JP3062108B2 - アスファルトフィニッシャのスクリード装置 - Google Patents

アスファルトフィニッシャのスクリード装置

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JP3062108B2
JP3062108B2 JP8352255A JP35225596A JP3062108B2 JP 3062108 B2 JP3062108 B2 JP 3062108B2 JP 8352255 A JP8352255 A JP 8352255A JP 35225596 A JP35225596 A JP 35225596A JP 3062108 B2 JP3062108 B2 JP 3062108B2
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asphalt
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和彦 福地
賢治 鎌田
恒一 岡田
勇 阿部
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株式会社伊藤組
東北建設機械販売株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面等を舗装する
ためのアスファルトフィニッシャのスクリード装置の技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路等を舗装する場合、アスフ
ァルトフィニッシャにより、路面へのアスファルト合材
の拡散作業と、該拡散されたアスファルト合材をスクリ
ードで締固める(初期圧縮)作業と敷均す作業とを行
い、続いてロードローラ等の重い転圧機械により再度の
路面の締固め(二次圧縮)作業をすることで行ってい
る。この場合に、道路の端部に街梁や縁石等がないよう
なところでは、スクリードにより締固め部位の側縁部が
垂直面状態になるため、該側縁部が転圧機械により締固
める際に崩れてしまうことがある。このため従来、側縁
部が崩れないよう予め木材等で型枠を形成した後、舗装
作業をするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記従来の型
枠を用いるものでは、型枠の設置作業、そして該型枠の
撤去作業が必要で多大な労力が掛かるうえ、作業時間が
長くなる等、作業性の悪いものになってしまうという問
題がある。特に、一般の道路でアスファルト舗装作業を
行うような場合では、種々の交通規制があるなかで、前
記型枠の設置、撤去作業等の作業が強いられることとな
って安全上の面でも問題が生じる。しかも、それぞれの
舗装場所に応じて舗装厚みが異なるため、これに対応し
て型枠を形成する必要があり種々の型枠を用意しなけれ
ばならず、型枠の製作に手間がかかるばかりでなく、管
理上の問題も生じる。一方、舗装幅が広い場合に、複数
に分割して舗装することがあり、このような場合に、垂
直端面同志を突き合わせて縦ジョイントを形成しようと
したとき、突き合わせ面に隙間が生じたりしやすく、そ
の補修に手間がかかる。これを回避するには、既転圧面
の端面部に合材をオーバーラップするように敷均した
後、該オーバーラップした合材をレーキ等で取り除いて
から転圧する工法があるが、取り除き作業に手間がかか
るという問題がある。
【0004】そこで、舗装合材の端面を傾斜状にして合
材端部の崩れ防止を計ると共に、傾斜状端面の上に次行
程の舗装をするようにして合わせ面に隙間が生じないよ
うにしたものが、例えば実公平3−27049号公報、
特開平5−195510号公報において提唱されてい
る。まず前者のものは、傾斜板を、振動式スクリードの
垂直状の側板下端から左右方向外方に突出するよう延設
し、該スクリードの振動と共に傾斜板を振動させて合材
端部を傾斜状に締固める構成となっている。しかるに合
材は、走行機体の前進、スクリュースプレッダによる拡
散等に伴う自然な流れに従い左右方向に拡散されるもの
の流動性に乏しいため、傾斜側板側への拡散が垂直状側
板に邪魔されて合材不足になる傾向にあり、この合材不
足は、合材の左右方向端部への拡散量が少なくなるほど
顕著で、この場合には合材の傾斜板部位の締固め度が低
くなって、重い転圧機械による締固めに耐えられず合材
