりコイルばね
41により路盤Aに向けて付勢するようにしても良い。
【0027】尚、エンドプレート9は車両の一方のみに
設けるだけでも良い。次に、本発明の更に他の実施例を
図12〜図20に基づいて説明する。図12及び図13
に示した実施例は、エンドプレート9として、その下端
部に路盤A上にまき出された舗装材の端面を斜めに締め
固める所定角度の傾斜板9Bを着脱自由に備えるように
したものである。
【0028】即ち、エンドプレート9は、エンドプレー
ト主体部9Aと、下端部を形成する傾斜板9Bとに分割
形成される。エンドプレート主体部9Aの下端部には外
側方に張り出すフランジ部9aが形成される。傾斜板9
Bは、水平部9bと傾斜部9cとから形成される。エン
ドプレート主体部9Aと傾斜板9Bとは、前記フランジ
部9aと水平部9bとをボルト・ナット20等の締結具
で締結することにより固定される。
【0029】前記傾斜板9Bの傾斜部9cの傾斜角度
は、該傾斜部9cと路盤Aとがなす角度αが10〜90
度となるように設定され、その角度を変えた複数の傾斜
板9Bが用意される。複数用意された傾斜板9Bは、舗
装材の種類や用途等に応じていずれか1つが選択され、
上記のようにエンドプレート主体部9Aに固定される。
【0030】例えば、舗装体B端部をすりつけとする場
合は、角度を小さくする。又、薄い舗装体B厚の場合
は、角度を60度位にする。かかる構成によると、舗装
体B端部の角度を、傾斜板9Bの種類に応じて10〜9
0度までの角度に設定することができ、舗装材の種類や
用途等に応じて最適な角度にすることができる。
【0031】この結果、締固め後のローラ等による転圧
時に、舗装体B端部がくずれることがなく、舗装体Bの
端部の出来ばえを向上できる。尚、エンドプレート主体
部9Aと傾斜板9Bとを回動可能にヒンジ結合し、所定
回動位置でエンドプレート主体部9Aと傾斜板9Bとを
固定状態とする構成を採用しても良い。
【0032】又、舗装体B端部の角度を小さく設定する
場合は、振動器12による端部締固め用スクリード11
の下方への振動効果が減少するため、エンドプレート主
体部9A或いは傾斜板9Bに同様の振動器を取り付ける
ことが望ましい。図14及び図15の実施例は、前記エ
ンドプレート9の敷均・締固め用スクリード4の後端部
よりも後方に延ばした部分を他部と別体の部材により形
成し、該別体部材を端部締固め用スクリード11に着脱
自由に取り付けるようにしたものである。
【0033】即ち、エンドプレート9は、エンドプレー
ト主体部9Cと、後端部を形成する方形状の分割板9D
とに分割形成される。分割板9Dは、端部締固め用スク
リード11の側面にボルト22により固定取付される。
又、分割板9Dの前端部には小片23が溶接等により突
出して固着されており、この小片23をエンドプレート
主体部9Cの外面下部に重合位置させて、分割板9Dの
横振れを防止するようにしている。
【0034】かかる構成において、前記分割板9Dは端
部締固め用スクリード11と一体に動作して振動し、端
部締固め用スクリード11と共に舗装体Bを締固める。
前記分割板9Dとして、その高さ方向の寸法を種々変更
したものを用意しておき、舗装体Bの厚さに応じて、使
用する分割体9Dを交換するようにする。図16及び図
17の実施例は、前記敷均・締固め用スクリード4後方
に配設した端部締固め用スクリード11に代えて、該敷
均・締固め用スクリード4の後端面近傍位置でエンドプ
レート9に接近した位置に横方向に長い端部締固め用バ
ー部材を取り付けるようにしたものである。
【0035】即ち、前記端部締固め用バー部材としてタ
ンパバー24を設ける。このタンパバー24は長方形体
形状に形成される。エンドプレート9の後端部内面と、
敷均・締固め用スクリード11後端面に固定された支持
部材25とには、夫々内側に突出して互いに対向する一
対の押さえ板26が固定取付され、この一対の押さえ板
26の内側にタンパバー24の左右両端部が挿入配置さ
