JP5032942B2 - アスファルトフィニッシャのサイドプレート - Google Patents
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Description
そして、左右スクリードを縁石bの内端より内側に位置させると共に、センター及び左右スクリードの下面を縁石bの上面より上方に位置させて、図14(a)に示す様に、サイドプレートpの下端を縁石bの上面より若干上方に位置させて、舗装面cが縁石bの上面より上方になる様にアスファルト合材aを敷き均していた。
而も、垂直面部の下部より内側且つ下方へ斜めに連続形成された内方傾斜面部の下端に外方傾斜面部を連続形成したので、サイドプレートの内側面における垂直面部をスクリードの外側面に揃えても、外方傾斜面部が縁石より内側に位置させることが出来るため、スクリードの外側を縁石の直近まで接近させることが出来、よって舗装面の仕上がりを更に向上させることが出来る。
更に、外方傾斜面部の下端より外方へ下向きの水平面部を連続形成したので、作業中に外方傾斜面部の下端が縁石から離れても水平面部部によりアスファルト合材を押さえ付けることが出来るため、舗装ムラをなくすことが出来る。
アスファルトフィニッシャは、図4、5に示すように、主に車輛部1の前部に設けたアスファルト合材等の合材Aを貯留するホッパ2と、後部に設けた、ホッパ2内の合材Aを左右に移送するスクリューコンベア3と、該スクリューコンベア3の後方に設けた、合材Aを締め固めるスクリード装置4とにより構成し,該スクリード装置4の両側部に、スクリューコンベア3による合材Aの左右移送範囲を規制するサイドプレート5、5aが装着されている。
尚、スクリード装置4はセンタースクリード6と、該センタースクリード6の後部に、舗装面Bの幅員に応じて左右に移動可能なサイドスクリード7、7aとを備え、該サイドスクリード7、7aの側端部にサイドプレート5、5aが装着されている。
又、サイドスクリード7、7aは、舗装作業中の道路幅員の増減に対応して自動的に移動可能にしても良い。
上記プレート本体9の内側面10は、その大部分を垂直面部11で占め、下部に外方且つ下方への外方傾斜面部12を備え、好ましくは、垂直面部11の下端より内方且つ下方へ連続形成した内方傾斜面部13の下端より外方傾斜面部12を連続形成し、内方傾斜面部13は垂直面部11に対し約135度の角度に設定し、外方傾斜面部12は内方傾斜面部13に対し略直角に設定している。
又、プレート本体9の下端より内方へ水平板部14を形成して、外方傾斜面部12より下向きの水平面部15を連続形成するのが好ましい。
上記シリンダー17は複動型単ロッド式の油圧シリンダーで、その上下部に形成した油出入口20、20a と、サイドスクリード7の上面に設置した油圧ポンプ21に接続した切換弁22の一対の接続口23、23a に、可撓性を有する送油チューブ24、24a の両端部を接続し、又上記切換弁22に切換ハンドル25を設けている。
尚、上記上下動駆動手段16は油圧式のシリンダーに限定せず、要するに取付枠8に対しプレート本体9を自動的に上下動させて高さ位置を調整可能にし且つ任意高さに固定可能にするものであれば良い。
具体的には、図6〜10に示す様に、取付枠8に対し着脱可能なフレーム31にセンサー30を取り付け、フレーム31は縦フレーム部材32及び該縦フレーム部材32の上端より前方へ水平突出した横フレーム部材33からなる主フレーム34と、横フレーム部材33に設けたスライド部材35に対し上下動可能に取り付けた縦杆36とで構成し、該縦杆36の下端にセンサー30を装着している。
この時、図12、13に示す様に、スクリューコンベヤ3で移送するアスファルト合材Aの先頭は、サイドプレート5、5aに当ってそれ以上拡散されることが阻止される。
そして、サイドプレート5、5aに当ったアスファルト合材Aは、その場で滞留することなく後から移送されてくるアスファルト合材Aに押圧され縁石Bまで一杯に送られると同時に、サイドプレート5、5aにおける下向きの外方傾斜面部12により下方圧縮され押し固められる。
具体的には、作業者は油圧ポンプ21を作動させ、切換弁22の切換ハンドル25を中央のニュートラル位置から上動側又は下動側へ左右方向にひねることで、圧油が油圧シリンダー17に送られ、図11(a)に示す様に、上方の油出入口20より油圧シリンダー17内に圧油が送入されると共に、下方の油出入口20a より油圧シリンダー17内の油が油圧ポンプ21側へ送出されて、ロッド18が前進し油圧シリンダー17が伸長して、取付枠8に対しプレート本体9を上動させ、図11(b)に示す様に、下方の油出入口20a より油圧シリンダー17内に圧油が送入されると共に、上方の油出入口20より油圧シリンダー17内の油が油圧ポンプ21側へ送出されて、ロッド18が後退し油圧シリンダー17が収縮して、取付枠8に対しプレート本体9を下動させる様にしている。
尚、プレート本体9の最下点は、スクリード装置4(サイドスクリード7、7a)の下面より若干下方、具体的には約1〜2cm程度下方に設定する様にしている。
3 スクリューコンベヤ
4 スクリード装置
5、5a サイドプレート
7、7a サイドスクリード
10 内側面
11 垂直面部
12 外方傾斜面部
13 内方傾斜面部
15 水平面部
16 上下動駆動手段
17 シリンダー
18 ロッド
19 シリンダ本体
30 センサー
Claims (5)
- アスファルトフィニッシャにおける後部のスクリード装置の両側部に設けられ、ホッパから中央に投下された合材のうちスクリューコンベアで両側方へ移送される合材の拡散範囲を規制するサイドプレートにおいて、
内側面に、アスファルトフィニッシャの進行方向に沿って延在してほぼ垂直に起立した垂直面部と、該垂直面部の下部より外側且つ下方へ斜めに連続形成された外方傾斜面部とを備え、垂直面部の下部より内側且つ下方へ斜めに連続形成された内方傾斜面部の下端に外方傾斜面部を連続形成したことを特徴とするアスファルトフィニッシャのサイドプレート。 - 外方傾斜面部の下端より外方へ下向きの水平面部を連続形成したことを特徴とする請求項1記載のアスファルトフィニッシャのサイドプレート。
- 請求項1乃至請求項2記載のサイドプレートは、スクリード装置側への取付枠と、該取付枠に対し上下動可能なプレート本体とを備え、取付枠にプレート本体の上下動駆動手段を備えたことを特徴とするアスファルトフィニッシャのサイドプレート。
- 上下動駆動手段を、取付枠の上面に倒立配置したシリンダーとし、該シリンダーのロッドの下端を取付枠の上面に、シリンダ本体をプレート本体に夫々固定したことを特徴とする請求項3記載のアスファルトフィニッシャのサイドプレート。
- 請求項1乃至請求項4記載のサイドプレートの前端部より前方に、舗装直前の被舗装部の端部の位置をモニターするセンサーを設置したことを特徴とするアスファルトフィニッシャのサイドプレート。
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