端部の崩れ防止効果に欠けるという問題が依然としてあ
る。一方、後者のものは、スクリードの後方に端部締固
め用の補助スクリードを後方に突出するよう配し、スク
リードで敷均された合材端部を、補助スクリードで再度
締固めるようにしている。ところでアスファルトフィニ
ッシャは、スクリードの後部に、該スクリードの左右全
幅に亘りステップを設けてオペレータが舗装状況を確認
できるようにしており、特に、舗装左右端位置の確認は
重要で、左右端部位置までステップにより移動できるよ
うにすることが要求される。この結果、スクリードの後
方端部に補助スクリードを突出状に設けたものでは、ス
テップを左右方向一列状に設けることが難しいことにな
って、作業性が損なわれるという問題があり、ここに本
発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、第1の発明は、スクリュースプ
レッダで左右に拡散されたアスファルト合材の敷均しを
スクリード板で行うスクリード装置を備えてなるアスフ
ァルトフィニッシャであって、前記スクリード装置の左
右方向端部に、平面視でスクリード板にオーバーラップ
する上端部位から下側ほど左右方向外方に向けて傾斜
し、下端がスクリード板の左右方向端部より外方に位置
し、かつスクリード板面より下方に至る内側面を有した
傾斜側板を、スクリード板位置より前方に延長するよう
にして設、前記傾斜側板の内側面にスクリード板よ
り前方で前高後低状に傾斜し、該傾斜下端からスクリー
ド板の前端に至る下側面を有した合材絞り込み板を設け
ると共に、前記傾斜側板は、下端縁が直線状態のまま合
材絞り込み板より前方のスクリュースプレッダ側方位置
まで延長形成されているアスファルトフィニッシャのス
クリード装置である。また第2の発明は、スクリュース
プレッダで左右に拡散されたアスファルト合材の敷均し
をスクリード板で行うスクリード装置を備えてなるアス
ファルトフィニッシャであって、前記スクリード装置の
左右方向端部に、平面視でスクリード板にオーバーラッ
プする上端部位から下側ほど左右方向外方に向けて傾斜
し、下端がスクリード板の左右方向端部より外方に位置
し、かつスクリード板面より下方に至る内側面を有した
傾斜側板を、スクリード板位置より前方に延長するよう
にして設け、前記傾斜側板の内側面に、スクリード板よ
り前方で前高後低状に傾斜し、該傾斜下端からスクリー
ド板の前端に至る下側面を有した合材絞り込み板を設け
ると共に、前記合材絞り込み板と傾斜側板とのあいだに
は、後方に至るほど左右方向外方でかつ低位になるよう
傾斜したコーナー部が形成されているアスファルトフィ
ニッシャのスクリード装置である。さらに第3の発明
は、スクリュースプレッダで左右に拡散されたアスファ
ルト合材の敷均しをスクリード板で行うスクリード装置
を備えてなるアスファルトフィニッシャであって、前記
スクリード装置の左右方向端部に、平面視でスクリード
板にオーバーラップする上端部位から下側ほど左右方向
外方に向けて傾斜し、 下端がスクリード板の左右方向端
部より外方に位置し、かつスクリード板面より下方に至
る内側面を有した傾斜側板を、スクリード板位置より前
方に延長するようにして設け、前記傾斜側板の内側面
に、スクリード板より前方で前高後低状に傾斜し、該傾
斜下端からスクリード板の前端に至る下側面を有した合
材絞り込み板を設けると共に、傾斜側板は、機体側に固
定される固定側板と、該固定側板に対し傾斜方向に位置
調整自在で、かつ後端部がスクリード板の後端より後方
に延出した可動側板とで構成されているアスファルトフ
ィニッシャのスクリード装置である。 この第3の発明に
ついて、固定側板と可動側板とのあいだには、可動側板
を傾斜下方に向けて付勢するための弾機が介装されてい
るアスファルトフィニッシャのスクリード装置とするこ
とができる。 そして、この様にすることにより、路面に
舗設されるアスファルト合材を左右方向端部にまでよく
確保された状態とすることができる。この様にすること
により、路面に舗設されるアスファルト合材を左右方向
端部にまでよく確保されたものとすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。図面において、1はアスフ
ァルトフィニッシャであって、該アスファルトフィニッ