れる。タンパバー24の上端部にはブラケット27が取
り付けられ、該ブラケット27には、連結棒28の下端
部が回動自由に連結される。連結棒28の上端部は、敷
均・締固め用スクリード4の後端面に固定取付された軸
受部材29に両端軸部が回動自由に支承されたクランク
軸30の偏心軸部30Aに回動自由に連結される。
【0036】従って、前記クランク軸30を油圧モータ
32等により回転駆動することにより、偏心軸部30A
を介してタンパバー24が上下動作され、この上下動作
されるタンパバー24によって、敷均・締固め用スクリ
ード4により敷均され、締固められた舗装体Bが更に締
固められる。尚、端部締固め用バー部材として、上記タ
ンパバー24に代えてプレッシャバーを設けるようにし
ても良い。このプレッシャバーは、スプリングによって
舗装体Bに押圧付勢されると共に、振動器によって高振
動が付与される。従って、プレッシャバーにより、敷均
・締固め用スクリード4により敷均され、締固められた
舗装体Bが押し付けられながらその振動により締固めら
れる。
【0037】図18及び図19の実施例は、前記エンド
プレート9の敷均・締固め用スクリード4の後端部より
も後方に延ばした部分を他部に着脱自由に連結される別
体の部材により形成し、該別体部材を路盤Aの側部の湾
曲した形状に対応して、内面が凸、外面が凹に湾曲した
形状に形成したものである。即ち、エンドプレート9
は、エンドプレート主体部9Eと、後端部を形成する方
形状であって、内面が凸、外面が凹に湾曲した形状に形
成された湾曲板9Fから形成される。前記エンドプレー
ト主体部9Eの後端部と湾曲板9F前端部には夫々フラ
ンジ部9d,9eが形成されており、両フランジ部9
d,9e同士をボルト・ナット33等の締結具を介して
締結することにより、エンドプレート主体部9Eと湾曲
板9Fとを固定する。
【0038】前記湾曲板9Fは、路盤Bの側部の湾曲し
た形状、例えば図19の半径Rの円形状に沿って湾曲し
た形状に対応して、湾曲度を適宜変更したものを複数種
用意し、路盤Aの側部形状に合わせて交換して使用す
る。又、端部締固め用スクリード11の湾曲板9F側の
側面部は、該湾曲板9F内面に近接する位置まで延設さ
れる。
【0039】図20の実施例は、前記エンドプレート9
のスクリードの後端部よりも後方に延ばした部分を他部
に略水平面内を回動自由に連結される別体の部材により
形成し、該別体部材を任意回動位置で固定する固定手段
を設け、前記端部締固め用スクリード11を前記別体部
材の回動固定位置に追従して略水平面内を回動かつ任意
回動位置で固定自由となるように配設したものであ
る。。
【0040】即ち、エンドプレート9は、エンドプレー
ト主体部9Eと、後端部を形成する方形状の平板9Gと
に分割形成される。前記エンドプレート主体部9Eの後
端部と平板9G前端部とはヒンジ34等を介して回動自
由に連結される。このヒンジ34部には、平板9Gを回
動動作させる図示しない回動装置が設けられており、路
盤Aの側部の湾曲した形状に対応して、平板9Gを、例
えば図のβの角度位置まで回動させるように構成され
る。
【0041】又、端部締固め用スクリード11は、これ
を敷均・締固め用スクリード4に連結するブラケット3
5を長さ調節可能かつ任意長さ位置で固定する構成とす
ることにより、前記平板9Gの回動固定位置に追従し、
敷均・締固め用スクリード4に対して傾斜して、平板9
G内面に近接するように位置が変更される。かかる構成
によると、次のような作用・効果を奏する。
【0042】即ち、エンドプレート9の後端部は敷均・
締固め用スクリード4の後端部よりも後方に延びてお
り、この結果、該エンドプレート9の全長はかなり長い
ものとなる。このため、曲がった道路等では、その曲線
部で接線方向の路盤Aの仕上がりが良好なものとならな
い。
【0043】従って、上記実施例では、図18,19の
実施例のように、湾曲板9Fを設け、或いは、図20の