シャ1は、運転席2の前方に配設されアスファルト合材
Mが積載されるホッパ3、該ホッパ3に積載されたアス
ファルト合材Mを車体後方に搬送するバーコンベア4、
該バーコンベア4から搬送されたアスファルト合材Mを
路面GLの左右作業幅員方向に拡散するスクリュースプ
レッダ5等の各種部材装置から構成されており、さらに
その後方には、スクリュースプレッダ5で路面GLに拡
散されたアスファルト合材Mを締固め、敷均しをするス
クリード装置6が設けられていること等は何れも従来通
りとなっている。
【0007】そして、前記スクリード装置6は、前方に
位置する主スクリード装置6A、後方に位置する伸縮ス
クリード装置6B、さらに必要においてさらに補助スク
リード装置6Cが設けられるが(本実施の形態では、図
1に示されるように、機体進行方向左側に補助スクリー
ド装置6Cが設けられ、右側には設けられていないもの
で説明されている)、スクリード装置6は路面側を向い
て左右方向に長く形成され、アスファルト合材Mの溜ま
り量を適量に平均化する合材ゲート6a、該適量に平均
化されたアスファルト合材Mを締固めるタンパ装置6
b、これら合材ゲート6a、タンパ装置6bの後方に配
設されてアスファルト合材Mを敷均すスクリード板(ス
クリードプレート)6c等が配設されている。そしてア
スファルトフィニッシャ1は、走行することに伴いアス
ファルト合材Mを拡散し、締固め、そしてスクリード板
6cが敷均すという一連の作業を行い、このようにして
路面GLに舗装合材Mが舗設されるように設定されてい
る。尚、7はアスファルトフィニッシャの最後部、つま
り伸縮スクリード装置6Bおよび補助スクリード装置6
Cの後部に配設されるステップであって、該ステップ7
に立ったオペレータが道路端部の舗装仕上げ状況等の点
検を行えるようになっている。
【0008】さて、前記伸縮、補助スクリード装置6
B、6Cの左右方向両端部には、本発明が実施された端
部用スクリード装置8が着脱自在に取付けられており、
伸縮、補助スクリード装置6B、6Cと共にアスファル
ト合材Mの締固め、敷均しを行うように設定されてい
る。つまり、端部用スクリード装置8は前後方向に長く
形成された固定側板9と可動側板10とで構成される
が、まず固定側板9について説明する。この固定側板9
は、図2から明らかなように、前端部はスクリュースプ
レッダ5の側方位置まで延長形成されたものであるが、
上半部を構成する略垂直状板面である縦辺部9aと、下
半部を構成し、内側面が下側ほど左右方向外方に向けて
傾斜するよう傾斜状板面で形成された傾斜辺部9bとに
より構成されており、該傾斜辺部9bの下端が前記スク
リード板6cに達する長さに寸法設定されている。そし
て固定側板9は、縦辺部9aの後部が伸縮、補助スクリ
ード装置6B、6Cの左右両側部に着脱自在に固着され
るようになっており、これによって、端部用スクリード
装置8は、前端部が伸縮、補助スクリード装置6B、6
Cの前方に配設のスクリュースプレッダ5側方対応部位
にまで至る状態で配設されるように設定されている。
【0009】一方、固定側板9の縦辺部9aの下端縁に
は垂下状の延長辺部9cが延設されているが、該延長辺
部9cの下端縁は、伸縮、補助スクリード装置6B、6
Cに隣接する後方部位ではスクリード板6cに達する長
さに形成されるが、伸縮、補助スクリード装置6B、6
Cよりも前方の前方部位では下端縁が次第に短くなるよ
う切欠かれた状態に一体形成されている。そして、前記
後方部位での延長辺部9cと傾斜辺部9bとのあいだに
は、これらを連結する状態で、かつスクリード板6cと
略面一状となってアスファルト合材の敷均しをする下側
板9dが一体的に形成されている。ここで、下側板9d
は、スクリード板6cの左右方向外方に続く状態で形成
されて補助スクリード板として作用することになるが、
本実施の形態の下側板9dは、スクリード板6cの前端
対応位置よりもさらに前方位置にまで突出して形成され
ている。これに対し、前記前方部位における延長辺部9
cと傾斜辺部9bとのあいだには、延長辺部9cの下端
縁に沿う状態で前高後低状に傾斜する合材絞り込み板9
eが一体的に形成されている。この合材絞り込み板9e
は、伸縮、補助スクリード装置6B、6Cよりは前方に
位置しており、低位の傾斜下端(後端)が前記下側板9
dと連続面となっていて、アスファルト合材Mは後述す
るように合材絞り込み板9eにより絞り込まれる状態で
下側板9dに敷均されるように設定されている。さら
に、固定側板9の後部は、一体形成された覆蓋板9fに
より延長辺部9c、傾斜辺部9b、下側板9dとで形成
される三角形状の空隙部が覆蓋されるようになっている
一方、固定側板9の前部は開口されたままとなってい
る。
【0010】前記可動側板10は、前後方向に長い平板
状部材からなり、前端は固定側板9の前端と略一致して
いて、図2に示すようにスクリュースプレッダ5の側方
位置まで延長形成されているが、後端は固定側板9の後
端(スクリード板6cの後端と略一致)よりも後方に延
出した構成になっているが、その下縁には肉厚状の下端
部10aが形成されたものとなっている。そして、可動
側板10は、上面に固定された前後一対の四角ロッド1
0bが、固定側板9側の傾斜辺部9bの上面に固着され
た前後一対のガイド角筒11に抜き差し自在に嵌合する
ことによって傾斜方向に移動可能に配設されるように設
定されている。さらに、固定側9の前後方向中央部に
は油圧シリンダ(油圧ホイスト)12が設けられ、その
ロッド部12aを可動側10側に設けられた支持ブラ
ケット13に連結することで、可動側板10はロッド部
12aの伸縮作動に基づいて固定側板9に対して傾斜方
向に位置調整自在となるように設定されており、可動側
板10の下端部10aは、固定側板傾斜辺部9bに続く
状態で傾斜辺9b下端よりも外方に位置し、かつ下側板
9dよりも下方に至るよう、適宜突出量に調整できるよ
うに設定されている。これによって、端部用スクリード
装置8には、平面視で下側板9d(端部用スクリード
板)にオーバーラップする上端部位から下側ほど左右方
向外方に向けて傾斜し、下端が下側板9dの左右方向端
部より外方に位置し、かつ下側板9dの板面より下方に
至る内側面を有した本発明の傾斜側板が形成されるよう
になっており、該下方に突出する部位がアスファルト合
材Mの端部を傾斜状に成形するように設定されている。
ここで、前記油圧ホイスト12のロッド部12aと可動
側板10との連結部は、ロッド部12aの外周面から突
出するピン12bが、支持ブラケット13に穿設された
長孔13aに移動自在に嵌合している一方、ロッド部1
2aの先端は圧縮弾機14を介して可動側板10の下端
部10aに連結されるようになっており、該下端部10
aは圧縮弾機14により路面GLに押し付けられる方向
に付勢された状態となるように設定されている。これに
よって、可動側板下端部10aは、路面GLに凹凸があ
るような場合でも、該下端部10aの路面GLに対する
追随性が計れて、アスファルト合材Mの横漏れが防止で
きるように設定されている。
【0011】さらに、前記端部用スクリード装置8に
は、取付け辺15を介して補助タンパバー16が装着さ
れているが、該補助タンパバー16は、延長辺部9cに
開設した貫通孔H1を介して伸縮、補助スクリード装置
6B、6Cの前方に配設されたタンパ装置6bの駆動部
(図示せず)に連動連結されていると共に、補助タンパ
バー16の下端部は端部用スクリード板相当部位よりも
前方の下側板9dに開設された貫通孔H2を貫通する状
態となっており、これによって補助タンパバー16は、
タンパ装置6bの駆動に伴い共に作動して、端部用スク
リード板側に供給されるアスファルト合材Mを均一に締
固めるように設定されている。
【0012】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、アスファルトフィニッシャ1は走行すること
に伴い、路面GLに拡散したアスファルト合材Mを主、
伸縮、補助スクリード装置6A、6B、6Cおよび端部
用スクリード装置8によって所定厚に締固め、敷均され
て、路面GLに舗装されることになる。そしてこの場合
に、端部用スクリード装置8により敷均された舗装合材
Mの左右端部は、アスファルト合材Mの供給がよく確保
された状態で傾斜状に成形される。
【0013】つまり、端部用スクリード装置8の前方対
応部位に供給されるアスファルト合材Mは、傾斜辺部9
bおよび可動側下端部10aによって左右方向外方へ
の流出が規制される状態で、かつ前高後低状の合材絞り
込み板9eによって誘導される状態で絞り込まれそして
押圧されることになるが、この場合に、傾斜辺部9bと
合材絞り込み板9eとにより形成されるコーナー部C