実施例のように、傾斜して延びる平板9Gを設け、これ
ら湾曲板9F、平板9Gを路盤A側部の湾曲した形状に
対応させることにより、曲がった道路等の曲線部で接線
方向の路盤Aの仕上がりが良好なものとなる。尚、特定
の実施例を参照して本発明を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練
者等により、本発明に添付された特許請求の範囲から逸
脱することなく、種々の変更及び修正が可能であるとの
点に留意すべきである。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、エンドプ
レートを下層に向けて付勢することにより、該下層に
接させて舗装材が側方に移動するのを抑制しつつ、スク
リードにて舗装材を敷均し・締固めた後、締固められた
舗装体の端部を端部締固め用部材にて締固める方法と
し、この方法を達成する装置として、下層上にまき出さ
れた舗装材を敷均し・締固めるスクリード側部にエンド
プレートを設け、前記スクリード後方に、該スクリード
とは別の端部締固め用スクリードをエンドプレートに接
近させて配設するようにしたから、型枠を不要にして、
型枠使用による種々の問題点を排除でき、しかも、舗装
体端部を強固に締固めることができ、作業能率の向上
と、締固性能の向上と、作業上の安全性の向上とを図れ
ると共に、その後の転圧作業を良好に行えるという利点
がある。
【0045】エンドプレートとして、その下端部に下層
上にまき出された舗装材の端面を斜めに締め固める所定
角度の傾斜板を着脱自由に備えた構成とすれば、舗装体
端部の角度を、傾斜板の種類に応じた所定角度に設定す
ることができ、舗装材の種類や用途等に応じて最適な角
度にすることができ、もって、締固め後のローラ等によ
る転圧時に、舗装体端部がくずれることがなく、舗装体
の端部の出来ばえを向上できる。
【0046】又、前記エンドプレートのスクリードの後
端部よりも後方に延ばした部分を他部と別体の部材によ
り形成し、該別体部材を端部締固め用スクリードに着脱
自由に取り付けるようにすれば、該別体部材が端部締固
め用スクリードと一体に動作して振動し、端部締固め用
スクリードと共に舗装体を締固める。更に、前記敷均・
締固め用スクリード後方に配設した端部締固め用スクリ
ードに代えて、該敷均・締固め用スクリードの後端面近
傍位置でエンドプレートに接近した位置に横方向に長い
端部締固め用バー部材を取り付けるようにしても良い。
【0047】又、前記エンドプレートのスクリードの後
端部よりも後方に延ばした部分を他部に着脱自由に連結
される別体の部材により形成し、該別体部材を路盤の側
部の湾曲した形状に対応して、内面が凸、外面が凹に湾
曲した形状に形成するか、或いは、前記別体部材を任意
回動位置で固定する固定手段を設け、前記端部締固め用
スクリードを前記別体部材の回動固定位置に追従して略
水平面内を回動かつ任意回動位置で固定自由となるよう
に配設すれば、曲がった道路等の曲線部で接線方向の路
盤の仕上がりが良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る舗装体の端部締固装置の一実施
例を示す後面図
【図2】 同上実施例の平面図
【図3】 同上実施例の側面図
【図4】 同上実施例の要部平面図
【図5】 同上実施例の要部後面図
【図6】 他の実施例の後面図
【図7】 同上の他の実施例の平面図
【図8】 同上実施例の変形例の側面図
【図9】 同上の変形例の要部断面図
【図10】 更に他の変形例の側面図
【図11】 同上の更に他の変形例の要部断面図
【図12】 更に他の実施例の要部側面図
【図13】 同上の更に他の実施例の要部後面図
【図14】 更に他の実施例の要部側面図
【図15】 同上の更に他の実施例の要部平面図
【図16】 更に他の実施例の要部側面図
【図17】 同上の更に他の実施例の要部平面図
【図18】 更に他の実施例の要部側面図
【図19】 同上の更に他の実施例の要部平面図