は、後方に至るほど左右方向外方でかつ低位になるよう
傾斜している。このため、合材絞り込み板9eによる押
圧作用を受けた部位のアスファルト合材Mは、合材絞り
込み板9eによる押圧作用が未だない左右方向側に押し
やられ、そのうちの傾斜辺部9b側、つまり前記コーナ
ー部C側に押しやられたものは、後方ほど暫時低くなり
ながら左右方向外方に広くなる合材絞り込み板9eがこ
れに追い打ちをかけるようにして押圧していくことにな
って、アスファルト合材Mの左右方向外方側への誘導が
なされる。この結果、アスファルト合材Mは、可動側板
10の下端部10aの下端部位にまでよく供給されるこ
とになって、供給不足が生じることが防止され、このよ
うによく供給されたアスファルト合材Mが、補助タンパ
バー16、下側板(端部用スクリード板)9dによる締
固め、敷均し作用を受け、重い転圧機械による二次圧縮
に充分耐えられる締固め度のものに仕上げることができ
る。このように、本発明が実施された形態のものでは、
左右端部でのステップ7の配設に邪魔になる伸縮、補助
スクリード装置6B、6Cの後方ではなく、伸縮、補助
スクリード装置6B、6Cの左右方向外側方において舗
装端部を傾斜状に成形できるものでありながら、舗装端
部へのアスファルト合材Mの供給不足が生じることを防
止し、二次圧縮に耐え得るものにできる。しかも、舗装
厚の調整は、固定側板9に対する可動側板10の移動調
整を行うことで容易にできる。
【0014】またこのものでは、舗装端部は可動側板1
0によって傾斜状に成形されるが、該可動側板10は、
スクリード後端よりも後方に延出していて、主、伸縮、
補助スクリード装置6A、6B、6C、そして下側板9
dによる成形工程が終わった以降についても舗装端部の
成形をすることになって、より強度のある舗装端部の成
形ができるという利点がある。しかも、可動側板10
は、左右方向最も外端に位置するため、ステップ7と干
渉しない配置で後方延長ができる。
【0015】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、傾斜側板の形状は前記第一の実施の形
態のごとく下端部まで傾斜状態となってアスファルト合
材の左右両端部を傾斜面に形成するものに限定されるこ
とはなく、図7に示す第二の実施の形態の如く、傾斜側
板8aの下端部が垂直状に折曲される構成としてもよ
い。
【0016】さらに、端部用スクリード装置8には、端
部用スクリード板9dを加熱するためのバーナ装置を取
付けることができ、この場合例えば図8に示す第三の実
施の形態のように構成することができる。つまりバーナ
装置17は、タンパバー16の前方乃至後方に設けた取
付け部材19に止着されて端部用スクリード板9dの前
部を加熱するように設定されている。このようにするこ
とによって、アスファルト合材Mが端部用スクリード板
9dに付着するのを回避でき、仕上げ面の向上等を計る
ことができる。
【0017】また、本発明は、スクリード装置を、前記
実施の形態のように主スクリード装置に端部用スクリー
ド装置を着脱自在に設けた構成に限定されることなく、
一体化したものにすることができ、この場合に、スクリ
ード装置の側板自身を、下側ほど左右方向外方に向けて
傾斜した構成にすればよく、このようにすることで装置
の一体化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトフィニッシャの概略側面図であ
る。
【図2】アスファルトフィニッシャの概略平面図であ
る。
【図3】端部用スクリード装置の側面図である。
【図4】端部用スクリード装置の背面図である。
【図5】要部を説明する斜視図である。
【図6】図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ傾斜辺
部を取外した状態の固定側板の平面図、側面図、正面図
である。
【図7】第二の実施の形態の端部用スクリード装置を説
明する背面図である。
【図8】第三の実施の形態の端部用スクリード装置にお
いて、傾斜辺部を取外した状態の固定側板の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 アスファルトフィニッシャ 5 スクリュースプレッダ 6 スクリード装置 6c スクリード板 7 ステップ 8 端部用スクリード装置 9 固定側板 9b 傾斜辺部 9d 下側板 9e 合材絞り込み板 10 可動側板 10a 下端部 11 ガイド角筒 12 油圧シリンダ 12a ロッド部 13 支持ブラケット 14 圧縮弾機 M アスファルト合材 GL 路面 C コーナー部