【図20】 更に他の実施例の要部平面図
【符号の説明】
4 敷均・締固め用スクリード 9 エンドプレート 11 端部締固め用スクリード 12 振動器 13 スプリング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−8736(JP,A) 特開 昭55−42950(JP,A) 実開 昭62−190707(JP,U) 実公 昭58−20642(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延設して備えられ、下層上に
    まき出された舗装材を敷均し・締固める敷均・締固め用
    スクリード側部に取り付けられるエンドプレートであっ
    て、該スクリードの後端部より後方かつ車幅方向と略直
    交する方向に延び、前記下層に向けて移動可能なエンド
    プレートを前記下層に向けて付勢して該下層に当接させ
    ることにより舗装材が側方に移動するのを抑制しつつ、
    敷均・締固め用スクリードにて舗装材を敷均し・締固め
    た後、締固められた舗装体の端部を端部締固め用部材に
    て締固めることを特徴とする舗装体の端部締固方法。
  2. 【請求項2】 下層上にまき出された舗装材を敷均し・
    締固める敷均・締固め用スクリードを車幅方向に延設し
    て備えると共に、前記スクリード側部に、該スクリード
    の後端部より後方かつ車幅方向と略直交する方向に延
    び、前記下層に向けて移動可能なエンドプレートを取り
    付け、当該エンドプレートを前記下層に向けて付勢する
    付勢部材を設ける一方、前記スクリード後方に、該スク
    リードにより敷均し・締固められた舗装体端部を締固め
    る端部締固め用スクリードを前記エンドプレートに接近
    させて配設したことを特徴とする舗装体の端部締固装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エンドプレートは、その下端部に下
    層上にまき出された舗装材の端面を斜めに締め固める所
    定角度の傾斜板を着脱自由に備えた構成である請求項2
    記載の舗装体の端部締固装置。
  4. 【請求項4】 前記エンドプレートのスクリードの後端
    部よりも後方に延ばした部分を他部と別体の部材により
    形成し、該別体部材を端部締固め用スクリードに着脱自
    由に取り付けてなる請求項2又は3記載の舗装体の端部
    締固装置。
  5. 【請求項5】 前記敷均・締固め用スクリード後方に配
    設した端部締固め用スクリードに代えて、該敷均・締固
    め用スクリードの後端面近傍位置でエンドプレートに接
    近した位置に横方向に長い端部締固め用バー部材を取り
    付けてなる請求項2〜4のうちいずれか一つに記載の舗
    装体の端部締固装置。
  6. 【請求項6】 前記エンドプレートのスクリードの後端
    部よりも後方に延ばした部分を他部に着脱自由に連結さ
    れる別体の部材により形成し、該別体部材を下層の側部
    形状に対応して、内面が凸、外面が凹に湾曲した形状に
    形成してなる請求項2〜5のうちいずれか一つに記載の
    舗装体の端部締固装置。
  7. 【請求項7】 前記エンドプレートのスクリードの後端
    部よりも後方に延ばした部分を他部に略水平面内を回動
    自由に連結される別体の部材により形成し、該別体部材
    を任意回動位置で固定する固定手段を設け、前記端部締
    固め用スクリードを前記別体部材の回動固定位置に追従
    して略水平面内を回動かつ任意回動位置で固定自由とな
    るように配設してなる請求項2〜5のうちいずれか一つ
    に記載の舗装体の端部締固装置。
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