フロントページの続き (72)発明者 岡田 恒一 宮城県仙台市宮城野区南目館20番15号 東北建設機械販売株式会社内 (72)発明者 阿部 勇 宮城県仙台市宮城野区南目館20番15号 東北建設機械販売株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−26506(JP,A) 実開 平6−63607(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュースプレッダで左右に拡散され
    たアスファルト合材の敷均しをスクリード板で行うスク
    リード装置を備えてなるアスファルトフィニッシャであ
    って、前記スクリード装置の左右方向端部に、平面視で
    スクリード板にオーバーラップする上端部位から下側ほ
    ど左右方向外方に向けて傾斜し、下端がスクリード板の
    左右方向端部より外方に位置し、かつスクリード板面よ
    り下方に至る内側面を有した傾斜側板を、スクリード板
    位置より前方に延長するようにして設、前記傾斜側板
    の内側面にスクリード板より前方で前高後低状に傾斜
    し、該傾斜下端からスクリード板の前端に至る下側面を
    有した合材絞り込み板を設けると共に、前記傾斜側板
    は、下端縁が直線状態のまま合材絞り込み板より前方の
    スクリュースプレッダ側方位置まで延長形成されている
    アスファルトフィニッシャのスクリード装置。
  2. 【請求項2】 スクリュースプレッダで左右に拡散され
    たアスファルト合材の敷均しをスクリード板で行うスク
    リード装置を備えてなるアスファルトフィニッシャであ
    って、前記スクリード装置の左右方向端部に、平面視で
    スクリード板にオーバーラップする上端部位から下側ほ
    ど左右方向外方に向けて傾斜し、下端がスクリード板の
    左右方向端部より外方に位置し、かつスクリード板面よ
    り下方に至る内側面を有した傾斜側板を、スクリード板
    位置より前方に延長するようにして設け、前記傾斜側板
    の内側面に、スクリード板より前方で前高後低状に傾斜
    し、該傾斜下端からスクリード板の前端に至る下側面を
    有した合材絞り込み板を設けると共に、前記合材絞り込
    み板と傾斜側板とのあいだには、後方に至るほど左右方
    向外方でかつ低位になるよう傾斜したコーナー部が形成
    されているアスファルトフィニッシャのスクリード装
    置。
  3. 【請求項3】 スクリュースプレッダで左右に拡散され
    たアスファルト合材の敷均しをスクリード板で行うスク
    リード装置を備えてなるアスファルトフィニッシャであ
    って、前記スクリード装置の左右方向端部に、平面視で
    スクリード板にオーバーラップする上端部位から下側ほ
    ど左右方向外方に向けて傾斜し、下端がスクリード板の
    左右方向端部より外方に位置し、かつスクリード板面よ
    り下方に至る内側面を有した傾斜側板を、スクリード板
    位置より前方に延長するように して設け、前記傾斜側板
    の内側面に、スクリード板より前方で前高後低状に傾斜
    し、該傾斜下端からスクリード板の前端に至る下側面を
    有した合材絞り込み板を設けると共に、傾斜側板は、機
    体側に固定される固定側板と、該固定側板に対し傾斜方
    向に位置調整自在で、かつ後端部がスクリード板の後端
    より後方に延出した可動側板とで構成されているアスフ
    ァルトフィニッシャのスクリード装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、固定側板と可動側板
    とのあいだには、可動側板を傾斜下方に向けて付勢する
    ための弾機が介装されているアスファルトフィニッシャ
    のスクリード装置。
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